JPH08249795A - 連続再生可能なビデオディスクおよびその記録方法または再生方法およびビデオディスク再生装置 - Google Patents

連続再生可能なビデオディスクおよびその記録方法または再生方法およびビデオディスク再生装置

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JPH08249795A
JPH08249795A JP5449795A JP5449795A JPH08249795A JP H08249795 A JPH08249795 A JP H08249795A JP 5449795 A JP5449795 A JP 5449795A JP 5449795 A JP5449795 A JP 5449795A JP H08249795 A JPH08249795 A JP H08249795A
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JP
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disc
data
time
video
video disc
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JP5449795A
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English (en)
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Koichi Awano
光一 粟野
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Nippon Columbia Co Ltd
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Nippon Columbia Co Ltd
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Automatic Disk Changers (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】長時間ソフトをディスクチェンジャーによって
連続再生する際、ディスク交換中も途切れずにスムーズ
かつ解像度劣化の少ない再生を可能にする。 【構成】連続再生すべき後続のディスクを有するビデオ
ディスクのデータ記録エリアの最後の部分の所定時間分
を時間軸圧縮をして記録し、この圧縮領域のデータを補
間するための高周波成分を記録エリアの先頭に記録して
おく。再生時にはまず補間データをメモリに格納してか
ら通常再生に入り、圧縮記録領域に達したらそのデータ
をFIFOに書き込み始め同時に書き込みより低速でF
IFOデータを読出し始める。これと並行して補間デー
タをメモリから出力しFIFOからのデータと合成して
出力する。FIFO書込み終了後直ちに次のディスクが
ロードされ、そのディスクの補間データ記録領域の補間
データをメモリに記憶し、それが終わった時点で出力を
そのディスクの通常の再生データに切り替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数枚のディスクを
連続再生可能なビデオディスク再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光学式ディスク(Compact Disc:
CD、Laser Disc:LD、等)のディスクチェンジャー
によって複数枚のディスクの連続再生を行う場合、ディ
スク交換の際にタイムラグが生じる。
【0003】このタイムラグに対して、従来、ディスク
のロード時間を短縮する、あるいは、特に映像ディスク
では最後の画面をメモリに記憶してその間メモリから読
み出されたデータを出力して静止画にする、などの方法
で対応している。また、音声ディスクの分野では、ミニ
ディスクなどのショックプルーフ機能のように、再生速
度よりも高速にディスクの再生データをメモリに書き込
んでおき、このデータを本来の再生速度で読み出すなど
の方法が例えば特開平6−195948号公報に開示さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の、ディスクのロ
ード時間を短縮する技術では、1枚のディスクの再生終
了後から次のディスクの再生が開始されるまでの間、完
全にデータが途切れる期間が生じること自体は避けられ
ない。また、ショックプルーフの方法では、映像を扱う
ディスクに採用する場合、データを記憶しておくメモリ
の量が圧倒的に多くなり、技術的に困難である。いずれ
にせよ、利用者にディスク交換を気付かせずにスムーズ
なビデオディスクの連続再生を行うことは困難である。
【0005】本発明は、このような従来の問題点に鑑
み、音声及び画像のデジタルデータを記録再生できるビ
デオディスクにおいて、長時間の映画や音楽ソフトをデ
ィスクチェンジャーによって連続再生を行い、なおかつ
次のディスクにアクセスするまでの間も途切れずにスム
ーズにデータを再生することができるビデオディスクお
よび再生システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による長時間ソー
スのビデオディスク記録方法は、1枚のビデオディスク
に収納しきれない長さの長時間ソースを複数枚のビデオ
ディスクに分けて記録する方法であって、前記複数枚の
最後のディスク以外の各ディスクについて、そのディス
クの最後の所定時間分のデータを時間軸圧縮して記録す
ることを特徴とする。この方法において、前記複数枚の
最後のディスク以外の各ディスクについて、当該ディス
クが連続再生すべき後続のディスクを有することを示す
識別子をリードインエリアに記録するようにしてもよ
い。
【0007】また、本発明によるビデオディスク再生方
法は、上記ビデオディスク記録方法により記録された複
数枚のビデオディスクを連続再生する方法であって、前
記時間軸圧縮されたデータを記録して時間軸圧縮記録領
域を有するビデオディスクに対して、当該ビデオディス
クの通常のデータ再生を開始し、該再生が前記時間軸圧
縮記録領域に達したとき該領域の再生データをメモリに
書き込む動作と該書き込み速度より遅い読みだし速度で
前記書き込んだデータを書き込んだ順に読み出す動作と
を開始し、当該ビデオディスクから前記メモリへの書き
込みが終了した時点からその読みだしが終了する時点ま
での期間内に、当該ビデオディスクを後続のビデオディ
スクに交換し、前記メモリからの読みだしが終了した時
点で、前記交換された新たなビデオディスクの通常の再
生を開始するようにしたものである。この方法におい
て、前記時間軸圧縮は、例えば、予め定めた複数フレー
ムにつき1フレームを記録するものであり、前記メモリ
からの読出時、読み出された各フレームデータを前記予
め定めた複数フレーム分繰り返して出力する。
【0008】本発明によるビデオディスクは、1枚のビ
デオディスクに収納しきれない長さの長時間ソースを複
数枚のビデオディスクに分けて記録したビデオディスク
であって、前記複数枚の最後のディスク以外の各ディス
クについて、そのディスクの最後の所定時間分のデータ
を時間軸圧縮して通常データ記録領域の後に記録した時
間軸圧縮記録領域を有することを特徴とする。このビデ
オディスクにおいて、前記複数枚の最後のディスク以外
の各ディスクについて、当該ディスクが連続再生すべき
後続のディスクを有することを示す識別子をリードイン
エリアに記録してもよい。
【0009】本発明によるビデオディスク再生装置は、
1枚のビデオディスクに収納しきれない長さの長時間ソ
ースを分けて記録した複数枚のビデオディスクの最後の
ディスク以外の各ディスクについて、当該各ディスクの
最後の所定時間分のデータを時間軸圧縮して通常データ
記録領域の後に記録した時間軸圧縮記録領域とを有する
ビデオディスクを再生する再生装置において、複数枚の
ビデオディスクを自動的に交換するディスクチェンジャ
ーと、該ディスクチェンジャーにより選択されたビデオ
ディスクを再生する再生手段と、前記時間軸圧縮記録領
域から読みだされたデータを記憶し、該記憶されたデー
タをその書き込まれた順に出力するメモリと、前記再生
手段による再生が前記時間軸圧縮記録領域に達したとき
該時間軸圧縮記録領域から読み出されたデータを前記メ
モリに書き込みながら該書き込まれていくデータをその
書き込み速度より遅い読みだし速度で読み出すメモリ制
御手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】さらに、本発明による長時間ソースのビデ
オディスク記録方法は、1枚のビデオディスクに収納し
きれない長さの長時間ソースを複数枚のビデオディスク
に分けて記録する方法であって、前記複数枚の最後のデ
ィスク以外の各ディスクについて、そのディスクの最後
の所定時間分のデータを時間軸圧縮して記録するととも
に、該時間軸圧縮された部分の補間に用いる高周波成分
データを当該ディスクの先頭部分に記録するようにした
ことを特徴とする。
【0011】この方法において、前記ディスクの先頭部
分は例えば、リードインエリアに続く部分である。ま
た、前記複数枚の最後のディスク以外の各ディスクにつ
いて、当該ディスクが連続再生すべき後続のディスクを
有することを示す識別子を前記リードインエリアに記録
するようにしてもよい。
【0012】本発明によるビデオディスク再生方法は、
上記のようなビデオディスク記録方法により記録された
複数枚のビデオディスクを連続再生する方法であって、
前記時間軸圧縮されたデータを記録した時間軸圧縮記録
領域と、前記補間に用いる高周波成分データを補間デー
タとして記録した補間データ記録領域とを有するビデオ
ディスクに対して、該ビデオディスクの再生開始前に前
記補間データを読み出して補間メモリに記憶し、続い
て、当該ビデオディスクの通常のデータ再生を開始し、
該再生が前記時間軸圧縮記録領域に達したとき該領域の
再生データをメモリに書き込む動作と該書き込み速度よ
り遅い読み出し速度で前記書き込んだデータを書き込ん
だ順に読み出す動作とを開始し、同時に前記記憶された
補間データを読み出して前記メモリからの読み出し出力
と合成し、該合成出力を当該ビデオディスクの再生出力
に代えて出力し、当該ビデオディスクから前記メモリへ
の書き込みが終了した時点からその読み出しが終了する
時点までの期間内に、当該ビデオディスクを後続のビデ
オディスクに交換し、かつ、該交換された新たなビデオ
ディスクが後続のビデオディスクを有する場合には当該
新たなビデオディスクに記録された前記補間データを補
間メモリに記憶し、前記メモリからの読み出しが終了し
た時点で、前記新たなビデオディスクの通常のデータ再
生を開始するようにしたものである。
【0013】この再生方法において、前記時間軸圧縮
は、例えば、予め定めた複数フレームにつき1フレーム
を記録するものであり、前記メモリからの読み出し時、
読み出された各フレームデータを前記予め定めた複数フ
レーム分繰り返して出力する。
【0014】本発明によるビデオディスクは、1枚のビ
デオディスクに収納しきれない長さの長時間ソースを複
数枚のビデオディスクに分けて記録したビデオディスク
であって、前記複数枚の最後のディスク以外の各ディス
クについて、そのディスクの最後の所定時間分のデータ
を時間軸圧縮して通常データ記録領域の後に記録した時
間軸圧縮記録領域と、該時間軸圧縮された部分の補間に
用いる高周波成分データを補間データとして前記通常デ
ータ記録領域の前に記録した補間データ記録領域とを有
することを特徴とする。
【0015】本発明によるビデオディスク再生装置は、
1枚のビデオディスクに収納しきれない長さの長時間ソ
ースを分けて記録した複数枚のビデオディスクの最後の
ディスク以外の各ディスクについて、当該各ディスクの
最後の所定時間分のデータを時間軸圧縮して通常データ
記録領域の後に記録した時間軸圧縮記録領域と、該時間
軸圧縮された部分の補間に用いる高周波成分データを補
間データとして前記通常データ記録領域の前に記録した
補間データ記録領域とを有するビデオディスクを再生す
る再生装置において、複数枚のビデオディスクを自動的
に交換するディスクチェンジャーと、該ディスクチェン
ジャーにより選択されたビデオディスクを再生する再生
手段と、前記各ディスクの再生開始前に前記補間データ
記録領域から読み出された補間データを、異なるビデオ
ディスク毎に独立して読み書き可能に記憶する第1およ
び第2の補間メモリと、前記時間軸圧縮記録領域から読
み出されたデータを記憶するメモリと、前記再生手段に
よる再生が前記時間軸圧縮記録領域に達したとき該時間
軸圧縮記録領域から読み出されたデータを前記メモリに
書き込みながら該書き込まれていくデータをその書き込
み速度より遅い読み出し速度で読み出すメモリ制御手段
と、前記メモリから読み出されたデータと、前記第1お
よび第2の補間メモリの一方に記憶されている対応する
補間データを読み出して合成する合成手段と、該合成手
段からの出力と前記再生手段からの出力とを切り替える
出力切り替え手段と、前記メモリの読み出し期間中、前
記合成手段からの出力を選択するよう前記出力切り替え
手段を制御する切り替え制御手段と、を備えたものであ
る。
【0016】このビデオディスク再生装置において、好
ましくは、前記ディスクチェンジャーにより選択された
ビデオディスクが連続再生すべき後続のディスクを有す
るか否かを検出する手段を有し、該検出出力に応じて前
記第1および第2補間メモリへの書き込みが行われる。
【0017】また、上記各ビデオディスク再生装置にお
いて、好ましくは、前記再生手段による再生が前記時間
軸圧縮記録領域に達したことを検出する手段を有し、該
検出出力に応じて前記メモリ制御手段による前記メモリ
への書き込みおよび読み出しを開始させるとともに、前
記第1および第2の補間メモリの対応する一方からの読
み出しを開始させ、かつ、前記切り替え手段が前記合成
出力を選択するよう前記切り替え制御手段を制御する。
【0018】上記各ビデオディスク再生装置において、
好ましくは、再生中のビデオディスクから前記メモリへ
の書き込みが終了した時点からその読み出しが終了する
時点までの期間内に、前記ディスクチェンジャーによる
ディスク交換を行う。
【0019】上記各ビデオディスク再生装置において、
前記切り替え制御手段は、好ましくは、前記メモリの読
み出し終了を検出する手段を有し、該検出出力に応じて
前記再生手段の出力を選択するよう前記出力切り替え手
段を制御するとともに、前記再生手段による前記通常デ
ータ記録領域のデータ再生を開始させる。
【0020】上記各ビデオディスク再生の装置におい
て、好ましくは、前記ディスクチェンジャーにより選択
されたビデオディスクが連続再生すべき後続のディスク
を有するとともに該後続のディスクが前記ディスクチェ
ンジャー内に載置されていることが検出された場合に連
続再生を選択し、そうでない場合は、通常再生を選択す
る動作制御手段とを備える。この装置において、例え
ば、ユーザが連続再生を指示する入力手段を有し、前記
動作制御手段は、該入力手段により連続再生の指示があ
ることを連続再生実行の条件とすることができる。さら
にこの装置において、連続再生を始める際、ユーザが予
め何枚のディスクを連続して再生するかを指示する入力
手段と、再生終了したディスクの枚数を数えるディスク
カウンタ部とを備え、前記動作制御手段は、該ディスク
カウンタ部のカウント値に応じて、現在の再生対象ディ
スクがユーザの連続再生を希望した最後のディスクであ
ることを検出すると、そのディスク再生終了とともにす
べての再生終了するようにしてもよい。
【0021】上記各ビデオ再生装置において、前記時間
軸圧縮は、例えば、予め定めた複数フレームにつき1フ
レームを記録するものであり、前記メモリ制御手段は、
前記メモリからの読み出し時、読み出された各フレーム
のデータを前記予め定めた複数フレーム分繰り返して出
力する。
【0022】
【作用】本発明においては、連続再生すべき後続ディス
クを有するビデオディスクについて、その最後の部分の
データを時間軸圧縮を施して記録しておき、その部分の
再生時には通常のクロックでメモリ(ファーストインフ
ァーストアウトメモリ)に再生データを書き込み、書き
込みより遅いクロックでそのデータを読み出す。これに
よって、メモリからの読み出し時間を書き込みよりも長
くする。時間軸圧縮されたデータは、この低速の読み出
しにより時間軸上で元のデータに復元される。メモリに
対するこの圧縮データの書き込み時間と読み出し時間の
時間差がディスク交換にかかる時間より長くなるよう
に、圧縮対象データの長さおよび圧縮率を選択すること
により、ディスク交換中も再生が途切れることのない連
続再生が可能となる。圧縮対象データの長さを長くすれ
ば圧縮率を低くできるが、画質の低下する再生時間が長
くなる。逆に、圧縮率を上げれば圧縮対象データの長さ
を短くできるが画質の低下の度合いが大きくなる。した
がって、両者の兼ね合いを考慮する必要がある。
【0023】また、時間軸圧縮領域のデータの高周波成
分データを補間データとしてディスクの先頭部分に記録
しておき、ディスク再生開始時にその補間データを補間
メモリに格納し、前記メモリ(ファーストインファース
トアウトメモリ)からの時間軸圧縮データの読み出し時
に読み出して両者を合成(マルチプレクス)することに
より、時間軸圧縮によって引き起こされる解像度の極端
な劣化を防止することができる。
【0024】ユーザからの連続再生の指示を連続再生実
行の条件とすることにより、連続再生を必要としないデ
ィスクを再生する場合や、ユーザが連続再生を望まない
ような場合には、通常のデータ再生動作を行うことによ
り、ユーザの望ましい形で連続再生を行える。また、ユ
ーザの希望する枚数を指示することにより、希望枚数の
ディスクだけを連続再生することができる。勿論、連続
再生用のディスクがディスクチェンジャーに複数枚載置
されていることを検出した場合、ユーザによる再生枚数
の指示なしに、載置されている枚数分だけ自動的に連続
再生を行うようにする自動モードも可能である。
【0025】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例について詳細に説明する。
【0026】まず、図2に、本発明が適用されるディス
クチェンジャー機能付きのビデオディスク再生装置の外
観図を示す。この装置は、ディスクトレイ(回転トレ
イ)1に複数枚のビデオディスク(ディスク)2が同時
に載置され、ディスクトレイ1を回転させることによ
り、再生しようとするディスク2をピックアップ部3に
ロードさせる一般的なCDディスクチェンジャーを使用
するものである。装置前面には、後述する操作用の各種
ボタン15,16が配置されている。
【0027】図3に、本発明による連続再生を行うため
のビデオディスクの仕様を示す模式図を示す。ディスク
サイズは通常のCDと同じであり、内周から外周に向か
ってリードインエリア31、データ記録エリア36、リ
ードアウトエリア35に大別される。データ記録エリア
36は、さらに、内周から外周方向へ順に、補間データ
記録領域32、通常データ記録領域33、時間軸圧縮デ
ータ記録領域(単に時間軸圧縮領域ともいう)34に分
かれている。補間データ記録領域32および時間軸圧縮
データ記録領域34は、本発明に特有の領域であり、こ
れらの領域の役割については後述する。リードインエリ
アは周知の領域であるが、ここには後述するような特別
のデータを記録してもよい。
【0028】図1に、本発明によるビデオディスク再生
装置の一実施例のハードウエア構成を示す。この再生装
置は、複数のディスク2を同時に載置できる回転トレイ
1、ディスク2に記録された情報を読み出すピックアッ
プ部3、ディスク2再生時のトラッキングおよびフォー
カシングに関するサーボ制御を行うサーボ回路4、シス
テム全体を制御するシステムコントローラ5、ユーザか
らの連続再生モードの選択指示等を入力する連続再生モ
ード選択・入力部6(ボタン15,16を含む)、ピッ
クアップ部3の出力からデータを再生するディスクデー
タ再生部7、本発明の連続再生処理を行う連続再生処理
部8、この連続再生処理部8とディスクデータ再生部7
との出力を切り替え選択するデータ切り替え回路9、こ
のデータ切り替え回路9のデジタル出力をアナログ信号
に変換するD/A変換器(D/A)10、このアナログ
信号の低周波成分を通過させるローパスフィルタ(LP
F)11を備える。
【0029】図4に、図1内に示した連続再生処理部8
の構成例を示す。メモリ20a,20bはいずれも、デ
ィスクの補間データ記録領域32から読み出された補間
データを一時的に記憶しておくためのものであり、ディ
スク交換毎に交互に記録されるようになっている。これ
は、一方の記録時に他方が未だ読み出し中の場合がある
からである。FIFO22は、ディスクの時間軸圧縮デ
ータ記録領域34のデータを先入れ先出し方式で書き込
み・読み出すメモリである。このFIFO22を使用す
ることにより、アドレス管理の必要がなく、他のメモリ
等を使用した場合より回路構成が簡単になる。特に、入
出力が別々のポートで構成されるデュアルポートのもの
が有効である。その読み出しは書き込みに比べて低速に
行われ、結果的に時間軸圧縮データの伸張を行う。メモ
リ20a,20bおよびFIFO22の読み書きはメモ
リ制御回路23により制御される。メモリ制御回路23
は、時間軸圧縮領域検出回路19の出力、および、後続
ディスクの枚数をダウンカウントするディスクカウンタ
部18の出力を受けて動作する。メモリ20a,20b
の両出力は、ディスクカウンタ部18のデクリメント毎
に切り替え回路21により交互に選択される。この選択
された出力は、マルチプレクサ(MPX)27により、
FIFO22からの読み出し出力とマルチプレクス(合
成)される。このマルチプレクスされたデータは、デー
タ切り替え回路9で、データ再生部7からの再生データ
との間で切り替え出力される。FIFO22からの読み
出しデータの終了はメモリ読み出し終了検出部24によ
り検出され、この検出信号に応じて、出力切り替え回路
25により再生データを選択するよう切り替え回路9の
切り替えが行われる。同時にディスクカウンタ部18の
デクリメントが行われる。また、このFIFO読み出し
終了の旨がシステムコントローラ5に通知される。ディ
スクカウンタ部18のデクリメントにより連続再生の最
後のディスクが検出された場合、動作停止制御回路26
により出力切り替え回路25に出力切り替えを行わせる
と共にシステムコントローラ5にその旨が通知される。
【0030】ここで、本実施例において採用する時間軸
圧縮と補間の具体的な方法について説明する。
【0031】本実施例における時間軸圧縮とは、いわゆ
るコマ落としと同義である。時間軸圧縮領域に通常より
少ないフレーム(コマ数)のデータを記録しておき、再
生時には記録されたフレームデータを繰り返し再生する
ことで、いわゆるコマ落としを実現できる。例えば、1
秒間に30フレームのデータを記録するところを10フ
レームのデータだけ記録し(すなわち、3フレームにつ
き1フレームだけ記録し)、記録されたフレームの次の
2フレームの期間は同じデータを繰り返し出力する。
【0032】図6に、本実施例におけるディスク記録再
生時のフレーム構成図を示す。具体例として、扱うデー
タがMPEG規格に基づいてエンコードされている場合
について考える。およそ15フレーム(厳密には数は規
定されていない)分のデータからなる画面のグループG
OP(Group of Pictures)のうち、画像内予測符号化が
施されているIフレーム(通常1フレームだけある)だ
けを記録し、画像間予測符号化を用いたPフレームやB
フレームは記録しない。図6の例では、図示簡略化のた
め、3フレームにつき1フレームが記録されている。デ
コード(再生)時には1つのGOP内に記録されている
Iフレームを繰り返し出力する。なお、MPEGおよび
データ圧縮の詳細については、例えば、最新MPEG教
科書(監修:藤原洋、1994年、アスキー出版局発
行、第10頁〜第19頁、第97頁〜第111頁に記載
されている。
【0033】このようなコマ落としを実施した場合、画
面が瞬間的にフリーズされたようになり、ぎこちない動
きになる。しかし、コマ落としを行うという前提の下で
は、これはどうしても避けることができない。しかもそ
こでフリーズされた画面の圧縮率が高いような場合、動
きのぎこちなさとともに画質の劣化が非常に気になる、
という事態を引き起こすおそれがある。というのは、同
じ画面が連続するような場合、人間の視覚特性からする
と画面の質に対する感度が高くなるからである。そこ
で、同じフレームのデータを繰り返し出力する場合、コ
マ落としされたデータを補間して画質を若干向上させて
やれば、動きのぎこちなさは変わらないが、コマ落とし
に起因する不快感は緩和されると考えられる。
【0034】そこで、本実施例ではこのよう補間を行う
ものとする。その一例として、上記と同様にMPEGの
データを扱う場合を考える。MPEGでは、デジタル映
像信号を離散コサイン変換(DCT)という直交変換を
用いて空間周波数領域データに変換し、その変換データ
のうち高周波成分に相当するデータを削除することで圧
縮を行っている。この圧縮は、時間軸圧縮とは異なり、
1つの画面内の空間的相関関係による圧縮である。つま
り、低域の目につきやすい成分を残し、あまり目立たな
い高域成分を減らして全体の符号量を削減するものであ
る。従って、補間を行うためには、削減した高域成分を
圧縮されたデータに付加する方法が考えられる。この方
法では、高周波成分の情報量がさほど大きくないのでこ
のデータを格納するメモリの容量が大きくなくてよいと
いう利点がある。
【0035】一方、他の補間の方法として、削除したフ
レームのデータを削除した箇所に付加するということも
考えられる。この方法ではコマ落としの比率を高くでき
る可能性があるが、この場合、何フレームものデータを
格納するために膨大な容量のメモリが必要となるのであ
まり現実的ではない。
【0036】図7のタイミング図により、本実施例にお
ける動作の概要を説明する。ここでは、1枚目の再生開
始からディスク交換をして2枚目の通常再生に移るまで
の動作を説明する。
【0037】1枚目のディスクの再生開始時(t1)
に、そのディスク内周の補間データ記録領域32に記録
された高周波データを読みとり、メモリ20aに記憶す
る。その後、時点t2で、通常データ記録領域33を再
生する通常再生に移る。この通常再生の読み出しが時点
t3で時間軸圧縮領域34に達すると、そこに記録され
ている所定時間分時間軸圧縮されたデータを読みとりF
IFO22に書き込む動作を開始する。同時に、これと
並行してFIFO22からのデータの読み出しを開始す
る。このとき、図5に示すように、FIFO22からの
データの読み出しクロックは、書き込みのそれより遅
く、時間軸圧縮を復元するようなものである。FIFO
22の書き込み/読み出しはメモリ制御回路23によっ
て行われる。FIFO22からのデータ読み出しに並行
して、メモリ20aからも先に記憶しておいた高周波デ
ータを読み出し、両者のデータを合わせ込んで(マルチ
プレクスして)、”圧縮伸張データ”を生成する。FI
FO22への書き込み開始時(t3)に、出力28
は、”再生データ”から”圧縮伸張データ”に切り替え
られる。時間軸圧縮データ記録領域34の圧縮データを
時点t4で読み終わった後も、FIFO22からの読み
出しは続く。その間に、1枚目のディスクから2枚目の
ディスクへのディスク交換が行われる。このディスク交
換後(時点t5)、2枚目の補間データ記録領域33か
ら高周波データの読み取りが行われ、このデータがメモ
リ20bに格納される。勿論、これは3枚目のディスク
が存在しない場合には、2枚目のディスクには補間デー
タ記録領域33自体が存在しない、あるいは、存在して
も有効な高周波データは書き込まれていない。この高周
波データの読みとり終了後(t6)、2枚目のディスク
の読みとりはポーズ状態となる。時点t7でFIFO2
2の全データを読み出し終わると、通常再生に戻り、出
力28も再生データに切り替わる。このように、ディス
ク交換作業の前後に跨って、2つのディスクの再生デー
タの間を圧縮伸張データが隙間なく埋め、ディスク交換
時も連続的な再生が可能になる。
【0038】図8に、本実施例における連続再生処理に
関するシステムコントローラ5の制御のフローチャート
を示す。
【0039】まず、図2のボタン15に対するユーザの
指示に応じて連続再生を行うか否か、すなわち連続再生
モードONか否かが決定される(81)。ONでなけれ
ば非連続再生を行い(100)、その後、再生終了す
る。ONであれば、ユーザによるボタン16から連続再
生するディスク2の枚数の値が入力されるので、これを
ダウンカウンタで構成されたディスクカウンタ部18に
ロードする(82)。これに先立ち、連続再生するディ
スク2を回転トレイ1に再生順に並べてあるものとす
る。ユーザが再生ボタンを押すと、後続ディスクの有無
を検出する(83)。このステップは、再生対象のディ
スクが連続再生用の後続のディスクを有するディスクで
あるか否かを確認するためのものであり、連続再生用で
なければ、図示しない表示部等に警告メッセージを発す
る。後続ディスクの有無を検出するための具体的に方法
については後述する。次に、ディスク先頭に記録されて
いる時間軸圧縮領域の補間データを読み出し(84)、
それをメモリ20aに格納する(85)。そこで、再生
が開始される(86)。現在、ピックアップ部3に載置
されているディスクが最後のディスクであれば(8
7)、非連続再生に移り(100)、その後、再生を終
了する。最後のディスクか否かはディスクカウンタ部1
8の値により分かる。最後のディスクでなければ通常再
生を行い(88)、時間軸圧縮領域34に達するまで
(89)、この通常再生を継続する。時間軸圧縮領域3
4に達したら、FIFO22の書き込みおよび低速読み
出しをを開始するとともに、メモリ(20aまたは20
b)からの補間データの読み出しを開始する(90)。
FIFO22からの読み出しデータとメモリからの補間
データとはマルチプレクスされて出力される(91)。
この間に、ディスクからの再生データが終了すると(す
なわち、圧縮データのFIFO書き込みが終了すると)
(93)、次のディスクをロードする指示を出す(9
4)。前記指示に応じて、回転トレイ1が回転して新た
なディスクがピックアップ部3へロードされる。続い
て、この新たなディスクの先頭領域の補間データを読み
出し(95)、これを、他方のメモリに書き込む(9
6)。書き込みが終了すると(97)、ディスク再生が
ポーズ状態となる。そこで、書き込み用メモリ(20)
を切り替える(98)。そこで、ステップ92へ進み、
FIFO22の読み出しの終了を待って、連続再生用デ
ィスク1枚分の再生が終了する(99)。検出回路22
によりFIFO22の読み出し終了が検出されると、デ
ィスクカウンタ部18の値がデクリメントされた後、ス
テップ86へ戻る。カウンタ部18のデクリメントを行
う時期は、この時点に限るものではない。ステップ99
において、FIFO読み出し終了の旨がシステムコント
ローラ5へ通知された後、先のポーズ状態が解除され2
枚目のディスクの正規のデータ部分の再生が開始される
(86)。同時に、出力切り替え回路25の制御下でデ
ータ切り替え回路9によって、出力がディスクデータ再
生部7からの再生データに切り替えられる。以上の動作
がユーザの希望した枚数分繰り返される。
【0040】動作停止制御回路26は、連続再生の最後
のディスクであることをディスクカウンタ部18の出力
(例えばカウント値が0となる)から検出すると(8
7)、出力切り替え回路25を制御してデータ切り替え
回路9を元の再生出力の選択状態に戻させるとともに、
非連続再生を行った後(100)、すべての再生を終了
させる。なお、前述のように、連続再生を望まない場合
には、ステップ100による1枚のディスク再生終了と
共にすべての動作終了になる。
【0041】なお、与えられたディスクが連続再生用の
後続のディスクを有するディスクであるか否かをチェッ
クするためには、時間軸圧縮データ記録領域34(ある
いは補間データ記録領域32)の有無を実際に検出する
ようにしてもよいが、より簡便には、記録ディスクのリ
ードインエリア31(図3)に当該ディスクが後続ディ
スクを有することを示す識別フラグを設ける。例えば、
このフラグが1ならば後続ディスクあり、0であれば後
続ディスクなしとする。通常、ディスクのロード直後に
はリードインエリアを読み出して再生に必要な情報を得
るので、その時点でこの識別フラグを認識することがで
きる。
【0042】また、以上の説明では、ユーザが、連続再
生を行うか否かを指示し、かつ連続再生を行う場合、そ
の枚数を指定するようにしたが、次に説明するような自
動再生モードを採用することも可能である。
【0043】例えば1枚目のディスクのリードインエリ
ア33に後続ディスクの枚数を記録しておき、これを読
みとって、自動的に後続ディスクの再生に移行すること
ができる。2枚目以降にも後続のディスク枚数を記録す
れば、ディスクカウンタ部18は不要となり、かつ、こ
の後続ディスク枚数自体の存在が後続ディスクの有無を
示し前記識別フラグの役目を兼ねることができる。この
場合、後続ディスク枚数が0の場合、後続ディスクが存
在しないことを意味する。
【0044】さらに、このような自動再生モードにおい
て、手動操作を併用したい場合、例えば、本来3枚のデ
ィスクを連続再生すべきところ、2枚目のディスクまで
が見たいというような場合を考慮して、自動再生モード
と手動再生モードを設け、ユーザが最初に選択すること
ができるようにしてもよい。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、長時間の映画や音楽ラ
イブなどのソフトウエアでも途切れることなく、チェン
ジャーに収納可能な枚数分連続再生することができる。
所定時間分のデータを一時格納するFIFOメモリの容
量も、時間軸圧縮しているため比較的少なくて済む。ま
た、時間軸圧縮されたデータを高周波成分データにより
補正することにより、ディスク交換の際に生じる解像度
の劣化を防ぐことができる。これらはディスク交換のス
ピードが速ければ速いほど効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたビデオディスク再生装置の
ブロック図。
【図2】本発明のディスクチェンジャー付きのビデオデ
ィスク再生装置の外観図。
【図3】本発明の実施例における連続再生用ビデオディ
スクの模式図。
【図4】本発明によるビデオディスク再生装置の連続再
生処理部の構成を示すブロック図。
【図5】実施例におけるファーストインファーストアウ
トメモリの書き込み・読みとりのタイミングを示すタイ
ミング図。
【図6】実施例における時間軸圧縮ディスク記録・再生
時のフレーム構成の説明図。
【図7】実施例におけるビデオディスク連続再生を説明
するためのタイミング図。
【図8】実施例における連続再生制御処理のフローチャ
ート。
【符号の説明】
1…回転トレイ、2…ディスク、3…ピックアップ部、
4…サーボ回路、5…システムコントローラ、6…連続
再生モード選択・入力部、7…ディスクデータ再生部、
8…連続再生処理部、9…データ切り替え回路、10…
D/A変換器、11…LPF、15…連続再生選択ボタ
ン、16…連続再生枚数入力ボタン、17…ボタン入
力、18…ディスクカウンタ部、19…ディスク時間軸
圧縮領域検出回路、20a,20b…補間データ用メモ
リ、21…メモリ切り替え回路、22…FIFO、23
…メモリ制御回路、24…FIFO読み出し終了検出回
路、25…出力切り替え制御回路、26…動作停止制御
回路。

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1枚のビデオディスクに収納しきれない長
    さの長時間ソースを複数枚のビデオディスクに分けて記
    録する方法であって、前記複数枚の最後のディスク以外
    の各ディスクについて、そのディスクの最後の所定時間
    分のデータを時間軸圧縮して記録することを特徴とする
    長時間ソースのビデオディスク記録方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の方法において、前記複数枚
    の最後のディスク以外の各ディスクについて、当該ディ
    スクが連続再生すべき後続のディスクを有することを示
    す識別子をリードインエリアに記録することを特徴とす
    る長時間ソースのビデオディスク記録方法。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載のビデオディスク記
    録方法により記録された複数枚のビデオディスクを連続
    再生する方法であって、 前記時間軸圧縮されたデータを記録して時間軸圧縮記録
    領域を有するビデオディスクに対して、当該ビデオディ
    スクの通常のデータ再生を開始し、該再生が前記時間軸
    圧縮記録領域に達したとき該領域の再生データをメモリ
    に書き込む動作と該書き込み速度より遅い読みだし速度
    で前記書き込んだデータを書き込んだ順に読み出す動作
    とを開始し、当該ビデオディスクから前記メモリへの書
    き込みが終了した時点からその読みだしが終了する時点
    までの期間内に、当該ビデオディスクを後続のビデオデ
    ィスクに交換し、前記メモリからの読みだしが終了した
    時点で、前記交換された新たなビデオディスクの通常の
    再生を開始することを特徴とするビデオ再生方法。
  4. 【請求項4】請求項3記載の方法において、前記時間軸
    圧縮は、予め定めた複数フレームにつき1フレームを記
    録するものであり、前記メモリからの読出時、読み出さ
    れた各フレームデータを前記予め定めた複数フレーム分
    繰り返して出力することを特徴とするビデオディスク再
    生方法。
  5. 【請求項5】1枚のビデオディスクに収納しきれない長
    さの長時間ソースを複数枚のビデオディスクに分けて記
    録したビデオディスクであって、前記複数枚の最後のデ
    ィスク以外の各ディスクについて、そのディスクの最後
    の所定時間分のデータを時間軸圧縮して通常データ記録
    領域の後に記録した時間軸圧縮記録領域を有することを
    特徴とするビデオディスク。
  6. 【請求項6】請求項5記載のビデオディスクにおいて、
    前記複数枚の最後のディスク以外の各ディスクについ
    て、当該ディスクが連続再生すべき後続のディスクを有
    することを示す識別子をリードインエリアに記録したこ
    とを特徴とするビデオディスク。
  7. 【請求項7】1枚のビデオディスクに収納しきれない長
    さの長時間ソースを分けて記録した複数枚のビデオディ
    スクの最後のディスク以外の各ディスクについて、当該
    各ディスクの最後の所定時間分のデータを時間軸圧縮し
    て通常データ記録領域の後に記録した時間軸圧縮記録領
    域とを有するビデオディスクを再生する再生装置におい
    て、 複数枚のビデオディスクを自動的に交換するディスクチ
    ェンジャーと、 該ディスクチェンジャーにより選択されたビデオディス
    クを再生する再生手段と、 前記時間軸圧縮記録領域から読みだされたデータを記憶
    し、該記憶されたデータをその書き込まれた順に出力す
    るメモリと、 前記再生手段による再生が前記時間軸圧縮記録領域に達
    したとき該時間軸圧縮記録領域から読み出されたデータ
    を前記メモリに書き込みながら該書き込まれていくデー
    タをその書き込み速度より遅い読みだし速度で読み出す
    メモリ制御手段とを備えたことを特徴とするビデオディ
    スク装置。
  8. 【請求項8】1枚のビデオディスクに収納しきれない長
    さの長時間ソースを複数枚のビデオディスクに分けて記
    録する方法であって、 前記複数枚の最後のディスク以外の各ディスクについ
    て、そのディスクの最後の所定時間分のデータを時間軸
    圧縮して記録するとともに、該時間軸圧縮された部分の
    補間に用いる高周波成分データを当該ディスクの先頭部
    分に記録することを特徴とする、長時間ソースのビデオ
    ディスク記録方法。
  9. 【請求項9】請求項8記載の方法において、前記ディス
    クの先頭部分はリードインエリアに続く部分である、長
    時間ソースのビデオディスク記録方法。
  10. 【請求項10】請求項9記載の方法において、前記複数
    枚の最後のディスク以外の各ディスクについて、当該デ
    ィスクが連続再生すべき後続のディスクを有することを
    示す識別子を前記リードインエリアに記録することを特
    徴とする、長時間ソースのビデオディスク記録方法。
  11. 【請求項11】請求項8、9または10記載のビデオデ
    ィスク記録方法により記録された複数枚のビデオディス
    クを連続再生する方法であって、 前記時間軸圧縮されたデータを記録した時間軸圧縮記録
    領域と、前記補間に用いる高周波成分データを補間デー
    タとして記録した補間データ記録領域とを有するビデオ
    ディスクに対して、 該ビデオディスクの再生開始前に前記補間データを読み
    出して補間メモリに記憶し、続いて、当該ビデオディス
    クの通常のデータ再生を開始し、 該再生が前記時間軸圧縮記録領域に達したとき該領域の
    再生データをメモリに書き込む動作と、該書き込み速度
    より遅い読み出し速度で前記書き込んだデータを書き込
    んだ順に読み出す動作とを開始し、同時に前記記憶され
    た補間データを読み出して前記メモリからの読み出し出
    力と合成し、該合成出力を当該ビデオディスクの再生出
    力に代えて出力し、 当該ビデオディスクから前記メモリへの書き込みが終了
    した時点からその読み出しが終了する時点までの期間内
    に、当該ビデオディスクを後続のビデオディスクに交換
    し、かつ、該交換された新たなビデオディスクが後続の
    ビデオディスクを有する場合には当該新たなビデオディ
    スクに記録された前記補間データを補間メモリに記憶
    し、 前記メモリからの読み出しが終了した時点で、前記新た
    なビデオディスクの通常のデータ再生を開始することを
    特徴とするビデオディスク再生方法。
  12. 【請求項12】請求項11記載の方法において、前記時
    間軸圧縮は、予め定めた複数フレームにつき1フレーム
    を記録するものであり、前記メモリからの読み出し時、
    読み出された各フレームデータを前記予め定めた複数フ
    レーム分繰り返して出力することを特徴とするビデオデ
    ィスク再生方法。
  13. 【請求項13】1枚のビデオディスクに収納しきれない
    長さの長時間ソースを複数枚のビデオディスクに分けて
    記録したビデオディスクであって、 前記複数枚の最後のディスク以外の各ディスクについ
    て、そのディスクの最後の所定時間分のデータを時間軸
    圧縮して通常データ記録領域の後に記録した時間軸圧縮
    記録領域と、該時間軸圧縮された部分の補間に用いる高
    周波成分データを補間データとして前記通常データ記録
    領域の前に記録した補間データ記録領域とを有すること
    を特徴とするビデオディスク。
  14. 【請求項14】1枚のビデオディスクに収納しきれない
    長さの長時間ソースを分けて記録した複数枚のビデオデ
    ィスクの最後のディスク以外の各ディスクについて、当
    該各ディスクの最後の所定時間分のデータを時間軸圧縮
    して通常データ記録領域の後に記録した時間軸圧縮記録
    領域と、該時間軸圧縮された部分の補間に用いる高周波
    成分データを補間データとして前記通常データ記録領域
    の前に記録した補間データ記録領域とを有するビデオデ
    ィスクを再生する再生装置において、 複数枚のビデオディスクを自動的に交換するディスクチ
    ェンジャーと、 該ディスクチェンジャーにより選択されたビデオディス
    クを再生する再生手段と、 前記各ディスクの再生開始前に前記補間データ記録領域
    から読み出された補間データを、異なるビデオディスク
    毎に独立して読み書き可能に記憶する第1および第2の
    補間メモリと、 前記時間軸圧縮記録領域から読み出されたデータを記憶
    するメモリと、 前記再生手段による再生が前記時間軸圧縮記録領域に達
    したとき該時間軸圧縮記録領域から読み出されたデータ
    を前記メモリに書き込みながら該書き込まれていくデー
    タをその書き込み速度より遅い読み出し速度で読み出す
    メモリ制御手段と、 前記メモリから読み出されたデータと、前記第1および
    第2の補間メモリの一方に記憶されている対応する補間
    データを読み出して合成する合成手段と、 該合成手段からの出力と前記再生手段からの出力とを切
    り替える出力切り替え手段と、 前記メモリの読み出し期間中、前記合成手段からの出力
    を選択するよう前記出力切り替え手段を制御する切り替
    え制御手段と、 を備えたことを特徴とするビデオディスク再生装置。
  15. 【請求項15】請求項14記載の装置において、前記デ
    ィスクチェンジャーにより選択されたビデオディスクが
    連続再生すべき後続のディスクを有するか否かを検出す
    る手段を有し、該検出出力に応じて前記第1および第2
    の補間メモリへの書き込みが行われることを特徴とする
    ビデオディスク再生装置。
  16. 【請求項16】請求項14または15記載の装置におい
    て、前記再生手段による再生が前記時間軸圧縮記録領域
    に達したことを検出する手段を有し、該検出出力に応じ
    て前記メモリ制御手段による前記メモリへの書き込みお
    よび読み出しを開始させるとともに、前記第1および第
    2の補間メモリの対応する一方からの読み出しを開始さ
    せ、かつ、前記切り替え手段が前記合成出力を選択する
    よう前記切り替え制御手段を制御することを特徴とする
    ビデオディスク再生装置。
  17. 【請求項17】請求項14、15または16記載の装置
    において、再生中のビデオディスクから前記メモリへの
    書き込みが終了した時点からその読み出しが終了する時
    点までの期間内に、前記ディスクチェンジャーによるデ
    ィスク交換を行うことを特徴とするビデオディスク再生
    装置。
  18. 【請求項18】請求項14〜17のいずれかに記載の装
    置において、前記切り替え制御手段は、前記メモリの読
    み出し終了を検出する手段を有し、該検出出力に応じて
    前記再生手段の出力を選択するよう前記出力切り替え手
    段を制御するとともに、前記再生手段による前記通常デ
    ータ記録領域のデータ再生を開始させることを特徴とす
    るビデオディスク再生装置。
  19. 【請求項19】請求項14〜18のいずれかに記載の装
    置において、前記ディスクチェンジャーにより選択され
    たビデオディスクが連続再生すべき後続のディスクを有
    するとともに該後続のディスクが前記ディスクチェンジ
    ャー内に載置されていることが検出された場合に連続再
    生を選択し、そうでない場合は、通常再生を選択する動
    作制御手段とを備えたことを特徴とするビデオディスク
    再生装置。
  20. 【請求項20】請求項19記載の装置において、ユーザ
    が連続再生を指示する入力手段を有し、前記動作制御手
    段は、該入力手段により連続再生の指示があることを連
    続再生実行の条件とすることを特徴とするビデオディス
    ク再生装置。
  21. 【請求項21】請求項20記載の装置において、連続再
    生を始める際、ユーザが予め何枚のディスクを連続して
    再生するかを指示する入力手段と、再生終了したディス
    クの枚数を数えるディスクカウンタ部とを備え、前記動
    作制御手段は、該ディスクカウンタ部のカウント値に応
    じて、現在の再生対象ディスクがユーザの連続再生を希
    望した最後のディスクであることを検出すると、そのデ
    ィスク再生終了とともにすべての再生終了することを特
    徴とするビデオディスク再生装置。
  22. 【請求項22】請求項14〜21のいずれかに記載の装
    置において、前記時間軸圧縮は、予め定めた複数フレー
    ムにつき1フレームを記録するものであり、前記メモリ
    制御手段は、前記メモリからの読み出し時、読み出され
    た各フレームのデータを前記予め定めた複数フレーム分
    繰り返して出力することを特徴とするビデオディスク再
    生装置。
JP5449795A 1995-03-14 1995-03-14 連続再生可能なビデオディスクおよびその記録方法または再生方法およびビデオディスク再生装置 Pending JPH08249795A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8520478B2 (en) 2005-06-29 2013-08-27 Sony Corporation Readout device, readout method, program, and program recording medium

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