JPH11328837A - ディスクドライブ装置 - Google Patents

ディスクドライブ装置

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JPH11328837A
JPH11328837A JP10135299A JP13529998A JPH11328837A JP H11328837 A JPH11328837 A JP H11328837A JP 10135299 A JP10135299 A JP 10135299A JP 13529998 A JP13529998 A JP 13529998A JP H11328837 A JPH11328837 A JP H11328837A
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JP
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disk
vibration
thread
speed
pickup
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JP10135299A
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Inventor
Michihiko Iida
道彦 飯田
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Original Assignee
Sony Corp
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  • Rotational Drive Of Disk (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易かつ安価に振動を検出する。 【解決手段】 ディスク90を装填後、少なくともトラ
ッキングサーボの制御を実行する前に、本来、ピックア
ップ1の移動の検出のために設けられているスレッドセ
ンサ10を利用して、ディスク90の偏重心等によって
当該ディスクドライブ装置で発生する振動の検出を行う
ようにしている。そして、例えば装填されたディスク9
0が偏重心ディスクなどで、高速回転時に大きな振動が
発生すると想定される場合は、ホストコンピュータの指
示にかかわらず、振動が発生しない回転速度範囲内でデ
ィスク90を回転することで、当該ディスクドライブ装
置で発生する大きな振動を抑制するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばディスク状
記録媒体の偏芯又は偏重心などによって振動が発生する
ことのあるディスクドライブ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近では例えばパーソナルコンピュータ
などに用いられる各種データやプログラムなどの記録媒
体として、CD−ROMディスク、MOディスクなどの
ディスク状の記録媒体(以下、「ディスク」という)が
知られている。このようなディスクはディスクドライブ
装置に装填された後に所定の速度で回転駆動されたうえ
で、光学ピックアップによって信号面に記録されている
データなどの読み出しが行なわれる。
【0003】ところで、ディスクに記録されているデー
タなどの読み出しを行なう場合に、読みだしの効率を向
上することを目的として、ディスクを標準速度(1倍
速)よりも高速で回転させることができるディスクドラ
イブ装置が知られている。このようなディスクドライブ
装置ではディスクの回転速度を標準速度(200〜50
0rpm程度)に対して、例えば4倍速、6倍速、8倍
速・・・・、32倍などといった高速回転とすることに
よって、再生データの転送レートを高めることによりデ
ータの読みだし効率の向上を図っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記したよ
うにデータの読みだし時にディスクを高速で回転させる
と、例えばディスクの偏芯や偏重心による振動が機器の
動作などに物理的な影響を与える場合がある。ここで、
偏芯とは物理的にディスクのセンターホール中心が重心
位置と一致しているが、センターホール中心がトラック
(放射状、又は同心円状)の中心と一致していないこと
をいうものとされる。また、偏重心とは、物理的にディ
スクのセンターホールがトラックの中心と一致している
が、センターホールの位置がディスクの重心位置と一致
していないことをいうものとされる。なお、以下本明細
書では上述の偏芯を含めて、偏重心ということとする。
【0005】偏重心が発生する要因としては、例えばプ
レス加工などによって行なわれるディスクの製造時の精
度誤差や、ディスクをディスクドライブ装置に装填する
際のセンターホールに対するチャッキングの誤差などが
挙げられる。また、例えばディスク管理などを行なうた
めに、ディスクのレーベル面に管理番号などが示されて
いるシールを貼り付けた場合も、このシールによって重
心がずれて偏重心が発生する場合がある。偏重心した状
態で、先に述べたようにディスクを高速回転させる場
合、例えばある程度以上の高速になると、その回転速度
に対応した周波数の自励振動が発生してくる。この振動
は、偏重心量とディスク回転数に比例しており、高速で
ディスクを回転駆動しているディスクドライブ装置に対
して、次に述べるような物理的な影響を及ぼすことにな
る。
【0006】まず、ディスクがディスクドライブ装置に
装填されてチャッキングされると、その内周側のトラッ
クに記録されているTOC(Table Of Contents )など
の管理情報を読み出すために、ディスクドライブ装置に
おいて、所定の回転速度(例えば4倍速、6倍速、8倍
速など)で回転を開始するが、この時点で偏重心が有る
と振動が発生する。
【0007】この振動がディスクドライブ装置の外部に
伝達されると、例えば振動周期に応じた振動音などが発
生する場合が有り、ユーザに対して不快感を与えること
になる。また、振動の程度によってはトラッキングサー
ボが追従できなくなる場合があり、このためディスクか
らのデータの読み出しが困難となり、読み出しエラーが
発生しやすくなってしまう。これによってエラー処理の
リトライが頻繁に行なわれると、正常なデータ読みだし
動作に移行するのに時間がかかることになる。
【0008】さらに、偏重心量が著しく大きく、これに
伴って振動量も相当に大きくなったような状態では、デ
ィスクドライブ装置から異音が発生したり、この振動自
体の作用によってドライブ装置やディスク自体が破損し
てしまう場合がある。また、ディスクドライブ装置がコ
ンピュータ装置の筐体内に配置されている場合、例えば
ハードディスクドライブなどの他の周辺機器に振動が伝
わると、この振動の影響によりこれらの周辺機器が正常
に動作しなくなる場合がある。
【0009】また、ディスクの偏重心以外の理由であっ
ても、何らかの原因でディスク回転時に大きな振動が発
生した場合は、同様の問題が生ずる。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明はこのようなディ
スク回転時の振動による問題点を解決するために、ディ
スク状記録媒体を回転させデータの記録または再生を行
なうことができるディスクドライブ装置において、ディ
スク状記録媒体に対してデータの読出又は書込を行う光
ピックアップ手段と、光ピックアップ手段をディスク状
記録媒体の内外周方向に移動させるスレッド機構と、ス
レッド機構の動作を検出する検出手段と、ディスク状記
録媒体を所要の回転速度で回転させた状態のもとで、検
出手段の出力により、当該ディスクドライブ装置の振動
状況を判別し、その判別結果に基づいて、ディスク状記
録媒体の回転速度を設定する回転速度制御手段とを備え
るようにした。
【0011】また、上記回転速度制御手段は、振動状況
の判別結果に応じて、ディスク状記録媒体の回転速度の
上限を設定するようにした。
【0012】本発明によれば、ディスク状記録媒体を高
速回転させた場合などにディスク状記録媒体の偏重心等
によって発生する振動を、スレッド機構の動作を検出す
る検出手段を利用して検出し、例えば再生時のディスク
状記録媒体の回転速度を設定することで、偏重心などに
よる振動を低減することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態として
のディスクドライブ装置を説明する。先ず、図2により
本例のディスクドライブ装置のディスクの再生駆動部分
(いわゆるメカデッキ部)の構造を説明する。このメカ
デッキはサブシャーシ本体11上にディスクの再生駆動
に必要な各種機構が設けられて成る。装填されるディス
クはターンテーブル7に積載されることになるが、ター
ンテーブル7がスピンドルモータ6によって回転駆動さ
れることでディスクが回転される。
【0014】回転されているディスクに対してレーザ光
を照射し、その反射光から情報を抽出するための光学系
及びレーザ光源を備えたピックアップ1は、対物レンズ
2がレーザー光の出力端となり、図示するようにディス
クに対向することになる状態で配置されている。
【0015】ピックアップ1はいわゆるスレッド機構に
よりディスク半径方向にスライド移動可能とされてい
る。このため、ピックアップ1の両側にはメインシャフ
ト8aとサブシャフト12が設けられる。そしてピック
アップ1のホルダ部8gにメインシャフト8aが挿通さ
れ、また反対側のホルダ部12gにサブシャフト12が
挿通されることで、ピックアップ1はメインシャフト8
aとサブシャフト12によって支持された状態で、シャ
フト方向に移動可能とされる。
【0016】シャフト上でピックアップ1を移動させる
ための機構として、スレッドモータ8b、スレッド伝達
ギア8c,8d,8eが設けられ、またピックアップ1
のホルダ部8gの近傍にはラックギア8fが取り付けら
れている。スレッドモータ8bが回転駆動されること
で、その回転力がスレッド伝達ギア8c,8d,8eと
伝わる。そしてスレッド伝達ギア8eはラックギア8f
と噛合しているため、伝達された回転力はピックアップ
1をシャフト方向に移動させることになる。従ってスレ
ッドモータ8bの正逆回転により、ピックアップ1はシ
ャフト方向、即ちディスク内外周方向へ移動される。
【0017】またピックアップ1は装填されているディ
スクの傾き状態に応じていわゆるスキュー補正を行なう
ように傾斜方向に移動可能とされる。このため、メイン
シャフト8aの一端は保持部8hによりサブシャーシ本
体11に緩やかに保持されており、他端はスキューギア
14に形成されているカム溝15に嵌入した状態とされ
ている。スキューギア14には、スキューモータ9の回
転動作が伝達ギア13によって伝えられる。
【0018】スレッドモータ8bの内側には、スレッド
機構の動作を検出する手段としてスレッドセンサが取り
付けられている。スレッドセンサは、例えば図3(a)
に示すようにスレッドモータ8bの軸8jと連動して回
転する回転板いわゆるプーリー41と、2個のホール素
子42,42とによって構成される。プーリー41に
は、図3(b)に示すように異なる極性(S極,N極)
の磁性体が交互に着磁してあり、プーリー41がスレッ
ドモータ8bと共に回転して磁界が変化し、この磁界の
変化をホール素子42,42で検出するようにしてい
る。
【0019】なお、プーリー41に対して2つのホール
素子42,42を配置した場合は、後述するようにホー
ル素子42,42の出力は位相が異なるため、この位相
差によってプーリー41の回転方向、すなわちスレッド
モータ8bの回転方向を検出することが可能とされる。
【0020】図1は本例の光ディスクを記録媒体とする
ディスクドライブ装置の要部のブロック図である。この
例のディスクドライブ装置に装填される光ディスクは、
例えばCD−DA(COMPACT DISC DIGITAL AUDIO)、C
D−ROMなどのCD方式のディスクや、DVD(DIGI
TAL VERSATILE DISC/DIGITAL VIDEO DISC)と呼ばれる
ディスクなどが考えられる。もちろん他の種類の光ディ
スクに対応するディスクドライブ装置でも本発明は適用
できるものである。
【0021】ディスク90は、ターンテーブル7に積載
され、再生動作時においてスピンドルモータ1によって
一定線速度(CLV)もしくは一定角速度(CAV)で
回転駆動される。そしてピックアップ1によってディス
ク90にピット形態で記録されているデータの読み出し
が行なわれることになる。
【0022】ピックアップ1内に設けられているレーザ
ダイオード4からのレーザ光は図示しない光学系を介し
て対物レンズ2からディスク90の記録面に対して出力
される。対物レンズ2は二軸機構3によってトラッキン
グ方向及びフォーカス方向に移動可能に保持されてい
る。この二軸機構3の動作によりレーザ光のトラッキン
グ、フォーカス制御が行われる。
【0023】ディスク90からのレーザ光の反射光情報
は対物レンズ2から図示しない光学系を介してディテク
タ5によって検出され、受光光量に応じた電気信号とさ
れてRFアンプ21に供給される。
【0024】RFアンプ21は、電流電圧変換回路、増
幅回路、マトリクス演算回路等を備え、ディテクタ5か
らの信号に基づいて必要な信号を生成する。例えば再生
データであるRF信号、サーボ制御のためのフォーカス
エラー信号FE、トラッキングエラー信号TE、いわゆ
る和信号であるプルイン信号PIなどを生成する。
【0025】RFアンプ21で生成される各種信号は2
値化回路25、サーボプロセッサ31に供給される。即
ちRFアンプ21からの再生RF信号は2値化回路25
へ、フォーカスエラー信号FE、トラッキングエラー信
号TE、プルイン信号PIはサーボプロセッサ31へ供
給される。
【0026】RFアンプ21で得られた再生RF信号は
2値化回路25で2値化されることで例えばEFM信号
(8−14変調信号;ディスク90がCD方式のディス
クである場合)もしくはEFM+信号(8−16変調信
号;ディスク90がDVD方式のディスクである場合)
とされ、デコーダ26に供給される。デコーダ26では
EFM復調,CIRCデコード等を行ない、また必要に
応じてCD−ROMデコード、MPEGデコードなどを
行なってディスク90から読み取られた情報の再生を行
なう。
【0027】サーボプロセッサ31は、RFアンプ21
からのフォーカスエラー信号FE、トラッキングエラー
信号TEや、デコーダ26もしくはシステムコントロー
ラ30からのスピンドルエラー信号SPE等から、フォ
ーカス、トラッキング、スレッド、スピンドルの各種サ
ーボドライブ信号を生成しサーボ動作を実行させる。
【0028】即ちフォーカスエラー信号FE、トラッキ
ングエラー信号TEに応じてフォーカスドライブ信号、
トラッキングドライブ信号を生成し、二軸ドライバ18
に供給する。二軸ドライバ18はピックアップ1におけ
る二軸機構3を駆動することになる。これによって、ピ
ックアップ1、RFアンプ21、サーボプロセッサ3
1、二軸ドライバ18によるトラッキングサーボループ
及びフォーカスサーボループが形成される。
【0029】またサーボプロセッサ31はスピンドルモ
ータドライバ19に対して、スピンドルエラー信号SP
Eに基づいて生成したスピンドルドライブ信号を供給す
る。スピンドルモータドライバ19はスピンドルドライ
ブ信号に応じて例えば3相駆動信号をスピンドルモータ
6に印加し、スピンドルモータ6のCAV回転もしくは
CLV回転を実行させる。なお、CAVの場合は、スピ
ンドルエラー信号SPEは、後述するFGパルスと基準
速度情報を比較することで得ることができ、一方、CL
Vの場合は、スピンドルエラー信号SPEは、デコーダ
26で生成される再生クロックと基準速度情報を比較す
ることで得ることができる。またサーボプロセッサ31
はシステムコントローラ30からのスピンドルキック/
ブレーキ制御信号に応じてスピンドルドライブ信号を発
生させ、スピンドルモータドライバ19によるスピンド
ルモータ6の起動または停止などの動作も実行させる。
【0030】なお、スピンドルモータの回転速度は通常
速度を1倍速としたときに、2倍速、4倍速、8倍速な
どの高速回転とすることも可能である。このような速度
設定は、システムコントローラ30が、スピンドルエラ
ー信号SPEと比較させる基準速度情報を可変設定する
ことで実現される。
【0031】またFG27はスピンドルモータ6の回転
速度に応じた周波数パルス(FGパルス)を発生させ、
サーボプロセッサ31に供給する。例えばスピンドルモ
ータ6の1回転につき6発のFGパルスを発生させる。
【0032】スレッド機構8とは、図2に示したメイン
シャフト8a、スレッドモータ8b、スレッド伝達ギア
8c,8d,8e等の部位を示しており、つまりスレッ
ドドライバ17がスレッドドライブ信号に応じて、スレ
ッド機構8のスレッドモータ8bを駆動することで、ピ
ックアップ1の適正なスライド移動が行われる。
【0033】スレッドセンサ10は、図3で説明したよ
うに、プーリー41と2個のホール素子42,42から
なり、例えばスレッドモータ8bの回転量からピックア
ップ1の移動量を検出しており、このスレッドセンサ1
0の出力は、差動アンプ22で増幅され、微分回路23
で微分されてシステムコントローラ30に取り込まれ
る。即ち、スレッドセンサ10の出力は、トラックアク
セス(シーク)時におけるピックアップ1の移動情報T
KC(ピックアップ1の大まかな位置情報及びピックア
ップ1の速度情報)としてシステムコントローラ30に
取り込まれることになる。
【0034】システムコントローラ30は、このスレッ
ドセンサ10からの移動情報TKCと、ピックアップ1
の目標速度情報とを比較し、ピックアップ1の速度信号
SLvを生成してサーボプロセッサ31に供給する。ま
た同時に移動情報TKCから得られたピックアップ1の
大まかな位置情報をサーボプロセッサ31に供給する。
【0035】サーボプロセッサ31は、システムコント
ローラ30からの速度信号SLvや、RFアンプ21か
らのトラッキングエラー信号TE等からスレッドエラー
信号を生成し、システムコントローラ30からのアクセ
ス実行制御などに基づいて、スレッドドライブ信号を生
成して、スレッドドライバ17に供給する。スレッドド
ライバ17はスレッドドライブ信号に応じてスレッド機
構8を駆動してピックアップ1の送り制御を行うように
される。
【0036】この場合のスレッドサーボループとして
は、ピックアップ1、RFアンプ21、サーボプロセッ
サ31、スレッドドライバ17によって、スレッド機構
8によるピックアップ1の位置を制御する位置系のスレ
ッドサーボループと、スレッドセンサ10、差動アンプ
22、微分回路23、システムコントローラ30、サー
ボプロセッサ31、スレッドドライバ17によってスレ
ッド機構8によるピックアップ1の速度を制御する速度
系のスレッドサーボループが形成されることになる。
【0037】また、差動アンプ22で増幅されたスレッ
ドセンサ10の出力は、A/D変換器24でデジタルデ
ータとされる。このデジタルデータは、スレッドセンサ
信号SLSとしてシステムコントローラ30に取り込ま
れる。後述するようにシステムコントローラ30は、こ
のスレッドセンサ信号SLSから得られる当該ディスク
ドライブ装置の振動量に応じて、再生時または記録時に
おけるディスク90の駆動回転速度の上限を設定してス
ピンドルモータ6の回転速度の制御を行なうようにされ
る。
【0038】ピックアップ1におけるレーザダイオード
4はレーザドライバ20によってレーザ発光駆動され
る。サーボプロセッサ31はシステムコントローラ30
からの指示に基づいて再生時などにピックアップ1のレ
ーザ発光を実行すべきレーザドライブ信号を発生させ、
レーザドライバ20に供給することになる。
【0039】以上のようなサーボ及びデコードなどの各
種動作はマイクロコンピュータによって形成されたシス
テムコントローラ30により制御される。例えば再生開
始、終了、トラックアクセス(シーク)などの動作は、
システムコントローラ30がサーボプロセッサ31やピ
ックアップ1の動作を制御することで実現される。
【0040】以下、このようなディスクドライブ装置に
おける振動検出方法について説明していく。図4は、本
例のディスクドライブ装置に搭載されているスレッドセ
ンサと、その周辺ブロックの構成を示した図である。ス
レッドセンサ10を構成しているホール素子42の端子
Taと端子Tbの間には所定の駆動電圧Vが供給されて
いる。そして、例えばプーリー41がスレッドモータ8
bの回転と連動して回転すると、ホール素子42に与え
られる磁界が変化するため、ホール素子42はホール効
果によって端子Tcと端子Tdの間に電位差が生じる。
そしてこの電位差を差動アンプ22で増幅することで、
同図(b)に示すように、スレッドモータ8bの回転角
に応じてレベルがほぼ正弦波状に変化するスレッドセン
サ信号SLSが出力される。
【0041】また、このスレッドセンサ信号SLSをコ
ンパレータ23を介して出力することで、同図(b)に
示すようなパルス状の出力が移動情報として得られ、こ
の移動情報TKCがシステムコントローラ30に供給さ
れる。この移動情報TKCは、アクセス動作時のスレッ
ド機構8によるピックアップ1の移動距離を示すスレッ
ドセンサ信号SLSを微分したものであるため、ピック
アップ1の大まかな位置情報で、かつ、ピックアップ1
の移動速度情報となる。なお、スレッドモータ8bに取
り付けられているプーリー41を何分割の着磁で磁化す
るかによってスレッドモータ8bの一回転当たりのパル
ス数を可変することが可能とされる。
【0042】なお、本例ではスレッドモータ8bと連動
して回転するプーリー41を着磁しておくことで、スレ
ッドモータ8bの回転による磁界の変化をホール素子4
2によって検出し、この磁界の変化からピックアップ1
の移動量を検出する場合を例にとって説明したが、これ
に限定されるものでない。例えばプーリー41に格子を
形成し、フォトインタラプタによってスレッドモータ8
bの回転による光量変化を検出し、この光量変化からピ
ックアップ1の移動量を検出するようにしても良い。ま
た、例えばメインシャフト8aを着磁しておき、MRセ
ンサによってピックアップ1の移動量を検出するといっ
たことも可能である。
【0043】そして、本実施の形態では、本来、上記し
たようなスレッド機構8によるピックアップ1の移動量
を検出するために設けられているスレッドセンサ10を
利用して当該ディスクドライブ装置の振動量を検出する
ようにしている。このため、本実施の形態ではディスク
90をターンテーブル7に装填後、スレッドセンサ10
による振動検出に不都合となるサーボ(少なくともトラ
ッキングサーボ、及びスレッド機構8によるピックアッ
プ1の位置を制御する位置系のスレッドサーボ)がオフ
されている状態のもとで、例えばディスク90を高速回
転して、ディスク90の偏重心等によってメカデッキ部
分に発生する振動を検出するようにしている。
【0044】即ち、ディスク90の偏重心によってディ
スク90を高速回転したときに、ディスク90に偏重心
があるとスレッドモータ8bに取り付けられたプーリー
41が振動するため、このプーリー41の振動によって
発生する磁界の変化をホール素子42で検出するように
している。なお、ディスク90が偏重心ディスクとされ
る場合は、ディスク90を高速で回転させた時に例えば
ピックアップ1が振動していなくても、ピックアップ1
に駆動を伝達するスレッド伝達ギア8c〜8e等が振動
するため、スレッドモータ8bに取り付けられているプ
ーリー41は振動することになり、振動検出を行うこと
は可能である。
【0045】図5は本実施の形態とされるディスクドラ
イブ装置において、ディスクを高速回転(例えば32倍
速)したときに、振動によって得られるスレッドセンサ
信号の波形の一例を示した図である。なお、この場合は
上述したように振動検出に不都合となるサーボはオフさ
れている。この図5(a)は偏重心ディスクを高速で回
転させたときに出力されるスレッドセンサ信号の波形で
あり、ディスク90が偏重心ディスクとされる場合等で
振動が生じると、スレッドモータ8bに取り付けられて
いるプーリー41が、固有の周波数で振動を起こすの
で、スレッドセンサ10からは、図5(a)に示すよう
なほぼ正弦波状のスレッドセンサ信号SLSが得られる
ことになる。
【0046】一方、図5(b)は標準ディスク(イエロ
ーディスク)を高速で回転させたときに得られるスレッ
ドセンサ信号の波形であり、この場合はスレッドモータ
8bに取り付けられているプーリー41はほとんど振動
しないので、得られるスレッドセンサ信号SLSは図5
(a)に示すようなほぼ0レベルとなる。
【0047】よって、本実施の形態では、このようなス
レッドセンサ10からのスレッドセンサ信号SLSをシ
ステムコントローラ30に供給し、システムコントロー
ラ30で、例えばスレッドセンサ信号SLSのp−p値
を、所定のスレッシホールドレベルthと比較して、デ
ィスク90が偏重心ディスクかどうかの判定を行うよう
にした。そして、ディスク90が偏重心ディスクである
と判定した場合は、ディスク90を当該ディスクドライ
ブ装置に振動しない回転数で回転させるように制御し
た。
【0048】なお、図6は通常動作時、すなわちスレッ
ド機構8によるピックアップ1のスライド動作時に、ス
レッドセンサ10から出力されるスレッドセンサ信号の
波形を示した図であり、この場合はスレッドモータ8b
の回転数に応じた波形出力が得られることになる。
【0049】以下、図7及び図8に示すフローチャート
に従い、スレッドセンサ10によってディスク90の振
動量を検出してディスク90の回転数を制御する場合の
システムコントローラ30の動作例を説明する。本例の
ディスクドライブ装置にディスク90が装填されターン
テーブル7に積載されると(S101)、ディスク90を回
転させ(S102)、ディスク90の回転を上げるような制
御を実行する(S103)。これにより、ディスク90に偏
重心があった場合などは、偏重心量に伴った振動がメカ
デッキ部に生じる。なお、ステップS102で設定され
る回転数としては、当該ディスクドライブ装置の上限の
回転数としても良いが、上限の回転数としなくても偏重
心による振動がほぼ確実に発生する回転速度(例えば4
000rpm:8倍速程度)であればよい。
【0050】このようにしてディスク90を所定の回転
数まで上げた後、スレッドセンサ10から出力されるス
レッドセンサ信号SLSを取り込み(S104)、このスレ
ッドセンサ信号SLSが所定値以上か否かの判定を行う
ようにする(S105)。ステップS105においてスレッ
ドセンサ信号SLSのピークレベル(P−P値)が所定
値以下であると判定した場合は、ディスク90が例えば
偏重心ディスクではなく、ディスクの高速回転に伴う大
きな振動は発生しないと判定し(S106)、例えばモータ
性能上のマックスとされる回転速度内で、つまりホスト
コンピュータの指示どおりの速度でディスク90の回転
を行うものとして、フォーカスサーボループ、トラッキ
ングサーボループをオンにする(S109,S110)。
【0051】また、ステップS105において、スレッ
ドセンサ信号SLSが所定値以上であると判定した場合
は、ディスク90が例えば偏重心ディスクであり、高速
回転を行った場合に大きな振動が発生するおそれがある
と判定し(S109)、ディスク90の回転速度を所定の回
転速度まで下げるように制御する(S108)。つまりホス
トコンピュータが例えばある回転数を指示してきても、
その回転速度がステップS108で設定した回転速度を
超えていた場合は、その指示にかかわらず、ステップS
108で設定した回転速度を上限回転速度として、その
上限回転速度でディスク90を回転させる。なお、ステ
ップS108における回転速度の設定は、スレッドセン
サ信号SLSのピーク値、すなわちディスク90の偏重
心量の度合いに対応して、当該ディスクドライブ装置に
悪影響を及ぼすような振動が発生しない程度の回転数と
なるように適宜設定すれば良い。そしてその後、フォー
カスサーボループ及びトラッキングサーボループをオン
にする(S109,S110)。
【0052】そして上記したような処理が実行された
後、続いてスレッドサーボ等の各種立ち上げ処理が実行
されることになる。但し、スレッドサーボの内、スレッ
ド機構8によるピックアップ1の速度を制御する速度系
のスレッドサーボは、スレッドセンサ10による振動検
出に不都合なものではないので、あらかじめオンしてお
くことは構わない。
【0053】次に、図8はスレッドセンサ10によっ
て、ディスク90の振動量を検出し、ディスク90の回
転数を制御する場合のシステムコントローラ30による
他の動作例を説明した図である。この場合、上記図7同
様にディスク90がターンテーブル7に装填されると
(S201)、ディスク90を回転させる(S202)。この場
合はディスク90の回転速度は、ピックアップ1による
フォーカスの引き込みが可能とされる程度の所定回転速
度で駆動する。そして、ディスク90が所定の回転速度
でとなったところで、ピックアップ1のレーザダイオー
ド4からディスク90に対してレーザを発光して(S20
3)、フォーカスサーボループをオンにする(S204)。
すなわち、この場合は、スレッドセンサ10による振動
検出を実行する前に、(あるいは同時に)スレッドセン
サ10による振動検出に不都合がないフォーカスサーボ
ループをオンするようにしている。
【0054】その後、上記図7においても説明したよう
に、ディスク90の回転速度をディスク90の偏重心に
よる振動がほぼ確実に発生する回転速度上げるような制
御を実行し(S205)、スレッドセンサ10から出力され
るスレッドセンサ信号SLSを取り込み(S206)、この
スレッドセンサ信号SLSが所定値以上か否かの判定を
行うようにする(S207)。
【0055】そして、ステップS207においてスレッ
ドセンサ信号SLSが所定値以下であると判定した場合
は、ディスク90が例えば偏重心ディスクではなく、デ
ィスク回転に伴う大きな振動は発生しないと判定し(S2
08)、ホストコンピュータの指示どおりの速度でディス
ク90の回転を行うものとして、トラッキングサーボル
ープをオンにする(S211)。
【0056】また、ステップS207において、スレッ
ドセンサ信号SLSが所定値以上であると判定した場合
は、ディスク90が例えば偏重心ディスクであり、高速
回転を行った場合に大きな振動が発生するおそれがある
と判別し(S209)、ディスク90の回転数を所定の回転
数以上にならないようにした後、トラッキングサーボル
ープをオンにする(S211)。
【0057】なお、この場合もスレッド機構8によるピ
ックアップ1の速度を制御する速度系のスレッドサーボ
は、スレッドセンサ10による振動検出に不都合ではな
いので、あらかじめオンしておくことは構わない。
【0058】このように本実施の形態とされるディスク
ドライブ装置では、ディスク装填後、少なくともトラッ
キングサーボの制御を実行する前に、本来、ピックアッ
プ1の移動量の検出のために設けられているスレッドセ
ンサ10を利用して、ディスク90の偏重心等によって
当該ディスクドライブ装置で発生する振動の検出を行う
ようにしている。そして、例えば装填されたディスク9
0が偏重心ディスクなどで、高速回転時に大きな振動が
発生すると想定される場合は、ホストコンピュータの指
示にかかわらず、振動が発生しない回転速度範囲内でデ
ィスク90を回転駆動することで、当該ディスクドライ
ブ装置で発生する大きな振動を抑制するようにしてい
る。
【0059】また、図8の処理のように、ディスク装填
後、スレッドセンサ10による振動検出を実行する前
に、(或いは同時に)スレッドセンサ10による振動検
出に影響を及ぼさないフォーカスサーボループをオンに
することで、当該ディスクドライブ装置の立ち上げ時間
の短縮を図るといったことも可能である。
【0060】また、本実施の形態では、本来、ピックア
ップ1の位置検出(スレッド惰性の動作の検出)のため
に設けられているスレッドセンサー10を利用してディ
スク90の偏重心等によって当該ディスクドライブ装置
で発生する振動の検出を行うようにしているため、例え
ばディスクドライブ装置内に振動を検出するためのセン
サを別途設ける必要がない。よって、例えば振動を検出
するセンサとして例えば配置位置等の制約が大きいうえ
に比較的高価な加速度センサを用いた場合に比べて、低
コストで、かつ、十分な精度で振動検出を行なうことが
できるようになる。
【0061】なお、ディスクの偏重心等によってディス
クドライブ装置で発生する振動周波数は、ディスクドラ
イブ装置の設計によって異なるものであるが、装置毎に
固有の周波数となることがあるので、その場合は振動周
波数があらかじめ解れば、スレッドセンサ10から出力
されるスレッドセンサ信号SLSから必要な周波数帯域
だけをバンドパスフィルタ等で抜き出して検出精度の向
上させるようにしても良い。
【0062】
【発明の効果】以上、説明したように本発明のディスク
ドライブ装置は、ディスク状記録媒体を高速回転させた
場合などに発生する偏重心等による振動を、スレッド機
構の動作を検出する検出手段を利用して検出して、例え
ば再生時のディスク状記録媒体の回転数を設定するよう
にしている。従って、ディスク状記録媒体の偏重心等に
よる振動を最小限に抑制することができるので、データ
の読み出し精度を安定させることができる。また、これ
により読み出しエラー発生の確率が低くなり、不要なリ
トライ処理を行なわずに適正な再生動作を継続させるこ
とができる。さらにまた、不要な振動を抑制することが
できることから、ディスクドライブ装置やディスク自体
の破損も防止されることになる。
【0063】特に、偏重心等による振動の検出のため
に、加速度センサなどの高価な振動検出器を設ける必要
がなく、また実装位置の設計なども行う必要もないの
で、コストアップなしに実現することができるという利
点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のディスクドライブ装置の
ブロック図である。
【図2】実施の形態のディスクドライブ装置のメカデッ
キの斜視図である。
【図3】実施の形態のディスクドライブ装置のスレッド
センサと、その周辺部の構成の説明図である。
【図4】実施の形態のスレッドセンサ信号の説明図であ
る。
【図5】振動によって得られるスレッドセンサ信号の波
形図である。
【図6】通常動作時に得られるスレッドセンサ信号の波
形図である。
【図7】実施の形態の振動検出処理のフローチャートで
ある。
【図8】実施の形態の振動検出処理の他のフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 ピックアップ、2 対物レンズ、3 二軸機構、4
レーザダイオード、5 ディテクタ、6 スピンドル
モータ、7 ターンテーブル、8 スレッド機構、10
スレッドセンサ、20 レーザドライバ、21 RF
アンプ、22差動アンプ、23 微分回路、24 A/
D変換器、25 2値化回路、26デコーダ、27 F
G、30 システムコントローラ、31 サーボプロセ
ッサ、90 ディスク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク状記録媒体を回転させデータの
    記録または再生を行なうことができるディスクドライブ
    装置において、 ディスク状記録媒体に対してデータの読出又は書込を行
    う光ピックアップ手段と、 前記光ピックアップ手段を前記ディスク状記録媒体の内
    外周方向に移動させるスレッド機構と、 前記スレッド機構の動作を検出する検出手段と、 前記ディスク状記録媒体を所要の回転速度で回転させた
    状態のもとで、前記検出手段の出力により、当該ディス
    クドライブ装置の振動状況を判別し、その判別結果に基
    づいて、前記ディスク状記録媒体の回転速度を設定する
    回転速度制御手段と、 を備えていることを特徴とするディスクドライブ装置。
  2. 【請求項2】 上記回転速度制御手段は、 振動状況の判別結果に応じて、ディスク状記録媒体の回
    転速度の上限を設定することを特徴とする請求項1に記
    載のディスクドライブ装置。
JP10135299A 1998-05-18 1998-05-18 ディスクドライブ装置 Withdrawn JPH11328837A (ja)

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JP10135299A JPH11328837A (ja) 1998-05-18 1998-05-18 ディスクドライブ装置

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JP10135299A JPH11328837A (ja) 1998-05-18 1998-05-18 ディスクドライブ装置

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ID=15148466

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JP10135299A Withdrawn JPH11328837A (ja) 1998-05-18 1998-05-18 ディスクドライブ装置

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