JPH11134784A - ディスクドライブ装置 - Google Patents
ディスクドライブ装置Info
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- JPH11134784A JPH11134784A JP29999197A JP29999197A JPH11134784A JP H11134784 A JPH11134784 A JP H11134784A JP 29999197 A JP29999197 A JP 29999197A JP 29999197 A JP29999197 A JP 29999197A JP H11134784 A JPH11134784 A JP H11134784A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vibration
- disk
- magnetic field
- disk drive
- hall element
- Prior art date
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- Withdrawn
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- Rotational Drive Of Disk (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 容易かつ安価に振動を検出する。
【解決手段】 筐体内の所定の位置に配置され、少なく
とも、印加された磁界の状態に応じた磁界検出信号を出
力することができるホール素子と、磁界を発生すること
ができるとともに、ホール素子21に対応した位置にお
いて、振動によってその一部または全部のホール素子2
1との相対的位置が変移するように配置されているコイ
ル40と、ディスクを所定の回転速度で回転駆動させた
状態のもとで、ホール素子21とコイル40の相対的位
置の変移に応じて得られる前記磁界検出信号により振動
量を検出して、その振動量に応じてディスクの回転駆動
速度を設定する回転駆動速度制御手段を備える。
とも、印加された磁界の状態に応じた磁界検出信号を出
力することができるホール素子と、磁界を発生すること
ができるとともに、ホール素子21に対応した位置にお
いて、振動によってその一部または全部のホール素子2
1との相対的位置が変移するように配置されているコイ
ル40と、ディスクを所定の回転速度で回転駆動させた
状態のもとで、ホール素子21とコイル40の相対的位
置の変移に応じて得られる前記磁界検出信号により振動
量を検出して、その振動量に応じてディスクの回転駆動
速度を設定する回転駆動速度制御手段を備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク状記録媒
体の偏芯又は偏重心などによりディスク回転時に発生す
る振動を検出して、その振動量に応じてディスクの回転
速度を制御することができるディスクドライブ装置に関
するものである。
体の偏芯又は偏重心などによりディスク回転時に発生す
る振動を検出して、その振動量に応じてディスクの回転
速度を制御することができるディスクドライブ装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】最近では例えばパーソナルコンピュータ
などに用いられる各種データやプログラムなどの記録媒
体として、CD−ROMなどのディスク状の記録媒体
(以下、ディスクという)が知られている。このような
ディスクはディスクドライブ装置に装填された後に所定
の速度で回転駆動されたうえで、光学ピックアップによ
って信号面に記録されているデータなどの読み出しが行
なわれる。
などに用いられる各種データやプログラムなどの記録媒
体として、CD−ROMなどのディスク状の記録媒体
(以下、ディスクという)が知られている。このような
ディスクはディスクドライブ装置に装填された後に所定
の速度で回転駆動されたうえで、光学ピックアップによ
って信号面に記録されているデータなどの読み出しが行
なわれる。
【0003】ところで、前記CD−ROMに記録されて
いるデータなどの読み出しを行なう場合に、読みだしの
効率を向上することを目的として、ディスクを標準速度
(1倍速)よりも高速で回転させることができるディス
クドライブ装置が知られている。このようなディスクド
ライブ装置ではディスクの回転速度を標準速度(200
〜500rpm程度)に対して、例えば4倍速、6倍
速、8倍速・・・・、32倍などといった高速回転とす
ることによって、再生データの転送レートを高めること
によりデータの読みだし効率の向上を図っている。
いるデータなどの読み出しを行なう場合に、読みだしの
効率を向上することを目的として、ディスクを標準速度
(1倍速)よりも高速で回転させることができるディス
クドライブ装置が知られている。このようなディスクド
ライブ装置ではディスクの回転速度を標準速度(200
〜500rpm程度)に対して、例えば4倍速、6倍
速、8倍速・・・・、32倍などといった高速回転とす
ることによって、再生データの転送レートを高めること
によりデータの読みだし効率の向上を図っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、データの
読みだし時のディスクの回転数を高くすることによって
読みだし効率を向上しているが、高速回転を行なう場合
に、ディスクの偏芯や偏重心が機器の動作などに物理的
な影響を与える場合がある。ここで、偏芯とは、物理的
にディスクのセンターホール中心が重心位置と一致して
いるが、センターホール中心がトラック(放射状、又は
同心円状)の中心と一致していないことをいうものとさ
れる。また、偏重心とは、物理的にディスクのセンター
ホールがトラックの中心と一致しているが、センターホ
ールの位置がディスクの重心位置と一致していないこと
をいうものとされる。なお、以下本明細書では上述の偏
芯を含めて、偏重心ということとする。
読みだし時のディスクの回転数を高くすることによって
読みだし効率を向上しているが、高速回転を行なう場合
に、ディスクの偏芯や偏重心が機器の動作などに物理的
な影響を与える場合がある。ここで、偏芯とは、物理的
にディスクのセンターホール中心が重心位置と一致して
いるが、センターホール中心がトラック(放射状、又は
同心円状)の中心と一致していないことをいうものとさ
れる。また、偏重心とは、物理的にディスクのセンター
ホールがトラックの中心と一致しているが、センターホ
ールの位置がディスクの重心位置と一致していないこと
をいうものとされる。なお、以下本明細書では上述の偏
芯を含めて、偏重心ということとする。
【0005】偏重心が発生する要因としては、例えばプ
レス加工などによって行なわれるディスクの製造時の精
度誤差や、また、ディスクをディスクドライブ装置に装
填する際のセンターホールに対するチャッキングの誤差
などが挙げられる。さらに、例えばディスク管理などを
行なうために、ディスクのレーベル面に管理番号などが
示されているシールを貼り付けた場合も、このシールに
よって重心がずれて偏重心が発生する場合がある。偏重
心した状態で、先に述べたようにディスクを高速回転さ
せる場合、例えばある程度以上の高速になると、その回
転速度に対応した周波数の自励振動が発生してくる。こ
の振動は、偏重心量とディスク回転数に比例しており、
高速でディスクを回転駆動しているディスクドライブ装
置に対して、次に述べるような物理的な影響を及ぼすこ
とになる。
レス加工などによって行なわれるディスクの製造時の精
度誤差や、また、ディスクをディスクドライブ装置に装
填する際のセンターホールに対するチャッキングの誤差
などが挙げられる。さらに、例えばディスク管理などを
行なうために、ディスクのレーベル面に管理番号などが
示されているシールを貼り付けた場合も、このシールに
よって重心がずれて偏重心が発生する場合がある。偏重
心した状態で、先に述べたようにディスクを高速回転さ
せる場合、例えばある程度以上の高速になると、その回
転速度に対応した周波数の自励振動が発生してくる。こ
の振動は、偏重心量とディスク回転数に比例しており、
高速でディスクを回転駆動しているディスクドライブ装
置に対して、次に述べるような物理的な影響を及ぼすこ
とになる。
【0006】まず、ディスクがディスクドライブ装置に
装填されてチャッキングされると、その内周側のトラッ
クに記録されているTOC(Table Of Contents )など
の管理情報を読み出すために、ディスクドライブ装置に
おいて、所定の回転速度(例えば4倍速、6倍速、8倍
速など)で回転を開始するが、この時点で偏重心が有る
と振動が発生する。この振動がディスクドライブ装置の
外部に伝達されると、例えば振動周期に応じた振動音な
どが発生する場合が有り、ユーザに対して不快感を与え
ることになる。また、振動の程度によってはトラッキン
グサーボが追従できなくなる場合があり、このためディ
スクからのデータの読み出しが困難となり、読み出しエ
ラーが発生しやすくなってしまう。これによってエラー
処理のリトライが頻繁に行なわれると、正常なデータ読
みだし動作に移行するのに時間がかかることになる。
装填されてチャッキングされると、その内周側のトラッ
クに記録されているTOC(Table Of Contents )など
の管理情報を読み出すために、ディスクドライブ装置に
おいて、所定の回転速度(例えば4倍速、6倍速、8倍
速など)で回転を開始するが、この時点で偏重心が有る
と振動が発生する。この振動がディスクドライブ装置の
外部に伝達されると、例えば振動周期に応じた振動音な
どが発生する場合が有り、ユーザに対して不快感を与え
ることになる。また、振動の程度によってはトラッキン
グサーボが追従できなくなる場合があり、このためディ
スクからのデータの読み出しが困難となり、読み出しエ
ラーが発生しやすくなってしまう。これによってエラー
処理のリトライが頻繁に行なわれると、正常なデータ読
みだし動作に移行するのに時間がかかることになる。
【0007】さらに、偏重心量が著しく大きく、これに
伴って振動量も相当に大きくなったような状態では、こ
の振動自体の作用によってドライブ装置やディスク自体
が破損してしまう場合がある。また、ディスクドライブ
装置がコンピュータ装置の筐体内に配置されている場
合、例えばハードディスクドライブなどの他の周辺機器
に振動が伝わると、この振動の影響によりこれらの周辺
機器が正常に動作しなくなる場合がある。
伴って振動量も相当に大きくなったような状態では、こ
の振動自体の作用によってドライブ装置やディスク自体
が破損してしまう場合がある。また、ディスクドライブ
装置がコンピュータ装置の筐体内に配置されている場
合、例えばハードディスクドライブなどの他の周辺機器
に振動が伝わると、この振動の影響によりこれらの周辺
機器が正常に動作しなくなる場合がある。
【0008】また、ディスクの偏重心以外の理由であっ
ても、何らかの原因でディスク回転時に大きな振動が発
生した場合は、同様の問題が生ずる。
ても、何らかの原因でディスク回転時に大きな振動が発
生した場合は、同様の問題が生ずる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明はこのようなディ
スク回転時の振動による問題点を解決するために、ディ
スク状記録媒体を回転させデータの記録または再生を行
なうことができるようにされているディスクドライブ装
置において、前記ディスクドライブ装置の筐体内の所定
の位置に配置され、少なくとも、印加された磁界の状態
に応じた磁界検出信号を出力することができる磁界検出
手段と、磁界を発生することができるとともに、前記磁
界検出手段に対応した位置において、振動によりその一
部または全部の前記磁界検出手段との相対的位置が変移
するように配置されている振動素子手段と、前記ディス
ク状記録媒体を所定の回転速度で回転駆動させた状態の
もとで、前記磁界検出手段と振動素子手段の相対的位置
の変移に応じて得られる前記磁界検出信号により振動量
を検出して、その振動量に応じて前記ディスク状記録媒
体の回転駆動速度を設定する回転駆動速度制御手段を備
える。
スク回転時の振動による問題点を解決するために、ディ
スク状記録媒体を回転させデータの記録または再生を行
なうことができるようにされているディスクドライブ装
置において、前記ディスクドライブ装置の筐体内の所定
の位置に配置され、少なくとも、印加された磁界の状態
に応じた磁界検出信号を出力することができる磁界検出
手段と、磁界を発生することができるとともに、前記磁
界検出手段に対応した位置において、振動によりその一
部または全部の前記磁界検出手段との相対的位置が変移
するように配置されている振動素子手段と、前記ディス
ク状記録媒体を所定の回転速度で回転駆動させた状態の
もとで、前記磁界検出手段と振動素子手段の相対的位置
の変移に応じて得られる前記磁界検出信号により振動量
を検出して、その振動量に応じて前記ディスク状記録媒
体の回転駆動速度を設定する回転駆動速度制御手段を備
える。
【0010】本発明によれば、振動量の検出は加速度セ
ンサなどを備えずに行なうことができ、さらに、振動量
検出手段の実装位置の設計などを容易にして、さらにコ
ストダウンを図ることができる。さらに、前記振動量に
応じて、記録再生時のディスクの回転倍速を設定するよ
うにしているので、偏重心などによる振動を低減するこ
とができる。
ンサなどを備えずに行なうことができ、さらに、振動量
検出手段の実装位置の設計などを容易にして、さらにコ
ストダウンを図ることができる。さらに、前記振動量に
応じて、記録再生時のディスクの回転倍速を設定するよ
うにしているので、偏重心などによる振動を低減するこ
とができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態として
光ディスクを記録媒体とするディスクドライブ装置(再
生装置)を説明していく。この例のディスクドライブ装
置に装填される光ディスクは、例えばCD−DA(COMP
ACT DISC DIGITAL AUDIO)、CD−ROMなどのCD方
式のディスクや、DVD(DIGITAL VERSATILE DISC/DI
GITAL VIDEO DISC)と呼ばれるディスクなどが考えられ
る。もちろん他の種類の光ディスクに対応するディスク
ドライブ装置でも本発明は適用できるものである。
光ディスクを記録媒体とするディスクドライブ装置(再
生装置)を説明していく。この例のディスクドライブ装
置に装填される光ディスクは、例えばCD−DA(COMP
ACT DISC DIGITAL AUDIO)、CD−ROMなどのCD方
式のディスクや、DVD(DIGITAL VERSATILE DISC/DI
GITAL VIDEO DISC)と呼ばれるディスクなどが考えられ
る。もちろん他の種類の光ディスクに対応するディスク
ドライブ装置でも本発明は適用できるものである。
【0012】図1は本例のディスクドライブ装置の要部
のブロック図である。ディスク90は、ターンテーブル
7に積載され、再生動作時においてスピンドルモータ1
によって一定線速度(CLV)もしくは一定角速度(C
AV)で回転駆動される。そしてピックアップ1によっ
てディスク90にエンボスピット形態や相変化ピット形
態などで記録されているデータの読み出しが行なわれる
ことになる。
のブロック図である。ディスク90は、ターンテーブル
7に積載され、再生動作時においてスピンドルモータ1
によって一定線速度(CLV)もしくは一定角速度(C
AV)で回転駆動される。そしてピックアップ1によっ
てディスク90にエンボスピット形態や相変化ピット形
態などで記録されているデータの読み出しが行なわれる
ことになる。
【0013】ピックアップ1内には、レーザ光源となる
レーザダイオード4や、反射光を検出するためのフォト
ディテクタ5、レーザ光の出力端となる対物レンズ2、
レーザ光を対物レンズ2を介してディスク記録面に照射
し、またその反射光をフォトディテクタ5に導く光学系
が形成される。対物レンズ2は二軸機構3によってトラ
ッキング方向及びフォーカス方向に移動可能に保持され
ている。またピックアップ1全体はスレッド機構8によ
りディスク半径方向に移動可能とされている。
レーザダイオード4や、反射光を検出するためのフォト
ディテクタ5、レーザ光の出力端となる対物レンズ2、
レーザ光を対物レンズ2を介してディスク記録面に照射
し、またその反射光をフォトディテクタ5に導く光学系
が形成される。対物レンズ2は二軸機構3によってトラ
ッキング方向及びフォーカス方向に移動可能に保持され
ている。またピックアップ1全体はスレッド機構8によ
りディスク半径方向に移動可能とされている。
【0014】ディスク90からの反射光情報はフォトデ
ィテクタ5によって検出され、受光光量に応じた電気信
号とされてRFアンプ9に供給される。RFアンプ9に
は、フォトディテクタ5としての複数の受光素子からの
出力電流に対応して電流電圧変換回路、マトリクス演算
/増幅回路等を備え、マトリクス演算処理により必要な
信号を生成する。例えば再生データであるRF信号、サ
ーボ制御のためのフォーカスエラー信号FE、トラッキ
ングエラー信号TEなどを生成する。RFアンプ9から
出力される再生RF信号は2値化回路11へ、フォーカ
スエラー信号FE、トラッキングエラー信号TEはサー
ボプロセッサ14へ供給される。
ィテクタ5によって検出され、受光光量に応じた電気信
号とされてRFアンプ9に供給される。RFアンプ9に
は、フォトディテクタ5としての複数の受光素子からの
出力電流に対応して電流電圧変換回路、マトリクス演算
/増幅回路等を備え、マトリクス演算処理により必要な
信号を生成する。例えば再生データであるRF信号、サ
ーボ制御のためのフォーカスエラー信号FE、トラッキ
ングエラー信号TEなどを生成する。RFアンプ9から
出力される再生RF信号は2値化回路11へ、フォーカ
スエラー信号FE、トラッキングエラー信号TEはサー
ボプロセッサ14へ供給される。
【0015】RFアンプ9で得られた再生RF信号は2
値化回路11で2値化されることでいわゆるEFM信号
(8−14変調信号;CDの場合)もしくはEFM+信
号(8−16変調信号;DVDの場合)とされ、デコー
ダ12に供給される。デコーダ12ではEFM復調,C
IRCデコード等を行ない、また必要に応じてCD−R
OMデコード、MPEGデコードなどを行なってディス
ク90から読み取られた情報の再生を行なう。再生され
たデータはインターフェース部13を介して例えばホス
トコンピュータなどの外部機器に出力される。
値化回路11で2値化されることでいわゆるEFM信号
(8−14変調信号;CDの場合)もしくはEFM+信
号(8−16変調信号;DVDの場合)とされ、デコー
ダ12に供給される。デコーダ12ではEFM復調,C
IRCデコード等を行ない、また必要に応じてCD−R
OMデコード、MPEGデコードなどを行なってディス
ク90から読み取られた情報の再生を行なう。再生され
たデータはインターフェース部13を介して例えばホス
トコンピュータなどの外部機器に出力される。
【0016】サーボプロセッサ14は、RFアンプ9か
らのフォーカスエラー信号FE、トラッキングエラー信
号TEや、デコーダ12もしくはシステムコントローラ
10からのスピンドルエラー信号SPE等から、フォー
カス、トラッキング、スレッド、スピンドルの各種サー
ボドライブ信号を生成しサーボ動作を実行させる。即ち
フォーカスエラー信号FE、トラッキングエラー信号T
Eに応じてフォーカスドライブ信号、トラッキングドラ
イブ信号を生成し、二軸ドライバ16に供給する。二軸
ドライバ16はピックアップ1における二軸機構3のフ
ォーカスコイル、トラッキングコイルを駆動することに
なる。これによってピックアップ1、RFアンプ9、サ
ーボプロセッサ14、二軸ドライバ16、二軸機構3に
よるトラッキングサーボループ及びフォーカスサーボル
ープが形成される。
らのフォーカスエラー信号FE、トラッキングエラー信
号TEや、デコーダ12もしくはシステムコントローラ
10からのスピンドルエラー信号SPE等から、フォー
カス、トラッキング、スレッド、スピンドルの各種サー
ボドライブ信号を生成しサーボ動作を実行させる。即ち
フォーカスエラー信号FE、トラッキングエラー信号T
Eに応じてフォーカスドライブ信号、トラッキングドラ
イブ信号を生成し、二軸ドライバ16に供給する。二軸
ドライバ16はピックアップ1における二軸機構3のフ
ォーカスコイル、トラッキングコイルを駆動することに
なる。これによってピックアップ1、RFアンプ9、サ
ーボプロセッサ14、二軸ドライバ16、二軸機構3に
よるトラッキングサーボループ及びフォーカスサーボル
ープが形成される。
【0017】またサーボプロセッサ14はスピンドルモ
ータドライバ17に対して、スピンドルエラー信号SP
Eに応じて生成したスピンドルドライブ信号を供給す
る。スピンドルモータドライバ17はスピンドルドライ
ブ信号に応じて例えば3相駆動信号をスピンドルモータ
6に印加し、スピンドルモータ6のCLV回転を実行さ
せる。またサーボプロセッサ14はシステムコントロー
ラ10からのスピンドルキック/ブレーキ制御信号に応
じてスピンドルドライブ信号を発生させ、スピンドルモ
ータドライバ17によるスピンドルモータ6の起動また
は停止などの動作も実行させる。
ータドライバ17に対して、スピンドルエラー信号SP
Eに応じて生成したスピンドルドライブ信号を供給す
る。スピンドルモータドライバ17はスピンドルドライ
ブ信号に応じて例えば3相駆動信号をスピンドルモータ
6に印加し、スピンドルモータ6のCLV回転を実行さ
せる。またサーボプロセッサ14はシステムコントロー
ラ10からのスピンドルキック/ブレーキ制御信号に応
じてスピンドルドライブ信号を発生させ、スピンドルモ
ータドライバ17によるスピンドルモータ6の起動また
は停止などの動作も実行させる。
【0018】サーボプロセッサ14は、例えばトラッキ
ングエラー信号TEの低域成分として得られるスレッド
エラー信号や、システムコントローラ10からのアクセ
ス(シーク)実行制御などに基づいてスレッドドライブ
信号を生成し、スレッドドライバ15に供給する。スレ
ッドドライバ15はスレッドドライブ信号に応じてスレ
ッド機構8を駆動する。スレッド機構8には図示しない
が、ピックアップ1を保持するメインシャフト、スレッ
ドモータ、伝達ギア等による機構を有し、スレッドドラ
イバ15がスレッドドライブ信号に応じてスレッド機構
8を駆動することで、ピックアップ1の所要のスライド
移動が行なわれる。
ングエラー信号TEの低域成分として得られるスレッド
エラー信号や、システムコントローラ10からのアクセ
ス(シーク)実行制御などに基づいてスレッドドライブ
信号を生成し、スレッドドライバ15に供給する。スレ
ッドドライバ15はスレッドドライブ信号に応じてスレ
ッド機構8を駆動する。スレッド機構8には図示しない
が、ピックアップ1を保持するメインシャフト、スレッ
ドモータ、伝達ギア等による機構を有し、スレッドドラ
イバ15がスレッドドライブ信号に応じてスレッド機構
8を駆動することで、ピックアップ1の所要のスライド
移動が行なわれる。
【0019】ピックアップ1におけるレーザダイオード
4はレーザドライバ18によってレーザ発光駆動され
る。システムコントローラ10はディスク90に対する
再生動作を実行させる際に、レーザパワーの制御値をオ
ートパワーコントロール回路19にセットし、オートパ
ワーコントロール回路19はセットされたレーザパワー
の値に応じてレーザ出力が行われるようにレーザドライ
バ18を制御する。
4はレーザドライバ18によってレーザ発光駆動され
る。システムコントローラ10はディスク90に対する
再生動作を実行させる際に、レーザパワーの制御値をオ
ートパワーコントロール回路19にセットし、オートパ
ワーコントロール回路19はセットされたレーザパワー
の値に応じてレーザ出力が行われるようにレーザドライ
バ18を制御する。
【0020】なお、記録動作が可能な装置とする場合
は、記録データに応じて変調された信号がレーザドライ
バ18に印加される。例えば記録可能タイプのディスク
90に対して記録を行う際には、ホストコンピュータ等
からインターフェース部13に供給された記録データは
図示しないエンコーダによってエラー訂正コードの付
加、EFM+変調などの処理が行われた後、レーザドラ
イバ18に供給される。そしてレーザドライバ18が記
録データに応じてレーザ発光動作をレーザダイオード4
に実行させることで、ディスク90に対するデータ記録
が実行される。
は、記録データに応じて変調された信号がレーザドライ
バ18に印加される。例えば記録可能タイプのディスク
90に対して記録を行う際には、ホストコンピュータ等
からインターフェース部13に供給された記録データは
図示しないエンコーダによってエラー訂正コードの付
加、EFM+変調などの処理が行われた後、レーザドラ
イバ18に供給される。そしてレーザドライバ18が記
録データに応じてレーザ発光動作をレーザダイオード4
に実行させることで、ディスク90に対するデータ記録
が実行される。
【0021】以上のようなサーボ及びデコード、エンコ
ードなどの各種動作はマイクロコンピュータによって形
成されたシステムコントローラ10により制御される。
例えば再生開始、終了、トラックアクセス、早送り再
生、早戻し再生などの動作は、システムコントローラ1
0がサーボプロセッサ14やピックアップ1の動作を制
御することで実現される。
ードなどの各種動作はマイクロコンピュータによって形
成されたシステムコントローラ10により制御される。
例えば再生開始、終了、トラックアクセス、早送り再
生、早戻し再生などの動作は、システムコントローラ1
0がサーボプロセッサ14やピックアップ1の動作を制
御することで実現される。
【0022】システムコントローラ10はサーボプロセ
ッサ14に対して基準速度情報を設定することができ、
サーボプロセッサ14は設定された基準速度情報とデコ
ーダ12からの回転速度情報を比較してスピンドルエラ
ー信号SPEを生成する。さらに、基準速度情報の設定
を変えることにより、CLV速度を例えば2倍速、4倍
速、8倍速・・・、n倍に制御することができる。
ッサ14に対して基準速度情報を設定することができ、
サーボプロセッサ14は設定された基準速度情報とデコ
ーダ12からの回転速度情報を比較してスピンドルエラ
ー信号SPEを生成する。さらに、基準速度情報の設定
を変えることにより、CLV速度を例えば2倍速、4倍
速、8倍速・・・、n倍に制御することができる。
【0023】振動検出部20は、例えばディスクドライ
ブ装置のシャーシなどにとり付けられ、ディスク90を
所定の速度で回転させたときに発生する振動の量を検出
情報としてシステムコントローラ10に供給することが
できるようにされている。したがってシステムコントロ
ーラ10は、振動検出部20によって検出される振動量
に基づいて、ディスク90に対する再生時または記録時
の駆動回転速度として所定の倍速度を設定する制御を行
なう。
ブ装置のシャーシなどにとり付けられ、ディスク90を
所定の速度で回転させたときに発生する振動の量を検出
情報としてシステムコントローラ10に供給することが
できるようにされている。したがってシステムコントロ
ーラ10は、振動検出部20によって検出される振動量
に基づいて、ディスク90に対する再生時または記録時
の駆動回転速度として所定の倍速度を設定する制御を行
なう。
【0024】次に、振動検出部20の構成例を説明す
る。図2は振動検出部20を例えばホール素子を用いて
構成した例を示す図である。 ホール素子21は、例え
ば図1に示した回路ブロックなどが構成される回路基板
または、ピックアップ1などからなるベースユニットな
どにおいて、後で説明するように、例えばマグネット、
コイルばねなどによって構成される磁界を発生すること
ができる振動素子(図示せず)に対応した位置に配置さ
れる。そして、このホール素子21の端子Taと端子T
bの間には駆動部22で生成された所定の制御電流が流
れるようにされている。駆動部21に対しては例えば1
V程度の定電圧を印加することにより制御電流を生成し
ている。
る。図2は振動検出部20を例えばホール素子を用いて
構成した例を示す図である。 ホール素子21は、例え
ば図1に示した回路ブロックなどが構成される回路基板
または、ピックアップ1などからなるベースユニットな
どにおいて、後で説明するように、例えばマグネット、
コイルばねなどによって構成される磁界を発生すること
ができる振動素子(図示せず)に対応した位置に配置さ
れる。そして、このホール素子21の端子Taと端子T
bの間には駆動部22で生成された所定の制御電流が流
れるようにされている。駆動部21に対しては例えば1
V程度の定電圧を印加することにより制御電流を生成し
ている。
【0025】ディスクドライブ装置において、ディスク
90の回転に伴う振動が発生すると、前記振動素子によ
って印加される磁界が変化し、その結果ホール効果によ
り端子Tcと端子Tdの間に電位差が生じるようにな
る。すなわち、この電位差レベルは振動量に比例するこ
とになる。差動アンプ部23では端子Tcと端子Tdの
間に生じた電位差に応じた電圧を出力し、この出力レベ
ルを振動検出情報としてシステムコントローラ10に供
給する。
90の回転に伴う振動が発生すると、前記振動素子によ
って印加される磁界が変化し、その結果ホール効果によ
り端子Tcと端子Tdの間に電位差が生じるようにな
る。すなわち、この電位差レベルは振動量に比例するこ
とになる。差動アンプ部23では端子Tcと端子Tdの
間に生じた電位差に応じた電圧を出力し、この出力レベ
ルを振動検出情報としてシステムコントローラ10に供
給する。
【0026】次に、振動検出部20と振動素子の構成例
を説明する。図3はディスクドライブ装置のシャーシ
と、ピックアップ1やスピンドルモータ6等を搭載した
ベースユニットの相対運動を検出する例を示している。
ベースユニット30はシャーシ31に設けられているベ
ースユニット支持部32に、例えば振動吸収用などとし
て設けられているインシュレータ33、33を介して支
持されている。回路基板34には図1のブロック図に示
した各種機能回路などが構成され、シャーシ31の例え
ば下方に例えばねじN、Nなどによって固定されてい
る。ただし、この図には振動検出部20のホール素子2
1のみが示されている。振動素子として構成されている
マグネット35は、例えばベースユニット32において
例えば回路基板34上に配置されているホール素子21
に対応する位置に設けられている。
を説明する。図3はディスクドライブ装置のシャーシ
と、ピックアップ1やスピンドルモータ6等を搭載した
ベースユニットの相対運動を検出する例を示している。
ベースユニット30はシャーシ31に設けられているベ
ースユニット支持部32に、例えば振動吸収用などとし
て設けられているインシュレータ33、33を介して支
持されている。回路基板34には図1のブロック図に示
した各種機能回路などが構成され、シャーシ31の例え
ば下方に例えばねじN、Nなどによって固定されてい
る。ただし、この図には振動検出部20のホール素子2
1のみが示されている。振動素子として構成されている
マグネット35は、例えばベースユニット32において
例えば回路基板34上に配置されているホール素子21
に対応する位置に設けられている。
【0027】回路基板34とシャーシ31はねじN、N
によって固定されているので、ディスクドライブ装置に
振動が発生した場合ほぼ一体的に振動するが、ベースユ
ニット30はインシュレータ33、33を介して支持さ
れているので、振動がある程度低減される。一方、ディ
スクを回転駆動するベースユニット30側で、その回転
速度やディスクの偏重心などによる振動が発生した場
合、その振動はインシュレータ33、33により低減さ
れるため、シャーシ31での振動量は、ベースユニット
30の振動量よりも少なくなる。この振動量の違いによ
り、ホール素子21とマグネット35の相対的位置関係
が変化して、ホール素子21に対するマグネット35の
磁界が変化することになる。したがってホール効果によ
りホール素子21における端子Tcと端子Tdの間に振
動量に応じた電位差が生じるので、差動アンプ部23に
よって、この電位差、すなわち前記相対的位置の変化量
としての振動検出情報としてのベースユニット30の振
動量に関する出力レベルを得ることができる。
によって固定されているので、ディスクドライブ装置に
振動が発生した場合ほぼ一体的に振動するが、ベースユ
ニット30はインシュレータ33、33を介して支持さ
れているので、振動がある程度低減される。一方、ディ
スクを回転駆動するベースユニット30側で、その回転
速度やディスクの偏重心などによる振動が発生した場
合、その振動はインシュレータ33、33により低減さ
れるため、シャーシ31での振動量は、ベースユニット
30の振動量よりも少なくなる。この振動量の違いによ
り、ホール素子21とマグネット35の相対的位置関係
が変化して、ホール素子21に対するマグネット35の
磁界が変化することになる。したがってホール効果によ
りホール素子21における端子Tcと端子Tdの間に振
動量に応じた電位差が生じるので、差動アンプ部23に
よって、この電位差、すなわち前記相対的位置の変化量
としての振動検出情報としてのベースユニット30の振
動量に関する出力レベルを得ることができる。
【0028】なお、ホール素子21とマグネット35
は、互いに近傍に対向するように位置して、かつ、振動
が発生し易い位置に配置されていれば良いので、例えば
ホール素子21をベースユニット30に、またマグネッ
ト35を回路基板34に配置するようにしても同様の振
動検出を行なうことが可能である。
は、互いに近傍に対向するように位置して、かつ、振動
が発生し易い位置に配置されていれば良いので、例えば
ホール素子21をベースユニット30に、またマグネッ
ト35を回路基板34に配置するようにしても同様の振
動検出を行なうことが可能である。
【0029】次に、図4、図5にしたがい、例えば回路
基板34上にホール素子21及び例えばコイルによる振
動素子を設ける例を説明する。例えば図4の斜視図に示
されているように、回路基板34上にホール素子21を
配置し、その近傍に振動しやすい形状に成形したコイル
40を突設する。このコイル40は端子部分がホール素
子21の端子Tc、Tdに対応する位置に配置され、巻
き線部40aがホール素子21をまたぐようにされてい
る。そして、図5の側面から示す摸式図に示されている
ように、コイル40に通電してホール素子21に対して
磁界を印加させる状態を通常の動作状態とすることで、
ディスクドライブ装置で発生した振動により巻き線部4
0aが揺れた場合の磁界変化をホール素子21で検出す
る。つまり、ベースユニット30側で発生した振動に伴
う回路基板34の振動量を検出できる。なお、ホール素
子21及びコイル40は回路基板34以外にも、例えば
図2に示したベースユニット30に形成されている小型
基板上に配置するようにしても良い。
基板34上にホール素子21及び例えばコイルによる振
動素子を設ける例を説明する。例えば図4の斜視図に示
されているように、回路基板34上にホール素子21を
配置し、その近傍に振動しやすい形状に成形したコイル
40を突設する。このコイル40は端子部分がホール素
子21の端子Tc、Tdに対応する位置に配置され、巻
き線部40aがホール素子21をまたぐようにされてい
る。そして、図5の側面から示す摸式図に示されている
ように、コイル40に通電してホール素子21に対して
磁界を印加させる状態を通常の動作状態とすることで、
ディスクドライブ装置で発生した振動により巻き線部4
0aが揺れた場合の磁界変化をホール素子21で検出す
る。つまり、ベースユニット30側で発生した振動に伴
う回路基板34の振動量を検出できる。なお、ホール素
子21及びコイル40は回路基板34以外にも、例えば
図2に示したベースユニット30に形成されている小型
基板上に配置するようにしても良い。
【0030】コイル40の形状としては、この他にも一
例として図6(a)(b)(c)に示されているものが
挙げられる。図4に示したコイル40は、巻き線部分4
0aがホール素子21をまたぐように例えば回路基板3
4に配置されるように形成されていたが、図6(a)に
示すコイル41として、例えばホール素子21の上方を
往復するように構成していずれか一方に巻き線部41a
を形成しても良いし、また図6(b)に示すコイル42
として、例えばホール素子21の上方を往復するように
構成して、その双方に巻き線部42a、42bを形成し
ても良い。また、振動素子としてはコイル40、41、
42以外でも、例えば図6(c)に示されているよう
に、振動しやすい形状とされる細い棒状に形成したマグ
ネット43を回路基板34におけるホール素子21の近
傍に配置し、マグネット43の振動により生じる磁界変
化をホール素子21で検出するようにしても良い。
例として図6(a)(b)(c)に示されているものが
挙げられる。図4に示したコイル40は、巻き線部分4
0aがホール素子21をまたぐように例えば回路基板3
4に配置されるように形成されていたが、図6(a)に
示すコイル41として、例えばホール素子21の上方を
往復するように構成していずれか一方に巻き線部41a
を形成しても良いし、また図6(b)に示すコイル42
として、例えばホール素子21の上方を往復するように
構成して、その双方に巻き線部42a、42bを形成し
ても良い。また、振動素子としてはコイル40、41、
42以外でも、例えば図6(c)に示されているよう
に、振動しやすい形状とされる細い棒状に形成したマグ
ネット43を回路基板34におけるホール素子21の近
傍に配置し、マグネット43の振動により生じる磁界変
化をホール素子21で検出するようにしても良い。
【0031】次に、図7に示されているフローチャート
にしたがい、図2乃至図6で説明した振動検出部20に
よって振動量を検出して、この振動量に応じてディスク
90の回転数を制御する場合のシステムコントローラ1
0の動作例を説明する。ディスクドライブ装置にディス
ク90が装填されターンテーブル7に積載されると(S0
01)、ディスク90を回転させる(S002)。このステッ
プS002においては、当該ディスクドライブ装置のシステ
ムで設定されている上限の回転速度ではなく、例えばフ
ォーカス引き込みが可能とされるのに足る所定回転速度
で駆動するように制御を行なえばよい。そして、ピック
アップ1のレーザを発光させ、フォーカスサーボループ
をオンにするように制御する(S003)。ここで、フォー
カスサーボループをオンにするのは、後述するようにし
て振動量が検出された後に、即座にトラッキングサーボ
ループをオンとすることができるようにしているためで
ある。
にしたがい、図2乃至図6で説明した振動検出部20に
よって振動量を検出して、この振動量に応じてディスク
90の回転数を制御する場合のシステムコントローラ1
0の動作例を説明する。ディスクドライブ装置にディス
ク90が装填されターンテーブル7に積載されると(S0
01)、ディスク90を回転させる(S002)。このステッ
プS002においては、当該ディスクドライブ装置のシステ
ムで設定されている上限の回転速度ではなく、例えばフ
ォーカス引き込みが可能とされるのに足る所定回転速度
で駆動するように制御を行なえばよい。そして、ピック
アップ1のレーザを発光させ、フォーカスサーボループ
をオンにするように制御する(S003)。ここで、フォー
カスサーボループをオンにするのは、後述するようにし
て振動量が検出された後に、即座にトラッキングサーボ
ループをオンとすることができるようにしているためで
ある。
【0032】フォーカスサーボループをオンにすると、
次にディスク90の回転を上昇させるように制御する
(S004)。これにより、ディスク90に偏重心があった
場合などは偏重心量に伴った振動が発生することにな
る。なお、ここでで制御される回転速度としては、上限
の回転速度としても良いし、または上限の回転速度とし
なくても偏重心による振動がほぼ確実に発生する回転速
度であってもよい。
次にディスク90の回転を上昇させるように制御する
(S004)。これにより、ディスク90に偏重心があった
場合などは偏重心量に伴った振動が発生することにな
る。なお、ここでで制御される回転速度としては、上限
の回転速度としても良いし、または上限の回転速度とし
なくても偏重心による振動がほぼ確実に発生する回転速
度であってもよい。
【0033】このようにしてディスク90の回転速度を
上昇させると、これにより発生する振動により検出され
る振動検出情報を振動検出部20から取り込む(S00
5)。そして、振動検出情報が所定値以上か否かの判別
を行ない(S006)、振動検出情報が所定値以下であると
判別した場合は、ディスク90が例えば偏重心ディスク
ではなく、ディスク回転に伴う大きな振動は発生しない
と判別する(S007)。そして、モータ性能上のマックス
とされる回転速度内でホストコンピュータ側で設定され
た速度で、つまり、ホストコンピュータの指示どおりの
速度でディスク90を回転させるように制御して(S00
8)、その後、トラッキングサーボループをオンにする
(S009)。
上昇させると、これにより発生する振動により検出され
る振動検出情報を振動検出部20から取り込む(S00
5)。そして、振動検出情報が所定値以上か否かの判別
を行ない(S006)、振動検出情報が所定値以下であると
判別した場合は、ディスク90が例えば偏重心ディスク
ではなく、ディスク回転に伴う大きな振動は発生しない
と判別する(S007)。そして、モータ性能上のマックス
とされる回転速度内でホストコンピュータ側で設定され
た速度で、つまり、ホストコンピュータの指示どおりの
速度でディスク90を回転させるように制御して(S00
8)、その後、トラッキングサーボループをオンにする
(S009)。
【0034】また、ステップS006において、振動検出情
報が所定値以上であると判別した場合は、ディスク90
が例えば偏重心ディスクであり、高速回転を行った場合
に大きな振動が発生するおそれがあると判別する(S01
0)。そして、想定される振動量に応じたある上限回転
速度の設定を行ない、この上限回転速度以下でディスク
90を回転させるように制御する(S011)。つまり、ホ
ストコンピュータが例えばある回転速度を指示してきて
も、その速度がこの設定された上限回転速度を超えてい
た場合は、その指示にかかわらず、当該上限回転速度で
ディスク90を回転させる。なお、このステップS011に
おける上限回転速度の設定は、振動検出情報の値、すな
わち偏重心量の度合いに対応して適宜設定するようにし
ても良い。そして、上限速度が設定された後にトラッキ
ングサーボループをオンにする(S009)。この設定をす
る上限回転速度とは、各種悪影響をおよぼすような振動
が発生しないと考えられる回転速度とする。すなわち、
例えば偏重心ディスクなどで、高速回転時に大きな振動
が発生すると想定される場合は、ホストコンピュータの
指示にかかわらず、設定上限回転速度以内の回転速度で
回転駆動することで、大きな振動を発生させないように
するものである。
報が所定値以上であると判別した場合は、ディスク90
が例えば偏重心ディスクであり、高速回転を行った場合
に大きな振動が発生するおそれがあると判別する(S01
0)。そして、想定される振動量に応じたある上限回転
速度の設定を行ない、この上限回転速度以下でディスク
90を回転させるように制御する(S011)。つまり、ホ
ストコンピュータが例えばある回転速度を指示してきて
も、その速度がこの設定された上限回転速度を超えてい
た場合は、その指示にかかわらず、当該上限回転速度で
ディスク90を回転させる。なお、このステップS011に
おける上限回転速度の設定は、振動検出情報の値、すな
わち偏重心量の度合いに対応して適宜設定するようにし
ても良い。そして、上限速度が設定された後にトラッキ
ングサーボループをオンにする(S009)。この設定をす
る上限回転速度とは、各種悪影響をおよぼすような振動
が発生しないと考えられる回転速度とする。すなわち、
例えば偏重心ディスクなどで、高速回転時に大きな振動
が発生すると想定される場合は、ホストコンピュータの
指示にかかわらず、設定上限回転速度以内の回転速度で
回転駆動することで、大きな振動を発生させないように
するものである。
【0035】ところで、例えばディスクドライブ装置筐
体内の所定の位置に加速度センサを設けて、この加速度
センサによって振動量を検出することが考えられる。こ
の場合、ディスク90の偏重心量に応じてディスクドラ
イブ装置に発生する振動によって加速度センサが振動す
る場合の加速度を検出する。そして、この加速度センサ
から得られる検出信号の値を偏重心量として、ディスク
90の回転速度を設定する制御を行なう。ところが、こ
のような加速度センサは、その配置位置などの設計上の
制約が大きいうえに、コストが高いため容易に導入する
ことは困難とされていた。
体内の所定の位置に加速度センサを設けて、この加速度
センサによって振動量を検出することが考えられる。こ
の場合、ディスク90の偏重心量に応じてディスクドラ
イブ装置に発生する振動によって加速度センサが振動す
る場合の加速度を検出する。そして、この加速度センサ
から得られる検出信号の値を偏重心量として、ディスク
90の回転速度を設定する制御を行なう。ところが、こ
のような加速度センサは、その配置位置などの設計上の
制約が大きいうえに、コストが高いため容易に導入する
ことは困難とされていた。
【0036】しかし、本実施の形態で説明したホール素
子21およびコイル40などの振動素子を用いることに
より、加速度センサ等の高価な素子は不要であるため、
コストを抑え、さらに十分な精度で振動検出を行なうこ
とができるようになる。
子21およびコイル40などの振動素子を用いることに
より、加速度センサ等の高価な素子は不要であるため、
コストを抑え、さらに十分な精度で振動検出を行なうこ
とができるようになる。
【0037】
【発明の効果】以上、説明したように本発明のディスク
ドライブ装置は、ディスクを回転させた場合に発生する
振動により、ホール素子および振動素子の相対的位置の
変化とされる振動量を検出し、この振動量に応じてディ
スクの回転速度を設定することができるようにされてい
る。したがって、偏重心等による振動を最小限に抑制す
ることができるので、データの読み出し精度を安定させ
ることができる。また、偏重心量の検出は加速度センサ
などの高価な振動検出手段を備えずに行なうことができ
るので、実装位置の設計などを容易にして、さらにコス
トダウンを図ることができる。
ドライブ装置は、ディスクを回転させた場合に発生する
振動により、ホール素子および振動素子の相対的位置の
変化とされる振動量を検出し、この振動量に応じてディ
スクの回転速度を設定することができるようにされてい
る。したがって、偏重心等による振動を最小限に抑制す
ることができるので、データの読み出し精度を安定させ
ることができる。また、偏重心量の検出は加速度センサ
などの高価な振動検出手段を備えずに行なうことができ
るので、実装位置の設計などを容易にして、さらにコス
トダウンを図ることができる。
【0038】さらに振動が低減されることによってデー
タの読みだし精度が向上され、これにより読み出しエラ
ー発生の確率が低くなり、不要なリトライ処理を行なわ
ずに、適正な再生動作を継続させることができる。ま
た、不要な振動を抑制することができることから、ディ
スクドライブ装置やディスク自体の破損も防止されるこ
とになる。
タの読みだし精度が向上され、これにより読み出しエラ
ー発生の確率が低くなり、不要なリトライ処理を行なわ
ずに、適正な再生動作を継続させることができる。ま
た、不要な振動を抑制することができることから、ディ
スクドライブ装置やディスク自体の破損も防止されるこ
とになる。
【図1】本発明の実施の形態のディスクドライブ装置の
要部を示すブロック図である。
要部を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態の振動検出部におけるホール素子
に関わる構成を説明する図である。
に関わる構成を説明する図である。
【図3】本実施の形態の振動検出部の構成を説明する図
である。
である。
【図4】本実施の形態の振動検出部の構成を説明する図
である。
である。
【図5】本実施の形態の振動検出部の構成を説明する図
である。
である。
【図6】本実施の形態の振動素子の他の例を説明する図
である。
である。
【図7】本実施の形態において振動検出を行ないディス
クの回転速度を制御する例を説明するフローチャートで
ある。
クの回転速度を制御する例を説明するフローチャートで
ある。
10 システムコントローラ、20 振動検出部、21
ホール素子、22 駆動部 23 差動アンプ部、3
0 ベースユニット、34 回路基板、35,43 マ
グネット、40,41,42 コイル、40a,41
a,41b,42a巻き線部
ホール素子、22 駆動部 23 差動アンプ部、3
0 ベースユニット、34 回路基板、35,43 マ
グネット、40,41,42 コイル、40a,41
a,41b,42a巻き線部
Claims (2)
- 【請求項1】 ディスク状記録媒体を回転させデータの
記録または再生を行なうことができるようにされている
ディスクドライブ装置において、 前記ディスクドライブ装置の筐体内の所定の位置に配置
され、少なくとも、印加された磁界の状態に応じた磁界
検出信号を出力することができる磁界検出手段と、 磁界を発生することができるとともに、前記磁界検出手
段に対応した位置において、振動によりその一部または
全部の前記磁界検出手段との相対的位置が変移するよう
に配置されている振動素子手段と、 前記ディスク状記録媒体を所定の回転速度で回転駆動さ
せた状態のもとで、前記磁界検出手段と振動素子手段の
相対的位置の変移に応じて得られる前記磁界検出信号に
より振動量を検出して、その振動量に応じて前記ディス
ク状記録媒体の回転駆動速度を設定する回転駆動速度制
御手段と、 を備えていることを特徴とするディスクドライブ装置。 - 【請求項2】 前記回転駆動速度制御手段は、 検出された振動量に応じて、ディスク状記録媒体の回転
駆動速度の上限を設定することを特徴とする請求項1に
記載のディスクドライブ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29999197A JPH11134784A (ja) | 1997-10-31 | 1997-10-31 | ディスクドライブ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29999197A JPH11134784A (ja) | 1997-10-31 | 1997-10-31 | ディスクドライブ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11134784A true JPH11134784A (ja) | 1999-05-21 |
Family
ID=17879435
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29999197A Withdrawn JPH11134784A (ja) | 1997-10-31 | 1997-10-31 | ディスクドライブ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11134784A (ja) |
-
1997
- 1997-10-31 JP JP29999197A patent/JPH11134784A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050104 |