JPS62124618A - 磁気ヘツドおよびその製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ■　発明の背景 技術分野 本発明は磁気ヘッド、特に］・ンネルイレーズタイプの
フロッピーヘッドに関する。

先行技術とその問題点 例えば、フレキシブル記録媒体に情報を記録・再生・消
去するための磁気ヘッドは、その形状について芥社のド
ライブに合せた最適設計がなされており、いろいろのも
のが提案されている。　この場合、要求される基本特性
は、はとんと同じであるが、最近では、特に記録密度、
トラック密度の高密度化、およびフレキシブル記録媒体
のコンパクト化により、磁気ヘッドの磁気効率のアップ
による高出力化、小型コンパクト化、組立工程の簡素化
などが強く要望されている。

磁気ヘッド構造の従来技術の１例を第１０図に示す。　
これは通常バルクタイプと呼ばれるトンネルイレーズタ
イプの磁気ヘッドである。

この場合、リードライトコア２２、リードライト中間コ
ア４１２はフェライトなどの材質から形成されたコア半
休ブロックを突き合せてなり、磁気記録媒体に摺接する
フロント面にリードライトギャップ９１を有する。

そして、リードライトギャップ９１のトラック巾方向の
外側側の両端部には非磁性材充填部９１１．９１２を有
しており、この非磁性材充填部９１１．９１２はリード
ライトギャップのトラック中を決定するものである。

この非磁性材充填部９１１．９１２を含むリードライト
ヘッドは、それぞれフロント面にトラック中を決定する
ための溝を形成したコア半休を突き合せたのち、ガラス
などの非磁性充填材を溝部に充填して作成されている。

そして、このリードライトヘッドのサイドコア部２５に
巻線８１が施されている。

また、イレーズコア３２、イレーズ中間コア４５２は、
やはりフェライトなどの材質からなり、磁気記録媒体に
摺接するフロント面にイレーズキャップ９５．９６を有
する。

このイレーズギャップ９５．９６は、中央部の非磁性材
充填部９５１を隔ててほぼ対称の位置関係にある。

この非磁性材充填部９５１は通常前記のリードライトギ
ャップ９１のトラック中とほぼ同一とされる。　またイ
レーズギャップのトラック中はトラック巾方向の両性側
側の両端部に設けられる非磁性材充填部９５１１．９５
１２にて決定されるものである。

この非磁性材充填部９５１．９５１１．９５１２を含む
イレーズヘッドは、それぞれフロント面に溝を形成した
コア半休を突き合せたのち、非磁性の充填材を充填して
作成されている。

また、このイレーズヘッドのサイドコア部３５には巻線
８５が施されている。

そして、リードライト中間コア４１２およびイレーズ中
間コア４５２は、絶縁層６を介して一体化し、その長手
方向の両面をさらにスライダー１５．１６によってはさ
み込み固定している。

このような従来の磁気ヘッドでは、種々の不都合ある。

特に、異なった材質のスライダーとコアを接着固定する
際に、両者の膨張係数を合せる必要があり、また、接着
固定の工程が増え、さらにスライダーとコアとの剥離事
故等の問題である。

また、従来の磁気ヘッドでは、コアの切削研磨等の加工
技術、あるいは磁気飽和によるり−トライトコアとイレ
ーズコア間の磁気干渉の点から、コアの厚さを２０ｔＪ
μｍ以下にすることは困難である。　さらに、コア間の
接着層厚等も考慮すると、リードライトギャップとイレ
ーズキャップとの間隔を５００μｍ以下にすることが難
しく、高記録密度化を阻んでいる。

このような問題を解決するため、本発明者等は、コアと
スライダーを同一材質にて一体成形してなる磁気ヘッド
の提案を行なっている（昭和６０年１１月２２Ｈ付特許
出願）。

しかし、さらに磁気ヘッドの特性向−トが望まれている
。

■　発明の目的 本発明の目的は、組み立て精度が良好で、工程が簡易で
、かつ使用時の耐久性に優れ、しがも、高記録密度でも
安定した記録再生をタイミングよく行うことかで、しか
も、リードライトコアとイレーズコア間の磁気干渉が少
なく、トンネルイレーズによるトラック巾の減少がなく
、オフトラックマージンが大きい磁気ヘッドとその製造
方法を提供することにある。

■　発明の開示 このような目的は下記の本発明によって達成される。

すなわち第１の発明は、リードライトコア、リードライ
ト中間コア、イレーズ中間コアおよびイレーズコアを有
し、′それぞれに同一材質のスライダー部を非磁性充填
材を介して一体化してリードライトコアユニット、リー
ドライト中間コアユニット、イレーズ中間コアユニット
オよびイレーズコアユニットとし、これらの各コアユニ
ット部材がこの順序で積層されており、リードライトコ
アとリードライト中間コアとの突き合せ面にリードライ
トギャップが設けられており、イレーズ中間コアとイレ
ーズコアとの突き合せ面にイレーズギャップが設けられ
ていることを特徴とする磁気ヘッドである。

また、第２の発明は、リードライトコア、中間コア、イ
レーズコアを有し、それぞれに非磁性充填材を介して同
一材質のスライダー部を一体化してリードライトコアユ
ニット、中間コアユニットおよびイレーズコアユニット
とし、これらの各コアユニットがこの順序で積層されて
おり、リードライトコアと中間コアとの突き合せ面にリ
ードライトギャップか設けられており、中間コアとイレ
ーズコアとの突き合せ面にイレーズギャップが設けられ
ていることを特徴とする磁気ヘッドである。

そして、第３の発明は、それぞれ一体的に形成したリー
ドライトコアユニット部材、リードライト中間コアユニ
ット部材、イレーズ中間コアユニット部材およびイレー
ズコアユニット部材を用い、これらの谷コアユニット部
材をこの順序で積層し、リードライトコアユニット部材
とリードライト中間コアユニット部材との突き合せ面に
リードライトギャップ部を設け、イレーズ中間コアユニ
ット部材とイレーズコアユニット部材との突き合せ面に
イレーズギャップ部を設け、さらに、磁気ヘッド摺動面
の裏面側からリードライトギャップ部およびイレーズギ
ャップ部のギャップ間隙方向に溝を形成し、この溝に非
磁性充填材を充填し、この非磁性充填材が露出するまで
各コアユニット部材を磁気ヘッド摺動面側から研削研磨
して、芥コアユニットに、非磁性充填材を介してコアと
一体化するスライダー部を形成することを特徴とする磁
気ヘッドの製造方法である。

さらに、第４の発明は、それぞれ一体的に形成したリー
ドライトコアユニット部材、中間コアユニット部材およ
びイレーズコアユニット部材を用い、これらの各コアユ
ニット部材をこの順序で積層し、リードライトコアユニ
ット部材と中間コアユニット部材との突き合せ面にリー
ドライトギャップ部を設け、中間コアユニット部材とイ
レーズコアユニット部材との突き合せ而にイレーズキャ
ップ部を設け、さらに磁気ヘッド摺動面の裏面側からり
−トライトキャップおよびイレーズキャップ部のギャッ
プ間隙方向に溝を形成し、この溝に非磁性充填材を充填
し、この非磁性充填材が露出するまで芥コアユニット部
材を磁気ヘッド摺動面側から研削研磨して、谷コアユニ
ットに、非磁性充填材を介してコアと一体化するスライ
ダー部を形成することを特徴とする磁気ヘッドの製造方
法である。

■　発明の具体的構成 以下、本発明の具体的構成について詳細に説明する。

第１図〜第４図には、いわゆるバルクタイプの磁気ヘッ
ドについての本発明の実施例が示される。

この場合、本発明の磁気ヘッド１は、リードライトコア
ユニット２、リードライト中間コアユニット４、イレー
ズ中間コアユニット５およびイレーズコアユニット３か
らなる４ユニツトをこの順序で積層一体化して形成され
る。

リードライトコアユニット２はフェライトなどの材質を
用い、リードライトコア２２の両側にリードライトスラ
イダー部２１．２３を一体的に設けたリードライトコア
基部２０を有する。　そして、このリードライトコア基
部２０の一方の面には媒体摺接面を形成する。

さらに、この基部２０には、磁気記録媒体との摺接面と
は反対側に突出して連接するリードライトコアサイド部
２２１、リードライトコアイダーサイド部２１１．２３
１を一体的に設けている。　通常、リードライトコアサ
イド部２２１はリードライトスライダーサイド部２１１
．２３１より長いことが好ましい。　なお、本発明では
、このリードライトスライダーサイド部２１１．２３１
は必ずしも設ける必要はないが、これによりヘッドの機
械的強度が向−トする。

また、リードライトコアユニット２は、リードライトコ
ア基部２０のリードライト中間コアユニット４との突き
合せ面に、リードライトギャップ形成用の凸部２９１を
有している。

この場合、凸部２９１は、リードライトコアユニット２
に設けず、後述の中間コアユニット４にのみ設けたり、
両者に設けたりすることもできるが、図示のように設け
ることによって、生産性やトラック寸法精度（リードラ
イトトラック巾精度）が向上する。

リードライト中間コアユニット４は、やはりフェライト
などの材質を用い、リードライト中間コア４２の両側に
リードライト中間スライダー部４１．４３を一体的に設
けたリードライト中間コア基部４０と、磁気記録媒体と
の摺接面とは反対側に突出したリードライト中間コアサ
イド部４２１、リードライト中間スライダーサイド部４
１１．４３１とを一体的に有している。　通常、リード
ライト中間コアユニット４は、リードライトコアユニッ
ト２と同じ材質のものか好ましい。

そして、第１図、第２図に示されるように、リードライ
トコアユニット２どリードライト中間コアユニット４と
の突き合せ面には、前記凸部２９１により、ギャップ間
隙０．３〜２ｐｍ、トラック１１０．０６〜０．３ｎ＋
ｍ、ギャップ深さ１０〜１００μｍ程度のリードライト
ギャップ９１を有する。

そして、リードライトコアユニット２とり一トライト中
間コアユニット４との突き合せ面の非磁性材充填部６１
１．６１３にガラス等の非磁性充填材を充填して、これ
らを一体化ずればよい。

リードライトコア基部２０は厚さ０，５〜１．５ｍｍ程
度、トラック［１１方向の長さ３０〜５．０＋ｎｍ程度
、媒体走行方向の長さ５．０〜６．０＋＋ｏｎＮ度のほ
ぼ平板状の形状である。

リードライトコアサイド部２２１は高さ３．５〜４．５
ｍｍ程度、トラック１１１方向の長さ０．２〜０．５ｍ
＋ｎ程度、媒体走行方向の長さ０．５〜１．５ｎｕｎ桿
度である。

また、リードライトスライダーサイト部２１１．２３１
は、それぞれ、高さ１．８〜３．０ｍｍ程度、トラック
巾方向の長さ０．５〜２．０ｍｍ程度、媒体走行方向の
長さ０．５〜１．５ｍｍ程度である。

リードライトコアユニット２のリードライトコアサイド
部２２１には、リードライトヘッド用の巻線８１が施さ
れる。

通常、巻線８１の巻線数は１００〜３００ターン×２程
度とする。

すなわち、コイル寸法としては径２〜５ｍｍ、巾２〜５
ｍｍ程度とする。

また、リードライトコアサイド部２２１とリードライト
中間コアサイド部４２１との間には、第４図に示される
ようにバックパー７１が設けられ、閉磁路が形成されて
もよい。　バックパー７１の材質はリードライトコアユ
ニット２、リードライト中間コアユニット４と同一であ
ってよい。

この場合、リードライトヘッド用巻線８１は必ずしもリ
ードライトコアサイド部２２１に設けずに、バックパー
７１に設けてもよい。

リードライト中間コア基部４ｏは、リードライトコア基
部２０と一様に連接する媒体摺接面を有し、厚さ、トラ
ック１１方向の長さはリードライトコア基部２０とほぼ
同一であり、媒体走行方向の長さは０．２〜０．５ｍｍ
程度である。

また、リードライト中間コアサイド部４２１、リードラ
イト中間スライダーサイド部４１１．４３１は、各々の
高さ、トラック１１方向の長さが前記のリードライトコ
アサイド部２２１、リードライトスライダーサイド部２
１１．２３１の各々とほぼ同一であり、媒体走行方向の
長さは０．２〜０．５ｍｍ程度である。

なお、リードライト中間スライダーサイド部４１１．４
３１は機械的強度等の向上のためには設けることが好ま
しいか、必要に応じ省略することもできる。

イレーズコアユニット３はフェライトなどの材質を用い
、イレーズコア３２の両側にイレーズスライタ゛一部３
１．３３を一体成形して設けたイレーズコア基部３０と
、磁気記録媒体との慴接面とは反対側に突出したイレー
ズコアサイド部３２１、イレーズスライダーサイト部３
１１．３３１とを一体的に有している。

通常イレーズコアサイド部３２１は、イレーズスライダ
ーサイド部３１１．３３１より長いことが好ましい。

また、イレーズコアユニット３は、イレーズコア基部３
０のイレーズ中間コアユニット５との突き合せ面にイレ
ーズギャップ形成用の凸部３９５．３９６を有している
。

イレーズ中間コアユニット５は、やはりフェライトなど
の材質を用い、イレーズ中間コア５２の両側にイレーズ
中間スライダー部５１．５３を一体成形して設けたイレ
ーズ中間コア基部５０と、磁気記録媒体との摺接面とは
反対側に突出したイレーズ中間コアサイド部５２１、イ
レーズ中間スライダーサイド部５１１．５３１を一体的
に有している。

これらイレーズコア基部３０およびイレーズ中間コア基
部５０は、リードライトコア基部２０およびリードライ
ト中間コア基部４０と一様に連接する媒体摺接面を有し
ている。

イレーズ中間コアユニット５は、イレーズコアユニット
３と同じ材質のものが好ましい。

また、イレーズ中間コア５２のイレーズコアユニット３
との突き合せ面側には、イレーズギャップ形成用の凸部
５９５．５９６を有している。

そして、第１図、第２図に示されるように、イレーズコ
アユニット３とイレーズ中間コアユニット５との突き合
せ面には、ギャップ間隙１〜６μｍ、トラック巾５０〜
１５０μｍ、ギャップ深さ２０〜２００μｍ程度の２つ
のイレーズギャップ９５．９６を有する。

イレーズギャップは、図示とは異なり１つのみであって
もよい。

そして、イレーズコアユニット３とイレーズ中間コアユ
ニット５との突き合せ面の、非磁性材充填部６５１．６
５２．６５３に、ガラス等の非磁性充填材を充填してこ
れらを一体化すればよい。

イレーズコア基部３０は、厚さ０．５〜１．５ｍｍ程度
、トラック巾方向の長さ３．０〜５．０１１１［［１程
度、媒体走行方向の長さ５．０〜６．０ｍｍ程度の平板
形状である。

イレーズコアサイト部３２１は、高さ３．５〜４．５ｍ
ｍ程度、トラック巾方向の長さ０．２〜０．５ｍｍ程度
、媒体走行方向の長さ０．５〜１．５１１１ｍ程度であ
る。

またイレーズスライダーサイド部３１１．３３２は、そ
れぞれ高さ１．８〜３．０ｍｍ程度、トラック巾方向の
長さ０．５〜２．０ｍｍ程度、媒体走行方向の長さ０．
５〜１．５＋ｎｍ程度である。

また、イレーズコアユニット３のイレーズコアサイド部
３２１にはイレーズコアヘッド用の巻線８５が施される
。

巻線数は、通常２０〜１００タ一ン程度とされる。

すなわち、巻線コイル寸法としては、径２〜５１０１１
、巾２〜５ｍ［Ｉｌ程度である。

また、イレーズコアサイド部３２１とイレーズ中間コア
サイド部５２１との間には、第４図に示されるように、
バックパー７５が設けられ、閉磁路が形成されてもよい
。バックパー７５の材質は、イレーズコアユニット３、
イレーズ中間コアユニット５と同一であってよい。

この場合、イレーズヘッド用巻線８５は必ずしもイレー
ズコアサイド部３２１に設けずに、バックパー７５に設
けてもよい。

イレーズ中間コア基部５０は、厚さ、トラック巾方向の
長さは、イレーズコア基部３０とほぼ同一であり、媒体
走行方向の長さ０．２〜０．５＋ｎｍ程度である。

また、イレーズ中間コアサイド部５２１、イレーズ中間
スライダーサイド部５１１．５３１は、各々の高さ、ト
ラック巾方向の長さが前記のイレーズコアサイド部３２
１、イレーズスライダーサイド部３１１．３３１の各々
とほぼ同一であり、媒体走行方向の長さは０．２〜０．
５刊Ｉ程度である。

なお、この場合も、イレーズコアスライダーサイド部３
１１．３３１、イレーズ中間スライダーサイド部５１１
．５３１は必要に応じ省略してもよい。

また、ギャップ形成のための凸部は、イレーズコア３、
イレーズ中間コア５の一方のみに形成してもよい。

さらに、図示のように、リードライトコア２およびイレ
ーズコア３のギャップ突き合せ面に連接する底部側をテ
ーパー状とし、リードライトキャップ９１およびイレー
ズギャップ９５．９６のギャップ深さ方向の非磁性材充
填部に、いわゆるエイペックス（ａｐｅｘ）を設けるこ
とが好ましい。

このようなリードライト中間コアユニット４とイレーズ
中間コアユニット５の固定接続方法としては、ガラスボ
ンデインク等による絶縁層６を設けて行えばよい。

このような前提の下で、本発明では、第１図および第２
図に示されるように、各コアユニット２．３．４．５の
コア２２．３２．４２．５２とスライダー部２１．２３
．３１．３３．４１．４３．５１．５３とは非磁性充填
材６０１．６０２を介して一体化されている。

この非磁性充填材６０１．６０２としては、ガラス等を
用い、この非磁性充填材は各コアと各スライダー部とを
完全に分断するものであ巾とする。

第５図〜第８図には、リードライトコアユニット２、中
間コアユニット４５およびイレーズコアユニット３から
なる３ユニツトをこの順に積層一体化して形成される、
いわゆるバルクタイプの磁気ヘッドについての本発明の
実施例が示される。

この場合、リードライ］・コアユニット２とイレーズコ
アユニット３は、前述の４ユニツトを積層一体化する磁
気ヘッドに用いたものと同一である。

また、中間コアユニット４５は、フェライトなどの材質
を用い、中間コア４５２の両側に中間スライダー部４５
１．４５３を一体的に設けた中間コア基部４５０と、磁
気記録媒体との慴接面とは反対側に突出した中間コアサ
イド部４５２１、中間スライダーサイト部４５１１．４
５３１を一体的にして有している。

また、中間コア４５２のイレーズコア基部ット３どの突
き合せ面側には、イレーズギャップ形成用の凸部４５９
５．４５９６を有している。

通常、中間コアユニット４５は、リードライトコアユニ
ット２、イレーズコアユニット３と同じ材質のものが好
ましい。

そして、中間コア基部４５０は厚さ、ギャップ巾方向の
長さが、リードライトコア基部２０、イレーズコア基部
３０とほぼ同一であり、媒体走行方向の長さは０．３〜
１．０ｍｍ程度である。

また、中間コアサイト部４５２１および中間スライダー
部４５１１．４５３１は、各々の高さ、トラック巾方向
の長さが、前述のリードライトコアサイド部２２１、イ
レーズコアサイド部３２１およびリードライトスライダ
ーサイド部２１１．２３１、イレーズスライダーサイド
部３１１．３３１の各々とほぼ同一であり、媒体走行方
向の長さは、０．３〜１．０ｍｍ程度である。

そして、第５図、第６図に示されるように、リードライ
トコアユニット２と中間コアユニット４５との突き合せ
面にはギャップ間隙０．３〜２μｍ、トラック中０．０
６〜０．３ｍｍ、ギャップ深さ１０〜１００μｍ程度の
リードライトギャップ９１を有する。

このようなリードライトギャップを形成するために、リ
ードライトコアユニット２と中間コアユニット４５との
突き合せ面にガラス等の非磁性充填材を充填し、非磁性
材充填層６１１．６１３を形成゛して一体化すればよい
。

また、リードライトコアユニット２のリードライトコア
サイド部２２１またはバックパー７１には前述のリード
ライトヘッド用巻線８１が施される。

また、中間コアユニット４５とイレーズコアユニット３
との突き合せ面には、ギャップ間隙１〜６μｍ、　　ト
ラック巾５０〜１５０μｍ１ギャップ深さ２０〜２００
μｍ程度の２つのイレーズギャップ９５．９６を有する
。

なお、この場合もイレーズギャップは１つでもよい。

このようなイレーズギャップを形成するためには、イレ
ーズコアユニット３と中間コアユニット４５との突き合
せ面の非磁性材充填部６５１．６５２．６５３にガラス
等の非磁性充填材を充填して一体化すればよい。

また、イレーズコアユニッｌ−３のイレーズコアサイド
部３２１またはバックハーフ５には前述のイレーズヘッ
ド用の巻線８５が施される。

この場合も、芥コアユニット２．３．４５のコア２２．
３２．４５２とスライダー部２１．２３．３１．３３．
４５．４５３とは非磁性充填材６０１．６０２を介して
一体化されている。　非磁性充填材の厚さは館記と同様
である。

なお、この場合も、各スライダーサイド部は省略しても
よい。

また、ギャップ形成のための凸部は、突き合せ面の一方
に形成しても両方に形成してもよい。

さらに、ギャップ深さ方向の非磁性材充填層にはエイペ
ックス（ａｐｅｘ）を設けることが好ましい。

このような磁気ヘッドを製造するには下記のようにする
ことが好ましい。

まず、第３図および第７図に示されるようＩ に、各ユニットに対応する各ユニット部材２′、３°、
４’、５’　、４５’をこの順序で積層し、一体化する
。

この場合、図示のようにリードライトコアユニット部材
２°、イレーズコアユニット部材３′、リードライト中
間コアユニット部材４°、イレーズ中間コアユニット部
材５°、中間コアユニット部材４５゛は、ともに対応す
るユニットにおけるように、コアおよびスライダへが非
磁性材充填部で分断されていない一体成形された基部を
有している。

そして、これらを所定の順序で積層一体化する。

次いで、第４図、第８図に示されるように、磁気記録媒
体との慴接面の裏面側からイレーズギャップ９５．９６
の肉汁側側に溝６０３．６０４を形成する。

この溝６０３．６０４は、磁気記録媒体との摺接面にま
で達しないものである。

通常、溝６０３，６０４は巾が０．１〜０゜３ｍｍ程度
、深さ０．４〜１．４ｍｍ程度であり、媒体走行方向に
リードライトコアユニット２の一端から、イレーズコア
ユニット３の他端に達するように連続的に形成される。

次いで、この溝６０３．６０４にガラス等の非磁性充填
材６０１．６０２が充填される。

そして、磁気ヘッドの摺接面の研磨加工時に溝６０１．
６０２に充填された非磁性充填材６０１．６０２が露出
するように研削研磨を行なえば、コアとスライダーが非
磁性材充填部６０１．６０２を介して一体化した磁気ヘ
ッドとなる。

こののち、通常、巻線を設けたり、バックバーを付した
りする。

このように一体化した本発明の磁気ヘッドは、いわゆる
コアと、コアの両側を挟み込むように位置するスライダ
ーとが同一材質で一体成形されているため、工程が簡易
で、かつ、強度的にきわめて高いものとなっている。

また、コアとスライダーが非磁性充填材を介して　体化
されているため、磁束の分散による磁気ヘッドの特性低
下を防ぐことができる。

また、図示例では磁気記録媒体との摺接面に磁気記録媒
体の走行安定性を確保するための溝１０がギャップｒｌ
ｉ方向に形成されている。　溝１０は深さ０．２〜１．
Ｏｍｍ程度、巾０．２〜１．５１１１１Ｄ程度である。

そして、このような磁気ヘッドを用い、いわゆるシンバ
ル型磁気ヘッドおよび、いわゆるボタン型、Ｔ型等の固
定型磁気ヘッドを作成することができる。

シンバル型磁気ヘッドでは、第９図に示されるように、
リードライトｌ＼ツド用巻線８１、イレーズヘッド用巻
線８５を保護するように、ジンバル板１１が磁気ヘッド
と固定接着される。

このような本発明の磁気ヘッドはフロッピーヘッドとし
てその優れた特性を有効に発揮することかできる。

■　発明の具体的作用効果 本発明の磁気ヘッドは以下のような作用効果を示す。

（１）本発明の磁気ヘッドは、いわゆるコアと、このコ
アの両側にコアを挟持するように位置するスライダーと
が同一材質で一体形成されているため、従来の磁気ヘッ
ドと異なり、コア材質とスライダー材質の膨張係数の違
いによるコアとスライダーとの剥離事故のない、耐久性
に優れた磁気ヘッドである。

（２）また、コアとスライダーとの接着工程が省けるた
め、組ケ王程の簡素化が同時に可能となる。

（３）また、コアとスライダーが非磁性充填材を介して
一体化されているため、コアからスライダーへ磁束が分
散することがなく、磁気干渉等の障害を防ぎ、すぐれた
特性を示す磁気ヘッドか可能である。

（４）また、リードライトコアユニット２、中間コアユ
ニット４５、およびイレーズヘッドニット３からなる３
ユニット一体化の磁気ヘッドの場合、中間コアユニット
４５がリードライトヘッドおよびイレーズヘッドのサイ
ドコアを兼ね、絶縁層を設けないものである。

このため、リードライトギャップ９１とイレーズギャッ
プ９５．９６の間隔を大幅に小さくすることができる。

（５）このため、記録密度が高くなっても従来のトラッ
クフォーマットを用いて同一のタイミング条件で記録再
生ができ、従来からの情報との互換性が保てる。

（６）また、従来、スライダーをラミネートすることに
より、ギャップ深さを測定することが困難であったが、
本発明の磁気ヘッドは、製造後もギャップ深さを容易に
測定することができ、したがって製品の安定化を図るこ
とができる。

（７）さらに、磁気ヘッドをキャリンジに取り付ける際
のアジマス調整に際しては、従来の磁気ヘッドではリー
ドライトギャップのトラック巾という、きわめて小さな
距離範囲の中で調整しなけらばならなかったが、本発明
の磁気ヘッドでは、磁気ヘッド全ｌ］がリードライトギ
ャップ形成基準線となり、位置ぎめの基準線がトラック
巾よりも数１０倍も長くなるため、アジマス調整がきわ
めて容易となり、しかも高鯖度となる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第５図は、それぞれ本発明の実施例として
のバルクタイプの磁気ヘッドの−Ｆ面側からの斜視図で
あり、第２図および第６図は、それぞれ第１図および第
５図のＬ面の部分拡大図である。 第３図および第７図は、それぞれ第１図および第５図の
磁気ヘッドの構成ユニット部材の−に面側からの斜視図
であり、第４図および第８図は、それぞれ第３図および
第７図の各構成ユニットをｍ一体化したときの底面側か
らの斜視図である。 第９図は第１図に示したヘッドを用いたジンバルタイプ
の磁気ヘッドの斜視図である。 第１０図は、従来技術の１例としてのバルクタイプの磁
気ヘッドの斜視図である。 符号の説明 ｌ・・・磁気ヘッド、 ２・・・リードライトコアユニット、 ２゛・・・リードライトコアユニット部材、２０−・・
リードライトコア基部、 ２２・・・リードライトコア、 ２１．２３・・・リードライトスライダー部、３・・・
イレーズコアユニット、 ３゛・・・イレーズコアユニット部材、３０・・・イレ
ーズコア基部、 ３２・・・イレーズコア、 ３１．３３・・・イレーズスライダー部、４・・・リー
ドライト中間コアユニット、４゛・・・リードライト中
間コアユニット部材、４０・・・リードライト中間コア
基部、４２・・・リードライト中間コア、 ４１．４３・・・リードライト中間スライダー部、４５
−・・中間コアユニット、 ４５　’−・・中間コアユニット部材、４５０・・・中
間コア基部、 ４５２・・・中間コア、 ４５１．４５３・・・中間スライダー部、５・・・イレ
ーズ中間コアユニット、 ５・・・イレーズ中間コアユニット部材、５０・・・イ
レーズ中間コア基部、 ５２−・・イレーズ中間コア、 ５１．５３・・・イレーズ中間スライダー部、６・・・
絶縁層、 ６０１．６０２−・・非磁性充填材、６０３．６０４・
・・溝 ６１１．６１３，６５１，６５２，６５３・・・非磁性
材充填部、 ７１．７５・・・バックバー、 ８１・・・リードライトヘッド用巻線、８５−・・イレ
ーズヘッド用巻線、 ９１・・・リードライトギャップ、 ９５．９６・・・イレーズギャップ、 １０−・・溝、１１・・・ジンバル、 １５．１６−・・スライダー

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）リードライトコア、リードライト中間コア、イレ
   ーズ中間コアおよびイレーズコアを有し、それぞれに同
   一材質のスライダー部を非磁性充填材を介して一体化し
   てリードライトコアユニット、リードライト中間コアユ
   ニット、イレーズ中間コアユニットおよびイレーズコア
   ユニットとし、これらの各コアユニット部材がこの順序
   で積層されており、リードライトコアとリードライト中
   間コアとの突き合せ面にリードライトギャップが設けら
   れており、イレーズ中間コアとイレーズコアとの突き合
   せ面にイレーズギャップが設けられていることを特徴と
   する磁気ヘッド。
2. （２）リードライトコア、中間コア、イレーズコアを有
   し、それぞれに非磁性充填材を介して同一材質のスライ
   ダー部を一体化してリードライトコアユニット、中間コ
   アユニットおよびイレーズコアユニットとし、これらの
   各コアユニットがこの順序で積層されており、リードラ
   イトコアと中間コアとの突き合せ面にリードライトギャ
   ップが設けられており、中間コアとイレーズコアとの突
   き合せ面にイレーズギャップが設けられていることを特
   徴とする磁気ヘッド。
3. （３）それぞれ一体的に形成したリードライトコアユニ
   ット部材、リードライト中間コアユニット部材、イレー
   ズ中間コアユニット部材およびイレーズコアユニット部
   材を用い、これらの各コアユニット部材をこの順序で積
   層し、リードライトコアユニット部材とリードライト中
   間コアユニット部材との突き合せ面にリードライトギャ
   ップ部を設け、イレーズ中間コアユニット部材とイレー
   ズコアユニット部材との突き合せ面にイレーズギャップ
   部を設け、さらに、磁気ヘッド摺動面の裏面側からリー
   ドライトギャップ部およびイレーズギャップ部のギャッ
   プ間隙方向に溝を形成し、この溝に非磁性充填材を充填
   し、この非磁性充填材が露出するまで各コアユニット部
   材を磁気ヘッド摺動面側から研削研磨して、各コアユニ
   ットに、非磁性充填材を介してコアと一体化するスライ
   ダー部を形成することを特徴とする磁気ヘッドの製造方
   法。
4. （４）それぞれ一体的に形成したリードライトコアユニ
   ット部材、中間コアユニット部材およびイレーズコアユ
   ニット部材を用い、これらの各コアユニット部材をこの
   順序で積層し、リードライトコアユニット部材と中間コ
   アユニット部材との突き合せ面にリードライトギャップ
   部を設け、中間コアユニット部材とイレーズコアユニッ
   ト部材との突き合せ面にイレーズギャップ部を設け、さ
   らに磁気ヘッド摺動面の裏面側からリードライトギャッ
   プ部およびイレーズギャップ部のギャップ間隙方向に溝
   を形成し、この溝に非磁性充填材を充填し、この非磁性
   充填材が露出するまで各コアユニット部材を磁気ヘッド
   摺動面側から研削研磨して、各コアユニットに、非磁性
   充填材を介してコアと一体化するスライダー部を形成す
   ることを特徴とする磁気ヘッドの製造方法。