JP4258750B2 - ディスク記録装置及びディスク記録方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディスク媒体上の記録済領域を繰り返し記録領域とすることにより、画像(音声)データのエンドレス記録を行うディスク記録装置及びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、データ圧縮技術及び高密度記録技術の進歩に伴い、大容量のデータを記憶可能な記録媒体として高密度記録タイプのディスク記録装置が開発されている。
このような高密度記録タイプの記録媒体を使用し、転送レート一定でMPEG圧縮されたデジタル放送信号を繰り返し記録することにより、見逃した番組を任意の時間内なら再び見ることが出来るタイムシフターと呼ばれる装置が実用化されつつある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記装置では、記録媒体の未記録領域がなくなった時点で、最も古い記録済み領域のGOP(Group of Pictures、所定数の画像)データを1つあるいは2つ未記録領域に変えることによって新しいGOPをその記憶媒体に書き込むようにしている。
しかし、アナログ動画信号を転送レート可変でMPEG(Moving Picture coding Experts Group)方式により圧縮しながら上記動作を行う場合にGOP毎のデータ量は大きく変化するため、上記のごとく一義的に固定的な領域を未記録に変える方法だけでは新しいGOPを記憶媒体に書き込める領域が確保出来る保証がない。
また、おおめに未記録領域に変えると、記憶媒体上に残る記録済みの有効データが少なくなってしまい、記録動作停止後、再生出来る記録済み領域が少なくなってしまう問題がある。
【0004】
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、新しくエンコードされたGOPのデータ量をMPEGエンコーダから送出する以前に認識し、かつ記録開始後に生成したGOPデータの数、配置、サイズ、開始位置を管理することにより、新たに書き込むべきGOPの領域を最適な、過不足のないサイズで未記録にすることにより、ディスク媒体上に残る有効データを出来るだけ大きく取ることが可能なディスク記録装置及びその方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、
請求項1に記載の発明は、
入力された動画像信号を所定数の画像(GOP)毎にデータレート可変であるように圧縮した圧縮信号をディスク媒体に記録するディスク記録装置において、
前記動画像信号を所定数の画像毎にデータレート可変であるように圧縮した圧縮信号を出力するエンコーダ11と、
前記エンコーダから次に出力される所定数の画像のデータ量を算出するデータ量算出手段12、
前記データ量算出手段の出力が供給されて、前記エンコーダで生成される圧縮信号の中の各々の所定数の画像データの数、配置、サイズ、開始位置を管理するナビゲーション管理手段13と、
前記ナビゲーション管理手段の出力が供給されて、前記ディスク媒体上の任意のセクタが、記録済み領域であるか未記録領域であるかを示すフラグ、既に記録が行われた領域についてはその記録断片の数、及び前記記録断片各々の開始位置、サイズ、再生順序を管理するファイルシステム管理手段14とを有し、
前記ファイルシステム管理手段14は、前記ディスク媒体27上の未記録領域に前記エンコーダ11で生成される圧縮信号の記録を開始した後、前記未記録領域のデータ量のサイズと前記データ量算出手段12で得られる次に出力される所定数の画像のデータ量のサイズとを比較して、前記未記録領域のデータ量のサイズが小さくなった時点で、
前記ディスク媒体27への記録動作を停止させるようにしたことを特徴とするディスク記録装置を提供し、
請求項2に記載の発明は、
入力された動画像信号を所定数の画像(GOP)毎にデータレート可変であるように圧縮した圧縮信号をディスク媒体に記録するディスク記録装置において、
前記動画像信号を圧縮して圧縮信号を出力するエンコーダ11と、
前記エンコーダから次に出力される所定数の画像のデータ量を算出するデータ量算出手段12と、
前記データ量算出手段の出力が供給されて、前記エンコーダで生成される圧縮信号の中の各々の所定数の画像のデータの数、配置、サイズ、開始位置を管理するナビゲーション管理手段13と、
前記ナビゲーション管理手段の出力が供給されて、前記ディスク媒体上の任意のセクタが、記録済み領域であるか未記録領域であるかを示すフラグ、既に記録が行われた領域についてはその記録断片の数、及び前記記録断片各々の開始位置、サイズ、再生順序を管理するファイルシステム管理手段14とを有し、
前記ファイルシステム管理手段14は、前記ディスク媒体27上の未記録領域に前記エンコーダ11で生成される圧縮信号の記録を開始した後、前記未記録領域のデータ量のサイズと前記データ量算出手段12で得られる次に出力される所定数の画像のデータ量のサイズとを比較して、前記未記録領域のデータ量のサイズが小さくなった時点で、
前記記録を開始した後に前記ディスク媒体27に記録された記録済領域の所定数の画像データの内で、決められている所定数の画像データから順に記録領域の記録フラグを未記録領域の未記録フラグに変えて記録可能領域を生成することを繰り返し、前記データ量算出手段12で得られる次に出力される所定数の画像のデータ量よりも、前記新しく生成した記録可能領域のサイズが大きくなった時点で、
前記次に出力される所定数の画像のデータを前記ディスク媒体27の前記新しく生成した記録可能領域に記録させるようにしたことを特徴とするディスク記録装置を提供し、
請求項3に記載の発明は、
請求項2に記載されたディスク記録装置において、
前記決められている所定数の画像データは、最も古い所定数の画像データとしたことを特徴とするディスク記録装置を提供し、
請求項4に記載の発明は、
入力された動画像信号を所定数の画像(GOP)毎にデータレート可変であるように圧縮した圧縮信号をディスク媒体に記録するディスク記録方法において、
前記動画像信号を所定数の画像毎にデータレート可変であるように圧縮した圧縮信号を出力するエンコードステップ11と、
前記エンコードステップから次に出力される所定数の画像のデータ量を算出するデータ量算出ステップ12と、
前記データ量算出ステップの出力が供給されて、前記エンコードステップで生成される圧縮信号の中の各々の所定数の画像データの数、配置、サイズ、開始位置を管理するナビゲーション管理ステップ13と、
前記ナビゲーション管理ステップの出力が供給されて、前記ディスク媒体上の任意のセクタが、記録済み領域であるか未記録領域であるかを示すフラグ、既に記録が行われた領域についてはその記録断片の数、及び前記記録断片各々の開始位置、サイズ、再生順序を管理するファイルシステム管理ステップ14とを有し、
前記ファイルシステム管理ステップ14は、前記ディスク媒体27上の未記録領域に前記エンコードステップ11で生成される圧縮信号の記録を開始した後、前記未記録領域のデータ量のサイズと前記データ量算出ステップ12で得られる次に出力される所定数の画像のデータ量のサイズとを比較して、前記未記録領域のデータ量のサイズが小さくなった時点で、
前記ディスク媒体27への記録動作を停止させるようにしたことを特徴とするディスク記録方法を提供し、
請求項5に記載の発明は、
入力された動画像信号を所定数の画像(GOP)毎にデータレート可変であるように圧縮した圧縮信号をディスク媒体に記録するディスク記録方法において、
前記動画像信号を圧縮した圧縮信号を出力するエンコードステップ11と、
前記エンコードステップから次に出力される所定数の画像のデータ量を算出するデータ量算出ステップ12と、
前記データ量算出ステップの出力が供給されて、前記エンコードステップで生成される圧縮信号の中の各々の所定数の画像データの数、配置、サイズ、開始位置を管理するナビゲーション管理ステップ13と、
前記ナビゲーション管理ステップの出力が供給されて、前記ディスク媒体上の任意のセクタが、記録済み領域であるか未記録領域であるかを示すフラグ、既に記録が行われた領域についてはその記録断片の数、及び前記記録断片各々の開始位置、サイズ、再生順序を管理するファイルシステム管理ステップ14とを有し、
前記ファイルシステム管理ステップ14は、前記ディスク媒体上の未記録領域に前記エンコードステップ11で生成される圧縮信号の記録を開始した後、前記未記録領域のサイズと前記データ量算出ステップ12で得られる次に出力される所定数の画像のデータ量のサイズとを比較して、前記未記録領域のデータ量のサイズが小さくなった時点で、
前記記録を開始した後に前記ディスク媒体27に記録された記録済領域の所定数の画像データの内、所定の所定数の画像データから順に記録済み領域の記録フラグを未記録領域の未記録フラグに変えて記録可能領域を生成することを繰り返し、前記データ量算出ステップ12で得られる次に出力される所定数の画像のデータ量よりも、前記新しく生成した記録可能領域のデータ量のサイズが大きくなった時点で、
前記次に出力される所定数の画像のデータを前記ディスク媒体27の前記新しく生成した記録可能領域に記録させるようにしたことを特徴とするディスク記録方法を提供し、
請求項6に記載の発明は、
請求項5に記載されたディスク記録方法において、
前記決められている所定数の画像データは最も古い所定数の画像データとしたことを特徴とするディスク記録方法を提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明のディスク記録装置の実施の形態につき、好ましい一実施例により、以下に図と共に説明する。
図1は本発明のディスク記録装置の一実施例のブロック構成を示したブロック構成図である。
【0007】
図1に示される本発明のディスク記録装置の一実施例は、MPEGエンコーダ11、GOPデータ量算出器(データ量算出手段)12、ナビゲーション管理手段13、ファイルシステム管理手段14、バッファメモリ15、インターフェース16、及びディスクドライブ20より構成され、また、そのディスクドライブ20は、インターフェース21、CPU22、信号変調器23、サーボ手段24、バッファメモリ25、ピックアップ26、及びディスク媒体(光ディスク)27より構成されている。
まず、記録時においてディスク記録装置に供給される入力信号を処理して記録信号を生成し、ディスク媒体27に記録されるまでの過程を、以下に説明する。
【0008】
図1に示されるように、入力としてMPEGエンコーダ11に供給されるアナログ画像(音声)信号は、アナログ放送信号、図示しないアナログ出力端子を備えたビデオ再生機、あるいはカメラから出力される画像(音声)信号等を示し、これらの画像(音声)信号がMPEGエンコーダ11に供給される。
【0009】
このMPEGエンコーダ11は、ファイルシステム(File system)管理手段14からの指示により、1GOP(Group of Pictures、所定数の画像)(0.5秒)以上のアナログ画像データを二値化してバッファメモリ15に蓄積して1GOP毎に圧縮処理を行い、1GOP分のデータが出来上がった時点で送出を開始する。
【0010】
図2は、可変転送レート方式でMPEG圧縮する場合のエンコード前のアナログ画像信号データとMPEGエンコーダ11によるエンコード後の圧縮された画像信号データとを比較して示した説明図である。
【0011】
V1〜V4に示される各GOPは、それぞれ0.5秒分のアナログ画像信号であり、C1〜C4はそのV1〜V4を可変転送レート方式で圧縮した画像信号データをそれぞれ示す。精細度の高い絵柄、あるいは動きの激しい場面のGOPの割付けにおいては図2のV3(C3)に示されるようにデータ量は大きく、反対に粗く動きの少ない場面ではV2(C2),V4(C4)に示されるように、少ないデータ量が割り付けられる。
【0012】
図1に示されるGOPデータ量算出器12は、前記過程においてバッファメモリ15内に出来上がったGOPデータのデータ量を算出して、前記MPEGエンコーダ11から送出する以前にそのデータ量の情報をナビゲーション管理手段13に伝える。
【0013】
このナビゲーション管理手段13は、前記MPEGエンコーダ11で生成されるMPEG圧縮信号の中の各々のGOPデータの数、配置、サイズ、開始位置を管理するものである。
エンコード開始後、MPEGエンコーダ11で生成される各々のGOPデータのサイズ、及びエンコード開始から何バイト(Byte)目に各々のGOPデータの先頭があるかを記憶、管理する。
【0014】
ファイルシステム(構造)管理手段14は、ディスク媒体27上の任意のセクタが、記録済み領域であるのか未記録領域であるのかを示すフラグをセクタ単位で管理し、既に記録が行われた領域についてはその記録断片の数、及び各々の開始位置、サイズ、再生順序を管理する。
【0015】
このファイルシステム管理手段14は、ユーザから記録指示を受けると、ディスク媒体27上で未記録セクターが任意の数連続した第一の未記録領域を選択し、前記第一の未記録領域に一つのファイルとして画像データを記録すべくMPEGエンコーダ11にエンコード開始の指示を出すと共に、インターフェース16を通して、選択した前記第一の未記録領域の先頭位置とこれから記録する予定の画像データサイズを付してディスクドライブ20を構成するCPU22にコマンドを送る。
また、ファイルシステム管理手段14は、前記選択された第一の未記録領域のすべてにデータを記録してもなお画像ファイルの記録が終了しない場合、このファイルシステム管理手段14は第二の未記録領域を選択し残りの画像ファイルデータの記録を行うようにCPU22にコマンドを送る。
前記第一及び第二の未記録領域はそれぞれ記録が終了した時点で画像データファイルの記録断片となるもので、このファイルシステム管理手段14は、前記記録断片の数、及び各々の記録断片の開始位置、サイズ、再生順序をも管理する。
【0016】
前記CPU22は、前記ファイルシステム管理手段14よりのコマンドに従って記録開始をアクセスするようサーボ手段24に指示を送る。
また、信号変調器23は、インターフェース21から供給されたMPEGエンコーダ11の出力データをディスク媒体27にバッファメモリ25を介して記録する上で好適な変調を施す部分であり、前記CPU22の指示に従い変調を開始する。
【0017】
前記CPU22からの指示によりサーボ手段24は、フォーカス及びトラッキングサーボを制御しながら、前記CPU22から指示される位置にピックアップ(Pick-up)26を移動し、レーザパワーにより記録を行う。
これらの記録作業をディスク媒体27上の未記録領域のサイズが、前記GOPデータ量算出器12から得られる次に記録すべきデータGOPのデータ量よりも小さくなるまで続行する。
【0018】
図3に、ここまでのディスク媒体27への記録過程である、ディスク媒体27の1巡目に記録した記録済み領域(C1,C2,C3,C4,……,Cn-2,Cn-1,Cn)の一実施例を示す。図3のGOPのデータの記録された領域(C1,C2,C3,C4,……,Cn-2,Cn-1,Cn)は1巡目に記録された領域を、右側の斜線部は未記録領域をそれぞれ示し、点線角枠の領域Cn+1はつぎにエンコーダ11から送出されるGOPのデータを示している。
【0019】
最初の1巡記録モードの場合は、ディスク媒体27の外周部に残される未記録領域のサイズが、前記GOPデータ量算出器12から得られる次に記録すべきデータGOPのデータ量よりも小さくなった時点で、サーボ手段24はファイルシステム管理手段14よりのコマンドにより、ディスク媒体27への記録動作を直ちに停止させる。
【0020】
つぎに、これまでの記録を停止させずに記録を連続して続行させる場合について、説明する。
上記で説明したように、未記録領域のサイズが、前記GOPデータ量算出器12から得られる次に記録すべきデータGOPのデータ量よりも小さくなると、その情報がファイルシステム管理手段14より案内されて、ナビゲーション管理手段13は、各GOPのサイズと開始位置を示すテーブルの内で、最も古いGOPのデータが書かれた領域C1を、未記録に変えるようにファイルシステム管理手段14に指示を送る。
【0021】
ここで、ファイルシステム管理手段14はナビゲーション管理手段13の出力が供給されて、未記録に変える領域のデータ量のサイズとGOPデータ量算出器12から得られる次に記録すべきデータGOP(Cn+1)のデータ量のサイズとの比較を行い、Cn+1のデータ量の方が大きい場合には、次に古いGOPのデータが書かれた領域C2を未記録に変える作業を繰り返す。
図4に示されるように、領域C2を未記録に変えて、Cn+1のデータ量のサイズの方が(C1+C2)のデータ量のサイズより小さくなったとするとその時点で、初めに記録を開始した地点からCn+1のデータを書き込む。
【0022】
次に未記録にした領域(C1+C2)から新たに記録したCn+1のデータ量を差し引いたデータ量のサイズと次に記録すべきデータGOP(Cn+2)のデータ量のサイズとの比較を行い、(Cn+2)のデータ量のサイズの方が大きい場合には、つぎに古いGOPのデータが書かれた領域C3を新たに未記録に変える作業を、図5に示されるように、繰り返す。
【0023】
前記未記録にした領域(C1+C2)から新たに記録したCn+1のデータ量を差し引いた残りのデータ量と領域C3のデータ量とを加算したデータ量のサイズよりも前記Cn+2のデータ量のサイズの方が小さくなった時点で記録を行う。
【0024】
また、未記録に変えるGOPのデータは最も古いGOPのデータに限定されるものではなく、ナビゲーション管理手段13は、前もって決められて登録されている、最も古いGOPではなく、保存順番の低い番組のGOPのデータが記録されている既記録領域から未記録に変えるようにファイルシステム管理手段14に指示を送るようにも出来る。
【0025】
上述した実施例においては、ディスク記録媒体27として高密度記録タイプの光ディスクの場合について説明して来たが、この発明は、光ディスク以外のディスク媒体、例えば、磁気ディスク或いはその他の物理的に高密度記録が可能な記憶媒体等にも当然適用することが出来る。
【0026】
上述した実施例においては、エンコーダによる信号の圧縮方法は、MPEG方式で説明して来たが、この発明は、これに限定されるものではなく、他の圧縮方式のものにも当然適用することが出来る。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のディスク記録装置及びその方法によると、新たに書き込むべき所定数の画像の領域を最適なデータ量のサイズで未記録領域に変えることにより、ディスク媒体上に残る有効データを出来るだけ大きく取ることが出来る。
【0028】
また、本発明のディスク記録装置及びその方法によると、ディスク媒体上の記録領域を未記録領域に変える動作を繰り返し記録領域とすることにより、画像(音声)データのエンドレス記録を行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ディスク記録装置の一実施例のブロック構成を示したブロック構成図である。
【図2】可変転送レート方式でMPEG圧縮する場合のエンコード前のデータとエンコード後のデータ量を比較して示した説明図である。
【図3】本発明のディスク記録装置のディスク媒体の1巡目に記録した記録済み領域の一実施例を示した説明図である。
【図4】本発明のディスク記録装置のディスク媒体の記録済み領域の一部を未記録領域に変えて記録する記録工程の一実施例を示した説明図である。
【図5】本発明のディスク記録装置のディスク媒体の記録済み領域の一部を未記録領域に変えて記録する記録工程の一実施例を示した説明図である。
【符号の説明】
11 MPEGエンコーダ(エンコードステップ)
12 GOPデータ量算出器(データ量算出手段、データ量算出ステップ)
13 ナビゲーション管理手段(ナビゲーション管理ステップ)
14 ファイルシステム(構造)管理手段(ファイルシステム(構造)管理ステップ)
15,25 バッファメモリ
16,21 インターフェース
20 ディスクドライブ
22 CPU
23 信号変調器
24 サーボ手段
26 ピックアップ
27 ディスク媒体(光ディスク)
Claims (6)
- 入力された動画像信号を所定数の画像(GOP)毎にデータレート可変であるように圧縮した圧縮信号をディスク媒体に記録するディスク記録装置において、
前記動画像信号を圧縮して圧縮信号を出力するエンコーダと、
前記エンコーダから次に出力される所定数の画像のデータ量を算出するデータ量算出手段と、
前記データ量算出手段の出力が供給されて、前記エンコーダで生成される圧縮信号の中の各々の所定数の画像データの数、配置、サイズ、開始位置を管理するナビゲーション管理手段と、
前記ナビゲーション管理手段の出力が供給されて、前記ディスク媒体上の任意のセクタが、記録済み領域であるか未記録領域であるかを示すフラグ、既に記録が行われた領域についてはその記録断片の数、及び前記記録断片各々の開始位置、サイズ、再生順序を管理するファイルシステム管理手段とを有し、
前記ファイルシステム管理手段は、前記ディスク媒体上の未記録領域に前記エンコーダで生成される圧縮信号の記録を開始した後、前記未記録領域のデータ量のサイズと前記データ量算出手段で得られる次に出力される所定数の画像のデータ量のサイズとを比較して、前記未記録領域のデータ量のサイズが小さくなった時点で、
前記ディスク媒体への記録動作を停止させるようにしたことを特徴とするディスク記録装置。 - 入力された動画像信号を所定数の画像(GOP)毎にデータレート可変であるように圧縮した圧縮信号をディスク媒体に記録するディスク記録装置において、
前記動画像信号を圧縮して圧縮信号を出力するエンコーダと、
前記エンコーダから次に出力される所定数の画像のデータ量を算出するデータ量算出手段と、
前記データ量算出手段の出力が供給されて、前記エンコーダで生成される圧縮信号の中の各々の所定数の画像のデータの数、配置、サイズ、開始位置を管理するナビゲーション管理手段と、
前記ナビゲーション管理手段の出力が供給されて、前記ディスク媒体上の任意のセクタが、記録済み領域であるか未記録領域であるかを示すフラグ、既に記録が行われた領域についてはその記録断片の数、及び前記記録断片各々の開始位置、サイズ、再生順序を管理するファイルシステム管理手段とを有し、
前記ファイルシステム管理手段は、前記ディスク媒体上の未記録領域に前記エンコーダで生成される圧縮信号の記録を開始した後、前記未記録領域のデータ量のサイズと前記データ量算出手段で得られる次に出力される所定数の画像のデータ量のサイズとを比較して、前記未記録領域のデータ量のサイズが小さくなった時点で、
前記記録を開始した後に前記ディスク媒体に記録された記録済領域の所定数の画像データの内で、決められている所定数の画像データから順に記録領域の記録フラグを未記録領域の未記録フラグに変えて記録可能領域を生成することを繰り返し、前記データ量算出手段で得られる次に出力される所定数の画像のデータ量よりも、前記新しく生成した記録可能領域のサイズが大きくなった時点で、
前記次に出力される所定数の画像のデータを前記ディスク媒体の前記新しく生成した記録可能領域に記録させるようにしたことを特徴とするディスク記録装置。 - 請求項2に記載されたディスク記録装置において、
前記決められている所定数の画像データは、最も古い所定数の画像データとしたことを特徴とするディスク記録装置。 - 入力された動画像信号を所定数の画像(GOP)毎にデータレート可変であるように圧縮した圧縮信号をディスク媒体に記録するディスク記録方法において、
前記動画像信号を圧縮して圧縮信号を出力するエンコードステップと、
前記エンコードステップから次に出力される所定数の画像のデータ量を算出するデータ量算出ステップと、
前記データ量算出ステップの出力が供給されて、前記エンコードステップで生成される圧縮信号の中の各々の所定数の画像データの数、配置、サイズ、開始位置を管理するナビゲーション管理ステップと、
前記ナビゲーション管理ステップの出力が供給されて、前記ディスク媒体上の任意のセクタが、記録済み領域であるか未記録領域であるかを示すフラグ、既に記録が行われた領域についてはその記録断片の数、及び前記記録断片各々の開始位置、サイズ、再生順序を管理するファイルシステム管理ステップとを有し、
前記ファイルシステム管理ステップは、前記ディスク媒体上の未記録領域に前記エンコードステップで生成される圧縮信号の記録を開始した後、前記未記録領域のデータ量のサイズと前記データ量算出ステップで得られる次に出力される所定数の画像のデータ量のサイズとを比較して、前記未記録領域のデータ量のサイズが小さくなった時点で、
前記ディスク媒体への記録動作を停止させるようにしたことを特徴とするディスク記録方法。 - 入力された動画像信号を所定数の画像(GOP)毎にデータレート可変であるように圧縮した圧縮信号をディスク媒体に記録するディスク記録方法において、
前記動画像信号を圧縮して圧縮信号を出力するエンコードステップと、
前記エンコードステップから次に出力される所定数の画像のデータ量を算出するデータ量算出ステップと、
前記データ量算出ステップの出力が供給されて、前記エンコードステップで生成される圧縮信号の中の各々の所定数の画像のデータの数、配置、サイズ、開始位置を管理するナビゲーション管理ステップと、
前記ナビゲーション管理ステップの出力が供給されて、前記ディスク媒体上の任意のセクタが、記録済み領域であるか未記録領域であるかを示すフラグ、既に記録が行われた領域についてはその記録断片の数、及び前記記録断片各々の開始位置、サイズ、再生順序を管理するファイルシステム管理ステップとを有し、
前記ファイルシステム管理ステップは、前記ディスク媒体上の未記録領域に前記エンコードステップで生成される圧縮信号の記録を開始した後、前記未記録領域のデータ量のサイズと前記データ量算出ステップで得られる次に出力される所定数の画像のデータ量のサイズとを比較して、前記未記録領域のデータ量のサイズが小さくなった時点で、
前記記録を開始した後に前記ディスク媒体に記録された記録済領域の所定数の画像データの内、所定の所定数の画像データから順に記録済み領域の記録フラグを未記録領域の未記録フラグに変えて記録可能領域を生成することを繰り返し、
前記データ量算出ステップで得られる次に出力される所定数の画像のデータ量よりも、前記新しく生成した記録可能領域のデータ量のサイズが大きくなった時点で、
前記次に出力される所定数の画像のデータを前記ディスク媒体の前記新しく生成した記録可能領域に記録させるようにしたことを特徴とするディスク記録方法。 - 請求項5に記載されたディスク記録方法において、
前記決められている所定数の画像データは、最も古い所定数の画像データとしたことを特徴とするディスク記録方法。
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