JPH11135818A - 太陽電池 - Google Patents

太陽電池

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JPH11135818A
JPH11135818A JP9299168A JP29916897A JPH11135818A JP H11135818 A JPH11135818 A JP H11135818A JP 9299168 A JP9299168 A JP 9299168A JP 29916897 A JP29916897 A JP 29916897A JP H11135818 A JPH11135818 A JP H11135818A
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JP
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solar cell
microcrystalline
microcrystalline silicon
silicon layer
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JP9299168A
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Stuart Osborn Ian
スチュワート オズボーン イアン
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来からの層形成プロセスを使用して、太陽
電池の性能を向上させるようにする。 【解決手段】 1はガラス基板、2は透明導電膜、3は
p型水素化微結晶シリコン層(μc−Si:H−p
層)、4は水素化微結晶シリコンからなる微結晶バッフ
ァ層、5は真性水素化微結晶シリコン層(μc−Si:
H−i層)、6はn型水素化微結晶シリコン層(μc−
Si:H−n層)、7は後方反射電極をそれぞれ示して
いる。この太陽電池においては、微結晶バッファ層4
が、μc−Si:H−p層3とμc−Si:H−i層5
との間に設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光エネルギーを電
気エネルギーに変換する太陽電池に関し、より具体的に
はp型微結晶シリコン層と真性微結晶シリコン層との間
に微結晶シリコンからなる微結晶バッファ層を設けた、
単一接合または多重接合型の太陽電池に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、プラズマCVDによって形成
された水素化微結晶シリコン(μc−Si:H)から構
成される太陽電池は、光劣化に対する安定性の点で、ア
モルファスシリコン(a−Si)からなる薄膜を備える
太陽電池よりも優れていることが分かっている。そし
て、μc−Si:Hからなる太陽電池に、p型微結晶層
(μc−p層)および真性微結晶層(μc−i層)を用
いると、それぞれがa−Si層からなる場合に対して以
下の2つの利点がある。
【0003】まず第一には、μc−p層のより大きなオ
プティカルバンドギャップと、より優れた電気特性とか
ら、より多くの光をi層まで通過させてキャリアを発生
させ、光により発生したキャリアをより効率的に取り出
すことができることである。第二には、光によるμc−
i層の質低下が無いことである。
【0004】図5は、従来の太陽電池の一例を示す断面
図である(特開平6−85293)。
【0005】SnO2またはZnO等の透明導電膜(T
CO)12が被覆されたガラス基板11の上に、p型水
素化微結晶シリコン層(μc−Si:H−p層)13、
真性水素化微結晶シリコン層(μc−Si:H−i層)
14およびn型水素化微結晶シリコン層(μc−Si:
H−n層)15が順にプラズマCVDにより形成されて
いる。更に、μc−Si:H−n層15の上に後方反射
電極16が設けられている。
【0006】ところで、μc−Si:H−p層13およ
びμc−Si:H−i層14の連続的な形成においてμ
c−Si:H−p層13を先に堆積させるのは、移動度
が低いホールを効果的に取り出せるようにするためであ
る。従って、最終的な構造は、均質なμc−Si:Hか
らなるpinデバイスと呼ぶことができる。
【0007】そのような構造の太陽電池は、単独で単一
接合型太陽電池として用いたり、多重接合型太陽電池に
組み込んで用いることができる。後者の場合、たとえば
タンデムセル構造の下部セルとして用いると、より大き
なバンドギャップの上部セルを通過する、より長い波長
の光子をより効率的に集めることができる。
【0008】一般にプラズマCVDによるμc−Siの
成長は、通常、総ガス流量の15%未満のシリコン含有
ガスを用い、13.56MHzから100MHzを上回
る周波数範囲の電力を与えて高水素希釈度の条件下で行
われる。与える電力、ガス流量、基板温度、堆積圧力等
の堆積パラメータは、デバイス構造に組み込むための膜
の最良の電気特性および光学特性を最適にするために選
択される。注目すべき重要な点は、素子構造を構成する
個々の層に最適なプラズマ条件が一般に異なることであ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、プラズマ中
に存在する化学的活性種は半導体膜の成長表面に影響を
及ぼすことが知られている。その影響としては、成長表
面がエッチングされること、成長表面に欠陥が形成され
ること等が挙げられる。
【0010】上述した従来のμc−Si:Hからなる太
陽電池では、μc−Si:H−p層13上面に直接に、
μc−Si:H−i層14が堆積される。上述のよう
に、個々の層の最適な堆積条件は一般に異なることが分
かっており、μc−Si:H−p層のプラズマ条件とμ
c−Si:H−i層の成長面におけるプラズマ条件とは
異なる。
【0011】このプラズマ条件の違いは、さらにp層と
i層との界面領域近傍における問題を引き起こす。p/
i界面の質は、p層でホールを効率的に取り出し、i層
の電界を維持し、結果としてのデバイス性能を維持する
ために重要な役割を果たしている。したがって、i層成
長中にp/i界面が損傷すると、デバイス性能が全体的
に低下してしまう。
【0012】さらに、結晶性や結晶配向等の膜特性は個
々の層で同じではなく、個々の層のプラズマ条件が異な
るため、i層が直接p層の上に堆積されると、p層と同
様の特性を有するi層が成長する。このようなi層の成
長は、デバイス構造におけるi層にとっては望ましくな
く、デバイス性能に悪影響を及ぼすこととなる。
【0013】本発明は、このような従来技術の課題を解
決すべくなされたものであり、従来からの層形成プロセ
スを使用しても、性能の向上を図れる構成の太陽電池を
提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の太陽電池は、p
型水素化微結晶シリコン層、真性水素化微結晶シリコン
層およびn型水素化微結晶シリコン層をこの順に備えて
なる太陽電池において、該p型水素化微結晶シリコン
層、該真性水素化微結晶シリコン層および該n型水素化
微結晶シリコン層の各々がプラズマCVDにより形成さ
れ、かつ、該p型水素化微結晶シリコン層と該真性水素
化微結晶シリコン層との間に水素化微結晶シリコンから
なる微結晶バッファ層が設けられ、そのことにより上記
目的が達成される。
【0015】本発明の太陽電池において、前記微結晶バ
ッファ層は、プラズマCVDによりシリコンおよび水素
を含むガス混合物から形成された、水素を含む微結晶シ
リコン層である構成とすることが好ましい。
【0016】本発明の太陽電池において、前記微結晶バ
ッファ層は、フェルミレベルを制御し、かつ、前記p型
水素化微結晶シリコン層および前記真性水素化微結晶シ
リコン層を接続する界面接合を向上させるべく、形成中
にドーパントガスを添加することにより形成されている
構成とすることができる。
【0017】本発明の太陽電池において、前記微結晶バ
ッファ層は、1nm以上10nm以下の厚さに形成され
ている構成とすることができる。
【0018】以下に、本発明の作用につき説明する。
【0019】本発明にあっては、p型水素化微結晶シリ
コン層と真性水素化微結晶シリコン層との間に水素化微
結晶シリコンからなる微結晶バッファ層が設けられてい
るので、p型水素化微結晶シリコン層の上に真性水素化
微結晶シリコン層を堆積する際、真性水素化微結晶シリ
コン層堆積中にp型水素化微結晶シリコン層を保護する
ことができ、真性水素化微結晶シリコン層の堆積中のp
型水素化微結晶シリコン層/真性水素化微結晶シリコン
層の界面の品質低下を回避することが可能となる。ま
た、微結晶バッファ層がp型水素化微結晶シリコン層上
での真性水素化微結晶シリコン層のエピタキシャル成長
の「抑止膜」の役割を果たし、真性水素化微結晶シリコ
ン層を所望の特性を有するように成長させることが可能
となる。更に、個々の層の堆積条件が異なることから生
じる、p型水素化微結晶シリコン層と真性水素化微結晶
シリコン層との間のバンドギャップオフセットを少なく
でき、両層間の電気的接触の向上を図ることが可能とな
る。したがって、これらにより、p型水素化微結晶シリ
コン層と真性水素化微結晶シリコン層との間の界面領域
の全体的な性能を向上させることが可能となる。
【0020】また、本発明の各微結晶シリコン層は、プ
ラズマCVDにより形成されるので、従来からの層形成
プロセスを用いることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の太陽電池の構成
を概略的に示す断面図である。
【0022】この太陽電池において、1はガラス基板、
2は透明導電膜、3はp型水素化微結晶シリコン層(μ
c−Si:H−p層)、4は水素化微結晶シリコンから
なる微結晶バッファ層、5は真性水素化微結晶シリコン
層(μc−Si:H−i層)、6はn型水素化微結晶シ
リコン層(μc−Si:H−n層)、7は後方反射電極
をそれぞれ示している。
【0023】この太陽電池においては、図5に示す従来
の微結晶Si:H太陽電池構造では存在しない微結晶バ
ッファ層4を、μc−Si:H−p層3とμc−Si:
H−i層5との間に設けた構成となっている。
【0024】上記μc−Si:H−p層3、微結晶バッ
ファ層4、μc−Si:H−i層5およびμc−Si:
H−n層6の各々は、プラズマCVDによってシリコ
ン、水素、および各層に適切なドーパントガスを含むソ
ースガスの混合物から形成される。さらに、微結晶バッ
ファ層4の電気特性は、微結晶バッファ層4の堆積中に
適切なドーパントガス、例えば後述するボロンなどをソ
ースガス混合物に添加することによって制御される。そ
のようにして微結晶バッファ層4の電子特性を制御する
ことにより、p層3−i層5間の電気的接触をさらに向
上させることができる。
【0025】本発明において、プラズマCVD技術を使
用するのは以下の理由による。
【0026】上述したように、堆積プロセスにおいては
太陽電池を構成する個々の層の最適条件は一般に異なっ
ており、また、化学的活性種がプラズマ中に存在する
と、成長表面でのエッチングや欠陥形成などが起こる。
そのために、p/i界面の質が低下して、それにより太
陽電池の性能に悪影響を及ぼす可能性がある。また、p
層3およびi層5の堆積条件が異なるため、個々の層の
特性も異なる。たとえば層の結晶化度のような、そうい
った個々の層の相違点は、p/i界面でのバンドギャッ
プオフセットを引き起こす可能性がある。
【0027】そこで、本発明においては、プラズマCV
D技術が均質な微結晶太陽電池を堆積させるために用い
る既存の技術と置き換えが可能であり、また、堆積膜の
特性を柔軟に制御できるという理由により、プラズマC
VD技術を使用している。そして、本発明に備わった微
結晶バッファ層4においても、プラズマCVD技術によ
って形成している。
【0028】本発明の太陽電池に備わった微結晶バッフ
ァ層4の効果は、以下の3つである。
【0029】第一の効果は、μc−Si:H−p層3の
上部に微結晶バッファ層4を堆積させることにより、μ
c−Si:H−i層5の堆積中にμc−Si:H−p層
3を保護することができる。したがって、i層5堆積中
のp/i界面の品質低下を回避することが可能となる。
【0030】第二の効果は、微結晶バッファ層4がp層
3上でのi層5のエピタキシャル成長の「抑止膜」の役
割を果たし、i層5を所望の特性を有するように成長さ
せることが可能となる。
【0031】第三の効果は、個々の層の堆積条件が異な
ることから生じるp層3−i層5間のバンドギャップオ
フセットを少なくでき、両層3、5間の電気的接触の向
上を図ることが可能となる。
【0032】したがって、これらの3つの効果により、
p/i界面領域の全体的な性能を向上させることが可能
となる。
【0033】ところで、微結晶バッファ層4にドーピン
グを施すことによってp層3−i層5間の電気的接触の
更なる向上を達成できる。その理由は、適切なドーパン
トを微結晶バッファ層4に導入することにより、フェル
ミレベルの制御およびp層3−i層5間のバンドギャッ
プオフセットの制御が得られるからである。
【0034】但し、上述したp層3−i層5間の電気的
接触の更なる向上を達成するためには、微結晶バッファ
層4は十分な厚さを有していなければならない。しか
し、厚過ぎると、微結晶バッファ層4によるデバイス性
能の利点が十分に発揮されなくなる。したがって、微結
晶バッファ層4の厚さを最適にしなければならない。
【0035】
【実施例】次に、本発明を、具体的な実施例に基づいて
説明する。
【0036】(実施例1)図2は、図5に示すような従
来の均質な微結晶Si:H太陽電池の出力特性と、図1
に示すようなμc−Si:H−p層3とμc−Si:H
−i層5との間に微結晶バッファ層4を含む太陽電池で
ある本発明の出力特性との比較を示している。なお、図
2の横軸は電圧(V)、縦軸は電流(I)である。
【0037】この場合の条件は以下の通りである。微結
晶バッファ層4は厚さ30オングストロームであり、プ
ラズマCVDによって81.36MHz、H2中のSi
4のガス組成8%、圧力0.3Torr、基板温度1
50℃という条件下で堆積した。また、微結晶バッファ
層4の堆積電力は10Wとした。この条件下では、微結
晶バッファ層4中の結晶の割合は約50%である。μc
−Si:H−i層5は、50Wの電力を与え、基板温度
150℃、水素に対するシランのガス組成比5%という
条件下で堆積した。この条件下ではi層5中の結晶の割
合は70〜90%である。
【0038】図2より理解されるように、同じ作製条件
で微結晶バッファ層4無しの太陽電池と比較すると、本
実施例の微結晶バッファ層4有りの太陽電池では電池性
能の面で著しい向上がみられる。また、開放電圧(Vo
c)は約47%向上し、曲線因子(FF)は約42%の
向上を示した。また、太陽電池の出力電力(P)は約8
0%向上した。なお、Jscは短絡電流密度を示す。
【0039】(実施例2)本実施例は、微結晶バッファ
層4にドーピングを施し、p層3−i層5間の電気的接
触を向上させる場合である。
【0040】微結晶バッファ層4にドーピングを施すこ
とにより、p/i界面のポテンシャルバリアを制御して
太陽電池の性能を更に向上させることが可能となる。
【0041】表1には、p層3とi層5との間に微結晶
バッファ層4を介在させた太陽電池の電池性能につき、
0.5ppmのボロンを微結晶バッファ層4にドープし
た太陽電池と、微結晶バッファ層にドープしていない太
陽電池との場合を示している。
【0042】
【表1】
【0043】この表より理解されるように、ドープされ
た微結晶バッファ層4を有する太陽電池では、ドープさ
れていない微結晶バッファ層を有する太陽電池と比べて
出力電力(P)が向上しており、1.68mWから1.
76mWに増加している。これは、微結晶バッファ層に
ドーピングを施す場合は、p層−i層間の電気的接触が
向上するためである。なお、微結晶バッファ層へのドー
ピングレベルを最適にすることにより、更なる向上が期
待される。
【0044】(実施例3)本実施例は、微結晶バッファ
層の厚さにより電池性能を向上させる場合である。
【0045】図3は、微結晶バッファ層4の厚さを変え
た場合にそれが電池性能に与える影響を示している。微
結晶バッファ層4の堆積条件は、基板温度150℃、ガ
ス比率SiH4/H2=8/100、圧力0.3Tor
r、電力10Wである。
【0046】この図より理解されるように、電池性能は
微結晶バッファ層の厚さに依存しており、最適な厚さは
約30オングストロームである。
【0047】但し、微結晶バッファ層の膜質が堆積条件
の影響を受け易いため、微結晶バッファ層の最適な厚さ
は、微結晶バッファ層を堆積する際の堆積条件に依存す
る。例えば、所定のシラン対水素ガス流量率で、基板温
度および堆積圧力は一定で、与える電力だけを変えた場
合、得られる膜中の結晶化率はかなり異なる。
【0048】図4は、異なる条件下で堆積された微結晶
バッファ層の最適な厚さを示す図である。図中の堆積条
件I、II、IIIはそれぞれ、微結晶バッファ層の堆積の
際に与えた電力が10W、25W、50Wの場合に対応
する。
【0049】この図より理解されるように、微結晶バッ
ファ層が効果を発揮する最小の厚さは1nmである。ま
た、微結晶バッファ層の堆積条件が変わると最適な厚さ
も変わるが、微結晶バッファ層が電池性能を向上させる
最大の厚さは10nmである。よって、本発明では、微
結晶バッファ層の厚さは1nm以上10nm以下とする
のが好ましい。
【0050】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明による場合
には、従来からの層形成プロセスを使用しても、太陽電
池の性能の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の太陽電池の構造を示す断面図である。
【図2】微結晶バッファ層を有する太陽電池のI−V特
性と微結晶バッファ層の無い太陽電池のI−V特性とを
比較して示す図である。
【図3】微結晶バッファ層の厚さが太陽電池のパラメー
タに与える影響を示す図である。
【図4】異なる条件下で堆積された微結晶バッファ層の
最適な厚さを示す図である。
【図5】従来の太陽電池の構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ガラス基板 2 透明導電膜 3 p型水素化微結晶シリコン層(μc−Si:H−p
層) 4 微結晶バッファ層 5 真性水素化微結晶シリコン層(μc−Si:H−i
層) 6 n型水素化微結晶シリコン層(μc−Si:H−n
層) 7 後方反射電極 11 ガラス基板 12 透明導電膜 13 p型水素化微結晶シリコン層(μc−Si:H−
p層) 14 真性水素化微結晶シリコン層(μc−Si:H−
i層) 15 n型水素化微結晶シリコン層(μc−Si:H−
n層) 16 後方反射電極

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 p型水素化微結晶シリコン層、真性水素
    化微結晶シリコン層およびn型水素化微結晶シリコン層
    をこの順に備えてなる太陽電池において、該p型水素化
    微結晶シリコン層、該真性水素化微結晶シリコン層およ
    び該n型水素化微結晶シリコン層の各々がプラズマCV
    Dにより形成され、かつ、該p型水素化微結晶シリコン
    層と該真性水素化微結晶シリコン層との間に水素化微結
    晶シリコンからなる微結晶バッファ層が設けられている
    太陽電池。
  2. 【請求項2】 前記微結晶バッファ層は、プラズマCV
    Dによりシリコンおよび水素を含むガス混合物から形成
    された、水素を含む微結晶シリコン層である請求項1に
    記載の太陽電池。
  3. 【請求項3】 前記微結晶バッファ層は、フェルミレベ
    ルを制御し、かつ、前記p型水素化微結晶シリコン層お
    よび前記真性水素化微結晶シリコン層を接続する界面接
    合を向上させるべく、形成中にドーパントガスを添加す
    ることにより形成されている請求項2に記載の太陽電
    池。
  4. 【請求項4】 前記微結晶バッファ層は、1nm以上1
    0nm以下の厚さに形成されている請求項1、2または
    3に記載の太陽電池。
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