JPH11317003A - ディスク再生装置とその振動検出方法 - Google Patents

ディスク再生装置とその振動検出方法

Info

Publication number
JPH11317003A
JPH11317003A JP10122295A JP12229598A JPH11317003A JP H11317003 A JPH11317003 A JP H11317003A JP 10122295 A JP10122295 A JP 10122295A JP 12229598 A JP12229598 A JP 12229598A JP H11317003 A JPH11317003 A JP H11317003A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disk
signal
optical pickup
tracking error
vibration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10122295A
Other languages
English (en)
Inventor
Toyokazu Eguchi
豊和 江口
Satoshi Sakuma
智 佐久間
Isato Masubuchi
勇人 増渕
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba AVE Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP10122295A priority Critical patent/JPH11317003A/ja
Priority to US09/265,812 priority patent/US6256275B1/en
Publication of JPH11317003A publication Critical patent/JPH11317003A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/002Recording, reproducing or erasing systems characterised by the shape or form of the carrier
    • G11B7/0037Recording, reproducing or erasing systems characterised by the shape or form of the carrier with discs
    • G11B7/00375Recording, reproducing or erasing systems characterised by the shape or form of the carrier with discs arrangements for detection of physical defects, e.g. of recording layer
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/09Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B7/095Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following specially adapted for discs, e.g. for compensation of eccentricity or wobble
    • G11B7/0953Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following specially adapted for discs, e.g. for compensation of eccentricity or wobble to compensate for eccentricity of the disc or disc tracks

Landscapes

  • Rotational Drive Of Disk (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動検出用のセンサ部品を用いずに、ディス
クの偏重心に起因して発生する振動の大きさを精度良く
検出できるディスクドライブを提供する。 【解決手段】 ディスクを低倍速で駆動させ、このとき
の光ピックアップ3のビームスポットの横切りトラック
数をディスクの偏重心量に相当する横切りトラック数と
して求める。この横切りトラック数が第1のしきい値を
越えているならばディスクを規格外のものとしてリジェ
クトする。また、ディスクを高倍速で駆動させ、このと
きのビームスポットの横切りトラック数を求め、この高
倍速時の横切りトラック数から低倍速時の横切りトラッ
ク数を減算して残った値をディスクの偏重心に起因して
発生する振動量として求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばCD−RO
M、DVDなどの光ディスクの再生を行うディスク再生
装置とその振動検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、CD−ROM、DVDなどの光学
ディスクを再生するディスクドライブの高速化(データ
の読み出し速度の向上)がめざましい。ディスクドライ
ブの高速化により、偏重心ディスク(重心と回転中心と
がずれたディスク)を再生した際に、ディスクの回転に
同期して発生する振動の問題が顕著なものとなってきて
いる。この振動は、光ピックアップのトラッキング性能
を劣化させてデータ読み取り性能を低下させる要因とな
る。また、ドライブの外部に漏れる振動や騒音が増大
し、使用環境を著しく悪化させる要因ともなっている。
【0003】従来、このような偏重心ディスクを再生し
た際に発生する振動を抑制するために、振動子を用いた
センサによって光ピックアップ等の振動を直接検出し、
設定値を越える振動が検出された場合に、例えば再生速
度(再生倍速)を下げるなどの振動対策をとっている。
【0004】しかしながら、この方式では、振動センサ
以外に、この振動センサの出力をA/D変換してコント
ローラに入力する回路等の多くの部品の追加が必要とな
り、組立工数やコストの増大を招くという問題がある。
また、圧電素子型の衝撃センサは、周囲の電磁ノイズに
敏感なため、実装方法や使用方法に特別の配慮が必要に
なるために、この点からもコスト増を招いている。さら
に、これらの振動センサにおいては、部品のばらつき等
による検出誤差も問題である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のディ
スク再生装置では、ディスクの偏重心に起因して発生す
る光ピックアップ等の振動を振動センサによって直接検
出し、基準値を越える振動が検出された場合に再生速度
(再生倍速)を下げる等の振動対策処理を行っている
が、この振動センサを用いた方式は、総部品点数の増大
によるコストアップや、センサ部品のばらつきによる振
動誤検出、さらにはこの振動誤検出に起因したパフォー
マンス低下等の諸問題を抱えていた。
【0006】本発明はこのような課題を解決するための
もので、ディスクの偏重心に起因してディスク高速駆動
時に発生する振動の大きさを高精度に検出することので
きるディスク再生装置とその振動検出方法の提供を目的
としている。
【0007】さらに、本発明は、振動検出用のセンサ部
品を用いることなく、ディスクの偏重心に起因する振動
の大きさを精度良く検出することのできるディスク再生
装置とその振動検出方法の提供を目的としている。
【0008】また、本発明は、ディスクの偏重心量を高
精度に測定することのできるディスク再生装置の提供を
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のディスク再生装置は、ディスクに記録され
た情報をRF信号として読み出すとともにトラッキング
エラー信号を生成する光ピックアップと、前記光ピック
アップより出力された前記RF信号および前記トラッキ
ングエラー信号に基づいて、ディスクの振動を検出する
振動検出手段とを具備することを特徴とするものであ
る。
【0010】さらに具体的な本発明のディスク再生装置
は、ディスクに記録された情報をRF信号として読み出
すとともにトラッキングエラー信号を生成する光ピック
アップと、ディスクを第1の倍速で駆動したとき生じる
前記光ピックアップと前記ディスクとのディスク面方向
の第1の位置ずれ量、および、ディスクを前記第1の倍
速よりも高速の第2の倍速で駆動したとき生じる前記光
ピックアップと前記ディスクとのディスク面方向の第2
の位置ずれ量を、前記RF信号および前記トラッキング
エラー信号に基づいてそれぞれ検出する位置ずれ量検出
手段と、前記位置ずれ量検出手段によってそれぞれ検出
された前記第1の位置ずれ量と前記第2の位置ずれ量と
の差を前記ディスクの偏重心に起因して発生する振動と
して求める振動算出手段とを具備することを特徴とす
る。
【0011】このように本発明のディスク再生装置は、
光ピックアップより出力されたRF信号およびトラッキ
ングエラー信号を用いて、ディスクの偏重心に起因して
発生する振動の検出を行うものである。したがって、振
動検出用のセンサ部品が不要になり、これまでセンサ部
品の感度や取り付け位置のばらつきなどの影響で高い振
動検出精度が得られなかった問題を解消することができ
る。
【0012】また、ディスクを高倍速で駆動した際に生
じる振動の大きさは、ディスクの偏重心量と、このディ
スクの偏重心と高速駆動に起因して発生する振動との和
となる。一方、ディスクを低倍速たとえば1倍速で駆動
した場合、ディスクの偏重心に起因して発生する振動量
はほぼ零と見なすことができるので、高倍速時に検出さ
れた第2の位置ずれ量から低倍速時に検出された第1の
位置ずれ量を減算すれば、ディスクの偏重心に起因して
発生する振動成分のみを抽出することができる。 さら
に、本発明は、請求項3に記載されるように、位置ずれ
量検出手段により検出された第1の位置ずれ量に基づい
てディスクの異常を判定するディスク判定手段をさらに
有することを特徴とする。
【0013】前述したように、ディスクを低倍速たとえ
ば1倍速で駆動したとき検出された第1の位置ずれ量は
ディスクの偏重心に起因して発生する振動成分をほとん
ど含まないので、この第1の位置ずれ量をディスクの偏
重心量と見なすことができ、この偏重心量がある値を越
えるディスクを規格外のディスクとして自動的にリジェ
クトすることができる。
【0014】また、位置ずれ量検出手段は、光ピックア
ップより出力されたトラッキングエラー信号のゼロクロ
ス点を検出してトラッキングエラーゼロクロス信号を出
力するゼロクロス点検出手段と、光ピックアップより出
力されたRF信号のエンベロープ信号を生成するエンベ
ロープ信号生成手段と、エンベロープ信号生成手段より
出力されたエンベロープ信号とトラッキングエラー信号
との位相差信号を生成する位相検出手段と、ゼロクロス
点検出手段より出力されたトラッキングエラーゼロクロ
ス信号および位相検出手段より出力された位相差信号に
基づいて第1の位置ずれ量または第2の位置ずれ量を算
出する手段とにより構成することができる。
【0015】位置ずれ量検出手段をこのような構成する
ことで、ディスクの一回の揺れに対して光ピックアップ
のビームスポットが横切ったトラック数を、光ピックア
ップとディスクとのディスク面方向の位置ずれ量として
検出することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施する場合の形
態について図面に基づき説明する。
【0017】図1は本発明の実施形態であるCD−RO
Mドライブの主要な構成を示すブロック図である。
【0018】同図に示すように、このCD−ROMドラ
イブにおいて、CD−ROMディスク(以下、ディスク
と呼ぶ。)1は、たとえば図示しないスピンドルモータ
のモータ軸2aに直結されたターンテーブル2と図示し
ないクランパと呼ばれる回転自在な部材間にディスク1
のセンタ孔とその周辺部が挟持された状態で回転駆動さ
れる。
【0019】光ピックアップ(PU)3は、回転するデ
ィスク1の記録領域にレーザビームを照射してその反射
光を検出することでディスク1の記録データを読み出
す。この光ピックアップ3はディスク1の半径方向に搬
送自在に支持され、図示しないフィードモータと呼ばれ
るモータの動力によって搬送駆動される。
【0020】以上、ディスクを駆動および再生するため
の機構の構成部品はメカシャーシ上に搭載されており、
このメカシャーシはCD−ROMドライブのメイン筐体
等にダンパーゴムなどの防振部材を介してフローティン
グ構造で支持されている。さらに、このCD−ROMド
ライブには、ディスク1を搭載してドライブ内外を搬送
されるトレー或いはドロワと呼ばれるディスク収容体
と、このディスク収容体を搬送駆動するローディング機
構が設けられている。
【0021】光ピックアップ3は、ディスク1に記録さ
れた情報をRF信号として読み出すとともに、ディスク
記録面上のトラック中心とレーザビームスポットとの位
置ずれ量を反映したトラッキングエラー信号(TE)を
生成する。このトラッキングエラー信号(TE)は、デ
ィスク再生時には、図示しないサーボ処理回路に送られ
ることでトラッキングサーボが行われる。また、本実施
形態のディスクドライブにおいて、このトラッキングエ
ラー信号(TE)は、振動検出を行うために、ゼロクロ
ス点検出回路4と位相比較器5にそれぞれ入力される。
【0022】ゼロクロス点検出回路4はトラッキングエ
ラー信号(TE)のゼロクロス点を検出してトラッキン
グエラーゼロクロス信号(TEZC)を生成し、これを
システムコントローラ6に出力する。トラッキングエラ
ーゼロクロス信号(TEZC)とは、検出されたゼロク
ロス点毎に論理レベルが反転する形態の信号である。
【0023】また、光ピックアップ3から出力されたR
F信号は、ディスク再生時には図示しない復調系に入力
され、振動検出時にはエンベロープ生成回路7に入力さ
れる。エンベロープ生成回路7は、RF信号のピークと
ボトムとの差分を求めることによってエンベロープ信号
(RFRP)を生成する。
【0024】位相比較器5は、エンベロープ生成回路7
より出力されたエンベロープ信号(RFRP)とトラッ
キングエラー信号(TE)との位相を比較して位相差信
号(FHG)をシステムコントローラ6に出力する。
【0025】システムコントローラ6は、位相比較器5
からの位相差信号(FHG)とゼロクロス点検出回路4
からのトラッキングエラーゼロクロス信号(TEZC)
に基づいて次のような振動検出処理を行う。
【0026】なお、ここで検出対象である振動は、ディ
スクを高速駆動した際にディスクの偏重心に起因して発
生する振動である。故に振動検出は、たとえば本来のデ
ィスク再生の開始前など、ディスク交換が行われる毎に
行えばよい。
【0027】図2に偏重心ディスクのディスク回転数と
振動レベルとの相関を示す。ここで、Aは偏重心量の比
較的小さいディスクについての相関、BはAよりも偏重
心量の大きいディスクについての相関をそれぞれ示して
いる。このように、振動レベルはディスク回転数が高く
なるほど高くなり、かつ偏重心量の大きいディスクほど
高くなる。この振動レベルは、光ピックアップとディス
クとのディスク半径方向の相対的な位置ずれ量、たとえ
ば光ピックアップのビームスポットが横切るトラック数
に置き換えることができる。図3に上記各ディスクA,
Bそれぞれについて、ディスク回転数と横切りトラック
数との関係を示す。
【0028】以下、図4に示すフローチャートに従っ
て、本実施形態のCD−ROMドライブによる振動検出
方法の手順を説明する。
【0029】まず、ディスクを低倍速(たとえば1倍
速)で駆動させ、このときの光ピックアップ3のビーム
スポットの横切りトラック数を求める(ステップ1)。
低倍速駆動時にはディスクの偏重心に起因して発生する
振動は僅かであるから、この低倍速駆動時に測定された
横切りトラック数はディスクの偏重心量に相当する横切
りトラック数(第1の横切りトラック数)として見なす
ことができる。
【0030】次に、このディスクの偏重心量に相当する
第1の横切りトラック数が予め設定された第1のしきい
値を越えているかどうを判断し(ステップ2)、第1の
横切りトラック数が第1のしきい値を越えているなら
ば、当該ディスクを規格外のものとしてリジェクトする
(ステップ3)。リジェクトの処理は、たとえば、リジ
ェクトディスクをメッセージなどでユーザへ表示する方
法、ドライブからのディスクの強制排出等により行われ
る。
【0031】また、第1の横切りトラック数が第1のし
きい値以下ならば、ディスクを高倍速たとえばドライブ
がもつ最高倍速で駆動させ、このときの光ピックアップ
3のビームスポットの横切りトラック数(第2の横切り
トラック数)を求める(ステップ4)。高倍速駆動時に
はディスクの偏重心に起因して発生する振動が大きくな
ることから、この高倍速駆動時に測定された第2の横切
りトラック数は、ディスクのもつ偏重心量にディスクの
偏重心に起因して発生する振動を付加したものとなる。
【0032】そこで、この第2の横切りトラック数から
第1の横切りトラック数を減算することによって残った
値を、ディスクの偏重心に起因して発生する振動量に相
当する横切りトラック数(第3の横切りトラック数)と
して求めることができる(ステップ5)。
【0033】次に、この振動量に相当する第3の横切り
トラック数と予め設定された第2のしきい値とを比較し
(ステップ6)、第3の横切りトラック数が第2のしき
い値以下ならば、再生倍速を高倍速に設定する(ステッ
プ7)。また、第3の横切りトラック数が第2のしきい
値を越えているならば、当該ディスクを高倍速再生が不
可なディスクとして見なし、再生倍速を低倍速に設定す
る(ステップ8)。
【0034】次に、横切りトラック数の具体的な算出方
法について説明する。
【0035】図5は図1に示した各ブロックの出力信号
の波形を示す図である。同図において、TEはトラッキ
ングエラー信号、TEZCはゼロクロス点検出回路4よ
り出力されたトラッキングエラーゼロクロス信号、RF
RPはエンベロープ生成回路7より出力されたエンベロ
ープ信号である。
【0036】システムコントローラ6は、まずフォーカ
スサーボをON、トラッキングサーボをOFFの状態で
ディスク1を低倍速(たとえば1倍速)で回転させ、光
ピックアップ3および対物レンズの位置を固定させる。
この状態を維持しつつ、光ピックアップ3からエンベロ
ープ生成回路7へRF信号を供給する。エンベロープ生
成回路7は入力されたRF信号からエンベロープ信号R
FRPを生成し、これを位相比較器5に入力する。位相
比較器5は、光ピックアップ3から直接入力されたRF
信号の位相とエンベロープ生成回路7より入力されたエ
ンベロープ信号RFRPの位相とを比較し、求めた位相
差から振動によるディスク移動方向(ディスク内周方向
またはディスク外周方向)を判断する。
【0037】このディスクの移動方向は、図5に示した
ように、トラッキングエラーゼロクロス信号TEZCの
立ち上がり点のエンベロープ信号RFRPの極性により
判定することができる。すなわち、トラッキングエラー
ゼロクロス信号TEZCの立ち上がり点のエンベロープ
信号RFRPの極性が正の場合はディスク移動方向が内
周方向、負の場合はディスク移動方向が外周方向である
と判定する。
【0038】システムコントローラ6は、このような判
定を通じて、ディスクが内周方向あるいは外周方向へ移
動を開始してから逆方向へ折り返すまでの間のトラッキ
ングエラーゼロクロス信号TEZCのエッジの数を第1
の横切りトラック数としてカウントし、これを記録す
る。
【0039】この後、システムコントローラ6は、前述
したように第1の横切りトラック数と予め設定された第
1のしきい値とを比較し、第1の横切りトラック数が第
1のしきい値を越えているならば当該ディスクを偏重心
量が規格範囲外のものであるとしてリジェクトする。
【0040】高倍速時の第2の横切りトラック数の算出
も同様に行われる。システムコントローラ6は、第2の
横切りトラック数を算出した後、この第2の横切りトラ
ック数と第1の横切りトラック数との差分(第3の横切
りトラック数)を、ディスクの偏重心量を除いた振動量
として求める。
【0041】このように本実施形態のCD−ROMドラ
イブでは、光ピックアップ3より得られるトラッキング
エラー信号およびRF信号を用いてディスクの偏重心に
起因して発生する振動を高精度に検出することができ
る。振動検出用のセンサ部品を用いる必要が無くなるの
で、センサ部品点数の増大によるコストアップや、セン
サ部品のばらつきによる振動誤検出、さらにはこの振動
誤検出に起因したパフォーマンス低下等の諸問題を解決
することができる。
【0042】さらに、本実施形態のCD−ROMドライ
ブでは、低倍速時にカウントした第1の横切りトラック
数をディスクの偏重心量に相当する値として求めること
ができ、偏重心量の大きいディスクを自動で高精度に識
別することができる。
【0043】以上の本実施形態では、発明の理解を容易
にするため、低倍速と高倍速の2段階に再生倍速を切り
替える場合について説明したが、3段階あるいはそれ以
上の多段階に倍速を切り替え可能なディスクドライブに
も本発明は適用可能である。以上、CD−ROMを再生
する機能を有するディスクドライブについて説明した
が、本発明はその他のあらゆる種類のディスクドライ
ブ、たとえばDVDドライブ、書き込み可能なディスク
ドライブなどの、倍速の切り換えが可能なディスクドラ
イブに適用することが可能である。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、光
ピックアップより出力されたRF信号およびトラッキン
グエラー信号を用いて、ディスクの偏重心に起因して発
生する振動の検出を高精度に行うことができる。このた
め振動検出用のセンサ部品が不要になり、これまでセン
サ部品の感度や取り付け位置のばらつきなどの影響で高
い振動検出精度が得られなかった問題を解消することが
できる。
【0045】また、本発明によれば、第1の位置ずれ量
をディスクの偏重心量と見なすことによって、この偏重
心量がある値を越えるディスクを規格外のディスクとし
て自動的にリジェクトすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態であるCD−ROMドライブ
の主要な構成を示すブロック図である。
【図2】偏重心ディスクのディスク回転数と振動レベル
との相関を示す図である。
【図3】偏重心ディスクのディスク回転数と横切りトラ
ック数との関係を示す図である。
【図4】本実施形態のCD−ROMドライブによる振動
検出方法の手順を示すフローチャートである。
【図5】図1の各ブロックの出力波形を示す図である。
【符号の説明】
1 CD−ROMディスク 2 ターンテーブル 3 光ピックアップ 4 ゼロクロス点検出回路 5 位相比較器 6 システムコントローラ 7 エンベロープ生成回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 増渕 勇人 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町工場内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクに記録された情報をRF信号と
    して読み出すとともにトラッキングエラー信号を生成す
    る光ピックアップと、 前記光ピックアップより出力された前記RF信号および
    前記トラッキングエラー信号に基づいて、前記ディスク
    の駆動に伴って発生する振動を検出する振動検出手段と
    を具備することを特徴とするディスク再生装置。
  2. 【請求項2】 ディスクに記録された情報をRF信号と
    して読み出すとともにトラッキングエラー信号を生成す
    る光ピックアップと、 ディスクを第1の倍速で駆動したとき生じる前記光ピッ
    クアップと前記ディスクとのディスク面方向の第1の位
    置ずれ量、および、ディスクを前記第1の倍速よりも高
    速の第2の倍速で駆動したとき生じる前記光ピックアッ
    プと前記ディスクとのディスク面方向の第2の位置ずれ
    量を、前記RF信号および前記トラッキングエラー信号
    に基づいてそれぞれ検出する位置ずれ量検出手段と、 前記位置ずれ量検出手段によってそれぞれ検出された前
    記第1の位置ずれ量と前記第2の位置ずれ量との差を前
    記ディスクの偏重心に起因して発生する振動として求め
    る振動算出手段とを具備することを特徴とするディスク
    再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のディスク再生装置におい
    て、 前記位置ずれ量検出手段により検出された第1の位置ず
    れ量に基づいてディスクの異常を判定するディスク判定
    手段をさらに有することを特徴とするディスク再生装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のディスク再生装置におい
    て、 前記位置ずれ量検出手段が、 前記光ピックアップより出力されたトラッキングエラー
    信号のゼロクロス点を検出してトラッキングエラーゼロ
    クロス信号を出力するゼロクロス点検出手段と、 前記光ピックアップより出力された前記RF信号のエン
    ベロープ信号を生成するエンベロープ信号生成手段と、 前記エンベロープ信号生成手段より出力されたエンベロ
    ープ信号と前記トラッキングエラー信号との位相差信号
    を生成する位相検出手段と、 前記ゼロクロス点検出手段より出力されたトラッキング
    エラーゼロクロス信号および前記位相検出手段より出力
    された位相差信号に基づいて前記第1の位置ずれ量また
    は前記第2の位置ずれ量を算出する手段とを具備するこ
    とを特徴とするディスク再生装置。
  5. 【請求項5】 光ピックアップより出力されたRF信号
    およびトラッキングエラー信号に基づいて、第1の倍速
    でディスクを駆動したとき生じる前記光ピックアップと
    前記ディスクとのディスク面方向の第1の位置ずれ量を
    検出する工程と、 光ピックアップより出力されたRF信号およびトラッキ
    ングエラー信号に基づいて、前記第1の倍速より高倍速
    の第2の倍速でディスクを駆動したとき生じる前記光ピ
    ックアップと前記ディスクとのディスク面方向の第2の
    位置ずれ量を検出する工程と、 前記検出された第1の位置ずれ量と前記第2の位置ずれ
    量との差を前記ディスクの偏重心に起因して発生する振
    動として算出する工程とを有することを特徴とするディ
    スク再生装置の振動検出方法。
JP10122295A 1998-05-01 1998-05-01 ディスク再生装置とその振動検出方法 Pending JPH11317003A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10122295A JPH11317003A (ja) 1998-05-01 1998-05-01 ディスク再生装置とその振動検出方法
US09/265,812 US6256275B1 (en) 1998-05-01 1999-03-10 Disk reproducing apparatus and method of detecting vibration

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10122295A JPH11317003A (ja) 1998-05-01 1998-05-01 ディスク再生装置とその振動検出方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11317003A true JPH11317003A (ja) 1999-11-16

Family

ID=14832430

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10122295A Pending JPH11317003A (ja) 1998-05-01 1998-05-01 ディスク再生装置とその振動検出方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6256275B1 (ja)
JP (1) JPH11317003A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020050691A (ko) * 2000-12-21 2002-06-27 이형도 디스크의 회전에 의해 발생되는 회전진동량 검출방법
WO2003083855A1 (fr) * 2002-03-29 2003-10-09 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Enregistreur/lecteur de disque d'information et procede de commande de la vitesse d'enregistrement/lecture

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6791915B1 (en) 1998-03-18 2004-09-14 Lg Electronics Inc. Optical disc track access apparatus and method for optical disc reproducer
US6639884B2 (en) * 1998-05-15 2003-10-28 Lg Electronics, Inc. Method and apparatus for controlling high-speed rotation of optical disc
JP2000207824A (ja) * 1999-01-07 2000-07-28 Funai Electric Co Ltd ディスクドライブ装置
JP3882383B2 (ja) * 1999-04-01 2007-02-14 松下電器産業株式会社 円盤状記憶媒体の再生方法
KR20010059876A (ko) * 1999-12-30 2001-07-06 구자홍 광 기록재생기의 제어 방법
TW464846B (en) * 2000-02-01 2001-11-21 Via Tech Inc Method and device to resolve the turn back problem of the seeking control of optical disk driver
US6934227B2 (en) * 2001-09-06 2005-08-23 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Optical disk device, semiconductor integrated circuit, pickup control method and vibration component detection method
KR100459705B1 (ko) * 2002-03-12 2004-12-04 삼성전자주식회사 디스크 구동기에 있어서 진동 제거 방법 및 장치
TWI232444B (en) * 2003-10-31 2005-05-11 Mediatek Inc Run-out detection method of optical disk for optical disk driver and device thereof
KR100640596B1 (ko) * 2004-11-15 2006-11-01 삼성전자주식회사 발진 현상을 검출할 수 있는 서보 제어기의 발진 검출장치및 방법

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6074129A (ja) * 1983-09-30 1985-04-26 Sony Corp 光学式デイスクのトラツキングサ−ボ回路
JPH03181024A (ja) * 1989-12-07 1991-08-07 Sony Corp 光学式ディスク装置
JPH1069709A (ja) 1996-06-21 1998-03-10 Teac Corp デ−タ再生方法及び装置
US6028826A (en) * 1996-09-18 2000-02-22 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Optical disk apparatus performing correction of phase difference tracking error signal, adjustment of focus position and process of gain adjustment

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020050691A (ko) * 2000-12-21 2002-06-27 이형도 디스크의 회전에 의해 발생되는 회전진동량 검출방법
WO2003083855A1 (fr) * 2002-03-29 2003-10-09 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Enregistreur/lecteur de disque d'information et procede de commande de la vitesse d'enregistrement/lecture
US7196980B2 (en) 2002-03-29 2007-03-27 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Information disk recording/reproducing device and method for controlling recording/reproducing speed thereof

Also Published As

Publication number Publication date
US6256275B1 (en) 2001-07-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4491943B2 (ja) 光ディスクドライブおよび光ディスク判別方法
JP3463975B2 (ja) デ−タ再生方法及び装置
JPH11317003A (ja) ディスク再生装置とその振動検出方法
KR100454798B1 (ko) 정보 디스크 기록 재생 장치, 및 정보 디스크 기록 재생장치의 진동 검출 방법
JP2002117534A (ja) 光ディスク再生装置およびディスク種別判別方法
JP3882383B2 (ja) 円盤状記憶媒体の再生方法
US20040013066A1 (en) Unbalance disc detection apparatus and unbalance disc detection method
JP3819138B2 (ja) ディスク再生装置とその制御方法
JP3670806B2 (ja) ディスクプレーヤーの偏重心ディスク検知方法
US6958964B1 (en) Apparatus for reproducing data from an optical disc inducing vibration and method thereof
JPH11328836A (ja) 光ディスク装置の偏重心ディスク検出機構
US20070002712A1 (en) Unbalanced disc detection and rotating speed control in disc reading apparatus
JP4151125B2 (ja) ディスクドライブ装置
JP4204245B2 (ja) 情報ディスク記録再生装置およびその記録再生速度制御方法
US20070274182A1 (en) Optical disk recording/reproducing apparatus and alternation process method thereof
US20040037178A1 (en) Method of detecting imbalanced disk in disk drive apparatus and disk drive apparatus
KR20080055924A (ko) 광 저장 시스템과 이 시스템의 신뢰성을 향상시키는 방법
JP2000020975A (ja) 光ディスク装置
JP2002197778A (ja) ディスクの回転によって発生する回転振動量の検出方法
JP4360029B2 (ja) 光ディスク装置
KR100268062B1 (ko) 광디스크 재생 드라이브에서 디브이디-램 디스크 재생시 디스크회전속도 제어장치 및 방법
KR100624274B1 (ko) 광 디스크 기록/재생 장치의 제어 방법
JP2004185702A (ja) 光ディスク装置
KR100521921B1 (ko) 광디스크의 면진동 판별방법 및 장치
JP2006252767A (ja) ディスク装置及びディスク制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030401