JPH09104582A - 搬送装置 - Google Patents

搬送装置

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JPH09104582A
JPH09104582A JP29322295A JP29322295A JPH09104582A JP H09104582 A JPH09104582 A JP H09104582A JP 29322295 A JP29322295 A JP 29322295A JP 29322295 A JP29322295 A JP 29322295A JP H09104582 A JPH09104582 A JP H09104582A
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JP
Japan
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baggage
tread
speed
floor
stairs
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JP29322295A
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English (en)
Inventor
Masao Kubota
雅男 窪田
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  • Escalators And Moving Walkways (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 駅舎や空港など、比較的長い距離の歩行者を
補助するために設けられる動く歩道を低費用・短期間で
施工可能な方式を開発する。とりわけ既存の通路に施工
することを容易にする。 【構成】 動く歩道は、踏み面が床面とほぼ同じレベル
にあるように設けるため、床を深く掘り下げる必要があ
り、とりわけ既存の通路に設けることは一般に困難であ
る。これに対し本発明では、乗降部を除く大部分を床面
上に設け、床面から上方の動く歩道のレベルの床面まで
の経路に、階段もしくは緩いスロープを設け、動く歩道
の移動手すりを下の床面近くまで延長して歩行者を手助
けすると共に、下の床面から上の床面まで携帯荷物を搬
送するベルト式搬送装置(荷物のキャスターが落ち込む
ゴム性の凹凸を設ける)か、踏み段の奥行きを小さくす
るなどの方策を講じて昇降部の掘り下げ量を小さくした
エスカレーターを設けて、歩行者の負担を軽減する利用
者補助手段を採る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は踏み面とその案内面を床
面の上方に設けた搬送装置に関し、床の掘り下げを少な
くして設置することを可能とし、駅舎・空港・見本市会
場・遊覧施設など、長距離の通路のある施設の利用者、
とりわけ荷物を携行した人の搬送に便益を供する。
【0002】
【従来の技術】駅舎や空港など荷物を携行した人を搬送
する動く歩道は、床を掘り下げて設置するので、多大の
施工費と施工期間とを要し、既設の通路には強度の関係
で設置困難であり、掘削の必要のほとんどない動く歩道
は実現していない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】走行踏み面をなるべく
低くし、階段を歩き易いものにすること、携行荷物を運
ぶ傾斜循環式搬送装置を荷物が滑らず危険のないものに
すること、既設通路を成るべく利用することを図る。
【0004】
【課題を解決するための手段】踏み面の耐久性を考慮し
て、ベルト式は後に譲り、踏み段式を前提に述べ、折り
返し部のスプロケットを小さくするため、踏み面の奥行
きを従来(通常40cm)より小さく、30cm程度と
し、階段は蹴上げの小さな、例えば15cm程度以下の
歩き易いものとし、荷物搬送装置はタイミングベルトの
背面に、荷物のキャスターが落ち込んで安定する程度の
歯を設け、歯溝にはフォウムラバーを充填して、歯溝に
異物が挟まるのを防ぐ。階段の代わりに難滑材料のスロ
ープを用いてもよい。荷物搬送装置・移動手すり・エス
カレーターなどは利用者補助手段である。
【0005】
【作用】床面の上方を走行する動く歩道部の走行速度と
概ね等しい速度の移動手すりが階段部近傍まで延びてお
り、荷物は同じ速度の搬送装置で運ばれ、階段も歩行に
適した寸法で段数の少ないものにし、歩行者は楽に上方
床面に到達でき、歩行を継続して安全に動く歩道に移
る。降りるときは逆のプロセスを同様に遂行して離脱で
きる。
【0006】動く歩道の途中で下の床面に降りる、ある
いは下の床面から動く歩道の途中に乗り込む場合、動く
歩道を移動手すりと共に中断するか、小区間、上方床面
の下を通す。この方式は曲がり角にも適用できる。この
箇所における上下床面間の昇降には、歩行の楽な階段と
荷物搬送装置を別途設ける。動く歩道部は単列の場合も
あるが、特願平7−186111号「複列連結搬送装
置」を利用して複列とし、同方向の低速と高速との組み
合わせ、あるいは反対方向の列の組み合わせなど、多様
な形態のものも可能である。
【0007】
【実施例】従来の踏み段折り返し形のものから始める。
図1は中断のない複列の動く歩道例の(a)平面図と
(b)側面図とを示す。床面0と上床01との間に概ね
装置全体(少なくとも踏み段案内面とその支持部分)を
収納し、踏み面10を持つ動く歩道1と、乗り入れ部に
階段11,13と荷物搬送装置12と、離脱部にも階段
21,23と荷物搬送装置22とを設ける。動く歩道部
の両端部に近く踏み段駆動用大鎖歯車14,24を設
け、それぞれ減速機付き電動機16,26(短距離の場
合は一方のみ)で巻き掛け伝動装置を介して駆動する。
荷物搬送装置12,22はそれぞれ乗り入れ部及び離脱
部の中央部に設けるのがよい。
【0008】図2は荷物搬送部の構造例の(a)平面
図、(b)側面図で、搬送ベルト120はキャスター止
めの機能を持たせて複数並べ、腹側は支持板122で荷
重を支え、歯付きベルト車123(小)、124(大)
の後者を減速機125を経て電動機126で駆動する。
ベルトの張りを保つため、テンションプーリ127及び
中間車128を設ける。ベルト120と床面0、上床面
01との間にそれぞれブリッジ17,18を設け、荷物
の移行の円滑を図る。図2に示す例では、ベルトの腹側
に円弧歯形(半径r)の歯溝(ピッチp)を設け、背側
にはピッチ2pの円弧歯形(半径2r)の歯を設け、背
側の歯溝に充填したフォウムラバー19を接着したゴム
性帯190で外周を取り巻く構造とする。これにより荷
物と搬送ベルトとの摩擦係数が大きく滑り落ちることが
なく、かつ荷物にキャスターがある場合はキャスターが
背側の歯溝に押し入って荷物が安定する。上床でキャス
ターが離脱すると、フォウムラバーが原形に復するの
で、異物が歯溝にはさみ込まれる恐れがない。
【0009】動く歩道1を低速歩道1aと高速歩道1b
とに分割した場合は、移動手すりは低速手すり15aと
高速手すり15bとになり、それぞれ床0の上方、階段
の端近くまで延長して、歩行者の移動を楽にする。原則
として、低速踏み段1aは荷物携帯者用、高速踏み段1
bは荷物の少ない身軽な人用とし、低速踏み段1aの幅
Waを広くして荷物搭載のスペースを確保する。寸法例
を挙げれば、階段の横幅Sa=Sb=40cm、荷物搬
送装置の横幅C=40cmとし、低速踏み段の横幅Wa
=72cm,高速踏み段の横幅Wb=43cm,中間パ
ネル3の幅Mc=5cmを基準寸法とする。中間パネル
3の本部に補助移動手すり15a’と15b’を設け
る。
【0010】図1(c)は従来形のエスカレーターで傾
斜部を走る一例の側面図で、荷物搬送装置は設けないも
のとし、低速走行部は低速スプロケット巻き付き部3
0、乗り込み水平低速走行部31、上昇低速エスカレー
ター部32、低速動く歩道部33、下降低速エスカレー
ター部34、離脱水平低速走行部35、低速スプロケッ
ト巻き付き部36、及び裏側低速帰還部37から成り、
これに低速側スカートガードパネル38、低速移動手す
り381、低速スプロケット391.392が備えられ
図には余されてないが、高速走行部は高速スプロケット
巻き付き部40、乗り込みみ水平高速走行部41、上昇
高速エスカレーター部42、高速動く歩道部43、下降
高速エスカレーター部44、離脱水平高速走行部45、
高速スプロケット巻き付き部46、裏側高速帰還部4
7、これに高速側スカートガードパネル48、高速側高
速移動手すり481、高速スプロケット491,492
が備えられ、低速踏み段列と高速踏み段列との間には中
間パネル3(上部に補助移動手すり15a’と15b’
あり)が設けられる。高速移動手すりは、乗り込み・離
脱の際のショックを緩和するため、乗り込み前と離脱後
の歩行を補助するため、床上にそれぞれ延長しておくの
望ましい。エスカレーターで傾斜部を走行する場合は、
動く歩道部とエスカレーター部とが一体に結合されてお
り、荷物搬送装置は用いず構造は簡単になるが、踏み段
駆動部が床下になるので、床掘削深さを成るべく小さく
するために、踏み段の奥行きをできるだけ切り詰めて、
スプロケットの直径を小さくするように配慮しなければ
ならないが、ある程度の深さになるのは避けられないの
で、床の強度を考慮して、設置位置や床補強について十
分の検討が必要である。
【0011】動く歩道部を難滑性材料を用いたベルトに
して、一体となる移動スロープ部の一部を荷物搬送装置
として兼用すれば、構造は簡単になるが、ベルトの耐久
性に問題があり、この問題を克服するには新規な発想が
必要とおもわれるので、これ以上の記述は避けることに
するが、この場合の移動スロープ部は本発明における利
用者補助手段の一つとして取り扱うものとする。
【0012】次に踏み面が常に上向きの、往復一体形の
ものについて述べる。このタイプのものは機構がやや複
雑になるが、踏み段数の節約になるので、本発明者によ
る平行リンク機構を利用した方式(特願平1−2304
53,1−241770,2−016070など)を用
いた例について述べることにする。踏み段の連結に平行
リンク機構を用いた場合は図3の(a)平面図、(b)
側面図に示すように第一転回部4aと第二転回部4bと
によって往行程と復行程とが結ばれており、各行程につ
き内側と外側とで速度(向き・大きさ)を異にし、乗り
込み水平走行部から離脱水平走行部までの踏み段の配列
は、従来形と同様であるが、転回部近傍は形態を異にす
る。図4(平面図)及び図5(側面図)に転回部の構造
例を示し、垂直の中心軸をもつスプロケットで、踏み段
に固定したピン状歯を駆動する方式であって、内側の内
側踏み段5をエスカレーター式に沈めて転回させ、内側
踏み段5の内側に踏み面50に垂直に設けたピン状歯5
1,52を小スプロケット6で駆動すると共に、外側の
外側踏み段7駆動用大スプロケット8と内側踏み段5と
が干渉しないようにして、大スプロケット8を外側踏み
面70に垂直なピン状歯71,72に噛み合わせて外側
踏み段7を駆動する構造としたのである。駆動こじれを
避けるため、図4に例示するように、踏み段7(5の場
合も同様につき省略)の車輪75と鍔が当たるレール0
2の垂直面と反対の側の垂直面020に、前後のローラ
021,022を押し当てる。なお転回部でローラが干
渉を起こさないよにレールの形状を定める。大スプロケ
ット8と小スプロケット6とを一体にして駆動すると、
内側は低速、外側は高速になる(向きは同じ)。大スプ
ロケット8に心軸80、小スプロケット6に外套軸60
を設け、それぞれをハイポイドギヤ801,601を介
して別個の電動機802,602と減速機803,60
3とで駆動しインバーター制御すれば、速度の多様な組
み合わせが可能になる。(c)はエスカレーターを利用
した場合で、駆動部分が床下になるが、なるべくコンパ
クトになるように設計し、かつ装置を収納する床下部分
の補強に留意する。
【0013】上記総ての場合について、設備を床上に設
けることを原則とするが、部分的には床の一部を掘削
し、強度を補強した上で沈めて設けることがある。例え
ば、荷物搬送部の歯付きベルト車123(小)とテンシ
ョンプーリ127及び両者間の搬送ベルト120を、図
2(b)に示すように床0に沈めて設け、テンションプ
ーリ127を引っ張るばね1270を設ける。次に、図
6は曲がり角のある通路に施工した例を示し、動く歩道
1と2とを角の上床9で結びつけ、その箇所での昇降に
供するため、簡便な階段101と固定手すり102と荷
物用スロープ103(逆回転防止機構付粗面横軸ゴムロ
ールを並列したものがよい)を設けたものである。なお
図3(a),(b)で左乗降部は階段1X、右乗降部は
スロープ2Yにしている。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、床面掘削の必要が殆ど
無く、新規の場合はもとより、既設の床に僅少な施工で
動く歩道を設置することが出来、歩行者の負担が軽減さ
れ、駅舎・空港・見本市会場・遊覧施設など、長距離の
通路のある施設の利用者に多大の便益を供し、福祉の向
上に資する。
【図面の簡単な説明】
【図1】複列の動く歩道の例で、(a)平面図、(b)
側面図、(c)エスカレーターを併用した場合の側面図
である。
【図2】 荷物搬送部の構造例で、(a)平面図、
(b)側面図である。
【図3】 踏み段の連結に平行リンク機構を用いた例
で、(a)平面図、(b)側面図、(c)エスカレータ
ーを併用した場合の側面図である。
【図4】 同上の転回部の構造例の平面図である。
【図5】 同上側面図である。
【図6】 本発明を曲がり角のある通路に用いた場合の
一例の平面図である。
【符号の説明】
0…床面、 01…上床、 1,2…動く歩道装置、
10…1の踏み面、11,13…階段、 21,23…
スロープ、 12,22…荷物搬送装置(部)、14,
24…踏み段駆動鎖歯車、 120…搬送ベルト、 1
22…支持板、123…歯付きベルト車(小)、 12
4…歯付きベルト車(大)、 125…減速機、 12
6…電動機、 127…テンションプーリ、 128…
中間車、15a…低速手すり、 15b…高速手すり、
15a′…補助移動手すり(低速)、15b′…補助
移動手すり(高速)、 16,26…電動機、 17,
181…ブリッジ、 190…ゴム性帯、 3…中間
パネル、 4a…平行リンク方式の第一転回部、 4
b…同上第二転回部、 5…内側踏み段、 50…5の
踏み面、51,52…ピン状歯、 6…小スプロケッ
ト、 60…外套軸、601,801…ハイポイドギ
ヤ、 602,802…電動機、 603,803…減
速機、7…外側踏み段、 70…7の踏み面、 71,
72…ピン状歯、 75…7の車輪、 8…大スプロケ
ット、 80…8の心軸、 9…角の上床面。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動く歩道の踏み面とその案内面より上の
    部分を、床面生地の上方に設け、床面から上方の走行踏
    み面に至る経路に、動く歩道の踏み面と概ね等しい速さ
    の走行速さを持つ利用者補助手段を備えたことを特徴と
    する搬送装置。
JP29322295A 1995-10-05 1995-10-05 搬送装置 Pending JPH09104582A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29322295A JPH09104582A (ja) 1995-10-05 1995-10-05 搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP29322295A JPH09104582A (ja) 1995-10-05 1995-10-05 搬送装置

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Publication Number Publication Date
JPH09104582A true JPH09104582A (ja) 1997-04-22

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ID=17792009

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JP29322295A Pending JPH09104582A (ja) 1995-10-05 1995-10-05 搬送装置

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JP (1) JPH09104582A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101956398A (zh) * 2010-04-28 2011-01-26 江南嘉捷电梯股份有限公司 水平自动人行道和地坑的设置结构
CN103132448A (zh) * 2011-11-28 2013-06-05 山东交通职业学院 一种城市电动钢拱桥
CN111874785A (zh) * 2020-07-31 2020-11-03 陈志峰 方便共享单车通行的市政天桥

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