JPH11139738A - 大物搭載傾斜搬送装置 - Google Patents
大物搭載傾斜搬送装置Info
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- JPH11139738A JPH11139738A JP9348437A JP34843797A JPH11139738A JP H11139738 A JPH11139738 A JP H11139738A JP 9348437 A JP9348437 A JP 9348437A JP 34843797 A JP34843797 A JP 34843797A JP H11139738 A JPH11139738 A JP H11139738A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- depth
- tread
- steps
- enlarged
- wheelchair
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
- B66B—ELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
- B66B23/00—Component parts of escalators or moving walkways
- B66B23/08—Carrying surfaces
- B66B23/12—Steps
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
- B66B—ELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
- B66B31/00—Accessories for escalators, or moving walkways, e.g. for sterilising or cleaning
- B66B31/006—Accessories for escalators, or moving walkways, e.g. for sterilising or cleaning for conveying hand carts, e.g. shopping carts
Landscapes
- Escalators And Moving Walkways (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 無操作で周期的に車椅子等大物搭載用踏み段
が現出し、一般搭乗者が支障無く立ち止まり・歩行が可
能なエスカレーターを実現する。 【構成】 車椅子など大物を搭載するに十分な奥行の踏
み面をもつ拡大踏み段を中心とし、その前後の二以上
(通常踏み面の奥行が400mm,500mm,600
mmの場合はそれぞれ3個、2個、1個)の踏み面の奥
行を縮小して、超過分を吸収し、水平直線走行部で踏み
面が過不足なく連接するようにする。踏み面と支持ロー
ラとを結び付ける踏み段の構造、拡大踏み段の支持を強
化する補助車輪の付設、折り返し部における踏み段と周
辺との干渉を回避する踏み段案内面の形状の決定などの
課題を解決する。在来形の他、踏み面が水平を保ちつつ
往復を一体に平行リンクで連接するタイプについても構
造を述べる。車止めとして、車輪の接地部分が落ち込む
凹所を踏み面に設けて、完全無操作とした方式も述べ
る。可動櫛を用いて溝の深さを浅くすることもできる。
が現出し、一般搭乗者が支障無く立ち止まり・歩行が可
能なエスカレーターを実現する。 【構成】 車椅子など大物を搭載するに十分な奥行の踏
み面をもつ拡大踏み段を中心とし、その前後の二以上
(通常踏み面の奥行が400mm,500mm,600
mmの場合はそれぞれ3個、2個、1個)の踏み面の奥
行を縮小して、超過分を吸収し、水平直線走行部で踏み
面が過不足なく連接するようにする。踏み面と支持ロー
ラとを結び付ける踏み段の構造、拡大踏み段の支持を強
化する補助車輪の付設、折り返し部における踏み段と周
辺との干渉を回避する踏み段案内面の形状の決定などの
課題を解決する。在来形の他、踏み面が水平を保ちつつ
往復を一体に平行リンクで連接するタイプについても構
造を述べる。車止めとして、車輪の接地部分が落ち込む
凹所を踏み面に設けて、完全無操作とした方式も述べ
る。可動櫛を用いて溝の深さを浅くすることもできる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車椅子・大形貨物など
大形物を搭載可能な単一踏み面をもつ踏み段を備えた
エスカレーターを含む連結搬送装置に関するもので、公
共的通路・事業場などに設置することによって、福祉と
利便の向上に資する。
大形物を搭載可能な単一踏み面をもつ踏み段を備えた
エスカレーターを含む連結搬送装置に関するもので、公
共的通路・事業場などに設置することによって、福祉と
利便の向上に資する。
【0002】
【従来の技術】車椅子など大形物の搭載可能なエスカレ
ーターとしては、既に多数の方式が開発され、実用化さ
れているが、それらはいずれも外見上は通常のエスカレ
ーターと変わらないが、必要時に特定の踏み段群を車椅
子搭載可能に変身させる機構を備え、機構作動と搭載時
に係員の介添えが必要であり、通常の利用者を排除しか
つかなりの長時間の走行停止が必要とされ、一般利用者
は不便に堪えなければならないという欠点があり、その
上、一般に構造が複雑で高価になり勝ちである。また車
椅子搭載部の蹴上げが通常の2又は3倍で、歩行を阻止
する欠点がある。この他、大形物搭載用踏み段を構成す
るため1〜2個の付加踏み段と、通常踏み段から付加踏
み段に至る中間踏み段とに、それぞれ個別のトラックを
備えて、変身機構を必要としない方式が提案されている
が、トラックの数が多くなり、実用は困難で、工業化製
品はない。車止めは出入り式である。
ーターとしては、既に多数の方式が開発され、実用化さ
れているが、それらはいずれも外見上は通常のエスカレ
ーターと変わらないが、必要時に特定の踏み段群を車椅
子搭載可能に変身させる機構を備え、機構作動と搭載時
に係員の介添えが必要であり、通常の利用者を排除しか
つかなりの長時間の走行停止が必要とされ、一般利用者
は不便に堪えなければならないという欠点があり、その
上、一般に構造が複雑で高価になり勝ちである。また車
椅子搭載部の蹴上げが通常の2又は3倍で、歩行を阻止
する欠点がある。この他、大形物搭載用踏み段を構成す
るため1〜2個の付加踏み段と、通常踏み段から付加踏
み段に至る中間踏み段とに、それぞれ個別のトラックを
備えて、変身機構を必要としない方式が提案されている
が、トラックの数が多くなり、実用は困難で、工業化製
品はない。車止めは出入り式である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の車椅子搭載用エ
スカレーターのような複雑な変身機構を必要とせず、か
つ多数の個別トラックを設けることを必要としない、構
造簡単で操作に人手や時間を要せず、大物搭載可能なエ
スカレーターを含む連結搬送装置の実現を図る。
スカレーターのような複雑な変身機構を必要とせず、か
つ多数の個別トラックを設けることを必要としない、構
造簡単で操作に人手や時間を要せず、大物搭載可能なエ
スカレーターを含む連結搬送装置の実現を図る。
【0004】
【課題を解決するための手段】踏み段の走行するトラッ
クは同寸法の踏み段を連結した場合と同様とし、一踏み
面の前後に、大形物を搭載可能な単一の踏み面を有する
拡大踏み段の前後に、奥行を縮小した複数の縮小踏み段
を連接した踏み段群の形状・寸法を適当に変化して、少
なくとも車止め機構以外は格別の操作を行うことを必要
とせず、単一の拡大踏み面に車椅子など大形物を搭載可
能な拡大踏み段を含む踏み段群が、走行中に周期的に現
出するようにする。拡大踏み段の踏み面の奥行をAと
し、通常踏み段の踏み面の奥行をA0とすれば、拡大踏
み面の奥行の超過寸法はA−A0である。これを拡大踏
み段の前後に隣接する各一個以上の踏み段の踏み面の奥
行を縮小して、水平走行部において踏み面が過不足なく
連結するようにしなければならない。縮小踏み面の奥行
は搭乗者にとって不便でない寸法とし、縮小踏み段の数
はなるべく少ないことが望ましい。拡大踏み段の前後に
それぞれ隣接する一個以上の踏み段に前側後側公平に振
り分けることとすれば、各側の縮小負担寸法Xは (A
−A0)/2となる。以下説明を簡明にするため、概略
寸法を挙げて述べることとする。拡大踏み段の奥行A
を、大形電動車椅子の搭載が可能なように1200mm
とし、車椅子01を搭載する典型的な場合について手段
を述べる。
クは同寸法の踏み段を連結した場合と同様とし、一踏み
面の前後に、大形物を搭載可能な単一の踏み面を有する
拡大踏み段の前後に、奥行を縮小した複数の縮小踏み段
を連接した踏み段群の形状・寸法を適当に変化して、少
なくとも車止め機構以外は格別の操作を行うことを必要
とせず、単一の拡大踏み面に車椅子など大形物を搭載可
能な拡大踏み段を含む踏み段群が、走行中に周期的に現
出するようにする。拡大踏み段の踏み面の奥行をAと
し、通常踏み段の踏み面の奥行をA0とすれば、拡大踏
み面の奥行の超過寸法はA−A0である。これを拡大踏
み段の前後に隣接する各一個以上の踏み段の踏み面の奥
行を縮小して、水平走行部において踏み面が過不足なく
連結するようにしなければならない。縮小踏み面の奥行
は搭乗者にとって不便でない寸法とし、縮小踏み段の数
はなるべく少ないことが望ましい。拡大踏み段の前後に
それぞれ隣接する一個以上の踏み段に前側後側公平に振
り分けることとすれば、各側の縮小負担寸法Xは (A
−A0)/2となる。以下説明を簡明にするため、概略
寸法を挙げて述べることとする。拡大踏み段の奥行A
を、大形電動車椅子の搭載が可能なように1200mm
とし、車椅子01を搭載する典型的な場合について手段
を述べる。
【0005】(1)従来形のエスカレーターに適用する
場合 通常踏み段の踏み面の奥行は400mmであるか
ら、拡大踏み段の奥行の超過寸法は1200−400=
800mmで、前後の踏み面縮小負担寸法は400mm
である。縮小寸法の振り分けには種々の場合が考えられ
るが、その一法として、150mm,100mm,15
0mmを採り、隣接踏み面の奥行を250mm,300
mm,250mmとするのが、最良の選択の一つと考え
られる。エスカレーターの傾斜角αを30゜とすれば、
A0=踏み段のピッチで、蹴上げH=A0sinα=
400×0.5=200mmである。 (2)通常踏み段の踏み面の奥行A0を500mmとし
た場合 各側の超過奥行寸法は(1200−500)/
2=350mmとなる。これを隣接二個の踏み面に等分
に振り分けると、各縮小踏み面の奥行は 500−35
0/2=325mmとなり、実用に適した寸法と言え
る。蹴上げHは、αを30゜とすれば、250mmとな
り許容限界内とみられるが、α=23゜35′ならばH
=200mmになる。 (3)通常踏み段の踏み面の奥行A0を600mmとし
た場合 各側の奥行縮小負担寸法は(1200−60
0)/2=300mmとなるから、各側の縮小踏み面を
一個とすれば、縮小踏み面の奥行は600−900=3
00mm となり、十分実用に供し得る。蹴上げHはα
を30゜とすれば300mmとなるので、やや過大であ
るので、αを25゜とすれば、H=600×0.422
6183=253.57mmとなり、概ね許容限度内に
収まる。
場合 通常踏み段の踏み面の奥行は400mmであるか
ら、拡大踏み段の奥行の超過寸法は1200−400=
800mmで、前後の踏み面縮小負担寸法は400mm
である。縮小寸法の振り分けには種々の場合が考えられ
るが、その一法として、150mm,100mm,15
0mmを採り、隣接踏み面の奥行を250mm,300
mm,250mmとするのが、最良の選択の一つと考え
られる。エスカレーターの傾斜角αを30゜とすれば、
A0=踏み段のピッチで、蹴上げH=A0sinα=
400×0.5=200mmである。 (2)通常踏み段の踏み面の奥行A0を500mmとし
た場合 各側の超過奥行寸法は(1200−500)/
2=350mmとなる。これを隣接二個の踏み面に等分
に振り分けると、各縮小踏み面の奥行は 500−35
0/2=325mmとなり、実用に適した寸法と言え
る。蹴上げHは、αを30゜とすれば、250mmとな
り許容限界内とみられるが、α=23゜35′ならばH
=200mmになる。 (3)通常踏み段の踏み面の奥行A0を600mmとし
た場合 各側の奥行縮小負担寸法は(1200−60
0)/2=300mmとなるから、各側の縮小踏み面を
一個とすれば、縮小踏み面の奥行は600−900=3
00mm となり、十分実用に供し得る。蹴上げHはα
を30゜とすれば300mmとなるので、やや過大であ
るので、αを25゜とすれば、H=600×0.422
6183=253.57mmとなり、概ね許容限度内に
収まる。
【0006】上記数例に示すように、搭乗者にとって不
便のないものが可能であるが、これを実現するために
は、幾つかの問題を解決しなければならない。その一
は、重量物である拡大踏み段を支持するローラの数を増
やすこと、その二は、折り返し部で踏み面が床下で干渉
を起こさないかであり、その対策としては、水平走行部
から駆動歯車に至る間に、曲率半径が駆動歯車の半径よ
りかなり大きい曲線区間を設けて床下との干渉を避ける
ことである。その三は、踏み面の位置と支持ローラとの
位置がずれており、相互干渉がなく十分な強度をもつ踏
み段の構造を定めること。その四は、拡大踏み段に車の
落ち込む凹部を設けて無作動車止めとする。
便のないものが可能であるが、これを実現するために
は、幾つかの問題を解決しなければならない。その一
は、重量物である拡大踏み段を支持するローラの数を増
やすこと、その二は、折り返し部で踏み面が床下で干渉
を起こさないかであり、その対策としては、水平走行部
から駆動歯車に至る間に、曲率半径が駆動歯車の半径よ
りかなり大きい曲線区間を設けて床下との干渉を避ける
ことである。その三は、踏み面の位置と支持ローラとの
位置がずれており、相互干渉がなく十分な強度をもつ踏
み段の構造を定めること。その四は、拡大踏み段に車の
落ち込む凹部を設けて無作動車止めとする。
【0007】
【作用】上記手段において述べた方法によれば、水平走
行部において、踏み面が適正に連接し、折り返し部にお
いて、床下で干渉を起こすこともなく、支持能力に不安
のないものが製作可能である。ただしエスカレーターに
は、踏み段列が折り返し部から裏側を通って元に戻る従
来の方式の他に、踏み面が水平を保ちつつ往復を一連の
踏み段列で構成する方式とがあり、具体的な作用につい
ては、実施例において詳細に述べる。無作動車止めにつ
いても、構造と機能を詳述する。
行部において、踏み面が適正に連接し、折り返し部にお
いて、床下で干渉を起こすこともなく、支持能力に不安
のないものが製作可能である。ただしエスカレーターに
は、踏み段列が折り返し部から裏側を通って元に戻る従
来の方式の他に、踏み面が水平を保ちつつ往復を一連の
踏み段列で構成する方式とがあり、具体的な作用につい
ては、実施例において詳細に述べる。無作動車止めにつ
いても、構造と機能を詳述する。
【0008】
【実施例】上記各種の場合について実施の態様を図面を
用いて説明する。ただし本発明に直接関連の無い部分に
ついては、図示及び説明を省略もしくは簡単に述べるに
止どめることとする。寸法例はメートル式とするが、船
舶用ローラチェーンを利用する場合は、チェーンの寸法
が1inch(=25.4mm)を基準としているの
で、特に踏み段などの奥行関係寸法では一々記述しない
が、25mmを25.4mmと換算するものとする。以
下、先に述べた各種の場合について順次図面を用いて詳
細を述べることとすれば、 (1) 通常踏み面の奥行A0が400mmの場合 傾
斜直線走行部において、拡大踏み段5の下側の踏み段を
下から順に1,2,3,4とし、上側の踏み段を下から
順に6,7,8,9とし、踏み段1と9との奥行を40
0mm、踏み段2,4,6,8の奥行を250mm、踏
み段3,7の奥行を300mmとする。奥行300mm
の踏み面は立っているのに十分の寸法であり、250m
mの踏み面は昇降に当たって足を懸けるに十分な寸法で
ある。踏み面の位置が支持ローラの位置からずれている
ので、踏み段の構造に特別の工夫が必要である。連接駆
動方式によって下記のように異なった構造が必要にな
り、(1a) 従来形のチェーン駆動で、裏側を戻る方
式の場合 踏み段の一部が相互干渉を起こすことを避け
るため、図1(側面図)に例示するように、各踏み面と
支持ローラ(ステップローラとトレーラローラ)支持部
とを連結した断面形状は、細長く一部入り込み部を含む
ものになり、設計に当たっては強度・剛性の面で格別の
配慮をする。拡大踏み段5には、増大する重量を安全に
支えるため、ステップローラ51かトレーラローラ52
かの少なくとも一方の案内溝の屋根に乗る負荷能力の大
きい補助車輪53を設ける。図1にはステップローラ5
1の案内溝01(各踏み段1,2,3,…のステップロ
ーラ11,21,31,…の案内溝)の屋根に設けた案
内面03に補助車輪53を乗せた場合を示す。
用いて説明する。ただし本発明に直接関連の無い部分に
ついては、図示及び説明を省略もしくは簡単に述べるに
止どめることとする。寸法例はメートル式とするが、船
舶用ローラチェーンを利用する場合は、チェーンの寸法
が1inch(=25.4mm)を基準としているの
で、特に踏み段などの奥行関係寸法では一々記述しない
が、25mmを25.4mmと換算するものとする。以
下、先に述べた各種の場合について順次図面を用いて詳
細を述べることとすれば、 (1) 通常踏み面の奥行A0が400mmの場合 傾
斜直線走行部において、拡大踏み段5の下側の踏み段を
下から順に1,2,3,4とし、上側の踏み段を下から
順に6,7,8,9とし、踏み段1と9との奥行を40
0mm、踏み段2,4,6,8の奥行を250mm、踏
み段3,7の奥行を300mmとする。奥行300mm
の踏み面は立っているのに十分の寸法であり、250m
mの踏み面は昇降に当たって足を懸けるに十分な寸法で
ある。踏み面の位置が支持ローラの位置からずれている
ので、踏み段の構造に特別の工夫が必要である。連接駆
動方式によって下記のように異なった構造が必要にな
り、(1a) 従来形のチェーン駆動で、裏側を戻る方
式の場合 踏み段の一部が相互干渉を起こすことを避け
るため、図1(側面図)に例示するように、各踏み面と
支持ローラ(ステップローラとトレーラローラ)支持部
とを連結した断面形状は、細長く一部入り込み部を含む
ものになり、設計に当たっては強度・剛性の面で格別の
配慮をする。拡大踏み段5には、増大する重量を安全に
支えるため、ステップローラ51かトレーラローラ52
かの少なくとも一方の案内溝の屋根に乗る負荷能力の大
きい補助車輪53を設ける。図1にはステップローラ5
1の案内溝01(各踏み段1,2,3,…のステップロ
ーラ11,21,31,…の案内溝)の屋根に設けた案
内面03に補助車輪53を乗せた場合を示す。
【0009】もう一つの問題は、折り返し部において拡
大踏み段5が床の裏側及び周辺部と干渉を起こさないよ
うにすることである。対策として図2(a)に側面図と
して示すように、ステップローラ案内溝01の水平直線
走行部011とチェーン歯車05と対応する円弧部01
3との間を曲率の小さい曲線、例えば図2(a)に例示
するような 半径R2がチェーン歯車05のピッチ円半
径R5より相当大きい円弧状案内部012を介在させる
ことである。図2(a)は R2=2.6R5の場合
に、踏み段5の端部の突出量kが、図2(b)に示すよ
うに、曲率の小さい介在案内部の無い場合の突出量k0
に比べて小さいことを示し、これによって床裏及び周辺
部と踏み段との干渉が避けられる。
大踏み段5が床の裏側及び周辺部と干渉を起こさないよ
うにすることである。対策として図2(a)に側面図と
して示すように、ステップローラ案内溝01の水平直線
走行部011とチェーン歯車05と対応する円弧部01
3との間を曲率の小さい曲線、例えば図2(a)に例示
するような 半径R2がチェーン歯車05のピッチ円半
径R5より相当大きい円弧状案内部012を介在させる
ことである。図2(a)は R2=2.6R5の場合
に、踏み段5の端部の突出量kが、図2(b)に示すよ
うに、曲率の小さい介在案内部の無い場合の突出量k0
に比べて小さいことを示し、これによって床裏及び周辺
部と踏み段との干渉が避けられる。
【0010】(1b) 踏み面を水平に保ちつつ往復行
程を連結して成る方式の場合 種々の方式があるが、連
結リンクの中央において屈折可能な平行リンク機構で踏
み段を連結し、屈折部の屈折軸に設けたガイドローラを
案内し、かつ転回部においてガイドローラを駆動機構の
一部とすることを要旨とする発明(特願平9−2123
85号)に適用した場合について説明する。図3の
(a)に示すように、隣接踏み段の相互干渉を避けるた
め踏み段の断面形状は異常なものになるが、180゜転
回しても同様の連接状況を得るため、踏み段4と6、3
と7、2と8とはそれぞれ互いに対称とし、内側機構に
(b)に示す構造を採用する。踏み段5の下部を移動手
すりの下方に延長して設けたコラム56に、平行リンク
のピン接点57a(下側),57b(上側)を設け、下
側ピンの前後に対称に支持ローラ57,58を設け、前
支持ローラ57に対する案内溝07(各踏み段1,2,
3,…の前支持ローラ17,27,37,…に対する案
内溝になる)の屋根に設けたガイドレール09に乗せる
補助車輪59(コラム56の中心線上に中心を置く)を
設ける。踏み段の外側にも同様の支持ローラ及び補助車
輪を設ける。180゜転回して反対側の行程で前後逆に
なるので、前ローラと後ローラとは位置が逆になること
に注意する。支持ローラの二つの案内溝と平行リンク機
構とによって、踏み面の水平が二重に確保されるので、
特に拡大踏み面の水平が維持されることは好ましいこと
である。拡大踏み段5と周辺壁面との干渉を避けるた
め、図4のk′を小値化するように、水平直線走行部案
内面078と歯車駆動による円弧転回部案内面09(転
回半径R9)との間を曲率の小さい曲線(図の場合半径
R3の円弧015)で連結する。
程を連結して成る方式の場合 種々の方式があるが、連
結リンクの中央において屈折可能な平行リンク機構で踏
み段を連結し、屈折部の屈折軸に設けたガイドローラを
案内し、かつ転回部においてガイドローラを駆動機構の
一部とすることを要旨とする発明(特願平9−2123
85号)に適用した場合について説明する。図3の
(a)に示すように、隣接踏み段の相互干渉を避けるた
め踏み段の断面形状は異常なものになるが、180゜転
回しても同様の連接状況を得るため、踏み段4と6、3
と7、2と8とはそれぞれ互いに対称とし、内側機構に
(b)に示す構造を採用する。踏み段5の下部を移動手
すりの下方に延長して設けたコラム56に、平行リンク
のピン接点57a(下側),57b(上側)を設け、下
側ピンの前後に対称に支持ローラ57,58を設け、前
支持ローラ57に対する案内溝07(各踏み段1,2,
3,…の前支持ローラ17,27,37,…に対する案
内溝になる)の屋根に設けたガイドレール09に乗せる
補助車輪59(コラム56の中心線上に中心を置く)を
設ける。踏み段の外側にも同様の支持ローラ及び補助車
輪を設ける。180゜転回して反対側の行程で前後逆に
なるので、前ローラと後ローラとは位置が逆になること
に注意する。支持ローラの二つの案内溝と平行リンク機
構とによって、踏み面の水平が二重に確保されるので、
特に拡大踏み面の水平が維持されることは好ましいこと
である。拡大踏み段5と周辺壁面との干渉を避けるた
め、図4のk′を小値化するように、水平直線走行部案
内面078と歯車駆動による円弧転回部案内面09(転
回半径R9)との間を曲率の小さい曲線(図の場合半径
R3の円弧015)で連結する。
【0011】(2) 通常踏み面の奥行A0が500m
mの場合 現在では通常踏み面の奥行A0は400mm
としているが、搭乗者にとって前後方向の圧迫感が主な
原因で、踏み段の利用率は混雑時でも50〜75%に止
どまっているのが実状である。A0を500mmにすれ
ば、圧迫感は殆ど無くなり、利用率は向上すると共に、
拡大踏み段に隣接する踏み段の形状の異様性が緩和され
る。エスカレーターの傾斜角αを30゜とすれば、蹴上
げHは250mmとなり、やや過大であるが、αを27
゜にすればHは227.0mmとなり実際的に許容範囲
に入る。連接方式で分類すれば、(2a) 従来形のチ
ェーン駆動で、裏側を戻る方式の場合 踏み段の断面形
状は図7(側面図)に示すように、比較的無理のない形
状になる。補助車輪及び折り返し部の形状は、(1a)
に記載したものと基本的には同様である。
mの場合 現在では通常踏み面の奥行A0は400mm
としているが、搭乗者にとって前後方向の圧迫感が主な
原因で、踏み段の利用率は混雑時でも50〜75%に止
どまっているのが実状である。A0を500mmにすれ
ば、圧迫感は殆ど無くなり、利用率は向上すると共に、
拡大踏み段に隣接する踏み段の形状の異様性が緩和され
る。エスカレーターの傾斜角αを30゜とすれば、蹴上
げHは250mmとなり、やや過大であるが、αを27
゜にすればHは227.0mmとなり実際的に許容範囲
に入る。連接方式で分類すれば、(2a) 従来形のチ
ェーン駆動で、裏側を戻る方式の場合 踏み段の断面形
状は図7(側面図)に示すように、比較的無理のない形
状になる。補助車輪及び折り返し部の形状は、(1a)
に記載したものと基本的には同様である。
【0012】(2b) 踏み面を水平に保ちつつ往復行
程を連結して成る方式の場合踏み段の構造は基本的に
(1b)に述べたものと同様とすれば、断面形状は図8
(側面図)に示すように、異様性の少ないものになる。
補助車輪、転回部の案内面の構造などは(1b)に記載
したものと基本的には同様である。
程を連結して成る方式の場合踏み段の構造は基本的に
(1b)に述べたものと同様とすれば、断面形状は図8
(側面図)に示すように、異様性の少ないものになる。
補助車輪、転回部の案内面の構造などは(1b)に記載
したものと基本的には同様である。
【0013】(3) 通常踏み面の奥行A0が600m
mの場合 荷物携行者の多い空港などで、エスカレータ
ー上の歩行を考慮しなくてよい場合は、A0=600m
m,α=30゜として蹴上げHが300mmとなっても
支障はない。縮小踏み段は拡大踏み段の前後に一個づつ
でよいから、構造は簡単になり、拡大踏み段5を中心と
する踏み段の断面形状も簡単になり、(3a) 従来形
のチェーン駆動で裏側を戻る方式の場合 拡大踏み段5
を中心とする踏み段列の断面形状は図9に示すようにな
る。補助車輪及び折り返し部に関する事項は(1a),
(2a)に述べたものと基本的には同様である。
mの場合 荷物携行者の多い空港などで、エスカレータ
ー上の歩行を考慮しなくてよい場合は、A0=600m
m,α=30゜として蹴上げHが300mmとなっても
支障はない。縮小踏み段は拡大踏み段の前後に一個づつ
でよいから、構造は簡単になり、拡大踏み段5を中心と
する踏み段の断面形状も簡単になり、(3a) 従来形
のチェーン駆動で裏側を戻る方式の場合 拡大踏み段5
を中心とする踏み段列の断面形状は図9に示すようにな
る。補助車輪及び折り返し部に関する事項は(1a),
(2a)に述べたものと基本的には同様である。
【0014】(3b) 踏み面を水平に保ちつつ往復行
程を連結して成る方式の場合 拡大踏み段5を中心とす
る踏み段列の断面形状は、図10に示すようになる。補
助車輪及び転回部の案内面に関する事項は、(1b),
(2b)に述べたものと基本的には同様である。
程を連結して成る方式の場合 拡大踏み段5を中心とす
る踏み段列の断面形状は、図10に示すようになる。補
助車輪及び転回部の案内面に関する事項は、(1b),
(2b)に述べたものと基本的には同様である。
【0015】(4) 車止め機能 車椅子搭載用エスカ
レーターには、車椅子の転落を防止するため、不搭載時
は引き込まれ、搭載時に突出させる機構の車止め55
(図3)が設けられている。本発明にも同様の機構を用
いてもよいが、完全無操作にするには別の方式を用いる
必要がある。新規方式として、拡大踏み面に、前輪・後
輪の少なくとも一方の接地部近傍が落ち込む事が可能な
凹部を設ける。多様な方式と寸法の車椅子に対応するた
め、図5に示す構造を呈示する。(a)は従来のチェー
ン駆動形の場合の側面図、(b)は踏み面水平維持往復
形の場合の側面図である。(a)の場合は蹴上げ端に近
く凹部を設けるが、(b)の場合は往路と復路とで蹴上
げ部が反転するので、前後両端に設ける必要がある。
(a)の場合について拡大踏み面上の各部寸法を数値例
を併記して述べると、蹴上げ端から奥行e(=70m
m)の水平面の部分50aを設け、それに接続して半径
R(=200mm)の円弧部50cを水平面からf(=
60mm)沈めて設け、それに続く中央水平面部をh
(=33mm)沈め(理由は(b)の場合に述べる)、
奥の部分に奥端からemmの水平面の箇所まで傾斜角δ
(=15゜)の傾斜平面(縦溝はある)でつなぐものと
する。(b)の場合は、円弧部を前後両端部に設け踏み
面の水平方向中心線に関し対称形とする。即ち拡大踏み
面50の前後両端に奥行e(=70mm)の水平面の部
分50a,50bを設け、それらに接続して半径R(=
200mm)の円弧部50c,50dを水平面からf
(=60mm)沈めて前後に設ける。5の中央部には奥
行2tの水平面部が残るが、車輪の一方が落ち込まない
場合の車椅子の傾斜を緩和するため、中央水平面をh
(= 6.297mmより 2t=573.59mmとなる。
踏み面端部及び中央水平面と円弧との交点をそれぞれC
1及びC2とし、それらの点における円弧の接線角をτ
1, 5801(=静摩擦係数)を得る。車椅子タイア・踏み
面間の静摩擦係数は高々0.6〜1.0であるから、タ
イア直径が400mm以下の場合は、落ち込んだタイア
はブレーキされて転落の恐れはなく、C2では乗り越え
て離脱可能であり、400mmを越える場合は、タイア
はC1とC2(小面取を施す)に乗って安定する。車止
め部は全横幅に亙って設けず、主タイアの通る領域だけ
に設ければよく、それが一般歩行者にとっても好都合で
ある。(c)に示す例ではタイア領域T1(=225m
m)、ヒト領域P1(=300mm)、タイア領域T2
(=225mm)、ヒト領域P2(=300mm)から
成り、タイア領域は300〜750mm、左領域=右領
域=525mmとなり、各種車椅子の搭載、ヒトの搭乗
や歩行にも支障はない。
レーターには、車椅子の転落を防止するため、不搭載時
は引き込まれ、搭載時に突出させる機構の車止め55
(図3)が設けられている。本発明にも同様の機構を用
いてもよいが、完全無操作にするには別の方式を用いる
必要がある。新規方式として、拡大踏み面に、前輪・後
輪の少なくとも一方の接地部近傍が落ち込む事が可能な
凹部を設ける。多様な方式と寸法の車椅子に対応するた
め、図5に示す構造を呈示する。(a)は従来のチェー
ン駆動形の場合の側面図、(b)は踏み面水平維持往復
形の場合の側面図である。(a)の場合は蹴上げ端に近
く凹部を設けるが、(b)の場合は往路と復路とで蹴上
げ部が反転するので、前後両端に設ける必要がある。
(a)の場合について拡大踏み面上の各部寸法を数値例
を併記して述べると、蹴上げ端から奥行e(=70m
m)の水平面の部分50aを設け、それに接続して半径
R(=200mm)の円弧部50cを水平面からf(=
60mm)沈めて設け、それに続く中央水平面部をh
(=33mm)沈め(理由は(b)の場合に述べる)、
奥の部分に奥端からemmの水平面の箇所まで傾斜角δ
(=15゜)の傾斜平面(縦溝はある)でつなぐものと
する。(b)の場合は、円弧部を前後両端部に設け踏み
面の水平方向中心線に関し対称形とする。即ち拡大踏み
面50の前後両端に奥行e(=70mm)の水平面の部
分50a,50bを設け、それらに接続して半径R(=
200mm)の円弧部50c,50dを水平面からf
(=60mm)沈めて前後に設ける。5の中央部には奥
行2tの水平面部が残るが、車輪の一方が落ち込まない
場合の車椅子の傾斜を緩和するため、中央水平面をh
(= 6.297mmより 2t=573.59mmとなる。
踏み面端部及び中央水平面と円弧との交点をそれぞれC
1及びC2とし、それらの点における円弧の接線角をτ
1, 5801(=静摩擦係数)を得る。車椅子タイア・踏み
面間の静摩擦係数は高々0.6〜1.0であるから、タ
イア直径が400mm以下の場合は、落ち込んだタイア
はブレーキされて転落の恐れはなく、C2では乗り越え
て離脱可能であり、400mmを越える場合は、タイア
はC1とC2(小面取を施す)に乗って安定する。車止
め部は全横幅に亙って設けず、主タイアの通る領域だけ
に設ければよく、それが一般歩行者にとっても好都合で
ある。(c)に示す例ではタイア領域T1(=225m
m)、ヒト領域P1(=300mm)、タイア領域T2
(=225mm)、ヒト領域P2(=300mm)から
成り、タイア領域は300〜750mm、左領域=右領
域=525mmとなり、各種車椅子の搭載、ヒトの搭乗
や歩行にも支障はない。
【0016】(5) 踏み面の前後方向溝と櫛 車止め
のため拡大踏み面に凹所を設けた部分(T1,T2の部
分)に対応して、全踏み面に深い溝を設け、それにかみ
合う櫛は図6に示すように長く深く延ばした形状のもの
になり、ピッチUは部材の強度を確保するため、P1,
P2におけるピッチVより大きくする。前述(4)の寸
法例の場合、櫛005の傾斜角βは設計上の限度とされ
る15゜を用い、溝の深さGは櫛先の厚さと隙間とを考
慮して、62mm程度とする。通常踏み面の溝の深さを
浅く保ちたい場合は、図(d)に示す可動櫛006を用
い、床面00に平行な水平軸002で櫛006を揺動自
在に支え、006の先端部に対応する位置の櫛案内ロー
ラ003を、踏み段4,5,6等にそれぞれ設けた櫛先
案内面401,501,601等(一部図示省略)で案
内する方法があるが、構造が複雑になり、実用的とは言
いがたい。
のため拡大踏み面に凹所を設けた部分(T1,T2の部
分)に対応して、全踏み面に深い溝を設け、それにかみ
合う櫛は図6に示すように長く深く延ばした形状のもの
になり、ピッチUは部材の強度を確保するため、P1,
P2におけるピッチVより大きくする。前述(4)の寸
法例の場合、櫛005の傾斜角βは設計上の限度とされ
る15゜を用い、溝の深さGは櫛先の厚さと隙間とを考
慮して、62mm程度とする。通常踏み面の溝の深さを
浅く保ちたい場合は、図(d)に示す可動櫛006を用
い、床面00に平行な水平軸002で櫛006を揺動自
在に支え、006の先端部に対応する位置の櫛案内ロー
ラ003を、踏み段4,5,6等にそれぞれ設けた櫛先
案内面401,501,601等(一部図示省略)で案
内する方法があるが、構造が複雑になり、実用的とは言
いがたい。
【0017】(6) 操作関連 本発明では、従来のよ
うな車椅子搭載用に変身させる機構は一切無いから、搭
乗前のスイッチと、所定位置で停止後、車止めの作動ス
イッチ(凹所式では不要)、及び発進スイッチの他は、
変身のための準備機構の確認、変身後の成果の確認、使
用後の還元などの操作は一切不要であり、コスト削減、
時間節約、安全性向上の他、操作員の不要も場合によっ
ては可能である。また変身式では搭載部の蹴上げが通常
値の2もしくは3倍となり、歩行を妨げるが、本発明で
は蹴上げがやや大きくなる程度で支障はない。荷物携行
者が多くて踏み面上の歩行を望まない場合は、蹴上げの
大小は問題ではない。拡大踏み段を複数の箇所に設ける
ことも容易で、利用者の待ち時間が短くなる。現在の変
身形では複雑化を避けて通常一箇所だけであり、待ち時
間が長い。本発明では拡大踏み段を等間隔に複数設けた
場合にも、ボタンを押せば到来車椅子に最も近い近接ス
イッチのセンサーが作動可能の状態になり、以後低速
化、停止を逐次行なう制御をする。
うな車椅子搭載用に変身させる機構は一切無いから、搭
乗前のスイッチと、所定位置で停止後、車止めの作動ス
イッチ(凹所式では不要)、及び発進スイッチの他は、
変身のための準備機構の確認、変身後の成果の確認、使
用後の還元などの操作は一切不要であり、コスト削減、
時間節約、安全性向上の他、操作員の不要も場合によっ
ては可能である。また変身式では搭載部の蹴上げが通常
値の2もしくは3倍となり、歩行を妨げるが、本発明で
は蹴上げがやや大きくなる程度で支障はない。荷物携行
者が多くて踏み面上の歩行を望まない場合は、蹴上げの
大小は問題ではない。拡大踏み段を複数の箇所に設ける
ことも容易で、利用者の待ち時間が短くなる。現在の変
身形では複雑化を避けて通常一箇所だけであり、待ち時
間が長い。本発明では拡大踏み段を等間隔に複数設けた
場合にも、ボタンを押せば到来車椅子に最も近い近接ス
イッチのセンサーが作動可能の状態になり、以後低速
化、停止を逐次行なう制御をする。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、車椅子など大物の搭載
可能な拡大踏み段が格別の操作を要せずして自動的に周
期的に現出し、完全無操作も可能な車椅子等大物搭載が
実現する。縮小踏み段は一般搭乗者の立ちと歩行に支障
なく利用される。
可能な拡大踏み段が格別の操作を要せずして自動的に周
期的に現出し、完全無操作も可能な車椅子等大物搭載が
実現する。縮小踏み段は一般搭乗者の立ちと歩行に支障
なく利用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来のチェーン駆動形(踏み面の奥行400
mm)の場合の側面図である。
mm)の場合の側面図である。
【図2】 折り返し部の説明図(側面図)で、(a)介
在円弧のある場合、(b)介在円弧の無い場合 であ
る。
在円弧のある場合、(b)介在円弧の無い場合 であ
る。
【図3】 踏み面の水平保持形の場合の側面図で、
(a)は踏み段の外形、(b)は踏み段の平行リンク機
構及び案内機構を装備したものの一部を示す。
(a)は踏み段の外形、(b)は踏み段の平行リンク機
構及び案内機構を装備したものの一部を示す。
【図4】 転回部の介在曲線の説明図(平面図)であ
る。
る。
【図5】 拡大踏み面の車止め凹円弧部を示す図で、
(a)従来形のチェーン駆動式の場合の側面図、(b)
踏み面水平保持往復形の場合の側面図、(c)凹所式車
止め部の平面図である。
(a)従来形のチェーン駆動式の場合の側面図、(b)
踏み面水平保持往復形の場合の側面図、(c)凹所式車
止め部の平面図である。
【図6】 踏み面の前後溝と櫛との関連を示し、(a)
固定櫛の側面図、(b)同じく平面図、(c)同じく溝
と櫛の断面図、(d)可動櫛の場合の側面図である。
固定櫛の側面図、(b)同じく平面図、(c)同じく溝
と櫛の断面図、(d)可動櫛の場合の側面図である。
【図7】 従来形で踏み段の奥行500mmの場合の側
面図である。
面図である。
【図8】 踏み面水平維持形で踏み面の奥行500mm
の場合の側面図である。
の場合の側面図である。
【図9】 従来形で踏み面の奥行600mmの場合の側
面図である。
面図である。
【図10】 踏み面水平維持形で踏み面の奥行600m
mの場合の側面図である。
mの場合の側面図である。
1,2,3,4…傾斜走行部において拡大踏み段5の下
側の踏み段、 6,7,8,9…同様拡大踏み段の上側
の踏み段、 5…拡大踏み段、 11,21,31,…
ステップローラ、 12,22,32,…トレーラロー
ラ、 01…ステップローラの案内溝、 02…トレー
ラローラの案内溝、 03…01の屋根に設けた案内
面、 53…03に乗せる補助車輪、 05…チェーン
歯車、 011…01の水平直線案内部、 012…0
1の介在大円弧状案内部、 013…チェーン歯車05
に対応する円弧部、 56…踏み段5のコラム、 57
…前支持ローラ、58…後支持ローラ、 59…補助車
輪、 07…案内溝、09…ガイドレール、005…固
定櫛、 006…可動櫛、 401,501,601…
櫛先案内面。
側の踏み段、 6,7,8,9…同様拡大踏み段の上側
の踏み段、 5…拡大踏み段、 11,21,31,…
ステップローラ、 12,22,32,…トレーラロー
ラ、 01…ステップローラの案内溝、 02…トレー
ラローラの案内溝、 03…01の屋根に設けた案内
面、 53…03に乗せる補助車輪、 05…チェーン
歯車、 011…01の水平直線案内部、 012…0
1の介在大円弧状案内部、 013…チェーン歯車05
に対応する円弧部、 56…踏み段5のコラム、 57
…前支持ローラ、58…後支持ローラ、 59…補助車
輪、 07…案内溝、09…ガイドレール、005…固
定櫛、 006…可動櫛、 401,501,601…
櫛先案内面。
Claims (2)
- 【請求項1】 各踏み面が少なくとも搭載走行区間にお
いて水平を維持する機構を備えた連結搬送装置におい
て、少なくとも一つの踏み段において、踏み面の水平方
向の幅の全部もしくは一部について、踏み面の奥行を車
椅子搭載可能な寸法を持つ拡大踏み面とし、上記拡大踏
み段の前後における近隣の踏み段のうちの少なくとも合
計二つ以上の踏み段の踏み面の奥行を正規の踏み面の奥
行より縮小すると共に、その踏み面の位置を正規の踏み
面の位置よりずらせて、水平直線走行区間において、総
ての踏み面が過不足なく正規に隣接するように位置を定
め、踏み段が走行を折り返す領域において、拡大踏み段
が床下のいずれの壁面とも干渉しないように、水平直進
案内面と踏み段駆動機構ピッチ面とを連結する区間の案
内面の曲率を定めた案内曲面を設けて成ることを特徴と
する大物搭載傾斜搬送装置。 - 【請求項2】 大物搭載踏み面に、車椅子の車輪の接地
部近傍が落ち込むことが可能な凹部を一箇所以上設けた
ことを特徴とする大物搭載傾斜搬送装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9348437A JPH11139738A (ja) | 1997-11-13 | 1997-11-13 | 大物搭載傾斜搬送装置 |
US09/341,525 US6098779A (en) | 1997-11-13 | 1997-11-13 | Sloping transportation apparatus for carrying large sized objects |
EP98953045A EP0952105A4 (en) | 1997-11-13 | 1998-11-13 | TILTED TRANSPORT SYSTEM FOR TRANSPORTING LARGE ITEMS |
PCT/JP1998/005127 WO1999025635A1 (fr) | 1997-11-13 | 1998-11-13 | Systeme transporteur incline permettant de transporter des objets de grande taille |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9348437A JPH11139738A (ja) | 1997-11-13 | 1997-11-13 | 大物搭載傾斜搬送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11139738A true JPH11139738A (ja) | 1999-05-25 |
Family
ID=18397008
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9348437A Pending JPH11139738A (ja) | 1997-11-13 | 1997-11-13 | 大物搭載傾斜搬送装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6098779A (ja) |
EP (1) | EP0952105A4 (ja) |
JP (1) | JPH11139738A (ja) |
WO (1) | WO1999025635A1 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10065470B4 (de) * | 2000-12-28 | 2011-02-17 | Aleris Aluminum Vogt Gmbh | Verfahren zur Herstellung eines Kühlelements für elektrische, insbesondere elektronische, Bauelemente |
JP4458770B2 (ja) * | 2002-11-25 | 2010-04-28 | 東芝エレベータ株式会社 | コンベア装置 |
ES2333640B1 (es) * | 2009-06-26 | 2010-09-13 | Thyssenkrupp Elevator Innovation Center, S.A. | Sistema de transporte para pasajeros/mercancias. |
US10414632B1 (en) * | 2019-05-13 | 2019-09-17 | Constanza Terry | Escalator system for facilitating the transport of goods |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5641555B2 (ja) * | 1973-10-29 | 1981-09-29 | ||
JPS51102884A (en) * | 1975-03-04 | 1976-09-10 | Mitsubishi Electric Corp | Esukareetano hansotai |
JPS58196359A (ja) * | 1982-05-12 | 1983-11-15 | Nissan Motor Co Ltd | ロツクアツプ式トルクコンバ−タ |
JPS58196359U (ja) * | 1982-06-21 | 1983-12-27 | 三菱電機株式会社 | 乗客コンベアの制御装置 |
JP3080376B2 (ja) * | 1989-09-07 | 2000-08-28 | 雅男 窪田 | 連結式搬送機械 |
JPH03166192A (ja) * | 1989-11-24 | 1991-07-18 | Masao Kubota | エスカレーター |
JP3110817B2 (ja) * | 1991-09-09 | 2000-11-20 | 有限会社コンペックス | 事務所故紙の処理装置 |
JPH0967077A (ja) * | 1995-06-20 | 1997-03-11 | Masao Kubota | 大形物用連結搬送装置 |
WO1997006091A1 (fr) * | 1995-08-07 | 1997-02-20 | Masao Kubota | Dispositif de transport de type a connexion pour transporter un objet volumineux |
-
1997
- 1997-11-13 JP JP9348437A patent/JPH11139738A/ja active Pending
- 1997-11-13 US US09/341,525 patent/US6098779A/en not_active Expired - Fee Related
-
1998
- 1998-11-13 EP EP98953045A patent/EP0952105A4/en not_active Withdrawn
- 1998-11-13 WO PCT/JP1998/005127 patent/WO1999025635A1/ja not_active Application Discontinuation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0952105A4 (en) | 2002-04-24 |
WO1999025635A1 (fr) | 1999-05-27 |
US6098779A (en) | 2000-08-08 |
EP0952105A1 (en) | 1999-10-27 |
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