JP3244071B2 - ディジタル信号の記録再生装置及びそれを使用したディジタル信号の倍速再生方法 - Google Patents

ディジタル信号の記録再生装置及びそれを使用したディジタル信号の倍速再生方法

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JP3244071B2
JP3244071B2 JP00019699A JP19699A JP3244071B2 JP 3244071 B2 JP3244071 B2 JP 3244071B2 JP 00019699 A JP00019699 A JP 00019699A JP 19699 A JP19699 A JP 19699A JP 3244071 B2 JP3244071 B2 JP 3244071B2
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光磁気ディスク及
び相変化ディスク等の光ディスク並びに磁気ディスクを
含むディスク媒体へのディジタル映像及び音声の記録及
びその再生に使用されるディジタル信号の記録再生装置
及びそれを使用したディジタル信号の倍速再生方法に関
し、特に、ナビゲーションデータのリアルタイムの記録
及び再生に好適なディジタル信号の記録再生装置及びそ
れを使用したディジタル信号の倍速再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ディスクに記録されているディジ
タル映像データを読み出す再生専用装置としてDVD装
置が存在する。
【0003】DVDは、直径が12cmの光ディスクに
4.7Gバイトの圧縮されたディジタル映像及び音声デ
ータが記録されているものであり、このデータを読み出
すことにより2時間以上の映像及び音声信号を再生する
ことができる。
【0004】DVD装置にはナビゲーションデータとよ
ばれるデータの読込を行う装置が備えられている。ナビ
ゲーションデータは、映像及び音声データそのものでは
なく、ディスクの映像及び音声データを最大限に活かす
ようなディスク管理情報である。ディスク全面にわたっ
て1又は複数回記録されており、以下のようなデータを
有する。
【0005】先ず、ディスクのどの位置にどのようなプ
ログラムが納められているかを示すデータが記録されて
いる。例えば、頭出しを行うときのプログラムナンバー
とアドレスとの関係が記録されているかを示すデータで
ある。
【0006】更に、特殊再生(順方向ファースト再生、
逆方向ファースト再生又はスロー再生)用のデータが記
録されている。例えば、何倍速のとき、次にどのアドレ
スまで移動するかのデータである。
【0007】更にまた、マルチ言語(例えば日本語、英
語)が選択されたときにどのアドレスのデータを再生す
ればよいかを示すデータが記録されている。
【0008】また、マルチアングル(例えば、野球中継
におけるセンター方向とキャッチャー方向)が選択され
たときにどのアドレスのデータを再生すればよいかを示
すデータが記録されている。
【0009】更に、マルチストーリー(例えば、ハッピ
ーエンド、悲しい結末)が選択されたときにどのアドレ
スのデータを再生すればよいかを示すデータが記録され
ている。
【0010】その他種々のデータがナビゲーションデー
タとして記録されている。
【0011】また、ディジタルデータをディスクから再
生するだけでなく、ディジタルデータをディスクに記録
する装置として、DVD−RAM用の記録再生装置が存
在する。
【0012】DVD−RAMは、直径が12cmの相変
化ディスクに2.6Gバイトのディジタルデータが記録
されているものであり、ユーザーが繰り返し記録再生で
きるものである。
【0013】DVD−RAMは、現在コンピュータデー
タを記録するための記録媒体と使用されているが、将
来、映像及び音声を記録する記録媒体に適用することも
考えられる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、DVD
−RAMを映像及び音声を記録する記録媒体に適用する
場合、DVDに使用されているナビゲーションデータを
映像及び音声用のDVD−RAMにそのまま適用するこ
とは極めて困難である。図5は仮に映像及び音声の記録
に適用されたDVD−RAM用の記録再生装置を示すブ
ロック図である。
【0015】仮に映像及び音声の記録に適用されたDV
D−RAM用の記録再生装置には、データの書込時に動
作する記録部510及びデータの読込時に動作する再生
部511が設けられる。
【0016】記録部510には、入力された映像及び音
声信号501を圧縮符号化及び多重化する映像及び音声
符号化回路502が設けられる。また、圧縮符号化及び
多重化された信号にシャッフリング及び誤り訂正符号付
加を行う記録信号処理回路503が設けられる。
【0017】更に、DVD−RAM用記録再生装置に
は、DVD−RAM506にデータの書込を行いDVD
−RAM506からデータの読込を行う光ヘッド505
が設けられる。
【0018】また、再生部511には、光ヘッド505
により読み取られたデータに誤り訂正及びデシャッフリ
ングを行う再生信号処理回路507が設けられる。更
に、誤り訂正及びデシャッフリングが行われた信号の復
号化を行い映像/音声信号509を出力する映像及び音
声復号化回路508が設けられる。
【0019】更に、記録時に記録信号処理回路503の
動作制御を行い再生時に再生信号処理回路507の動作
制御を行うCPU制御回路504が設けられる。CPU
制御回路504は記録時及び再生時のいずれにも光ヘッ
ド505及びスピンドルモータ等の制御を行う。
【0020】このように構成されたDVD−RAM用の
記録再生装置においては、映像及び音声データの通常の
記録及び再生は問題なく行われる。しかし、例えばファ
ースト再生時には、ナビゲーションデータは、DVDの
ように読み出し専用(ROM)の場合には一度記録され
れば変更されることはないが、書き換え可能な場合に
は、変更され得るため、その記録及び再生は困難なもの
となる。
【0021】即ち、映像及び音声データは可変長であ
り、消去後に再記録された場合には、どの物理アドレス
に記録されるか不定である。このため、再記録に応じて
ファースト再生用のナビゲーションデータも変更する必
要がある。更に、再記録した映像及び音声データに対す
るナビゲーションデータだけでなく、再記録したデータ
にジャンプする可能性がある記録済みの映像及び音声デ
ータに対するナビゲーションデータも同時に変更する必
要がある。このような大幅なナビゲーションデータの変
更は、膨大なアドレス計算及び再記録が必要とされるた
め、リアルタイムの映像及び音声記録においては実現不
可能である。
【0022】実際に、現状では、DVD−RAMの分野
において、リアルタイム映像及び音声記録は考慮されて
おらず、映像及び音声データ記録用ナビゲーションデー
タという概念は存在しない。
【0023】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、映像及び音声データのナビゲーションデー
タをリアルタイムに記録及び再生することができるディ
ジタル信号の記録再生装置及びそれを使用したディジタ
ル信号の倍速再生方法を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明に係るディジタル
信号の記録再生装置は、映像信号及び音声信号を圧縮符
号化及び多重化しストリーム構成を行う映像/音声符号
化回路と、この映像/音声符号化回路により処理された
信号にシャッフリング、誤り訂正符号付加及び記録符号
化を行う記録信号処理回路と、この記録信号処理回路に
より処理された信号中のIピクチャの開始アドレス及び
前記Iピクチャが占有するエラー訂正ブロックの数を示
す記録ファイルをディスクに記録するファイル記録手段
と、再生された信号に記録符号復号化、誤り訂正及びデ
シャッフリングを行い再生時の検索時間及び再生速度を
測定する再生信号処理回路と、この再生信号処理回路か
ら出力された信号から映像信号及び音声信号を分離し復
号を行う映像/音声復号化回路と、前記記録ファイルを
復号する記録ファイル復号ブロックと、記録時に前記映
像/音声符号化回路、前記記録信号処理回路及び前記フ
ァイル記録手段の動作を制御し再生時に前記再生信号処
理回路、前記映像/音声復号化回路及び前記記録ファイ
ル復号ブロックの動作を制御しその検索時間及び再生速
度に基づいて次に再生すべきGOPナンバを計算する中
央処理装置を備えた制御回路と、を有することを特徴と
する。
【0025】本発明においては、映像信号及び音声信号
の記録時にIピクチャの開始アドレス及び前記Iピクチ
ャが占有するエラー訂正ブロックの数を示す記録ファイ
ルがディスクに記録されるので、これを映像及び音声デ
ータ記録用ナビゲーションデータとして利用することが
できる。また、再生時には記録ファイル復号ブロックに
より復号されるので、これに基づいて倍速再生を行うこ
とが可能である。
【0026】本発明に係る第1のディジタル信号の倍速
再生方法は、ディスクに記録されたIピクチャの開始ア
ドレスが記録された記録ファイルを読み込む工程と、前
記ディスクに記録され目標とするGOPナンバ中のIピ
クチャを再生する工程と、前記Iピクチャの再生に要し
た時間に倍速数及び1秒当たりのGOP数を乗じる工程
と、この結果得られた値から小数部を除去する工程と、
この結果得られた値に前記GOPナンバを加算しこれを
次に目標とするGOPナンバとする工程と、を繰り返す
工程を有することを特徴とする。
【0027】本発明に係る第2のディジタル信号の倍速
再生方法は、ディスクに記録されたIピクチャの開始ア
ドレスが記録された記録ファイルを読み込む工程と、前
記ディスクに記録され目標とするGOPナンバ中のIピ
クチャを再生する工程と、前記Iピクチャの再生に要し
た時間に倍速数及び1秒当たりのGOP数を乗じる工程
と、この結果得られた値に前記Iピクチャが再生された
前記GOPナンバの小数部を除去される直前の値を加算
して小数部を含むGOPナンバを計算する工程と、この
結果得られた値から小数部を除去しこれを次に目標とす
るGOPナンバとする工程と、を繰り返す工程を有する
ことを特徴とする。
【0028】本発明に係る第3のディジタル信号の倍速
再生方法は、ディスクに記録されたIピクチャの開始ア
ドレスが記録された記録ファイルを読み込む工程と、前
記ディスクに記録され目標とするGOPナンバ中のIピ
クチャを再生する工程と、前記Iピクチャの再生に要し
た時間に倍速数及び1秒当たりのGOP数を乗じる工程
と、この結果得られた値から小数部を除去する工程と、
前記GOP数を乗じて得られた値が整数でなく、かつ倍
速方向が逆方向である場合に前記小数部を除去して得ら
れた値に前記GOPナンバを加算しこの結果から1を減
算しこれを次に目標とするGOPナンバとし、それ以外
の場合に前記小数部を除去して得られた値に前記GOP
ナンバを加算しこれを次に目標とするGOPナンバとす
る工程と、を繰り返す工程を有することを特徴とする。
【0029】本発明に係る第4のディジタル信号の倍速
再生方法は、ディスクに記録されたIピクチャの開始ア
ドレスが記録された記録ファイルを読み込む工程と、前
記ディスクに記録され目標とするGOPナンバ中のIピ
クチャを再生する工程と、前記Iピクチャの再生に要し
た時間に倍速数及び1秒当たりのGOP数を乗じる工程
と、この結果得られた値に前記Iピクチャが再生された
前記GOPナンバの小数部を除去される直前の値を加算
して小数部を含むGOPナンバを計算する工程と、前記
GOP数を乗じて得られた値が整数でなく、かつ倍速方
向が逆方向である場合に前記小数部を含むGOPナンバ
から前記小数部を除去しこの結果得られた値から1を減
算しこれを次に目標とするGOPナンバとし、それ以外
の場合に前記小数部を含むGOPナンバから前記小数部
を除去しこれを次に目標とするGOPナンバとする工程
と、を繰り返す工程を有する。
【0030】本発明においては、倍速再生時のその倍速
数及びIピクチャの再生に必要な時間に関連付けて再生
するGOPナンバを求めているので、高画質でなめらか
な倍速再生を行うことが可能である。
【0031】本発明において、前記Iピクチャが占有す
るエラー訂正ブロックの数が前記記録ファイルに記録さ
れていてもよい。
【0032】また、前記Iピクチャの符号量を固定値と
みなし、全Iピクチャにおいて前記固定値に該当するI
ピクチャのみを再生しIピクチャの符号量が前記固定値
を超えている場合に再生しなかった部分に関しては直前
に再生したフレームデータを表示する工程を有すること
ができる。
【0033】更に、前記Iピクチャの符号量を固定値と
みなし、前記Iピクチャの符号量が前記固定値を超えた
場合に超えた部分のデータを再生する工程を有してもよ
い。
【0034】更にまた、前記Iピクチャを再生する工程
は、前記Iピクチャの再生に必要な時間をt1、余り時
間をt2、1フレーム当たりの時間をt3としたとき、
数式(t2+t3×(k−1)≦t1≦t2+t3×
k)を満たすk個のフレームを再生する工程と、数式
(t2+t3×k−t1)より新たに余り時間t2を算
出する工程と、を有することができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例に係るディ
スク記録再生装置について、添付の図面を参照して具体
的に説明する。
【0036】なお、本実施例においては、標準規格MP
EG−2により圧縮された映像データが記録及び再生さ
れるものとする。また、MPEG−2のGOP(Group
Of Pictures)は15フレームからなるものであり、I
(Intra)−ピクチャ、P(Pre-directional)−ピクチ
ャ及びB(Bi-directional)−ピクチャが、記録媒体で
あるディスクに「IBBPBBPBBPBBPBB」の
順で記録されているものとする。
【0037】また、32768バイトからなる記録単位
をECC(Error Correction Code)ブロックと定義
し、ディスクに記録される全GOPデータについて、そ
のGOPにおけるI−ピクチャ開始アドレス及びI−ピ
クチャが占有するECCブロックの数が、MAPファイ
ルとよばれる映像及び音声データとは異なるファイルに
記録されるものとする。
【0038】図1は本発明の実施例に係るディスク記録
再生装置の構成を示すブロック図である。
【0039】本実施例に係る記録再生装置には、データ
の書込時に動作する記録部12及びデータの読込時に動
作する再生部13が設けられている。更に、ディスク7
にデータの書込を行いディスク7からデータの読込を行
う光ヘッド6が設けられている。そして、書込及び読込
時に光ヘッド6及びスピンドルモータ等の動作制御を行
うCPU制御回路4が設けられている。
【0040】記録部12には、入力された映像/音声信
号1を圧縮符号化及び多重化しストリームを構成する映
像/音声符号化回路2が設けられている。また、圧縮符
号化及び多重化された信号にシャッフリング、誤り訂正
符号付加及び記録符号化を行う記録信号処理回路3が設
けられている。更に、I−ピクチャ開始アドレス等を含
むMAPファイルを発生させ記録信号処理回路3に送る
MAPファイル付加回路5が設けられている。
【0041】一方、再生部13には、光ヘッド6により
読み取られた映像及び音声データに記録符号復号化、誤
り訂正及びデシャッフリングを行う再生信号処理回路8
が設けられている。また、記録符号復号化、誤り訂正及
びデシャッフリングが行われた信号の復号化を行う映像
/音声復号化回路10が設けられている。更に、光ヘッ
ド6により読み取られたMAPファイルを復号するMA
Pファイル再生回路9が設けられている。
【0042】このように構成された本実施例に係る記録
再生装置においては、記録時には、映像/音声符号化回
路2により入力された映像/音声信号1が圧縮符号化及
び多重化されストリームが構成される。次いで、圧縮符
号化及び多重化された信号に記録信号処理回路3により
シャッフリング、誤り訂正符号付加及び記録符号化が行
われる。また、CPU制御回路4によりMAPファイル
付加ブロック5が制御され、全GOPデータに対してI
−ピクチャ開始アドレス及びI−ピクチャが占有するE
CCブロック数からなるMAPファイルが発生する。そ
して、このMAPファイルは記録信号処理回路3へと伝
送される。その後、記録信号処理回路3により映像及び
音声データ及びMAPファイルが多重化される。このと
き、CPU制御回路4により光ヘッド6及びスピンドル
モータ等の制御が行われ、多重化された映像及び音声デ
ータ並びにMAPファイルは光ヘッド6からディスク7
に書き込まれる。
【0043】一方、再生時には、ディスク7から光ヘッ
ド6により読み取られた映像及び音声データ並びにMA
Pファイルに対して再生信号処理回路8により記録符号
復号化、誤り訂正及びデシャッフリングが行われる。そ
の後、映像及び音声データは映像/音声復号化回路10
に伝送され、MAPファイルはMAPファイル再生回路
9に伝送される。MAPファイル再生回路9ではMAP
ファイルが復号され、そのデータはCPU制御回路4に
伝送される。そして、CPU制御回路4によりこのデー
タ及び実行命令に基づいて光ヘッド6及びスピンドルモ
ータ等の制御が行われる。また、映像/音声復号化回路
10に伝送された映像及び音声データには分離及び復号
が行われ、映像/音声信号11が出力信号として出力さ
れる。
【0044】更に、ファースト再生動作時には、CPU
制御回路4により最初に読み出されるGOPナンバが計
算され、MAPファイル再生回路9を通してMAPファ
イルが読み出され、そこからそのGOPに関するI−ピ
クチャ開始アドレス及びI−ピクチャが占有するECC
ブロック数が判明する。次いで、このECCブロック数
に従って、光ヘッド6によりディスク7から目的のI−
ピクチャが読み出され、再生信号処理回路8及び映像/
音声復号化回路11を通して、映像/音声信号11が出
力される。また、これらの動作と同時に、CPU制御回
路4に再生データレート情報及びシークタイム情報が入
力される。これらの情報は、装置の仕様として定められ
ている値であってもよく、実際に再生信号処理回路9に
おいて測定された再生データレート及びシークタイムで
あってもよい。
【0045】そして、入力された再生データレート情報
及びシークタイム情報に関連付けてCPU制御回路4に
より以下に詳細に説明する方法により次に読み出すべき
GOPナンバが計算され、前述と同じ方法で読み出しが
行われる。また、読み出されたGOP中のI−ピクチャ
は、以下の方法により次のGOP中のI−ピクチャーが
読み出されるまで、モニタ上に表示される。これらの動
作により、ファースト再生が行われる。
【0046】ここで、ファースト再生の動作についてよ
り詳細に説明する。なお、順方向ファースト再生及び逆
方向ファースト再生のいずれにおいても、同様の方法に
より、I−ピクチャのみをサーチしながら再生画像を出
力することにより、ファースト再生が実現される。
【0047】概略は次の通りである。図2はファースト
再生の動作を示すタイミングチャートである。先ず、目
標とするGOPにおけるI−ピクチャ開始アドレス及び
I−ピクチャが占有するECCブロック数を、MAPフ
ァイルから読み出す。次に、前記アドレスのECCブロ
ックデータをディスクから読み出す。次いで、I−ピク
チャーを表示する。そして、次に再生する目標とするG
OPを求める。
【0048】目標GOPのI−ピクチャを再生するのに
必要な合計時間(I−ピクチャ再生合計時間at)は、
目標GOPのI−ピクチャ再生時間(再生時間pt)と
目標GOPへのシーク時間(シーク時間st)との和で
表される。
【0049】また、ディスクからの再生データレートを
f(bps)、目標GOPのI−ピクチャに相当するE
CCブロック数をp(ブロック)とすると、本実施例に
おけるECCブロックのバイト数は32768(バイ
ト)であるため、再生時間ptは下記数式1で表され
る。
【0050】
【数1】pt=32768×8×p/f (秒)
【0051】一方、シーク時間stは、ジャンプ前とジ
ャンプ後との間の物理的距離(トラック数)及び回転数
の相違により決定される値である。従って、I−ピクチ
ャ再生合計時間atは下記数式2で表される。
【0052】
【数2】 at=pt+st=32768×8×p/f+st (秒)
【0053】従って、例えばブロック数を2(ブロッ
ク)、再生データレートfを8(Mbps)、シークタ
イムstを90(m秒)とした場合のI−ピクチャ再生
合計時間atは下記数式3で表される。
【0054】
【数3】 at=32768×8×2/(8×106) (秒)+90 (m秒) =156 (m秒)
【0055】次に、目標とするI−ピクチャを再生する
GOPナンバの計算方法について説明する。
【0056】I−ピクチャを再生するために必要な合計
時間はI−ピクチャ再生合計時間at(秒)であるた
め、フレーム周波数をvf(Hz)、GOP当たりのフ
レーム数をg(フレーム)とすると、I−ピクチャ再生
合計時間at当たりのGOP数は下記数式4で表され
る。
【0057】
【数4】at×vf/g
【0058】ここで、I−ピクチャに相当するECCブ
ロックを再生した後に、次のI−ピクチャに相当するE
CCブロックを再生する場合、先に再生されたI−ピク
チャが含まれるGOPナンバをGPn、次に再生される
I−ピクチャが含まれるGOPナンバをGPn+1、ファ
ースト再生の倍速率をm(倍速)としたとき、GOPナ
ンバGPn+1はGOPナンバGPnより下記数式5で表さ
れる数だけ進むことになる。
【0059】
【数5】m×at×vf/g
【0060】従って、下記数式6が成り立つ。
【0061】
【数6】GPn+1=GPn+m×at×vf/g
【0062】但し、実際に進むGOPナンバは整数であ
るため、数式6を下記数式7で代用する。
【0063】
【数7】 GPn+1=GPn+Int(m×at×vf/g)
【0064】但し、Int(x)は数xの整数部分を示
すものである。
【0065】このようにして、GPn+1におけるI−ピ
クチャをシーク及び再生していくことにより、自然な動
きの画像を再生することが可能となる。
【0066】例えば、第1の再生方法として、時間at
を100(m秒)、周波数vfを30/1.001(H
z)、フレーム数gを15、倍速mを100としたとき
の計算方法について説明する。
【0067】この場合、at当たりのGOP数は、数式
4より0.1998である。また、その間のGOPナン
バ進み量は、数式5より19.98である。従って、最
初に再生されたGOPナンバGP0を0とすると、各G
OPナンバGPnは下記数式8で表される。
【0068】
【数8】 GP1=GP0+m×at×vf/g= 0+19=19 GP2=GP1+m×at×vf/g=19+19=38 GP3=GP2+m×at×vf/g=18+19=57 GP4=GP3+m×at×vf/g=57+19=76 GP5=GP4+m×at×vf/g=76+19=95 ・・・
【0069】従って、I−ピクチャを再生するGOPナ
ンバは0の次から、19、38、57、76、95、・
・・となる。
【0070】但し、この第1の再生方法では、小数点以
下の誤差が累積してしまう。そこで、数式6による計算
を行った後に、実際に再生するGOPナンバを下記数式
9で表されるGNn+1としてもよい。
【0071】
【数9】GNn+1=Int(GPn+1
【0072】この方法を第2の再生方法とし、これにつ
いて説明する。図3は第2の再生方法を示すタイミング
チャートである。
【0073】第2の再生方法においても、at当たりの
GOP数は、数式4より0.1998であり、その間の
GOPナンバ進み量は、数式5より19.98である。
従って、最初に再生されたGOPナンバGP0を0とす
ると、各GOPナンバGPnは下記数式10で表され
る。
【0074】
【数10】 GN1=Int(GP1)=Int(19.98)=19 GN2=Int(GP2)=Int(39.96)=39 GN3=Int(GP3)=Int(59.94)=59 GN4=Int(GP4)=Int(79.92)=79 GN5=Int(GP5)=Int(99.90)=99 ・・・
【0075】従って、I−ピクチャーを再生するGOP
ナンバは、0の次から、19、39、59、79、9
9、・・・となる。
【0076】なお、このときの合計時間atとフレーム
当たりの時間ftime(=1/vf=33.37(m
秒))については、あるフレームでは、そのときのat
により検出されているフレームデータが表示される。
【0077】即ち、初期状態として余り表示時間ati
me←0とし、下記数式11を満たすkの値が求めら
れ、atにより検出されているフレームデータをkフレ
ーム分表示される。
【0078】
【数11】atime+ftime×(k−1)≦at
≦atime+ftime×k
【0079】そして、新たに下記数式12の計算を行
う。
【0080】
【数12】 atime←(atime+ftime×k−at)
【0081】その後、これを繰り返す。
【0082】第2の再生方法では、atが100(m
秒)、ftimeが33.37(m秒)であるため、初
期状態では、33.37×2≦100≦33.37×3
よりk=3となる。従って、GOP0におけるI−ピク
チャが100(m秒)かけて再生され、3フレーム表示
される。そして、余り表示時間atimeは数式12よ
り0.11(m秒)と計算される。なお、表示されるI
−ピクチャナンバは0×15より0である。
【0083】その後、GOP19におけるI−ピクチャ
が100(m秒)かけて再生され、この場合もk=3と
なるため、3フレーム表示される。そして、余り表示時
間atimeは数式12より0.22(m秒)と計算さ
れる。また、表示されるI−ピクチャナンバは19×1
5より285である。
【0084】次いで、GOP39におけるI−ピクチャ
が100(m秒)かけて再生され、この場合もk=3と
なるため、3フレーム表示される。そして、余り表示時
間atimeは数式12より0.33(m秒)と計算さ
れる。また、表示されるI−ピクチャナンバは39×1
5より585である。
【0085】次に、GOP59におけるI−ピクチャが
100(m秒)かけて再生され、この場合もk=3とな
るため、3フレーム表示される。そして、余り表示時間
atimeは数式12より0.44(m秒)と計算され
る。また、表示されるI−ピクチャナンバは59×15
より885である。
【0086】更に、GOP79におけるI−ピクチャが
100(m秒)かけて再生され、この場合もk=3とな
るため、3フレーム表示される。そして、余り表示時間
atimeは数式12より0.55(m秒)と計算され
る。また、表示されるI−ピクチャナンバは79×15
より1185である。
【0087】その後、GOP99におけるI−ピクチャ
が100(m秒)かけて再生され、この場合もk=3と
なるため、3フレーム表示される。そして、余り表示時
間atimeは数式12より0.66(m秒)と計算さ
れる。また、表示されるI−ピクチャナンバは99×1
5より1485である。
【0088】このように、I−ピクチャ再生合計時間は
ほぼ3フレームに相当し、再生するGOPナンバはほぼ
3フレームずつ表示されることになる。
【0089】次に、第3の再生方法として、時間atを
80(m秒)、周波数vfを30/1.001(H
z)、フレーム数gを15、倍速mを−40としたときの
計算方法について説明する。mの値が負であることよ
り、この再生方法は、逆方向のファースト再生である。
【0090】この場合、at当たりのGOP数は、数式
4より0.15984である。また、その間のGOPナ
ンバ進み量は、数式5より−6.3936である。従っ
て、最初に再生されたGOPナンバGP0を0とする
と、各GOPナンバGPnは下記数式13で表される。
【0091】
【数13】 GP1=GP0+m×at×vf/g= 0−6=− 6 GP2=GP1+m×at×vf/g=− 6−6=−12 GP3=GP2+m×at×vf/g=−12−6=−18 GP4=GP3+m×at×vf/g=−12−6=−24 GP5=GP4+m×at×vf/g=−12−6=−30 ・・・
【0092】従って、I−ピクチャを再生するGOPナ
ンバは0の次から、−6、−12、−18、−24、−
30、・・・となる。
【0093】但し、この第3の再生方法では、小数点以
下の誤差が累積してしまう。そこで、第2の再生方法と
同様に数式9に基づいてGOPナンバを求めてもよい。
この方法を第4の再生方法とする。
【0094】第4の再生方法においても、at当たりの
GOP数は、数式4より0.15984であり、その間
のGOPナンバ進み量は、数式5より−6.3936で
ある。従って、最初に再生されたGOPナンバGP0
0とすると、各GOPナンバGPnは下記数式14で表
される。
【0095】
【数14】 GN1=Int(GP1)=Int(− 6.3936)=− 6 GN2=Int(GP2)=Int(−12.7872)=−12 GN3=Int(GP3)=Int(−19.1808)=−19 GN4=Int(GP4)=Int(−25.5744)=−25 GN5=Int(GP5)=Int(−31.9680)=−31 ・・・
【0096】従って、I−ピクチャーを再生するGOP
ナンバは、0の次から、−6、−12、−19、−2
5、−31、・・・となる。
【0097】しかし、第2及び第4の計算方法では、フ
ァースト再生の方向に拘わらず小数点を切り捨ててい
る。このため、GOP0をフレーム0乃至14に該当す
るものとすると、GOP1.5はGOP1(フレーム1
5乃至29)に該当し、GOP−1.5はGOP−1
(フレーム−15乃至−1)に該当することになる。一
方、本来、GOP1.5はフレーム22近傍に該当し、
GOP−1.5はフレーム−22近傍に該当するもので
ある。このように、GOP−1.5のフレームにずれが
生じてしまっている。
【0098】そこで、ここではmの値が負であり、GO
Pナンバ進み量が小数を含む場合には、下記数式15を
採用することとする。
【0099】
【数15】GTn+1=Int(GPn+1)−1
【0100】これにより、前記GOP−1.5はGOP
−2(フレーム−30乃至−16)に該当することにな
り、フレーム−22の近傍に該当することになる。
【0101】この場合の各GOPナンバGPnは下記数
式16で表される。
【0102】
【数16】 GN1=Int(GP1)−1=Int(− 6.3936)−1=− 7 GN2=Int(GP2)−1=Int(−12.7872)−1=−13 GN3=Int(GP3)−1=Int(−19.1808)−1=−20 GN4=Int(GP4)−1=Int(−25.5744)−1=−26 GN5=Int(GP5)−1=Int(−31.9680)−1=−32 ・・・
【0103】従って、I−ピクチャーを再生するGOP
ナンバは、0の次から、−7、−13、−20、−2
6、−32、・・・となる。
【0104】図4は第4の再生方法を示すタイミングチ
ャートである。第4の再生方法では、atが80(m
秒)、ftimeが33.37(m秒)であるため、初
期状態では、33.37×2≦80≦33.37×3よ
りk=3となる。従って、GOP0におけるI−ピクチ
ャが80(m秒)かけて再生され、3フレーム表示され
る。そして、余り表示時間atimeは数式12より2
0.11(m秒)と計算される。なお、表示されるI−
ピクチャナンバは0×15より0である。
【0105】その後、GOP−7におけるI−ピクチャ
が80(m秒)かけて再生され、この場合、数式11よ
りk=2となるため、2フレーム表示される。そして、
余り表示時間atimeは数式12より6.85(m
秒)と計算される。また、表示されるI−ピクチャナン
バは−7×15より−105である。
【0106】次いで、GOP−13におけるI−ピクチ
ャが80(m秒)かけて再生され、この場合、数式11
よりk=3となるため、3フレーム表示される。そし
て、余り表示時間atimeは数式12より26.96
(m秒)と計算される。また、表示されるI−ピクチャ
ナンバは−13×15より−195である。
【0107】次に、GOP−20におけるI−ピクチャ
が80(m秒)かけて再生され、この場合、数式11よ
りk=2となるため、2フレーム表示される。そして、
余り表示時間atimeは数式12より13.70(m
秒)と計算される。また、表示されるI−ピクチャナン
バは−20×15より−300である。
【0108】更に、GOP−26におけるI−ピクチャ
が80(m秒)かけて再生され、この場合、数式11よ
りk=2となるため、2フレーム表示される。そして、
余り表示時間atimeは数式12より0.44(m
秒)と計算される。また、表示されるI−ピクチャナン
バは−26×15より−390である。
【0109】その後、GOP−32におけるI−ピクチ
ャが80(m秒)かけて再生され、この場合、数式11
よりk=3となるため、3フレーム表示される。そし
て、余り表示時間atimeは数式12より20.55
(m秒)と計算される。また、表示されるI−ピクチャ
ナンバは−32×15より−480である。
【0110】このように、I−ピクチャ再生合計時間は
ほぼ3フレームに相当し、再生するGOPナンバはほぼ
3フレームずつ表示されることになる。
【0111】なお、上述の実施例においては、I−ピク
チャのECCブロック数はMAPファイルから読み出さ
れるものとされているが、適当な値に固定されてもよ
い。例えば、映像レートを5Mbpsとすると、GOP
当たりのECCブロック数は、(5×106)/(2×
8×32768)=9.54となるが、このとき、I−
ピクチャのECCブロック数を、例えば2とすれば、ほ
とんどの映像がカバーされる。
【0112】但し、前記条件においてI−ピクチャの符
号量が2ECCブロックを超える場合には、以下のいず
れかの方法をとる。
【0113】一方の方法は、全I−ピクチャにおいて前
記固定値、即ち2ECCブロックのみを再生し、2EC
Cブロックを超え、再生できなかった部分に関しては直
前に再生したフレームデータを表示する方法である。他
方の方法は、オーバーしたことを検出して第3ECCブ
ロック又はそれ以降を再生する方法である。
【0114】このようにブロック数を固定することによ
り、I−ピクチャのECCブロック数をMAPファイル
から読み出す工程が省略され、動作が簡単化される。
【0115】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
映像信号及び音声信号の記録時にIピクチャの開始アド
レス及び前記Iピクチャが占有するエラー訂正ブロック
の数を示す記録ファイル(MAPファイル)をディスク
に記録することにより、これを映像及び音声データ記録
用ナビゲーションデータとして利用することができる。
また、この記録ファイル(MAPファイル)に基づいて
高画質でなめらかな倍速再生を行うことができる。
【0116】また、本発明方法によれば、倍速再生時の
その倍速数及びIピクチャの再生に必要な時間に関連付
けて再生するGOPナンバを求めているので、高画質で
なめらかな倍速再生を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るディスク記録再生装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】ファースト再生の動作を示すタイミングチャー
トである。
【図3】第2の再生方法を示すタイミングチャートであ
る。
【図4】第4の再生方法を示すタイミングチャートであ
る。
【図5】仮に映像及び音声の記録に適用されたDVD−
RAM用の記録再生装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
1、11、501、509;映像/音声信号 2、502;映像/音声符号化回路 3、503;記録信号処理回路 4、504;CPU制御回路 5;MAPファイル付加回路 6、505;光ヘッド 7;ディスク 8、507;再生信号処理回路 9;MAPファイル再生回路 10、508;映像/音声復号化回路 12;記録部 13;再生部 506;DVD−RAM

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号及び音声信号を圧縮符号化及び
    多重化しストリーム構成を行う映像/音声符号化回路
    と、この映像/音声符号化回路により処理された信号に
    シャッフリング、誤り訂正符号付加及び記録符号化を行
    う記録信号処理回路と、この記録信号処理回路により処
    理された信号中のIピクチャの開始アドレス及び前記I
    ピクチャが占有するエラー訂正ブロックの数を示す記録
    ファイルをディスクに記録するファイル記録手段と、再
    生された信号に記録符号復号化、誤り訂正及びデシャッ
    フリングを行い再生時の検索時間及び再生速度を測定す
    る再生信号処理回路と、この再生信号処理回路から出力
    された信号から映像信号及び音声信号を分離し復号を行
    う映像/音声復号化回路と、前記記録ファイルを復号す
    る記録ファイル復号ブロックと、記録時に前記映像/音
    声符号化回路、前記記録信号処理回路及び前記ファイル
    記録手段の動作を制御し再生時に前記再生信号処理回
    路、前記映像/音声復号化回路及び前記記録ファイル復
    号ブロックの動作を制御しその検索時間及び再生速度に
    基づいて次に再生すべきGOPナンバを計算する中央処
    理装置を備えた制御回路と、を有することを特徴とする
    ディジタル信号の記録再生装置。
  2. 【請求項2】 ディスクに記録されたIピクチャの開始
    アドレスが記録された記録ファイルを読み込む工程と、
    前記ディスクに記録され目標とするGOPナンバ中のI
    ピクチャを再生する工程と、前記Iピクチャの再生に要
    した時間に倍速数及び1秒当たりのGOP数を乗じる工
    程と、この結果得られた値から小数部を除去する工程
    と、この結果得られた値に前記GOPナンバを加算しこ
    れを次に目標とするGOPナンバとする工程と、を繰り
    返す工程を有することを特徴とするディジタル信号の倍
    速再生方法。
  3. 【請求項3】 ディスクに記録されたIピクチャの開始
    アドレスが記録された記録ファイルを読み込む工程と、
    前記ディスクに記録され目標とするGOPナンバ中のI
    ピクチャを再生する工程と、前記Iピクチャの再生に要
    した時間に倍速数及び1秒当たりのGOP数を乗じる工
    程と、この結果得られた値に前記Iピクチャが再生され
    た前記GOPナンバの小数部を除去される直前の値を加
    算して小数部を含むGOPナンバを計算する工程と、こ
    の結果得られた値から小数部を除去しこれを次に目標と
    するGOPナンバとする工程と、を繰り返す工程を有す
    ることを特徴とするディジタル信号の倍速再生方法。
  4. 【請求項4】 ディスクに記録されたIピクチャの開始
    アドレスが記録された記録ファイルを読み込む工程と、
    前記ディスクに記録され目標とするGOPナンバ中のI
    ピクチャを再生する工程と、前記Iピクチャの再生に要
    した時間に倍速数及び1秒当たりのGOP数を乗じる工
    程と、この結果得られた値から小数部を除去する工程
    と、前記GOP数を乗じて得られた値が整数でなく、か
    つ倍速方向が逆方向である場合に前記小数部を除去して
    得られた値に前記GOPナンバを加算しこの結果から1
    を減算しこれを次に目標とするGOPナンバとし、それ
    以外の場合に前記小数部を除去して得られた値に前記G
    OPナンバを加算しこれを次に目標とするGOPナンバ
    とする工程と、を繰り返す工程を有することを特徴とす
    るディジタル信号の倍速再生方法。
  5. 【請求項5】 ディスクに記録されたIピクチャの開始
    アドレスが記録された記録ファイルを読み込む工程と、
    前記ディスクに記録され目標とするGOPナンバ中のI
    ピクチャを再生する工程と、前記Iピクチャの再生に要
    した時間に倍速数及び1秒当たりのGOP数を乗じる工
    程と、この結果得られた値に前記Iピクチャが再生され
    た前記GOPナンバの小数部を除去される直前の値を加
    算して小数部を含むGOPナンバを計算する工程と、前
    記GOP数を乗じて得られた値が整数でなく、かつ倍速
    方向が逆方向である場合に前記小数部を含むGOPナン
    バから前記小数部を除去しこの結果得られた値から1を
    減算しこれを次に目標とするGOPナンバとし、それ以
    外の場合に前記小数部を含むGOPナンバから前記小数
    部を除去しこれを次に目標とするGOPナンバとする工
    程と、を繰り返す工程を有することを特徴とするディジ
    タル信号の倍速再生方法。
  6. 【請求項6】 前記Iピクチャが占有するエラー訂正ブ
    ロックの数が前記記録ファイルに記録されていることを
    特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載のディ
    ジタル信号の倍速再生方法。
  7. 【請求項7】 前記Iピクチャの符号量を固定値とみな
    し、全Iピクチャにおいて前記固定値に該当するIピク
    チャのみを再生しIピクチャの符号量が前記固定値を超
    えている場合に再生しなかった部分に関しては直前に再
    生したフレームデータを表示する工程を有することを特
    徴とする請求項2乃至6のいずれか1項に記載のディジ
    タル信号の倍速再生方法。
  8. 【請求項8】 前記Iピクチャの符号量を固定値とみな
    し、前記Iピクチャの符号量が前記固定値を超えた場合
    に超えた部分のデータを再生する工程を有することを特
    徴とする請求項2乃至6のいずれか1項に記載のディジ
    タル信号の倍速再生方法。
  9. 【請求項9】 前記Iピクチャを再生する工程は、前記
    Iピクチャの再生に必要な時間をt1、余り時間をt
    2、1フレーム当たりの時間をt3としたとき、数式
    (t2+t3×(k−1)≦t1≦t2+t3×k)を
    満たすk個のフレームを再生する工程と、数式(t2+
    t3×k−t1)より新たに余り時間t2を算出する工
    程と、を有することを特徴とする請求項2乃至8のいず
    れか1項に記載のディジタル信号の倍速再生方法。
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