JP2003201890A - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents
内燃機関の排気浄化装置Info
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Abstract
の空燃比がリーンのときに排気中のNOxをトラップ
し、流入する排気の空燃比がリッチのときにトラップし
たNOxを還元浄化するNOxトラップ触媒13を備え
る場合に、NOxトラップ触媒13の還元浄化時期にお
いて、NOxを確実に還元浄化する。 【解決手段】 NOxトラップ触媒13の温度をセンサ
24などにより検出し、触媒温度Tcが高いときは、通
常の方法(例えばEGRを行いつつ吸気絞り弁5の制
御)で排気空燃比をリッチにする。これに対し、触媒温
度が低いときは、通常の方法より排気中の酸素量を小さ
くできる方法(例えばEGRを中止して吸気絞り弁5の
制御のみ)で排気空燃比をリッチにする。
Description
化装置に関し、特に、流入する排気の空燃比がリーンの
ときに排気中のNOxをトラップし、流入する排気の空
燃比がリッチのときにトラップしたNOxを還元浄化す
るNOxトラップ触媒を備えるものに関する。
2号公報に、機関の排気通路に、流入する排気の空燃比
がリーンのときに排気中のNOxをトラップし、流入す
る排気の空燃比がリッチのときにトラップしたNOxを
還元浄化するNOxトラップ触媒を配置し、このNOx
トラップ触媒の還元浄化時期に排気空燃比をリッチにし
てNOxの浄化を行う技術が開示されている。
て、NOxトラップ触媒でのNOxの還元浄化は、排気
空燃比をリッチ化すること、すなわち、還元剤としての
HC、COをNOxトラップ触媒へ供給し、それらとN
Oxとが還元雰囲気で反応することにより行われる。
ても排気中に酸素が存在する場合がある。排気中に酸素
が存在する場合、先にHC、COの酸化反応で酸素を消
費して触媒近傍に還元雰囲気を作り出さないと、還元雰
囲気におけるNOxと還元剤(HC、CO)との反応が
起こらない。このため、同じリッチ状態(同一の排気空
燃比)でも排気中の酸素量が大きいほど、HC、COと
NOxとの還元反応が起こり難くなる。
悪いとき、すなわちNOxトラップ触媒の担体温度が低
いときに、排気中に酸素が存在すると、NOxトラップ
触媒でNOxを十分に浄化できなくなる。つまり、上記
従来の技術では、NOxを還元浄化するリッチ状態にお
いて排気中の酸素の存在を考慮していないため、NOx
トラップ触媒の温度が低いときには、NOxを十分に浄
化できず排気を悪化させるといった問題点があった。
することのできる内燃機関の排気浄化装置を提供するこ
とを目的とする。
明では、機関の排気通路に配置され、流入する排気の空
燃比がリーンのときに排気中のNOxをトラップし、流
入する排気の空燃比がリッチのときにトラップしたNO
xを還元浄化するNOxトラップ触媒と、前記NOxト
ラップ触媒の還元浄化時期を判定する還元浄化時期判定
手段と、前記還元浄化時期に、排気空燃比をリッチにす
る第1空燃比リッチ化方法と、排気中の酸素量を前記第
1空燃比リッチ化方法より小さくすると共に排気空燃比
をリッチにする第2空燃比リッチ化方法とを選択的に切
換可能であり、前記NOxトラップ触媒の温度が高いと
きに前記第1空燃比リッチ化方法を選択し、前記NOx
トラップ触媒の温度が低いときに前記第2空燃比リッチ
化方法を選択する空燃比リッチ化手段と、を備えること
を特徴とする。
にする目標リッチ空燃比を設定する目標リッチ空燃比設
定手段を備え、前記空燃比リッチ化手段は、排気空燃比
をリッチにする際、前記第1空燃比リッチ化方法及び第
2空燃比リッチ化方法のいずれにおいても、排気空燃比
を前記目標リッチ空燃比にすることを特徴とする。請求
項3の発明では、前記空燃比リッチ化手段は、前記NO
xトラップ触媒の温度を直接検出、又は排気温度、触媒
近傍温度、機関の運転状態のうち少なくとも1つに基づ
いて推定する手段を備えることを特徴とする。
排気の一部を吸気通路に還流するEGR通路に配置され
たEGR弁と、機関の吸気通路に配置された吸気絞り弁
と、を備え、前記空燃比リッチ化手段は、前記第1空燃
比リッチ化方法を選択しているとき、少なくともEGR
弁で排気空燃比をリッチ化し、前記第2空燃比リッチ化
方法を選択しているとき、吸気絞り弁で排気空燃比をリ
ッチ化することを特徴とする。
量の燃料を噴射するポスト噴射を可能とする燃料噴射装
置と、機関の吸気通路に配置された吸気絞り弁と、を構
え、前記空燃比リッチ化手段は、前記第1空燃比リッチ
化方法を選択しているとき、少なくともポスト噴射で排
気空燃比をリッチ化し、前記第2空燃比リッチ化方法を
選択しているとき、吸気絞り弁で排気空燃比をリッチ化
することを特徴とする。
プ触媒のリッチスパイクによる還元浄化を行う際に、N
Oxトラップ触媒の温度が低いときは、NOx浄化率が
低いため、リッチスパイク時の排気中に酸素量が多いと
NOxを十分に還元浄化できなくなるおそれがあること
から、排気中の酸素量を小さくすることのできる空燃比
リッチ化方法で排気空燃比をリッチ化することにより、
触媒の活性が低くてもNOx浄化性能を維持することが
可能となる。
リッチ化方法においても、排気空燃比を同じ設定手段に
よる同じ目標リッチ空燃比にすることにより、排気空燃
比の変動を防止して、NOx、HC、CO等のエミッシ
ョンの変動を抑制することが可能となる。請求項3の発
明によれば、NOxトラップ触媒の温度を直接検出、又
は推定する手段を備えることで、NOxトラップ触媒の
温度に依存するNOx浄化率を正確に把握することがで
きる。
パイクを行うときにEGRを行いつつ排気空燃比をリッ
チ化している場合、リッチスパイク時に排気中の酸素量
を小さくするときは、EGRを中止して、吸気絞り弁で
排気空燃比をリッチ化することで、燃焼で消費されるべ
き酸素を全てを燃焼させることができ、排気中の酸素量
を確実に低減できる。
パイクを行うときにポスト噴射により排気空燃比をリッ
チ化している場合、リッチスパイク時に排気中の酸素量
を小さくするときは、ポスト噴射を中止又は低減して、
吸気絞り弁で排気空燃比をリッチ化することで、排気中
の酸素量を確実に低減できる。
に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態を示す
内燃機関(ここではディーゼルエンジン)のシステム図
である。ディーゼルエンジン1の吸気通路2には可変ノ
ズル型のターボチャージャ3の吸気コンプレッサが備え
られ、吸入空気は吸気コンプレッサによって過給され、
インタークーラ4で冷却され、吸気絞り弁5を通過した
後、コレクタ6を経て、各気筒の燃焼室内へ流入する。
燃料は、コモンレール式燃料噴射装置により、すなわ
ち、高圧燃料ポンプ7により高圧化されてコモンレール
8に送られ、各気筒の燃料噴射弁9から燃焼室内へ直接
噴射される。燃焼室内に流入した空気と噴射された燃料
はここで圧縮着火により燃焼し、排気は排気通路10へ
流出する。
GRガスとして、EGR通路11によりEGR弁12を
介して吸気側へ還流される。排気の残りは、可変ノズル
型のターボチャージャ3の排気タービンを通り、これを
駆動する。ここで、排気通路10の排気タービン下流に
は、排気浄化のため、流入する排気の空燃比がリーンの
ときに排気中のNOxをトラップし、流入する排気の空
燃比がリッチのときにトラップしたNOxを還元浄化す
るNOxトラップ触媒13を配置してある。また、この
NOxトラップ触媒13には、貴金属を担持させて、排
気中のHC、COを酸化する機能を持たせ、酸化機能付
きNOxトラップ触媒としてある。
1の制御のため、エンジン回転数Ne検出用の回転数セ
ンサ21、アクセル開度APO検出用のアクセル開度セ
ンサ22、吸入空気量Qa検出用のエアフローメータ2
3から、信号が入力されている。また、NOxトラップ
触媒13の温度(触媒温度)Tcを検出する触媒温度セ
ンサ24、排気通路10のNOxトラップ触媒13の出
口側にて排気空燃比を検出する空燃比センサ25が設け
られ、これらの信号もコントロールユニット20に入力
されている。但し、NOxトラップ触媒13の温度は、
NOxトラップ触媒13の出口側に排気温度センサを設
けて、その信号に基づいて間接的に検出(推定)するよ
うにしてもよいし、これ以外の触媒近傍温度から推定し
たり、あるいはエンジンの運転状態から推定するように
してもよい。
力信号に基づいて、燃料噴射弁9によるメイン噴射及び
所定の運転条件においてメイン噴射後(膨張行程又は排
気行程)に行うポスト噴射の燃料噴射量及び噴射時期制
御のための燃料噴射弁9への燃料噴射指令信号、吸気絞
り弁5への開度指令信号、EGR弁12への開度指令信
号等を出力する。
では、NOxトラップ触媒13にトラップされて堆積し
たNOxの還元浄化のための排気浄化制御を行うように
しており、かかる排気浄化制御について、以下に詳細に
説明する。図2〜図3はコントロールユニット20にて
実行される排気浄化制御のフローチャートである。
度センサ、エアフローメータ、触媒温度センサからの信
号に基づいて、エンジン回転数Ne、アクセル開度AP
O、吸入空気量Qa、触媒温度Tcを検出する。S1−
2では、エンジン回転数Neとアクセル開度APOとを
パラメータとするマップを参照するなどして、メイン噴
射用の燃料噴射量Qfを演算する。
ップされて堆積したNOx堆積量を検出する。但し、N
Ox堆積量を直接検出することは難しいので、エンジン
回転数Neと燃料噴射量Qfとから単位時間当たりのN
Ox発生量を予測し、トラップ率を考慮して、単位時間
当たりのNOx堆積量を求め、これを積算することで、
間接的に検出する。又は、エンジン回転数の積算値か
ら、NOx堆積量を推定するようにしてもよい。
クモード中であることを示すreg1フラグが立ってい
るか否かを判定する。reg1フラグ=1の場合は、S
2−1以降(図3)の触媒活性時のリッチスパイクモー
ドの制御へ進む。S1−5では、触媒活性が低い時のリ
ッチスパイクモード中であることを示すreg2フラグ
が立っているか否かを判定する。reg2フラグ=1の
場合は、S3−1以降(図3)の触媒活性が低い時のリ
ッチスパイクモードの制御へ進む。
時期(還元浄化時期)か否かの判定のため、S1−3で
検出したNOx堆積量が所定値NOx1より大きくなっ
たか否かを判定する。NOx堆積量が所定値NOx1以
下であれば、再生時期ではないので、処理を終了し、N
Ox堆積量が所定値NOx1を超えていれば、再生時期
と判断して、S1−7へ進む。
を判断する。ここで、図4に示すように、触媒のNOx
浄化性能はライトオフ温度T2から発現し始めるが未だ
十分ではないので、NOx浄化率が十分に大きくなる温
度T1より高くなれば、活性していると判断する。T1
〜T2の間は活性が低いと判断し、T2より低い温度で
は活性がないと判断する。
T1を超えているか否かを判断し、Tc>T1の場合
に、S1−8で、触媒が活性していると判断して、触媒
活性時のリッチスパイクモードに入るため、reg1フ
ラグを1とする。Tc≦T1の場合は、S1−9で、触
媒温度TcがT2を超えているか否か、すなわち触媒温
度TcがT1〜T2の間にあるか否かを判断し、Tc>
T2の場合に、S1−10で、活性が低いと判断して、
触媒活性が低い時のリッチスパイクモードに入るため、
reg2フラグを1とする。
能が全く期待できないことから、暖機されるまで再生処
理を待つこととして、処理を終了する。次にreg1フ
ラグ=1となった場合のS2−1以降の触媒活性時のリ
ッチスパイクモードについて説明する。S2−1では、
排気空燃比をリッチにする第1空燃比リッチ化方法を選
択して、排気空燃比をリッチにする。
次の(1)〜(3)のいずれかによる。 (1)EGRを行う運転条件であれば、EGRを続行し
たまま、リッチスパイク時の目標λを所定の値λ1に設
定し、吸気絞り弁の制御(開度減少側への制御)によ
り、図5に示す目標吸入空気量に制御して、目標λ=λ
1を達成する(フロー中に記載)。また、誤差について
は、触媒出口側の空燃比センサからの信号に基づいてフ
ィードバック制御を行う。
燃料を供給することで、リッチ化する。この場合、図1
0に示すリッチスパイクのためのポスト噴射量に制御す
ることで、目標λ=λ1を達成する。 (3)EGRと吸気絞りとポスト噴射とによりリッチ化
して、目標λ=λ1を達成する。
からの経過時間(リッチスパイク時間)tが所定時間t
1を超えたか否かを判定し、超えた場合に、触媒の再生
が完了したとみなし、S2−3でNOx堆積量の積算値
をクリアすると共に、S2−4でreg1フラグを0に
する。次にreg2フラグ=1となった場合のS3−1
以降の触媒活性が低い時のリッチスパイクモードについ
て説明する。
空燃比リッチ化方法より小さくすると共に排気空燃比を
リッチにする第2空燃比リッチ化方法を選択して、排気
空燃比をリッチ化する。第2空燃比リッチ化方法は、第
1空燃比リッチ化方法での(1)〜(3)に対応して、
次の(1)〜(3)による。
気絞りとによる場合、EGRを中止し、リッチスパイク
時の目標λを所定の値λ1に設定し、吸気絞り弁の制御
により、図6に示すEGRを行わない場合の目標吸入空
気量に制御して、目標λ=λ1を達成する(フロー中に
記載)。また、誤差については、触媒出口側の空燃比セ
ンサからの信号に基づいてフィードバック制御を行う。
による場合、吸気絞り弁開度を小さくし、その分ポスト
噴射量を減少させ、目標λ=λ1を達成する。 (3)通常のリッチスパイクがEGRと吸気絞りとポス
ト噴射とによる場合、吸気絞りのみ(EGRなし、ポス
ト噴射なし)、又は、吸気絞りとポスト噴射量低減(E
GRなし)により制御し、目標λ=λ1を達成する。
標λを、残酸素量を減らしてもS2−1で設定するλ1
と同じ値にすることで、過剰なスパイクによるエミッシ
ョンの悪化、及びスパイクが浅くなることによるNOx
浄化性能の低下を抑制可能となる。S3−2では、リッ
チスパイクを開始してからの経過時間(リッチスパイク
時間)tが所定時間t2を超えたか否かを判定し、超え
た場合に、触媒の再生が完了したとみなし、S3−3で
NOx堆積量の積算値をクリアすると共に、S3−4で
reg2フラグを0にする。尚、EGRを中止しての空
燃比リッチ化においては、EGR中止の直後においてE
GRガスが抜けるのに時間がかかるため、t2>t1と
することで、酸素の少ないリッチガスが触媒に十分供給
され、リッチスパイクによる再生効果が十分に得られ
る。
図7に示すように、ディーゼルエンジンにおいてリッチ
運転を実現した場合、EGRを実施していると燃焼がや
や不安定となり、EGRを実施していない条件に比べ同
一の排気λで排気中の残酸素量が多くなる(酸素が多い
分、CO、HCの排出量も多い)。また、ポスト噴射の
制御によって燃焼に寄与しない燃料を付加することで排
気λをリッチにする場合も、上記EGRを行った時と同
様に残酸素量が多くなる。
(リッチ)で酸素がない状態では、NOxトラップ触媒
において、NOxが排気中の還元成分(HC、CO)と
反応して、NOxを浄化できるが、図9に示すように、
排気λ<1(リッチ)であっても酸素が存在する場合
は、まず酸素を消費して還元雰囲気を作り出し、その還
元雰囲気においてNOxを浄化することになる。特に、
排気λ<1で酸素が残存し触媒温度が低いために活性が
低い場合は、反応時間は十分にあるものの、触媒の活性
が低いために、酸化反応だけにその大半の時間が費やさ
れてしまい、その結果還元雰囲気でのNOx浄化が期待
できない。
量が多いと酸化活性が低いことから使える反応時間の大
半を酸素の消費に費やさなければならないので、排気中
の残酸素量を減らしてやることでNOxを浄化できなく
なることを防止する。このため、触媒の温度から触媒活
性(NOx浄化率)が低いと判定された場合は、排気中
の酸素量を小さくできる方法で空燃比をリッチ化するの
である。
通常のリッチスパイク、すなわち酸素量を低減させる必
要がないときのリッチスパイク(第1空燃比リッチ化方
法)は、EGR、吸気絞り弁、ポスト噴射のうち少なく
とも1つを用いて行う。EGRを用いる場合、通常のリ
ッチスパイクを行うときは、EGR率が大きくなるよう
EGR弁開度を大きくすると共に、吸気絞り弁開度を小
さくして空気過剰率を小さくする。
ガスの分布(シリンダ内の酸素濃度)は一様でないた
め、噴射された燃料が燃焼する際、EGRガス濃度の高
い(酸素濃度の低い)領域に存在した燃料は燃え難くH
Cとして排出される。すなわち、燃焼すべき燃料が燃焼
しないため、その分、燃焼で消費されるべき酸素が消費
されずにそのまま排出されることを意味する。
させたいときは(第2空燃比リッチ化方法では)、EG
Rなしで目標空気過剰率を実現させることで、燃焼で消
費されるべき酸素を全てを燃焼させることができ、結果
として排気中の酸素量を低減することができる。すなわ
ち、酸素量を低減させる必要がないときのリッチスパイ
クがEGRと吸気絞りで行われる場合、酸素量を低減さ
せるときのリッチスパイクは、吸気絞りのみ(EGRな
し)で行うことになる。
のリッチスパイクがポスト噴射のみで行われる場合(図
10にリッチスパイクのためのポスト噴射量の特性図を
示す)、酸素量を低減させるときのリッチスパイクは、
吸気絞り弁開度を小さくして吸入空気量を低減させるこ
とで排気中の醸素量を低減し、それによって空気過剰率
が低下する分だけポスト噴射量を減らすことで実現でき
る。
よって(未燃燃料を増やすことで)排気λの制御を行っ
ている場合は、未燃燃料の制御による排気λ制御から、
空気量の制御による排気λ制御に切換えることで排気中
の残酸素量を減らすことが可能となる。さらに、酸素量
を低減させる必要がないときのリッチスパイクがEGR
と吸気絞りとポスト噴射で行われる場合、酸素量を低減
させるときのリッチスパイクは、吸気絞りのみ(EGR
なし、ポスト噴射なし)か、或いは、吸気絞りとポスト
噴射量低減(低減量は吸気絞り量に応じて行う)で行う
ことができる。
6の部分が還元浄化時期判定手段に相当し、図2のS1
−7〜S1−10及び図3のS2−1、S3−1の部分
が目標リッチ空燃比設定手段を含む空燃比リッチ化手段
に相当する。
ム図
空気量を示す図
図
図
図
Claims (5)
- 【請求項1】機関の排気通路に配置され、流入する排気
の空燃比がリーンのときに排気中のNOxをトラップ
し、流入する排気の空燃比がリッチのときにトラップし
たNOxを還元浄化するNOxトラップ触媒と、 前記NOxトラップ触媒の還元浄化時期を判定する還元
浄化時期判定手段と、 前記還元浄化時期に、排気空燃比をリッチにする第1空
燃比リッチ化方法と、排気中の酸素量を前記第1空燃比
リッチ化方法より小さくすると共に排気空燃比をリッチ
にする第2空燃比リッチ化方法とを選択的に切換可能で
あり、前記NOxトラップ触媒の温度が高いときに前記
第1空燃比リッチ化方法を選択し、前記NOxトラップ
触媒の温度が低いときに前記第2空燃比リッチ化方法を
選択する空燃比リッチ化手段と、 を備えることを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。 - 【請求項2】排気空燃比をリッチにする目標リッチ空燃
比を設定する目標リッチ空燃比設定手段を備え、 前記空燃比リッチ化手段は、排気空燃比をリッチにする
際、前記第1空燃比リッチ化方法及び第2空燃比リッチ
化方法のいずれにおいても、排気空燃比を前記目標リッ
チ空燃比にすることを特徴とする請求項1記載の内燃機
関の排気浄化装置。 - 【請求項3】前記空燃比リッチ化手段は、前記NOxト
ラップ触媒の温度を直接検出、又は排気温度、触媒近傍
温度、機関の運転状態のうち少なくとも1つに基づいて
推定する手段を備えることを特徴とする請求項1又は請
求項2記載の内燃機関の排気浄化装置。 - 【請求項4】機関の排気通路から排気の一部を吸気通路
に還流するEGR通路に配置されたEGR弁と、機関の
吸気通路に配置された吸気絞り弁と、を備え、 前記空燃比リッチ化手段は、前記第1空燃比リッチ化方
法を選択しているとき、少なくともEGR弁で排気空燃
比をリッチ化し、前記第2空燃比リッチ化方法を選択し
ているとき、吸気絞り弁で排気空燃比をリッチ化するこ
とを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つに記
載の内燃機関の排気浄化装置。 - 【請求項5】メイン噴射の後に少量の燃料を噴射するポ
スト噴射を可能とする燃料噴射装置と、機関の吸気通路
に配置された吸気絞り弁と、を構え、 前記空燃比リッチ化手段は、前記第1空燃比リッチ化方
法を選択しているとき、少なくともポスト噴射で排気空
燃比をリッチ化し、前記第2空燃比リッチ化方法を選択
しているとき、吸気絞り弁で排気空燃比をリッチ化する
ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つに
記載の内燃機関の排気浄化装置。
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---|---|---|---|
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