JP2000231761A - 光ディスク再生装置 - Google Patents

光ディスク再生装置

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JP2000231761A
JP2000231761A JP11032693A JP3269399A JP2000231761A JP 2000231761 A JP2000231761 A JP 2000231761A JP 11032693 A JP11032693 A JP 11032693A JP 3269399 A JP3269399 A JP 3269399A JP 2000231761 A JP2000231761 A JP 2000231761A
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disk
data
memory
memory means
optical disk
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JP11032693A
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English (en)
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Masahiko Hatanaka
正彦 畠中
Tomoaki Izumi
智紹 泉
Kiminori Matsuno
公則 松野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チェンジャ等の複数のディスクを交換する際
の待ち時間を解消するため、電源投入時に予め全ディス
クの先頭データを一定時間分読み出して先頭データ用の
メモリに書き込むため、電源投入後先頭データの書き込
みが終了するまで再生開始等の操作ができなかった。 【解決手段】 複数のディスクのうち1つを選択して再
生中の光ディスクからの間欠的なデータ読み出しの休止
期間に再生中のディスクを一旦待避させた後チェンジャ
に格納された他のディスクを所定の場所に移動させ先頭
データを読み出して先頭データ用メモリに書き込み、書
き込み終了と共に再び再生中のディスクを所定の場所に
戻す。以上の動作を間欠的なディスクのデータ読み出し
を休止する毎にチェンジャ内の各ディスクの先頭データ
を先頭データ用メモリに書き込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体である光
ディスクに対してその記録情報を再生する光ディスク再
生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、オーディオ用の光ディスクとして
は再生専用のCD(コンパクトディスク)及び記録再生
の可能なMD(ミニディスク)が実用化されている。光
ディスク(以下、単にディスクという)の特徴としては
レーザを利用した高密度記録が可能なため比較的小径で
あること、又テープ状の記録媒体と比較した場合、曲の
頭出し等のアクセスが速いことが揚げられる。特にMD
は人の聴覚心理特性を巧みに利用してオーディオ帯域の
信号を圧縮し、それによってCDの約半分の直径のディ
スクにCDと同等の長さの音楽を記録できるようにした
ため収納性に富み近年急速に普及しつつある。更に複数
のディスクをストックしておき、所望のディスクを選択
して再生するチェンジャ機能を備えたものが主流であり
MDにおいても採用されつつある。チェンジャ機能を用
いた場合、ディスクを交換する際の無音時間、即ち再生
音が出始めるまでの待ち時間が長くかかるという課題が
あり、その解決方法の例が特開平6−103699号公
報に開示されている。
【0003】このような従来の光ディスク再生装置につ
いて、図面を参照ながら以下に説明する。図10は従来
の光ディスク再生装置の構成図であり第2メモリ手段1
0の概念図を図11に示す。又、電源投入後の処理を示
すフローチャートを図12に示す。図10において、1
はMDのディスクであり、2はディスク1へレーザ光を
照射して信号を読み取る光ピックアップ、3は光ピック
アップ2で読み取ったディスク1上の信号から圧縮オー
ディオデータ等の主情報を伝送する8−14変調などの
EFM信号や光ピックアップ2の位置制御に用いるフォ
ーカスエラー信号やトラッキングエラー信号等のサーボ
信号をアナログ信号処理によって得る再生アンプ、4は
再生アンプ3から供給されたEFM信号及びADIP信
号からデジタル信号処理によって圧縮オーディオデータ
及びアドレス情報を再生する信号処理手段、12は複数
のディスクを格納するチェンジャ部である。信号処理手
段4で再生した圧縮オーディオデータは、メモリ入出力
制御手段5によって第1の速度で第1のメモリ手段9へ
間欠的に書き込まれた後、伸長手段6の要求に従って第
1の速度よりも遅い第2の速度で第1のメモリ手段9か
ら連続的に読み出され、伸長手段6により音声伸長処理
が施されて元のデジタル形式即ち16ビット、44.1
kHzサンプリングのオーディオデータとなる。更にデ
ジタル形式のオーディオデータはDAC(D/A変換
器)7でアナログのオーディオ信号に復元されて例えば
スピーカやヘッドホンによって音響変換される。
【0004】また、13は再生アンプ3から順次出力さ
れるフォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号
に基づき光ピックアップ2のフォーカスサーボ及びトラ
ッキングサーボ、更には光ピックアップ2全体のディス
ク1半径方向への移送サーボを行う光ピックアップ駆動
手段であり、14は信号処理手段4から出力されるEF
M信号或いはADIP信号に基づいてスピンドルモータ
11を線速度一定の回転を安定に保つべく駆動するスピ
ンドルモータ駆動手段である。8はシステム制御手段で
ありメモリ入出力手段に対して第1メモリ手段9の書き
込み点と読み出し点の差、即ち、第1メモリ手段9のデ
ータ残量を監視しデータ残量が下限閾値以下になれば信
号処理手段4から第1メモリ手段9への圧縮オーディオ
データの書き込みを開始させ、データ残量が上限閾値以
上になれば圧縮オーディオデータの書き込みを休止させ
る。このシステム制御手段8は信号処理手段4から第1
メモリ手段9への圧縮オーディオデータの書き込みを間
欠的に開始及び休止する前後でディスク1からの読み出
し位置が連続するよう光ピックアップ駆動手段11によ
り光ピックアップ2をディスク1の最適位置へアクセス
移動させる。
【0005】このように信号処理手段4により再生した
圧縮オーディオデータを第1の速度で第1メモリ手段9
へ間欠的に書き込みながら一方で第1の速度よりも遅い
第2の速度で連続的に読み出し、伸長手段6により音声
伸長処理が施された後に再生出力することでMDディス
クのオーディオデータを音途切れさせることなく再生す
ることができる。
【0006】例えば、光ディスク再生装置の電源がON
されると、例えば図12のステップ(b)に示すよう
に、システム制御部8はチェンジャ部12に対して格納
した1番目のディスクD1を再生位置にセットするよう
指示を出す。ディスクD1のセットが完了すると、シス
テム制御手段8は、例えば図12のステップ(c)に示
すように、スピンドルモータ駆動手段14及び光ピック
アップ駆動手段に対してディスクD1の先頭の曲のうち
最初から予め定められた時間分の再生データを読み出す
よう指示を行い、更に読み出した再生データを第2メモ
リ手段10へ書き込むようメモリ入出力制御手段5に対
して指示をする。読み出された再生データは再生アンプ
3及び信号処理手段4を介してメモリ入出力手段5によ
り第2メモリ手段10へ書き込まれる。この時システム
制御手段8はディスクD1の先頭の再生データを図11
の(a)の領域に書き込むようメモリのポインタを制御
する。(a)の領域への書込みが完了すると、システム
制御手段8はチェンジャ部12に対してまずディスクD
1をチェンジャ部12に待避させ、例えば図12のステ
ップ(d)に示すように格納した2番目のディスクD2
を再生位置にセットしてディスクD2の先頭の再生デー
タを読み出し、読み出した再生データを図11の(b)
の領域に書き込む。以上の動作を例えば図12のステッ
プ(e)に示すような条件、即ちチェンジャ部12が格
納した全ディスク枚数分繰り返すことによって全ディス
ク分の先頭の再生データが第2メモリ手段10に書き込
みできることとなる。
【0007】次にユーザの操作により再生すべきディス
クD3が指示されるとシステム制御手段8はチェンジャ
部12にディスク交換の指令を出すと共にディスクD3
の先頭の再生データを出力するようメモリ入出力手段5
に指示を送る。メモリ入出力手段5は指示に従って第2
メモリ手段10に書き込んだディスクD3の先頭の再生
データ即ち図11の(c)の領域の再生データを連続的
に読み出す。
【0008】一方、チェンジャ部12によってディスク
3がセットされるとシステム制御手段8は第2メモリ
手段10に書き込まれた再生データの続きの再生データ
を読み出すためのアドレスに光ピックアップ2を移動さ
せてディスクD3からの再生データ読み出しを開始させ
る。次に、システム制御手段8はメモリ入出力手段5に
対して第1メモリ手段9への書き込みを指示してディス
ク1から読み出された続きの再生データを第1メモリ手
段9へ書き込みさせる。
【0009】第2メモリ手段10の先頭の再生データの
読み出しが終了するとシステム制御手段8は即座に連続
して第1メモリ手段9から再生データを読み出すようメ
モリ入出力制御手段5に指示し、以降間欠的なディスク
1からの再生データの読み出しタイミングで第1メモリ
手段9への書き込み及び読み出しを行いながら再生信号
を出力することとなる。
【0010】以上のようにディスク交換の指令と共に予
め第2メモリ手段に書き込んだ所望のディスクの先頭の
再生データを出力開始している間に続きの再生データを
ディスク1から読み出すため、ディスク交換の指令の直
後、即ちディスクが実際に交換される前に再生信号の出
力を開始するためディスク交換のための待ち時間が解消
される。尚、第2メモリ手段10に書き込む先頭の再生
データの時間としては、ディスク交換時間、新たなディ
スクの起動時間を考慮して例えば10秒程度有れば良
い。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来の光ディスク再生装置では先頭の再生データを
第2メモリ手段に書き込む場合、電源投入時に行うため
ユーザが電源を入れてから各ディスクの先頭の再生デー
タを読み出し終えるまで再生開始が指令できず例えばチ
ェンジャ部12が6枚のディスクを格納している場合、
例えば1分待たないと曲の再生が開始できないことにな
る。
【0012】更に一旦書き込んだ第2メモリ手段10の
内容を電源遮断中も保持する必要があり待機中の消費電
力を上げる要因となるばかりでなく、第2メモリ手段に
保持した先頭の再生データの一部が欠落又は書き変わっ
てしまったような場合、電源投入時に再度書き込み直す
必要があり、いずれにしても操作性を低下させる要因と
なるという問題点を有していた。
【0013】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、従来に比べて電源投入時に先頭の再生データを書
き込むまでの時間待ちを生じさせることなくディスク交
換時の無音時間を解消又は削減することのできる光ディ
スク再生装置を提供する。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明の光ディスク再生装置は、ディスク再生時の
間欠的なディスクからの再生データの読み出し休止期間
中、即ち第1メモリ手段への再生データの書き込みを休
止している期間中に再生中のディスクを一旦チェンジャ
へ戻して他のディスクを所定位置へセットして先頭の再
生データを読み出し第2メモリ手段へ書き込んだ後再び
再生中のディスクを所定位置へ戻すようにしたものであ
る。
【0015】これにより、所望のディスクを音切れさせ
ることなく再生しながら各ディスクの先頭の再生データ
を予めメモリに書き込むことができる。ユーザ操作によ
るディスク交換の指令があった場合には、ディスク交換
に先立って第2メモリ手段に書き込んである該当光ディ
スクの再生データを読み出して再生を行ない、その再生
中にディスク交換を行うようにすることが好ましい。こ
のようにすれば、ディスク交換が指令されたときに、直
ちに指令された光ディスクのデータ再生を開始すること
ができ、ディスク交換による音切れもなくすることがで
きる。また、ディスクチェンジャに収納する光ディスク
が新しい光ディスクに入れ替えられた場合には、入れ替
えられた光ディスクのデータを優先的に第2メモリに取
り込むようにすることが好ましい。入れ替えられた光デ
ィスクは、直ちに再生される可能性が高いためである。
【0016】さらに、本願のいま一つの発明では、第2
メモリ手段に代えて、各光ディスクの管理情報を格納す
るための管理情報メモリを設け、メモリ手段へのデータ
書込みの休止期間に、各光ディスクの管理情報を読み出
して管理情報メモリに書き込む。このようにすれば、光
ディスクが交換された場合、その光ディスクの管理情報
を管理情報メモリから読み出すことにより、再生データ
の開始アドレスへのアクセスを直ちに指示することがで
き、再生の開始を早めることができる。光ディスクが入
れ替えられた場合には、上記と同様、入れ替えられた光
ディスクの管理情報を優先して書き込むようにすればよ
い。
【0017】以下、本発明の実施の形態について、図面
を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は、本発明の実施の形態1による
光ディスク再生装置を示すブロック図を示すものであ
る。図6は、本発明の実施の形態1及び2及び3及び4
による光ディスク再生装置の動作タイミングを示す。
又、再生中の処理を示すフローチャートを図8に示す。
尚、従来例におけるブロック図10と同様の動作を行う
ものは同一の参照番号を付して説明を省略する。図1に
おいて16はディスク1からの再生データの読み出しを
指示し、且つディスク1から読み出した再生データを第
1メモリ手段9又は第2メモリ手段10への書き込みを
指示するシステム制御手段である。
【0018】再生状態においてシステム制御手段16は
スピンドルモータ11を一定の線速度で回転させるため
回転指令であるSPDの論理値H(図6中ON)を出力
する。この状態においてシステム制御手段16はスピン
ドルモータ駆動手段14にSPDの論理値Hを出力する
と、スピンドルモータ駆動手段14はスピンドルモータ
11を一定の線速度で回転させると共に、再生アンプ3
は例えばADIP信号の帯域制限フィルタの定数やEF
M信号の波形等価フィルタの定数を最適な値に設定し、
且つ光ピックアップ駆動手段13は例えばフォーカスサ
ーボやトラッキングサーボのゲイン交点を最適な値に設
定する。スピンドルモータ11の回転数が一定の線速度
に達するとディスク1から読み出された再生データは再
生アンプ3及び信号処理手段4を介してメモリ入出力手
段5へ順次入力される。
【0019】メモリ入出力手段5に入力された再生デー
タは、システム制御手段16によって以下のように処理
される。システム制御手段16はCPUで構成され、内
蔵した制御プログラムによって図8に示す如き制御を実
行する。
【0020】まず、システム制御手段16は読み出した
再生データを第1メモリ手段9に書き込むためステップ
(b)に示すようにメモリ入出力手段5に対して書き込
むべきメモリ及び書き込み先のポインタ情報を含む第1
メモリ手段9に対するメモリ書き込み指令MWE1を指
示する。この時の第1メモリ手段9の状態は図6の区間
aで表され、MWE1がハイレベルである期間中第1メ
モリ手段9へ再生データを順次書き込むため第1メモリ
手段9のデータ残量は図6に示すような増加を示し、例
えばステップ(c)に示すような条件、即ち第1メモリ
手段9のデータ残量が予め定められた上限閾値THを越
えると、システム制御手段16はステップ(f)に示す
ようにメモリ書き込み指令MWE1をローレベルに設定
して第1メモリ手段9への書き込みを休止するため、区
間X1のようにデータ残量は図6のような減少を示し、
次にMWE1をハイレベルにするまで減少し続ける。こ
の区間a及び区間X1はシステム制御部16によって連
続的に第1メモリ手段9から読み出した再生データを順
次伸長手段6へ入力している状態であり、即ちこれらの
区間は第1メモリ手段9以降の動作のみによってアナロ
グオーディオ出力信号が連続して出力され続ける状態で
ある。第1メモリ手段9のデータ残量が予め定められた
上限閾値THを越えるとシステム制御手段16はMWE
1をローレベルに切り換えると共にステップ(g)に示
すようにスピンドルモータ11の回転を停止させるため
SPDを論理値L即ち図6のOFF期間に移行し且つス
テップ(h)に示すようにディスク交換指令をディスク
チェンジャ12に指示する。ディスク交換指令に従って
ディスクチェンジャ12はディスク交換中を示す信号C
HENを論理値Hにし、まず再生中のディスクD1をデ
ィスクチェンジャ12の格納場所に待避し次に格納中の
別のディスクD2をディスク1として再生位置に移動す
る。ディスク交換が完了し、ステップ(i)に示すよう
な条件、即ちCHENが論理値Lとなると、システム制
御手段16はステップ(j)に示すようにSPDを論理
値Hにしてスピンドルモータ11を回転させ所定の線速
度になると、ステップ(k)及び(l)に示すように、
ディスクD2から先頭の再生データを読み出し、読み出
した先頭の再生データを第2メモリ手段10へ書き込む
ようメモリ入出力制御手段5に対してメモリ書き込み指
令MWE2を指示する。MWE2がハイレベルの期間即
ち図6の区間bで第2メモリ手段10の所定の場所にデ
ィスクD2の先頭データが書き込まれる。ここでSPD
を論理値HにしてからMWE2がハイレベルに切り替わ
るまでの時間、即ちスピンドルモータ11の回転数が所
定の線速度となるまでの時間は例えば1〜2秒程度であ
る。又第2メモリ手段10は図11に示す従来と同様な
構成であり、ディスクD2の先頭データは図11の
(b)の場所に書き込まれる。この第2メモリ手段10
に書き込む各先頭データの時間としては、全メモリ容量
によっても異なるが例えば10秒間分のデータを書き込
んでおけば十分である。次に例えばステップ(m)に示
すような条件、即ち第2メモリ手段10への先頭データ
の書き込みが終了すると、システム制御手段16はステ
ップ(n)及び(o)に示すようにメモリ書き込み指令
MWE2をローレベルにし且つスピンドルモータ11の
回転を停止させるためSPDをOFFすると共に、ディ
スクチェンジャ12に対して元の再生中であったディス
クD1への交換指令を指示する。ディスクチェンジャ1
2はディスクD2を格納場所に待避した後格納中のディ
スクD1をディスク1として再び再生位置に移動する。
ディスク交換が完了して例えばステップ(p)に示すよ
うな条件、即ちCHENが論理値Lとなると、システム
制御手段16はステップ(q)に示すように、SPDを
論理値Hにしてスピンドルモータ11を回転させ、所定
の回転数になった後、第1メモリ手段9のデータ残量が
ステップ(r)に示すような条件、即ち予め定められた
下限閾値TLよりも小さくなると第1メモリ手段9への
書き込みを休止した時のデータに連続したアドレスで、
ステップ(s)に示すように、ディスクD1から再生デ
ータを読み出し、ステップ(b)に示すように、第1メ
モリ手段9へのメモリ書き込み指令MWE1をハイレベ
ルにして書き込みを休止した時のデータに連続したポイ
ンタで第1メモリ手段9に再生データを順次書き込む。
この区間cによって第1メモリ手段9のデータ残量は図
6のように増加を示す。
【0021】以降、第1メモリ手段9のデータ残量が予
め定められた上限閾値THを越える毎にディスクチェン
ジャ12に格納した複数枚のディスクからの先頭データ
の読み出し及び第2メモリ手段10への書き込みをステ
ップ(d)に示すような条件となるまで、即ちディスク
枚数分繰り返すことにより各ディスクの先頭部分のデー
タをメモリ内に格納することができる。
【0022】ここでユーザの操作により再生すべきディ
スクD3が指示されるとシステム制御手段16はディス
クチェンジャ12にディスク交換の指令を出すと共にデ
ィスクD3の先頭の再生データを出力するようメモリ入
出力手段5に指示を送る。メモリ入出力手段5は指示に
従って第2メモリ手段10に書き込んだディスクD3
先頭の再生データ即ち図11の(c)の領域の再生デー
タを連続的に読み出し始めると共に、ディスクチェンジ
ャ12はまずディスク交換中を示す信号CHENを論理
値Hにした後、現在のディスクD1を一旦待避させ、デ
ィスクD3を再生位置に移動し、CHENを論理値Lに
切り換える。ディスクD3がセットされるとシステム制
御手段16は予め第2メモリ手段10に書き込まれた先
頭の再生データに続く再生データを読み出すためのアド
レスに光ピックアップ2を移動させてディスクD3から
の再生データ読み出しを開始させ、再生アンプ3,及び
信号処理手段4を介して読み出される再生データを第1
メモリ手段9への書き込むようメモリ入出力手段5に対
して指示しディスクD3から読み出された先頭の再生デ
ータに続く再生データを第1メモリ手段9へ書き込みさ
せる。
【0023】第2メモリ手段10の先頭の再生データの
読み出しが終了するとシステム制御手段16は即座に第
1メモリ手段9から再生データを連続的に読み出すよう
メモリ入出力制御手段5に指示し、以降ディスクD3
らの再生データの読み出しタイミングで第1メモリ手段
9への間欠的な書き込みを行い、且つ連続的な読み出し
を行って読み出した再生データを順次伸長手段6へ出力
することとなる。
【0024】尚、本実施例では第2メモリ手段10の容
量としてはディスクチェンジャに格納するディスク枚数
分の領域を備えたが、ディスク枚数以下であっても実現
可能である。その場合、第2メモリ手段10を図7のA
に示すように構成し、ディスクD1を再生中はディスク
2からディスクD6までの先頭データを書き込んでお
き、ディスクD3への交換指令が出された時は、まず図
7のAの(c)の先頭データを読み出しディスクD3
先頭データを読み出し終えた後、第1メモリ手段9への
書き込みの休止期間中にディスクD1の先頭データを図
7のAの(c)の場所に書き込めばよく、ディスクD1
の先頭データを書き込み終えた状態では図7のBの
(a)の状態となる。このように再生中の先頭データ以
外を第2メモリ手段10に書き込むことにより容易に実
現できる。尚、第1メモリ手段9及び第2メモリ手段1
0は同一のメモリで構成しても構わない。又、第1メモ
リ手段9への書き込み休止中に読み出す先頭の再生デー
タはデータ残量が下限閾値TLよりも多い期間中であれ
ば複数のディスク分の読み出し及び第2メモリ手段10
への書き込みを行っても構わない。更に本実施例ではデ
ィスクチェンジャ12からディスク位置情報も出力する
ようにしたが、ディスクチェンジャ12自身でディスク
位置を管理させるようにすればディスク位置情報を出力
する必要はないことは言うまでもない。
【0025】以上のように、本発明の実施の形態1によ
れば、再生中のディスク1からの間欠的なデータの読み
出しを休止する期間にシステム制御手段16はディスク
チェンジャ12に格納された他のディスクの先頭の再生
データを読み出し、メモリ入出力制御手段5によって第
2メモリ手段10の所定の場所に書き込むよう指示する
ため、各ディスクの先頭データを第2メモリ手段10に
書き込むための待ち時間を解消することができる。
【0026】(実施の形態2)図2は、本発明の実施の
形態2による光ディスク再生装置を示すブロック図を示
すものである。図6は、本発明の実施の形態1及び2及
び3及び4による光ディスク再生装置の動作タイミング
を示す。又、再生中の処理を示すフローチャートを図9
に示す。尚、従来例におけるブロック図10と同様の動
作を行うものは同一の参照符号を付して説明を省略す
る。
【0027】図2において18はディスク1から読み出
した再生データを書き込むメモリ手段、19はディスク
1から読み出した管理情報を書き込むための管理情報メ
モリ手段、30は所望のディスクを指定するためのディ
スク指定手段、17はディスク1からの再生データの読
み出しを指示してディスク1から読み出した再生データ
をメモリ手段18へ書き込むよう指示をし、且つデータ
の開始アドレス等を含む管理情報をディスク1から読み
出し、読み出した管理情報を管理情報メモリ手段19へ
書き込むよう指示をするシステム制御手段であり、管理
情報メモリ手段19の概念図を図5に示す。
【0028】再生状態においてシステム制御手段17は
スピンドルモータ11を一定の線速度で回転させるため
回転指令であるSPDの論理値H(図6中ON)を出力
する。この状態においてシステム制御手段17はスピン
ドルモータ駆動手段14にSPDの論理値Hを出力する
と、スピンドルモータ駆動手段14はスピンドルモータ
11を一定の線速度で回転させると共に、再生アンプ3
は例えばADIP信号の帯域制限フィルタの定数やEF
M信号の波形等価フィルタの定数を最適な値に設定し、
且つ光ピックアップ駆動手段13は例えばフォーカスサ
ーボやトラッキングサーボのゲイン交点を最適な値に設
定する。スピンドルモータ11の回転数が一定の線速度
に達するとディスクD1から読み出された再生データは
再生アンプ3及び信号処理手段4を介してメモリ入出力
手段5へ順次入力される。システム制御手段17は図9
に示す制御フローに従って以下の制御を実行する。ま
ず、読み出した再生データをメモリ手段18に書き込む
ためステップ(b)に示すようにメモリ入出力手段5に
対して書き込むべきメモリ及び書き込み先のポインタ情
報を含むメモリ手段18に対するメモリ書き込み指令M
WE1を指示する。この時のメモリ手段18の状態は図
6の区間aで表され、メモリへの書き込み指令MWE1
がハイレベルである期間中メモリ手段18へ再生データ
を順次書き込むためメモリ手段18のデータ残量は図6
に示すような増加を示し、ステップ(c)に示すような
条件、即ちメモリ手段18のデータ残量が予め定められ
た上限閾値THを越えるとシステム制御手段17はステ
ップ(f)に示すようにメモリ書き込み指令MWE1を
ローレベルに設定してメモリ手段18への書き込みを休
止するため、区間X1のようにデータ残量は図6のよう
な減少を示し、次にMWE1をハイレベルにするまで減
少し続ける。この区間a及び区間X1はシステム制御手
段17によって連続的にメモリ手段18から読み出した
再生データを順次伸長手段6へ入力している状態であ
り、即ちこれらの区間はメモリ手段18以降の動作のみ
によってアナログオーディオ出力信号が連続して出力さ
れ続ける状態である。メモリ手段18のデータ残量が予
め定められた上限閾値THを越えるとシステム制御手段
17はメモリ書き込み指令MWE1をローレベルに切り
換えると共にステップ(g)に示すようにスピンドルモ
ータ11の回転を停止させるためSPDを論理値L即ち
図6のOFF期間に移行し且つステップ(h)に示すよ
うにディスク交換指令をディスクチェンジャ12に指示
する。ディスク交換指令に従ってディスクチェンジャ1
2はディスク交換中を示す信号CHENを論理値Hに
し、まず再生中のディスクD1をディスクチェンジャ1
2の格納場所に待避し、次に格納中の別のディスクD2
を再生位置に移動する。ディスク交換が完了しステップ
(i)に示すような条件、即ちCHENが論理値Lとな
ると、システム制御手段17は、ステップ(j)に示す
ように、SPDを論理値Hにしてスピンドルモータ11
を回転させ、所定の線速度になると、ステップ(k)及
び(l)に示すように、ディスクD2からデータの開始
アドレス等を含む管理情報、即ちTOC及びUTOC情
報を読み出し、読み出した管理情報を管理情報メモリ手
段19へ書き込むようメモリ入出力制御手段5に対して
メモリ書き込み指令MWE2を指示する。MWE2がハ
イレベルの期間即ち図6の区間bで管理情報メモリ手段
19の所定の場所にディスクD2の管理情報が書き込ま
れる。ここでSPDを論理値HにしてからMWE2がハ
イレベルに切り替わるまでの時間、即ちスピンドルモー
タ11の回転数が所定の線速度となるまでの時間は例え
ば1〜2秒程度である。又管理情報メモリ手段19は図
5に示すような構成であり、ディスクD2の管理情報は
図5の(b)の場所に書き込まれる。次に、ステップ
(m)に示すような条件、即ち管理情報メモリ手段19
への管理情報の書き込みが終了すると、システム制御手
段17は、ステップ(n)及び(o)に示すように、メ
モリ書き込み指令MWE2をローレベルにし且つスピン
ドルモータ11の回転を停止させるためSPDをOFF
すると共に、ディスクチェンジャ12に対して元の再生
中であったディスクD1への交換指令を指示する。ディ
スクチェンジャ12はディスクD2を格納場所に待避し
た後、格納中のディスクD1を再生位置に移動する。デ
ィスクの交換が完了してステップ(p)に示すような条
件、即ちCHENが論理値Lとなると、システム制御手
段17は、ステップ(q)に示すように、SPDを論理
値Hにしてスピンドルモータ11を回転させ、所定の回
転数になった後、メモリ手段18のデータ残量が例えば
ステップ(r)に示すような条件、即ち予め定められた
下限閾値TLよりも小さくなると、メモリ手段18への
書き込みを休止した時のデータに連続したアドレスでス
テップ(s)に示すようにディスクD1から再生データ
を読み出し、ステップ(b)に示すようにメモリ手段1
8への書き込み指令MWE1をハイレベルにして書き込
みを休止したときのデータに連続したポインタでメモリ
手段18に再生データを順次書き込む。この区間cによ
ってメモリ手段18のデータ残量は図6のように増加を
示す。
【0029】以降、メモリ手段18のデータ残量が予め
定められた上限閾値THを越える毎にディスクチェンジ
ャ12に格納した複数枚のディスクからの管理情報の読
み出し及び管理情報メモリ手段19への書き込みをステ
ップ(d)に示すような条件となるまで、即ちディスク
枚数分繰り返すことにより各ディスクの管理情報をメモ
リ内に格納することができる。
【0030】ここでユーザの操作により再生すべきディ
スクD3が指示されるとシステム制御手段17はディス
クチェンジャ12にディスク交換の指令を出し、ディス
クチェンジャ12はまずディスク交換中を示す信号CH
ENを論理値Hにした後、現在のディスク1を一旦待避
させ、ディスクD3をディスク1として所定の位置に移
動し、CHENを論理値Lに切り換える。ディスクD3
がセットされるとシステム制御手段17は予め管理情報
メモリ手段19に書き込まれたデータの開始アドレス等
を含む管理情報に基づいて再生データを読み出すための
開始アドレスに光ピックアップ2を即座に移動させてデ
ィスクD3からの再生データ読み出しを開始させ、再生
アンプ3,及び信号処理手段4を介して読み出される再
生データをメモリ手段18へ書き込むようメモリ入出力
手段5に対して指示し、順次ディスクD3から読み出し
た再生データをメモリ手段18へ書き込みさせ、且つメ
モリ手段18から再生データを連続的に読み出すようメ
モリ入出力制御手段5に指示し、以降ディスクD3から
の再生データの読み出しタイミングでメモリ手段18へ
の間欠的な書き込みを行い、且つ連続的な読み出しを行
って読み出した再生データを順次伸長手段6へ出力する
こととなる。尚、メモリ手段18及び管理情報メモリ手
段19は同一のメモリで構成しても構わない。又、メモ
リ手段18への書き込み休止中に読み出す管理情報はデ
ータ残量が下限閾値TLよりも多い期間中であれば複数
のディスク分の読み出し及び管理情報メモリ手段19へ
の書き込みを行っても構わない。更に本実施例ではディ
スクチェンジャ12からディスク位置情報も出力するよ
うにしたが、ディスクチェンジャ12自身でディスク位
置を管理させるようにすればディスク位置情報を出力す
る必要はないことは言うまでもない。
【0031】以上のように、本発明の実施の形態2によ
れば、再生中のディスク1からの間欠的なデータの読み
出しを休止する期間にシステム制御手段17はディスク
チェンジャ12に格納された他のディスクのデータの開
始アドレス等を含む管理情報を読み出し、メモリ入出力
制御手段5によって管理情報メモリ手段19の所定の場
所に書き込むよう指示するため、ディスク1の交換完了
後直ちにディスク1に対応した管理情報メモリ手段19
の管理情報に従ってディスク1のデータ開始アドレスへ
光ピックアップ2を移動させるためディスク1に書き込
まれた管理情報への光ピックアップ2の移動及びディス
ク1からの管理情報の読み出しのための待ち時間を短縮
できる。
【0032】(実施の形態3)図3は、本発明の実施の
形態3による光ディスク再生装置を示すブロック図を示
すものである。図6は、本発明の実施の形態1及び2及
び3及び4による光ディスク再生装置の動作タイミング
を示す。又、再生中の処理を示すフローチャートを図1
1に示す。尚、従来例におけるブロック図10と同様の
動作を行うものは同一の参照符号を用いて説明を省略す
る。図3において、20はディスクチェンジャ12に格
納中のディスクのいずれかが入れ替えられたことを例え
ば、スイッチ等の検出手段により検出して入れ替えられ
たディスク位置等を含む情報をディスク入替え信号とし
て出力するディスク入替え検出手段、21はディスク1
からの再生データの読み出しを指示してディスク1から
読み出した再生データを第1メモリ手段9へ書き込むよ
う指示をし、且つディスク入替え検出手段20のディス
ク入替え信号に基づいて第2メモリ手段10へのデータ
書き込みを指示するシステム制御手段である。再生状態
においてシステム制御手段21はスピンドルモータ11
を一定の線速度で回転させるため回転指令であるSPD
の論理値H(図6中ON)を出力する。この状態におい
てシステム制御手段21はスピンドルモータ駆動手段1
4にSPDの論理値Hを出力すると、スピンドルモータ
駆動手段14はスピンドルモータ11を一定の線速度で
回転させると共に、再生アンプ3は例えばADIP信号
の帯域制限フィルタの定数やEFM信号の波形等価フィ
ルタの定数を最適な値に設定し、且つ光ピックアップ駆
動手段13は例えばフォーカスサーボやトラッキングサ
ーボのゲイン交点を最適な値に設定する。スピンドルモ
ータ11の回転数が一定の線速度に達すると、ディスク
1から読み出された再生データは再生アンプ3及び信
号処理手段4を介してメモリ入出力手段5へ順次入力さ
れる。
【0033】システム制御手段21は、図1に示したシ
ステム制御手段17と同様の再生制御(図8)を実行す
るが、ディスクが入れ替えられた場合には、以下の制御
を実行する。即ち、ユーザの操作によりディスクチェン
ジャ12に格納中のディスクのうち、例えば、ディスク
6が別のディスクに入れ替えられると、ディスク入替
え検出手段20はディスクチェンジャ12の入れ替えら
れたディスクの位置情報を含むディスク入替え信号をシ
ステム制御手段21へ出力する。ディスク入替え信号が
出力され、且つ第1メモリ手段9のデータ残量が予め定
められた上限閾値THを越えると、システム制御手段2
1は、図8の(f)及び(g)及び(h)に示すように
第1メモリ手段9へのメモリ書き込み指令MWE1をロ
ーレベルに切り換えると共にスピンドルモータ11の回
転を停止させるためSPDを論理値L即ち図6のOFF
期間に移行し、且つディスク交換指令をディスクチェン
ジャ12に指示する。この場合、図8のステップ(d)
に示す条件としてnには入れ替えられたディスク位置、
即ちディスクの番号を用い、Xにはn−1となる値を用
いればよい。ディスク交換指令に従ってディスクチェン
ジャ12はディスク交換中を示す信号CHENを論理値
Hにし、まず再生中のディスクD1をディスクチェンジ
ャ12の格納場所に待避し、ディスク入替え検出手段2
0から出力されたディスク入替え信号に従ってディスク
6を再生位置に移動する。ディスク交換が完了し、例
えば図8のステップ(i)に示すような条件、即ちCH
ENが論理値Lとなると、システム制御手段21は、図
8のステップ(j)に示すように、SPDを論理値Hに
してスピンドルモータ11を回転させ所定の線速度にな
ると、図8のステップ(k)及び(l)に示すように、
ディスクD6から先頭の再生データを読み出し、読み出
した先頭の再生データを第2メモリ手段10へ書き込む
ようメモリ入出力制御手段5に対してメモリ書き込み指
令MWE2を指示する。MWE2がハイレベルの期間即
ち図6の区間bで第2メモリ手段10の所定の場所にデ
ィスクD6の先頭データが書き込まれる。
【0034】ここで第2メモリ手段10は図11に示す
ような構成であり、ディスクD6の先頭データは図8の
(f)の場所に書き込まれる。この第2メモリ手段10
に書き込む各先頭データの時間としては、全メモリ容量
によっても異なるが例えば10秒間分のデータを書き込
んでおけば十分である。次に例えば図8のステップ
(m)に示すような条件、即ち第2メモリ手段10への
先頭データの書き込みが終了すると、システム制御手段
21は、図8の(n)及び(o)に示すように、メモリ
書き込み指令MWE2をローレベルにし、且つスピンド
ルモータ11の回転を停止させるためSPDをOFFす
ると共にディスクチェンジャ12に対して元の再生中で
あったディスクD1への交換指令を指示する。ディスク
チェンジャ12はディスクD6を格納場所に待避した後
格納中のディスクD1をディスク1として再び再生位置
に移動する。以後、システム制御手段21は、図1のシ
ステム制御手段16と同様の再生制御を実行する。
【0035】以上のように、本発明の実施の形態3によ
れば、ディスク1の再生中にディスクチェンジャ12に
格納したディスクのうちいずれかが入れ替えられたこと
をディスク入替え検出手段20により検出しディスク位
置などを含む情報をディスク入替え信号としてシステム
制御手段21に出力する。
【0036】再生中のディスク1からの間欠的なデータ
の読み出しを休止する期間にシステム制御手段21はデ
ィスク入替え信号に従ってディスクチェンジャ12に格
納されたディスクの先頭の再生データを読み出し、メモ
リ入出力制御手段5によって第2メモリ手段10の所定
の場所に書き込むよう指示するため、入れ替えられたデ
ィスクの先頭データを第2メモリ手段10に書き込むた
めの待ち時間を解消することができる。
【0037】(実施の形態4)図4は本発明の実施の形
態4による光ディスク再生装置を示すブロック図であ
り、図2に示す実施の形態2の構成に、図3に示す実施
の形態3のディスク入替え検出手段20を加えて構成し
たものである。この実施の形態4において、システム制
御手段22は、実施の形態2のシステム制御手段17が
実行する再生制御(図9)に加えて、ディスクチェンジ
ャ12に収納されている複数のディスクのいずれかがユ
ーザによって新しいディスクに入れ替えられたときの制
御を実行する。
【0038】即ち、再生制御中に、ユーザがディスクチ
ェンジャ12に格納中のディスクのうちディスクD6
別のディスクに入れ替えると、ディスク入替え検出手段
20はディスクチェンジャ12の入れ替えられたディス
クの位置情報を含むディスク入替え信号をシステム制御
手段22へ出力する。ディスク入替え信号が出力され、
且つメモリ手段18のデータ残量が予め定められた上限
閾値THを越えると、システム制御手段22は図9のス
テップ(f)及び(g)及び(h)に示すようにメモリ
手段18へのメモリ書き込み指令MWE1をローレベル
に切り換えると共にスピンドルモータ11の回転を停止
させるためSPDを論理値L即ち図6のOFF期間に移
行し且つディスク交換指令をディスクチェンジャ12に
指示する。この場合、図9の(d)に示す条件として
は、nには入れ替えられたディスク位置、即ちディスク
の番号を用い、Xにはn−1となる値を用いればよい。
ディスク交換指令に従ってディスクチェンジャ12はデ
ィスク交換中を示す信号CHENを論理値Hにし、まず
再生中のディスクD1をディスクチェンジャ12の格納
場所に待避しディスク入替え検出手段20から出力され
たディスク入替え信号に従ってディスクD6を再生位置
に移動する。ディスク交換が完了し、図9のステップ
(i)に示すような条件、即ちCHENが論理値Lとな
るとシステム制御手段22は図9のステップ(j)に示
すようにSPDを論理値Hにしてスピンドルモータ11
を回転させ所定の線速度になると、図9のステップ
(k)及び(l)に示すようにディスクD6からデータ
の開始アドレス等を含む管理情報を読み出し、読み出し
た管理情報を管理情報メモリ手段19へ書き込むようメ
モリ入出力制御手段5に対してメモリ書き込み指令MW
E2を指示する。MWE2がハイレベルの期間即ち図6
の区間bで管理情報メモリ手段19の所定の場所にディ
スクD6の管理情報が書き込まれる。ここで管理情報メ
モリ手段19は図5に示ような構成であり、ディスクD
6の管理情報は図5の(f)の場所に書き込まれる。次
に、例えば図9のステップ(m)に示すような条件、即
ち管理情報メモリ手段19への管理情報の書き込みが終
了すると、システム制御手段22は、図9の(n)及び
(o)に示すように、メモリ書き込み指令MWE2をロ
ーレベルにし且つスピンドルモータ11の回転を停止さ
せるためSPDをOFFすると共に、ディスクチェンジ
ャ12に対して元の再生中であったディスクD1への交
換指令を指示する。ディスクチェンジャ12はディスク
6を格納場所に待避した後、格納中のディスクD1を再
び再生位置に移動し、以後、ディスクD1の再生制御を
続行する。
【0039】以上のように、本発明の実施の形態4によ
れば、ディスク1の再生中にディスクチェンジャ12に
格納したディスクのうちいずれかが入れ替えられたこと
をディスク入替え検出手段20により検出しディスク位
置などを含む情報をディスク入替え信号としてシステム
制御手段22に出力する。再生中のディスク1からの間
欠的なデータの読み出しを休止する期間にシステム制御
手段22はディスク入替え信号に従ってディスクチェン
ジャ12に格納された新しいディスクのデータの開始ア
ドレス等を含む管理情報を読み出し、メモリ入出力制御
手段5によって管理情報メモリ手段19の所定の場所に
書き込むよう指示するため、入れ替えられたディスクの
管理情報を管理情報メモリ手段19に書き込むための待
ち時間を短縮することができる。
【0040】
【発明の効果】以上のように、本願の第1の発明によれ
ば、複数の記録媒体であるディスクのうち1枚のディス
クを選択し、間欠的にディスクから再生データを読み出
し、読み出した再生データを第1メモリ手段へ順次書き
込みながら第1メモリ手段に書き込まれた再生データの
書き込み速度よりも遅い速度で連続的に読み出し、読み
出した再生データを順次伸長手段へ出力する通常の再生
動作中において、間欠的な第1メモリ手段への再生デー
タの書き込み休止期間毎にチェンジャ部に格納した各デ
ィスクの先頭部分のデータをシステム制御手段によって
読み出した後、読み出したディスクの先頭部分のデータ
を第2メモリ手段に順次書き込んでおき、ユーザ操作に
よるディスク交換の指令があった場合は所望のディスク
の先頭部分のデータを第2メモリ手段から即座に読み出
し開始すると共に所望のディスクへの交換を完了して第
2メモリ手段に書き込んだデータに続く再生データを所
望のディスクから読み出して先頭部分のデータに連続し
たポインタで第1メモリ手段へ間欠的に書き込むため、
電源投入後に各ディスクの先頭データを読み出し終わる
までの待ち時間を必要とすることなく所望のディスクを
再生開始しながら、且つ再生中の出力信号を途切れさせ
ることなくディスク交換時のための先頭データを第2メ
モリ手段に準備することができる。
【0041】また、ディスクの再生中にユーザが光ディ
スクの交換を指示した場合、指示されたディスクの先頭
部分のデータを第2メモリ手段から読み出して再生を直
ちに開始し、このデータ再生中にディスクの交換を行な
うようにすることができ、ディスクの交換による待ち時
間なしに所望のディスクの再生を開始することができ
る。
【0042】さらに、ディスクの再生中に、ディスクチ
ェンジャに格納されている複数のディスクのいずれかが
新しいディスクに入れ替えられた場合には、入れ替えら
れた新しいディスクのデータを優先的に第2メモリ手段
に取り込むようにするので、次に新しいディスクの再生
が指示された場合、ディスクの交換を待つことなしに直
ちに再生を開始することができる。
【0043】本願の第2の発明によれば、複数の記録媒
体であるディスクのうち1枚のディスクを選択し、間欠
的にディスクから再生データを読み出し、読み出した再
生データをメモリ手段へ順次書き込みながらメモリ手段
に書き込まれた再生データの書き込み速度よりも遅い速
度で連続的に読み出し、読み出した再生データを順次伸
長手段へ出力する通常の再生動作中において、間欠的な
メモリ手段への再生データの書き込み休止期間毎にチェ
ンジャ部に格納した各ディスクの再生データの開始アド
レス等の情報を含む管理情報をシステム制御手段によっ
て読み出した後、読み出したディスクの再生データの開
始アドレス等の情報を含む管理情報を管理情報メモリ手
段に順次書き込んでおき、ユーザ操作によるディスク交
換の指令があった場合は、所望のディスクへの交換が完
了すると即座に予め管理情報メモリ手段に書き込んだ再
生データの開始アドレスに基づいて光ピックアップを移
動し再生データをディスクから読み出し始めるため、電
源投入後に各ディスクの管理情報を読み出し終わるまで
の待ち時間を必要とすることなく所望のディスクを再生
開始しながら、且つ再生中の出力信号を途切れさせるこ
となくディスク交換時のための管理情報を管理情報メモ
リ手段に準備することができる。
【0044】また、ディスクの再生中にディスクチェン
ジャに格納されている複数のディスクのいずれかが新し
いディスクに入れ替えられた場合には、入れ替えられた
新しいディスクの管理情報を優先的に管理情報メモリに
取り込むことにより、新しいディスクが指定されたとき
にも管理情報メモリの管理情報に基づいてディスク交換
後直ちに再生を開始することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1による光ディスク再生
装置を示すブロック図。
【図2】 本発明の実施の形態2による光ディスク再生
装置を示すブロック図。
【図3】 本発明の実施の形態3による光ディスク再生
装置を示すブロック図。
【図4】 本発明の実施の形態4による光ディスク再生
装置を示すブロック図。
【図5】 本発明の実施の形態2及び4の管理情報メモ
リ手段の概念図。
【図6】 本発明の実施の形態1及び2及び3及び4に
よる光ディスク再生装置の動作タイミング図。
【図7】 本発明の実施の形態1及び3の第2メモリ手
段の別の概念図。
【図8】 本発明の実施の形態1及び3の処理を示すフ
ローチャート。
【図9】 本発明の実施の形態2及び4の処理を示すフ
ローチャート。
【図10】 従来の光ディスク再生装置を示すブロック
図。
【図11】 従来及び本発明の実施の形態1及び3の第
2メモリ手段の概念図。
【図12】 従来の光ディスク再生装置の処理を示すフ
ローチャート。
【符号の説明】
1…ディスク 2…光ピックアップ 3…再生アンプ 4…信号処理手段 5…メモリ入出力制御手段 6…伸長手段 7…D/A変換器(DAC) 8,16,17,21,22…システム制御手段 9…第1メモリ手段 10…第2メモリ手段 11…スピンドルモータ 12…チェンジャ部 13…光ピックアップ駆動手段 14…スピンドルモータ駆動手段 18…メモリ手段 19…管理情報メモリ手段 20…ディスク入替え検出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松野 公則 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5D044 AB05 BC06 CC04 CC09 DE48 FG10 GK10 GK11

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の光ディスクを再生交換可能に収納
    したディスクチェンジャを備え、選択された光ディスク
    に記録されたデータを間欠的に第1メモリ手段に第1の
    速度で書き込み、第1メモリ手段に書き込まれたデータ
    を第1の速度より遅い第2の速度で読み出して連続再生
    を行う光ディスク再生装置において、 上記第1メモリ手段とは別に第2のメモリ手段を設ける
    とともに、上記第1メモリ手段への間欠的なデータ書込
    みの休止期間内に、光ディスクの交換、交換した光ディ
    スクのデータの第2メモリ手段への書込みおよびもとの
    光ディスクへの再交換を行なう制御手段を設けたことを
    特徴とする光ディスク再生装置。
  2. 【請求項2】 第2メモリ手段に書き込むデータは、各
    光ディスクの先頭部分のデータである、請求項1に記載
    の光ディスク再生装置。
  3. 【請求項3】 ユーザ操作による光ディスク交換の指令
    があった場合、上記制御手段は指令された光ディスクの
    先頭部分のデータを第2メモリ手段から読み出すととも
    に、その読出し期間中に光ディスクの交換を完了し、以
    後交換した光ディスクについて第1メモリ手段を用いた
    連続再生を実行することを特徴とする、請求項2に記載
    の光ディスク再生装置。
  4. 【請求項4】 上記複数の光ディスクのいずれか1枚が
    新たな光ディスクに入れ替えられたことを検出してディ
    スク入替え信号を出力するディスク入替え検出手段をさ
    らに設け、ディスク入替えがなされた場合、上記制御手
    段は入れ替えられた光ディスクのデータを優先的に第2
    メモリ手段に書き込むことを特徴とする、請求項1又は
    3に記載の光ディスク再生装置。
  5. 【請求項5】 複数の光ディスクを再生交換可能に収納
    したディスクチェンジャを備え、選択された光ディスク
    に記録されたデータを間欠的に第1メモリ手段に第1の
    速度で書き込み、第1メモリ手段に書き込まれたデータ
    を第1の速度より遅い第2の速度で読み出して連続再生
    を行う光ディスク再生装置において、 各光ディスクの管理情報を格納するための管理情報メモ
    リを設けるとともに、上記メモリ手段への間欠的なデー
    タ書込みの休止期間内に光ディスクの交換、交換した光
    ディスクの管理情報の管理情報メモリへの書込みおよび
    もとの光ディスクへの再交換を行う制御手段を設け、ユ
    ーザ操作によるディスク交換の指令があった場合、上記
    制御手段はディスク交換完了後直ちに上記管理情報メモ
    リに格納した当該光ディスクの管理情報に基づいて再生
    データの開始アドレスへのアクセスを指示するようにし
    たことを特徴とする、光ディスク再生装置。
  6. 【請求項6】 上記複数の光ディスクのいずれか1枚が
    新たな光ディスクに入れ替えられたことを検出してディ
    スク入替え信号を出力するディスク入替え検出手段をさ
    らに設け、ディスク入替えがなされた場合、上記制御手
    段は入れ替えられた光ディスクの管理情報を優先的に管
    理情報メモリに書き込むことを特徴とする、請求項5に
    記載の光ディスク再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010238268A (ja) * 2009-03-30 2010-10-21 Alpine Electronics Inc オーディオ装置

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JP2010238268A (ja) * 2009-03-30 2010-10-21 Alpine Electronics Inc オーディオ装置

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