JP3148052B2 - 磁気ヘッド - Google Patents

磁気ヘッド

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JP3148052B2 JP17111893A JP17111893A JP3148052B2 JP 3148052 B2 JP3148052 B2 JP 3148052B2 JP 17111893 A JP17111893 A JP 17111893A JP 17111893 A JP17111893 A JP 17111893A JP 3148052 B2 JP3148052 B2 JP 3148052B2
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
  • Magnetic Heads (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばフロッピーディ
スクなどの磁気記録媒体に対面して、情報の記録または
再生さらには消去動作などが行われる磁気ヘッドに係
り、特に磁気ギャップを形成するヘッドコアとこのヘッ
ドコアを支持する磁路形成部とが高精度に接合できる構
造とした磁気ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来のフロッピーディスク装置に
使用される磁気ヘッドを示す分解斜視図である。この磁
気ヘッドは、記録・再生コア1と消去コア2とを有して
いる。記録・再生コア1は、T型コア1aとI型コア1
bとが接合されたもので、その接合部に記録・再生用の
磁気ギャップ1Gが形成されている。消去コア2は、記
録・再生コア1と対称形状であり、T型コア2aとI型
コア2bとが接合され、消去用の磁気ギャップ2Gが形
成されたている。また両I型コア1bと2bは接着ガラ
ス3により磁気的に分離されて接着されている。
【0003】T型コア1aの脚部には記録・再生用のコ
イルC1が巻かれたボビン4が装着され、T型コア2a
の脚部には消去用のコイルC2が巻かれたボビン5が装
着されている。そしてボビン4と5とから下方へ突出す
るT型コア1aと2aおよびI型コア1b,2bのそれ
ぞれの脚部側面にバックコア6が接合される。バックコ
ア6は2つのコアプレート6aと6bとが接着ガラス7
により接合されたものである。一方のコアプレート6a
は、T型コア1aとI型コア1bの下端に対して側方か
ら接合され、T型コア1aとI型コア1bとが磁気的に
接合される。同様に、コアプレート6bはT型コア2a
とI型コア2bの下端に対し側方から接合され、T型コ
ア2aとI型コア2bとが磁気的に接合される。そして
記録・再生コア1と消去コア2とが非磁性体のスライダ
ー8と9とで挟持されて磁気ヘッドが構成される。そし
てこの磁気ヘッドはジンバル支持され、図7の上面側が
フロッピーディスクなどの磁気記録媒体に摺接する状態
で使用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記構造の磁気ヘッド
では、各T型コア1a,2aとI型コア1b,2bの脚
部下端に側方から板状のバックコア6が接合されている
が、T型コア1a,2aとI型コア1b,2bのそれぞ
れの脚部はボビン4,5の装着部を確保するために図示
上下に長いものとなっている。そのため各脚部の下端側
面は互いの平面度を確保しにくく、各脚部の下端側面と
コアプレート6a,6bとが全ての位置で完全な面接合
とならない。そのためT型コア1a,2aとI型コア1
b,2bの脚部と、バックコア6のコアプレート6a,
6bとの面接合精度が悪くなり、この面接合部にて磁気
抵抗が高くなる。磁路に磁気抵抗が高くなって実質的な
ギャップが形成されると、この隙間から磁路内にノイズ
が混入し、記録・再生特性に影響が生じる。
【0005】磁路における磁気抵抗が高くなることに起
因した記録・再生特性の劣化のうち特に問題となるの
は、再生波形のアシンメトリ(非対称性)である。これ
を図6を用いて概念的に説明する。まず、コイルC1に
与えられる記録電流が矩形波の場合であっても、コイル
のインダクタンスにより実際にコイルC1に流れる電流
波形は図6(A)のように鈍ったものとなる。
【0006】ここでコアの脚部とバックコア6との間に
磁気抵抗の高い部分が形成されると、この部分からDC
成分のノイズが混入されやすくなる。このDC成分のノ
イズが入ると、図6(A)に示す記録電流波形は実質的
にバイアスを有することになり交流電流のゼロ点が本来
のO1の位置からO2の位置にずれる。この記録電流に
よって記録が行なわれた磁気記録媒体に対し、磁気ヘッ
ドにより再生を行うと、図6(B)の波形が得られる
が、前記DC成分のバイアスのために、再生波形のピー
クが本来の実線の位置から破線の位置へ時間軸上にてず
れることになる。このずれ量による波形の非対称性がア
シンメトリとして例えば(n.sec;ナノ・セカン
ト)などで表わされる。このようなアシンメトリの劣化
は、磁気情報の記録または再生エラーにつながる大きな
原因になり、これは磁気記録媒体に対する記録密度が高
くなればなるほど問題になる。
【0007】さらに図7に示す磁気ヘッドは、T型コア
1a,2aとI型コア1b,2bが薄くて長いものにな
っているため、これらのコアが接合されたものを切断す
る作業が非常に難しい。またコアの部品数が多くなるこ
ともあって構成部品のコストおよび製造工程に起因する
コストの双方が高くなっている。
【0008】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、磁路を形成する磁性体どうしの接合部における面
接合精度を高くできる構造にして、この接合部での磁気
抵抗を最小にできるようにし、さらに全体の構造を簡単
にして製造コストを低下させることができるようにした
磁気ヘッドを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による磁気ヘッド
は、磁気記録媒体と対向する表面に磁気ギャップが現れ
ているヘッドコアと、このヘッドコアが固定され且つ表
面が前記磁気記録媒体に対向するスライダと、前記ヘッ
ドコアおよびスライダを裏面側から支持する支持ブロッ
クとを有し、前記支持ブロックはフェライトからなり
磁気ギャップの両側にて前記ヘッドコアの裏面に面接合
する柱状の複数の磁路形成部と、底板部と、前記複数の
磁路形成部の配列方向に沿ってその配列範囲全域にわた
って連続して延び、且つ前記底板部から上方へ突出する
板状に形成されて前記スライダを裏面側から支持する支
持部とを有し、且つ前記磁路形成部にコイルが装着され
ていることを特徴とするものである。
【0010】また、ヘッドコアに2つの磁気ギャップが
形成されるものでは、支持ブロックには、2つの磁気ギ
ャップの中間と2つの磁気ギャップの外側とでそれぞれ
ヘッドコアの裏面に面接合する3個の磁路形成部と、ス
ライダを支持する支持部とが設けられる。なお、前記支
持ブロックは、ヘッドコアに接合される磁路形成部と、
スライダを支持する支持部とが、一体に形成されたも
の、あるいはヘッドコアに接合される磁路形成部と、ス
ライダを支持する支持部とが別体に形成され、前記磁路
形成部と前記支持部とが接合されたものである。
【0011】上記手段では、ヘッドコアとスライダを裏
面側から支持する支持ブロックに磁路形成部が形成さ
れ、この磁路形成部の先端面が磁気ギャップの両側にて
ヘッドコアの裏面に面接合されている。これにより磁路
形成部とヘッドコアとの接触面積を広くできる。また
路形成部の先端面の平面度を高くでき、またヘッドコア
の裏面も面積度を高く加工できるため、両者の面接合精
度を非常に高くでき、接合部における磁気抵抗を従来よ
りも低下させることができる。
【0012】またヘッドコアは例えば角棒形状にでき、
ヘッドコアの構造が単純で製造が非常に簡単になる。そ
して全体の構造はヘッドコアとスライダと支持ブロック
の3つの部材で構成されるため、部品数が最少になる。
よって例えば前記第2の手段に記載したような2つの磁
気ギャップを有するものであっても、低コストにて製造
できることになる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。図1は、本発明の磁気ヘッドの一実施例を示す斜視
図、図2はその分解斜視図である。図中の符号10はヘ
ッドコアである。このヘッドコア10は角棒形状であ
る。この角棒形状のヘッドコア10は、記録・再生コア
部11と、消去コア部12とを有している。記録・再生
コア部11と消去コア部12は接着ガラス14を介して
磁気的に分離されて接着固定されている。記録・再生コ
ア部11はコアピース11aと11bとを有し、消去コ
ア部12はコアピース12aと12bとを有している。
全てのコアピースはフェライトなどの強磁性材料により
ほぼ六面体形状に形成されている。磁気記録媒体と摺接
する表面(イ)には、コアピース11aと11bとの接
合部となる記録・再生用の磁気ギャップ11G、ならび
にコアピース12aと12bとの接合部となる消去用の
磁気ギャップ12Gが現れている。またそれぞれの磁気
ギャップ11Gと12Gの両側に形成された溝にはモー
ルドガラス13aと13bが充填されている。
【0014】ヘッドコア10にはスライダ20が接合さ
れている。このスライダ20はセラミック材料などの非
磁性材料により形成されているものである。スライダ2
0の側端面には溝21が形成され、この溝21内に充填
された接着ガラス22によりヘッドコア10とスライダ
20とが固着されている。磁気記録媒体と摺接する表面
(イ)において、ヘッドコア10とスライダ20とは同
一面である。またこの表面(イ)においてスライダ20
には摺動溝23が形成されている。ヘッドコア10およ
びスライダ20は、裏面(ロ)側にて支持ブロック30
により支持されている。図1と図2に示す支持ブロック
30では、フェライトにより全ての部分が一体に形成さ
れている。
【0015】この支持ブロック30は、平面状の広い面
積の底面31aを有する底板部31と、この底板部31
の一方の縁部から図示上方へ突出したいずれも四角柱形
状の磁路脚部(磁路形成部)32,33,34と、底板部
31の他方の縁部から上方へ突出した板状の支持脚部
(支持部)35とから構成されている。そして、各磁路脚
部32,33,34の先端面32a,33a,34aお
よび支持脚部35の先端面35aは、互いに同一面上に
位置できるように高精度に面加工されている。一方、互
いに接合されたヘッドコア10とスライダ20も裏面
(ロ)が高い平面度にて同一面に形成されている。そし
て磁路脚部32の先端面32aは、ヘッドコア10の磁
気ギャップ11Gと12Gの中間部分の裏面に面接合さ
れ、同様に磁路脚部33と34の先端面33aと34a
は、ヘッドコア10の磁気ギャップ11Gと12Gの外
側部分の裏面に面接合されている。また支持脚部35の
先端面35aはスライダ20の裏面に面接合されてい
る。そして図1に示すように、ヘッドコア10ならびに
スライダ20と、支持ブロック30とがモールドガラス
Mにより互いに固定されている。
【0016】また図1に示すように組み立てられた状態
では、記録・再生用コイルC1が巻かれたボビン41が
磁路脚部33に装着され、消去用コイルC2が巻かれた
ボビン42が磁路脚部34に装着される。そして支持ブ
ロック30の底板部31の底面31aがジンバル45に
接着されるなどして固定される。この磁気ヘッドでは、
コアピース11a、磁路脚部33、底板部31、磁路脚
部32、およびコアピース11bにて記録・再生用の磁
路が形成され、コアピース12a、磁路脚部34、底板
部31、磁路脚部32、およびコアピース12bにて消
去用の磁路が形成される。
【0017】次に上記構造の磁気ヘッドの製造工程の一
例を説明する。まず図3に示すように、フェライトブロ
ックA,B,C,Dが互いに接合される。フェライトブ
ロックAの接合面には図示垂直方向に延びる溝A1が一
定のピッチにて複数形成され、フェライトブロックBに
は同じく図示垂直方向に延びる溝B1が溝A1と同じピ
ッチにて複数形成される。またフェライトブロックAの
接合面には図示水平方向に延びる溝A2が一定のピッチ
にて複数形成される。同様に、フェライトブロックCに
は図示垂直方向に延びる溝C1が、フェライトブロック
Dには同じく図示垂直方向に延びる溝D1と、図示水平
方向に延びる溝D2が形成される。
【0018】前記溝A1,A2および溝B1の加工によ
り両フェライトブロックAとBの接合部に残された面ど
うしの接合境界(ハ)には薄くガラス材料が介装され、
同様に溝C1および溝D1,D2の加工により両フェラ
イトブロックCとDの接合部に残された面どうしの接合
境界(ハ)にも薄くガラス材料が介装される。この接合
境界(ハ)が後に所定のトラック幅で且つ所定のギャッ
プ深さを有する記録・再生用の磁気ギャップ11Gとな
る。また接合境界(ニ)が後に所定のトラック幅で且つ
所定のギャップ深さの消去用の磁気ギャップ12Gとな
る。フェライトブロックAとBのそれぞれの溝A1,A
2と溝B1との接合空間にはモールドガラス13aが充
填され、フェライトブロックCとDのそれぞれの溝C1
とD1,D2との接合部にはモールドガラス13bが充
填され、またフェライトブロックBとCの対向面間には
接着ガラス14が介装されて、各フェライトブロック
A,B,C,Dが互いに固着される。
【0019】図3に示すフェライトブロックA,B,
C,Dが接合されたブロック体をL1,L2,L3,…
で示す切断線により縦方向に切断することにより、図4
に示すヘッドコアブロックEが複数個製造される。次に
セラミックブロックFと上記ヘッドコアブロックEとを
接合する。セラミックブロックFの接合面には、横方向
に延びる複数の溝21,21,…が形成されており、こ
の溝21,21,…に充填された接着ガラス22により
両ブロックEとFが固着される。両ブロックEとFが固
着されたものを、S1,S2,S3,…で示す切断線に
より横方向に切断することにより、ヘッドコア10とス
ライダ20との接合体が複数組切り出される。ヘッドコ
ア10とスライダ20との接合体は、図4に示す両ブロ
ックEとFとが接合されたものから切り出されるため、
この接合体の裏面(ロ)は、ヘッドコア10とスライダ
20の全体に渡って高い平面度の同一面に加工すること
が容易である。
【0020】一方、支持ブロック30は、フェライトブ
ロックの上面を高い平面度にて面加工する。そして各磁
路脚部32,33,34と支持脚部35を残すように溝
加工することにより、各脚部の先端面32a,33a,
34aおよび35aを互いに高精度な同一面にできる。
あるいは粉体加工技術などにより支持ブロック30を型
により一体成形することも可能である。このようにヘッ
ドコア10とスライダ20の接合体の裏面(ロ)を同一
面に加工でき、また支持ブロック30の各脚部の先端面
32a,33a,34aおよび35aを同一面に加工で
きるため、ヘッドコア10とスライダ20の裏面(ロ)
と各脚部の先端面32a,33a,34a,35aとを
互いに高精度に密着させて面接合できる。特に磁路脚部
32,33,34の各先端面32a,33a,34aと
ヘッドコア10とを高精度な面接合させることができる
ため、記録・再生用の磁路および消去用の磁路にて、面
接合による磁気抵抗が高くなることがない。
【0021】次に、以下の表1は、図1に示した実施例
の磁気ヘッドと、図7に示した従来例の磁気ヘッドとの
特性を比較したものである。この比較のために、実施例
と従来例のそれぞれの磁気ヘッドにおいて、磁路を形成
する部分の材質を同じフェライト材料とし、磁気ギャッ
プを挟む磁路の長さを同じにし、また各コイルC1とC
2の巻き数を同じにし、さらに磁気ギャップのギャップ
間隔と、ギャップの幅(トラック幅)およびギャップ深
さを同一にした。測定は4Mバイトのフロッピーディス
クに対する記録および再生をそれぞれ5回ずつ行い、そ
の平均値を求めることより特性を比較とした。
【0022】
【表1】
【0023】上記、表1に示す2F出力は、ピークツー
ピークを(mV)で示したものであるが、4Mバイト仕
様であるため2F出力の周波数は500kHzである。
また分解能は2F出力を1F出力にて割った比率を
(%)にて示したものである。なお1F出力の周波数は
250kHzである。そしてアシンメトリは時間(n・
sec)にて示している。表1に示すように、図1に示
す本発明の実施例の磁気ヘッドでは、アシンメトリにつ
いて従来例よりも大幅に向上されていることが解る。こ
れはヘッドコア10と支持ブロックの磁路脚部32,3
3,34との接合部が高精度に面密着していることを意
味している。また2F出力と分解能では、本発明は従来
例と遜色がなく同等の特性を発揮できることが解る。
【0024】図5は、本発明の磁気ヘッドにおける支持
ブロック20の他の実施例を示している。この実施例で
は、記録・再生用の磁路を形成する磁路脚部33と中央
の磁路脚部32の一部がコの字形状のフェライトHによ
り一体に形成され、また消去用の磁路を形成する磁路脚
部34と磁路脚部32の一部がコの字形状のフェライト
Iにより一体に形成されて、両フェライトHとIが別々
のものとなっている。そして両フェライトHとIとの境
界部が接着ガラス51により磁気的に分離されて接着さ
れている。また底板部31と支持脚部35がフェライト
Jにより一体に形成され、このL形状のフェライトJ
と、各フェライトHとIとが接着ガラス52により接着
されている。この支持ブロックは、まず各フェライトH
とIとJを接合し、その後に脚部先端面32a,33
a,34aおよび35aを同一面に加工し、次に各脚部
32,33,34,35を残すように溝加工することに
より製造できる。
【0025】なお、フェライトからなる支持脚部35
シールド板として機能する。
【0026】
【発明の効果】以上のように、磁路を形成する磁路形成
がヘッドコアの裏面に面接合されているため、接合面
の密着性を高くでき、磁路内に磁気抵抗が高くなる部分
が生じない。よってアシンメトリなどの特性が従来のも
のよりも向上する。またヘッドコアは、例えば四角柱形
状などにできるため、ヘッドの構造を単純なものにで
き、その製造も容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気ヘッドの実施例を示す斜視図、
【図2】図1に示す磁気ヘッドの分解斜視図、
【図3】図1に示す磁気ヘッドのヘッドコアを製造する
工程の一例を示す斜視図、
【図4】図1に示す磁気ヘッドのヘッドコアを製造する
工程の一例を示す斜視図、
【図5】支持ブロックの他の実施例を示す斜視図、
【図6】(A)(B)は従来の問題点のうちのアシンメ
トリについて説明する線図、
【図7】従来の磁気ヘッドの分解斜視図、
【符号の説明】
10 ヘッドコア 11 記録・再生コア部 12 消去コア部 11a,11b,12a,12b コアピース 11G 記録・再生用の磁気ギャップ 12G 消去用の磁気ギャップ 20 スライダ 30 支持ブロック 32,33,34 磁路脚部 35 支持脚部 C1,C2 コイル

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気記録媒体と対向する表面に磁気ギャ
    ップが現れているヘッドコアと、このヘッドコアが固定
    され且つ表面が前記磁気記録媒体に対向するスライダ
    と、前記ヘッドコアおよびスライダを裏面側から支持す
    る支持ブロックとを有し、前記支持ブロックはフェライ
    トからなり、磁気ギャップの両側にて前記ヘッドコアの
    裏面に面接合する柱状の複数の磁路形成部と、底板部
    と、前記複数の磁路形成部の配列方向に沿ってその配列
    範囲全域にわたって連続して延び、且つ前記底板部から
    上方へ突出する板状に形成されて前記スライダを裏面側
    から支持する支持部とを有し、且つ前記磁路形成部にコ
    イルが装着されていることを特徴とする磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 ヘッドコアには2つの磁気ギャップが形
    成され、支持ブロックは、2つの磁気ギャップの中間と
    2つの磁気ギャップの外側とでそれぞれヘッドコアの裏
    面に面接合する3個の磁路形成部を有している請求項1
    記載の磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記支持ブロックは、ヘッドコアに接合
    される磁路形成部と、スライダを支持する支持部とが
    体に形成されたものである請求項1または2記載の磁
    気ヘッド。
  4. 【請求項4】 前記支持ブロックは、ヘッドコアに接合
    される磁路形成部と、スライダを支持する支持部とが別
    体に形成され、前記磁路形成部と前記支持部とが接合さ
    れたものである請求項1または2記載の磁気ヘッド。
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