JP4235780B2 - 信号再生方法および信号再生装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、映像信号および音声信号を記録再生する機器や、映像信号および音声信号を再生する機器において、記録媒体から、これに圧縮され、同期して記録されている映像信号および音声信号を再生する方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
それぞれ圧縮され、互いに同期して記録媒体上に記録されている映像信号および音声信号を記録媒体から再生する場合には、映像信号に対して音声信号を合わせるように映像信号と音声信号を同期させて再生するのが一般的である。
【0003】
そのため、映像信号および音声信号を記録媒体上に記録する際には、映像信号および音声信号のそれぞれに対して時刻管理情報としてPTS(Presentation Time Stamp)を付加し、再生時には、音声PTSを映像PTSに合わせるように映像信号および音声信号を再生する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したように音声PTSを映像PTSに合わせるように映像信号および音声信号を再生する方法では、音声信号の再生速度を変化させる場合、例えば、音声信号の再生モードを定常再生から2倍速再生などの高速再生に変えるように音声信号を時間的に不連続な位置にジャンプさせて再生する場合、映像信号を音声信号に同期させて再生することができないという問題がある。
【0006】
そこで、この発明は、特に、音声信号を時間的に不連続な位置にジャンプさせて再生するとき、映像信号を音声信号に同期させて、しかも違和感なく、再生することができるようにしたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明の信号再生方法は、
信号再生装置が、それぞれ圧縮され、互いに同期して記録媒体上に記録されている映像信号および音声信号を再生する方法として、
音声信号を時間的に不連続な位置にジャンプさせて再生するとき、音声信号のジャンプ区間内の映像信号中のシーンチェンジ点の前後の所定時間分を再生しないでスキップさせて、映像信号が徐々に音声信号に追いつくように映像信号の再生速度を制御するものである。
【0010】
音声信号の無音部分をカットして音声信号を結果的に高速で再生するなどのために、音声信号を時間的に不連続な位置にジャンプさせても、違和感を感じないが、このとき、音声信号に追従させて映像信号も時間的に不連続な位置にジャンプさせると、静止画でない限り違和感を感じる。しかも、この場合、音声信号のジャンプ区間内の映像信号中にシーンチェンジ点が存在するとき、そのシーンチェンジ点の前後の映像信号を再生すると、違和感を感じる。
【0011】
しかし、この発明の信号再生方法では、音声信号を時間的に不連続な位置にジャンプさせて再生するとき、音声信号のジャンプ区間内の映像信号中のシーンチェンジ点の前後の所定時間分を再生しないでスキップさせて、映像信号が徐々に音声信号に追いつくように映像信号の再生速度を制御するので、違和感を感じることがない。
【0012】
【発明の実施の形態】
〔システム全体の一実施形態…図1〕
図1は、この発明の再生装置の一実施形態を示し、ハードディスク、光磁気ディスク、光ディスクなど、ディスク状の記録媒体から、これに圧縮され、同期して記録されている映像信号および音声信号を再生する場合である。
【0013】
システムとしては、記録装置を兼ねてもよく、実際上も記録装置を兼ねることが望ましいが、記録方法および記録装置は、公知のものと変わらないので省略し、記録媒体1には、所定のフォーマットによって映像信号および音声信号が記録されているものとする。そのフォーマットとしては、種々のものが考えられるが、以下の例では、MPEG2システムが用いられているものとする。
【0014】
記録媒体1は、駆動モータ3によって回転駆動される。再生ヘッド2は、記録媒体1から、これに記録されている信号を読み取る磁気ヘッドや光学ピックアップなどであり、駆動モータ4を含む移動機構によって記録媒体1の径方向に移動させられる。駆動モータ3および4は、サーボ回路5によって駆動制御され、サーボ回路5は、装置全体を制御するシステムコントローラ6によって制御される。
【0015】
再生ヘッド2によって記録媒体1から読み取られた信号は、デマルチプレクサ7に入力され、デマルチプレクサ7において信号のヘッダ部分がMPEG2システム・プログラムストリームのフォーマットに従って解析されることによって、映像信号と音声信号に分離される。
【0016】
デマルチプレクサ7で分離された映像信号および音声信号は、それぞれ映像復号器8および音声復号器9に入力され、映像復号器8および音声復号器9から、それぞれ伸長された映像信号および音声信号が得られるとともに、映像復号器8および音声復号器9において、それぞれMPEG2システム・プログラムストリームのフォーマットに従って、映像信号および音声信号の各パケットのヘッダ部分から映像PTS(Presentation Time Stamp)および音声PTSが検出される。
【0017】
映像復号器8からの映像信号および音声復号器9からの音声信号は、それぞれ信号処理部10に入力されて後述のように処理され、信号処理部10から再生出力の映像信号および音声信号が得られる。再生出力の映像信号は、CRTディスプレイや液晶ディスプレイなどの表示装置17に出力され、再生出力の音声信号は、スピーカなどの音声出力装置18に出力される。
【0018】
映像復号器8で検出された映像PTSおよび音声復号器9で検出された音声PTSは、それぞれ信号処理部10に入力されて後述のように比較され、後述のように信号処理部10で映像制御信号が得られて、これが映像復号器8に出力される。
【0019】
システムコントローラ6には、操作部19が接続される。操作部19は、システムの利用者が音声信号の再生速度を指示するなどの各種操作を行うもので、これには、システムの動作状態や操作状況を表示する液晶表示部などの表示部が設けられる。
【0020】
〔信号処理部の一例…図2〕
図2は、信号処理部10の一例を示す。この例では、信号処理部10は、映像処理部11、D/Aコンバータ12、速度変換処理部13、D/Aコンバータ14および映像制御部15によって構成される。
【0021】
映像処理部11は、後述のシーンチェンジ対応の処理を行う場合以外には、映像復号器8からの映像信号をそのまま通過させるもので、この映像処理部11からの映像信号は、D/Aコンバータ12によってアナログ映像信号に変換されて、信号処理部10から出力される。
【0022】
速度変換処理部13は、音声信号を2倍速など、一般にn倍速(n>1)で再生する場合に、バッファを利用して、音声復号器9からの音声信号の無音部分(音声レベルが閾値以下の部分)を優先的に削除し、有音部分(音声レベルが閾値を超える部分)を優先的に出力することによって、結果的に音声を定常速度で聞き取ることができるようにするものである。
【0023】
2倍速再生のときには一定周期ごとに交互に削除と出力を繰り返すように、音声復号器9からの音声信号を周期的に切り貼りすることも考えられるが、これでは、元の音声信号を周期的に削除するため、元の音声信号中に無音部分が一定の割合で含まれていない場合には、有音部分が削除されて、切り貼り後の音声信号は音声が途切れ途切れになってしまい、内容を理解することができなくなってしまう。
【0024】
そこで、具体的には、音声復号器9からの音声信号を処理単位期間ごとに区切り、バッファから定常速度相当量の出力音声信号が得られる範囲内で無音部分を優先的に削除して、それぞれの処理単位期間の音声信号をバッファに書き込むとともに、処理単位期間の音声信号中にバッファに蓄えられない量の有音部分が存在する場合には、一部の有音部分を削除して、その処理単位期間の音声信号をバッファに書き込む。
【0025】
例えば、音声信号を2倍速で再生する場合、(1)処理単位期間内に無音部分と有音部分がちょうど半分(所定量)ずつ存在するときには、無音部分を全て削除して、有音部分のデータのみを全てバッファに書き込み、(2)処理単位期間内のデータが全て無音部分であるなど、処理単位期間内に無音部分が半分(所定量)を超えて存在し、かつバッファに所定量以上のデータが蓄積されているときにも、無音部分を全て削除して、有音部分のデータのみを全てバッファに書き込み、(3)処理単位期間内のデータが全て有音部分であるなど、処理単位期間内に有音部分が半分(所定量)を超えて存在し、かつバッファにその有音部分のデータを全て蓄えるだけの空きがあるときにも、無音部分があれば無音部分を全て削除して、有音部分のデータのみを全てバッファに書き込む。
【0026】
また、(4)処理単位期間内に無音部分が半分(所定量)を超えて存在し、かつバッファに所定量以上のデータが蓄積されていないときには、有音部分の全てに無音部分の一部を付加して、所定量(半分)のデータをバッファに書き込み、(5)処理単位期間内に有音部分が半分(所定量)を超えて存在し、かつバッファにその有音部分のデータを全て蓄えるだけの空きがないときには、有音部分のデータが所定量となるように全体のデータを半分に圧縮して、バッファに書き込む。
【0027】
バッファに書き込まれたデータは、それぞれ所定量分が、処理単位期間の時間幅である単位時間に渡って、バッファから読み出され、D/Aコンバータ14によってアナログ音声信号に変換される。
【0028】
したがって、(5)の場合には、例外的に出力倍率が2倍となって、速聴きとなるが、その他の場合には、無音部分のみが削除され、有音部分が全て定常速度で出力されるので、音声が途切れず、内容を理解することができるようになる。
【0029】
図2の例では、このように速度変換処理部13で音声復号器9からの音声信号が切り貼りされるので、上記の音声PTSは、この速度変換処理部13で切り貼りされた後の音声信号から検出され、映像制御部15に取り込まれる。また、映像復号器8で検出された映像PTSが映像制御部15に取り込まれて、映像制御部15から映像復号器8に映像制御信号が出力される。
【0030】
〔映像信号の再生速度の基本的な制御…図3〕
映像信号の再生速度の基本的な制御として、信号処理部10は、図2の例では映像制御部15は、図3に示す基本処理ルーチン20によって、映像復号器8を制御し、映像信号の再生速度を制御する。
【0031】
すなわち、この基本処理ルーチン20では、まず、ステップ21において、音声PTSが映像PTSより1/30秒(映像信号の1フレーム)以上大きいか否かを、すなわち映像信号が音声信号に対して1フレーム以上遅れているか否かを判断し、映像信号が音声信号に対して1フレーム以上遅れているときには、ステップ22に進んで、映像信号を1フレーム分、スキップするように映像復号器8を制御する。
【0032】
音声PTSが映像PTSより1/30秒以上大きくないときには、ステップ23に進んで、逆に映像PTSが音声PTSより1/30秒以上大きいか否かを、すなわち映像信号が音声信号に対して1フレーム以上進んでいるか否かを判断し、映像信号が音声信号に対して1フレーム以上進んでいるときには、ステップ24に進んで、映像信号を1フレーム分、フリーズする(同一フレームを繰り返し出力する)ように映像復号器8を制御する。
【0033】
映像信号が音声信号に対して1フレーム以上遅れてもいなく、1フレーム以上進んでもいないときには、ステップ25に進んで、映像信号をスキップもフリーズもしないで、そのまま出力するように映像復号器8を制御する。
【0034】
以上の処理によって、映像信号を常に1/30秒より少ない誤差で音声信号に同期させて、音声信号および映像信号を再生することができる。ただし、映像信号の各フレームにつき、この処理を行うと、発振するので、30フレーム(1秒)につき1回など、映像信号の所定数のフレームにつき1回ずつ、この処理を行うようにする。
【0035】
〔ジャンプ対応の制御…図4、図5〕
音声信号の無音部分をカットして音声信号を結果的に高速で再生するなどのために、音声信号を時間的に不連続な位置にジャンプさせて再生する場合には、以下のように、映像信号が徐々に音声信号に追いつくように映像信号の再生速度を制御する。
【0036】
図4は、この場合の処理ルーチンを示す。このジャンプ対応処理ルーチン30では、まず、ステップ31において、音声PTSを監視して、音声信号が時間的に不連続な位置にジャンプしたか否かを判断し、ジャンプしていなければ、上述した基本処理ルーチン20を実行するが、ジャンプしたときには、ステップ32に進んで、映像信号が徐々に音声信号に追いつくように、後述のように映像信号の再生速度を上げる。
【0037】
次に、ステップ33に進んで、映像PTSおよび音声PTSを取得し、さらにステップ34に進んで、映像PTSと音声PTSの差が1/30秒以下であるか否かを判断し、映像PTSと音声PTSの差が1/30秒以下でなければ、ステップ33に戻るが、映像PTSと音声PTSの差が1/30秒以下であれば、ステップ35に進んで、映像信号の再生速度を元に戻す。すなわち、映像PTSと音声PTSの差が1/30秒以下になるまで、映像信号の再生速度を1倍速より高くする。
【0038】
一例として、ステップ32では、映像信号が2倍速で再生されるように映像復号器8を制御する。一般に映像信号をm倍速(m>1)で再生するには、映像信号の連続するsフレーム中のtフレームだけを再生する。s,tは、m=s/tを満たす自然数(正の整数)の組み合わせの中で、sが最小の値を持つ組み合わせである。すなわち、2倍速ではs=2,t=1であり、1.5倍速ではs=3,t=2である。
【0039】
図5(A)は、このように映像信号を2倍速で再生することによって、映像信号が徐々に音声信号に追いつくようにする場合である。すなわち、この場合、時点taで音声信号が時間的に不連続な位置にジャンプすると、映像信号の再生速度が1倍速から2倍速に変えられ、映像信号が音声信号に追いつくと、映像信号の再生速度が1倍速に戻される。
【0040】
また、ステップ32では、このように映像信号の再生速度を固定速度にする代わりに、図5(B)または(C)に示すように、映像信号の再生速度を段階的または連続的に変化させてもよい。
【0041】
図5(B)は、時点taで音声信号が時間的に不連続な位置にジャンプしたとき、映像信号の再生速度を、映像信号が音声信号に追いつくまでの間、3段階(速度としては2通り)に変化させる場合であり、図5(C)は、時点taで音声信号が時間的に不連続な位置にジャンプしたとき、映像信号の再生速度を、映像信号が音声信号に追いつくまでの間、曲線Sで示すようにスプライン関数状に変化させる場合である。このように映像信号の再生速度を段階的または連続的に変化させることによって、より違和感を少なくすることができる。
【0042】
(映像信号が一定時間で音声信号に追いつくようにする場合)
音声信号が時間的に不連続な位置にジャンプしたとき、映像信号が一定時間で音声信号に追いつくようにすることもできる。
【0043】
この場合には、その一定時間をT、音声信号のジャンプした時間幅をKとすると(ただし、T<K)、図4のジャンプ対応処理ルーチン30のステップ32では、映像信号の再生速度をm=K/Tの倍率にするように映像復号器8を制御する。
【0044】
(ジャンプ時間幅に応じて映像信号の再生速度を変化させる場合)
音声信号が時間的に不連続な位置にジャンプしたときの映像信号の再生速度を、音声信号のジャンプした時間幅Kに応じて決定し、変化させるようにしてもよい。
【0045】
この場合には、図4のジャンプ対応処理ルーチン30のステップ32では、映像信号の再生速度をm=α×Kの倍率にするように映像復号器8を制御する。αは係数で、倍率mの最小値が1より大きくなるように、音声信号のジャンプする時間幅Kの最小値に応じて設定する。
【0046】
〔シーンチェンジ対応の制御…図6〜図8〕
音声信号を時間的に不連続な位置にジャンプさせて再生するとき、そのジャンプ区間内の映像信号中にシーンチェンジ点が存在する場合には、そのシーンチェンジ点の前後の映像信号を再生すると、違和感を感じる。そこで、音声信号を時間的に不連続な位置にジャンプさせて再生するとき、そのジャンプ区間内の映像信号中にシーンチェンジ点が存在する場合には、以下のように、そのジャンプ区間内の映像信号中のシーンチェンジ点の前後の所定時間分を再生しない(削除する)ように映像信号の再生を制御する。
【0047】
図6は、この場合の処理ルーチンを示す。このシーンチェンジ対応処理ルーチン40では、まず、ステップ41において、音声PTSを監視して、音声信号が時間的に不連続な位置にジャンプしたか否かを判断し、ジャンプしていなければ、図3および図4に示した基本処理ルーチン20を実行するが、ジャンプしたときには、ステップ42に進んで、音声信号のジャンプ区間内の映像信号中にシーンチェンジ点が存在するか否かを判断する。
【0048】
このシーンチェンジ点の検出は、図1の信号処理部10において、図2の例では映像処理部11において、映像信号のフレーム相関を利用して行う。すなわち、映像信号の連続する2フレームの対応する画素間のデータ値の差分の絶対値の全画素に渡る総和が、閾値を超えるときには、その2フレーム間にシーンチェンジ点が存在すると判定し、閾値以下であるときには、その2フレーム間にシーンチェンジ点は存在しないと判定する。ただし、その他の公知の方法によってシーンチェンジ点を検出するようにしてもよい。
【0049】
そして、ジャンプ区間内の映像信号中にシーンチェンジ点が存在しないときには、図4で示したステップ32〜35に進んで、映像信号が徐々に音声信号に追いつくように映像信号の再生速度を制御するが、ジャンプ区間内の映像信号中にシーンチェンジ点が存在するときには、まず、ステップ43に進んで、図7に示す映像非再生区間設定処理ルーチン50によって、ジャンプ区間内の映像信号を再生しない区間を設定する。
【0050】
映像非再生区間設定処理ルーチン50では、まず、ステップ51において、シーンチェンジ点の前に音声ジャンプ区間が所定時間幅L以上存在するか否かを判断する。
【0051】
図8は、音声信号が最初にジャンプ区間J1で示すように時間的に不連続な位置にジャンプし、次にジャンプ区間J2で示すように時間的に不連続な位置にジャンプし、かつ、ジャンプ区間J1およびJ2内には、それぞれシーンチェンジ点P1およびP2が存在するとともに、ジャンプ区間J1については、シーンチェンジ点P1の前後に、それぞれ所定時間幅Lより大きいジャンプ区間J1fおよびJ1bが存在し、ジャンプ区間J2については、シーンチェンジ点P2の前には所定時間幅Lより小さいジャンプ区間J2fが存在し、シーンチェンジ点P2の後には所定時間幅Lより大きいジャンプ区間J2bが存在する場合である。
【0052】
そして、ジャンプ区間J1のようにシーンチェンジ点(P1)の前にジャンプ区間(J1f)が所定時間幅L以上存在するときには、ステップ51からステップ52に進んで、シーンチェンジ点(P1)の直前の所定時間幅Lの区間のみを映像信号の非再生区間に設定し、ジャンプ区間J2のようにシーンチェンジ点(P2)の前にジャンプ区間(J2f)が所定時間幅L以上存在しないときには、ステップ51からステップ53に進んで、シーンチェンジ点(P2)の前のジャンプ区間(J2f)を全て映像信号の非再生区間に設定する。
【0053】
次に、ステップ52または53からステップ54に進んで、シーンチェンジ点の後に音声ジャンプ区間が所定時間幅L以上存在するか否かを判断し、ジャンプ区間J1,J2のようにシーンチェンジ点(P1,P2)の後にジャンプ区間(J1b,J2b)が所定時間幅L以上存在するときには、ステップ55に進んで、シーンチェンジ点(P1,P2)の直後の所定時間幅Lの区間のみを映像信号の非再生区間に設定し、図8では示していないが、シーンチェンジ点の後にジャンプ区間が所定時間幅L以上存在しないときには、ステップ56に進んで、シーンチェンジ点の後のジャンプ区間を全て映像信号の非再生区間に設定する。
【0054】
図6のシーンチェンジ対応処理ルーチン40では、ステップ43で以上のように映像信号を再生しない区間を設定したら、次にステップ44に進んで、ステップ32と同様に、映像信号の再生速度を上げ、さらにステップ45に進んで、映像PTSが、すなわち映像信号がステップ43で設定した非再生区間に入ったか否かを判断する。
【0055】
そして、映像信号が非再生区間に入ったときには、ステップ46に進んで、非再生区間を再生しないように映像信号をスキップさせ、次にステップ47に進んで、ステップ33と同様に、映像PTSおよび音声PTSを取得し、さらにステップ48に進む。映像信号が非再生区間に入っていないときには、ステップ45から直接、ステップ47に進み、さらにステップ48に進む。
【0056】
ステップ48では、ステップ34と同様に、映像PTSと音声PTSの差が1/30秒以下であるか否かを判断し、映像PTSと音声PTSの差が1/30秒以下でなければ、ステップ45に戻るが、映像PTSと音声PTSの差が1/30秒以下であれば、ステップ49に進んで、ステップ35と同様に、映像信号の再生速度を元に戻す。
【0057】
以上の結果、図8のケースでは、ジャンプ区間J1については、その始点から、シーンチェンジ点P1から時間幅Lだけ前の時点までの区間は、映像信号が高速再生され、シーンチェンジ点P1の直前の時間幅Lの区間および直後の時間幅Lの区間は、映像信号がスキップされて再生されず、シーンチェンジ点P1から時間幅Lだけ後の時点からジャンプ区間J1の終点までの区間は、映像信号が高速再生される。ジャンプ区間J2については、その始点から、シーンチェンジ点P2から時間幅Lだけ後の時点までの区間は、映像信号がスキップされて再生されず、シーンチェンジ点P2から時間幅Lだけ後の時点からジャンプ区間J2の終点までの区間は、映像信号が高速再生される。
【0058】
このように、音声信号を時間的に不連続な位置にジャンプさせて再生するとき、そのジャンプ区間内の映像信号中にシーンチェンジ点が存在する場合には、そのジャンプ区間内の映像信号中のシーンチェンジ点の前後の所定時間分を再生しないことによって、映像信号を違和感なく再生することができるとともに、映像信号が音声信号に追いつくのに要する時間を短縮化することができる。
【0059】
なお、上述した例は、再生時に映像信号のフレーム相関を利用するなどによってシーンチェンジ点を検出する場合であるが、あらかじめ記録媒体にシーンチェンジを示す情報が記録されている場合には、その情報から直接、シーンチェンジ点を検出することができる。
【0060】
〔他の実施形態〕
図1の実施形態は、記録媒体1がディスク状の場合であるが、この発明は、記録媒体(記憶媒体)が磁気テープや半導体メモリなどである場合にも、同様に適用することができる。半導体メモリの場合には、読み出し回路によってメモリから、これに書き込まれた音声信号を読み出す。したがって、この場合には、「記録」とは書き込みであり、「再生」とは読み出しである。
【0061】
【発明の効果】
上述したように、この発明によれば、音声信号を時間的に不連続な位置にジャンプさせて再生するとき、映像信号を音声信号に同期させて、しかも違和感なく、再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の再生装置の一実施形態を示す図である。
【図2】図1の信号処理部の一例を示す図である。
【図3】映像信号の再生速度の制御についての処理ルーチンの一例を示す図である。
【図4】音声信号が時間的に不連続な位置にジャンプする場合の映像信号の再生速度の制御についての処理ルーチンの一例を示す図である。
【図5】図4の方法で映像信号の再生速度を上げる場合の具体的な方法を示す図である。
【図6】音声信号が時間的に不連続な位置にジャンプするときシーンチェンジに対応して映像信号の再生速度を制御する場合の処理ルーチンの一例を示す図である。
【図7】図6の処理ルーチン中の映像非再生区間設定処理ルーチンの一例を示す図である。
【図8】映像信号の非再生区間の設定例を示す図である。
【符号の説明】
1…記録媒体、2…再生ヘッド、7…デマルチプレクサ、8…映像復号器、9…音声復号器、10…信号処理部、11…映像処理部、13…速度変換処理部、15…映像制御部、20…基本処理ルーチン、30…ジャンプ対応処理ルーチン、40…シーンチェンジ対応処理ルーチン、50…映像非再生区間設定処理ルーチン。
Claims (2)
- 信号再生装置が、それぞれ圧縮され、互いに同期して記録媒体上に記録されている映像信号および音声信号を再生する方法として、
音声信号を時間的に不連続な位置にジャンプさせて再生するとき、音声信号のジャンプ区間内の映像信号中のシーンチェンジ点の前後の所定時間分を再生しないでスキップさせて、映像信号が徐々に音声信号に追いつくように映像信号の再生速度を制御する信号再生方法。 - それぞれ圧縮され、互いに同期して記録媒体上に記録されている映像信号および音声信号を再生する装置として、
前記記録媒体から読み取られた信号から、圧縮された映像信号および音声信号を分離する信号分離部と、
前記分離された映像信号を伸長復号する映像復号部と、
前記分離された音声信号を伸長復号する音声復号部と、
音声信号を時間的に不連続な位置にジャンプさせて再生するとき、音声信号のジャンプ区間内の映像信号中のシーンチェンジ点の前後の所定時間分を再生しないでスキップさせて、映像信号が徐々に音声信号に追いつくように映像信号の再生速度を制御する制御部と、
を備える信号再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27571299A JP4235780B2 (ja) | 1999-09-29 | 1999-09-29 | 信号再生方法および信号再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27571299A JP4235780B2 (ja) | 1999-09-29 | 1999-09-29 | 信号再生方法および信号再生装置 |
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