JPH11135709A - リードフレームへのテープ片貼着方法及び装置 - Google Patents

リードフレームへのテープ片貼着方法及び装置

Info

Publication number
JPH11135709A
JPH11135709A JP31270197A JP31270197A JPH11135709A JP H11135709 A JPH11135709 A JP H11135709A JP 31270197 A JP31270197 A JP 31270197A JP 31270197 A JP31270197 A JP 31270197A JP H11135709 A JPH11135709 A JP H11135709A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
lead frame
adhesive
tape piece
piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP31270197A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3853049B2 (ja
Inventor
Katsufusa Fujita
勝房 藤田
Tsukasa Morifuji
司 森藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui High Tec Inc
Original Assignee
Mitsui High Tec Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui High Tec Inc filed Critical Mitsui High Tec Inc
Priority to JP31270197A priority Critical patent/JP3853049B2/ja
Publication of JPH11135709A publication Critical patent/JPH11135709A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3853049B2 publication Critical patent/JP3853049B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
    • H01L2924/0002Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00

Landscapes

  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リードフレームへのテープ片の貼着作業の経
済性を高めることができるリードフレームへのテープ片
貼着方法及び装置を提供する。 【解決手段】 接着剤付きテープ片16、17の長手方
向の幅を有する第1及び第2の接着剤付きテープ40、
49を第1及び第2のテープ片形成加工手段33、34
に別途供給すると共に、キャリッジ31に搭載されたリ
ードフレーム15を第1及び第2のテープ片形成加工手
段33、34に供給し、接着剤付きテープ40、49を
各接着剤付きテープ片16、17の短手方向のピッチで
間欠搬送し、その端部から接着剤付きテープ片16、1
7を切断刃物41、50で切断し、切断刃物41、50
に接着剤付きテープ片16、17を保持させながら降下
させ、リード群毎の所要のテープ片貼着位置に、リード
フレーム15の位置を変えながら貼着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のリードから
構成される少なくとも1つのリード群からなるリードフ
レームへ接着剤付きテープ片を貼着するリードフレーム
へのテープ片貼着方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置は信号処理速度の高速化が強
く望まれ、高周波化した信号を処理することによって、
使用時には半導体装置自体の温度が上昇する。半導体装
置の温度が上昇すると、半導体装置は機能性に悪影響を
受けるので、温度上昇を抑制する必要があり、銅や同合
金からなる放熱板をチップ搭載部やインナーリードの下
方に設置している。また、半導体装置にはインナーリー
ドの下面又は上面に半導体素子を取付けてLOC(リー
ドオンチップ)やCOL(チップオンリード)というも
のが提案されている。
【0003】これらの半導体装置に用いるリードフレー
ムとして、SIP(シングル・インライン・パッケー
ジ)、DIP(デュアル・インライン・パッケージ)、
又はQFP(クワッド・フラット・パッケージ)型リー
ドフレームがあり、それぞれのリード群に絶縁性接合テ
ープが取付けられている。そして、一般に、絶縁性接合
テープは、パンチとダイとを有する打ち抜き金型によっ
て、短冊状又は枠状のテープ片として打ち抜かれて、リ
ードパターンが形成されたリードフレームの所定個所、
例えば、インナーリード部、或いは、半導体素子搭載部
とインナーリード部に貼着されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したリー
ドフレームへのテープ片の貼着方法においては、テープ
片は、パンチとダイとを有する打ち抜き金型によって絶
縁性接合テープを打ち抜くことによって製造するため、
テープ片を打ち抜いた後に穴明きの絶縁性接合テープが
残ることになり、このような穴明きの絶縁性接合テープ
は廃棄物として処分されている。しかし、絶縁性接合テ
ープは高価であるため、そのような、穴明きの絶縁性接
合テープの発生は経済性の面で問題があった。また、リ
ードフレーム型は、SIP、DIP又はQFPと複数あ
り、それぞれのリード群の数及び取付位置は異なるた
め、打ち抜き型を複数用意しなくてはならず、型製作費
が高くなっていた。
【0005】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
で、高価な絶縁性接合テープからなるテープを全てテー
プ片として有効利用することができ、リードフレームへ
のテープ片の貼着作業の経済性を高めることができると
共に、全てのリードフレームに単一の装置を用いて接着
剤付きテープ片を接着することができるリードフレーム
へのテープ片貼着方法及び装置を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載のリードフレームへのテープ片貼着方法は、複数の
リードが配列された少なくとも1つのリード群を備えた
リードフレームの前記リード群に所要の接着剤付きテー
プ片を貼着する方法であって、前記接着剤付きテープ片
の長手方向の幅を有する第1及び第2の接着剤付きテー
プを、個別に作動する切断刃物を備えた第1及び第2の
テープ片形成加工手段に別途供給すると共に、位置決め
搬送手段を備えたキャリッジに搭載された前記リードフ
レームを前記第1及び第2のテープ片形成加工手段の下
方に供給し、前記第1及び第2の接着剤付きテープを前
記各接着剤付きテープ片の短手方向のピッチで間欠搬送
し、その端部から前記接着剤付きテープ片を切断し、前
記切断刃物に前記接着剤付きテープ片を保持させながら
降下させ、前記リードフレームの位置を変えながら前記
リード群毎の所要のテープ片貼着位置に、前記接着剤付
きテープ片を貼着又は仮貼着する。
【0007】請求項2記載のリードフレームへのテープ
片貼着方法は、請求項1記載のリードフレームへのテー
プ片貼着方法において、前記リードフレームは、それぞ
れ長手方向及び幅方向に対向して前記リード群を具備し
ており、前記リードフレームを予め貼着温度に加熱した
後、交差状態に配置したX、Y軸方向駆動テーブルから
なる前記位置決め搬送手段に載置し、直交状態で異なる
位置に配置されかつ個別駆動する前記切断刃物を具備す
る前記第1及び第2のテープ片形成加工手段の下方に前
記リードフレームを搬送位置決めし、前記第1及び第2
のテープ片形成加工手段の前記切断刃物を個別に間欠作
動させることによって前記接着剤付きテープから前記接
着剤付きテープ片を直交状態に順次切断し、前記接着剤
付きテープ片を前記切断刃物に保持された状態で降下さ
せて、前記貼着温度に加熱された前記リードフレーム
に、前記接着剤付きテープ片を貼着又は仮貼着する。
【0008】請求項3記載のリードフレームへのテープ
片貼着装置は、複数のリードが配列された少なくとも1
つのリード群を備えたリードフレームの前記リード群に
所要の接着剤付きテープ片を貼着するリードフレームへ
のテープ片貼着装置であって、前記接着剤付きテープ片
の長手方向の幅を有する接着剤付きテープを、前記接着
剤付きテープ片の短手方向の幅ピッチで搬送する間欠搬
送手段と、前記接着剤付きテープの端部から前記接着剤
付きテープ片を前記ピッチ幅寸法で切断して、前記接着
剤付きテープ片を所要の形状に形成する切断刃物を備え
たテープ片形成加工手段と、前記テープ片形成加工手段
の下方に配置され、前記リードフレームを搭載するキャ
リッジと、該キャリッジをX、Y軸方向に移動するX、
Y軸方向駆動テーブルとからなり、前記リード群の所定
の貼着個所に位置するように、前記リードフレームの移
動を行なうことができる位置決め搬送手段と、前記テー
プ片形成加工手段で形成された前記接着剤付きテープ片
を前記切断刃物で保持した状態で降下させ、前記リード
群の所定の箇所に貼着又は仮貼着するテープ片貼着手段
を含む。
【0009】請求項4記載のリードフレームへのテープ
片貼着装置は、請求項3記載のリードフレームへのテー
プ片貼着装置において、前記テープ片形成加工手段は、
直交する前記リード群のそれぞれに合わせて異なる位置
に直交状態で2つ設けられている。請求項5記載のリー
ドフレームへのテープ片貼着装置は、請求項3又は4記
載のリードフレームへのテープ片貼着装置において、前
記リードフレームの予熱手段が前記位置決め搬送手段と
一体的に又は該位置決め搬送手段とは別に設けられて、
前記テープ片の貼着時又は仮貼着時の前記リードフレー
ムは該テープ片の貼着温度又は仮貼着温度に加熱されて
いる。
【0010】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。
【0011】(第1の実施の形態)まず、本実施の形態
に係るリードフレームへのテープ片貼着方法が適用可能
なリードフレームの一例を図6及び図7に示す。即ち、
4つのリードフレーム15によって連結リードフレーム
15aが構成されており、各リードフレーム15の中央
部には正方形の半導体素子搭載部55が形成されると共
に、その周縁部分には4つのインナーリード56が配設
されている。なお、各インナーリード56は、複数のリ
ードが配列されたリード群からなる。即ち、本実施の形
態はリードフレーム型がQFP(クワッド・フラット・
パッケージ)の場合である。次に、図1〜図3を参照し
て、本実施の形態に係るリードフレームへのテープ片貼
着方法を実施するためのリードフレームへのテープ片貼
着装置Aの構成について説明する。
【0012】図1にブロック図で示すように、リードフ
レームへのテープ片貼着装置Aは、予熱手段の一例であ
るリードフレーム予熱装置10と、リードフレームロー
ディング装置11と、リードフレームへのテープ片仮貼
着装置12と、テープ片本貼着装置13と、リードフレ
ームアンローディング装置14を直列に配列することに
よって構成されている。
【0013】上記した構成において、リードフレーム予
熱装置10は、テープ片仮貼着装置12において行なわ
れる第1及び第2の接着剤付きテープ片16、17を各
リードフレーム15へ容易かつ確実に仮貼着するために
連結リードフレーム15aを貼着温度に予熱するもので
あり、例えば、本出願人が先に特願平9−54126号
で開示した予備加熱ステーションと同様な構成とするこ
とができる。具体的には、積層状態にある連結リードフ
レーム群から一つの連結リードフレーム15aをグリッ
パーで把持して取り出し、ヒーターブロック上に載置し
て、リードフレーム15を予熱することができる(図6
(a)参照)。
【0014】リードフレームローディング装置11は、
リードフレーム予熱装置10によって予熱された連結リ
ードフレーム15aをグリッパーで把持して取り出し、
テープ片仮貼着装置12のキャリッジ31(図2参照)
上に移載するために用いるものであり、その構造は周知
なので説明を省略する。
【0015】リードフレームへのテープ片仮貼着装置1
2は、リードフレーム予熱装置10によって予熱された
各リードフレーム15の表面に、第1及び第2の接着剤
付きテープ片16、17を仮貼着するために設けられた
ものであり、その具体的構成を、図2及び図3に示す。
図示するように、基台20の上面21にはY軸方向ガイ
ド22〜24が敷設されており、Y軸方向ガイド23上
には、ボールネジとサーボモータ等からなる送り伝達機
構25によってY軸方向に移動自在なY軸方向駆動テー
ブル26が載置されている。また、Y軸方向ガイド2
2、24上にはY軸方向移動テーブル22a、24aが
載置されている。Y軸方向駆動テーブル26及びY軸方
向移動テーブル22a、24a上にはY軸方向ガイド2
2〜24と直交する方向に配列された台板27が固定載
置されており、台板27上にはX軸方向ガイド28が敷
設されている。X軸方向ガイド28上には、ボールネジ
とサーボモータ等からなる送り伝達機構29によってX
軸方向に移動自在なX軸方向駆動テーブル30が載置さ
れている。
【0016】X軸方向駆動テーブル30の上面には矩形
平板からなるキャリッジ31が搭載されており、キャリ
ッジ31に設けられた凹部32には、長手方向に伸延す
る長矩形板からなる連結リードフレーム15aが固定載
置されている。そして、上記したX軸方向駆動テーブル
30とY軸方向駆動テーブル26と、Y軸方向移動テー
ブル22a、24aによって位置決め搬送手段が構成さ
れ、連結リードフレーム15aをX、Y軸方向に移動し
て、第1及び第2の接着剤付きテープ片16、17が各
リードフレーム15に仮付けされる位置を精密に割り出
すことができる。また、基台20の上方には、その長手
方向(連結リードフレーム15aの長手方向に等しい)
に所定の間隔を開けて異なる位置に直交状態に配設され
たテープ片形成加工手段の一例である第1及び第2のテ
ープ切断機構33、34が配設されており、これらの機
構は基台20と一体をなしている。
【0017】まず、第1のテープ切断機構33について
説明すると、図2及び図3に示すように、基台20の上
方には平行間隔をあけてダイ35が配設されており、ダ
イ35は、図示しないが、基台20に固定支持されてい
る。ダイ35上にはストリッパー36が載置されてお
り、このストリッパー36は図示しないストリッパー昇
降機構によって、ダイ35に対して接離することができ
る。
【0018】ダイ35とストリッパー36には、各リー
ドフレーム15の表面に形成されたテープ片貼着部と上
下方向に整合可能な位置で、それぞれ、テープ片ガイド
孔37とパンチガイド孔38が設けられている。そし
て、パンチガイド孔38の下部には、テープガイド溝3
9を通して、間欠搬送手段の一例であるテープ繰り出し
装置40aから第1の接着剤付きテープ40の端部が片
持梁状に繰り出されている。なお、第1の接着剤付きテ
ープ40は、第1の接着剤付きテープ片16の長手方向
に幅を有しており、好ましくは、薄い絶縁シートである
ポリイミド樹脂シートの両面に熱可塑性の接着剤を塗布
した絶縁性接着剤付きテープを用いる。パンチガイド孔
38内には第1の接着剤付きテープ片16と同一平面形
状を有する切断刃物の一例であるパンチ41が配設され
ており、パンチ41の上端はテープ片貼着手段の一例で
あるテープ片切断用シリンダ42の進退ロッドの先部に
連結されている。また、パンチ41は中空の矩形箱体か
ら構成されており、その下部に設けた刃板にはテープ片
吸引孔が形成されると共に、その上部に設けた天板には
図示しない真空ポンプに連通連結される真空吸引孔が形
成されている。
【0019】かかる構成によって、図3及び図4に示す
ように、テープ片切断用シリンダ42を駆動することに
よって、第1の接着剤付きテープ40の端部をパンチガ
イド孔38の下部に向けて、第1の接着剤付きテープ片
16の短手方向のピッチで間欠的に繰り出すと共にその
端部からピッチ幅寸法で直交状態に切断して、第1の接
着剤付きテープ片16を形成すると共に、真空ポンプの
駆動によって第1の接着剤付きテープ片16をパンチ4
1の刃板に吸着保持し、その後、テープ片切断用シリン
ダ42をさらに駆動することによってパンチ41を降下
させ、第1の接着剤付きテープ片16をリードフレーム
15の表面に形成されたインナーリード56毎の所定の
テープ片貼着部に仮貼着することができる。なお、第1
の接着剤付きテープ片16は、本実施の形態では細長矩
形状としているが、図5に示すように波形状とすること
もできる。この場合、各リードフレーム15におけるイ
ンナーリード56(図7参照)を構成するリードのそれ
ぞれの端子が中心からの位置を異ならせている場合でも
端子を露出させることができ、また、第1の接着剤付き
テープ片16からはみ出た接着剤を凹部に集め、外部に
拡散するのを防止できる。
【0020】次に、第2のテープ切断機構34について
説明すると、図2に示すように、ダイ35とストリッパ
ー36には、各リードフレーム15の表面に形成された
テープ片貼着部と上下方向に整合可能な位置で、それぞ
れ、テープ片ガイド孔46とパンチガイド孔47が設け
られている。そして、パンチガイド孔47の下部には、
テープガイド溝48を通して、テープの一例である第2
の接着剤付きテープ49の端部が間欠搬送手段の一例で
あるテープ繰り出し装置49aによって繰り出されてい
る(図3参照)。なお、第2の接着剤付きテープ49も
第2の接着剤付きテープ片17の長手方向に幅を有して
おり、好ましくは、薄い絶縁シートであるポリイミド樹
脂シートの両面に熱可塑性の接着剤を塗布した絶縁性接
着剤付きテープを用いる。パンチガイド孔47内には第
2の接着剤付きテープ片17と同一平面形状を有する切
断刃物の一例であるパンチ50が配設されており、パン
チ50の上端はテープ片貼着手段の一例であるテープ片
切断用シリンダ51の進退ロッドの先部に連結されてい
る。また、パンチ50は中空の矩形箱体から構成されて
おり、その下部に設けた刃板にはテープ片吸引孔が形成
されると共に、その上部に設けた天板には図示しない真
空ポンプに連通連結される真空吸引孔が形成されてい
る。また、図2及び図3から明らかなように、パンチ5
0はパンチ41に対して異なる位置において直交状態に
配列されており、かつパンチ41とは独立して駆動され
る。
【0021】かかる構成によって、図2に示すように、
テープ片切断用シリンダ51を駆動することによって、
第2の接着剤付きテープ49の端部をパンチガイド孔4
7の下部に向けて、第2の接着剤付きテープ片17の短
手方向のピッチで、間欠的に繰り出すと共にその端部か
らピッチ幅寸法で直交状態に切断して、第2の接着剤付
きテープ片17を形成する。その後、真空ポンプの駆動
によって第2の接着剤付きテープ片17をパンチ50の
刃板に吸着保持し、テープ片切断用シリンダ51をさら
に駆動することによってパンチ50を降下させ、第2の
接着剤付きテープ片17をリードフレーム15の表面に
形成されたインナーリード56毎のテープ片貼着部に仮
貼着することができる。なお、第2の接着剤付きテープ
片17も、長矩形状のみならず、第1の接着剤付きテー
プ片16と同様に波形状とすることができる。
【0022】テープ片本貼着装置13は、テープ片仮貼
着装置12によって各リードフレーム15上に第1及び
第2の接着剤付きテープ片16、17が仮貼着されてい
る連結リードフレーム15aをヒーターを内蔵する加熱
ベース上に載置すると共に、押圧プレスで順次各リード
フレーム15に第1及び第2の接着剤付きテープ片1
6、17を押圧することによって、第1及び第2の接着
剤付きテープ片16、17の本貼着を行なうために設け
られたものであり、例えば、本出願人が先に特願平9−
54126号で開示した加熱押圧ステーションと同様な
構成とすることができる。
【0023】リードフレームアンローディング装置14
は、テープ片本貼着装置13の加熱ベース上にある連結
リードフレーム15aをグリッパーで把持して取り出し
(図6参照)、積層状態にある連結リードフレーム15
a上に移載するため設けられたものであり、その構造は
周知なので説明は省略する。
【0024】次に、図6〜図8を参照して、上記したリ
ードフレームへのテープ片貼着装置Aを用いた第1の実
施の形態に係るリードフレームへのテープ片貼着方法に
ついて説明する。まず、各リードフレーム15の各半導
体素子搭載部55の前後部及び両側部に第1及び第2の
接着剤付きテープ片16、17を接着する場合について
説明する。 (1)図6(a)及び図6(b)に示すように、積層さ
れている連結リードフレーム15aを、グリッパーによ
って一枚だけ取り出し、リードフレーム予熱装置10の
ヒータブロック上に載置し、連結リードフレーム15a
を約140〜150℃まで加熱する。なお、この時点で
は、連結リードフレーム15aを構成する各リードフレ
ーム15は、図7に示すように、各リードフレーム15
の半導体素子搭載部55の周囲に多数のリードのみを配
線した状態になっている。そして、このリードによって
長手方向及び幅方向に対となる向かい合うインナーリー
ド56が形成される。即ち、インナーリード56は各リ
ードフレーム15に直交する方向に各々2対設けられて
いる。
【0025】(2)次に、図6(c)に示すように、連
結リードフレーム15aを、リードフレームローディン
グ装置11により、リードフレーム予熱装置10からテ
ープ片仮貼着装置12のキャリッジ31上に移載する。 (3)図6(c)に示すように、第1のテープ切断機構
33を駆動することによって、第1の接着剤付きテープ
40の端部をパンチガイド孔38内に繰り出して最初の
第1の接着剤付きテープ片16を切断し、最前列のリー
ドフレーム15の半導体素子搭載部55の前部をなすイ
ンナーリード56の部分(リード先部群の貼着位置)に
切断した第1の接着剤付きテープ片16を仮付けする。
【0026】(4)その後、位置決め搬送手段であるX
軸方向駆動テーブル30を設定距離だけX軸方向に前進
させて、最前部のリードフレーム15の半導体素子搭載
部55の後部をなすインナーリード56の部分に、第1
のテープ切断機構33によって同様に切断した2番目の
第1の接着剤付きテープ片16を仮付けする。 (5)以降、同様にして、X軸方向駆動テーブル30を
設定距離ずつ間欠的にX軸方向に前進し、図6(d)に
示すように、残りのリードフレーム15の半導体素子搭
載部55の前後部をなすインナーリード56の部分にも
切断した第1の接着剤付きテープ片16をそれぞれ仮付
けする。
【0027】(6)図6(e)に示すように、第2のテ
ープ切断機構34を駆動することによって第2の接着剤
付きテープ49の端部をパンチガイド孔47内に繰り出
して最初の第2の接着剤付きテープ片17を切断し、最
後部のリードフレーム15の半導体素子搭載部55の一
側部をなすインナーリード56の部分に切断した第2の
接着剤付きテープ片17を仮付けする。 (7)図6(f)に示すように、Y軸方向駆動テーブル
26を設定距離Y軸方向に横移動した後、第2のテープ
切断機構34を駆動することによって第2の接着剤付き
テープ49から2番目の第2の接着剤付きテープ片17
を切断し、最後列のリードフレーム15の半導体素子搭
載部55の他側部をなすインナーリード56の部分に切
断した第2の接着剤付きテープ片17を仮付けする。
【0028】(8)以降、X軸方向駆動テーブル30を
設定距離ずつ間欠的にX軸方向に後退させると共に、各
後退位置において、Y軸方向駆動テーブル26を設定距
離横移動し、図6(g)に示すように第2のテープ切断
機構34によって切断した第2の接着剤付きテープ片1
7を残りのリードフレーム15の半導体素子搭載部55
の両側部をなすインナーリード56の部分にそれぞれ仮
付けする。
【0029】(9)図8に示すように、全てのリードフ
レーム15に仮貼着作業が完了した連結リードフレーム
15aを、移載コンベア等で、テープ片仮貼着装置12
からテープ片本貼着装置13に移載する。テープ片本貼
着装置13において、連結リードフレーム15aの各リ
ードフレーム15は加熱した状態で上部から押圧金型に
よって押圧されるので、熱可塑性接着剤が溶けて、略完
全に、第1及び第2の接着剤付きテープ片16、17が
各リードフレーム15の所定位置に固着される。なお、
第1及び第2の接着剤付きテープ片16、17の表面に
も接着剤が付着されているので、これらの接着剤付きテ
ープ片16、17の表面まで熱が伝達されないうちに、
この処理を行なうのが好ましい。
【0030】(10)図6(h)に示すように、本貼着
作業が完了した連結リードフレーム15aを、本貼着済
の連結リードフレーム15aが積層された積層体上に積
層する。その後、連結リードフレーム15aを構成する
各リードフレーム15上には、第1及び第2の接着剤付
きテープ片16、17の表面に付着した接着剤を用いて
放熱板や半導体素子が取付けられることになる。
【0031】次に、各リードフレーム15の各半導体素
子搭載部55の前後部のみに第1の接着剤付きテープ片
16を接着する場合について、図9を参照して説明す
る。即ち、リードフレーム型がQFP(クワッド・フラ
ット・パッケージ)の場合である。図9(a)〜図9
(e)に示すように、この場合も、連結リードフレーム
15aを、図1に示すリードフレーム予熱装置10、リ
ードフレームローディング装置11、テープ片仮貼着装
置12、テープ片本貼着装置13及びリードフレームア
ンローディング装置14を通すことによって、第1の接
着剤付きテープ片16を各リードフレーム15上に貼着
することができる。
【0032】但し、この場合は、図9(c)及び図9
(d)に示すように、テープ片仮貼着装置12における
仮貼着作業において、第2のテープ切断機構34は用い
ず、第1のテープ切断機構33とX軸方向駆動テーブル
30のみを用いることによって、第1の接着剤付きテー
プ片16を各リードフレーム15上に貼着することがで
きる。
【0033】次に、各リードフレーム15の各半導体素
子搭載部55の両側部のみに第2の接着剤付きテープ片
17を接着する場合について、図10を参照して説明す
る。即ち、この場合もリードフレーム型がQFP(クワ
ッド・フラット・パッケージ)の場合である図10
(a)〜図10(e)に示すように、この場合も、連結
リードフレーム15aを、図1に示すリードフレーム予
熱装置10、リードフレームローディング装置11、テ
ープ片仮貼着装置12、テープ片本貼着装置13及びリ
ードフレームアンローディング装置14に通すことによ
って、第2の接着剤付きテープ片17を各リードフレー
ム15上に貼着することができる。
【0034】但し、この場合は、図10(c)及び図1
0(d)に示すように、テープ片仮貼着装置12におけ
る仮貼着作業において、第1のテープ切断機構33は用
いず、第2のテープ切断機構34と、X、Y軸方向駆動
テーブル30、26のみを用いることによって、第2の
接着剤付きテープ片17を各リードフレーム15上に搭
載することができる。
【0035】このように、本実施の形態では、第1及び
第2の接着剤付きテープ片16、17の長手方向の幅を
有する第1及び第2の接着剤付きテープ40、49を、
第1及び第2の接着剤付きテープ片16、17の短手方
向のピッチで間欠的にパンチガイド孔38、47内に繰
り出し、その端部を切断して第1及び第2の接着剤付き
テープ片16、17を形成すると共にパンチ41、50
の先端に保持させ、その後、第1及び第2の接着剤付き
テープ片16、17をX、Y軸方向駆動テーブル30、
26によって駆動されるキャリッジ31に搭載された複
数のリードフレーム15のインナーリード56の先部の
貼着位置に一枚ずつ順次リードフレーム15の位置を変
えながら仮貼着するようにしている。
【0036】従って、第1及び第2の接着剤付きテープ
40、49から第1及び第2の接着剤付きテープ片1
6、17を形成するに際して、いわゆる切断カスが発生
せず、高価な接着剤付きテープの有効利用を図ることが
できる。また、本実施の形態に係るリードフレームへの
テープ片貼着方法は、以下の効果も奏する。
【0037】a)第1及び第2のテープ切断機構33、
34を一体的に具備する単一のテープ片仮貼着装置12
を用いることによって、各リードフレーム15の各半導
体素子搭載部55の前後部及び両側部に第1及び第2の
接着剤付きテープ片16、17を貼着することができる
のみならず、その前後部のみに第1の接着剤付きテープ
片16を貼着したり、その両側部のみに第2の接着剤付
きテープ片17を貼着することができる。また、図示し
ないが、SIP(シングル・インライン・パッケージ)
の場合には、各リードフレーム15の各半導体素子搭載
部55の1個所のみに接着剤付きテープ片を取付けるこ
ともできる。このように、単一の第1及び第2のテープ
切断機構33、34を用いて、SIP(シングル・イン
ライン・パッケージ)、DIP(デュアル・インライン
・パッケージ)、又はQFP(クワッド・フラット・パ
ッケージ)型リードフレーム等、異なる型のリードフレ
ームに容易に接着剤付きテープ片を取付けることがで
き、設備費の大幅な低減を図ることができる。さらに、
図示しないが、各リードフレーム15の各半導体素子搭
載部55の前後部又は両側部には、内側と外側に第1及
び第2の接着剤付きテープ片16、17を2本づつ貼着
することもできる。このように、本実施の形態では、第
1及び第2の接着剤付きテープ片16、17の各リード
フレーム15への貼着パターンを自在に変更することが
できる。
【0038】b)第1及び第2の接着剤付きテープ片1
6、17を形成するに際して、第1及び第2の接着剤付
きテープ40、49の繰り出し長さを著しく短くするこ
とができるので、端部がたわむことはなく、従って、わ
ずかな吸引力によって、第1及び第2の接着剤付きテー
プ片16、17をパンチ41、50の刃板に保持するこ
とができる。
【0039】c)第1及び第2の接着剤付きテープ片1
6、17を形成するに際して、繰り出される第1及び第
2の接着剤付きテープ40、49の幅を比較的大きくす
ることができるので、第1及び第2の接着剤付きテープ
40、49を安定状態に繰り出すことができ、繰り出し
不良等によるメンテナンスを可及的に少なくすることが
できる。 d)テープ片仮貼着装置12においては、第1及び第2
の接着剤付きテープ片16、17の切断作業を比較的低
い温度で行なうことができ、第1及び第2の接着剤付き
テープ40、49に付着する絶縁性接着剤が切断される
までは熱影響を殆ど受けないので、パンチ41、50に
よって、常時、精密に、第1及び第2の接着剤付きテー
プ片16、17を切断することができる。
【0040】また、本実施の形態では、リードフレーム
の予熱装置10がテープ片仮貼着装置12のX、Y軸方
向駆動テーブル30、26とは別に設けられ、第1及び
第2の接着剤付きテープ片16、17の仮貼着時に、各
リードフレーム15は、第1及び第2の接着剤付きテー
プ片16、17の仮貼着温度に加熱されている。従っ
て、テープ貼着作業において、第1及び第2の接着剤付
きテープ片16、17の切断作業を比較的低い温度で行
なうことができ、第1及び第2の接着剤付きテープ4
0、49に付着する絶縁性接着剤は第1及び第2の接着
剤付きテープ40、49が切断されるまでは熱影響を殆
ど受けないので、刃物の鋭利性を保持でき、常時、精密
に、第1及び第2の接着剤付きテープ片16、17を切
断することができる。
【0041】(第2の実施の形態)図11(a)〜図1
1(g)に示すように、本実施の形態においても、連結
リードフレーム15aを、図1に示すリードフレーム予
熱装置10、リードフレームローディング装置11、テ
ープ片仮貼着装置12、テープ片本貼着装置13及びリ
ードフレームアンローディング装置14に通すことによ
って、第1及び第2の接着剤付きテープ片16、17を
各リードフレーム15上に貼着することができる。
【0042】但し、本実施の形態では、第1のテープ切
断機構33と第2のテープ切断機構34は離隔して配置
されている。従って、図11(c)〜図11(e)に示
すように、テープ片仮貼着装置12における仮貼着作業
において、X軸方向駆動テーブル30を用いてキャリッ
ジ31を間欠的に前進させながら各リードフレーム15
の各半導体素子搭載部55の前後部に第1の接着剤付き
テープ片16を貼着した後、さらに、X軸方向駆動テー
ブル30を用いてキャリッジ31を間欠的に前進させる
と共にY軸方向駆動テーブル28を用いて横方向に移動
させながら各リードフレーム15の各半導体素子搭載部
55の両側部分に第2の接着剤付きテープ片17を貼着
することができる。即ち、本実施の形態では、キャリッ
ジ31を後退させることなく、各リードフレーム15に
第1及び第2の接着剤付きテープ片16、17を貼着す
ることができる。
【0043】以上、本発明を、第1及び第2の実施の形
態を参照して説明してきたが、本発明は何ら上記した実
施の形態に記載の構成に限定されるものではなく、特許
請求の範囲に記載されている事項の範囲内で考えられる
その他の実施の形態や変形例も含むものである。例え
ば、前述した実施の形態では、連結リードフレームを構
成する各リードフレームに第1の接着剤付きテープ片を
順次貼着し、第1の接着剤付きテープ片の貼着が完了し
た後、第2の接着剤付きテープ片を順次各リードフレー
ムに貼着するようにしているが、X、Y軸方向駆動テー
ブルを各リードフレーム毎に移動して一つのリードフレ
ームについて第1及び第2の接着剤付きテープ片の貼着
が完了した後、次のリードフレームについて第1及び第
2の接着剤付きテープ片の貼着を行い、同様にして全て
のリードフレームに第1及び第2の接着剤付きテープ片
を貼着するようにすることもできる。また、前述した実
施の形態では、テープ片の貼着は、仮貼着した後に本貼
着することによって行なわれるが、本貼着のみとするこ
ともできる。さらに、前述した実施の形態では、リード
フレームの予熱手段は位置決め搬送手段と別体に設けた
が、一体的に設けることもできる。
【0044】
【発明の効果】請求項1〜5記載のリードフレームへの
テープ片貼着方法及び装置においては、接着剤付きテー
プ片の長手方向の幅を有する第1及び第2の接着剤付き
テープを第1及び第2のテープ片形成加工手段に別途供
給すると共に、位置決め搬送手段を備えたキャリッジに
搭載されたリードフレームを第1及び第2のテープ片形
成加工手段に供給し接着剤付きテープを各接着剤付きテ
ープ片の短手方向のピッチで間欠搬送し、その端部から
接着剤付きテープ片を切断し、リードフレームの位置を
変えながら貼着又は仮貼着するようにしている。従っ
て、いわゆる切断カスが発生せず、一般に高価な絶縁性
接着剤付きテープからなる接着剤付きテープの有効利用
を図ることができ、経済性を高めることができる。ま
た、一組の第1及び第2のテープ片形成加工手段を用い
て、SIP(シングル・インライン・パッケージ)、D
IP(デュアル・インライン・パッケージ)、又はQF
P(クワッド・フラット・パッケージ)型リードフレー
ム等からなる異なる型のリードフレームに容易に接着剤
付きテープ片を取付けることができ、設備費の大幅な低
減を図ることができる。
【0045】請求項2記載のリードフレームへのテープ
片貼着方法においては、リードフレームは、それぞれ長
手方向及び幅方向に対向してリード群を具備し、リード
フレームを予め貼着温度に加熱した後、交差状態に配置
したX、Y軸方向駆動テーブルからなる位置決め搬送手
段に載置し、第1及び第2のテープ片形成加工手段の切
断刃物を直交状態で異なる位置に配置すると共に、第1
及び第2のテープ片形成加工手段の切断刃物を間欠作動
させることによって接着剤付きテープから接着剤付きテ
ープ片を直交状態に順次切断し、切断刃物に保持された
状態で降下し、位置決め搬送手段によって貼着位置に位
置決めされると共に貼着温度に加熱されたリードフレー
ムに、接着剤付きテープ片を接着するようにしている。
このようにX、Y軸方向駆動テーブルを用いることによ
って、接着剤付きテープ片を異なる型のリードフレーム
のリード群に、容易かつ正確に貼着することができる。
【0046】請求項3記載のリードフレームへのテープ
片貼着装置においては、接着剤付きテープ片の短手方向
の幅ピッチで接着剤付きテープを搬送する間欠搬送手段
と、接着剤付きテープの端部から接着剤付きテープ片を
ピッチ幅寸法で切断して、接着剤付きテープ片を所要の
形状に形成するテープ片形成加工手段と、テープ片形成
加工手段の下方に配置され、前記リードフレームを搭載
するキャリッジ及びキャリッジをX、Y軸方向に移動す
るX、Y軸方向駆動テーブルとからなる位置決め搬送手
段と、テープ片形成加工手段で形成された接着剤付きテ
ープ片をリードフレームの所定の箇所に貼着又は仮貼着
するテープ片貼着手段を具備する。従って、接着剤付き
テープ片を異なる型のリードフレームのリード群に容易
かつ正確に貼着することができるリードフレームへのテ
ープ片貼着装置を、市販のX、Y軸方向駆動テーブルを
用いる等して安価に製作することができる。
【0047】請求項4記載のリードフレームへのテープ
片貼着装置においては、リード先部群は、直交する方向
に各々2群設けられて、テープ切断機構は、直交するリ
ード先部群に合わせて異なる位置に直交状態で2つ設け
られているので、例えば、半導体素子搭載部の前後部及
び両側部に、それぞれ、容易にテープ片を貼着すること
ができる。
【0048】請求項5記載のリードフレームへのテープ
片貼着装置においては、リードフレームの予熱手段が位
置決め搬送手段と一体的に又は位置決め搬送手段とは別
に設けられて、テープ片の貼着時又は仮貼着時のリード
フレームはテープ片の貼着温度又は仮貼着温度に加熱さ
れている。従って、テープ貼着作業において、テープ片
の切断作業を比較的低い温度で行なうことができ、テー
プに付着する絶縁性接着剤はテープが切断されるまでは
熱影響を殆ど受けないので、刃物の鋭利性を保持でき、
常時、精密に、テープ片を切断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかるリードフレ
ームへのテープ片貼着方法に用いるリードフレームへの
テープ片貼着装置のブロック図である。
【図2】同リードフレームへのテープ片貼着装置の要部
正面図である。
【図3】同リードフレームへのテープ片貼着装置の概念
的平面図である。
【図4】接着剤付きテープから接着剤付きテープ片が切
断された状態を示す説明図である。
【図5】接着剤付きテープから接着剤付きテープ片が切
断された状態を示す説明図である。
【図6】半導体素子搭載部の前後部及び両側部に接着剤
付きテープ片を貼着する場合の本発明の第1の実施の形
態にかかるリードフレームへのテープ片貼着方法の工程
説明図である。
【図7】接着剤付きテープ片が貼着されない状態のリー
ドフレームの一部平面図である。
【図8】接着剤付きテープ片が貼着された状態のリード
フレームの一部平面図である。
【図9】半導体素子搭載部の前後部のみに接着剤付きテ
ープ片を貼着する場合の本発明の第1の実施の形態にか
かるリードフレームへのテープ片貼着方法の工程説明図
である。
【図10】半導体素子搭載部の両側部のみに接着剤付き
テープ片を貼着する場合の本発明の第1の実施の形態に
かかるリードフレームへのテープ片貼着方法の工程説明
図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態にかかるリードフ
レームへのテープ片貼着方法の工程説明図である。
【符号の説明】
A リードフレームへのテープ片貼着装置 10 リードフレーム予熱装置 11 リードフレームローディング装置 12 テープ片仮貼着装置 13 テープ片
本貼着装置 14 リードフレームアンローディング装置 15 リードフレーム 15a 連結リ
ードフレーム 16 第1の接着剤付きテープ片 17 第2の接
着剤付きテープ片 20 基台 21 上面 22 Y軸方向ガイド 22a Y軸方
向移動テーブル 23 Y軸方向ガイド 24 Y軸方向
ガイド 24a Y軸方向移動テーブル 25 送り伝達
機構 26 Y軸方向駆動テーブル 27 台板 28 X軸方向ガイド 29 送り伝達
機構 30 X軸方向駆動テーブル 31 キャリッ
ジ 32 凹部 33 第1のテ
ープ切断機構 34 第2のテープ切断機構 35 ダイ 36 ストリッパー 37 テープ片
ガイド孔 38 パンチガイド孔 39 テープガ
イド溝 40 第1の接着剤付きテープ 40a テープ
繰り出し装置 41 パンチ(切断刃物) 42 テープ片切断用シリンダ(テープ片貼着手段) 46 テープ片ガイド孔 47 パンチガ
イド孔 48 テープガイド溝 49 第2の接
着剤付きテープ 49a テープ繰り出し装置 50 パンチ
(切断刃物) 51 テープ片切断用シリンダ(テープ片貼着手段) 55 半導体素子搭載部 56 インナー
リード

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のリードが配列された少なくとも1
    つのリード群を備えたリードフレームの前記リード群に
    所要の接着剤付きテープ片を貼着する方法であって、 前記接着剤付きテープ片の長手方向の幅を有する第1及
    び第2の接着剤付きテープを、個別に作動する切断刃物
    を備えた第1及び第2のテープ片形成加工手段に別途供
    給すると共に、位置決め搬送手段を備えたキャリッジに
    搭載された前記リードフレームを前記第1及び第2のテ
    ープ片形成加工手段の下方に供給し、前記第1及び第2
    の接着剤付きテープを前記各接着剤付きテープ片の短手
    方向のピッチで間欠搬送し、その端部から前記接着剤付
    きテープ片を切断し、前記切断刃物に前記接着剤付きテ
    ープ片を保持させながら降下させ、前記リードフレーム
    の位置を変えながら前記リード群毎の所要のテープ片貼
    着位置に、前記接着剤付きテープ片を貼着又は仮貼着す
    ることを特徴とするリードフレームへのテープ片貼着方
    法。
  2. 【請求項2】 前記リードフレームは、それぞれ長手方
    向及び幅方向に対向して前記リード群を具備しており、
    前記リードフレームを予め貼着温度に加熱した後、交差
    状態に配置したX、Y軸方向駆動テーブルからなる前記
    位置決め搬送手段に載置し、直交状態で異なる位置に配
    置されかつ個別駆動する前記切断刃物を具備する前記第
    1及び第2のテープ片形成加工手段の下方に前記リード
    フレームを搬送位置決めし、前記第1及び第2のテープ
    片形成加工手段の前記切断刃物を個別に間欠作動させる
    ことによって前記接着剤付きテープから前記接着剤付き
    テープ片を直交状態に順次切断し、前記接着剤付きテー
    プ片を前記切断刃物に保持された状態で降下させて、前
    記貼着温度に加熱された前記リードフレームに、前記接
    着剤付きテープ片を貼着又は仮貼着する請求項1記載の
    リードフレームへのテープ片貼着方法。
  3. 【請求項3】 複数のリードが配列された少なくとも1
    つのリード群を備えたリードフレームの前記リード群に
    所要の接着剤付きテープ片を貼着するリードフレームへ
    のテープ片貼着装置であって、 前記接着剤付きテープ片の長手方向の幅を有する接着剤
    付きテープを、前記接着剤付きテープ片の短手方向の幅
    ピッチで搬送する間欠搬送手段と、前記接着剤付きテー
    プの端部から前記接着剤付きテープ片を前記ピッチ幅寸
    法で切断して、前記接着剤付きテープ片を所要の形状に
    形成する切断刃物を備えたテープ片形成加工手段と、 前記テープ片形成加工手段の下方に配置され、前記リー
    ドフレームを搭載するキャリッジと、該キャリッジを
    X、Y軸方向に移動するX、Y軸方向駆動テーブルとか
    らなり、前記リード群の所定の貼着個所に位置するよう
    に、前記リードフレームの移動を行なうことができる位
    置決め搬送手段と、 前記テープ片形成加工手段で形成された前記接着剤付き
    テープ片を前記切断刃物で保持した状態で降下させ、前
    記リード群の所定の箇所に貼着又は仮貼着するテープ片
    貼着手段を含むことを特徴とするリードフレームへのテ
    ープ片貼着装置。
  4. 【請求項4】 前記テープ片形成加工手段は、直交する
    前記リード群のそれぞれに合わせて異なる位置に直交状
    態で2つ設けられている請求項3記載のリードフレーム
    へのテープ片貼着装置。
  5. 【請求項5】 前記リードフレームの予熱手段が前記位
    置決め搬送手段と一体的に又は該位置決め搬送手段とは
    別に設けられて、前記テープ片の貼着時又は仮貼着時の
    前記リードフレームは該テープ片の貼着温度又は仮貼着
    温度に加熱されている請求項3又は4記載のリードフレ
    ームへのテープ片貼着装置。
JP31270197A 1997-10-28 1997-10-28 リードフレームへのテープ片貼着方法及び装置 Expired - Fee Related JP3853049B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31270197A JP3853049B2 (ja) 1997-10-28 1997-10-28 リードフレームへのテープ片貼着方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31270197A JP3853049B2 (ja) 1997-10-28 1997-10-28 リードフレームへのテープ片貼着方法及び装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11135709A true JPH11135709A (ja) 1999-05-21
JP3853049B2 JP3853049B2 (ja) 2006-12-06

Family

ID=18032398

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31270197A Expired - Fee Related JP3853049B2 (ja) 1997-10-28 1997-10-28 リードフレームへのテープ片貼着方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3853049B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007157814A (ja) * 2005-12-01 2007-06-21 Shinko Electric Ind Co Ltd テープ貼付け装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007157814A (ja) * 2005-12-01 2007-06-21 Shinko Electric Ind Co Ltd テープ貼付け装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3853049B2 (ja) 2006-12-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5342460A (en) Outer lead bonding apparatus
JP5096835B2 (ja) Acf貼付け装置及びフラットパネルディスプレイの製造装置
JP4501036B2 (ja) Acf貼り付け装置
US6025212A (en) Method for attaching semiconductor dice to lead-on-chip leadframes
US6370750B1 (en) Component affixing method and apparatus
JPH1051152A (ja) 可撓性ラミナをアライメント・ピン上に積み重ねる方法及び装置
JPH11135709A (ja) リードフレームへのテープ片貼着方法及び装置
KR20030060163A (ko) 반도체 패키지 제조용 테이프의 접착 장치 및 그 방법
JP3542462B2 (ja) 半導体装置用リードフレームの製造に使用する金型装置
JP2005123222A (ja) クリップボンダ
JPH11265972A (ja) リードフレームのテープ貼り装置
KR100746386B1 (ko) 반도체 칩을 플렉시블 기판에 장착하는 방법 및 장치
JP3175737B2 (ja) 電子部品実装装置および電子部品実装方法
CN210575856U (zh) 一种内引脚接合机轨道机构
JP2000114446A (ja) 放熱板付リードフレームの製造方法
JPH0346243A (ja) キャリアテープ部品の実装装置
KR101141704B1 (ko) 리드 프레임의 제조방법 및 이에 적용되는 리드 프레임용프레스 가공장치
JPH03217089A (ja) Ic部品の切断分離方法
JPS6258537B2 (ja)
JP2871182B2 (ja) 共晶ボンディングテープの切断装置
JP2984381B2 (ja) インナリードボンディング装置
JP2007157814A (ja) テープ貼付け装置
JP3446935B2 (ja) テープ切断圧着装置
JPH11126851A (ja) 半導体パッケージの製造方法、半導体装置の製造方法、半導体パッケージの製造装置
JPH10242359A (ja) 半導体装置用リードフレームの製造設備

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040809

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060418

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060616

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060829

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060905

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090915

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100915

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100915

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110915

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120915

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130915

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees