JPH11132074A - 内燃機関の噴射制御装置 - Google Patents

内燃機関の噴射制御装置

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JPH11132074A
JPH11132074A JP29876697A JP29876697A JPH11132074A JP H11132074 A JPH11132074 A JP H11132074A JP 29876697 A JP29876697 A JP 29876697A JP 29876697 A JP29876697 A JP 29876697A JP H11132074 A JPH11132074 A JP H11132074A
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temperature
injection
reducing agent
fuel
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達司 水野
Masahito Goto
雅人 後藤
Kazuya Kibe
一哉 木部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 気筒内に噴射した浄化用還元剤が気筒の内壁
面に付着することを防止する。 【解決手段】 還元剤により排気ガスを浄化するために
排気通路に配置された触媒を備える。この触媒に還元剤
を供給するために気筒内に還元剤を噴射する。気筒内の
温度を検出し、この検出された気筒内の温度が予め定め
られた温度より低いときには還元剤の噴射を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関の燃料噴射
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】気筒内の混合気の空燃比が非常に大きい
ために混合気の空燃比が理論空燃比であるときよりも多
量の酸素が排気ガス中に含まれている状態(以下、リー
ン状態)において、炭化水素(以下、HC)を触媒表面
に吸着してHCの活性種を生成し、このHCの活性種と
窒素酸化物(以下、NOX )とを反応させることにより
内燃機関から排出されたNOX を浄化するNOX 選択還
元触媒(以下、NOX 触媒)が公知である。通常、リー
ン状態の排気ガス中にHCは殆ど含まれていない。この
ため、NOX 触媒には浄化用のHCが供給される。
【0003】例えば、特開平6−117225号では、
気筒内に機関駆動用のHCを供給するための燃料噴射弁
からNOX 浄化用のHCを機関の膨張行程または排気行
程において気筒内に噴射することにより、NOX 触媒に
浄化用HCを供給している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、気筒内の温
度は機関運転状態により変化する。気筒内に噴射された
NOX 浄化用HCの大部分は気筒内で気化して排気ガス
とともに気筒内から排出される。しかしながら、気筒内
の温度が低いときにはNOX 浄化用HCが気筒の内壁面
に付着してしまう。気筒の内壁面に付着したHCは気筒
内に嵌挿されたピストンと気筒の内壁面との間を通って
ピストン下方にある潤滑オイルに混入し、潤滑オイルの
劣化を招く。したがって本発明の目的は気筒内に噴射し
た浄化用還元剤が気筒の内壁面に付着することを防止す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に一番目の発明によれば、還元剤により排気ガスを浄化
するために排気通路に配置された触媒と、該触媒に還元
剤を供給するために気筒内に還元剤を噴射する還元剤噴
射手段とを具備する内燃機関の噴射制御装置において、
前記気筒内の温度を検出する筒内温度検出手段と、該筒
内温度検出手段により検出された気筒内の温度が予め定
められた温度より低いときには前記還元剤噴射手段によ
る還元剤の噴射を停止する還元剤噴射停止手段とを具備
する。
【0006】上記課題を解決するために二番目の発明に
よれば、一番目の発明において、前記筒内温度検出手段
の異常を検出する異常検出手段を具備し、前記還元剤噴
射停止手段は該異常検出手段により異常が検出され且つ
機関始動時から予め定められた時間を経過していないと
きには還元剤の噴射を停止する。
【0007】上記課題を解決するために三番目の発明に
よれば、一番目の発明において、前記筒内温度検出手段
の異常を検出する異常検出手段をさらに具備し、前記筒
内温度検出手段は冷却水の温度を検出する水温センサと
機関を潤滑するための潤滑油の温度を検出する油温セン
サとを有し、該筒内温度検出手段は水温センサが正常で
あるときには前記水温センサにより検出された温度に基
づいて筒内温度を検出し、前記異常検出手段により前記
水温センサの異常が検出されたときには前記油温センサ
により検出された温度に基づいて筒内温度を検出する。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第一実施形態の内
燃機関の構成を示す図である。図1において、1は機関
本体、♯1、♯2、♯3および♯4はそれぞれ機関本体
1内に形成された第一気筒、第二気筒、第三気筒および
第四気筒、2a、2b、2cおよび2dはそれぞれ対応
する気筒♯1〜♯4内に機関駆動用燃料および排気ガス
浄化用燃料を供給するための第一燃料噴射弁、第二燃料
噴射弁、第三燃料噴射弁および第四燃料噴射弁、3はイ
ンテークマニホルド4を介して機関本体1に接続された
吸気通路である。インテークマニホルド4には各気筒♯
1〜♯4に導入される吸入空気量を算出するために吸入
空気圧を検出するための吸気圧センサ5が取り付けられ
る。なお、各気筒♯1〜♯4内にはこれら気筒内で摺動
可能なピストン(図示せず)が挿入されている。また、
本発明はディーゼルエンジンやリーンバーンエンジンと
呼ばれる大部分の機関運転において理論空燃比より非常
に大きい空燃比で運転される内燃機関に適用される。
【0009】また、第一実施形態の内燃機関はクランク
角を検出するクランク角センサ6を具備する。クランク
角センサ6により検出されたクランク角に基づいて機関
回転数が算出される。さらに第一実施形態の内燃機関は
アクセルペダル(図示せず)の踏込量を検出するアクセ
ル踏込量センサ19を具備する。各燃料噴射弁2a〜2
dはこれら燃料噴射弁2a〜2dに共通の燃料分配手
段、すなわちコモンレール30に接続される。コモンレ
ール30はポンプPを介して燃料タンク31に接続され
る。コモンレール30内にはポンプPにより予め定めら
れた圧力に加圧された燃料が蓄積される。また、コモン
レール30にはコモンレール30内の燃料の圧力を検出
するための圧力検出手段として燃圧センサ32が取り付
けられる。
【0010】また、第一実施形態の内燃機関は機関を冷
却するための冷却水の温度を検出する水温センサ21を
具備する。水温センサ21は図2に示したように機関本
体1に取り付けられる。なお、図2において、22は吸
気ポート、23は吸気弁、24は排気ポート、25は排
気弁、26は機関本体1内に形成された燃焼室、27は
燃焼室26内に摺動可能に挿入されたピストン、28は
気筒の内壁面(以下、筒内壁面)、29は機関内を潤滑
するための潤滑油である。
【0011】図1に示したように、第一気筒♯1、第二
気筒♯2、第三気筒♯3および第四気筒♯4にはそれぞ
れ対応して第一排気枝管7a、第二排気枝管7b、第三
排気枝管7cおよび第四排気枝管7dが接続される。第
一排気枝管7aと第二排気枝管7bと第四排気枝管7d
とは機関本体1の下流側の上流側合流部8において合流
せしめられ、集合管9に接続される。集合管9と第三排
気枝管7cとは上流側合流部8のさらに下流側の下流側
合流部10において互いに略平行な方向に排気ガスを排
出するように合流せしめられる。このように排気系を構
成することにより、集合管9から排出された排気ガスが
第三排気ガス7c内に流入することが抑制される。ま
た、第三排気枝管7cから排出された排気ガスが集合管
9内に流入することが抑制される。なお、本明細書にお
いて『上流』および『下流』とは排気ガスの流れに沿っ
て用いる。
【0012】第一実施形態の内燃機関は吸入される空気
量を増大するために吸入空気を過給する過給機11を具
備する。過給機11はインテークマニホルド4の上流側
の吸気通路3内に配置された吸気側タービンホイール1
1aと、下流側合流部10の下流側の排気通路20内に
配置された排気側タービンホイール11bとを具備す
る。第一実施形態では各気筒から排出された排気ガスが
合流する位置に排気側タービンホイール11bが配置さ
れているため、排気側タービンホイール11bを通過す
る排気ガス量が多く、過給機11の過給効果を最大限に
維持することができる。また、下流側合流部10が排気
側タービンホイール11bの近傍に位置し、且つ、排気
側タービンホイール11bの慣性回転運動により排気ガ
スが下流側への排出されるため、集合管9から排出され
た排気ガスが第三排気ガス7c内に流入することがさら
に抑制され、また、第三排気枝管7cから排出された排
気ガスが集合管9内に流入することがさらに抑制され
る。
【0013】吸気側タービンホイール11aと排気側タ
ービンホイール11bとは一つのシャフト11cにより
互いに連結される。排気側タービンホイール11bはこ
の排気側タービンホイール11bの回転面と平行な方向
から排気ガスを受けて回転せしめられ、回転面に対して
垂直な方向へ向けて排気ガスを排出する。一方、吸気側
タービンホイール11aは排気側タービンホイール11
bの回転に伴い回転せしめられ、この吸気側タービンホ
イール11aの回転面に対して垂直な方向から空気を引
き込み、回転面と平行な方向へ向けて吸入空気を送りだ
す。
【0014】排気側タービンホイール11bの下流側の
排気通路20には内燃機関から排出される窒素酸化物
(以下、NOX )を浄化するための排気浄化触媒12が
配置される。第一実施形態の排気浄化触媒12は、気筒
内の混合気の空燃比が非常に大きいために混合気の空燃
比が理論空燃比であるときよりも多量の酸素が排気ガス
中に含まれている状態(以下、リーン状態)において、
還元剤として炭化水素(以下、HC)を触媒表面に吸着
してHCの活性種を生成し、このHCの活性種とNOX
とを反応させることによりNOX を浄化するNOX 選択
還元触媒(以下、NOX 触媒)である。NOX 触媒12
の上流端部分にはこの上流端部分の温度を検出する上流
側温度センサ13が配置され、NOX 触媒12の下流端
部分にはこの下流側部分の温度を検出する下流側温度セ
ンサ14が配置される。
【0015】第四排気枝管7dには排気ガスを吸入空気
中に導入するための排気循環管15が接続される。排気
循環管15の他端はインテークマニホルド4に接続され
る。排気循環管15には吸入空気中への排気ガスの導入
の有無を制御するための排気循環弁16が配置される。
排気循環弁16は三方弁17を介して吸引ポンプ18お
よび大気に連通される。排気循環弁16は機関運転状態
に応じて開閉制御される。三方弁17により排気循環弁
16と大気とが連通せしめられると排気循環弁16内に
大気圧がかかり排気循環弁16は閉弁せしめられ、排気
ガスは吸入空気中に導入されない。一方、三方弁17に
より排気循環弁16と吸引ポンプ18とが連通せしめら
れると排気循環弁16内に負圧がかかり排気循環弁16
が開弁せしめられ、排気ガスが吸入空気中に導入され
る。
【0016】気筒内におけるNOX 生成量は燃焼時の火
炎伝播速度が速いほど多くなる。また、気筒内における
NOX 生成量は燃焼時の燃焼温度が高いほど多くなる。
一方、不活性ガスは燃焼時の火炎伝播速度を遅くする。
したがって燃焼時の火炎伝播速度は吸入空気中の不活性
ガス量が多いほど遅くなる。また、不活性ガスは燃焼時
の熱を吸収する。したがって燃焼時の燃焼温度は吸入空
気中の不活性ガス量が多いほど低くなる。このため、二
酸化炭素や水分といった不活性ガスを含んだ排気ガスが
吸入空気に導入されると、燃焼時の火炎伝播速度が遅く
なり且つ燃焼時の燃焼温度が低く維持されるため、気筒
内の燃焼に伴うNOX の生成が抑制される。
【0017】図1において制御装置(ECU)40はデ
ジタルコンピュータからなり、双方向性バス41を介し
て相互に接続されたCPU(マイクロプロセッサ)4
2、ROM(リードオンリーメモリ)43、RAM(ラ
ンダムアクセスメモリ)44、B−RAM(バックアッ
プRAM)45、入力ポート46、出力ポート47およ
びクロック発生器48を具備する。吸気圧センサ5、上
流側温度センサ13、下流側温度センサ14および燃圧
センサ32の出力電圧はそれぞれ対応するAD変換器4
9を介して入力ポート46に入力される。また、クラン
ク角センサ6の出力電圧は直接入力ポート46に入力さ
れる。さらにアクセル踏込量センサ19および水温セン
サ21の出力電圧はそれぞれ対応するAD変換器49を
介して入力ポート46に入力される。一方、出力ポート
47はそれぞれ対応する駆動回路50を介して各燃料噴
射弁2a〜2dおよび三方弁17に接続される。
【0018】次に本発明の第一実施形態の内燃機関の作
動について説明する。初めに各気筒♯1〜♯4の圧縮行
程の予め定められたクランク角度においてコモンレール
30内の燃圧が燃圧センサ32により検出される。次に
各気筒♯1〜♯4の圧縮上死点の直前において予噴射が
実行され、各燃料噴射弁2a〜2dから予め定められた
量の燃料が噴射される。予噴射は気筒内におけるNOX
生成量の低減および気筒において生じる騒音の低減のた
めに実行される噴射である。
【0019】次に予噴射により供給された燃料が気筒内
において着火した後の圧縮上死点付近の予め定められた
クランク角度において主噴射が実行される。主噴射は機
関を駆動するための燃料を供給するために実行される噴
射である。主噴射により各燃料噴射弁2a〜2dから噴
射すべき主噴射燃料量はアクセル踏込量センサ19によ
り検出されたアクセルペダル踏込量に基づいて決定さ
れ、アクセルペダル踏込量が大きくなるほど主噴射によ
り噴射すべき燃料量は多くなる。
【0020】なお、予噴射および主噴射により各燃料噴
射弁2a〜2dから噴射すべき予噴射燃料量および主噴
射燃料量を供給するために各燃料噴射弁2a〜2dを開
弁する開弁時間はコモンレール30内の燃圧に基づいて
決定され、燃圧が高いほど開弁時間は短くなる。また、
各気筒における予噴射および主噴射は第一気筒♯1、第
三気筒♯3、第四気筒♯4、第二気筒♯2の順で実行さ
れる。
【0021】さらに第三気筒♯3において主噴射が実行
された後に該主噴射とは別個に副噴射を実行し、第三燃
料噴射弁2cから第三気筒♯3内に燃料、すなわちHC
を噴射する。このHCは排気ガスとともにNOX 触媒1
2に到達せしめられる。
【0022】第一実施形態では次のようにして副噴射を
実行する。まず、水温センサ21により検出された水温
に基づいて気筒内の温度(以下、筒内温度)を算出す
る。次に筒内温度が予め定められた温度より高いときに
は予め定められたクランク角度において副噴射を実行す
る。なお、上記予め定められた温度は気筒内に噴射され
たHCが気筒内において気化するのに十分高い温度に設
定される。一方、筒内温度が予め定められた温度より低
いときには副噴射の実行を停止する。筒内温度が予め定
められた温度より低いときに副噴射を実行すると副噴射
により噴射されたHCが気筒内において気化されずに筒
内壁面28に付着してしまう。したがって第一実施形態
のように筒内温度が予め定められた温度より低いときに
副噴射の実行を停止することにより、HCが筒内壁面2
8に付着することが防止され、HCが潤滑油に混入する
ことが防止される。
【0023】また、副噴射を実行する時期は次のように
して算出される。まず、上流側温度センサ13の出力か
ら推定した第三気筒♯3内の温度(以下、筒内温度)お
よびコモンレール30内の燃圧に基づいて副噴射を実行
する時期(以下、副噴射時期)を算出する。副噴射時期
は熱分解されたHCを多く必要とするときには筒内温度
がより高い時期に設定され、また、HCが良好に噴射さ
れるように燃圧が予め定められた圧力より高い時期に設
定される。なお、通常、副噴射時期は機関の膨張行程ま
たは排気行程にある。
【0024】また、上述したように、NOX 触媒12に
供給されたHCは触媒表面に吸着して活性種とされ、N
X を浄化する。したがってHCによりNOX を浄化す
るには或る時間を要する。すなわち、NOX を浄化する
ためにはHCおよびNOX が上記或る時間だけNOX
媒12内に留まっている必要がある。HCおよびNO X
がNOX 触媒12内に留まっている時間(以下、滞留時
間)は単位時間当たりにNOX 触媒12を通過する排気
ガス量(以下、通過排気ガス量)により決まり、通過排
気ガス量が多いほど滞留時間は短くなる。したがって第
一実施形態では、NOX 触媒12に供給すべき燃料量は
通過排気ガス量に基づいて算出され、通過排気ガス量が
多いほどNOX 触媒12内で浄化反応可能な燃料量は少
なくなると判断してNOX 触媒12に供給する燃料量を
少なくする。
【0025】なお、NOX 触媒12に供給すべき燃料量
を吸気圧センサ5およびクランク角センサ6の出力から
推定した機関からのNOX 排出量に基づいて算出しても
よい。また、副噴射により第三燃料噴射弁2cから噴射
すべき副噴射燃料量を供給するために第三燃料噴射弁2
cを開弁する開弁時間はコモンレール30内の燃圧に基
づいて決定され、燃圧が高いほど開弁時間は短くなる。
【0026】次に図3のフローチャートを参照して本発
明の実施形態に共通の予噴射・主噴射実行制御を説明す
る。なお、図3においてnは気筒番号を示し、1、3、
4、2の順で変化する。まず、ステップS110におい
て現在のクランク角度CAが第n気筒において予噴射を
実行すべき予め定められたクランク角度(以下、予噴射
角度)PCApnである(CA=PCApn)か否かが
判別される。ステップS110においてCA=PCAp
nである判別されると、ステップS112に進んで予め
定められた予噴射用開弁時間tpnだけ第n気筒の燃料
噴射弁を開弁し、ステップS114に進む。一方、ステ
ップS110においてCA≠PCApnであると判別さ
れると、CA=PCApnと判別されるまでステップS
110が繰り返される。
【0027】ステップS114では現在のクランク角度
CAが第n気筒において主噴射を実行すべき予め定めら
れたクランク角度(以下、主噴射角度)PCAmnであ
る(CA=PCAmn)か否かが判別される。ステップ
S114においてCA=PCAmnである判別される
と、ステップS116に進んで予め定められた主噴射用
開弁時間tmnだけ第n気筒の燃料噴射弁を開弁し、処
理を終了する。一方、ステップS114においてCA≠
PCAmnであると判別されると、CA=PCAmnと
判別されるまでステップS114が繰り返される。
【0028】次に図4のフローチャートを参照して本発
明の実施形態に共通の主噴射燃料量算出制御を説明す
る。なお、図4においてnは気筒番号を示し、1、3、
4、2の順で変化する。まず、ステップS210におい
てアクセル踏込量センサ19により検出されたアクセル
ペダル踏込量Daが読み込まれ、ステップS212に進
む。ステップS212ではステップS210で読み込ま
れたアクセルペダル踏込量Daに基づいて主噴射により
第n気筒内に供給すべき主噴射燃料量を燃料噴射弁から
噴射するのに必要な燃料噴射弁の開弁時間tmpnを算
出し、ステップS214に進む。ステップS214では
ステップS212で算出した開弁時間tmpnを主噴射
用開弁時間tmnにセットし、処理を終了する。
【0029】次に図5のフローチャートを参照して本発
明の実施形態に共通の副噴射実行制御を説明する。ま
ず、ステップS310において水温センサ21により検
出された水温Twを読み込み、次にステップS312に
おいて筒内温度Tが算出され、ステップS314に進
む。ステップS314では筒内温度Tが予め定められた
温度T0より大きい(T>T0)か否かが判別される。
ステップS314においてT>T0であると判別される
と、ステップS316に進む。一方、ステップS314
においてT≦T0であると判別されると、副噴射を実行
せずに処理を終了する。ステップS316では現在のク
ランク角度CAが第三気筒♯3において副噴射を実行す
べき予め定められたクランク角度(以下、副噴射角度)
CAs3である(CA=CAs3)か否かが判別され
る。ステップS316においてCA=CAs3である判
別されると、ステップS312に進んで予め定められた
副噴射用開弁時間ts3だけ第三気筒の第三燃料噴射弁
2cを開弁し、処理を終了する。一方、ステップS31
6においてCA≠CAs3であると判別されると、処理
を終了する。
【0030】次に図6のフローチャートを参照して本発
明の第一実施形態の副噴射燃料量・実行時期算出制御を
説明する。まず、ステップS410において上流側温度
センサ13により検出された上流側触媒温度TU、下流
側温度センサ14により検出された下流側触媒温度T
D、吸気圧センサ5により検出された吸入空気圧Pi、
クランク角度センサ6により検出されたクランク角度C
Aおよび燃圧センサ32により検出されたコモンレール
30内の燃圧Pcを読み込み、ステップS412に進
む。ステップS412ではステップS410で読み込ま
れた吸入空気圧Piとクランク角度CAとから単位時間
当たりにNOX 触媒12を通過する排気ガス量(以下、
通過排気ガス量)QEを算出し、ステップS414に進
む。
【0031】ステップS414ではステップS412で
算出された通過排気ガス量QEとステップS410で読
み込まれた燃圧Pcとに基づいて副噴射により第三気筒
♯3内に供給すべき副噴射燃料量を第三燃料噴射弁2c
から噴射するのに必要な燃料噴射弁の開弁時間tsp3
と、ステップS410で読み込まれた上流側触媒温度T
Uと下流側触媒温度TDとに基づいて副噴射を実行すべ
きクランク角度CAsp3とを算出し、ステップS41
6に進む。ステップS416ではステップS414で算
出された開弁時間tsp3を予め定められた副噴射用開
弁時間ts3にセットするとともにステップS414で
算出された基本副噴射角度CAsp3を予め定められた
副噴射角度CAs3にセットし、処理を終了する。
【0032】ところで、第一実施形態の副噴射実行制御
では水温センサにより検出された温度に基づいて筒内温
度を算出している。しかしながら、第一実施形態では水
温センサ以外の筒内温度検出手段は設けられていないた
め、水温センサが劣化などにより異常となったときには
筒内温度が正確に検出されない。そこで、第二実施形態
では水温センサが異常となったときにおいても筒内温度
を正確に検出できるようにする。
【0033】図7および図8は本発明の第二実施形態の
内燃機関の構成を示す図である。第二実施形態の内燃機
関は第一実施形態に加えて機関を潤滑するための潤滑油
の温度(以下、油温)を検出するための油温センサ51
を具備する。その他の構成は第一実施形態と同様である
ので説明は省略する。
【0034】次に第二実施形態における副噴射実行制御
を説明する。第二実施形態では、まず、水温センサ21
が正常であるか否かを判別する。ここで水温センサ21
が正常であると判別されたときには第一実施形態と同様
の副噴射実行制御が行われる。一方、水温センサ21が
異常であると判別されたときには油温センサ51により
検出された油温に基づいて筒内温度を算出する。このよ
うに水温センサ21が異常であると判別されたときに筒
内温度検出手段を油温センサ51に切り替えることによ
り、常に筒内温度が正確に検出されるため、HCが筒内
壁面28に付着して潤滑油に混合してしまわないように
副噴射を制御することができる。
【0035】ところで油温センサ51が劣化などにより
異常となることもある。そこで、第二実施形態では油温
センサ51が異常となったときにおいても筒内温度が正
確に検出されるようにしている。すなわち、油温センサ
51が異常であると判別されたときには上流側温度セン
サ13により検出されたNOX 触媒12の上流端部分の
温度に基づいて筒内温度が検出される。このように油温
センサ51が異常であると判別されたときに筒内温度検
出手段を上流側温度センサ13に切り替えることによ
り、常に筒内温度が正確に検出される。
【0036】ところで上流側温度センサ13が劣化など
により異常となることもある。そこで、第二実施形態で
は上流側温度センサ13が異常となったときにおいても
筒内温度が正確に検出されるようにしている。すなわ
ち、上流側温度センサ13が異常であると判別されたと
きには機関始動時から予め定められた時間が経過してい
るか否かを判別する。なお、予め定められた時間は機関
が始動されて筒内温度が予め定められた温度まで上昇す
るのに必要な時間に設定される。機関始動時から予め定
められた時間が経過しているときには筒内温度が予め定
められた温度より高くなっていると推定して副噴射を実
行する。一方、機関始動時から予め定められた時間が経
過していないときには筒内温度が予め定められた温度に
達していないと推定して副噴射の実行を停止する。これ
により油温センサ51が異常となったときにおいても筒
内温度を検出することができる。
【0037】次に図9のフローチャートを参照して本発
明の第二実施形態の副噴射実行制御を説明する。まず、
ステップS510において水温センサ21が正常である
か否かが判別される。ステップS510において水温セ
ンサ21が正常であると判別されると、ステップS51
2に進んで水温センサ21により検出された水温Twを
読み込み、次にステップS514に進んでステップS5
12で読み込まれた水温Twに基づいて筒内温度Tを算
出し、ステップS515に進む。一方、ステップS51
0において水温センサ21が異常であると判別される
と、ステップS520に進む。
【0038】ステップS520では油温センサ51が正
常であるか否かが判別される。ステップS520におい
て油温センサ51が正常であると判別されると、ステッ
プS522に進んで油温センサ51により検出された油
温Toを読み込み、次にステップS524に進んでステ
ップS522で読み込まれた油温Toに基づいて筒内温
度Tを算出し、ステップS515に進む。一方、ステッ
プS520において油温センサ51が異常であると判別
されると、ステップS526に進む。
【0039】ステップS526では上流側温度センサ1
3が正常であるか否かが判別される。ステップS526
において上流側温度センサ13が正常であると判別され
ると、ステップS528に進んで上流側温度センサ13
により検出された上流側温度TUを読み込み、次にステ
ップS530に進んでステップS528で読み込まれた
上流側温度TUに基づいて筒内温度Tを算出し、ステッ
プS515に進む。一方、ステップS526において上
流側温度センサ13が異常であると判別されると、ステ
ップS532に進む。
【0040】ステップS532では機関始動時から現在
までの時間tが予め定められた時間t0より大きい(t
>t0)か否かが判別される。ステップS532におい
てt>t0であると判別されると、ステップS518に
進んで予め定められた開弁時間ts3だけ第三燃料噴射
弁2cを開弁し、処理を終了する。一方、ステップS5
32においてt≦t0であると判別されると、副噴射を
実行せずに処理を終了する。
【0041】ステップS515では筒内温度Tが予め定
められた温度T0より高い(T>T0)か否かが判別さ
れる。ステップS515においてT>T0であると判別
されると、ステップS516に進む。一方、ステップS
515においてT≦T0であると判別されると、副噴射
を実行せずに処理を終了する。
【0042】ステップS516では現在のクランク角度
CAが第三気筒♯3において副噴射を実行すべき予め定
められたクランク角度(以下、副噴射角度)CAs3で
ある(CA=CAs3)か否かが判別される。ステップ
S516においてCA=CAs3である判別されると、
ステップS518に進んで予め定められた開弁時間ts
3だけ第三燃料噴射弁2cを開弁し、処理を終了する。
一方、ステップS516においてCA≠CAs3である
と判別されると、処理を終了する。
【0043】なお、予噴射・主噴射実行制御、主噴射燃
料算出制御および副噴射燃料量・実行時期算出制御は第
一実施形態と同様であるので説明は省略する。
【0044】なお、リーン状態において排気ガス中のN
X を吸蔵しておき、排気ガス中のHC濃度がリーン状
態のときよりも高くなったときに、吸蔵されていたNO
X を放出してHCと反応させることによりNOX を浄化
する触媒を備えた内燃機関に本発明を適用することもで
きる。
【0045】
【発明の効果】一番目から三番目の発明によれば、気筒
内の温度が予め定められた温度より低いときには還元剤
の噴射が停止される。したがって本発明によれば気筒内
に噴射された還元剤は予め定められた温度より高い温度
にさらされるため、気筒内において気化しやすい。この
ため、気筒内に噴射された還元剤が気筒の内壁面に付着
することが防止される。
【0046】さらに二番目の発明によれば、筒内温度検
出手段が異常である場合には、機関始動時から予め定め
られた時間が経過するまで還元剤の噴射が停止される。
したがって本発明によれば、筒内温度は機関始動時から
予め定められた時間が経過すると予め定められた温度よ
り高くなるため、気筒内に噴射された還元剤は気筒内に
おいて気化しやすい。このため、筒内温度検出手段が異
常である場合においても、気筒内に噴射された還元剤が
気筒の内壁面に付着することが防止される。
【0047】さらに三番目の発明によれば、水温センサ
の異常が検出されたときに筒内温度が油温センサにより
検出された温度に基づいて検出される。したがって本発
明によれば水温センサが異常である場合においても、筒
内温度が正確に検出される。このため、気筒内に噴射さ
れた還元剤が気筒の内壁面に付着することが防止され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態の内燃機関の構成を示す
図である。
【図2】第一実施形態の機関本体の断面図である。
【図3】第一実施形態の予噴射・主噴射実行制御を示す
フローチャートである。
【図4】第一実施形態の主噴射燃料量算出制御を示すフ
ローチャートである。
【図5】第一実施形態の副噴射実行制御を示すフローチ
ャートである。
【図6】第一実施形態の副噴射燃料量・実行時期算出制
御を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第二実施形態の内燃機関の構成を示す
図である。
【図8】第二実施形態の機関本体の断面図である。
【図9】第二実施形態の副噴射実行制御を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1…機関本体 2a〜2d…燃料噴射弁 12…NOX 触媒 13…上流側温度センサ 14…下流側温度センサ 21…水温センサ 51…油温センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F02D 41/22 380 F02D 41/22 380Z 41/38 ZAB 41/38 ZABB 45/00 360 45/00 360D

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 還元剤により排気ガスを浄化するために
    排気通路に配置された触媒と、該触媒に還元剤を供給す
    るために気筒内に還元剤を噴射する還元剤噴射手段とを
    具備する内燃機関の噴射制御装置において、前記気筒内
    の温度を検出する筒内温度検出手段と、該筒内温度検出
    手段により検出された気筒内の温度が予め定められた温
    度より低いときには前記還元剤噴射手段による還元剤の
    噴射を停止する還元剤噴射停止手段とを具備することを
    特徴とする内燃機関の燃料噴射装置。
  2. 【請求項2】 前記筒内温度検出手段の異常を検出する
    異常検出手段をさらに具備し、前記還元剤噴射停止手段
    は該異常検出手段により異常が検出され且つ機関始動時
    から予め定められた時間を経過していないときには還元
    剤の噴射を停止することを特徴とする請求項1に記載の
    内燃機関の燃料噴射装置。
  3. 【請求項3】 前記筒内温度検出手段の異常を検出する
    異常検出手段をさらに具備し、前記筒内温度検出手段は
    冷却水の温度を検出する水温センサと機関を潤滑するた
    めの潤滑油の温度を検出する油温センサとを有し、該筒
    内温度検出手段は水温センサが正常であるときには前記
    水温センサにより検出された温度に基づいて筒内温度を
    検出し、前記異常検出手段により前記水温センサの異常
    が検出されたときには前記油温センサにより検出された
    温度に基づいて筒内温度を検出することを特徴とする請
    求項1に記載の内燃機関の燃料噴射装置。
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EP98112089A EP0889220B1 (en) 1997-07-01 1998-06-30 A fuel injecting device for an engine

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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