JP4030454B2 - データ記録再生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁気ディスクや光ディスクなどを含む記録ディスクやハードディスクや固体メモリなどのデータ記録媒体の記録再生を行うデータ記録再生装置に関するもので、特に、音声データや映像データなどのような時系列的に発生するデータの記録再生を行うデータ記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、映像や音声などの時系列的なアナログデータをデジタルデータに変換して記録・再生することが主流となりつつあり、このデジタルデータを演算処理することにより様々な特殊再生動作などが容易に行われるようになっている。このような特殊再生動作を実現するために、動画データを一時的に格納するバッファメモリを備えた動画再生装置が提案されている(特許文献1参照)。
【0003】
又、ATRAC(Adaptive Transform Acoustic Coding)方式と呼ばれるオーディオ高能率符号化方式でデータ圧縮してデータを記録した光磁気ディスクのディスク記録再生装置においては、特許文献1の動画再生装置における一時的に動画データなどのデジタルデータを格納するバッファメモリの代わりに、一時的にデジタルデータを格納するショックプルーフメモリを備える。
【0004】
このようにショックプルーフメモリを備えることによって、映像又は音声を再生しているときに、例えば、記録準備を行うように入力されると、ショックプルーフメモリに圧縮されたデータが順次格納される。そして、ユーザが記録することを所望して記録開始するように入力すると、記録開始が入力時点から設定された時間だけ前の圧縮データから順にショックプルーフメモリより読み出して光磁気ディスクに記録することができる。よって、ディスク記録再生装置がこの機能を備えることで、例えばラジオから録音する場合、記録準備を行うように入力しておき、流れている曲が気に入ったら、記録開始を入力して、現時点から時間をさかのぼって録音することが可能となる。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−243354号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このとき、例えば、ショックプルーフメモリとして16MbitのDRAM(Dynamic Random Access Memory)を使用している場合、1/5に圧縮されたデータが格納されるとしても、1分の音声データに相当する圧縮データまでしか格納できない。そのため、ユーザが1分以上前の部分について記録を所望したとしても、ショックプルーフメモリに記録されていないため、不可能となる。又、特許文献1における動画再生装置のバッファメモリにおいても同様である。又、このショックプルーフメモリやバッファメモリを大きくして、格納できるデータ量を増加させた場合、小型化が求められているデータ記録再生装置においては、その小型化の妨げとなってしまう。
【0007】
このような問題を鑑みて、本発明は、記録準備を行うように指示したとき一時的に記録媒体にデジタルデータを格納し、記録開始を指示したとき一時的に記録媒体に格納したデジタルデータの記録媒体への格納を確定するデータ記録再生装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のデータ記録再生装置は、再生されるファイルのファイル用データが記録されるデータ領域と前記ファイル用データの前記データ領域における記録位置を示すデータテーブルが格納される目次領域とを備える記録媒体に対して前記ファイル用データの読み出し及び書き込みを行うヘッダ部と、該ヘッダ部で読み出された前記ファイル用データの復号化を行うとともに外部より入力された外部データを符号化して前記ファイル用データを生成して前記ヘッダ部に送出する信号処理部と、を備えるデータ記録再生装置において、前記外部データの一時記録を指示する記録準備キーと、前記外部データの前記記録媒体への記録を指示する記録開始キーとを備え、前記記録準備キーが操作されたとき、入力された前記外部データが前記信号処理部で符号化されて得られた前記ファイル用データ前記ヘッダ部によって前記記録媒体に書き込まれることで、前記記録媒体の前記データ領域における書き込み可能な記録可能領域に一時的に記録し、前記外部データの一時記録が行われているとき、前記記録開始キーが操作されると、前記記録媒体に既に一時的に記録された前記ファイル用データの一部について前記記録媒体の前記データ領域での記録を確定して第1ファイル用データとして記録するとともに、前記記録開始キー操作以降に入力される前記外部データ前記信号処理部で前記ファイル用データに変換された後に前記ヘッダ部によって前記記録媒体の前記データ領域に第2ファイル用データとして記録し、前記第1及び第2ファイル用データによって1つの前記ファイルを形成し、当該ファイルに対する前記ファイル用データの前記データ領域における記録位置が前記目次領域の前記データテーブルに格納されるとき、前記第1ファイル用データの始点位置を当該ファイルの始点位置とするとともに前記第2ファイル用データの終点位置を当該ファイルの終点位置とし、更に、前記記録媒体の前記データ領域における、前記第1ファイル用データとしての記録の確定が成されなかった前記ファイル用データの残りが一時的に記録された領域を、新たに入力される前記外部データに対する前記ファイル用データが記録可能な領域に設定して、前記記録可能領域の一部とすることを特徴とする。
【0009】
この構成によると、前記記録準備キーを操作してデータ記録再生装置を記録準備状態にしたとき、前記記録媒体の前記データ領域に、外部から入力される前記外部データを前記ファイル用データに変換して一時的に記録する。その後、前記記録開始キーを操作して前記外部データの記録の開始が指示されると、現在記録しようとしている外部データ以降のファイル用データについてファイルの一部として前記記録媒体に記録するとともに、既に前記記録媒体に一時的に記録して前記ファイル用データの一部についても、当該ファイルの一部として前記記録媒体への記録を確定する。
【0010】
又、前記記録媒体への記録動作が行われるとき、前記記録開始キーが操作されて前記ファイルの始点位置が設定されるとともに、記録動作が停止されて前記ファイルの終点位置が設定される。このようにして設定された前記ファイルの始点位置及び終点位置が、前記データテーブルに書き込まれる。尚、前記データテーブルは、発明の実施の形態におけるファイル管理テーブル及びトラック管理テーブルに相当するものである。
【0012】
又、このとき、前記第1ファイル用データの始点位置におけるデータの記録時間が、前記記録開始キーが操作される時間に等しい前記第2ファイル用データの始点位置におけるデータの記録時間から所定時間前の時間であるものとしても構わない。当該所定時間分に相当するデータ量が前記第1ファイル用データのデータ量に相当する。更に、前記第1ファイル用データの始点位置を決定する前記所定時間を設定する時間設定キーを備えるものとしても構わない。
【0013】
又、前記ファイル用データが圧縮データであるとき、第1所定時間が前記外部データの入力時間に基づいて設定され、当該外部データの入力時間により設定された前記第1所定時間が前記圧縮データの圧縮率と同一に圧縮されて得た時間を前記所定時間とする。このとき、予め前記所定時間が設定されるものとしても構わないし、前記記録開始キーが操作されると同時に前記所定時間が設定されるものとしても構わない。
【0014】
又、上述の各構成のデータ記録再生装置において、前記外部データの一時記録を行っているときに、前記記録媒体の前記データ領域における記録可能領域がなくなった場合、前記記録媒体に一時的に記録された前記ファイル用データの始点位置から順に上書きをすることで、前記外部データの一時記録を継続する。
【0015】
この構成によると、前記記録準備キーが操作されて、データ記録再生装置が記録準備状態にあるとき、記録動作を停止する記録停止キー又は前記記録開始キーが操作されるまでに、前記記録媒体の前記データ領域における記録可能な領域全てに前記ファイル用データが一時的に記録されると、前記記録準備キーの操作時に記録可能な領域であった領域の始点位置への上書きが行われる。即ち、前記記録準備キーの操作後、最も過去に一時的に前記データ領域に記録された前記ファイル用データが消去され、当該消去されたファイル用データが格納された領域に、新たに前記外部データから変換されて生成された前記ファイル用データが一時的に記録される。
【0017】
又、上述の各構成のデータ記録再生装置によると、前記記録開始キーが操作されて前記ファイル用データの記録開始が指示された後、前記記録媒体の前記データ領域において、一時的に格納された前記ファイル用データも含めて記録可能な領域がなくなったとき、一時的に格納された前記ファイル用データのうち、記録が確定されていない前記ファイル用データの最も過去に記録された前記ファイル用データを削除する。そして、当該ファイル用データが削除された領域に、新たに前記外部データから変換されて生成された前記ファイル用データを記録する。
【0018】
又、記録が確定されていない前記ファイル用データが一時的に格納されている領域が記録可能な領域とされるため、次に前記記録準備キーが操作されたとき、当該記録が確定されていないファイル用データが一時的に格納されている領域に、一時的に格納する前記ファイル用データを記録することができる。
【0019】
又、上述のような各データ記録再生装置に設置される記録媒体において、例えば、前記目次領域に、前記ファイルが前記データ領域に構成される複数のトラックによって構成されるとき、前記ファイルの記録位置を示すデータテーブルとして、前記ファイルを構成する前記トラックを特定するデータテーブルが格納されるものとしても構わない。又、前記データテーブルが、前記トラックの始点位置及び終点位置である開始アドレス及び終了アドレスと連結先となる他のトラックとを示すトラック管理テーブルと、前記ファイルの先頭トラックを示すファイル管理テーブルとによって構成されるものとしても構わない。
【0020】
又、上述の外部データが、時系列的に扱われる時系列データであっても構わないし、又、映像データや音声データであっても構わない。又、上述のファイル用データがデジタルデータである。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は、本実施形態のデータ記録再生装置の内部構成を示すブロック図である。本実施形態において、光磁気ディスク又は光ディスクなどの記録ディスクに対するデータ記録再生装置を例に挙げて説明するが、ハードディスクや固体メモリなどの他のデータ記録媒体に対するデータ記録再生装置についても適用可能である。
【0022】
図1のデータ記録再生装置は、記録ディスク13にレーザ光を対物レンズ1aを介して照射する光ピックアップ1と、RF信号を増幅するRFアンプ2と、RF信号と圧縮データとの間における変換を行う信号処理回路3と、信号処理回路3とデータ圧縮/伸張回路6との間における圧縮データの転送速度の差を吸収するためにショックプルーフメモリ5への圧縮データの書き込み及び読み出しを制御するメモリコントローラ4と、メモリコントローラ4によって圧縮データの書き込み及び読み出しが行われるショックプルーフメモリ5と、ATRAC方式などのデータ圧縮方式により圧縮データのデータ伸張を行うとともにデジタルデータのデータ圧縮を行うデータ圧縮/伸張回路6と、データ圧縮/伸張回路6からのデジタル信号をDA変換するとともに入力信号をAD変換するAD/DAコンバータ7と、を備える。
【0023】
又、このデータ記録再生装置は、不図示のアーム部で記録ディスク13の径方向に光ピックアップ1を移動させるスレッドモータ8と、記録ディスク13を周方向に回転させるスピンドルモータ9と、スレッドモータ8及びスピンドルモータ9及び光ピックアップ1内の不図示のアクチュエータを駆動制御するドライブ回路10と、RFアンプ2で得られたトラッキングエラー信号やフォーカスエラー信号に基づくPWM(Pulse Width Modulation)信号を生成してドライブ回路10に送出するサーボ回路11と、装置内の各ブロックを動作制御するシステムコントローラ12と、ユーザが操作する入力部14と、エラー表示や再生トラック表示などを行う表示部15と、を備える。
【0024】
このような構成のデータ記録再生装置において、光ピックアップ1が記録ディスク13からの反射光に基づくRF信号がRFアンプ2に与えられると、このRF信号よりトラッキングエラー信号及びフォーカスエラー信号が得られてサーボ回路11に与えられる。サーボ回路11では、トラッキングエラー信号に基づいて光ピックアップ1内の不図示のトラッキングアクチュエータ及びスレッドモータ8を駆動するPWM信号を生成するとともに、フォーカスエラー信号に基づいて光ピックアップ1内の不図示のフォーカスアクチュエータを駆動するPWM信号を生成する。又、サーボ回路11は光ピックアップ1の記録ディスク13の径方向に対する位置を確認し、スピンドルモータ9の回転速度を制御するPWM信号も生成する。
【0025】
そして、ドライブ回路10では、サーボ回路11からのPWM信号に基づいて光りピックアップ1内の不図示のトラッキングアクチュエータ及びフォーカスアクチュエータ及びスレッドモータ8及びスピンドルモータ9を駆動制御する。このようにして、不図示のトラッキングアクチュエータが対物レンズ1aを記録ディスク13の径方向に移動させるとともに、不図示のフォーカスアクチュエータが対物レンズ1aを記録ディスク13に対して垂直な方向に移動させる。又、スレッドモータ8が動作することで、光ピックアップ1を記録ディスク13の径方向に移動させるとともに、スピンドルモータ9が動作することで、記録ディスク13を回転させる。よって、所望のトラックに光ピックアップ13からのレーザ光を追従させるとともに、データ記録再生装置の記録動作及び再生動作と記録ディスク13のトラック位置とに応じて光ピックアップ13から照射するレーザ光の光強度を記録ディスク13の回転数により調整することができる。
【0026】
又、図1に示すデータ記録再生装置は、再生動作を行うとき、上述のようにして各ブロックが動作することで、光ピックアップ1からのレーザ光をデータを読み出すトラック位置に追従させる。このとき、光ピックアップ1は、記録ディスク13にレーザ光を照射し、記録ディスク13からの反射光に基づくRF信号を出力する。この記録ディスク13に記録されたRF信号(変調された圧縮データ)は、毎秒1.4Mbitの速度で読み取られる。そして、光ピックアップ1からのRF信号がRFアンプ2で増幅されて、信号処理回路3に送出される。
【0027】
信号処理回路3では、RFアンプ2を経たRF信号を復調して圧縮データに変換し、その圧縮データに誤り訂正処理等の所定の演算処理を施して復号化が行われる。そして、信号処理回路3で得られた圧縮データが、メモリコントローラ4に与えられる。メモリコントローラ4では、ショックプルーフメモリ5に圧縮データを保持させるように、システムコントローラ12の指示に従ってショックプルーフメモリ5の書き込み動作および読み取り動作を制御する。
【0028】
このように、メモリコントローラ4が、信号処理回路3から出力された圧縮データをショックプルーフメモリ5に転送するとともに、ショックプルーフメモリ5から出力された圧縮データをデータ圧縮/伸長回路6に転送する。よって、信号処理回路3から出力される圧縮データの転送速度と、データ圧縮/伸長回路6に入力される圧縮データの転送速度との差を吸収するとともに、振動等の外乱による再生の中断を防止するために圧縮データを保護する。このとき、ショックプルーフメモリ5は、信号処理回路3から出力された圧縮データを一時的に保持する半導体メモリであり、例えば4MビットDRAMなどが用いられる。
【0029】
そして、ショックプルーフメモリ5からメモリコントローラ4によって読み出された圧縮データがデータ圧縮/伸長回路6に与えられると、ATRAC方式などの圧縮方式に基づき、圧縮データの圧縮を解いて、圧縮データを元の大きさのデータに伸長する。このとき、例えば、毎秒0.3Mbitの速度でデータ伸長処理を行う。そして、データ圧縮/伸張回路6でデータ伸張されて得られたデジタルデータは、AD/DAコンバータ7でアナログデータに変換されて、音声信号としてスピーカなどの音声出力装置に出力される。
【0030】
又、図1に示すデータ記録再生装置は、記録動作を行うとき、再生動作を行う時と同様、上述のようにして各ブロックが動作することで、光ピックアップ1からのレーザ光をデータを書き込むトラック位置に追従させる。又、光ピックアップ1からは、再生時よりも光強度の強いレーザ光が照射される。このとき、マイクなどの音声入力装置からアナログデータとなる音声信号が入力されると、AD/DAコンバータ7でデジタルデータに変換される。
【0031】
このAD/DAコンバータ7からのデジタルデータが、データ圧縮/伸長回路6において、ATRAC方式などの圧縮方式により圧縮されて、圧縮データが生成される。このとき、毎秒0.3Mbitの速度の圧縮データが生成される。そして、メモリコントローラ4によって、データ圧縮/伸張回路6で生成された圧縮データがショックプルーフメモリ5に保持させるように、システムコントローラ12の指示に従ってショックプルーフメモリ5の書き込み動作および読み取り動作が制御される。
【0032】
このように、メモリコントローラ4が、データ圧縮/伸長回路6から出力された圧縮データをショックプルーフメモリ5に転送するとともに、ショックプルーフメモリ5から出力された圧縮データを信号処理回路3に転送する。よって、データ圧縮/伸長回路6から出力される圧縮データの転送速度と、信号処理回路3に入力される圧縮データの転送速度との差を吸収するとともに、および振動等の外乱による録音の中断を防止するために圧縮データを保護する。このとき、ショックプルーフメモリ5は、データ圧縮/伸長回路6から出力された圧縮データを一時的に保持する半導体メモリであり、例えば4MビットDRAMなどが用いられる。
【0033】
信号処理回路3は、圧縮データに誤り検出符合付加等の所定の演算処理を施して符号化した後、RF信号に変調してRFアンプ2に送出する。そして、RFアンプ2で増幅されたRF信号が光ピックアップ1に与えられると、光ピックアップ1よりRF信号に基づくレーザ光を照射して記録ディスク13に圧縮データを記録する。このとき、記録ディスク13が光磁気ディスクであるとき、光ピックアップ1からレーザ光が照射されるとともに、磁気ヘッドが記録ディスク13に近接されて、RF信号に従って磁気ヘッドを駆動させることで、磁気的に圧縮データが記録される。
【0034】
このようにして記録・再生動作を行うデータ記録再生装置は、入力部14の記録準備キーが操作されることによって、入力される音声データによる圧縮データを一時的に記録ディスク13へ記録する記録準備状態となる。そして、このデータ記録再生装置が記録準備状態であるとき、入力部14の記録開始キーが操作されることによって、一時的に記録ディスク13に記録されている圧縮データについて、ユーザにより設定された時間だけ前の圧縮データから記録ディスク13への記録を確定することで、圧縮データの記録が開始される。尚、設定された時間より以前の音声データに相当する圧縮データについては、記録ディスク13より削除される。そして、入力部14の記録停止キーが操作されることで、記録ディスク13への記録が停止される。
【0035】
このように記録準備状態を経て記録開始を行うときのデータ記録再生装置の記録ディスクに対する記録動作について、記録ディスク13における記録領域の変遷を表す状態遷移図を参照して説明する。図2に示すように、記録ディスク13には、圧縮データを記録するデータ領域D1と、データ領域D1の単位記録領域のアドレス情報を管理する目次領域D2とを備える。又、目次領域D2には、各コンテンツ毎のファイル番号とそのファイルを構成するトラックのうちの先頭トラックのトラック番号とを対比して管理するファイル管理テーブルT1と、各トラックのトラック番号とそのトラックの開始アドレス及び終了アドレスとリンクするトラックのトラック番号とを対比して管理するトラック管理テーブルT2とを備える。
【0036】
図2に示すように、データ領域D1の先頭に位置する単位記録領域のアドレスをA00とするとともに、データ領域D1の最後尾に位置する単位記録領域のアドレスをA01とし、又、アドレスA00〜A10となる単位記録領域が記録済のトラックt1として構成されものとする。このとき、アドレスA10の単位記録領域の次の単位記録領域であるアドレスA11の単位記録領域からアドレスA01の単位記録領域は全て記録可能な記録可能領域であり、このアドレスA11〜A01の単位記録領域によって未記録のトラックteが構成される。
【0037】
このとき、トラックt1のトラック番号が02hとされ、トラックteのトラック番号が01hとされて、トラック管理テーブルT2に記録される。よって、このトラック管理テーブルT2では、トラックteを表すトラック番号01hに対して、開始アドレスA11及び終了アドレスA01が格納されるとともに、他のトラックと連続して記録可能領域を構成していないので、リンク情報が00とされる。又、トラックt1を表すトラック番号02hに対して、開始アドレスA00及び終了アドレスA10が格納されるとともに、他のトラックと連続して1つのファイルを構成していないので、リンク情報が00とされる。
【0038】
又、ファイル管理テーブルT1では、記録可能領域feに対して、先頭のトラックがトラックteであることを示すためにトラックteのトラック番号01hが記録されるとともに、ファイルf1に対して、先頭のトラックがトラックt1であることを示すためにトラックt1のトラック番号02hが記録される。よって、データ領域D1において、アドレスA00〜A10となる単位記録領域にファイルf1の圧縮データが格納されていることが確認されるとともに、アドレスA11〜A01となる単位記録領域が記録可能領域であることが確認される。
【0039】
このようなファイル管理テーブルT1及びトラック管理テーブルT2を備えた記録ディスク13がデータ記録再生装置に設置されたときに、光ピックアップ1からレーザ光を記録ディスク13の目次領域D2に照射するとともに、上述の再生動作が行うことで、記録ディスク13の目次領域D2のファイル管理テーブルT1及びトラック管理テーブルT2が読み出される。そして、この読み出されたファイル管理テーブルT1及びトラック管理テーブルT2が、信号処理部3よりシステムコントローラ12に与えられ、テーブル用メモリ16に格納される。
【0040】
その後、入力部14の記録準備キーが操作されると、データ記録再生装置は記録準備状態となり、上述した記録動作を行う。このとき、入力された音声データによる圧縮データは、図3(a)のように、テーブル用メモリ16内のファイル管理テーブルT1及びトラック管理テーブルT2によって確認されるデータ領域D1の記録可能領域feを構成するトラックteにおけるアドレスA11の単位記録領域から順に記録される。
【0041】
そして、図3(a)のように、アドレスA12の単位記録領域まで記録されたとき、入力部14の記録開始キーが操作されると、現在記録中の圧縮データに相当する音声データから設定時間taだけ以前の音声データに相当する圧縮データからの記録を確定する。よって、設定時間taだけ以前の音声データに相当する圧縮データが格納されているアドレスA21の単位記録領域以降の単位記録領域に記録された圧縮データの記録が確定される。
【0042】
即ち、アドレスA21〜A12の単位記録領域に格納された圧縮データが、設定時間ta分の音声データに相当するデータ量daの圧縮データとなる。このとき、アドレスA21がトラックt2の開始アドレスとしてテーブル用メモリ16に格納される。又、アドレスA11〜A20の単位記録領域が記録可能領域であるものと認識する。尚、設定時間taは、入力部14における時間設定キーが操作されることによって予め設定され、システムコントローラ12内に格納される。
【0043】
その後、図3(b)のように、アドレスA22まで圧縮データが記録されたとき、入力部14の記録停止キーが操作されると、記録動作が停止されてアドレスA22がトラックt2の終了アドレスとして確認される。又、アドレスA11〜A20の単位記録領域が記録可能領域となるトラックte1とされるとともに、アドレスA23〜A01の単位記録領域が記録可能領域となるトラックte2とされる。尚、アドレスA20とアドレス21及びアドレスA22とアドレスA23はそれぞれ、隣接したアドレスである。
【0044】
そして、テーブル用メモリ16では、トラック管理テーブルT2において、トラックte2,t1,t2,te1のトラック番号が、図3(c)のように、01h,02h,03h,04hとされる。このトラック管理テーブルT2において、トラック番号01hに対してトラックte2の開始アドレスA23及び終了アドレスA01が、トラック番号02hに対してトラックt1の開始アドレスA00及び終了アドレスA10が、トラック番号03hに対してトラックt2の開始アドレスA21及び終了アドレスA22が、トラック番号04hに対してトラックte1の開始アドレスA11及び終了アドレスA20が、それぞれ格納される。
【0045】
又、このトラック管理テーブルT2において、トラックt1,t2については、単一のトラックで1つのファイルf1,f2を形成するため、図3(c)のように、トラック番号02h,03hに対するリンク情報が00とされる。更に、トラックte1,te2によって記録可能領域feが形成されるとともに、トラックte1がこの記録可能領域feの先頭のトラックとなるため、図3(c)のように、トラック番号04hに対するリンク情報がリンク先のトラックte2におけるトラック番号01hとなる。又、トラックte2にリンク先となるトラックがないため、トラック番号01hに対するリンク情報が00となる。
【0046】
更に、ファイルf1,f2がトラックt1,t2単独で構成されるため、テーブル用メモリ16内のファイル管理テーブルT1において、図3(c)のように、ファイルf1,f2それぞれに対して、トラックt1,t2のトラック番号02h,03hが格納される。又、記録可能領域feがトラックte1,te2によって構成されるとともに、この記録可能領域feにおいてトラックte1,te2の順に圧縮データが記録されるため、記録可能領域feに対して、先頭のトラックte1のトラック番号04hが格納される。
【0047】
このようにして、テーブル用メモリ16内のファイル管理テーブルT1及びトラック管理テーブルT2が、図3(c)のように各データを格納すると、このテーブル用メモリ16内のファイル管理テーブルT1及びトラック管理テーブルT2がシステムコントローラ12によって読み出される。そして、この図3(c)のようなファイル管理テーブルT1及びトラック管理テーブルT2が信号処理部3及びRFアンプ2を介して光ピックアップ1に与えられると、記録ディスク13の目次領域D2に記録される。このようにすることで、目次領域D2内のファイル管理テーブルT1及びトラック管理テーブルT2が図3(c)のような内容に更新される。
【0048】
その後、再び、入力部14の記録準備キーが操作されると、データ記録再生装置は記録準備状態となり、入力された音声データによる圧縮データは、図4(a)のように、ファイル管理テーブルT1及びトラック管理テーブルT2によって確認されるデータ領域D1の記録可能領域feを形成するトラックte1における開始アドレスA11の単位記録領域から順に記録される。そして、この記録準備状態において、圧縮データがトラックte1を形成するアドレスA11〜A20の単位記録領域全てに圧縮データが記録されると、ファイル管理テーブルT1及びトラック管理テーブルT2よりトラックte1に連結して記録可能領域feを構成するトラックte2を確認する。その後、続いて得られる圧縮データを、図4(a)のように、このトラックte2の開始アドレスA23の単位記録領域から順に記録する。
【0049】
このように、トラックte1を構成する単位記録領域全てに対して圧縮データを記録した後、トラックte2を構成する単位記録領域へ圧縮データを記録しているとき、図4(b)のように、アドレスA24の単位記録領域まで記録されたときに入力部14の記録開始キーが操作されると、現在記録中の圧縮データに相当する音声データから設定時間taだけ以前の音声データに相当する圧縮データからの記録を確定する。
【0050】
今、アドレスA23〜A24の単位記録領域に格納された圧縮データのデータ量dbは、設定時間ta分の音声データに相当する圧縮データのデータ量daより小さいものであるとする。このとき、トラックte1の終了アドレスA20の単位記録領域の格納された圧縮データよりデータ量da−db分だけ以前に格納された圧縮データからの記録が確定される。
【0051】
即ち、アドレスA31〜A20の単位記録領域に格納された圧縮データのデータ量がda−dbとなる。よって、アドレスA31〜A20の単位記録領域とアドレスA23〜A24の単位記録領域とに格納された圧縮データが、設定時間ta分の音声データに相当するデータ量daの圧縮データとなる。このとき、アドレスA31,A20がそれぞれトラックt3の開始アドレス及び終了アドレスとして、又、アドレスA23がトラックt4の開始アドレスとして、テーブル用メモリ16に格納される。又、アドレスA11〜A30の単位記録領域が記録可能領域であるものと認識する。
【0052】
その後、図4(c)のように、アドレスA32まで圧縮データが記録されたとき、入力部14の記録停止キーが操作されると、記録動作が停止されてアドレスA32がトラックt4の終了アドレスとして確認される。又、アドレスA11〜A30の単位記録領域が記録可能領域となるトラックte3とされるとともに、アドレスA33〜A01の単位記録領域が記録可能領域となるトラックte4とされる。尚、アドレスA30とアドレス31及びアドレスA32とアドレスA33はそれぞれ、隣接したアドレスである。
【0053】
そして、テーブル用メモリ16では、トラック管理テーブルT2において、トラックte4,t1,t2,te3,t3,t4のトラック番号が、図4(d)のように、01h,02h,03h,04h,05h,06hとされる。このトラック管理テーブルT2において、トラック番号01hに対してトラックte4の開始アドレスA33及び終了アドレスA01が、トラック番号04hに対してトラックte3の開始アドレスA11及び終了アドレスA30が、トラック番号05hに対してトラックt3の開始アドレスA31及び終了アドレスA20が、トラック番号06hに対してトラックt4の開始アドレスA23及び終了アドレスA32が、それぞれ格納される。トラック番号02h,03hに対しては、図3(c)と同様である。
【0054】
又、トラックte3,te4によって記録可能領域feが形成されるとともに、トラックte3がこの記録可能領域feの先頭のトラックとなるため、図4(d)のように、トラック管理テーブルT2において、トラック番号04hに対するリンク情報がリンク先のトラックte4におけるトラック番号01hとなる。又、トラックt3,t4によって1つのファイルf3が形成されるとともに、トラックt3がこのファイルf3の先頭のトラックとなるため、図4(d)のように、トラック番号05hに対するリンク情報がリンク先のトラックt4におけるトラック番号06hとなる。又、トラックte4,t4にリンク先となるトラックがないため、トラック番号01h,06hに対するリンク情報が00となる。更に、図3(c)と同様、トラックt1,t2のトラック番号02h,03hに対するリンク情報が00とされる。
【0055】
更に、ファイルf3がトラックt3,t4の順となる圧縮データによって構成されるため、テーブル用メモリ16内のファイル管理テーブルT1において、図4(d)のように、ファイルf3に対して、先頭のトラックt3のトラック番号05hが格納される。又、記録可能領域feがトラックte3,te4の順に構成されるため、記録可能領域feに対して、図4(d)のように、先頭のトラックte3のトラック番号04hが格納される。
【0056】
又、ファイルf1,f2については、図3(c)と同様、トラックt1,t2のトラック番号02h,03hが格納される。そして、このテーブル用メモリ16内のファイル管理テーブルT1及びトラック管理テーブルT2の内容が記録ディスク13の目次領域D2に記録されて、記録ディスク13の目次領域D2内のファイル管理テーブルT1及びトラック管理テーブルT2の内容が、図4(d)のように更新される。
【0057】
更に、再び、入力部14の記録準備キーが操作されると、データ記録再生装置は記録準備状態となり、入力された音声データによる圧縮データは、図5(a)のように、データ領域D1の記録可能領域feを形成するトラックte3における開始アドレスA11の単位記録領域から順に記録される。そして、この記録準備状態において、圧縮データがトラックte3を形成するアドレスA11〜A30の単位記録領域全てに圧縮データが記録されると、トラックte3に連結して記録可能領域feを構成するトラックte4を確認し、続いて得られる圧縮データを、図5(a)のように、このトラックte4の開始アドレスA33の単位記録領域から順に記録する。
【0058】
このように、トラックte3を構成する単位記録領域全てに対して圧縮データを記録した後、トラックte4を構成する単位記録領域へ圧縮データを記録しているとき、図5(b)のように、アドレスA34の単位記録領域まで記録されたときに入力部14の記録開始キーが操作されると、現在記録中の圧縮データに相当する音声データから設定時間taだけ以前の音声データに相当する圧縮データからの記録を確定する。
【0059】
今、アドレスA33〜A34の単位記録領域に格納された圧縮データのデータ量dcは、設定時間ta分の音声データに相当する圧縮データのデータ量daより大きいものであるとする。よって、設定時間taだけ以前の音声データに相当する圧縮データが格納されているアドレスA41の単位記録領域以降の単位記録領域に記録された圧縮データの記録が確定される。即ち、アドレスA41〜A34の単位記録領域に格納された圧縮データのデータ量がdaとなる。このとき、アドレスA41がトラックt5の開始アドレスとしてテーブル用メモリ16に格納される。又、トラックte3に相当するアドレスA11〜A30の単位記録領域とトラックte4におけるアドレスA33〜A40の単位記録領域とが記録可能領域であるものと認識する。
【0060】
その後、図5(c)のように、アドレスA34の単位記録領域以降の単位記録領域において圧縮データが記録されて、データ領域の最後尾となるアドレスA01の単位記録領域まで圧縮データが記録されると、アドレスA01がトラックt5の終了アドレスとしてテーブル用メモリ16に格納される。又、このとき、記録可能領域として確認されたトラックte3のアドレスA11の単位記録領域から順に、アドレスA01の単位記録領域に格納された圧縮データに続く圧縮データが記録され、アドレスA11がトラックt6の開始アドレスとしてテーブル用メモリ16に格納される。
【0061】
そして、図5(d)のように、アドレスA42の単位記録領域に圧縮データが記録されているときに、入力部14の記録停止キーが操作されると、記録動作が停止されてアドレスA42がトラックt6の終了アドレスとして確認される。又、アドレスA43〜A30の単位記録領域が記録可能領域となるトラックte5とされるとともに、アドレスA33〜A40の単位記録領域が記録可能領域となるトラックte6とされる。尚、アドレスA40とアドレス41及びアドレスA42とアドレスA43はそれぞれ、隣接したアドレスである。
【0062】
そして、テーブル用メモリ16では、トラック管理テーブルT2において、トラックte6,t1,t2,te5,t3,t4,t5,t6のトラック番号が、図6のように、01h,02h,03h,04h,05h,06h,07h,08hとされる。このトラック管理テーブルT2において、トラック番号01hに対してトラックte6の開始アドレスA33及び終了アドレスA40が、トラック番号04hに対してトラックte5の開始アドレスA43及び終了アドレスA30が、トラック番号07hに対してトラックt5の開始アドレスA41及び終了アドレスA01が、トラック番号06hに対してトラックt6の開始アドレスA11及び終了アドレスA42が、それぞれ格納される。トラック番号02h,03h,05,06hに対しては、図4(d)と同様である。
【0063】
又、トラックte5,te6によって記録可能領域feが形成されるとともに、トラックte5がこの記録可能領域feの先頭のトラックとなるため、図6のように、トラック管理テーブルT2において、トラック番号04hに対するリンク情報がリンク先のトラックte6におけるトラック番号01hとなる。又、トラックt5,t6によって1つのファイルf4が形成されるとともに、トラックt5がこのファイルf4の先頭のトラックとなるため、図6のように、トラック番号07hに対するリンク情報がリンク先のトラックt6におけるトラック番号08hとなる。
【0064】
又、トラックte6,t6にリンク先となるトラックがないため、トラック番号01h,08hに対するリンク情報が00となる。更に、図4(d)と同様、トラックt1,t2,t4のトラック番号02h,03h,06hに対するリンク情報が00とされるとともに、トラックt3のトラック番号05hに対するリンク情報が06hとされる。
【0065】
更に、ファイルf4がトラックt5,t6の順となる圧縮データによって構成されるため、テーブル用メモリ16内のファイル管理テーブルT1において、図6のように、ファイルf4に対して、先頭のトラックt5のトラック番号07hが格納される。又、記録可能領域feがトラックte5,te6の順に構成されるため、記録可能領域feに対して、図6のように、先頭のトラックte5のトラック番号04hが格納される。
【0066】
又、ファイルf1,f2,f3については、図4(d)と同様、トラックt1,t2,t3のトラック番号02h,03h,05hが格納される。そして、このテーブル用メモリ16内のファイル管理テーブルT1及びトラック管理テーブルT2の内容が記録ディスク13の目次領域D2に記録されて、記録ディスク13の目次領域D2内のファイル管理テーブルT1及びトラック管理テーブルT2の内容が、図6のように更新される。
【0067】
更に、再び、入力部14の記録準備キーが操作されると、データ記録再生装置は記録準備状態となり、入力された音声データによる圧縮データは、図7(a)のように、データ領域D1の記録可能領域feを形成するトラックte5における開始アドレスA43の単位記録領域から順に記録される。そして、この記録準備状態において、圧縮データがトラックte5を形成するアドレスA43〜A30の単位記録領域全てに圧縮データが記録されると、トラックte5に連結して記録可能領域feを構成するトラックte6を確認し、続いて得られる圧縮データを、図7(a)のように、このトラックte6の開始アドレスA33の単位記録領域から順に記録する。
【0068】
その後、入力部14の記録開始キーの操作がなく、圧縮データがトラックte6を形成するアドレスA33〜A40の単位記録領域全てに圧縮データが記録されると、再び、図7(b)のように、トラックte5の開始アドレスA43の単位記録領域から順に圧縮データを上書きすることで、続きとなる圧縮データを記録する。そして、入力部14の記録停止キーが操作されると、記録開始が指示されて、圧縮データの記録が行われなかったため、記録ディスク13内のデータ領域D1の状態が変更されていないものと認識される。よって、ファイル管理テーブルT1及びトラック管理テーブルT2は、図6のままとされ、記録ディスク13の目次領域D2の更新は行われない。
【0069】
本実施形態において、記録準備キー及び記録開始キーを用いて記録準備状態から記録動作を行うときにおける圧縮データの記録ディスクの記録例について、図2〜図5の状態遷移図を用いて説明したが、本例に限定されるものでない。即ち、記録準備状態において圧縮データが記録ディスク13などの記録媒体の記録可能領域に記録され、記録開始キーにより記録開始が指示されると、既に記録した所定時間分前の圧縮データからの記録を確定し、記録動作を続けるものであればよい。このとき、設定された所定時間以上前の圧縮データが記録された記録領域を記録可能領域に設定するものとする。よって、本実施形態のように、スタートアンドエンドアドレス管理型のファイルシステムによる記録媒体だけでなく、FAT(File Allocation Table)管理型のファイルシステムによる記録媒体についても適用可能である。
【0070】
又、本実施形態において、記録準備状態にあるときに記録開始キーにより記録の開始が指示されて記録動作を行うとき、記録媒体への記録を確定する圧縮データの記録開始位置を決定するために所定時間として設定される現在の記録位置から記録開始位置までの時間差が、記録開始キーが操作されるときに設定されるものとしても構わない。
【0071】
このとき、入力部14の記録開始キーが操作されるとともに入力部14の時間設定キーが操作されて時間が設定され、時間設定キーにより設定された時間に基づいて記録媒体への記録を確定する圧縮データの記録開始位置が決定される。よって、記録開始キーが操作されるとともに時間が設定されることで、記録準備状態にあるときに既に記録媒体へ記録された圧縮データのうち、現在記録媒体へ記録されている圧縮データから設定された時間分前の圧縮データからの記録が確定される。
【0072】
【発明の効果】
本発明によると、記録準備キーが操作されて記録準備状態となったとき、着脱可能な記録媒体にファイル用データが一時記録されるため、記録する際にさかのぼる時間が、記録媒体の容量に応じた時間とすることができる。よって、所望時間に応じた記録可能な領域の容量の記録媒体を使用することで、従来のように、データ記録再生装置内に固定されたメモリの容量が一定であるために記録する際にさかのぼる時間が制限されるということがない。又、記録する際にさかのぼる時間を長くするために、データ記録再生装置内に固定されたメモリの容量を大きくする必要がなく、装置の小型化の妨げとなることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータ記録再生装置の内部構成を示すブロック図。
【図2】記録ディスク内の記録状態の一例を示す図。
【図3】記録ディスク内の記録状態の一例を示す図。
【図4】記録ディスク内の記録状態の一例を示す図。
【図5】記録ディスク内の記録状態の一例を示す図。
【図6】記録ディスク内の目次領域の状態の一例を示す図。
【図7】記録ディスク内の記録状態の一例を示す図。
【符号の説明】
1 光ピックアップ
2 RFアンプ
3 信号処理回路
4 メモリコントローラ
5 ショックプルーフメモリ
6 データ圧縮/伸張回路
7 AD/DAコンバータ
8 スレッドモータ
9 スピンドルモータ
10 ドライブ回路
11 サーボ回路
12 システムコントローラ
13 記録ディスク
14 入力部
15 表示部
16 テーブル用メモリ

Claims (7)

  1. 再生されるファイルのファイル用データが記録されるデータ領域と前記ファイル用データの前記データ領域における記録位置を示すデータテーブルが格納される目次領域とを備える記録媒体に対して前記ファイル用データの読み出し及び書き込みを行うヘッダ部と、該ヘッダ部で読み出された前記ファイル用データの復号化を行うとともに外部より入力された外部データを符号化して前記ファイル用データを生成して前記ヘッダ部に送出する信号処理部と、を備えるデータ記録再生装置において、
    前記外部データの一時記録を指示する記録準備キーと、
    前記外部データの前記記録媒体への記録を指示する記録開始キーとを備え、
    前記記録準備キーが操作されたとき、入力された前記外部データが前記信号処理部で符号化されて得られた前記ファイル用データ前記ヘッダ部によって前記記録媒体に書き込まれることで、前記記録媒体の前記データ領域における書き込み可能な記録可能領域に一時的に記録し、
    前記外部データの一時記録が行われているとき、前記記録開始キーが操作されると、
    前記記録媒体に既に一時的に記録された前記ファイル用データの一部について前記記録媒体の前記データ領域での記録を確定して第1ファイル用データとして記録するとともに、前記記録開始キー操作以降に入力される前記外部データ前記信号処理部で前記ファイル用データに変換された後に前記ヘッダ部によって前記記録媒体の前記データ領域に第2ファイル用データとして記録し、前記第1及び第2ファイル用データによって1つの前記ファイルを形成し、
    当該ファイルに対する前記ファイル用データの前記データ領域における記録位置が前記目次領域の前記データテーブルに格納されるとき、前記第1ファイル用データの始点位置を当該ファイルの始点位置とするとともに前記第2ファイル用データの終点位置を当該ファイルの終点位置とし、
    更に、前記記録媒体の前記データ領域における、前記第1ファイル用データとしての記録の確定が成されなかった前記ファイル用データの残りが一時的に記録された領域を、新たに入力される前記外部データに対する前記ファイル用データが記録可能な領域に設定して、前記記録可能領域の一部とすることを特徴とするデータ記録再生装置。
  2. 前記第1ファイル用データの始点位置が、前記記録開始キーが操作される時間に等しい前記第2ファイル用データの始点位置から所定時間前となるデータ位置であることを特徴とする請求項1に記載のデータ記録再生装置。
  3. 前記第1ファイル用データの始点位置を決定する前記所定時間を設定する時間設定キーを備えることを特徴とする請求項2に記載のデータ記録再生装置。
  4. 前記ファイル用データが圧縮データであり、当該圧縮データに対する圧縮率によって前記所定時間を圧縮することで、前記第1ファイル用データの始点位置におけるデータの記録時間を算出することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のデータ記録再生装置。
  5. 前記外部データの一時記録を行っているときに、前記記録媒体の前記データ領域における前記記録可能領域がなくなった場合、前記記録媒体に一時的に記録された前記ファイル用データの始点位置から順に上書きをすることで、前記外部データの一時記録を継続することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のデータ記録再生装置。
  6. 前記ファイルが、前記データ領域に形成される複数のトラックに記録された前記ファイル用データによって構成され、
    前記目次領域における前記データテーブルが、前記ファイルを構成する前記トラックを特定するデータテーブルであることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載のデータ記録再生装置。
  7. 前記データテーブルが、
    前記トラックの始点位置及び終点位置である開始アドレス及び終了アドレスと、当該トラックの連結先となる他のトラックとを示すトラック管理テーブルと、
    前記ファイルの先頭トラックを示すファイル管理テーブルと、
    によって構成されることを特徴とする請求項6に記載のデータ記録再生装置。
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