JPH11134843A - ディスク再生方法およびディスク再生装置 - Google Patents

ディスク再生方法およびディスク再生装置

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JPH11134843A
JPH11134843A JP29728197A JP29728197A JPH11134843A JP H11134843 A JPH11134843 A JP H11134843A JP 29728197 A JP29728197 A JP 29728197A JP 29728197 A JP29728197 A JP 29728197A JP H11134843 A JPH11134843 A JP H11134843A
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JP29728197A
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Takashi Furukawa
貴士 古川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】編集内容に応じて素材を途切れることなく再生
する。 【解決手段】図5Aに示すように素材A〜素材Dを順に
再生する場合、各素材の時間長τA〜τDが所定時間より
も短いか否かを判別し、例えば素材B,Cの時間長が所
定時間よりも短いときには、速やかにデータを読み出す
ことができる固定記憶装置に予め素材B,Cのデータを
記憶させる。図5Bに示すように素材Aのデータはピッ
クアップ部でディスクから読み出す。ピックアップの移
動に時間を要しても、図5Cに示すように固定記憶装置
から素材B,Cのデータを読み出し、その後ピックアッ
プ部で素材Dのデータを読み出すことにより、図5Dに
示すように素材A〜素材Dを途切れることなく再生でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ディスク再生方
法およびディスク再生装置に関する。詳しくは、例えば
編集内容に応じて再生される素材から、時間長が所定時
間よりも短い素材を検出して、この素材のデータをディ
スクから読み出して予め記憶手段に記憶させるものと
し、編集内容に応じて再生が行われたときには、所定時
間よりも時間長が短くない素材のデータはディスクから
読み出し、所定時間よりも短い時間長の素材のデータは
記憶手段から速やかに読み出すことで素材を途切れるこ
となく再生するものである。
【0002】
【従来の技術】映像や音声の編集作業では、ランダムア
クセス可能な記憶装置、例えばハード・ディスク装置に
映像信号や音声信号を記録し、コンピュータ装置で所望
の映像信号や音声信号を自由に読み出して効率よく編集
を行うことができるノンリニア編集が採用されている。
【0003】このノンリニア編集では、ランダムアクセ
ス可能な記憶装置に記憶された映像や音声信号を用いて
編集を行うものであることから、例えばビデオテープに
素材が記録されていると、この素材をランダムアクセス
可能な記憶装置に記憶させる処理が必要とされて効率よ
く編集作業を行うことができない。また、ランダムアク
セス可能な記憶装置では、記憶可能な映像信号や音声信
号の容量が決まっていることから、現在の編集作業では
必要とされていない映像信号等を待避させるためにバッ
クアップを取ったり、不要となった映像信号等を削除す
る等の処理が必要となり、操作が煩雑となってしまう。
【0004】このため、ランダムアクセスが可能である
と共に、リムーバブル(取り外し可能型)のディスク、
例えば光ディスクや光磁気ディスク等を用いたディスク
再生装置をリニア編集に利用して、容易に効率よく編集
を行うことができると共に、撮影から編集まで一貫した
ノンリニア編集が実現できるように開発が進められてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ランダムア
クセスが可能でリムーバブルなディスクは、現状ではハ
ードディスクに対し、転送レートで倍以上遅く、シーク
タイムではさらにそれ以上速度が遅い。また、ノンリニ
ア編集においては、編集点(素材の切り替わる境目)等
でディスクの記録位置が不連続と成り新たな素材が記録
された位置に信号読出用のヘッドを移動させるシークが
発生する。このため、編集点が頻繁に起こる複雑な編集
内容の再生においては、リムーバプルなディスクでは再
生が間に合わなくなる場合が生じる。例えば、光ディス
クに素材のデータが記録されており、ピックアップを用
いてデータを読み出す場合、図11Aに示す編集内容を
再生するときには、図11Bに示すようにピックアップ
を順次移動させて素材のデータが読み出される。このと
き、ピックアップの移動によって次の素材のデータの読
み出しが遅延されてしまう。このため、図11Cに示す
ように素材Cの再生終了時までに、次の素材Dのデータ
を読み出すことができないときには信号が途切れてしま
う。
【0006】そこで、この発明ではリムーバブルなディ
スクを用いても、編集内容に応じて素材を途切れること
なく再生することができるディスク再生方法およびディ
スク再生装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るディスク
再生方法は、ディスクから再生される素材の時間長を判
別し、所定時間よりも時間長が短い素材のデータをディ
スクから予め読み出して、ディスクからよりも高速にデ
ータの読み出しが可能な第1の記憶手段に記憶させるも
のとし、素材の再生が行われたときには、所定時間より
も時間長が短くない素材のデータはディスクから読み出
して第2の記憶手段に書き込むと共に、所定時間よりも
時間長が短い素材のデータは第1の記憶手段から読み出
して第2の記憶手段に書き込むものとし、第2の記憶手
段からデータを読み出して出力信号を得るものである。
【0008】またディスク再生装置は、ディスクから素
材のデータを読み出す信号読出手段と、所定の順序で再
生される素材から、時間長が所定時間よりも短い素材を
検出する検出手段と、ディスクからよりもデータの読み
出しが高速な第1の記憶手段と、第2の記憶手段と、第
2の記憶手段からデータを読み出して出力信号を得る信
号出力手段と、信号読出手段と検出手段と第1および第
2の記憶手段を制御し、所定の順序で再生が開始される
前に時間長が所定時間よりも短い素材のデータを第1の
記憶手段に記憶させて、所定の順序での再生中は、所定
時間よりも時間長が短くない素材のデータをディスクか
ら読み出して第2の記憶手段に書き込むと共に、所定時
間よりも短い時間長の素材のデータは第1の記憶手段か
ら読み出して第2の記憶手段に書き込む制御手段とを有
するものである。
【0009】この発明においては、ディスクから再生さ
れる素材の時間長と所定時間が比較されて、所定時間よ
りも時間長が短いときには、予めこの素材のデータがデ
ィスクから読み出されて例えば固定記憶装置に記憶され
る。この固定記憶装置はディスクからよりも速やかに高
速に素材のデータを読み出すことができるものである。
編集内容に応じて素材が再生されたとき、所定時間より
も時間長が短くない素材のデータはディスクから読み出
されてメモリに書き込まれ、所定時間よりも短い時間長
の素材のデータは固定記憶装置から読み出されてメモリ
に書き込まれる。このメモリから所定の速度でデータが
読み出されて出力信号が生成される。
【0010】また、素材の編集作業で編集点が決定され
る毎に、編集内容に基づいてディスクから再生される素
材の時間長が判別されて、所定時間よりも時間長が短い
素材のデータが固定記憶装置に記憶されるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る実施の一形
態について図を用いて詳細に説明する。図1は、例えば
リムーバブルなディスクとして光ディスクを用いたディ
スク再生装置の構成を示しており、光ディスクに記録さ
れている信号を読み出すためのピックアップ部をディス
ク片面あたり1個有するものである。
【0012】図1において、ディスク再生装置10は、
映像等の素材が記録されたリムーバブルの光ディスク1
1を回転駆動するためのスピンドルモータ12を有して
いる。スピンドルモータ12には後述するサーボブロッ
ク15からスピンドルモータ駆動信号MDが供給されて
おり、このスピンドルモータ駆動信号MDによってスピ
ンドルモータ12が駆動されて光ディスク11が所定の
速度で回転駆動される。
【0013】また、ディスク再生装置10は、光ディス
ク11に記録されている信号を読み出すための信号読出
手段を構成するピックアップ部13を有している。な
お、信号読出手段は、ピックアップ部13と後述するR
Fアンプ部14や信号処理ブロック32等で構成され
る。
【0014】ピックアップ部13では光ディスク11に
レーザ光を集光して照射すると共に光ディスク11から
の反射光に基づき光電変換によって電流信号Idが生成
される。また、サーボブロック15からのサーボ信号T
FCによってレーザ光の照射位置の制御等も行われる。
【0015】ピックアップ部13で生成された電流信号
IdはRFアンプ部14に供給される。RFアンプ部1
4では、電流信号Idに基づきフォーカス誤差信号FE
やトラッキング誤差信号TEおよび再生信号RSが生成
される。フォーカス誤差信号FEやトラッキング誤差信
号TEはサーボブロック15に供給されると共に、再生
信号RSは信号処理ブロック32に供給される。
【0016】サーボブロック15では、後述する制御部
40からの制御信号SCによってフォーカスサーボ動作
やトラッキングサーボ動作が行われる。すなわち、RF
アンプ部14からフォーカス誤差信号FEやトラッキン
グ誤差信号TEに基づきサーボ信号TFCが生成されて
ピックアップ部13のアクチュエータ(図示せず)に供
給されることにより、レーザ光が光ディスク11の所望
の位置に集光されるように対物レンズ(図示せず)の位
置が制御される。また、サーボブロック15ではスピン
ドルモータ12を駆動するためのスピンドルモータ駆動
信号MDを生成して光ディスク11を所定の回転速度に
制御するスピンドルサーボ動作も行われる。さらに、ピ
ックアップ部13を光ディスク11の径方向に移動させ
てレーザ光の照射位置を変えるスレッド動作も行われ
る。
【0017】信号処理ブロック32では制御部40から
の制御信号SCDに基づいて再生信号RSの復調処理等
が行われて再生データRDが生成される。この再生デー
タRDは、制御手段を構成するメモリコントローラ33
によって第2の記憶手段であるメモリ34に書き込まれ
る。また、メモリ34には後述する固定記憶装置41か
ら読み出された再生データRDも書き込まれる。メモリ
コントローラ33の動作は、制御部40からの制御信号
SCMによって制御される。なお、制御手段はメモリコ
ントローラ33と制御部40とインタフェース部42で
構成される。
【0018】また、メモリ34に書き込まれた再生デー
タRDはメモリコントローラ33によって読み出されて
信号出力手段であるデータ変換部35に供給される。デ
ータ変換部35では、再生データRDが所定のフォーマ
ットの信号に変換されて編集処理装置50に供給され
る。例えば再生データRDが圧縮処理されている場合、
再生データRDの伸張処理が行われて非圧縮の映像音声
出力信号DVAとされて編集処理装置50に供給され
る。なお、編集処理装置50でアナログやディジタルの
映像音声出力信号だけでなく、DV方式の圧縮データを
用いて編集処理を行うことができる場合には、データ変
換部35では再生データRDをDV方式の圧縮データに
変換する処理等も行われる。
【0019】制御部40では、編集処理装置50から供
給された、編集内容の再生の命令や編集内容の再生準備
が完了しているかの確認あるいは編集内容の通知等の要
求信号RQに応じて制御信号SC,SCD,SCM,S
CIの生成等が行われる。生成された制御信号SCは、
上述したサーボブロック15に供給される。また制御信
号SCDは信号処理ブロック32に供給されると共に制
御信号SCMはメモリコントローラ33に供給される。
また制御信号SCIは、後述するインタフェース部42
に供給される。
【0020】ディスク再生装置10には、HDDあるい
はメモリで構成された固定記憶装置41を有しており、
固定記憶装置41はインタフェース部42を介してメモ
リコントローラ33と接続される。インタフェース部4
2には制御部40が接続される。ここで、制御手段であ
ると共に検出手段である制御部40では、編集処理装置
50からの編集内容に基づいて再生される光ディスク1
1の素材の時間長が所定時間よりも短いか否かの判別が
行われる。また、判別結果に基づいて制御信号SC,S
CD,SCM,SCIが生成されて、所定の時間よりも
時間長が短い素材の再生データRDが予め固定記憶装置
41に記憶されると共に、編集内容に基づいた再生動作
中に固定記憶装置41から記憶され再生データRDが読
み出されてメモリ34に書き込まれる。
【0021】映像音声出力信号DVAを用いた編集作業
は編集処理装置50で行われて、編集作業に伴う各種の
要求信号RQが外部インタフェース部43を介して制御
部40に供給される。
【0022】このように構成されたディスク再生装置1
0では、光ディスク11から所望の素材をピックアップ
部13で読み出して得られた再生データRDがメモリ3
4に書き込まれると共に、メモリ34に書き込まれた再
生データRDが読み出されてデータ変換ブロックで処理
されて映像音声出力信号DVAとして出力される。
【0023】この為、メモリ34に書き込まれた再生デ
ータRDを読み出して素材を途切れることなく再生する
ためには、メモリ34から再生データRDが読み出され
て映像音声出力信号DVAとされるよりも早く光ディス
ク11から信号を読み出して信号処理ブロック32から
メモリ34に再生データRDを書き込む必要がある。
【0024】ここで、ピックアップ部13を移動させて
光ディスク11から所望の素材を読み出すことが可能と
されるまでの時間Sfullは、最悪の場合、フルストロー
クシーク時間(最外周←→最内周間のシ一ク時間)と最
大回転待ち時間(ディスク1回転に要する時間)を加算
した時間とされる。また、光ディスク11から所望の素
材を読み出して再生データRDをメモリ34に書き込む
速度をRdisc、映像音声出力信号DVAを得るためにメ
モリ34から再生データRDを読み出す速度をRout
(Rout<Rdisc)とすると、1つ素材の時間長τaが式
(1)を満たすときには途切れを生ずるものとされる。 Sfull+(τa・Rout/Rdisc)>(τa) ・・・(1)
【0025】この式(1)を変形すると式(2)を得る
ことができ、(2)の条件を満たす素材、すなわち途切
れを生じずる素材であるか否かの判別が行われて、式
(2)の条件を満たす素材の再生データRDは予め固定
記憶装置41に記憶される。 τa<Sfull/(1−Rout/Rdisc) ・・・(2)
【0026】このように、式(2)の条件を満たす素材
の再生データRDを固定記憶装置41に記憶することに
より、この素材の読み出しが行われたときには固定記憶
装置41から再生データRDを読み出すことで短時間に
再生データをRDに供給することが可能となり、再生の
途切れを生じることのない映像音声出力信号DVAを得
ることができるものである。
【0027】図2〜図4は編集動作を示すフローチャー
トである。図2は編集内容をディスク再生装置10に供
給して編集処理を行う場合の編集処理装置50の動作を
示すフローチャートである。ステップST1では編集内
容が再生の要求であるか否かが判別されて、再生要求で
ないときにはステップST1に戻り、再生要求であると
きにはステップST2に進む。
【0028】ステップST2では、ディスク再生装置1
0に編集内容が通知されてステップST3に進み、ステ
ップST3ではディスク再生装置10で編集内容の再生
の準備が完了しているか否かの判別が行われる。ステッ
プST3で準備が完了していないと判断されたときには
ステップST3に戻り、引き続き準備が完了しているか
否かの判別が行われ、準備が完了していると判別された
ときにはステップST4に進む。
【0029】ステップST4ではディスク再生装置10
に編集内容の再生命令が供給されてステップST5に進
む。
【0030】ステップST5では、再生命令に基づく再
生動作が終了したかあるいは再生動作の中止の要求がな
されたか否かの判別が行われて、再生動作が終了されて
いないとき、あるいは再生動作の中止の要求がなされて
いないときにはステップST6に戻り、再生動作の終了
あるいは再生動作の中止の要求がなされるとステップS
T1に戻る。
【0031】図3は、ディスク再生装置10の動作を示
しており、ステップST11では編集内容が編集処理装
置50から通知されたか否かが判別される。ここで、図
2のステップST3で編集処理装置50からディスク再
生装置10に編集内容の通知が行われているとステップ
ST11からステップST12に進む。
【0032】ステップST12では、通知された編集内
容で内容の削除や変更が行われたことにより、固定記憶
装置41に記憶されている素材のデータで不要なデータ
が生じたか否かの判別が行われる。このステップST1
2で不要なデータが生じたときにはステップST13に
進み、不要なデータが生じていないときにはステップS
T14に進む。
【0033】ステップST13では、固定記憶装置41
から不要となったデータが削除されてステップST14
に進む。
【0034】ステップST14では、新たな編集内容に
基づいて、固定記憶装置41に記憶する式(2)の条件
を満たす素材があるか否かの判別が行われる。このステ
ップST14で式(2)の条件を満たす素材があるとき
にはステップST15に進み、この素材のデータが固定
記憶装置41に記憶されてステップST11に戻る。ま
た、式(2)の条件を満たす素材がないときには、固定
記憶装置41に再生データが記憶されることなくステッ
プST11に戻る。
【0035】このような処理が行われて、新たな編集内
容に基づき、式(2)の条件を満たす素材がある場合に
は固定記憶装置41に式(2)の条件を満たす素材の再
生データがすべて記憶されて再生準備が完了される。
【0036】再生準備が完了されると図2のステップS
T4で示すように編集内容の再生の命令が編集処理装置
50からディスク再生装置10に供給される。このと
き、ディスク再生装置10では、編集内容が通知されて
いないため図3のステップST11からステップST1
6に進む。
【0037】ステップST16では編集装置50から編
集内容の再生の命令が供給されていることが判別され
る。ここで、再生準備が完了されたときには編集内容の
再生の命令が編集処理装置50からディスク再生装置1
0に供給されるのでステップST16からステップST
17に進み、ステップST17で光ディスク11から信
号が読み出されると共に、再生の途切れを生じないよう
に固定記憶装置41からもデータが読み出されて編集内
容に沿った映像音声出力信号DVAが出力されてステッ
プST11に戻る。
【0038】なお、編集内容の通知や編集内容の再生の
命令が供給されていないときには、ステップST11か
らステップST16に進み、その後ステップST16か
らステップST11に戻る処理が繰り返される。
【0039】ところで、図2は編集処理装置50から編
集内容を一括してディスク再生装置10に供給するもの
としたが、この場合には、例えば編集者が再生を要求し
ても固定記憶装置41に式(2)の条件を満たす素材の
再生データがすべて記憶されないと再生が開始されな
い。このため、編集内容をディスク再生装置10に逐次
供給して、編集者が再生を要求したときには速やかに再
生が行われるようにすることもできる。この編集内容を
逐次ディスク再生装置10に供給する場合の編集処理装
置50の動作を図4に示す。
【0040】図4において、ステップST21では編集
内容が更新されているか否かの判別が行われる。ここ
で、編集内容が更新されているときにはステップST2
2に進み、ステップST22でディスク再生装置10に
新たな編集内容が通知されてステップST21に戻る。
【0041】編集内容が更新されてステップST21に
戻ると、編集内容の更新が完了されていることから再び
編集内容の更新を行う必要がなくステップST21から
ステップST23に進む。
【0042】ステップST23〜ステップST26の処
理は、図2のステップST1〜ステップST5の処理と
同様であり、編集内容の再生の準備が完了したことが確
認されてから編集内容の再生が行われ、再生が完了した
ときあるいは再生の中止が要求されたときにステップS
T21に戻るものとされる。
【0043】このように、編集処理装置50では、ディ
スク再生装置10に編集内容を逐次通知し、ディスク再
生装置10での再生準備の完了を確認してから再生が再
生される。また、ディスク再生装置10では、編集内容
の再生時にディスク11と固定記憶装置41の両方から
素材のデータが読み出される。ここで、固定記憶装置4
1には必要な素材のデータのみが記憶されるので、固定
記憶装置41が効率よく使用される。
【0044】なお、編集処理装置50では、編集内容を
図2に示すように一括して通知するモードと、図4に示
すように逐次通知するモードを選択可能とすれば、例え
ば編集内容を一括して通知するモードを選択して固定記
憶装置41の負担を軽くしたり、編集内容を逐次通知す
るモードを選択して編集者の再生要求等に速やかに対応
できるように動作を切り替えることができる。
【0045】図5は編集内容に応じた再生を行うディス
ク再生装置10の動作を示す図であり、図5Aが編集内
容を示している。ここで、式(2)に示す時間「Sfull
/(1−Rout/Rdisc)」を判別基準時間TMAとす
ると、素材A,素材Dの時間長τA,τDが判別基準時間
TMAよりも長く、素材B,素材Cの時間長τB,τCが
判別基準時間TMAよりも短いときには、固定記憶装置
41に予め素材Bの再生データと素材Cの再生データが
記憶される。素材B,Cの再生データが固定記憶装置4
1に記憶されると再生準備が完了したものとされて図5
Bに示すようにピックアップ13によって光ディスクか
ら信号が読み出されて素材Aの再生データがメモリ34
に書き込まれる。次に、素材Aの再生データがメモリ3
4に全て書き込まれると、図5Cに示すように固定記憶
装置41から素材B,Cの再生データが読み出されてメ
モり34に書き込まれる。このため、素材Dを読み出す
ためにピックアップ部13の移動が行われても、図5D
に示すように素材Aに続いて素材B素材C素材Dの順次
に途切れを生ずることのない映像音声出力信号DVAを
得ることができる。
【0046】ところで、素材の映像データと音声データ
は、映像や音声を独立に再生したり映像や音声のアフタ
レコーディング等を容易に行うことができるものとする
ため分離して記録されることがある。この映像データと
音声データが分離された図6Aに示すA/V分離型フォ
ーマットでは、素材の映像データは例えば複数フレーム
分が1つの単位とされると共に、このフレームに対応す
る音声データが1つの単位とされて、1つの単位の映像
データと音声データとで1つの単位ブロックとされる。
【0047】このように、映像と音声が分離されている
場合、編集点が単位ブロックの途中とされると、同じ素
材の中に2カ所の不連続点が発生されて、この2つの不
連続点間で信号の読出位置を移動させるシーク動作が必
要とされる。
【0048】例えば図6Aに示すNブロックの途中から
(N+K)ブロックの途中まで素材を再生する場合、図
6Bに示すようにNブロックの音声データが途中からN
ブロックの最後まで再生されたのち、シーク動作(数ト
ラック程度)が行われてNブロックの映像データの途中
から再生される。その後音声データと映像データが順次
再生されて、(N+K)ブロックの音声データが途中の
位置まで再生されると、シーク動作が行われて(N+
K)ブロックの映像データがブロックの最初から途中の
位置まで再生される。このように、素材のデータが3つ
に分割されて再生が行われるので、シーク動作によって
素材の再生のタイミングが遅れてしまう。
【0049】ここで、光ディスク11から音声データの
読み出しが終了されたのちピックアップ部13を移動さ
せて同じブロックの映像データが読み出されるまでの時
間Sblは、最悪の場合、音声ブロックあるいは映像ブロ
ックのいずれかデータ量の大きいブロックを移動するの
に必要とされるシーク時間と最大回転待ち時間(ディス
ク1回転に要する時間)を加算した時間とされる。ま
た、光ディスク11から所望の素材の信号を読み出して
再生データRDをメモリ34に書き込む速度をRdisc、
映像音声出力信号DVAを得るためにメモリ34から再
生データRDを読み出す速度をRout(Rout<Rdisc)
とすると、映像と音声が分離して記録される場合に、分
割された素材の時間長をτbとすると、式(3)を満た
す素材が途切れを生ずる素材とされる。 Sbl+(τb・Rout/Rdisc)>(τb) ・・・(3)
【0050】この式(3)を変形すると式(4)を得る
ことができ、分割された素材の時間長τbが式(4)の
条件を満たすときには素材を途切れることなく再生で
き、条件を満たさないときには途切れを生じてしまう。 τb<Sbl/(1−Rout /Rdisc) ・・・(4)
【0051】このように、式(4)の条件を満たす素材
の再生データRDを予め固定記憶装置41に記憶するこ
とにより、この素材の読み出しが行われたときには固定
記憶装置41から再生データRDを読み出すことで短時
間に再生データをRDに供給することが可能となり、素
材の途切れを生じることのない映像音声出力信号DVA
を得ることができる。
【0052】図7は、A/V分離型フォーマットで素材
のデータが記録されている光ディスクを、編集内容に応
じて再生する場合のディスク再生装置10の動作を示す
図であり、図7Aは編集内容を示している。ここで、素
材Aは3つの素材A1,A2,A3からなり、素材Bは3
つの素材B1,B2,B3からなるものとする。素材C、
素材Dも同様である。
【0053】ここで、素材B,Cの時間長τB,τCが判
別基準時間TMAよりも短いときには、素材B,Cの映
像や音声のデータが固定記憶装置41に記憶される。ま
た、式(4)に示す時間「Sbl/(1−Rout/Rdis
c)」を判別基準時間TMBとすると、素材A1,D1の
時間長τA1,τD1が判別基準時間TMBよりも短いとき
には、素材A1のデータ(音声データと映像データが図
6Aに示す場合には音声データ)や素材D1のデータ
(音声データと映像データが図6Aに示す場合には音声
データ)が固定記憶装置41に記憶される。
【0054】このように、素材A1,B,C,D1のデー
タが固定記憶装置41に記憶されると再生準備が完了し
たものとされて図7Cに示すように固定記憶装置41か
ら素材A1のデータが読み出されてメモり34に書き込
まれる。次に図7Bに示すようにピックアップ13によ
って光ディスク11から信号が読み出されて素材A2,
A3のデータがメモリ34に書き込まれる。その後、固
定記憶装置41から素材B,C,D1のデータが読み出
されてメモリ34に書き込まれ、続いてピックアップ1
3によって素材D2のデータが読み出されてメモリ34
に書き込まれる。このため、素材Dを読み出すためにピ
ックアップ13が移動されても、図7Dに示すように素
材Aに続いて素材B素材C素材Dの映像音声出力信号D
VAを途切れることなく得ることができる。
【0055】ところで、上述の実施の形態では、1つの
ディスクから1つのピックアップを用いて素材のデータ
を読み出すものとしたが、1つのディスクに対してピッ
クアップ部を複数設けて光ディスクに記録されている素
材のデータを読み出すものとしたり、素材の記録された
光ディスクを複数設けるものとし、それぞれの光ディス
クに対して1つあるいは複数のピックアップ部を設けて
記録された素材のデータを読み出すものとしてもよい。
【0056】図8は例えば2枚の光ディスクに素材のデ
ータが記録されており、1つのディスクの片面あたり2
つのピックアップ部を設けるものとし、記録された素材
のデータを読み出して2チャネルの映像音声出力信号を
得ることができるディスク再生装置60の構成を示して
いる。なお、図8において、図1と対応する部分につい
ては同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0057】図8において光ディスク11に対しては、
ピックアップ部13a,13bが設けられており、ピッ
クアップ部13aで得られた電流信号はRFアンプ部1
4aに供給されると共にピックアップ部13bで得られ
た電流信号はRFアンプ部14bに供給される。
【0058】RFアンプ部14aで得られた再生信号R
S1は、スイッチ31aの端子aに供給されると共に、
RFアンプ部14bで得られた再生信号RS2は、スイ
ッチ31bの端子aに供給される。
【0059】光ディスク21に対しては、ピックアップ
部23a,23bが設けられており、ピックアップ部2
3aで得られた電流信号はRFアンプ部24aに供給さ
れると共にピックアップ部23bで得られた電流信号は
RFアンプ部24bに供給される。
【0060】RFアンプ部24aで得られた再生信号R
S3は、スイッチ31aの端子bに供給されると共に、
RFアンプ部24bで得られた再生信号RS4は、スイ
ッチ31bの端子bに供給される。
【0061】スイッチ31aでは、再生信号RS1ある
いはRS3のいずれかの信号が選択されて、スイッチ3
1aの可動端子cに接続された信号処理ブロック32a
に供給される。また、スイッチ31bでは、再生信号R
S2あるいはRS4のいずれかの信号が選択されて、スイ
ッチ31bの可動端子cに接続された信号処理ブロック
32bに供給される。
【0062】信号処理ブロック32a,32bは図1に
示す信号処理ブロック32と同様の処理が行われて再生
信号RS1〜RS4に基づいて再生データRDが生成され
てメモリ34に書き込まれる。
【0063】メモリ34から読み出された再生データR
Dはデータ変換ブロック35aやデータ変換ブロック3
5bに供給されて、データ変換ブロック35a,35b
から映像音声出力信号DVAa,DVAbが出力されて編
集処理部50に供給される。
【0064】なお、制御部40ではサーボブロック1
5,25の動作が制御されると共に、サーボブロック1
5ではピックアップ部13a,13bの動作制御が行わ
れると共に、サーボブロック25ではピックアップ部2
3a,23bの動作制御が行われる。また、メモリコン
トローラ33では2チャネルの制御が行われ、編集処理
装置50では2チャネルの映像音声出力信号を用いた編
集処理が行われる。
【0065】このように構成されたディスク再生装置6
0では、図3に示すディスク再生装置10の動作と同様
な動作が行われて、光ディスク11,21と固定記憶装
置41の両方から素材のデータが再生されることにより
2チャネルの映像音声出力信号を得ることができる。な
お、ディスク再生装置60では、1つの光ディスクに対
して2つのピックアップ部を有していることから、同じ
光ディスク上に記録されている異なる2つの素材を、そ
れぞれピックアップ部13a(23a)とピックアップ
部13b(23b)で別々に読み出し、同時に再生する
事が可能とされる。
【0066】図9は、編集内容に基づいた再生を行うデ
ィスク再生装置60の動作を示す図であり、2つの編集
内容に応じた2チャネルの映像音声出力信号を得るもの
である。なお、光ディスク11あるいは光ディスク21
に素材A〜素材Gが記録されているものとする。
【0067】図9A,図9Bは編集内容Pa,Pbを示し
ている。ここで、素材A,素材D〜Gの時間長τA,τD
〜τGが判別基準時間TMAよりも長く、素材B,素材
Cの時間長τB,τCが判別基準時間TMAよりも短いと
きには、固定記憶装置41に予め素材Bの再生データと
素材Cの再生データが記憶される。
【0068】また、固定記憶装置41に記憶されていな
い素材A,素材D〜Gの分割された素材の時間長と判別
基準時間TMBが比較される。ここで、判別基準時間T
MBよりも時間長が短い分割された素材が、素材A1,
D1,E1,E3,F1,F3,G1であると判別され
たときには、これらの素材の再生データが固定記憶装置
41に記憶される。
【0069】このように、判別時間TMA,TMBと各
素材の時間長との比較結果に基づき再生データが固定記
憶装置41に記憶されると再生準備が完了したものとさ
れて図9Eに示すように固定記憶装置41から素材A1
のデータが読み出されてメモり34に書き込まれる。
【0070】次に図9Cに示すようにピックアップ部1
3a(23a)によって、例えば光ディスク11(2
1)から信号が読み出されて素材A2,A3のデータがメ
モリ34に書き込まれる。また、図9Eに示すように固
定記憶装置41から素材E1のデータが読み出されてメ
モり34に書き込まれると、次に図9Dに示すようにピ
ックアップ部13b(23b)によって例えば光ディス
ク11(21)から信号が読み出されて素材E2のデー
タがメモリ34に書き込まれる。
【0071】その後、順次光ディスク11や光ディスク
21から信号が読み出されてデータがメモリ34に書き
込まれ、あるいは固定記憶装置41からデータが読み出
されてメモリ34に書き込まれる。このため、ピックア
ップ部13a(23a)が移動されても、図9Fに示す
ように素材Aに続いて素材B素材C素材Dの映像音声出
力信号DVAaを途切れることなく得ることができると
共に、ピックアップ部13b(23b)が移動されて
も、図9Gに示すように素材Eに続いて素材F素材Gの
映像音声出力信号DVAbを途切れることなく得ること
ができる。
【0072】図10は編集作業を示す図であり、図10
Aは編集内容Pa,Pbが設定されていない状態である。
ここで、素材Aを再生する、すなわち素材Aを時間軸上
に表示させるものとすると、図10Bに示すように、編
集処理装置50では編集内容Paとして素材Aが選択さ
れると共に、素材Aの編集内容がディスク再生装置60
に供給される。ディスク再生装置60では、判別基準時
間TMA,TMBと素材や分割された素材である断片の
時間長とが比較されて、例えば素材Aの時間長が判別基
準時間TMAよりも長く先頭の断片が判別基準時間TM
Bよりも短いときには、素材Aの先頭の断片のデータが
光ディスク11(21)から読み出されて固定記憶装置
41に記憶される。
【0073】次に、素材Hを時間軸上に表示させるもの
とすると、図10Cに示すように、編集処理装置50で
は編集内容Pbとして素材Hが選択されると共に、素材
Hの編集内容がディスク再生装置60に追加して供給さ
れる。ディスク再生装置60では、図10Bの場合と同
様に判別基準時間TMA,TMBと素材や分割された素
材である断片の時間長とが比較されて、例えば素材Hの
両端の断片のデータが光ディスク11(21)から読み
出されて固定記憶装置41に記憶される。
【0074】また、素材Hを再生を行わないものとす
る、すなわち素材Hを時間軸上から削除すると、図10
Dに示すように、編集処理装置50では編集内容Pbか
ら素材Hが削除されると共に、ディスク再生装置60に
素材Hの編集内容の削除が通知される。ディスク再生装
置60では、この通知に基づき固定記憶装置41に記憶
されている素材Hの両端の断片のデータが削除される。
【0075】次に、素材Eを時間軸上に表示させるもの
とすると、図10Eに示すように、編集処理装置50で
は編集内容Pbとして素材Eが選択されると共に、素材
Eの編集内容がディスク再生装置60に追加して供給さ
れる。ディスク再生装置60では、例えば素材Eの両端
の断片のデータが光ディスク11(21)から読み出さ
れて固定記憶装置41に記憶される。
【0076】ここで、素材Eの再生開始タイミングを遅
らせる、すなわち素材Eを時間軸上で図の右方向にずら
すものとすると、図10Fに示すように編集内容Pbの
素材Eが右方向に移動されて再生開始のタイミングが遅
延されると共に、素材Eの変更がデータ再生装置60に
供給される。データ再生装置60では、素材Eの両端の
断片のデータが固定記憶装置41に記憶されているの
で、新たに断片のデータを記憶する処理は行われない。
【0077】素材Eの終了を早める、すなわち素材Eの
末尾(OUT点)を図の左方向にずらすものとすると、
図10Gに示すように編集内容Pbの素材Eの末尾が左
方向に変更されて再生の終了が早められると共に、素材
Eの変更がデータ再生装置60に供給される。データ再
生装置60では、素材Eの末尾が変更されたことから、
固定記憶装置41に記憶されている素材Eの末尾の断片
のデータが削除される。さらに、末尾が変更された素材
Eの末尾の断片のデータが固定記憶装置41に記憶され
る。なお、末尾が変更された素材Eやこの素材Eの断片
の時間長と判別基準時間TMA,TMBを比較し、比較
結果に基づいて固定記憶装置41に素材のデータを記憶
させるものとすれば、変更が大きい場合であっても適切
に対応させることができる。
【0078】以上のような処理が繰り返されて図10H
に示すように編集内容Pa,Pbが確定し、編集内容の再
生を要求すると、図10Jに示すようにディスク再生装
置60で再生準備が完了しているか確認が行われる。デ
ィスク再生装置60では、編集内容Pa,Pbの内容に応
じて、固定記憶装置41に判別基準時間TMA,TMB
との比較結果に基づいた素材や素材の断片のデータが記
憶された否かの判別が行われて、データの記憶が完了し
ているときには準備が完了したことが編集処理装置50
に通知される。編集処理装置50でディスク再生装置6
0の準備完了が確認されると編集内容の再生が開始され
て、ディスク再生装置60では、編集内容に沿って、光
ディスク11,21と固定記憶装置41の両方からデー
タを読み出して再生が行われる。
【0079】このように、上述の実施の形態によれば、
素材の切り替わる編集点が多く発生するような複雑な編
集内容であっても、途切れを生ずる原因となる素材のデ
ータが固定記憶装置41に予め記憶されて、必要とされ
たときに高速に読み出されるので、素材を途切れること
なく再生することができる。
【0080】また、編集内容の設定時に、固定記憶装置
41に途切れを生ずる原因となる素材のデータが順次記
憶されあるいは更新されるので、編集内容が確定されて
再生の開始が指示されたときに、速やかに途切れを生ず
ることなく編集内容に沿って素材を再生することができ
る。また、メモリ34の記憶容量を大きなものとし、メ
モリ34で固定記憶装置41に記憶されるデータを記憶
可能なものとすれば構成を簡単とすることができる。
【0081】さらに、光ディスクを用いても、ハード・
ディスク装置と同等に途切れを生ずることなく速やかに
素材を再生することができるので、容易に効率よく編集
を行うことができる。
【0082】なお、上述の実施の形態ではリムーバブル
なディスクである光ディスクを1枚あるいは2枚用いる
と共にディスクの片面に記録された信号を読み出すディ
スク再生装置を示したが、ディスク枚数は3枚以上であ
ってもよく、またディスクの両面から信号を読み出すも
のとしてもよい。
【0083】
【発明の効果】この発明によれば、ディスクからよりも
データを高速に読み出すことができる第1の記憶手段に
所定時間よりも時間長が短い素材のデータが予め記憶さ
れて、編集内容に応じて素材が再生されたときは、所定
時間よりも時間長が短くない素材のデータはディスクか
ら読み出され、所定時間よりも短い時間長の素材のデー
タは第1の記憶手段から読み出される。
【0084】このため、素材の切り替わる編集点が頻繁
に発生してディスクからのデータの読み出しに時間を要
する場合であっても、素材の再生開始前に予め時間長が
短い素材のデータが記憶手段に記憶されて、素材のデー
タが記憶手段から速やかに読み出されるので、素材を途
切れることなく再生することができる。
【0085】また、素材の編集作業で編集点が決定され
る毎に、編集内容に基づいてディスクから再生される素
材の時間長が判別されて、所定時間よりも時間長が短い
素材のデータが第1の記憶手段に記憶されるので、例え
ば編集者が編集内容に応じた再生を開始したときには、
すでに所定時間よりも時間長が短い素材のデータが第1
の記憶手段に記憶されていることから、編集者に待ち時
間を与えることなく直ちに素材のデータを途切れること
なく再生できる。
【0086】さらに、リムーバブルなディスクを用いて
もハード・ディスク装置等と同等の性能を得ることが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態の構成を示す図であ
る。
【図2】編集処理装置50の動作を示すフローチャート
である。
【図3】ディスク再生装置10の動作を示すフローチャ
ートである。
【図4】編集処理装置50の他の動作を示すフローチャ
ートである。
【図5】ディスク再生装置10の動作を示す図である。
【図6】A/V分離型フォーマットでの再生動作を説明
するための図である。
【図7】A/V分離型フォーマットでのディスク再生装
置10の動作を示す図である。
【図8】この発明の他の実施の形態の構成を示す図であ
る。
【図9】ディスク再生装置60の動作を示す図である。
【図10】編集作業を説明するための図である。
【図11】従来のディスク再生装置の動作を示す図であ
る。
【符号の説明】
10,60・・・ディスク再生装置、11,21・・・
光ディスク、33・・・メモリコントローラ、34・・
・メモリ、40・・・制御部、41・・・固定記憶装
置、42・・・インタフェース部、43・・・外部イン
タフェース部、50・・・編集処理装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクから再生される素材の時間長を
    判別し、所定時間よりも時間長が短い素材のデータを上
    記ディスクから予め読み出して、上記ディスクからより
    も高速にデータの読み出しが可能な第1の記憶手段に記
    憶させるものとし、 上記素材の再生が行われたときには、上記所定時間より
    も時間長が短くない素材のデータは上記ディスクから読
    み出して第2の記憶手段に書き込むと共に、上記所定時
    間よりも時間長が短い素材のデータは上記第1の記憶手
    段から読み出して上記第2の記憶手段に書き込むものと
    し、 上記第2の記憶手段からデータを読み出して出力信号を
    得ることを特徴とするディスク再生方法。
  2. 【請求項2】 上記所定時間は、素材を順次再生したと
    きに途切れを生じることのない素材の最短の時間長であ
    ることを特徴とする請求項1記載のディスク再生方法。
  3. 【請求項3】 素材の再生順序の設定時に、再生の設定
    がなされた素材の時間長と上記所定時間との比較を行う
    ものとし、 上記再生順序で素材の再生が開始される前に、上記所定
    時間よりも時間長が短い素材のデータを上記記憶手段に
    予め記憶させることを特徴とする請求項1記載のディス
    ク再生方法。
  4. 【請求項4】 素材の編集作業で編集点が決定される毎
    に、編集内容に基づいてディスクから再生される素材の
    時間長を判別し、所定時間よりも時間長が短い素材のデ
    ータを上記ディスクから予め読み出して、上記ディスク
    からよりも高速にデータの読み出しが可能な第1の記憶
    手段に記憶させることを特徴とする請求項1記載のディ
    スク再生方法。
  5. 【請求項5】 ディスクから素材のデータを読み出す信
    号読出手段と、 所定の順序で再生される素材から、時間長が所定時間よ
    りも短い素材を検出する検出手段と、 上記ディスクからよりもデータの読み出しが高速な第1
    の記憶手段と、 第2の記憶手段と、 上記第2の記憶手段からデータを読み出して出力信号を
    得る信号出力手段と、 上記信号読出手段と上記検出手段と上記第1および第2
    の記憶手段とを制御し、上記所定の順序で再生が開始さ
    れる前に時間長が所定時間よりも短い素材のデータを上
    記第1の記憶手段に記憶させて、上記所定の順序での再
    生中は、上記所定時間よりも時間長が短くない素材のデ
    ータを上記ディスクから読み出して上記第2の記憶手段
    に書き込むと共に、上記所定時間よりも短い時間長の素
    材のデータは上記第1の記憶手段から読み出して上記第
    2の記憶手段に書き込む制御手段とを有することを特徴
    とするディスク再生装置。
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