JP3443749B2 - 車両用乗用座席付昇降装置 - Google Patents

車両用乗用座席付昇降装置

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JP3443749B2
JP3443749B2 JP10771594A JP10771594A JP3443749B2 JP 3443749 B2 JP3443749 B2 JP 3443749B2 JP 10771594 A JP10771594 A JP 10771594A JP 10771594 A JP10771594 A JP 10771594A JP 3443749 B2 JP3443749 B2 JP 3443749B2
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勇三 斉藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は車両用乗用座席付
昇降装置に関する。詳しくは、車外において、座席に腰
を降ろして座った状態で乗用座席が上昇移動し、車室に
乗り込み、そのまま走行し、再び停車した車両の乗用座
席に腰を降ろした状態で乗用座席が車外に下降移動し、
車外の乗用座席から直接路上に降りることができる車両
用乗用座席付昇降装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車椅子を利用している人が自動車
に乗車する時、その車椅子のままプラットホームに載
り、そのプラットホームが上昇移動して車内に乗り、ま
たプラットホームの下降移動で車外に降りることができ
るプラットホーム式の昇降装置が、一般に広く提案され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】車椅子は移動すること
に適した設計がなされているが、そのまま自動車に乗り
込み、車椅子に長時間座って旅行を楽しむことは、機能
の相違から無理がある。また車椅子を利用しないで、十
分に歩行することができても、自動車に乗り込みが、車
内への段差や入口の狭さから困難なことが多いものであ
る。この発明装置は、かかる従来の欠点を解消すること
を目的としてなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】車両の車室の乗降口の内
側に、基端に関連する油圧シリンダーに嵌挿したピスト
ンロッドにより起伏回動する前後に一対の昇降リンクを
左右に配置し、その各先端にゲートフレームを連結し、
昇降リンクの起伏回動にしたがってゲートフレームに支
架した乗用座席を乗降口の内側と外側に昇降移動し、車
外で座席に腰を降ろし、そのまま乗車し又は車内から座
席に腰を降ろした状態で降車することが可能なことを特
徴とする車両用乗用座席付昇降装置において、乗用座席
は、ゲートフレームに対して、前後に移動可能に支承さ
れると共に、少なくとも、移動巾の前方位置と後方位置
とで固定が可能に設けられ、車両の車室の乗降口の内側
の床面に所要の間隔で対面する支承板を左右に配置し、
この各支承板に支承される支軸に昇降リンクの基端を軸
支し、各昇降リンクの先端をゲートフレームの上部に支
軸により軸着連結して左右に所要の間隔でゲートフレー
ムを配し、左右の各昇降リンクの基端にレバーを延設
し、この先端を、基端が支承板に取付られる油圧シリン
ダーに嵌挿したピストンロッドの先端に支軸により連結
し、左右の各ゲ ートフレームの下部内側にサイドフレー
ムを一体に取付け、その各サイドフレーム下縁間に定位
枠を差渡し、左右の各サイドフレームの下半内側面に前
後に離隔して支軸を内側に突出し、この支軸に支承コロ
を回転自在に支承し、この左右に対応した支承コロに乗
用座席取付フレームの両側外縁に設けた軌条枠を装嵌
し、乗用座席取付フレームをゲートフレームに対して前
後に移動自在に支架し、乗用座席取付フレーム上の乗用
座席を乗降口の内側と外側に昇降移動し、車外で乗用座
席に腰を降ろし、そのまま乗車し又は車内から乗用座席
に腰を降ろした状態で降車することが可能なことを特徴
とする車両用乗用座席付昇降装置にある。
【0005】乗用座席取付フレームにハンドルを取付
け、このハンドルを握って乗用座席取付フレームをゲー
トフレームに対して前後に移動が可能になしてもよいも
のである。
【0006】乗用座席取付フレームの所要位置に軸支部
を設けて、L形連杆を軸支し、軸支部の下方に設けた軸
受筒にばねにより常時下方に付勢して係合ピンを嵌挿
し、前記連杆の先端と前記係合ピンの上端を支軸により
軸着連結し、乗用座席取付フレームに設けたハンドルに
対設されたレバーにより操作される操作ケーブルを前記
連杆の後端に連結し、レバーを握ったとき、操作ケーブ
ルが引かれて係合ピンをばねに抗して上方に引上げ可能
に設けると共に、ゲートフレームに差渡される定位枠
に、乗用座席取付フレームを車外に迫り出すことが可能
な後方位置に固定するロック孔を開孔し、そのロック孔
に前記係合ピンを嵌合してゲートフレームに乗用座席取
付フレームを固定可能に設けてもよいものである。
【0007】車両の室内の床面にロック台枠を配置し、
そのロック台枠に室内ロック孔を設け、ゲートフレーム
を上昇移動して乗用座席取付フレームを室内に入れ、乗
用座席取付フレームとのロックを解除し、乗用座席取付
フレームを室内の前方の所要位置に移動し、室内ロック
孔に係合ピンを再び嵌合し、その前方位置に乗用座席取
付フレームを固定してもよいものである。
【0008】乗用座席取付フレームの前半部に、互いに
所要の間隔を存して側面に連接する支承コロを左右に軸
支し、上面に連接する支承コロを軸支し、車両の室内の
床面にロック台枠に支承軌条を設け、乗用座席取付フレ
ームの前方移動ロック位置で支承軌条の両側面と上面に
連接し、乗用座席取付フレームの前半部を車両に支承固
定してもよいものである。
【0009】
【発明の実施の形態】車両の車室の乗降口の内側に、基
端に関連する油圧シリンダーに嵌挿したピストンロッド
により起伏回動する前後に一対の昇降リンクを左右に配
置し、その各先端にゲートフレームを連結し、昇降リン
クの起伏回動にしたがってゲートフレームに支架した乗
用座席を乗降口の内側と外側に昇降移動し、車外で座席
に腰を降ろし、そのまま乗車し又は車内から座席に腰を
降ろした状態で降車することが可能なことを特徴とする
車両用乗用座席付昇降装置において、乗用座席は、ゲー
トフレームに対して、前後に移動可能に支承されると共
に、少なくとも、移動巾の前方位置と後方位置とで固定
が可能に設けられ、車両の車室の乗降口の内側の床面に
所要の間隔で対面する支承板を左右に配置し、この各支
承板に支承される支軸に昇降リンクの基端を軸支し、各
昇降リンクの先端をゲートフレームの上部に支軸により
軸着連結して左右に所要の間隔でゲートフレームを配
し、左右の各昇降リンクの基端にレバーを延設し、この
先端を、基端が支承板に取付られる油圧シリンダーに嵌
挿したピストンロッドの先端に支軸により連結し、左右
の各ゲートフレームの下部内側にサイドフレームを一体
に取付け、その各サイドフレーム下縁間に定位枠を差渡
し、左右の各サイドフレームの下半内側面に前後に離隔
して支軸を内側に突出し、この支軸に支承コロを回転自
在に支承し、この左右に対応した支承コロに乗用座席取
付フレームの両側外縁に設けた軌条枠を装嵌し、乗用座
席取付フレームをゲートフレームに対して前後に移動自
在に支架し、乗用座席取付フレーム上の乗用座席を乗降
口の内側と外側に昇降移動し、車外で乗用座席に腰を降
ろし、そのまま乗車し又は車内から乗用座席に腰を降ろ
した状態で降車することが可能とし、乗用座席取付フレ
ームにハンドルを取付け、このハンドルを握って乗用座
席取付フレームをゲートフレームに対して前後に移動が
可能 とし、乗用座席取付フレームの所要位置に軸支部を
設けて、L形の連杆を軸支し、軸支部の下方に設けた軸
受筒にばねにより常時下方に付勢して係合ピンを嵌挿
し、前記L形の連杆の先端と前記係合ピンの上端を支軸
により軸着連結し、乗用座席取付フレームに設けたハン
ドルに対設されたレバーにより操作される操作ケーブル
を前記L形の連杆の後端に連結し、レバーを握ったと
き、操作ケーブルが引かれて係合ピンをばねに抗して上
方に引上げ可能に設けると共に、ゲートフレームに差渡
される定位枠に、乗用座席取付フレームを車外に迫り出
すことが可能な後方位置に固定するロック孔を開孔し、
そのロック孔に前記係合ピンを嵌合してゲートフレーム
に乗用座席取付フレームを固定可能に設け、車両の室内
の床面にロック台枠を配置し、そのロック台枠に室内ロ
ック孔を設け、ゲートフレームを上昇移動して乗用座席
取付フレームを室内に入れ、乗用座席取付フレームとの
ロックを解除し、乗用座席取付フレームを室内の前方の
所要位置に移動し、室内ロック孔に係合ピンを再び嵌合
し、その前方位置に乗用座席取付フレームを固定し、乗
用座席取付フレームの前半部に、互いに所要の間隔を存
して側面に連接する支承コロを左右に軸支し、上面に連
接する支承コロを軸支し、車両の室内の床面にロック台
枠に支承軌条を設け、乗用座席取付フレームの前方移動
ロック位置で支承軌条の両側面と上面に連接し、乗用座
席取付フレームの前半部を車両に支承固定してなる車両
用乗用座席付昇降装置。
【0010】
【実施例】以下、この発明を実施の一例である図面によ
り説明すると、車両1の車室の乗降口2の内側の床面3
に所要の間隔で対面する支承板4a、4bを左右に配置
し、この各支承板4a、4bに支承される支軸5a、5
bに昇降リンク6a、6bの基端を軸支し、各昇降リン
ク6a、6bの先端をゲートフレーム7の上部に支軸8
a、8bにより軸着連結して左右に所要の間隔でゲート
フレーム7を配し、左右の各昇降リンク6a、6bの基
端にレバー9を延設し、この先端を、基端が支承板4a
に取付られる油圧シリンダー10に嵌挿したピストンロ
ッド11の先端に支軸12により連結している。
【0011】左右の各ゲートフレーム7の下部内側にサ
イドフレーム13を一体に取付け、その各サイドフレー
ム13の下縁間に定位枠14、15を差渡している。
【0012】左右の各サイドフレーム13の下半内側面
に前後に離隔して支軸16、17を内側に突出し、この
支軸16、17に支承コロ18、19を回転自在に支承
し、この左右に対応した支承コロ18、19に梯子型の
乗用座席取付フレーム20の両側外縁に設けた軌条枠2
1、21を装嵌し、この梯子型の乗用座席取付フレーム
20の後部両側にハンドル22を取付け、このハンドル
22を握って乗用座席取付フレーム20を前後に移動自
在に支承している。
【0013】乗用座席取付フレーム20の前半部におけ
る両側の軌条枠21の内側に支板23を左右に取付け、
これに設けた軸支部24にL形連杆25を軸支し、支
板23に設けた軸受筒26にばね27により常時下方に
付勢して係合ピン28を嵌挿し、前記L形連杆25の
先端と前記係合ピン28の上端を支軸29により軸着連
結し、前記ハンドル22に対設されたレバー30により
操作される操作ケーブル31を前記L形連杆25の後端
に連結し、レバー30を握ったとき、操作ケーブル31
が引かれて係合ピン28をばね27に抗して上方に引上
げることができる。
【0014】前記ゲートフレーム7の下部内側にサイド
フレーム13間に差渡される定位枠14における前記係
合ピン28と対応する所要位置、すなわち、ゲートフレ
ーム7を昇降させるときに乗用座席取付フレーム20を
車外に迫り出すことが可能な後方位置に固定するロック
孔32を開孔した支板33を溶着し、そのロック孔32
に係合ピン28を嵌合してゲートフレーム7に乗用座席
取付フレーム20を固定可能に設けている。
【0015】車両1の室内の床面3にロック台枠36に
配置し、そのロック台枠36に室内ロック孔34を開孔
した支板35を溶着取付け、前記ゲートフレーム7を上
昇移動して乗用座席取付フレーム20を室内に入れ、前
記ゲートフレーム7と乗用乗用座席取付フレーム20と
のロックをレバー30を握って解除し、そのままハンド
ル22を持って座席取付フレーム20を室内の前方の所
要位置に移動し、その位置でレバー30を放して、室内
ロック孔34に前記係合ピン28を嵌合し、その位置に
乗用座席取付フレーム20を固定するものである。
【0016】前記乗用座席取付フレーム20の前半部
に、差渡取付杆37を配し、その前方側に互いに所要の
間隔を存して側面に連接する支承コロ38を左右に軸支
し、反対の後方に上面に側面に連接する支承コロ39を
軸支している。
【0017】前記ロック台枠36には支承軌条40を設
け、前記乗用座席取付フレーム20の前方移動ロック位
置において、前方の支承コロ38を支承軌条40の両側
面に連接し、後方の支承コロ39を同じくその上面に連
接し、乗用座席取付フレーム20の前半部を車両1に支
承固定している。
【0018】乗用座席取付フレーム20に一般車両の座
席、例えばリクライニングシートタイプの乗用座席41
が装架されることは、図示の通りである。
【0019】この発明の車両用乗用座席付昇降装置は、
前述のように構成されるものであるから、車外におい
て、乗用座席41に腰を降ろして座った状態で乗用座席
41が上昇移動し、車室に乗り込み、そのまま走行し、
再び停車した車両の乗用座席41に腰を降ろした状態
で乗用座席41が車外に下降移動し、車外の乗用座席
から直接路上に降りることができる。
【0020】乗用座席41は、ゲートフレームに対し
て、前後に移動可能に支承されるから、昇降リンク
a、6bの長さを可及的に短くし、回動高さを低くし、
ゲートフレームに対して後方位置に固定して乗車上昇
移動と降車降下移動とを最短距離で、かつ安全に行え、
車室内では前方位置に移動し、乗用座席41を所要位置
に収容し、快適な乗車位置を設定するものである。
【0021】乗用座席取付フレーム20にハンドル22
を取付けているから、それを握って乗用座席41の前後
移動が容易にできるものである。
【0022】乗用座席取付フレーム20をゲートフレー
にロックする係合ピン28は、ハンドル22に付設
されたレバー30で操作するようになっているから、ロ
ックの解除が容易に行え、かつ前後の移動操作も容易で
ある。
【0023】車両の室内の床面にロック台枠36
配置し、そのロック台枠36に室内ロック孔34を設
け、ゲートフレーム上の乗用座席取付フレーム20
ロックするものであるから、車室内に固定され、走行振
動により乗用座席41が振動することがない。
【0024】ゲートフレームに対して移動する乗用座
席取付フレーム20の前半部床面3にロック台枠36
に設けた支承軌条40の両側面と上面に連接する支承コ
39を配置しているので、乗用座席取付フレーム20
は、しっかりと支承され、走行対策が万全である。
【0025】
【発明の効果】この発明の車両用乗用座席付昇降装置に
よると、車外に乗用座席が迫り出すので、誰でも容易に
腰を降ろすことができ、その座った状態で座席が上昇移
動して車内に乗り込むことができ、乗用座席上で楽な着
座姿勢をとることができ、快適に走行し、再び停車した
車両からは、乗用座席に腰を降ろした状態で車外に下降
移動し、車外の座席から直接路上に降りることができ
る。そして広い路上なので、必要な手助けも容易に行え
るものである。
【0026】乗用座席は、ゲートフレームに対して、前
後に移動可能に支承されるから、昇降リンクの長さを可
及的に短くし、コストとの低減を計ると共に、乗車上昇
移動と降車降下移動とを最短距離で、かつ安全に行え、
車内では前方位置に移動し、乗用座席を所要位置に収容
し、快適な乗車位置を設定することができるものであ
る。
【0027】乗用座席取付フレームにハンドルがあるか
ら、それを握って乗用座席の移動が容易に行える。
【0028】ハンドルに付設されたレバーで操作するこ
とによって乗用座席取付フレームをゲートフレームにロ
ックする係合ピンを作動し、ロックの解除が容易に行
え、かつ前後の移動操作も容易である。
【0029】車両の室内の床面に配置したロック台枠に
室内ロック孔を設け、ゲートフレーム上の乗用座席取付
フレームをロックするものであるから、車室内に直接固
定され、走行振動により乗用座席が振動することがな
く、快適な走行を楽しめるものである。
【0030】特にゲートフレームに対して移動する乗用
座席取付フレームの前半部を床面にロック台枠に設けた
支承軌条の両側面と上面に連接する支承コロを配置して
いるので、乗用座席取付フレームは、しっかりと支承さ
れ、走行による振動が発生せず走行対策が万全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の車両用座席付昇降装置の乗用座席を
車両外に迫り出し、路面に降下した状態の側面図であ
る。
【図2】同じく乗用座席を車両内に上昇して入れ、か
つ、乗用座席をスライドさせて前方の所定位置に固定す
る作動を説明する側面図である。
【図3】同じく乗用座席を取付けるフレーム単体の平面
図である。
【図4】同じくゲートフレームに対して乗用座席を取付
けるフレームを前後にスライドさせるスライド支承部
と、車外迫り出し昇降時と車内収容時との定位置ロック
部を示す拡大平面図である。
【図5】同じくゲートフレームの定位置に乗用座席を取
付けるフレームをロックするロック部とゲートフレーム
のロック孔部の一部切り欠き拡大部分側面図である。
【図6】同じく一部切り欠き拡大部分平面図である。
【図7】同じく乗用座席を取付けるフレームの前半部を
車室定位置に支承固定する定位置支承部の拡大平面図で
ある。
【図8】同じく定位置支承部の支承軌条に対して両側面
に連接する支承コロの配置例を示す拡大正面図である。
【図9】同じく定位置支承部の支承軌条に対して上面に
連接する支承コロの配置例を示す拡大正面図である。
【符号の説明】
1 車両 2 乗降口 3 床面 4a 支承板 4b 支承板 5a 支軸 5b 支軸 6a 昇降リンク 6b 昇降リンク 7 ゲートフレーム 8a 支軸 8b 支軸 9 レバー 10 油圧シリンダー 11 ピストンロッド 12 支軸 13 サイドフレーム 14 定位枠 15 定位枠 16 支軸 17 支軸 18 支承コロ 19 支承コロ 20 乗用座席取付フレーム 21 軌条枠 22 ハンドル 23 支板 24 軸支部 25 L形連杆 26 軸受筒 27 ばね 28 係合ピン 29 支軸 30 レバー 31 操作ケーブル 32 ロック孔 33 支板 34 室内ロック孔 35 支板 36 ロック台枠 37 差渡取付杆 38 支承コロ 39 支承コロ 40 支承軌条 41 乗用座席
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60N 2/00 - 2/72 B60P 3/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の車室の乗降口の内側に、基端に関
    連する油圧シリンダーに嵌挿したピストンロッドにより
    起伏回動する前後に一対の昇降リンクを左右に配置し、
    その各先端にゲートフレームを連結し、昇降リンクの起
    伏回動にしたがってゲートフレームに支架した乗用座席
    を乗降口の内側と外側に昇降移動し、車外で座席に腰を
    降ろし、そのまま乗車し又は車内から座席に腰を降ろし
    た状態で降車することが可能なことを特徴とする車両用
    乗用座席付昇降装置において、乗用座席は、ゲートフレ
    ームに対して、前後に移動可能に支承されると共に、少
    なくとも、移動巾の前方位置と後方位置とで固定が可能
    に設けられ、車両の車室の乗降口の内側の床面に所要の
    間隔で対面する支承板を左右に配置し、この各支承板に
    支承される支軸に昇降リンクの基端を軸支し、各昇降リ
    ンクの先端をゲートフレームの上部に支軸により軸着連
    結して左右に所要の間隔でゲートフレームを配し、左右
    の各昇降リンクの基端にレバーを延設し、この先端を、
    基端が支承板に取付られる油圧シリンダーに嵌挿したピ
    ストンロッドの先端に支軸により連結し、左右の各ゲー
    トフレームの下部内側にサイドフレームを一体に取付
    け、その各サイドフレーム下縁間に定位枠を差渡し、左
    右の各サイドフレームの下半内側面に前後に離隔して支
    軸を内側に突出し、この支軸に支承コロを回転自在に支
    承し、この左右に対応した支承コロに乗用座席取付フレ
    ームの両側外縁に設けた軌条枠を装嵌し、乗用座席取付
    フレームをゲートフレームに対して前後に移動自在に支
    架し、乗用座席取付フレーム上の乗用座席を乗降口の内
    側と外側に昇降移動し、車外で乗用座席に腰を降ろし、
    そのまま乗車し又は車内から乗用座席に腰を降ろした状
    態で降車することが可能なことを特徴とする車両用乗用
    座席付昇降装置。
  2. 【請求項2】 乗用座席取付フレームにハンドルを取付
    け、このハンドルを握って乗用座席取付フレームをゲー
    トフレームに対して前後に移動が可能なることを特徴と
    する請求項1の車両用乗用座席付昇降装置。
  3. 【請求項3】 乗用座席取付フレームの所要位置に軸支
    部を設けて、L形連杆を軸支し、軸支部の下方に設けた
    軸受筒にばねにより常時下方に付勢して係合ピンを嵌挿
    し、前記連杆の先端と前記係合ピンの上端を支軸により
    軸着連結し、乗用座席取付フレームに設けたハンドルに
    対設されたレバーにより操作される操作ケーブルを前記
    連杆の後端に連結し、レバーを握ったとき、操作ケーブ
    ルが引かれて係合ピンをばねに抗して上方に引上げ可能
    に設けると共に、ゲートフレームに差渡される定位枠
    に、乗用座席取付フレームを車外に迫り出すことが可能
    な後方位置に固定するロック孔を開孔し、そのロック孔
    に前記係合ピンを嵌合してゲートフレームに乗用座席取
    付フレームを固定可能に設けてなることを特徴とする請
    求項1又は請求項2の車両用乗用座席付昇降装置。
  4. 【請求項4】 車両の室内の床面にロック台枠を配置
    し、そのロック台枠に室内ロック孔を設け、ゲートフレ
    ームを上昇移動して乗用座席取付フレームを室内に入
    れ、乗用座席取付フレームとのロックを解除し、乗用座
    席取付フレームを室内の前方の所要位置に移動し、室内
    ロック孔に係合ピンを再び嵌合し、その前方位置に乗用
    座席取付フレームを固定することを特徴とする請求項
    1、請求項2又は請求項3記載の車両用乗用座席付昇降
    装置。
  5. 【請求項5】 乗用座席取付フレームの前半部に、互い
    に所要の間隔を存して側面に連接する支承コロを左右に
    軸支し、上面に連接する支承コロを軸支し、車両の室内
    の床面にロック台枠に支承軌条を設け、乗用座席取付フ
    レームの前方移動ロック位置で支承軌条の両側面と上面
    に連接し、乗用座席取付フレームの前半部を車両に支承
    固定していることを特徴とする請求項1、請求項2又は
    請求項3記載の車両用乗用座席付昇降装置。
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