JPH11137606A - 車両および車椅子兼用の座席 - Google Patents

車両および車椅子兼用の座席

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JPH11137606A
JPH11137606A JP10163433A JP16343398A JPH11137606A JP H11137606 A JPH11137606 A JP H11137606A JP 10163433 A JP10163433 A JP 10163433A JP 16343398 A JP16343398 A JP 16343398A JP H11137606 A JPH11137606 A JP H11137606A
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JP
Japan
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lifter
seat
wheelchair
rail
vehicle
Prior art date
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JP10163433A
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English (en)
Inventor
Nobuo Sei
信夫 瀬井
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Araco Co Ltd
Original Assignee
Araco Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車椅子の利用者にとって車両の乗降動作が楽
で、しかも、補助者の介添え作業の負担を皆無、または
大きく軽減し得るようにすることにある。 【解決手段】座席10を、リフター20a上と車椅子用
の台車30上間を移動可能に構成するとともに、リフタ
ー20a上にて前向きに状態に固定でき、かつ台車30
上で固定できるように構成して、リフター20a上と車
椅子用の台車30上間での座席10の移動を着座した状
態で可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車室に組付けられ
たリフター上では車両用座席を構成し、かつ、車椅子の
台車上では車椅子用座席を構成する、車両および車椅子
兼用の座席に関する。
【0002】
【従来の技術】車椅子の利用者には、自力で車椅子から
車室へ乗り込んだり、車室から出て車椅子に移ることが
困難な人がおり、車両の乗降には、補助者が車椅子の利
用者を介添えすることが多い。この介添え作業では、補
助者は車椅子の利用者に対してできるかぎり苦痛を与え
ないように配慮するため、体力と無理な姿勢を要求され
て肉体的に大きな負担を強いられる。また、車椅子の利
用者にとっても、乗降動作が必ずしも楽とはいえない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる問題
に着目してなされたもので、その主たる目的は、車椅子
の利用者にとって乗車時の車両用座席への移乗および降
車時の車椅子への移乗が不要であって乗降動作が楽で、
しかも、補助者の介添え作業の負担を皆無、または大き
く軽減し得るようにすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、車室内に組付
けられて同車室の内外へ移動可能でかつ外側への移動位
置にて昇降可能な搬送機構のリフター上に水平方向へ回
転可能かつ一方へ移動可能に組付けられ、かつ、同リフ
ター上から車椅子用の台車上へ移動可能な座席であっ
て、前記リフター上では車両用座席を構成し、かつ、前
記台車上では車椅子用座席を構成する座席であり、同座
席は、前記リフターおよび車椅子用の台車に設けたレー
ルに移動可能に嵌合するローラを備えるとともに、前記
リフター上での移動を解除可能に規制する第1のロック
機構による規制を解除操作する操作手段、同リフター上
での回転を解除可能に規制する第2のロック機構による
規制を解除操作する操作手段、および前記台車上での移
動を解除可能に規制する第3のロック機構による規制を
解除操作する操作手段を備えていることを特徴とするも
のである。
【0005】本発明に係る座席においては、前記第1の
ロック機構および第2のロック機構は前記座席と前記リ
フター間に設けられ、かつ、前記第3のロック機構は前
記座席と前記台車間に設ける構成とすることができ、ま
た、当該座席は前記台車を制動するための制動付与手段
を備える構成とすることができる。
【0006】また、本発明に係る座席においては、前記
リフター上と前記台車上間を移動する際、これらリフタ
ーと台車がこれらの間に設けた連結機構により解除可能
に連結される構成とすることができる。この場合、前記
リフターおよび前記台車は、前記座席のローラが移動可
能に嵌合するレールを左右一対備え、前記リフターの各
レールと前記台車の各レールは前記連結機構を介して前
記リフターと前記台車が連結されたとき同軸的に連結さ
れるように構成するとができる。
【0007】また、本発明にかかる車両および車椅子兼
用の座席においては、前記リフターの一方のレールの先
端部には前記座席のローラの前記台車の一方のレール側
への移動を規制する第1の規制手段を備えるとともに、
前記台車の一方のレールにおける前記リフターの一方の
レールの先端部に対向する対向端部には前記リフターと
前記台車が連結されたとき前記第1の規制手段の規制機
能を無効にする第1の規制無効手段を備え、かつ、前記
台車の他方のレールの先端部には前記座席のローラの前
記リフターの他方のレール側への移動を規制する第2の
規制手段を備えるとともに、前記リフターの他方のレー
ルにおける前記台車の他方のレールの先端部に対向する
対向端部には前記リフターと前記台車が連結されたとき
前記第2の規制手段の規制機能を無効にする第2の規制
無効手段を備えた構成とすることができる。
【0008】
【発明の作用・効果】このように構成した座席において
は、搬送機構を構成するリフターの動作により車室の内
外に位置させることができ、車室内に位置している状態
では、搬送機構のリフター上での移動および回転を規制
して、前向き状態に位置する車両用座席を構成すること
ができる。この前向き状態にある車両用座席のリフター
上での回転規制を解除すれば、座席を回転して車両の乗
降口に対向させることができ、この状態で回転を規制し
て座席をリフターの動作にて車室外へ搬出するとともに
車椅子用の台車の高さまで降下させることができる。
【0009】この状態で、リフターと台車はこれらのレ
ールが互いに同一線上になるように連結され、座席のリ
フター上での移動規制を解除した状態で、同座席を台車
上へ移動させることができ、かつ、台車上でその移動を
規制して固定することにより車椅子用座席を構成するこ
とができる。
【0010】以上の動作順序により、車室内にて前向き
状態に固定されている座席を車室外に搬送して台車上に
固定することができ、上記動作順序とは逆の動作順序に
より、車室外の台車上に固定されている座席を車室内に
搬送して、車室内にて前向き状態に固定することができ
る。
【0011】従って、当該座席を人が着座している状態
で上記した搬送動作を行えば、当該座席の着座者は移乗
することなく、着座姿勢をそのまま維持した状態で車椅
子用の台車と車室内間を移動することができる。これに
より、車椅子の利用者にとっては車両の乗降動作が極め
て楽で、しかも、補助者の介添え作業の負担を皆無に
し、または大幅に軽減することができる。
【0012】本発明に係る車両および車椅子兼用の座席
において、リフター上から台車上に移動する際、これら
リフターと台車がこれらの間に設けた連結機構により解
除可能に連結される構成とすることができ、これによ
り、座席をリフター上から台車上へ、および台車上から
リフター上へ移動する際にリフターと台車が互いに離間
することがなく、座席をリフター上および台車上へ円滑
に移動させることができる。この場合には、リフターお
よび台車を、前記座席のローラが移動可能に嵌合するレ
ールを左右一対備えた構成として、リフターの各レール
と台車の各レールが連結機構を介してリフターと台車が
連結されたとき同軸的に連結されるように構成するとが
で好ましい。
【0013】また、本発明に係る車両および車椅子兼用
の座席において、リフターの一方のレールの先端部には
座席のローラの台車の一方のレール側への移動を規制す
る第1の規制手段を備えるとともに、台車の一方のレー
ルにおけるリフターの一方のレールの先端部に対向する
対向端部にはリフターと台車が連結されたとき第1の規
制手段の規制機能を無効にする第1の規制無効手段を備
える構成とし、かつ、台車の他方のレールの先端部には
座席のローラのリフターの他方のレール側への移動を規
制する第2の規制手段を備えるとともに、リフターの他
方のレールにおける台車の他方のレールの先端部に対向
する対向端部にはリフターと台車が連結されたとき第2
の規制手段の規制機能を無効にする第2の規制無効手段
を備える構成とすることができる。
【0014】かかる構成を採用すれば、リフターと台車
が互いに連結していない状態では各規制手段の規制機能
が有効であり、リフターと台車が互いに連結されると各
規制手段の規制機能が無効となる。このため、リフター
と台車が互いに連結していない状態ではたとえ誤って、
座席をリフターから車台へ、車台からリフターへ移動さ
せようとしても移動させることができず、不完全な連結
状態での座席の移動による連結部の変形、破損等を防止
することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説
明すると、図1〜図5には、本発明に係る座席の一例が
示されている。当該座席10は、車室内に組付けられた
搬送機構20のリフター20aと車椅子用の台車30間
を移動するもので、車室内に位置して車両用の座席とし
て機能するとともに、台車30上に位置して車椅子用の
座席として機能する。
【0016】座席10は、車両用シートの座席部を基本
構成とするもので、シートクッション11,シートバッ
ク12、ヘッドレスト13、およびアームレスト14を
備えるとともに、シートクッション11の前側下部にス
テップ15を、シートバック12の背部に手押し用のハ
ンドル16をそれぞれ備えている。
【0017】なお、これらの図面において、符号Fは車
室のフロアを示し、また符号Cは車室の左右の中心線を
示している。
【0018】しかして、シートクッション11の下面を
構成するベース17は、図6〜図8に示すように、プレ
ート部17aの下面の左右の側部にブラケット17b
を、後端部の左右の部位に係合突起17cを形成してな
るもので、各ブラケット17bの前後の部位にローラ1
7dが回転可能に支持されている。各ローラ17dは、
各ブラケット17bの内面側に位置している。また、ベ
ース17の下面には第1のロック機構40a(以下第1
ロック機構40aという)が配設されている。
【0019】第1ロック機構40aは、左右一対のロッ
クロッド41、左右一対のリンク42、作動レバー4
3、操作レバー44、およびテンションスプリング45
にて構成されている。各ロックロッド41は、プレート
部17aの下面に設けた筒状ガイド部17eに進退可能
に挿入されている。各リンク42はL字状を呈するもの
で、屈曲基端部にてプレート部17aの下面に回動可能
に支持されている。作動レバー43は、プレート部17
aの下面に設けたガイド部17fに支持されて、左右の
リンク42の間の下方を前後方向に延びている。各リン
ク42は、一方の回動端部の長孔にて各ロッド41の後
端部に回動可能に連結され、かつ、他方の回動端部の長
孔にて作動レバー43の中間部に回動可能に連結されて
いる。
【0020】操作レバー44は、屈曲形状を呈する長尺
のもので、その内端部の長孔にて作動レバー43に連結
ピン43aを介して回動可能に連結されている。連結ピ
ン43aは、作動レバー43に植設されていて、プレー
ト部17aに設けた長孔17gを挿通して操作レバー4
4の長孔に挿入されている。
【0021】操作レバー44の内端部には、テンション
スプリング45の一端が係止されている。テンションス
プリング45の他端はベース17のプレート部17aに
係止されていて、操作レバー44を図6の図示時計方向
へ付勢している。この状態で、操作レバー44の先端部
はベース17の前部の右隅部から突出している。なお、
操作レバー44の先端部は、操作時の把持部に構成され
ている。
【0022】これにより、作動レバー43は最前端に位
置し、各リンク42を作動レバー43および各ロックロ
ッド41に対して直交状態として各ロックロッド41を
最先側に位置させ、各ロックロッド41の先端部をリフ
ター20a側に設けた後述するロック孔に突入させてい
る。
【0023】搬送機構20は、車室内のフロア上に固定
した基台21と、基台21上に移動可能に組付けた移動
台22と、移動台22に移動可能に組付けた駆動部材2
3と、駆動部材23に連結アーム24a,24bを介し
て連結したリフター20aを備えている。また、リフタ
ー20aは、リフター本体25とベース26を備えてお
り、ベース26はリフター本体25上に回転可能に組付
けられている。
【0024】ベース26は、図1および図2に示すよう
に、リフター本体25上にて回転可能であるとともに、
図2および図3に示すように、リフター本体25と一体
に移動可能であり、さらには、図3および図4に示すよ
うに、リフター本体25と一体に昇降可能である。従っ
て、ベース26は、リフター本体25に対して回転可能
な状態である場合には、座席10側の構成部材として機
能する。
【0025】リフター20aを構成するベース26は、
図6、図8および図9に示すように、プレート部26a
の上面の左右の側部に各レール26bを、後端の起立壁
部の左右の部位に係合孔26cを備えているもので、各
レール26bは外側にコ字状に開口しているとともに、
その長手方向の中間部にはロック孔26dが形成されて
いる。
【0026】各レール26bには、その先端開口部側か
ら座席10側のベース17に支持した左右の各ローラ1
7dが挿入可能であって、各ローラ17dが各レール2
6bに挿入された状態では、ベース17に設けた各係止
突起17cがベース26の係合孔26cに係合されると
ともに、第1ロック機構40aの各ロックロッド41が
各ロック孔26dに突入して、ベース26を介して座席
10を図1〜図4に示すようにリフター本体25上に固
定する。ベース26には、第2のロック機構40b(以
下第2ロック機構40bという)が配設されている。
【0027】第2ロック機構40bは、ロックピン4
6、第1,第2リンク47a,47b、および操作ハン
ドル48を備えている。ロックピン46は、ベース26
のプレート部26aの下面に設けた筒状ブラケット26
eに進退可能に挿入されている。第1リンク47aはL
字状を呈しており、屈曲基部にてプレート部26aに回
動可能に支持されている。第1リンク47aの一端はロ
ックピン46の後端部に回動可能に連結され、かつ、そ
の他端には第2リンク47bの後端部が回動可能に連結
されている。第2リンク47bは平板状のもので、ベー
ス26の左側に延びて突出している。
【0028】操作ハンドル48は、ベース26に設けた
ブラケット26fに回動可能に支持されて前後方向に延
びており、第2リンク47bとは作動的に連結されてい
る。なお、操作ハンドル48は、その前後各端部が操作
時の把持部48a,48bに構成されていて、回動操作
により、第2リンク47bを引き出し、および押し込ん
で第1リンク47aを回動させ、ロックピン46を進退
させる。
【0029】一方、リフター本体25における上面に
は、その中央部に円形穴25aが形成されていて、円形
穴25aの周縁部には3個のロック溝25bが形成され
ている。操作ハンドル48は、第2リンク47bを引き
出す方向に付勢されていて、第1リンク47aを介して
ロックピン46を、例えば図6に示すように、各ロック
溝25bの1つに係合させる。
【0030】この係合状態では、ベース26は、リフタ
ー本体25に対して回転不能であり、操作ハンドル48
の回動操作により第2リンク47bを押し込んでロック
ピン46を後退させてロック溝25bから引き抜くこと
により、リフター本体25に対して回転可能となって座
席10側のベース17と一体となり、座席10側の構成
部材として機能する。
【0031】車椅子用の台車30は、座席10と一体な
って車椅子を構成するもので、図10に示すように、台
車30の左右の上方の支持台31上には、それぞれレー
ル32が配設されている。各レール32は、リフター2
0aのベース26に設けたレール26bと同一の断面形
状を呈するもので、レール間隔も同一寸法に設定されて
いる。従って、台車30の後端部とリフター20aの前
端部を対向させると、各レール32はベース26の各レ
ール26bと連結可能である。
【0032】台車30においては、各レール32の中央
部よりわずかに前方の部位にロック孔32aが形成され
ている。各ロック孔32aは、リフター20aのベース
26に設けた各ロック孔26dと同様に機能するもの
で、座席10がリフター20aのベース26から台車3
0に移動した際、第1ロック機構40aの各ロックロッ
ド41が抜き差し可能に突入して、座席10を台車30
に固定すべく機能する。従って、各ロック孔32aは第
1ロック機構40aとともに、座席10を台車30に解
除可能に固定するロック機構を構成するもので、かかる
ロック機構は本発明の第3のロック機構に該当する。
【0033】台車30においては、左右の枠体33を連
結する架橋部34の各支柱が昇降機構35に構成されて
いて、各支持台31は各昇降機構35に支持されて上下
方向の位置を調整可能になっている。リフター20aと
台車30間には、図6、図9および図10に示すよう
に、各レール26bと各レール31とを連結するための
連結機構50が配設されている。
【0034】連結機構50は、左右一対のロックプレー
ト51、リンク52、テンションスプリング53および
左右一対のフック54を備えている。各ロックプレート
51は係止部51aを備えた平板状もので、リフター2
0aにおけるベース26のプレート26a上に設けた扁
平の筒状ガイド部26g内に進退可能に挿入されてい
て、内端部が筒状ガイド部26g内から突出している。
リンク52は、その中間部にて、ベース26のプレート
26a上に回動可能に支持されていて、両ロックプレー
ト51間に位置している。
【0035】各ロックプレート51は、その内端部を、
リンク52の支持部の前後における長孔にて回動可能に
連結されており、リンク52の後端部にテンションスプ
リング53の一端が係止されている。テンションスプリ
ング53は、その他端をプレート26a上に係止されて
いて、リンク52を中立状態に位置させている。左側の
ロックプレート51は長く形成されていて、その先端部
が筒状ガイド部26g内から外側へ突出して操作部51
bに形成されている。これにより、操作部51bにて押
し込み操作すれば、リンク52は図6の図示時計方向へ
回動して、両ロックプレート51はともに引き込まれ
る。
【0036】一方、台車30の左右の各支持台31上の
後端部には、各レール32の内側の部位にフック54が
設けられている。各フック54は、後端側に係止部54
aを備えている。係止部54aは内側に突出していて、
筒状ガイド部26gの前側開口部26hから突入可能で
あり、突入時にはロックプレート51の係止部51aに
弾撥的に当接してロックプレート51を内側へ移動さ
せ、係止部51aを乗り越えて同係止部51aに係止す
る。
【0037】これにより、台車30はその後端側にて、
連結機構50を介してリフター20aの前端側に連結さ
れ、台車30上の各レール32がベース26上の各レー
ル26bに連結される。この連結状態は、連結機構50
の左側ロックプレート51を内側へ押し込み操作するこ
とにより解除される。
【0038】すなわち、左側ロックプレート51の操作
部51bを押し込み操作すると、同ロックプレート51
は勿論のこと、右側のロックプレート51も内側へ移動
して、各ロックプレート51の係止部51aが各フック
54の係止部54aから離脱し、台車30を引き離せ
ば、台車30とリフター20aの連結状態は解消され
る。
【0039】当該座席10と台車30間には、車椅子用
のブレーキ機構60が左右一対配設されている。ブレー
キ機構60は、図11および図12に示すように、スト
ッパ61、台車30側の第1ブレーキレバー62、第1
連結アーム63、および、座席10側の第2ブレーキレ
バー64、第2連結アーム65を備えている。
【0040】ストッパ61は、その上端部にて、台車3
0の枠体33に設けたブラケット33aに前後方向に回
動可能に支持されて下方に延びている。第1ブレーキレ
バー62は、その中間部にて、ブラケット33aの前端
部に上下方向に回動可能に支持されて、リンク66を介
してストッパ61に連結されている。リンク66は、そ
の前端部を第1ブレーキレバー62の下端部に回動可能
に連結され、かつ、その後端部をストッパ61の中間部
に回動可能に連結されていて、ストッパ61を車輪36
の前側面に対向させている。
【0041】当該ブレーキ機構60においては、第1ブ
レーキレバー62が実線で示す上方位置にある場合に
は、ストッパ61は車輪36から前方に離間しており、
第1ブレーキレバー62を2点鎖線で示すように下方へ
回動操作すると、リンク66が突張ってストッパ61を
後方へ回動させて車輪36の前側面に押圧し、車輪36
を制動する。第1ブレーキレバー62のこのような回動
操作によれば、リンク66がターンオーバして、ストッ
パ61の車輪36に対する押圧状態が維持されて、車輪
36の制動状態が維持される。かかる制動状態は、第1
ブレーキレバー62の上方への回動操作により解除され
る。
【0042】一方、座席10側の第2ブレーキレバー6
4は、シートバック12に設けたハンドル16の左右の
各側部に固定されていて、ストッパ61とは第1ケーブ
ル67a、第1,第2連結アーム63,65、および第
2ケーブル67bを介して連結されている。
【0043】第1連結アーム63は、図10、図11お
よび図12に示すように、揺動アーム部63aとその後
端に設けた平板部63bを備え、平板部63bには係止
孔63cが形成されている。第1連結アーム63は、揺
動アーム部63aの前端部にて台車30の支持台31側
に上下方向に揺動可能に支持されていて、その後端部に
第1ケーブル67aのインナワイヤの一端が連結され、
水平状態で後方に延びている。第1ケーブル67aのイ
ンナワイヤの他端は、ストッパ61の下端部に連結され
ている。
【0044】第2連結アーム65は、図7、図11およ
び図12に示すように、揺動アーム部65aとその後端
に設けた係止突起部65bを備えている。第2連結アー
ム65は、揺動アーム部65aの前端部にて座席10の
ベース17のプレート部17aにおける左右の部位に上
下方向に揺動可能に支持されていて、その後端部に第2
ケーブル67bのインナワイヤの一端が連結され、水平
状態で後方に延びている。第2ケーブル67bのインナ
ワイヤの他端は、第2ブレーキレバー64の先端部に連
結されている。
【0045】当該ブレーキ機構60においては、座席1
0がリフター20aから台車30上に移動する際に、第
2連結アーム65の係止突起部65bが第1連結アーム
63の係止孔63cに係止されて、両連結アーム63,
65が互いに連結し、座席10側の第2ブレーキレバー
64がストッパ61に連結される。
【0046】このため、第2ブレーキレバー64を操作
すれば、第2ケーブル67bに連結する第2連結アーム
65、および第1連結アーム63が2点鎖線で示すよう
に上方へ揺動し、第1ケーブル67aに連結するストッ
パ61を2点鎖線で示すように引張って、ストッパ61
を車輪36の前側面に押圧して車輪36を制動する。
【0047】このように構成された座席10において
は、搬送機構20のリフター20a、および台車30間
を移動して、リフター20a上にて固定された状態では
車両用座席として機能し、かつ、台車30上にて固定さ
れた状態では車椅子用座席として機能する。
【0048】すなわち、当該座席10は、搬送機構20
におけるリフター20aにて固定されている状態では、
搬送機構20の搬送動作により車室の内外に位置させる
ことができ、車室内に位置している状態では、第1ロッ
ク機構40aおよび第2ロック機構40bにより、ベー
ス26上での移動、およびリフター本体25上での回転
を規制して、座席10を車室内にて前向き状態に維持す
ることができる。図1には、車室内にて前向き状態に維
持されている座席10の背面が示されている。
【0049】この状態の座席10においては、第2ロッ
ク機構40bの操作ハンドル48を回動操作することに
より、ベース26のリフター本体25に対する回転の規
制を解除して回転可能な状態となる。このため、座席1
0を図2に示すように略90度回転させることができ、
回転後、ベース26はリフター本体25に自動的にロッ
クされて、座席10の回転が規制される。図2には、車
室内にて側方の乗降口に対向する横向き状態に維持され
ている座席10の側面が示されている。
【0050】この状態の座席10を背面側から押動する
と、移動台22が基台21上を移動して、座席10はリ
フター20aに乗った状態で車室外へ搬送される。図3
には、車両の側方の乗降口から外へ搬送された横向き状
態に維持されている座席10の側面が示されている。
【0051】この状態で、駆動部材23を電動で駆動さ
せれば、駆動部材23は移動台22上を移動して両連結
アーム24a,24bを介してリフター20aを前方へ
押し出しつつ所定の位置まで降下させる。図4には、車
室外で降下されて横向き状態に維持されている座席10
の側面が示されている。降下された状態の座席10に対
しては、台車30が図4に示すように連結される。
【0052】台車30の高さを予めリフター20aの降
下位置に調整しておき、台車30を降下しているリフタ
ー20aの前側へ押し込むと、台車30の後端部に設け
た各フック54がベース26に設けた各筒状ガイド部2
6gの開口部26hから内部に侵入して、各ロックプレ
ート51の係止部51aに自動的に係止され、台車30
とリフター20aとが連結される。これにより、台車3
0上の各レール32とベース26上の各レール26bと
が一直線状に連結される。
【0053】従って、第1ロック機構40aにおける操
作レバー44を回動操作して、座席10のリフター20
aに対する固定を解除すれば、座席10を前方へ押し出
して各レール26b、32に沿って台車30上に移動さ
せることができる。この間、第1ロック機構40aの各
ロックロッド41の先端は各レール26b、32の内面
を摺接し、各ロックロッド41の先端は各レール32の
ロック孔32aに達した時点でロック孔32aに突入
し、座席10を台車30に固定して車椅子を構成する。
図5および図11には、このようにして構成された車椅
子の側面が示されている。
【0054】このように構成された車椅子においては、
両連結アーム63,65により座席10側の第2ブレー
キレバー64が台車30側のストッパ61に連結され、
ブレーキ機構60は、台車30側の第1ブレーキレバー
62と座席10側の第2ブレーキレバー64の両ブレー
キレバー62,64にてブレーキ操作が可能となる。す
なわち、当該車椅子においては、着座者による第1ブレ
ーキレバー62の操作によっても、また、補助者による
第2ブレーキレバー64の操作によっても制動すること
ができる。
【0055】以上の動作順序により、車室内にて前向き
状態に固定されている座席10を車室外に搬送して台車
30上に固定して車椅子を構成することができ、上記動
作順序とは逆の動作順序により、車室外の台車30上に
固定されている車椅子用の座席10を車室内に搬送し
て、車室内にて前向き状態に固定して車両用の座席10
を構成することができる。
【0056】従って、当該座席10を人が着座している
状態で上記した搬送動作を行えば、当該座席10の着座
者は離座することなく、着座姿勢をそのまま維持した状
態で車椅子用の台車30と車室内間を移動することがで
きる。これにより、車椅子の利用者にとっては車両の乗
降動作が極めて楽で、しかも、補助者の介添え作業の負
担を大きく軽減し得る。
【0057】なお、当該座席10を台車30に固定して
構成した車椅子においては、車椅子用のブレーキ機構6
0を備えており、同ブレーキ機構60によれば、第1ブ
レーキレバー62を着座者が操作することにより、ま
た、第2ブレーキレバー64を補助者が操作することに
より車椅子を制動し得るため、極めて使い勝手がよい。
【0058】また、当該座席10をリフター20a上か
ら台車30上に、台車30上からリフター20a上へ移
動させる場合、リフター20aと台車30とを連結機構
50を介して連結しているため、リフター20aと台車
30の連結関係が的確になされ、リフター20aと台車
30間での座席10の移動を円滑、かつ確実に行うこと
ができる。
【0059】当該座席10を車両用座席に構成するリフ
ター20aと、車椅子用座席に構成する台車30との間
に、座席10の台車30側およびリフター20a側への
移動を規制する移動規制手段、および同移動規制手段の
移動規制機能を無効にする移動規制無効手段を設けて、
座席10のリフター20a上および車台30上への一層
円滑な移動を図ることができる。これらの移動規制手段
および移動規制無効手段は、図9および図10における
ア〜エ部分に、図13〜図15に示すごとく配設するこ
とができる。
【0060】図13〜図15には、移動規制手段および
移動規制無効手段の一例が示されている。図13および
図14は、図9の矢印ア部分および図10の矢印イ部分
に相当する部分(左側レール部)を示し、かつ、図15
は図9の矢印ウ部分および図10の矢印エ部分に相当す
る部分(右側レール部)を示すもので、図13および図
14における符号70aは、第1の移動規制手段および
第1の移動規制無効手段からなる第1移動規制機構、図
15における符号70bは、第2の移動規制手段および
第2の移動規制無効手段からなる第2移動規制機構であ
る。
【0061】第1移動規制機構70aは、ストッパアー
ム71およびリターンスプリング72からなる移動規制
手段と、押圧プレート73からなる移動規制無効手段と
により構成されている。ストッパアーム71のアーム本
体71aは断面コ字状を呈するもので、その両側壁部に
て、リフター20aのレール26bの先端部に設けたブ
ラケット26iの両側壁部に上下方向へ回動可能に組付
けられており、ブラケット26iとの間に介在するリタ
ーンスプリング72により上方へ付勢されている。
【0062】ストッパアーム71は、その係止片71b
をブラケット26iの先端部に係止させてそれ以上の上
方への回動を規制されていて、アーム本体71aの上端
部をレール26bの底部26b1から所定量上方へ突出
させている。この状態では、リフター20aのレール2
6b内に嵌合する座席10のベース17側のローラ17
dは、図14(a)に示すように、台車30のレール3
2側への移動時にはストッパアーム71に当接して、そ
れ以上の同方向への移動を規制される。
【0063】押圧プレート73は、台車30のレール3
2の底部32bを先端側へ延長して水平方向へ突出させ
て形成されているもので、リフター20aのレール26
bの底部26b1と同一平面に位置し、連結機構50に
より台車30がリフター20aに連結された状態では、
ストッパアーム71をその背部側から覆蓋してリターン
スプリング72に抗して押圧して下方へ回動させる。押
圧プレート73はこの状態では、図14(b)に示すよ
うに、リフター20aのレール26bの底部26b1と
台車30のレール32の底部32bを同一平面に連結し
て、リフター20aのレール26b内に嵌合する座席1
0のベース17側のローラ17dのレール32側への移
動を許容する。
【0064】第2移動規制機構70bは、第1移動規制
機構70aとは配設位置を除き基本的には同一構成のも
ので、図15に示すように、ストッパアーム74および
リターンスプリング75からなる移動規制手段と、押圧
プレート76からなる移動規制無効手段とにより構成さ
れている。ストッパアーム74はその両側壁部にて、車
台30のレール32の先端部に設けたブラケット32c
の両側壁部に上下方向へ回動可能に組付けられており、
ブラケット32cとの間に介在するリターンスプリング
75により上方へ付勢されている。
【0065】ストッパアーム74は、その係止片74b
をブラケット32cの先端部に係止させてそれ以上の上
方への回動を規制されていて、アーム本体74aの上端
部をレール32の底部32bから所定量上方へ突出させ
ている。この状態では、台車30のレール32内に嵌合
する座席10のベース17側のローラ17dは、図15
(a)に示すように、リフター20aのレール26b側
への移動時にはストッパアーム74に当接して、それ以
上の同方向への移動を規制される。
【0066】押圧プレート76は、リフター20aのレ
ール26bの底部26b1を先端側へ延長して水平方向
へ突出させて形成されているもので、台車30のレール
32の底部32bと同一平面に位置し、連結機構50に
より台車30がリフター20aに連結された状態では、
ストッパアーム74をその背部側から覆蓋してリターン
スプリング75に抗して押圧して下方へ回動させる。押
圧プレート76はこの状態では、図15(b)に示すよ
うに、リフター20aのレール26bの底部26b1と
台車30のレール32の底部32bを同一平面に連結し
て、台車30のレール32内に嵌合する座席10のベー
ス17側のローラ17dのレール26b側への移動を許
容する。
【0067】かかる構成を採用すれば、リフター20a
と台車30が互いに連結していない状態では各移動規制
機構70a,70bの移動規制機能が有効であり、リフ
ター20aと台車30が互いに連結されると各移動規制
機構70a,70bの移動規制機能が無効となる。この
ため、リフター20aと台車30が互いに連結していな
い状態で座席10をリフター20aから車台30側へ、
車台30からリフター20a側へ誤って移動させようと
しても移動させることはできず、不完全な連結状態での
座席10の移動による連結部の変形、破損等を防止する
ことができる。
【0068】図16および図17には、移動規制手段お
よび移動規制無効手段の他の一例が示されている。これ
らの図面における符号70cは、第1の移動規制手段お
よび第1の移動規制無効手段からなる第1移動規制機構
であり、図16は図13に対応する図面である。
【0069】第1移動規制機構70cは、ストッパアー
ム77、リターンスプリング78、および係止溝79a
からなる移動規制手段と、覆蓋プレート79bからなる
移動規制無効手段とにより構成されている。ストッパア
ーム77は、アーム部77aとローラ77bとからな
り、アーム部77aの上端部にて座席10のブラケット
17bの先端部に上下方向へ回動可能に組付けられてい
る。ローラ77bは、アーム部77aの下端部に回転可
能に支持されている。
【0070】リターンスプリング78は、アーム部77
aとブラケット17b間に掛止めされていて、アーム部
77aを下方へ付勢して、ローラ77bをリフター20
aのレール26bの底部26b1に弾撥的に当接させて
いる。係止溝79aは、レール26bの底部26b1に
おける先端部に設けられて、底部26b1より低く位置
して底部26b1と同一面で開口している。
【0071】従って、レール26b内に嵌合する座席1
0のベース17側のローラ17dは、図17(a)に示
すように、レール26bの底部26b1上を転動して移
動可能であるが、レール26bの先端部に達すると、図
17(b)に示すように、ローラ77bが係止溝79a
内に落下してそれ以上の同方向への移動を規制する。
【0072】覆蓋プレート79bは、台車30のレール
32の底部32bを先端側へ延長して水平方向へ突出さ
せて形成されているもので、リフター20aのレール2
6bの底部26b1と同一平面に位置し、連結機構50
により台車30がリフター20aに連結された状態で
は、レール26bの係止溝79aを覆蓋して、17
(c)に示すように、リフター20aのレール26bの
底部26b1と台車30のレール32の底部32bを同
一平面に連結して、リフター20aのレール26b内に
嵌合する座席10のベース17側のローラ17dのレー
ル32側への移動を許容する。
【0073】なお、当該第1移動規制機構70cと対を
なす第2移動規制機構については、第1移動規制機構7
0cと配設位置を除き基本的には同一構成のものであ
り、上記した第2移動規制機構70bと同一の部位に配
設されており、かつ、第1移動規制機構70cとの関係
は、上記した第1移動規制機構70aおよび第2移動規
制機構70bの関係と同様の関係にあることから、図示
および詳細な説明を省略している。
【0074】かかる構成を採用した場合においても、リ
フター20aと台車30が互いに連結していない状態で
は第1移動規制機構70cと図示しない第2移動規制機
構の移動規制機能が有効であり、リフター20aと台車
30が互いに連結されると各移動規制機構の移動規制機
能が無効となる。このため、リフター20aと台車30
が互いに連結していない状態で座席10をリフター20
aから車台30側へ、車台30からリフター20a側へ
誤って移動させようとしても移動させることはできず、
不完全な連結状態での座席10の移動による連結部の変
形、破損等を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例に係る座席の車室内での前向きの
状態の背面図である。
【図2】同座席の乗降口に対向した状態の側面図であ
る。
【図3】同座席の乗降口から外へ搬出された状態の側面
図である。
【図4】同座席の降下した状態の側面図である。
【図5】同座席の車椅子用の台車に移動した状態の側面
図である。
【図6】同座席を支持するリフターの一部を省略した平
面図である。
【図7】同座席の下面側の斜視図である。
【図8】同座席のベースにおける図6の矢印8−8線方
向の一部省略縦断面であってリフターにおける中央部の
一部を省略した縦断面図である。
【図9】同リフターの上面側の斜視図である。
【図10】同座席が支持される車椅子用の台車の斜視図
である。
【図11】同座席にて構成される車椅子の側面図
(a)、および座席側のブレーキレバーの側面図(b)
である。
【図12】同車椅子に配設されたブレーキ機構の側面図
である。
【図13】同座席の第1移動規制機構の一例を示す斜視
図である。
【図14】同第1移動規制機構の作動状態を示す側面図
(a),(b)である。
【図15】同座席の第2移動規制機構の一例の作動状態
を示す側面図(a),(b)である。
【図16】同座席の第1移動規制機構の他の一例を示す
斜視図である。
【図17】同第1移動規制機構の作動状態を示す側面図
(a),(b),(c)である。
【符号の説明】
10…座席、11…シートクッション、12…シートバ
ック、13…ヘッドレスト、14…アームレスト、15
…ステップ、16…ハンドル、17…ベース、17a…
プレート部、17b…ブラケット、17c…係合突起、
17d…ローラ、17e…筒状ガイド部、17f…ガイ
ド部、17g…長孔、20…搬送機構、20a…リフタ
ー、21…基台、22…移動台、23…駆動部材、24
a,24b…連結アーム、25…リフター本体、25a
…円形穴、25b…ロック溝、26…ベース、26a…
プレート部、26b…レール、26b1…底部、26c
…係合孔、26d…ロック孔、26e…筒状ブラケッ
ト、26f…ブラケット、26g…筒状ガイド部、26
h…前側開口部、26i…ブラケット、30…台車、3
1…支持台、32…レール、32a…ロック孔、32b
…底部、32c…ブラケット、33…枠体、33a…ブ
ラケット、34…架橋部、35…昇降機構、36…車
輪、40a…第1ロック機構、40b…第2ロック機
構、41…ロックロッド、42…リンク、43…作動レ
バー、43a…連結ピン、44…操作レバー、45…テ
ンションスプリング、46…ロックピン、47a、47
b…リンク、48…操作ハンドル、48a,48b…把
持部、50…連結機構、51…ロックプレート、51a
…係止部、52…リンク、53…テンションスプリン
グ、54…フック、54a…係止部、60…ブレーキ機
構、61…ストッパ、62…第1ブレーキレバー、63
…第1連結アーム、63a…揺動アーム部、63b…平
板部、63c…係止孔、64…第2ブレーキレバー、6
5…第2連結アーム、65a…揺動アーム部、65b…
係止突起部、66…リンク、67a,67b…ケーブ
ル、70a,70c…第1移動規制機構、70b…第2
移動規制機構、71,74…ストッパアーム、71a,
74a…アーム本体、71b,74b…係止片、72,
75…リターンスプリング、73,76…押圧プレー
ト、77…ストッパアーム、77a…アーム部、77b
…ローラ、78…リターンスプリング、79a…係止
溝、79b…付蓋プレート。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車室内に組付けられて同車室の内外へ移動
    可能でかつ外側への移動位置にて昇降可能な搬送機構の
    リフター上に水平方向へ回転可能かつ一方へ移動可能に
    組付けられ、かつ、同リフター上から車椅子用の台車上
    へ移動可能な座席であって、前記リフター上では車両用
    座席を構成し、かつ、前記台車上では車椅子用座席を構
    成する座席であり、同座席は、前記リフターおよび車椅
    子用の台車に設けたレールに移動可能に嵌合するローラ
    を備えるとともに、前記リフター上での移動を解除可能
    に規制する第1のロック機構による規制を解除操作する
    操作手段、 同リフター上での回転を解除可能に規制す
    る第2のロック機構による規制を解除操作する操作手
    段、および前記台車上での移動を解除可能に規制する第
    3のロック機構による規制を解除操作する操作手段を備
    えていることを特徴とする車両および車椅子兼用の座
    席。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の車両およびの車椅子兼用
    の座席であって、前記第1のロック機構および第2のロ
    ック機構は前記座席と前記リフター間に設けられ、か
    つ、前記第3のロック機構は前記座席と前記台車間に設
    けれていることを特徴とする車両および車椅子兼用の座
    席。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の車両および車椅
    子兼用の座席であって、前記台車を制動するための制動
    付与手段を備えていることを特徴とする車両および車椅
    子兼用の座席。
  4. 【請求項4】請求項1,2または3に記載の車両および
    車椅子兼用の座席であって、前記リフター上と前記台車
    上間を移動する際、これらリフターと台車間に設けた連
    結機構により、これらリフターと台車が解除可能に連結
    されることを特徴とする車両および車椅子兼用の座席。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の車両および車椅子兼用の
    座席であって、前記リフターおよび前記台車は、前記座
    席のローラが移動可能に嵌合するレールを左右一対備
    え、前記リフターの各レールと前記台車の各レールは前
    記連結機構を介して前記リフターと前記台車が連結され
    たとき同軸的に連結されるように構成されていることを
    特徴とする車両および車椅子兼用の座席
  6. 【請求項6】請求項5に記載の車両および車椅子兼用の
    座席であって、前記リフターの一方のレールの先端部に
    は前記座席のローラの前記台車の一方のレール側への移
    動を規制する第1の規制手段を備えるとともに、前記台
    車の一方のレールにおける前記リフターの一方のレール
    の先端部に対向する対向端部には前記リフターと前記台
    車が連結されたとき前記第1の規制手段の規制機能を無
    効にする第1の規制無効手段を備え、かつ、前記台車の
    他方のレールの先端部には前記座席のローラの前記リフ
    ターの他方のレール側への移動を規制する第2の規制手
    段を備えるとともに、前記リフターの他方のレールにお
    ける前記台車の他方のレールの先端部に対向する対向端
    部には前記リフターと前記台車が連結されたとき前記第
    2の規制手段の規制機能を無効にする第2の規制無効手
    段を備えていることを特徴とする車両および車椅子兼用
    の座席。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002065748A (ja) * 2000-08-30 2002-03-05 Shin Corporation:Kk 車椅子用シートの車両搭載装置
CN115303155A (zh) * 2021-05-06 2022-11-08 广东博方众济医疗科技有限公司 福祉车

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