JP2012036762A - 触媒劣化判定装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】Sパージ処理を実施中に劣化判定許可条件が成立すれば(S10,S12)、Sパージ処理用燃料添加に加えて、脱離雰囲気生成燃料添加とリッチ状態生成燃料添加と判定用燃料添加aと判定用燃料添加bからなる触媒劣化判定用燃料添加を燃料添加弁より行い(S14)、A/Fセンサにて検出される判定燃料添加a及びbに対応するA/F値の最小値であるA/F最小値MinAFa及びMinAFbよりA/F偏差を算出し(S16)、A/F偏差が所定偏差以上であれば、NOx吸蔵還元触媒が劣化していると判定する(S18,S20)。
【選択図】図2
Description
しかしながら、これらの排気浄化触媒は、排気の熱や燃料或いはオイルに含まれる硫黄分によって被毒することにより触媒性能が次第に劣化し、NOx、HC、CO等の有害な成分を十分に無毒化することが困難となる。
しかしながら、排気浄化触媒の劣化判定を行うために新たにO2センサ及び触媒温度センサを設けることは、コストアップとなり好ましいことではない。
また、請求項5の触媒劣化判定装置では、請求項1乃至4のいずれかにおいて、前記排気浄化手段は、酸化雰囲気下で排気中の窒素酸化物を吸蔵する一方、還元雰囲気下で該吸蔵した窒素酸化物を脱離及び還元する窒素酸化物吸蔵機能を有し、該排気浄化手段が硫黄被毒状態にあるときに排気を高温でリッチ状態として吸蔵した硫黄を還元除去する硫黄還元処理を行う硫黄除去手段を更に備え、前記劣化判定手段は、前記硫黄除去手段での硫黄還元処理時に併せて前記排気浄化手段の劣化を判定することを特徴とする。
また、請求項8の触媒劣化判定装置では、請求項1乃至7のいずれかにおいて、更に前記内燃機関の搭載される車両の走行距離を検出し、走行距離を積算する走行距離検出積算手段と、前記内燃機関の排気温度を検出し、排気温度を積算する排気温度検出積算手段とのどちらか一方或いは双方を備え、前記劣化判定手段は、前記走行距離検出手段にて検出される走行距離の積算値が所定積算走行距離以上である時に、或いは前記排気温度積算値検出手段にて検出される前記排気温度の積算値が所定積算温度以上である時に劣化判定を実行することを特徴とする。
また、請求項2の発明によれば、酸素濃度検出手段にて検出されるそれぞれの劣化判定供給に対応して変化する排気中の酸素濃度のうち、任意の2回の劣化判定供給に対応する酸素濃度の最小値であるそれぞれの最小酸素濃度より、それらの最小酸素濃度の差である濃度偏差を算出し、濃度偏差が所定濃度偏差以上であれば、排気浄化手段が劣化していると判定するようにしている。
このように、排気浄化手段の劣化判定開始時に脱離雰囲気生成供給を行っているので、排気浄化手段で吸蔵する酸素を短期間に確実に放出することができる。
また、請求項5の発明によれば、排気浄化手段に吸蔵した硫黄分を還元除去する硫黄還元処理時に併せて排気浄化手段の劣化を判定するようにしているので、硫黄還元処理時において排気浄化手段が暖機された状態を利用して排気浄化手段の劣化判定が行われ、排気浄化手段を暖機するための燃料の消費を抑えることができ、燃費の悪化を防止することができる。
また、請求項8の発明によれば、走行距離検出積算手段にて検出及び積算される走行距離の積算値が所定積算走行距離以上である時に、或いは排気温度検出積算手段にて検出及び積算される排気温度の積算値が所定積算温度以上である時に排気浄化手段の劣化を判定するようにしているので、車両の走行状況に応じて排気浄化手段の劣化判定を行うことができ、触媒が劣化していない初期の不要な劣化判定を抑制することができるので更に燃費の悪化を防止することができる。
図1は、本発明に係る触媒劣化判定装置の概略構成図を示し、図2は、本発明に係る触媒劣化判定装置におけるECUの内部構成を示すブロック図を示している。
以下、本発明の触媒劣化判定装置の構成を説明する。
図1に示すように、エンジン(内燃機関)1は多気筒の筒内直接噴射式内燃機関(例えばコモンレール式ディーゼルエンジン)であり、詳しくは、コモンレールに蓄圧された高圧燃料を各気筒の燃料噴射ノズル20に供給し、任意の噴射時期及び噴射量で当該燃料噴射ノズル20から各気筒の燃焼室11内に噴射可能な構成を成している。
インテークポート9には、燃焼室11と当該インテークポート9の連通と遮断を行うインテークバルブ10が設けられており、エキゾーストポート13には、燃焼室11と当該エキゾーストポート13との連通と遮断を行うエキゾーストバルブ12が設けられている。
また、排気管18には、上流から順番に排気中の被酸化成分を酸化する酸化触媒(排気浄化手段)15、排気中のNOxを吸蔵還元するNOx吸蔵還元触媒(排気浄化手段)16と排気中の黒鉛を主成分とする微粒子状物資を捕集し燃焼させるディーゼルパティキュレートフィルタ(DPF)17が連通するように設けられている。
また、排気管18のNOx吸蔵還元触媒16の下流でありDPF17の上流には、排気中の酸素比率であるA/F値(酸素濃度)を検出するA/Fセンサ(酸素濃度検出手段)28が通路内に突出するように設けられている。
そして、上記EGRバルブ19、燃料噴射ノズル20、クランク角センサ22、エアーフローセンサ23、ブーストセンサ24、吸気温度センサ25、燃料添加弁26、排気温度センサ27、A/Fセンサ28、及びエンジン1が搭載される図示しない車両の車速を検出する車速センサ(走行距離検出積算手段)29等の各種装置や各種センサ類は、エンジン1の総合的な制御を行うための制御装置であって入出力装置、記憶装置(ROM、RAM、不揮発性RAM等)、タイマ及び中央演算処理装置(CPU)等を含んで構成される電子コントロールユニット(ECU)30と電気的に接続されており、当該ECU30は各種センサ類からの各情報に基づき各種装置を作動制御する。
ECU30の入力側には、クランク角センサ22、エアーフローセンサ23、ブーストセンサ24、吸気温度センサ25、排気温度センサ27、A/Fセンサ28及び車速センサ29等のセンサ類が電気的に接続されており、これら各種装置及び各種センサ類からの検出情報が入力される。
これより、ECU30は、ドライバのアクセル操作を検出する図示しないアクセルポジションセンサ等の検出値を基に、燃料噴射量制御部31にて最適な燃料量を燃焼室11に噴射できるように制御信号を燃料噴射ノズル20に供給し制御する。
また、ECU30に内蔵されるタイマ33にて計時される時間を基に、運転時間積算部34にてエンジン1の運転時間を積算する。
また、燃料噴射量積算部32での燃料噴射量の積算値及び運転時間積算部34でのエンジン1の運転時間の積算値を基に、Sパージ制御部(硫黄除去手段)35にてNOx吸蔵還元触媒16に吸蔵した硫黄の量を算出し、算出された硫黄の量に基づきNOx吸蔵還元触媒16が硫黄被毒されたと判断されれば、硫黄を還元除去するSパージ処理(硫黄還元処理)を行うように燃料添加制御部(供給制御手段)41に制御信号を供給する。
また、車速センサ29にて検出される車速及びタイマ33で計時される時間を基に、走行距離算出部(走行距離検出積算手段)37にて車両の走行距離を算出する。
また、走行距離算出部37にて算出された車両の走行距離を走行距離積算部(走行距離検出積算手段)38にて積算する。
また、Sパージ回数検出部36にて検出されたSパージの回数、走行距離積算部38にて積算された車両の走行距離の積算値及び排気温度積算部39にて積算された排気温度の積算値を基に、排気触媒劣化判定部(劣化判定手段)40にて酸化触媒15の触媒劣化判定を行うか、否かを判定し、触媒劣化判定を行う場合には劣化判定用燃料(還元剤)の添加を行うように燃料添加制御部41に制御信号を供給する。更に排気触媒劣化判定部40では、触媒劣化判定用の燃料添加中のA/Fセンサ28の検出値を基に、酸化触媒15の触媒劣化を判定する。
[第1実施例]
次に、第1実施例における触媒劣化判定の判定要領について説明する。
図3に示すように、始めにステップS10では、Sパージ処理(硫黄還元処理)を実施中か、否かを判別する。判別結果が真(Yes)でSパージ処理を実施中であれば、ステップS12に進み、判別結果が偽(No)でSパージ処理を実施中でなければ、再度ステップS10の処理を行う。
ステップS18では、ステップS16にて算出されたA/F偏差が所定濃度偏差以上であるか、否かを判別する。判別結果が真(Yes)でA/F偏差が所定濃度偏差以上であれば、ステップS20に進み、判別結果が偽(No)でA/F偏差が所定濃度偏差以上でなければ、ステップS22に進む。
ステップS22では、酸化触媒15が劣化していないと判定し、ステップS10へ戻る。
このように、本発明に係る触媒劣化判定装置によれば、Sパージ処理を実施中であって、劣化判定許可条件が成立したとき、即ちSパージ処理回数が所定処理回数以上、或いは車両の積算走行距離が所定積算走行距離以上、或いは、排気温度の積算値が所定積算温度以上の劣化判定許可条件のいずれかが成立したときに、劣化判定が行なわれる。
従って、本発明の第1実施例に係る触媒劣化判定装置によれば、
(1)劣化判定時に脱離雰囲気生成燃料添加とリッチ状態生成燃料添加を行い、短期間に酸化触媒15及びNOx吸蔵還元触媒16に吸蔵されている酸素を放出した後に劣化判定用の2度の判定用燃料添加を行っているので、酸化触媒15にて判定用燃料添加の触媒反応を安定的に行うことができ、精度良く触媒の劣化を判定することができる。
(2)NOx吸蔵還元触媒16の下流に設けたA/Fセンサ28にて判定用燃料添加に対応した排気中のA/F値を検出し、検出したA/F値に基づいてA/F偏差を算出し、酸化触媒15の劣化を判定しているので、検出用センサを少なくしコストを低減することができる。
(3)Sパージ処理中であって、劣化判定許可条件が成立した時に酸化触媒15の劣化判定を行うようにしているので、酸化触媒15が劣化していない初期の劣化判定を無くすことができ、更には、Sパージ処理中に劣化を判定するようにしているので、排気浄化手段の劣化判定を独立して行う必要がなく不要な燃料の消費を抑えることができ、燃費の悪化を防止することができる。
[第2実施例]
次に、第2実施例における触媒劣化判定の判定要領について説明する。
図7に示すように第2実施例では、上記第1実施例に対して、触媒の劣化判定をA/F変化率に基づいて行っており、以下に上記第1実施例と異なる点に付いて説明する。
ステップS15’では、図9及び図10に示すようにA/Fセンサ28にて検出される判定燃料添加a及びbに対応するA/F値の変化より、それぞれのA/F変化率(酸素濃度変化率)を算出し、判定燃料添加a及びbに対応するそれぞれのA/F変化率の最大値と最小値の差であるA/F変化率の差(変化率の差)ΔAFa及びΔAFbを算出する。そして、ステップS16’に進む。
ステップS18’では、ステップS16’にて算出された変化率偏差が所定変化率偏差以上であるか、否かを判別する。判別結果が真(Yes)で変化率偏差が所定変化率偏差以上であれば、ステップS20に進み、判別結果が偽(No)で変化率偏差が所定変化率偏差以上でなければ、ステップS22に進む。
(1)第1実施例と同様に、劣化判定時に脱離雰囲気生成燃料添加とリッチ状態生成燃料添加を行い、短期間に酸化触媒15及びNOx吸蔵還元触媒16に吸蔵されている酸素を放出した後に劣化判定用の2度の判定用燃料添加を行っているので、NOx吸蔵還元触媒16にて判定用燃料添加の触媒反応を安定的に行うことができ、精度良く触媒の劣化を判定することができる。
(2)NOx吸蔵還元触媒16の下流に設けたA/Fセンサ28にて判定用燃料添加に対応した排気中のA/F値を検出し、検出したA/F値に基づき変化率偏差を算出し、酸化触媒15の劣化を判定しているので、検出用センサを少なくしコストを低減することができる。
(3)第1実施例と同様に、Sパージ処理中であって、劣化判定許可条件が成立した時に酸化触媒15の劣化判定を行うようにしているので、酸化触媒15が劣化していない初期の劣化判定を無くすことができ、更には、Sパージ処理中に劣化を判定するようにしているので、排気浄化手段の劣化判定を独立して行う必要がなく不要な燃料の消費を抑えることができ、燃費の悪化を防止することができる。
例えば、上記実施形態では、酸化触媒15上流に燃料添加弁26を設けて、脱離雰囲気生成燃料添加とリッチ状態生成燃料添加と判定用燃料添加を行っているが、これに限定されるものではなく、シリンダ内への燃料噴射ノズル20を用いて、筒内燃焼ガスの空燃比のリッチ化や、酸化触媒15に未燃燃料が排出されるようなタイミングで燃料を噴射する所謂ポスト噴射で燃料を添加しても良く、この場合であっても上記同様の効果を得ることができる。更に燃料添加弁26を削減することができるので、コストを低減することができる。
また、上記実施形態では、脱離雰囲気生成燃料添加とリッチ状態生成燃料添加と判定用燃料添加を行っているが、これに限定されるものではなく、酸化触媒15及びNOx吸蔵還元触媒16にて吸蔵されている酸素が放出されればよく、リッチ状態生成燃料添加と判定用燃料添加のみであっても良い。
また、上記実施形態では、コモンレール式ディーゼルエンジンとしているが、これに限定されるものではなく、ガソリンエンジンであっても良く、この場合であっても上記同様の効果を得ることができる。
15 酸化触媒(排気浄化手段)
16 NOx吸蔵還元触媒(排気浄化手段)
26 燃料添加弁(燃料供給手段)
27 排気温度センサ(排気温度検出積算手段)
28 A/Fセンサ(酸素濃度検出手段)
29 車速センサ(走行距離検出積算手段)
30 ECU
35 Sパージ制御部(硫黄除去手段)
36 Sパージ回数検出部(硫黄除去回数検出手段)
37 走行距離算出部(走行距離検出積算手段)
38 走行距離積算部(走行距離検出積算手段)
39 排気温度積算部(排気温度検出積算手段)
40 排気触媒劣化判定部(劣化判定手段)
41 燃料添加制御部(供給制御手段)
Claims (8)
- 内燃機関の排気通路に設けられ、排気中の被酸化成分を酸化する酸化機能と、酸化雰囲気下で排気中の酸素を吸蔵する一方、還元雰囲気下で該吸蔵した酸素を脱離する酸素ストレージ機能とを有する排気浄化手段と、
前記排気浄化手段の上流を流れる排気中に燃料を供給する燃料供給手段と、
排気をリッチ状態とするリッチ状態生成供給と、前記排気浄化手段の劣化を判定するための劣化判定供給とを行うように前記燃料供給手段を制御する供給制御手段と、
前記排気浄化手段の下流に設けられ排気中の酸素濃度を検出する酸素濃度検出手段と、
前記排気浄化手段の酸化機能の劣化を判定する劣化判定手段とを備え、
前記供給制御手段は、前記劣化判定手段での前記排気浄化手段の劣化判定時に、排気をリッチ状態とする前記リッチ状態生成供給を連続的に行い、該リッチ状態生成供給の開始から所定時間経過後に所定間隔で該リッチ状態生成供給に加えて複数の前記劣化判定供給を行うように燃料供給手段を制御し、
前記劣化判定手段は、前記酸素濃度検出手段にて検出される複数の前記劣化判定供給のそれぞれに対応する排気中の酸素濃度の変化に基づいて、前記排気浄化手段の劣化を判定することを特徴とする触媒劣化判定装置。 - 前記劣化判定手段は、前記酸素濃度検出手段にて検出される複数の前記劣化判定供給のそれぞれに対応して変化する排気中の酸素濃度のうち、任意の2回の該劣化判定供給に対応する酸素濃度の最小値であるそれぞれの最小酸素濃度より、任意の2回の該劣化判定供給に対応する該最小酸素濃度の差である濃度偏差を算出し、該濃度偏差が所定濃度偏差以上であれば、前記排気浄化手段が劣化していると判定することを特徴とする、請求項1に記載の触媒劣化判定装置。
- 前記劣化判定手段は、前記酸素濃度検出手段にて検出される複数の前記劣化判定供給のそれぞれに対応して変化する排気中の酸素濃度のうち、任意の2回の該劣化判定供給に対応する酸素濃度の変化に基づきそれぞれの酸素濃度の変化率である酸素濃度変化率を算出し、それぞれの該劣化判定供給における該酸素濃度変化率の最大値と最小値の差である変化率の差を算出し、更に任意の2回の該劣化判定供給の該変化率の差の偏差である変化率偏差を算出して、該変化率偏差が所定変化率偏差以上であれば、前記排気浄化手段が劣化していると判定することを特徴とする、請求項1に記載の触媒劣化判定装置。
- 前記供給制御手段は、前記劣化判定手段での前記排気浄化手段の劣化判定開始時に、前記リッチ状態生成供給に加え、前記リッチ状態生成供給の前記燃料の供給量より多い該燃料を供給する脱離雰囲気生成供給を行うように燃料供給手段を制御することを特徴とする、請求項1乃至3のいずれかに記載の触媒劣化判定装置。
- 前記排気浄化手段は、酸化雰囲気下で排気中の窒素酸化物を吸蔵する一方、還元雰囲気下で該吸蔵した窒素酸化物を脱離及び還元する窒素酸化物吸蔵機能を有し、該排気浄化手段が硫黄被毒状態にあるときに排気を高温でリッチ状態として吸蔵した硫黄を還元除去する硫黄還元処理を行う硫黄除去手段を更に備え、
前記劣化判定手段は、前記硫黄除去手段での硫黄還元処理時に併せて前記排気浄化手段の劣化を判定することを特徴とする、請求項1乃至4のいずれかに記載の触媒劣化判定装置。 - 前記排気浄化手段は、酸化触媒と、該酸化触媒の下流側に設けられ酸化雰囲気下で排気中の窒素酸化物を吸蔵する一方、還元雰囲気下で該吸蔵した窒素酸化物を脱離及び還元する窒素酸化物吸蔵触媒から構成され、
前記窒素酸化物吸蔵触媒が硫黄被毒状態にあるとき排気を高温でリッチ状態として吸蔵した硫黄を還元除去する硫黄還元処理を行う硫黄除去手段を更に備え、
前記劣化判定手段は、前記硫黄除去手段での硫黄還元処理時に併せて前記酸化触媒の劣化を判定することを特徴とする、請求項1乃至4のいずれかに記載の触媒劣化判定装置。 - 更に前記硫黄還元処理の処理回数を検出する硫黄除去回数検出手段を備え、
前記劣化判定手段は、前記硫黄除去回数検出手段にて検出される前記硫黄還元処理の処理回数が所定処理回数以上である時に劣化判定を実行することを特徴とする、請求項5または6に記載の触媒劣化判定装置。 - 更に前記内燃機関の搭載される車両の走行距離を検出し、走行距離を積算する走行距離検出積算手段と、
前記内燃機関の排気温度を検出し、排気温度を積算する排気温度検出積算手段とのどちらか一方或いは双方を備え、
前記劣化判定手段は、前記走行距離検出手段にて検出される走行距離の積算値が所定積算走行距離以上である時に、或いは前記排気温度積算値検出手段にて検出される前記排気温度の積算値が所定積算温度以上である時に劣化判定を実行することを特徴とする、請求項1乃至7のいずれかに記載の触媒劣化判定装置。
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