JPH07172747A - 搬送装置システム - Google Patents
搬送装置システムInfo
- Publication number
- JPH07172747A JPH07172747A JP35304893A JP35304893A JPH07172747A JP H07172747 A JPH07172747 A JP H07172747A JP 35304893 A JP35304893 A JP 35304893A JP 35304893 A JP35304893 A JP 35304893A JP H07172747 A JPH07172747 A JP H07172747A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- speed
- floor
- travelling
- escalator
- moving sidewalk
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Escalators And Moving Walkways (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 エスカレーター・動く歩道など連結式搬送装
置の主要部の高速化を実用上可能にして、搬送速度と能
力の向上を図る。 【構成】 エスカレーターや動く歩道の走行速度を、従
来の概ね2〜3倍とし、乗込み部(A)と降退部(B)
との双方に一段以上の低速の走行部1、2、1′、2′
を付加し、最低速部2、2′の床に対する相対速度と、
隣接走行部の相対速度とが、いずれも従来の対床許容限
度を越えないようにする。選択図に示すように低速部を
三段にすると、対床許容限界速度の約3倍の80m/m
in程度のものが得られる。このシステムに用いられる
低速の走行部としては、歯付きベルトや平板付きチェー
ンを利用した動く歩道の他、短い区間には定位置で回転
する送りローラ3、4も用いられる。
置の主要部の高速化を実用上可能にして、搬送速度と能
力の向上を図る。 【構成】 エスカレーターや動く歩道の走行速度を、従
来の概ね2〜3倍とし、乗込み部(A)と降退部(B)
との双方に一段以上の低速の走行部1、2、1′、2′
を付加し、最低速部2、2′の床に対する相対速度と、
隣接走行部の相対速度とが、いずれも従来の対床許容限
度を越えないようにする。選択図に示すように低速部を
三段にすると、対床許容限界速度の約3倍の80m/m
in程度のものが得られる。このシステムに用いられる
低速の走行部としては、歯付きベルトや平板付きチェー
ンを利用した動く歩道の他、短い区間には定位置で回転
する送りローラ3、4も用いられる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】走行速度の異なる搬送装置から成
るシステムで、とりわけエスカレーター・動く歩道の高
速化を実施可能にする。
るシステムで、とりわけエスカレーター・動く歩道の高
速化を実施可能にする。
【0002】
【従来の技術】エスカレーターには乗降の際の安全のた
め、走行速度に対して最高値が設定され、我が国では2
7m/minが規制値とされており、30m/minま
では許されている。動く歩道もこれに準ずるものとされ
ている。この故に、エスカレーター・動く歩道の高速化
は不可能とされている。
め、走行速度に対して最高値が設定され、我が国では2
7m/minが規制値とされており、30m/minま
では許されている。動く歩道もこれに準ずるものとされ
ている。この故に、エスカレーター・動く歩道の高速化
は不可能とされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】主要走行部は高速とし
つつ、安全に乗降可能な搬送システムを開発することで
ある。
つつ、安全に乗降可能な搬送システムを開発することで
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】高速搬送装置と切り離し
て、より低速の搬送装置を水平走行部において隣接せし
め、両者の相対速度を、従来のエスカレーターの規制値
以下とし、低速搬送装置の速度がなお規制値以上なら
ば、更により以上に低速の搬送装置を先の低速搬送装置
に隣接せしめ、最低速搬送装置の対床速度が規制値以下
になるまで、この手続きを続ける。搭乗者は順次異なる
速度の搬送装置を乗り継いで移動する。各速度の搬送装
置の踏み面に概ね平行して、移動手すりを設ける。この
システムは新しいタイプのエスカレーターにも適用可能
であるが、ここには従来タイプのエスカレーターに適用
した場合について例示する。低速搬送装置の踏み面は摩
擦係数の大きい歩行に適した性状のものにし、歯付きベ
ルトや平板付きチェーンを利用した動く歩道の他、短い
区間には定位置で回転する送りローラも用いられる。
て、より低速の搬送装置を水平走行部において隣接せし
め、両者の相対速度を、従来のエスカレーターの規制値
以下とし、低速搬送装置の速度がなお規制値以上なら
ば、更により以上に低速の搬送装置を先の低速搬送装置
に隣接せしめ、最低速搬送装置の対床速度が規制値以下
になるまで、この手続きを続ける。搭乗者は順次異なる
速度の搬送装置を乗り継いで移動する。各速度の搬送装
置の踏み面に概ね平行して、移動手すりを設ける。この
システムは新しいタイプのエスカレーターにも適用可能
であるが、ここには従来タイプのエスカレーターに適用
した場合について例示する。低速搬送装置の踏み面は摩
擦係数の大きい歩行に適した性状のものにし、歯付きベ
ルトや平板付きチェーンを利用した動く歩道の他、短い
区間には定位置で回転する送りローラも用いられる。
【0005】
【作用】走行速度の異なる搬送装置を乗り継いで進行す
る場合、なるべく一様な搭乗者の流れを確保するには、
踏み段の幅が一定である限り、行き詰まりを避けるた
め、搭乗者は最高速部以外では、踏み面上を歩行するこ
とを原則としなければならない。最高速部においても歩
行が守られれば、その分だけ人の流れが速くなる。この
意味で本発明者による発明「特許願 平成5年第240
231号」の併用は有効である。隣接搬送装置間の走行
速度差は従来のエスカレーターの走行速度の規制値以下
であるから、乗り継ぎの際の違和感はなく、安全面での
不安はない。安全度を一層高めるためには、速度差を小
さくすればよい。
る場合、なるべく一様な搭乗者の流れを確保するには、
踏み段の幅が一定である限り、行き詰まりを避けるた
め、搭乗者は最高速部以外では、踏み面上を歩行するこ
とを原則としなければならない。最高速部においても歩
行が守られれば、その分だけ人の流れが速くなる。この
意味で本発明者による発明「特許願 平成5年第240
231号」の併用は有効である。隣接搬送装置間の走行
速度差は従来のエスカレーターの走行速度の規制値以下
であるから、乗り継ぎの際の違和感はなく、安全面での
不安はない。安全度を一層高めるためには、速度差を小
さくすればよい。
【0006】
【実施例】図1は上昇用エスカレーターに適用した場合
の低速部の側面図で、(A)は階下の乗込み部、(B)
は階上の降退部を示す。階下床面01に近接して上向き
に僅かに傾斜した第一次低速動く歩道1(表面速度v1
m/min)を設け、これに近接して、固定ブリッジ1
2を介在させて、水平な第二低速動く歩道2(表面速度
v2m/min)を設け、高速エスカレーター5(走行
速度v5m/min)の階下水平走行部51との間に、
回転ローラ3,4(外周速度v3,v4)を設け、それ
らの間にブリッジ23,34,45を介在させる。低速
動く歩道は歯付きベルトもしくは平板付きチェーンを利
用し、各駆動車101と102,及び201と202の
間にベルトもしくはチェーンを支持するガイドレール1
03,203を設ける。各ブリッジの前後幅は搭乗者の
履物の裏の前後長さより小さくして、移行が連続的に行
なわれるようにする。
の低速部の側面図で、(A)は階下の乗込み部、(B)
は階上の降退部を示す。階下床面01に近接して上向き
に僅かに傾斜した第一次低速動く歩道1(表面速度v1
m/min)を設け、これに近接して、固定ブリッジ1
2を介在させて、水平な第二低速動く歩道2(表面速度
v2m/min)を設け、高速エスカレーター5(走行
速度v5m/min)の階下水平走行部51との間に、
回転ローラ3,4(外周速度v3,v4)を設け、それ
らの間にブリッジ23,34,45を介在させる。低速
動く歩道は歯付きベルトもしくは平板付きチェーンを利
用し、各駆動車101と102,及び201と202の
間にベルトもしくはチェーンを支持するガイドレール1
03,203を設ける。各ブリッジの前後幅は搭乗者の
履物の裏の前後長さより小さくして、移行が連続的に行
なわれるようにする。
【0007】搭乗者が床に直接乗降する搭乗搬送装置の
対床相対速度の許容上限値をS(m/min)とする
と、v1≦S, v2−v1≦S とし、ローラ送り区
間は短いので、実際的には v3=v4, v3−v2
≦S/2, v5−v4≦S/2 とするのが望まし
い。一例として v1=27(m/min), v2=
54(m/min), v3=v4=67(m/mi
n), v5=80(m/min) が達成される。低
速部のスペースが十分でない場合は、第一低速部1を省
略して、階下床面0lを第二低速部2に近接させ、以下
を上記と同様にすれば、v5=53(m/min) が
達成される。
対床相対速度の許容上限値をS(m/min)とする
と、v1≦S, v2−v1≦S とし、ローラ送り区
間は短いので、実際的には v3=v4, v3−v2
≦S/2, v5−v4≦S/2 とするのが望まし
い。一例として v1=27(m/min), v2=
54(m/min), v3=v4=67(m/mi
n), v5=80(m/min) が達成される。低
速部のスペースが十分でない場合は、第一低速部1を省
略して、階下床面0lを第二低速部2に近接させ、以下
を上記と同様にすれば、v5=53(m/min) が
達成される。
【0008】階上の降退部については、同図(B)に示
すように、階下の乗込み部における対応する部分の符号
に′を付けて表す。下降エスカレーターにおいては、速
度の方向がすべて反対になる他はとくに異なるところは
ない。
すように、階下の乗込み部における対応する部分の符号
に′を付けて表す。下降エスカレーターにおいては、速
度の方向がすべて反対になる他はとくに異なるところは
ない。
【0009】低速部の踏み面に概ね平行して移動手すり
を設けるが、各低速踏み面に平行する移動手すりに添え
字aを付けて、1a,2a,3a,4a,5aと表し、
ブリッジも12a,23a,34a,45aと表す。低
速部に対する移動手すり関連部の側面形状は踏み面部と
概ね同様としてよいが、幅、材質、性状、強度などが異
なることは当然である。なお低速部の駆動機構や軸受構
造などは公知の適当なものを選択して用いればよく、と
くに新規性はないので、図示及び説明を省略する。既存
のエスカレーターを改造して本発明を適用する場合は、
高速部が高速に堪えられるように改造した上、低速部を
付加して、容易に実施することができる。
を設けるが、各低速踏み面に平行する移動手すりに添え
字aを付けて、1a,2a,3a,4a,5aと表し、
ブリッジも12a,23a,34a,45aと表す。低
速部に対する移動手すり関連部の側面形状は踏み面部と
概ね同様としてよいが、幅、材質、性状、強度などが異
なることは当然である。なお低速部の駆動機構や軸受構
造などは公知の適当なものを選択して用いればよく、と
くに新規性はないので、図示及び説明を省略する。既存
のエスカレーターを改造して本発明を適用する場合は、
高速部が高速に堪えられるように改造した上、低速部を
付加して、容易に実施することができる。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、従来高速化が不可能と
されていたエスカレーターや動く歩道の高速化が可能に
なり、従来のものを簡単に改造して実施することも可能
で、それらの搬送速度と能力が飛躍的に向上する。
されていたエスカレーターや動く歩道の高速化が可能に
なり、従来のものを簡単に改造して実施することも可能
で、それらの搬送速度と能力が飛躍的に向上する。
【図1】 上昇用エスカレーターに適用した側面図で、
(A)は階下乗込み部、(B)は階上降退部を示す。
(A)は階下乗込み部、(B)は階上降退部を示す。
01 階下床面 1 第一低速走行部 (以下階下) 2 第二低速走行部 3,4 送りローラ 5 高速水平走行部 12,23,34,45 ブリッジ 103,203 ガイドレール 1a,2a,3a,4a,5a それぞれ走行部1,
2,3,4,5に対応する移動手すり 01′ 階上床面 1′ 階上の第一低速走行部 2′ 階上の第二低速走行部
2,3,4,5に対応する移動手すり 01′ 階上床面 1′ 階上の第一低速走行部 2′ 階上の第二低速走行部
Claims (1)
- 【請求項1】 走行速度の異なる複数の搬送装置を、搭
乗者が乗り継いで始点から終点に至るものとし、搭乗者
が床に直接乗降する搭乗搬送装置の対床相対速度の許容
上限値をS(m/min)とするとき、隣接する搬送装
置の相対速度が、Sを越えないように構成されているこ
とを特徴とする搬送装置システム。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35304893A JPH07172747A (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | 搬送装置システム |
CA 2155868 CA2155868A1 (en) | 1993-12-20 | 1994-10-18 | Connected conveyor machine |
EP94929678A EP0685421A4 (en) | 1993-12-20 | 1994-10-18 | LINKED CONVEYOR. |
PCT/JP1994/001749 WO1995017342A1 (fr) | 1993-12-20 | 1994-10-18 | Machine de transport reliee |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35304893A JPH07172747A (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | 搬送装置システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07172747A true JPH07172747A (ja) | 1995-07-11 |
Family
ID=18428220
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35304893A Pending JPH07172747A (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | 搬送装置システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07172747A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6439365B1 (en) | 1998-08-18 | 2002-08-27 | Masao Kubota | High-speed continuous conveying system |
-
1993
- 1993-12-20 JP JP35304893A patent/JPH07172747A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6439365B1 (en) | 1998-08-18 | 2002-08-27 | Masao Kubota | High-speed continuous conveying system |
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