JPH11134607A - 磁気ヘッド - Google Patents

磁気ヘッド

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JPH11134607A
JPH11134607A JP22563798A JP22563798A JPH11134607A JP H11134607 A JPH11134607 A JP H11134607A JP 22563798 A JP22563798 A JP 22563798A JP 22563798 A JP22563798 A JP 22563798A JP H11134607 A JPH11134607 A JP H11134607A
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JP
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magnetic
core
head
path forming
magnetic path
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JP22563798A
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Atsushi Okamura
厚志 岡村
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気ギャップが形成されるコアと、磁路を形
成する部分との接合精度が高く、また構造を簡単にでき
る磁気ヘッドを得る。 【構成】 ヘッドコア10は、コアピース11a,11
b,12a,12bが接合されたものから成り、記録・
再生用の磁気ギャップ11Gと消去用の磁気ギャップ1
2Gが形成されている。スライダ20はヘッドコア10
の側方に接合されている。支持ブロック30はフェライ
ト材料などにより形成されたものであり、磁路形成部3
2,33,34の各先端面32a,33a,34aと支
持部35の先端面35aが高精度な同一面となってい
る。そして磁路形成部の先端面32a,33a,34a
がヘッドコア10の裏面に面接合され、支持部35の先
端面35aがスライダ20の裏面に面接合されている。
磁路形成部とヘッドコア10の裏面とが高精度に密着す
るため、この接合部での磁気抵抗が最小になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばフロッピーディ
スクなどの磁気記録媒体に対面して、情報の記録または
再生さらには消去動作などが行われる磁気ヘッドに係
り、特に磁気ギャップを形成するヘッドコアとこのヘッ
ドコアを支持する磁路形成部とが高精度に接合できる構
造とした磁気ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来のフロッピーディスク装置に
使用される磁気ヘッドを示す分解斜視図である。この磁
気ヘッドは、記録・再生コア1と消去コア2とを有して
いる。記録・再生コア1は、T型コア1aとI型コア1
bとが接合されたもので、その接合部に記録・再生用の
磁気ギャップ1Gが形成されている。消去コア2は、記
録・再生コア1と対称形状であり、T型コア2aとI型
コア2bとが接合され、消去用の磁気ギャップ2Gが形
成されている。また両I型コア1bと2bは接着ガラス
3により磁気的に分離されて接着されている。
【0003】T型コア1aの脚部には記録・再生用のコ
イルC1が巻かれたボビン4が装着され、T型コア2a
の脚部には消去用のコイルC2が巻かれたボビン5が装
着されている。そしてボビン4と5とから下方へ突出す
るT型コア1aと2aおよびI型コア1b,2bのそれ
ぞれの脚部側面にバックコア6が接合される。
【0004】バックコア6は2つのコアプレート6aと
6bとが接着ガラス7により接合されたものである。一
方のコアプレート6aは、T型コア1aとI型コア1b
の下端に対して側方から接合され、T型コア1aとI型
コア1bとが磁気的に接合される。同様に、コアプレー
ト6bはT型コア2aとI型コア2bの下端に対し側方
から接合され、T型コア2aとI型コア2bとが磁気的
に接合される。そして記録・再生コア1と消去コア2と
が非磁性体のスライダー8と9とで挟持されて磁気ヘッ
ドが構成される。そしてこの磁気ヘッドはジンバル支持
され、図7の上面側がフロッピーディスクなどの磁気記
録媒体に摺接する状態で使用される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記構造の磁気ヘッド
では、各T型コア1a,2aとI型コア1b,2bの脚
部下端に側方から板状のバックコア6が接合されている
が、T型コア1a,2aとI型コア1b,2bのそれぞ
れの脚部はボビン4,5の装着部を確保するために図示
上下に長いものとなっている。そのため各脚部の下端側
面は互いの平面度を確保しにくく、各脚部の下端側面と
コアプレート6a,6bとが全ての位置で完全な面接合
とならない。そのためT型コア1a,2aとI型コア1
b,2bの脚部と、バックコア6のコアプレート6a,
6bとの面接合精度が悪くなり、この面接合部にて磁気
抵抗が高くなる。磁路に磁気抵抗が高くなって実質的な
ギャップが形成されると、この隙間から磁路内にノイズ
が混入し、記録・再生特性に影響が生じる。
【0006】磁路における磁気抵抗が高くなることに起
因した記録・再生特性の劣化のうち特に問題となるの
は、再生波形のアシンメトリ(非対称性)である。これ
を図6を用いて概念的に説明する。まず、コイルC1に
与えられる記録電流が矩形波の場合であっても、コイル
のインダクタンスにより実際にコイルC1に流れる電流
波形は図6(A)のように鈍ったものとなる。
【0007】ここでコアの脚部とバックコア6との間に
磁気抵抗の高い部分が形成されると、この部分からDC
成分のノイズが混入されやすくなる。このDC成分のノ
イズが入ると、図6(A)に示す記録電流波形は実質的
にバイアスを有することになり交流電流のゼロ点が本来
のO1の位置からO2の位置にずれる。この記録電流に
よって記録が行なわれた磁気記録媒体に対し、磁気ヘッ
ドにより再生を行うと、図6(B)の波形が得られる
が、前記DC成分のバイアスのために、再生波形のピー
クが本来の実線の位置から破線の位置へ時間軸上にてず
れることになる。このずれ量による波形の非対称性がア
シンメトリとして例えば(n.sec;ナノ・セカン
ト)などで表わされる。
【0008】このようなアシンメトリの劣化は、磁気情
報の記録または再生エラーにつながる大きな原因にな
り、これは磁気記録媒体に対する記録密度が高くなれば
なるほど問題になる。さらに図7に示す磁気ヘッドは、
T型コア1a,2aとI型コア1b,2bが薄くて長い
ものになっているため、これらのコアが接合されたもの
を切断する作業が非常に難しい。またコアの部品数が多
くなることもあって構成部品のコストおよび製造工程に
起因するコストの双方が高くなっている。
【0009】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、磁路を形成する磁性体どうしの接合部における面
接合精度を高くできる構造にして、この接合部での磁気
抵抗を最小にできるようにし、さらに全体の構造を簡単
にして製造コストを低下させることができるようにした
磁気ヘッドを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による磁気ヘッド
は、磁気記録媒体と対向する表面に磁気ギャップが現れ
ているヘッドコアと、このヘッドコアが固定され且つ表
面が前記磁気記録媒体に対向するスライダと、前記ヘッ
ドコアおよびスライダを裏面側から支持するとともに磁
気ギャップの両側にて前記ヘッドコアの裏面に面接合す
る柱状の磁路形成部とを有し、前記磁路形成部にコイル
が装着されていることを特徴とするものである。
【0011】例えば、ヘッドコアには2つの磁気ギャッ
プが形成され、前記2つの磁気ギャップの中間と2つの
磁気ギャップの外側とで、それぞれヘッドコアの裏面に
面接合する磁路形成部が設けられているものであり、好
ましくは、一方の磁気ギャップの両側でヘッドコアの裏
面に接合するコの字状の磁路形成部と、他方の磁気ギャ
ップの両側でヘッドコアの裏面に接合するコの字状の磁
路形成部とが、非磁性材料を介して接合されているもの
となる。
【0012】
【作用】上記手段では、ヘッドコアを裏面側から支持す
る磁路形成部が形成され、この磁路形成部の先端面が磁
気ギャップの両側にてヘッドコアの裏面に面接合されて
いる。これにより磁路形成部とヘッドコアとの接触面積
を広くできる。また磁路形成部の先端面の平面度を高く
でき、またヘッドコアの裏面も面積度を高く加工できる
ため、両者の面接合精度を非常に高くでき、接合部にお
ける磁気抵抗を従来よりも低下させることができる。
【0013】またヘッドコアは例えば角棒形状にでき、
ヘッドコアの構造が単純で製造が非常に簡単になる。そ
して全体の構造はヘッドコアとスライダと磁路形成部の
3つの部材で構成されるため、部品数が最少になる。よ
って例えば前記第2の手段に記載したような2つの磁気
ギャップを有するものであっても、低コストにて製造で
きることになる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。図1は、本発明の磁気ヘッドの一実施例を示す斜視
図、図2はその分解斜視図である。図中の符号10はヘ
ッドコアである。このヘッドコア10は角棒形状であ
る。この角棒形状のヘッドコア10は、記録・再生コア
部11と、消去コア部12とを有している。記録・再生
コア部11と消去コア部12は接着ガラス14を介して
磁気的に分離されて接着固定されている。
【0015】記録・再生コア部11はコアピース11a
と11bとを有し、消去コア部12はコアピース12a
と12bとを有している。全てのコアピースはフェライ
トなどの強磁性材料によりほぼ六面体形状に形成されて
いる。磁気記録媒体と摺接する表面(イ)には、コアピ
ース11aと11bとの接合部となる記録・再生用の磁
気ギャップ11G、ならびにコアピース12aと12b
との接合部となる消去用の磁気ギャップ12Gが現れて
いる。またそれぞれの磁気ギャップ11Gと12Gの両
側に形成された溝にはモールドガラス13aと13bが
充填されている。
【0016】ヘッドコア10にはスライダ20が接合さ
れている。このスライダ20はセラミック材料などの非
磁性材料により形成されているものである。スライダ2
0の側端面には溝21が形成され、この溝21内に充填
された接着ガラス22によりヘッドコア10とスライダ
20とが固着されている。磁気記録媒体と摺接する表面
(イ)において、ヘッドコア10とスライダ20とは同
一面である。またこの表面(イ)においてスライダ20
には摺動溝23が形成されている。
【0017】ヘッドコア10およびスライダ20は、裏
面(ロ)側にて支持ブロック30により支持されてい
る。図1と図2に示す支持ブロック30では、フェライ
トなどの強磁性材料により全ての部分が一体に形成され
ている。この支持ブロック30は、平面状の広い面積の
底面31aを有する底板部31と、この底板部31の一
方の縁部から図示上方へ突出したいずれも四角柱形状の
磁路形成部32,33,34と、底板部31の他方の縁
部から上方へ突出した板状の支持部35とから構成され
ている。そして、各磁路形成部32,33,34の先端
面32a,33a,34aおよび支持部35の先端面3
5aは、互いに同一面上に位置できるように高精度に面
加工されている。
【0018】一方、互いに接合されたヘッドコア10と
スライダ20も裏面(ロ)が高い平面度にて同一面に形
成されている。そして磁路形成部32の先端面32a
は、ヘッドコア10の磁気ギャップ11Gと12Gの中
間部分の裏面に面接合され、同様に磁路形成部33と3
4の先端面33aと34aは、ヘッドコア10の磁気ギ
ャップ11Gと12Gの外側部分の裏面に面接合されて
いる。また支持部35の先端面35aはスライダ20の
裏面に面接合されている。そして図1に示すように、ヘ
ッドコア10ならびにスライダ20と、支持ブロック3
0とがモールドガラスMにより互いに固定されている。
【0019】また図1に示すように組み立てられた状態
では、記録・再生用コイルC1が巻かれたボビン41が
磁路形成部33に装着され、消去用コイルC2が巻かれ
たボビン42が磁路形成部34に装着される。そして支
持ブロック30の底板部31の底面31aがジンバル4
5に接着されるなどして固定される。
【0020】この磁気ヘッドでは、コアピース11a、
磁路形成部33、底板部31、磁路形成部32、および
コアピース11bにて記録・再生用の磁路が形成され、
コアピース12a、磁路形成部34、底板部31、磁路
形成部32、およびコアピース12bにて消去用の磁路
が形成される。
【0021】次に上記構造の磁気ヘッドの製造工程の一
例を説明する。まず図3に示すように、フェライトブロ
ックA,B,C,Dが互いに接合される。フェライトブ
ロックAの接合面には図示垂直方向に延びる溝A1が一
定のピッチにて複数形成され、フェライトブロックBに
は同じく図示垂直方向に延びる溝B1が溝A1と同じピ
ッチにて複数形成される。またフェライトブロックAの
接合面には図示水平方向に延びる溝A2が一定のピッチ
にて複数形成される。同様に、フェライトブロックCに
は図示垂直方向に延びる溝C1が、フェライトブロック
Dには同じく図示垂直方向に延びる溝D1と、図示水平
方向に延びる溝D2が形成される。
【0022】前記溝A1,A2および溝B1の加工によ
り両フェライトブロックAとBの接合部に残された面ど
うしの接合境界(ハ)には薄くガラス材料が介装され、
同様に溝C1および溝D1,D2の加工により両フェラ
イトブロックCとDの接合部に残された面どうしの接合
境界(ニ)にも薄くガラス材料が介装される。この接合
境界(ハ)が後に所定のトラック幅で且つ所定のギャッ
プ深さを有する記録・再生用の磁気ギャップ11Gとな
る。また接合境界(ニ)が後に所定のトラック幅で且つ
所定のギャップ深さの消去用の磁気ギャップ12Gとな
る。
【0023】フェライトブロックAとBのそれぞれの溝
A1,A2と溝B1との接合空間にはモールドガラス1
3aが充填され、フェライトブロックCとDのそれぞれ
の溝C1とD1,D2との接合部にはモールドガラス1
3bが充填され、またフェライトブロックBとCの対向
面間には接着ガラス14が介装されて、各フェライトブ
ロックA,B,C,Dが互いに固着される。図3に示す
フェライトブロックA,B,C,Dが接合されたブロッ
ク体をL1,L2,L3,…で示す切断線により縦方向
に切断することにより、図4に示すヘッドコアブロック
Eが複数個製造される。
【0024】次にセラミックブロックFと上記ヘッドコ
アブロックEとを接合する。セラミックブロックFの接
合面には、横方向に延びる複数の溝21,21,…が形
成されており、この溝21,21,…に充填された接着
ガラス22により両ブロックEとFが固着される。両ブ
ロックEとFが固着されたものを、S1,S2,S3,
…で示す切断線により横方向に切断することにより、ヘ
ッドコア10とスライダ20との接合体が複数組切り出
される。ヘッドコア10とスライダ20との接合体は、
図4に示す両ブロックEとFとが接合されたものから切
り出されるため、この接合体の裏面(ロ)は、ヘッドコ
ア10とスライダ20の全体に渡って高い平面度の同一
面に加工することが容易である。
【0025】一方、支持ブロック30は、フェライトブ
ロックの上面を高い平面度にて面加工する。そして各磁
路形成部32,33,34と支持部35を残すように溝
加工することにより、各磁路形成部の先端面32a,3
3a,34aおよび支持部35の先端面35aを互いに
高精度な同一面にできる。あるいは粉体加工技術などに
より支持ブロック30を型により一体成形することも可
能である。
【0026】このようにヘッドコア10とスライダ20
の接合体の裏面(ロ)を同一面に加工でき、また支持ブ
ロック30の各磁路形成部の先端面32a,33a,3
4aおよび支持部35の先端面35aを同一面に加工で
きるため、ヘッドコア10とスライダ20の裏面(ロ)
と各磁路形成部の先端面32a,33a,34aおよび
支持部35の先端面35aとを互いに高精度に密着させ
て面接合できる。特に磁路形成部32,33,34の各
先端面32a,33a,34aとヘッドコア10とを高
精度に面接合させることができるため、記録・再生用の
磁路および消去用の磁路にて、面接合による磁気抵抗が
高くなることがない。
【0027】次に、以下の表1は、図1に示した実施例
の磁気ヘッドと、図7に示した従来例の磁気ヘッドとの
特性を比較したものである。この比較のために、実施例
と従来例のそれぞれの磁気ヘッドにおいて、磁路を形成
する部分の材質を同じフェライト材料とし、磁気ギャッ
プを挟む磁路の長さを同じにし、また各コイルC1とC
2の巻き数を同じにし、さらに磁気ギャップのギャップ
間隔と、ギャップの幅(トラック幅)およびギャップ深
さを同一にした。測定は4Mバイトのフロッピーディス
クに対する記録および再生をそれぞれ5回ずつ行い、そ
の平均値を求めることより特性を比較とした。
【0028】
【表1】 上記、表1に示す2F出力は、ピークツーピークを(m
V)で示したものであるが、4Mバイト仕様であるため
2F出力の周波数は500kHzである。また分解能は
2F出力を1F出力にて割った比率を(%)にて示した
ものである。なお1F出力の周波数は250kHzであ
る。そしてアシンメトリは時間(n・sec)にて示し
ている。
【0029】表1に示すように、図1に示す本発明の実
施例の磁気ヘッドでは、アシンメトリについて従来例よ
りも大幅に向上されていることが解る。これはヘッドコ
ア10と支持ブロックの磁路形成部32,33,34と
の接合部が高精度に面密着していることを意味してい
る。また2F出力と分解能では、本発明は従来例と遜色
がなく同等の特性を発揮できることが解る。
【0030】図5は、本発明の磁気ヘッドにおける他の
実施例を示している。この実施例では、記録・再生用の
磁路を形成する磁路形成部33と中央の磁路形成部32
の一部がコの字形状のフェライトHにより一体に形成さ
れ、また消去用の磁路を形成する磁路形成部34と磁路
形成部32の一部がコの字形状のフェライトIにより一
体に形成されて、両フェライトHとIが別々のものとな
っている。そして両フェライトHとIとの境界部が接着
ガラス51により磁気的に分離されて接着されている。
また底板部31と支持部35がフェライトJにより一体
に形成され、このL形状のフェライトJと、各フェライ
トHとIとが接着ガラス52により接着されている。
【0031】この支持ブロックは、まず各フェライトH
とIとJを接合し、その後に各磁路形成部の先端面32
a,33a,34aおよび支持部35の先端面35aを
同一面に加工し、次に各磁路形成部32,33,34お
よび支持部35を残すように溝加工することにより製造
できる。
【0032】なお底板部31と支持部35を構成する部
材Jは必ずしもフェライトである必要はなく、プラスチ
ックやセラミックなどの非磁性材料により構成すること
が可能である。ただしJの部材をフェライトなどの磁性
材料とすることにより支持部35をシールド板として機
能させることができる。この点は図1の実施例において
も同じである。なお、上記実施例ではヘッドコア10に
2つの磁気ギャップ11G,12Gが形成されている
が、1つの磁気ギャップが形成されたものであってもよ
い。
【0033】
【発明の効果】以上のように、磁路を形成する磁路形成
部がヘッドコアの裏面に面接合されているため、接合面
の密着性を高くでき、磁路内に磁気抵抗が高くなる部分
が生じない。よってアシンメトリなどの特性が従来のも
のよりも向上する。またヘッドコアは、例えば四角柱形
状などにできるため、ヘッドの構造を単純なものにで
き、その製造も容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気ヘッドの実施例を示す斜視図、
【図2】図1に示す磁気ヘッドの分解斜視図、
【図3】図1に示す磁気ヘッドのヘッドコアを製造する
工程の一例を示す斜視図、
【図4】図1に示す磁気ヘッドのヘッドコアを製造する
工程の一例を示す斜視図、
【図5】支持ブロックの他の実施例を示す斜視図、
【図6】(A)(B)は従来の問題点のうちのアシンメ
トリについて説明する線図、
【図7】従来の磁気ヘッドの分解斜視図、
【符号の説明】
10 ヘッドコア 11 記録・再生コア部 12 消去コア部 11a,11b,12a,12b コアピース 11G 記録・再生用の磁気ギャップ 12G 消去用の磁気ギャップ 20 スライダ 30 支持ブロック 32,33,34 磁路形成部 35 支持部 C1,C2 コイル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気記録媒体と対向する表面に磁気ギャ
    ップが現れているヘッドコアと、このヘッドコアが固定
    され且つ表面が前記磁気記録媒体に対向するスライダ
    と、前記ヘッドコアおよびスライダを裏面側から支持す
    るとともに磁気ギャップの両側にて前記ヘッドコアの裏
    面に面接合する柱状の磁路形成部とを有し、前記磁路形
    成部にコイルが装着されていることを特徴とする磁気ヘ
    ッド。
  2. 【請求項2】 ヘッドコアには2つの磁気ギャップが形
    成され、前記2つの磁気ギャップの中間と2つの磁気ギ
    ャップの外側とで、それぞれヘッドコアの裏面に面接合
    する磁路形成部が設けられている請求項1記載の磁気ヘ
    ッド。
  3. 【請求項3】 一方の磁気ギャップの両側でヘッドコア
    の裏面に接合するコの字状の磁路形成部と、他方の磁気
    ギャップの両側でヘッドコアの裏面に接合するコの字状
    の磁路形成部とが、非磁性材料を介して接合されている
    請求項2記載の磁気ヘッド。
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