JPH11131748A - タイル張サイディングパネルの施工構造 - Google Patents
タイル張サイディングパネルの施工構造Info
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- JPH11131748A JPH11131748A JP31580897A JP31580897A JPH11131748A JP H11131748 A JPH11131748 A JP H11131748A JP 31580897 A JP31580897 A JP 31580897A JP 31580897 A JP31580897 A JP 31580897A JP H11131748 A JPH11131748 A JP H11131748A
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- JP
- Japan
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- vertical
- siding panel
- tiled siding
- edge
- tiled
- Prior art date
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- Pending
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- Finishing Walls (AREA)
- Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】躯体側の被施工面上に縦胴縁を左右方向に所定
のピッチで配設し、タイル張サイディングパネルを何れ
かの縦胴縁の位置で左右に合わせてその上端部且つ左右
方向端部を止付具にて縦胴縁に止付固定し、タイル壁面
を構築するに際し、左右方向の合せ位置の縦胴縁として
他の縦胴縁よりも幅広の特殊なものを用いないでも良好
に施工を行うことのできるタイル張サイディングパネル
の施工構造を提供する。 【解決手段】タイル張サイディングパネル20を、目地
形成部材38を介して左右に合わせるとともに、目地形
成部材38と縦胴縁18との間に折曲形状の右側固定爪
54R及び左側固定爪54Lを備えた板状の連結ピース
50を介挿し、その連結ピース50にて左右のタイル張
サイディングパネル20同士を連結した状態でビス46
にて縦胴縁18に止付固定する。
のピッチで配設し、タイル張サイディングパネルを何れ
かの縦胴縁の位置で左右に合わせてその上端部且つ左右
方向端部を止付具にて縦胴縁に止付固定し、タイル壁面
を構築するに際し、左右方向の合せ位置の縦胴縁として
他の縦胴縁よりも幅広の特殊なものを用いないでも良好
に施工を行うことのできるタイル張サイディングパネル
の施工構造を提供する。 【解決手段】タイル張サイディングパネル20を、目地
形成部材38を介して左右に合わせるとともに、目地形
成部材38と縦胴縁18との間に折曲形状の右側固定爪
54R及び左側固定爪54Lを備えた板状の連結ピース
50を介挿し、その連結ピース50にて左右のタイル張
サイディングパネル20同士を連結した状態でビス46
にて縦胴縁18に止付固定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は住宅外壁のリフォ
ーム用として好適なタイル張サイディングパネルの施工
構造に関する。
ーム用として好適なタイル張サイディングパネルの施工
構造に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
一般木造住宅の外壁は木材やモルタル等にて構成されて
いるが、築後10年もすると外壁が汚染したり、変色,
変形したりクラックが発生したりして外観が悪くなる。
そこで外壁をリフォームすることが行われる。
一般木造住宅の外壁は木材やモルタル等にて構成されて
いるが、築後10年もすると外壁が汚染したり、変色,
変形したりクラックが発生したりして外観が悪くなる。
そこで外壁をリフォームすることが行われる。
【0003】そのリフォームの手段として、塗装し直し
たりモルタル吹付けをすることがよく行われるが、これ
ら塗装,モルタルの吹付けの場合、高級感が得られず、
美観がそれほどよくない恨みがある。
たりモルタル吹付けをすることがよく行われるが、これ
ら塗装,モルタルの吹付けの場合、高級感が得られず、
美観がそれほどよくない恨みがある。
【0004】これに対して既設外壁の外側に新規にタイ
ル壁を構築した場合、十分な美観,高級感を与えること
ができる。新規外壁をタイル壁とするに際して、基板の
表面に予め複数のタイルを所定配列状態で固着してパネ
ル化した形態のタイル張サイディングパネルを用いれ
ば、施工性が良好で好ましい。
ル壁を構築した場合、十分な美観,高級感を与えること
ができる。新規外壁をタイル壁とするに際して、基板の
表面に予め複数のタイルを所定配列状態で固着してパネ
ル化した形態のタイル張サイディングパネルを用いれ
ば、施工性が良好で好ましい。
【0005】図9はそのようなタイル張サイディングパ
ネルの例を示している。同図において200は薄肉の金
属製の表皮材であって、裏面に発泡ポリスチレン,発泡
ポリウレタン等の発泡材から成る軽量裏材202が固着
一体化され、更にその後面にはアルミライナー紙等から
成るシート状の後面材が配置・固着されている。
ネルの例を示している。同図において200は薄肉の金
属製の表皮材であって、裏面に発泡ポリスチレン,発泡
ポリウレタン等の発泡材から成る軽量裏材202が固着
一体化され、更にその後面にはアルミライナー紙等から
成るシート状の後面材が配置・固着されている。
【0006】一方、表面には複数のタイル204が所定
配列状態で接着剤で固着されている。ここで表皮材20
0は、厚みが0.2〜0.5mm程度の肉厚の薄いもの
であり、またタイル204も肉厚が3〜5mm程度の薄
いものである。
配列状態で接着剤で固着されている。ここで表皮材20
0は、厚みが0.2〜0.5mm程度の肉厚の薄いもの
であり、またタイル204も肉厚が3〜5mm程度の薄
いものである。
【0007】このタイル張サイディングパネルには、上
辺に沿って表皮材200を曲げ成形して成る鍔状の固定
片206が形成されており、同部分において釘等止付具
にて被施工面に固定されるようになっている。
辺に沿って表皮材200を曲げ成形して成る鍔状の固定
片206が形成されており、同部分において釘等止付具
にて被施工面に固定されるようになっている。
【0008】更にこのタイル張サイディングパネルに
は、上端面に嵌合凸部としての嵌合突条208が形成さ
れており、また下端面に嵌合凹部としての嵌合凹溝21
0が形成され、上下に配置されたタイル張サイディング
パネル同士でそれら嵌合突条208と嵌合凹溝210と
が嵌合され、前後方向に位置決固定されるようになって
いる。
は、上端面に嵌合凸部としての嵌合突条208が形成さ
れており、また下端面に嵌合凹部としての嵌合凹溝21
0が形成され、上下に配置されたタイル張サイディング
パネル同士でそれら嵌合突条208と嵌合凹溝210と
が嵌合され、前後方向に位置決固定されるようになって
いる。
【0009】このタイル張サイディングパネルの場合、
重量が軽量で木造住宅外壁のリフォーム用として好適に
用い得るものであり、そしてかかるタイル張サイディン
グパネルを外壁のリフォームに適用した場合、美観,高
級感に富んだタイル壁を構築することができる。
重量が軽量で木造住宅外壁のリフォーム用として好適に
用い得るものであり、そしてかかるタイル張サイディン
グパネルを外壁のリフォームに適用した場合、美観,高
級感に富んだタイル壁を構築することができる。
【0010】このタイル張サイディングパネルを用いた
施工においては、躯体側の被施工面上に縦胴縁を左右方
向に所定のピッチで配設するとともに、縦胴縁の表面側
においてタイル張サイディングパネルを何れかの縦胴縁
の位置で左右方向端部を合わせるように配置し、そして
その上端部且つ左右方向端部をビス,釘等の止付具にて
縦胴縁に止付固定し、以てタイル壁面を構築する。
施工においては、躯体側の被施工面上に縦胴縁を左右方
向に所定のピッチで配設するとともに、縦胴縁の表面側
においてタイル張サイディングパネルを何れかの縦胴縁
の位置で左右方向端部を合わせるように配置し、そして
その上端部且つ左右方向端部をビス,釘等の止付具にて
縦胴縁に止付固定し、以てタイル壁面を構築する。
【0011】ところでこのタイル張サイディングパネル
の施工においては、縦胴縁として通常幅が45mmの一
般に市販されている安価なものを用いるのが好都合であ
るが、タイル張サイディングパネルの左右の合せ位置に
位置することとなる縦胴縁についてはそのような幅の狭
いものであると、タイル張サイディングパネルの位置が
左右に僅かでもずれると、左右のタイル張サイディング
パネルのうちの何れか一方の左右端部を縦胴縁に止付固
定することができなくなってしまう問題がある。
の施工においては、縦胴縁として通常幅が45mmの一
般に市販されている安価なものを用いるのが好都合であ
るが、タイル張サイディングパネルの左右の合せ位置に
位置することとなる縦胴縁についてはそのような幅の狭
いものであると、タイル張サイディングパネルの位置が
左右に僅かでもずれると、左右のタイル張サイディング
パネルのうちの何れか一方の左右端部を縦胴縁に止付固
定することができなくなってしまう問題がある。
【0012】そこで左右に隣接する一対のタイル張サイ
ディングパネルの左右方向端部の合せ位置に位置するこ
ととなる縦胴縁については、それよりも幅の広いもの、
例えば幅60mmのものを用いることとなるが、そのよ
うな幅広の縦胴縁材は一般には市販されていないために
入手が困難となり、またコストも高くなってしまう。
ディングパネルの左右方向端部の合せ位置に位置するこ
ととなる縦胴縁については、それよりも幅の広いもの、
例えば幅60mmのものを用いることとなるが、そのよ
うな幅広の縦胴縁材は一般には市販されていないために
入手が困難となり、またコストも高くなってしまう。
【0013】その他上記タイル張サイディングパネルを
用いた施工の場合、躯体側の柱のピッチの如何によって
施工が困難となる問題がある。一般に躯体側の柱及び間
柱(本明細書では間柱も含めて柱とする)のピッチは4
55mmピッチである場合が多いが、地域によってはそ
の柱のピッチがこれとは異なるピッチ、例えば500m
mピッチであったりする場合がある。
用いた施工の場合、躯体側の柱のピッチの如何によって
施工が困難となる問題がある。一般に躯体側の柱及び間
柱(本明細書では間柱も含めて柱とする)のピッチは4
55mmピッチである場合が多いが、地域によってはそ
の柱のピッチがこれとは異なるピッチ、例えば500m
mピッチであったりする場合がある。
【0014】一方タイル張サイディングパネルを、最も
多いピッチ455mmの整数倍の長さ(左右方向長さ)
としておくと、柱のピッチが455mmであるとき、縦
胴縁を柱の位置に合わせて躯体側に固設した場合におい
て、タイル張サイディングパネルの左右方向端部の合せ
位置を丁度縦胴縁の位置に合わせることができ、タイル
張サイディングパネルの左右方向端部を縦胴縁に、つま
りその後側の柱に対して容易に止付固定することができ
る。
多いピッチ455mmの整数倍の長さ(左右方向長さ)
としておくと、柱のピッチが455mmであるとき、縦
胴縁を柱の位置に合わせて躯体側に固設した場合におい
て、タイル張サイディングパネルの左右方向端部の合せ
位置を丁度縦胴縁の位置に合わせることができ、タイル
張サイディングパネルの左右方向端部を縦胴縁に、つま
りその後側の柱に対して容易に止付固定することができ
る。
【0015】ところが柱のピッチが例えば上記のように
500mmピッチであったりすると、タイル張サイディ
ングパネルの左右の合せ位置が柱と柱との間の位置に来
てしまい、タイル張サイディングパネルの左右方向端部
を柱に対して胴縁を介し止付固定できなくなってしまう
問題を生ずるのである。
500mmピッチであったりすると、タイル張サイディ
ングパネルの左右の合せ位置が柱と柱との間の位置に来
てしまい、タイル張サイディングパネルの左右方向端部
を柱に対して胴縁を介し止付固定できなくなってしまう
問題を生ずるのである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本願の発明はこのような
課題を解決するためになされたものである。而して請求
項1の施工構造は、躯体側の被施工面上に縦胴縁を左右
方向に所定のピッチで配設するとともに、該縦胴縁の表
面側においてタイル張サイディングパネルを何れかの該
縦胴縁の位置で左右方向端部を合わせるように配置して
その上端部且つ左右方向端部を止付具にて該縦胴縁に止
付固定し、タイル壁面を構築するようにしたタイル張サ
イディングパネルの施工構造であって、前記タイルパネ
ルの左右方向端部を、前記縦胴縁表面に配置した目地形
成部材を介して左右に合わせるようになすとともに、該
目地形成部材と縦胴縁との間に、右側のタイルパネル及
び左側のタイルパネルの各合せ側の左右方向端部且つ上
端部をそれぞれ抱え込むように押え付ける折曲形状の右
側固定爪及び左側固定爪を備えた板状の連結ピースを介
挿し、該連結ピースを介して右側タイル張サイディング
パネルと左側タイル張サイディングパネルとを連結した
状態で前記止付具にて前記縦胴縁に止付固定するように
なしたことを特徴とする。
課題を解決するためになされたものである。而して請求
項1の施工構造は、躯体側の被施工面上に縦胴縁を左右
方向に所定のピッチで配設するとともに、該縦胴縁の表
面側においてタイル張サイディングパネルを何れかの該
縦胴縁の位置で左右方向端部を合わせるように配置して
その上端部且つ左右方向端部を止付具にて該縦胴縁に止
付固定し、タイル壁面を構築するようにしたタイル張サ
イディングパネルの施工構造であって、前記タイルパネ
ルの左右方向端部を、前記縦胴縁表面に配置した目地形
成部材を介して左右に合わせるようになすとともに、該
目地形成部材と縦胴縁との間に、右側のタイルパネル及
び左側のタイルパネルの各合せ側の左右方向端部且つ上
端部をそれぞれ抱え込むように押え付ける折曲形状の右
側固定爪及び左側固定爪を備えた板状の連結ピースを介
挿し、該連結ピースを介して右側タイル張サイディング
パネルと左側タイル張サイディングパネルとを連結した
状態で前記止付具にて前記縦胴縁に止付固定するように
なしたことを特徴とする。
【0017】請求項2の施工構造は、躯体側の被施工面
上に縦胴縁を左右方向に所定のピッチで配設するととも
に、該縦胴縁の表面側においてタイル張サイディングパ
ネルを何れかの該縦胴縁の位置で左右方向端部を合わせ
るように配置してその上端部且つ左右方向端部を止付具
にて該縦胴縁に止付固定し、タイル壁面を構築するよう
にしたタイル張サイディングパネルの施工構造であっ
て、前記タイル張サイディングパネルの左右方向端部の
合せ位置に、二本の縦胴縁を並べて配置するとともに、
それら二本の縦胴縁を、各縦胴縁にまたがって配置され
る板状の連結具と該連結具を各縦胴縁に締結する締結具
とを有する連結ユニットで互いに連結し、一体化したこ
とを特徴とする。
上に縦胴縁を左右方向に所定のピッチで配設するととも
に、該縦胴縁の表面側においてタイル張サイディングパ
ネルを何れかの該縦胴縁の位置で左右方向端部を合わせ
るように配置してその上端部且つ左右方向端部を止付具
にて該縦胴縁に止付固定し、タイル壁面を構築するよう
にしたタイル張サイディングパネルの施工構造であっ
て、前記タイル張サイディングパネルの左右方向端部の
合せ位置に、二本の縦胴縁を並べて配置するとともに、
それら二本の縦胴縁を、各縦胴縁にまたがって配置され
る板状の連結具と該連結具を各縦胴縁に締結する締結具
とを有する連結ユニットで互いに連結し、一体化したこ
とを特徴とする。
【0018】請求項3の施工構造は、躯体側の被施工面
上に縦胴縁を左右方向に所定のピッチで配設するととも
に、該縦胴縁の表面側においてタイル張サイディングパ
ネルを左右に合せるように配置してその上端部且つ左右
方向端部を止付具にて該縦胴縁に止付固定し、タイル壁
面を構築するようにしたタイル張サイディングパネルの
施工構造であって、前記タイル張サイディングパネルの
左右の合せ位置が躯体側の柱と柱との間の位置に位置す
る場合において、それら柱と柱との間且つ前記タイル張
サイディングパネルの左右の合せ位置において補助縦胴
縁を躯体側に固設し、該補助縦胴縁に対して該タイル張
サイディングパネルの左右方向端部且つ上端部を止付具
にて止付固定するようになしたことを特徴とする。
上に縦胴縁を左右方向に所定のピッチで配設するととも
に、該縦胴縁の表面側においてタイル張サイディングパ
ネルを左右に合せるように配置してその上端部且つ左右
方向端部を止付具にて該縦胴縁に止付固定し、タイル壁
面を構築するようにしたタイル張サイディングパネルの
施工構造であって、前記タイル張サイディングパネルの
左右の合せ位置が躯体側の柱と柱との間の位置に位置す
る場合において、それら柱と柱との間且つ前記タイル張
サイディングパネルの左右の合せ位置において補助縦胴
縁を躯体側に固設し、該補助縦胴縁に対して該タイル張
サイディングパネルの左右方向端部且つ上端部を止付具
にて止付固定するようになしたことを特徴とする。
【0019】請求項4の施工構造は、躯体側の被施工面
上に縦胴縁を左右方向に所定のピッチで配設するととも
に、該縦胴縁の表面側においてタイル張サイディングパ
ネルを何れかの該縦胴縁の位置で左右方向端部を合わせ
るように配置してその上端部且つ左右方向端部を止付具
にて該縦胴縁に止付固定し、タイル壁面を構築するよう
にしたタイル張サイディングパネルの施工構造であっ
て、前記躯体側の被施工面上に、上下に間隔を隔てて複
数の横胴縁を固設した上、それら横胴縁の表面側に前記
縦胴縁を躯体側の柱と異なるピッチで左右に配置して該
横胴縁上に固定し、該縦胴縁に対して前記タイル張サイ
ディングパネルの左右方向端部且つ上端部を止付具にて
止付固定するようになしたことを特徴とする。
上に縦胴縁を左右方向に所定のピッチで配設するととも
に、該縦胴縁の表面側においてタイル張サイディングパ
ネルを何れかの該縦胴縁の位置で左右方向端部を合わせ
るように配置してその上端部且つ左右方向端部を止付具
にて該縦胴縁に止付固定し、タイル壁面を構築するよう
にしたタイル張サイディングパネルの施工構造であっ
て、前記躯体側の被施工面上に、上下に間隔を隔てて複
数の横胴縁を固設した上、それら横胴縁の表面側に前記
縦胴縁を躯体側の柱と異なるピッチで左右に配置して該
横胴縁上に固定し、該縦胴縁に対して前記タイル張サイ
ディングパネルの左右方向端部且つ上端部を止付具にて
止付固定するようになしたことを特徴とする。
【0020】請求項5の施工構造は、請求項1〜4の何
れかにおいて、前記タイル張サイディングパネルは、上
下に隣接するもの同士が互いに嵌合して前後に位置決固
定される形態のものであることを特徴とする。
れかにおいて、前記タイル張サイディングパネルは、上
下に隣接するもの同士が互いに嵌合して前後に位置決固
定される形態のものであることを特徴とする。
【0021】
【作用及び発明の効果】上記のように請求項1の施工構
造は、目地形成部材と縦胴縁との間に連結ピースを介挿
し、そしてその連結ピースに形成した折曲状の右側固定
爪と左側固定爪とで、左右のタイル張サイディングパネ
ルの左右方向端部且つ上端部を固定して互いに連結状態
とし、その状態でタイル張サイディングパネルを止付具
にて縦胴縁に止付固定するようになしたもので、この施
工構造によれば、左右のタイル張サイディングパネルが
連結ピースにて互いに連結状態とされているため、左右
のタイル張サイディングパネルのそれぞれを個別に止付
具にて縦胴縁に止付固定する必要がなく、何れか一方の
みを縦胴縁に止付固定するだけで良いため、タイル張サ
イディングパネルの左右の合せ位置に位置する縦胴縁と
して特別に幅広のものを用いる必要がなくなる。即ち他
の部分の縦胴縁と同じ幅サイズのものを用いることが可
能となる。
造は、目地形成部材と縦胴縁との間に連結ピースを介挿
し、そしてその連結ピースに形成した折曲状の右側固定
爪と左側固定爪とで、左右のタイル張サイディングパネ
ルの左右方向端部且つ上端部を固定して互いに連結状態
とし、その状態でタイル張サイディングパネルを止付具
にて縦胴縁に止付固定するようになしたもので、この施
工構造によれば、左右のタイル張サイディングパネルが
連結ピースにて互いに連結状態とされているため、左右
のタイル張サイディングパネルのそれぞれを個別に止付
具にて縦胴縁に止付固定する必要がなく、何れか一方の
みを縦胴縁に止付固定するだけで良いため、タイル張サ
イディングパネルの左右の合せ位置に位置する縦胴縁と
して特別に幅広のものを用いる必要がなくなる。即ち他
の部分の縦胴縁と同じ幅サイズのものを用いることが可
能となる。
【0022】従って幅広の縦胴縁を入手することが困難
であるといった問題をこれにより解消でき、また高価な
幅広の縦胴縁を用いる必要がないので施工コストを低減
することができる。
であるといった問題をこれにより解消でき、また高価な
幅広の縦胴縁を用いる必要がないので施工コストを低減
することができる。
【0023】請求項2の施工構造は、タイル張サイディ
ングパネルの左右の合せ位置において二本の縦胴縁を並
べて配置した上、それらを連結ユニットで互いに連結一
体化するようになしたもので、この施工構造によれば、
通常の幅の縦胴縁を二本用いて一つの幅広の縦胴縁を構
築することができる。
ングパネルの左右の合せ位置において二本の縦胴縁を並
べて配置した上、それらを連結ユニットで互いに連結一
体化するようになしたもので、この施工構造によれば、
通常の幅の縦胴縁を二本用いて一つの幅広の縦胴縁を構
築することができる。
【0024】従って予め幅広に形成された縦胴縁材を特
別に入手する必要がなく、通常の幅の縦胴縁を用いてタ
イル壁を構築することができ、従って請求項1と同様に
施工コストを低減することができる。
別に入手する必要がなく、通常の幅の縦胴縁を用いてタ
イル壁を構築することができ、従って請求項1と同様に
施工コストを低減することができる。
【0025】請求項3の施工構造は、タイル張サイディ
ングパネルの左右の合せ位置が躯体側の柱と柱との間に
位置することとなる場合において、そこに補助縦胴縁を
躯体側に固設し、その補助縦胴縁に対して、タイル張サ
イディングパネルの左右方向端部且つ上端部を止付具に
て止付固定するようになしたもので、この施工構造によ
れば、躯体側の柱のピッチが予定したピッチと異なって
いる場合においても、タイル張サイディングパネルを支
障なく取付施工することが可能となる。
ングパネルの左右の合せ位置が躯体側の柱と柱との間に
位置することとなる場合において、そこに補助縦胴縁を
躯体側に固設し、その補助縦胴縁に対して、タイル張サ
イディングパネルの左右方向端部且つ上端部を止付具に
て止付固定するようになしたもので、この施工構造によ
れば、躯体側の柱のピッチが予定したピッチと異なって
いる場合においても、タイル張サイディングパネルを支
障なく取付施工することが可能となる。
【0026】請求項4の施工構造は、躯体側の被施工面
上に先ず複数の横胴縁を上下に所定間隔隔てて固設した
上、その横胴縁の表面に縦胴縁を躯体側の柱と異なるピ
ッチで左右に配置して固定し、その縦胴縁に対してサイ
ディングパネルを止付固定するようになしたもので、こ
の施工構造においても、躯体側の柱のピッチが予定した
ピッチと異なっている場合においても、支障なくタイル
張サイディングパネルを張り付施工することが可能とな
る。
上に先ず複数の横胴縁を上下に所定間隔隔てて固設した
上、その横胴縁の表面に縦胴縁を躯体側の柱と異なるピ
ッチで左右に配置して固定し、その縦胴縁に対してサイ
ディングパネルを止付固定するようになしたもので、こ
の施工構造においても、躯体側の柱のピッチが予定した
ピッチと異なっている場合においても、支障なくタイル
張サイディングパネルを張り付施工することが可能とな
る。
【0027】本発明は、上下に嵌合して前後方向に位置
決固定される形態のタイル張サイディングパネルの張付
施工に適用して効果が大きい。この形態のタイル張サイ
ディングパネルの場合、上端部を縦胴縁に止付固定する
だけで、タイル張サイディングパネル全体を被施工面に
良好に固定状態となすことができる(請求項5)。
決固定される形態のタイル張サイディングパネルの張付
施工に適用して効果が大きい。この形態のタイル張サイ
ディングパネルの場合、上端部を縦胴縁に止付固定する
だけで、タイル張サイディングパネル全体を被施工面に
良好に固定状態となすことができる(請求項5)。
【0028】
【実施例】次に、本発明を木造住宅外壁のリフォームに
適用した場合の実施例を図面に基づいて詳しく説明す
る。図1において、10はコンクリート基礎であり、1
2は躯体側の柱,14は柱12の前面に設けられた木
摺,16は既存のモルタル壁である。
適用した場合の実施例を図面に基づいて詳しく説明す
る。図1において、10はコンクリート基礎であり、1
2は躯体側の柱,14は柱12の前面に設けられた木
摺,16は既存のモルタル壁である。
【0029】モルタル壁16の表面には、柱12と同じ
ピッチで木製の縦胴縁18が左右に配列された上、釘な
どの止付具にて柱12に固定されている。そしてこれら
縦胴縁18に対して、その表面側に配置されたタイル張
サイディングパネル20が後述する止付具としてのビス
46により止付固定されている。
ピッチで木製の縦胴縁18が左右に配列された上、釘な
どの止付具にて柱12に固定されている。そしてこれら
縦胴縁18に対して、その表面側に配置されたタイル張
サイディングパネル20が後述する止付具としてのビス
46により止付固定されている。
【0030】図2はそのタイル張サイディングパネル2
0の構成を具体的に示したものである。同図において2
2は薄肉の金属製の表皮材24とその裏面側の発泡ポリ
スチレン,発泡ポリウレタン等発泡材から成る軽量裏材
26とから成る基板であって、表面に厚みの薄い陶磁器
タイル28が縦及び横に複数列に整列した状態で接着剤
により固着されている。また基板裏面にはアルミライナ
ー紙から成る後面材が固着されている。
0の構成を具体的に示したものである。同図において2
2は薄肉の金属製の表皮材24とその裏面側の発泡ポリ
スチレン,発泡ポリウレタン等発泡材から成る軽量裏材
26とから成る基板であって、表面に厚みの薄い陶磁器
タイル28が縦及び横に複数列に整列した状態で接着剤
により固着されている。また基板裏面にはアルミライナ
ー紙から成る後面材が固着されている。
【0031】表皮材24は、その上端部及び下端部が全
長に亘って裏面側に折り曲げられており、その折曲部に
おいて軽量裏材26の上端面及び下端面を覆った形態を
なしている。また基板22は、その上端面且つ後側端部
に沿ってその金属製の表皮材24を上向きに延出させて
成る鍔状の固定片30が全長に亘って設けられており、
この固定片30において上記ビス46により縦胴縁18
に固定されるようになっている。
長に亘って裏面側に折り曲げられており、その折曲部に
おいて軽量裏材26の上端面及び下端面を覆った形態を
なしている。また基板22は、その上端面且つ後側端部
に沿ってその金属製の表皮材24を上向きに延出させて
成る鍔状の固定片30が全長に亘って設けられており、
この固定片30において上記ビス46により縦胴縁18
に固定されるようになっている。
【0032】更に基板22には、上端面に表皮材24を
曲げて成る形態の嵌合凸部としての嵌合突条32が左右
方向全長に亘って設けられる一方、下端面には表皮材2
4を曲げて成る形態の、対応する嵌合凹部としての嵌合
凹溝34が全長に亘って設けられており、その上端面の
嵌合突条32が上段側のタイル張サイディングパネル2
0における下端面の嵌合凹溝34に対して、また下端面
の嵌合凹溝34が下段側のタイル張サイディングパネル
20における上端面の嵌合突条32に対して嵌合され、
以って上下に隣接する各タイル張サイディングパネル2
0同士が、互いに前後方向に位置規定された状態で接続
されるようになっている。
曲げて成る形態の嵌合凸部としての嵌合突条32が左右
方向全長に亘って設けられる一方、下端面には表皮材2
4を曲げて成る形態の、対応する嵌合凹部としての嵌合
凹溝34が全長に亘って設けられており、その上端面の
嵌合突条32が上段側のタイル張サイディングパネル2
0における下端面の嵌合凹溝34に対して、また下端面
の嵌合凹溝34が下段側のタイル張サイディングパネル
20における上端面の嵌合突条32に対して嵌合され、
以って上下に隣接する各タイル張サイディングパネル2
0同士が、互いに前後方向に位置規定された状態で接続
されるようになっている。
【0033】尚、本例においてタイル張サイディングパ
ネル20の左右方向長Lは1820mmとされている。
これは一般に多く採用されている柱12の左右方向ピッ
チが455mmであることから、その整数倍の長さとし
て定められたものである。即ちタイル張サイディングパ
ネル20の左右方向の一方の端部を何れかの柱12の位
置に合わせたとき、他方の端部が他の柱12の位置に丁
度合致するような長さとされている。
ネル20の左右方向長Lは1820mmとされている。
これは一般に多く採用されている柱12の左右方向ピッ
チが455mmであることから、その整数倍の長さとし
て定められたものである。即ちタイル張サイディングパ
ネル20の左右方向の一方の端部を何れかの柱12の位
置に合わせたとき、他方の端部が他の柱12の位置に丁
度合致するような長さとされている。
【0034】図3及び図4は、左右に隣接する一対のタ
イル張サイディングパネル20における左右方向端部の
縦胴縁18に対する固定構造を具体的に示している。図
4(B)において、38は目地形成部材であって、この
目地形成部材38は、本体40と目地部材42とから成
っている。本体40は、ここではプラスチック材から成
るもので薄板状の基部43と、その左右方向中間位置に
おいて前方に起立する一対の立上り爪44とを有してお
り、その基部43において止付具としてのビス46によ
り縦胴縁18に止付固定されている。
イル張サイディングパネル20における左右方向端部の
縦胴縁18に対する固定構造を具体的に示している。図
4(B)において、38は目地形成部材であって、この
目地形成部材38は、本体40と目地部材42とから成
っている。本体40は、ここではプラスチック材から成
るもので薄板状の基部43と、その左右方向中間位置に
おいて前方に起立する一対の立上り爪44とを有してお
り、その基部43において止付具としてのビス46によ
り縦胴縁18に止付固定されている。
【0035】一対の立上り爪44は目地部材42を保持
する部分であって、それら一対の立上り爪44の内部に
目地部材42の脚48が挿入させられ、目地部材42を
左右に隣接する一対のタイル張サイディングパネル20
における左右端部のタイル28と28との間に保持して
いる。尚、この例では左右一対のタイル張サイディング
パネル20の合せ位置に位置している縦胴縁18Aとし
て、その他の縦胴縁と同じ幅寸法、具体的には幅45m
mのものが用いられている。
する部分であって、それら一対の立上り爪44の内部に
目地部材42の脚48が挿入させられ、目地部材42を
左右に隣接する一対のタイル張サイディングパネル20
における左右端部のタイル28と28との間に保持して
いる。尚、この例では左右一対のタイル張サイディング
パネル20の合せ位置に位置している縦胴縁18Aとし
て、その他の縦胴縁と同じ幅寸法、具体的には幅45m
mのものが用いられている。
【0036】本例において、縦胴縁18Aと目地形成部
材38、具体的にはその本体40との間に金属製且つ板
状の連結ピース50が介挿され、目地形成部材38と共
通のビス46にて縦胴縁18Aに止付固定されている。
連結ピース50は、図3に示しているように薄板状の本
体部52を有しており、その本体部52においてビス4
6により止付固定されている。
材38、具体的にはその本体40との間に金属製且つ板
状の連結ピース50が介挿され、目地形成部材38と共
通のビス46にて縦胴縁18Aに止付固定されている。
連結ピース50は、図3に示しているように薄板状の本
体部52を有しており、その本体部52においてビス4
6により止付固定されている。
【0037】本例において、本体部52は上記目地形成
部材38における本体40よりも左右方向幅が大きく、
そして本体40より右及び左に突き出した部分において
上端部に下向きに曲げ形成した形態の右側押え爪54R
と左側押え爪54Lとが一体に形成されている。
部材38における本体40よりも左右方向幅が大きく、
そして本体40より右及び左に突き出した部分において
上端部に下向きに曲げ形成した形態の右側押え爪54R
と左側押え爪54Lとが一体に形成されている。
【0038】そして右側押え爪54Rにおいて右側のタ
イル張サイディングパネル20における左端部且つ上端
部、詳しくは固定片30を抱き込むようにして押え付け
ており、また左側押え爪54Lにおいて左側のタイル張
サイディングパネル20における右端部且つ上端部、詳
しくは固定片30を抱き込むように押え込んでおり、以
って左右一対のタイル張りサイディングパネル20の左
右方向端部を互いに連結している。
イル張サイディングパネル20における左端部且つ上端
部、詳しくは固定片30を抱き込むようにして押え付け
ており、また左側押え爪54Lにおいて左側のタイル張
サイディングパネル20における右端部且つ上端部、詳
しくは固定片30を抱き込むように押え込んでおり、以
って左右一対のタイル張りサイディングパネル20の左
右方向端部を互いに連結している。
【0039】以上のように本例の施工構造によれば、左
右のタイル張サイディングパネル20が連結ピース50
にて互いに連結状態とされているため、左右のタイル張
サイディングパネル20のそれぞれを個別に止付具とし
てのビス46にて縦胴縁18Aに止付固定する必要がな
く、何れか一方のみを縦胴縁18Aに止付固定するだけ
で良いため、タイル張サイディングパネル20の左右の
合せ位置に位置する縦胴縁18Aとして特別に幅広のも
のを用いる必要がなくなり、他の部位の縦胴縁18と同
じ幅サイズのものを用いることが可能となる。
右のタイル張サイディングパネル20が連結ピース50
にて互いに連結状態とされているため、左右のタイル張
サイディングパネル20のそれぞれを個別に止付具とし
てのビス46にて縦胴縁18Aに止付固定する必要がな
く、何れか一方のみを縦胴縁18Aに止付固定するだけ
で良いため、タイル張サイディングパネル20の左右の
合せ位置に位置する縦胴縁18Aとして特別に幅広のも
のを用いる必要がなくなり、他の部位の縦胴縁18と同
じ幅サイズのものを用いることが可能となる。
【0040】従って幅広の縦胴縁18を入手することが
困難であるといった問題をこれにより解消でき、また高
価な幅広の縦胴縁18を用いる必要がないので施工コス
トを低減することができる。
困難であるといった問題をこれにより解消でき、また高
価な幅広の縦胴縁18を用いる必要がないので施工コス
トを低減することができる。
【0041】次に図5及び図6は本発明の別の実施例を
示している。本例では、タイル張サイディングパネル2
0の左右の合せ位置において、45mm幅の一対の縦胴
縁18Aを並べて配置し、それらを連結ユニット56に
て互いに連結して一体化し、それら縦胴縁18A,18
Aに対して右側のタイル張サイディングパネル20及び
左側のタイル張サイディングパネルのそれぞれをビス4
6にて止付固定している。ここで連結ユニット56は、
金属製且つ板状の連結具58と、連結具58を一対の縦
胴縁18Aのそれぞれに対して締結する締結具としての
ビス60とから成っている。
示している。本例では、タイル張サイディングパネル2
0の左右の合せ位置において、45mm幅の一対の縦胴
縁18Aを並べて配置し、それらを連結ユニット56に
て互いに連結して一体化し、それら縦胴縁18A,18
Aに対して右側のタイル張サイディングパネル20及び
左側のタイル張サイディングパネルのそれぞれをビス4
6にて止付固定している。ここで連結ユニット56は、
金属製且つ板状の連結具58と、連結具58を一対の縦
胴縁18Aのそれぞれに対して締結する締結具としての
ビス60とから成っている。
【0042】図6に示しているように、連結具58には
上記締結具としてのビス60を挿通するための挿通孔6
2と、一対の縦胴縁18Aを連結ユニットとともに柱1
2に対して止め付ける止付具としての長いビス64を挿
通する中央の挿通孔66とを有している。またそれら挿
通孔62,66の上下位置に、左右方向に延びる突出状
のリブ68が形成されている。
上記締結具としてのビス60を挿通するための挿通孔6
2と、一対の縦胴縁18Aを連結ユニットとともに柱1
2に対して止め付ける止付具としての長いビス64を挿
通する中央の挿通孔66とを有している。またそれら挿
通孔62,66の上下位置に、左右方向に延びる突出状
のリブ68が形成されている。
【0043】また一方の端部には折曲部70が形成され
ている。この折曲部70は、一方の縦胴縁18Aの側面
に当接して連結具58の位置決めを行うものである。
尚、本例において連結具58の左右方向幅は、45mm
幅の一対の縦胴縁18Aの幅を合わせた長さ、つまり9
0mmの幅とされている。
ている。この折曲部70は、一方の縦胴縁18Aの側面
に当接して連結具58の位置決めを行うものである。
尚、本例において連結具58の左右方向幅は、45mm
幅の一対の縦胴縁18Aの幅を合わせた長さ、つまり9
0mmの幅とされている。
【0044】本例の施工構造によれば、通常の幅の縦胴
縁18を二本用いて一つの幅広の縦胴縁18Aを構築す
ることができる。従って予め幅広に形成された縦胴縁材
を特別に入手する必要がなく、通常の幅(45mm幅)
の縦胴縁18を用いてタイル壁を構築することができる
ため、第一の実施例と同様に施工コストを低減すること
ができる。
縁18を二本用いて一つの幅広の縦胴縁18Aを構築す
ることができる。従って予め幅広に形成された縦胴縁材
を特別に入手する必要がなく、通常の幅(45mm幅)
の縦胴縁18を用いてタイル壁を構築することができる
ため、第一の実施例と同様に施工コストを低減すること
ができる。
【0045】次に図7は本発明の更に他の実施例を示し
たものである。この例は柱12が通常の配置ピッチ45
5mmよりも大きいピッチで配置されている場合の適用
例で、上記左右寸法のタイル張サイディングパネル20
を用いたとき、その一端側を柱12の位置に合わせたと
き、他端側は柱12と12との間に位置することとな
る。
たものである。この例は柱12が通常の配置ピッチ45
5mmよりも大きいピッチで配置されている場合の適用
例で、上記左右寸法のタイル張サイディングパネル20
を用いたとき、その一端側を柱12の位置に合わせたと
き、他端側は柱12と12との間に位置することとな
る。
【0046】即ち、図7(A)に示しているように柱1
2の配置ピッチが通常の455mmピッチ(P1)であ
る場合には、上記左右寸法のタイル張サイディングパネ
ル20は、その両端位置を丁度柱12の位置に合わせる
ことができるが、これよりも大きいピッチで柱12が配
置されている図7(B)の場合、タイル張サイディング
パネル20の一方の端位置が柱12と12との間の位置
に位置することとなる。従ってそのままではタイル張サ
イディングパネル20の左右方向端部を縦胴縁12を介
して柱12に止付固定することができない。
2の配置ピッチが通常の455mmピッチ(P1)であ
る場合には、上記左右寸法のタイル張サイディングパネ
ル20は、その両端位置を丁度柱12の位置に合わせる
ことができるが、これよりも大きいピッチで柱12が配
置されている図7(B)の場合、タイル張サイディング
パネル20の一方の端位置が柱12と12との間の位置
に位置することとなる。従ってそのままではタイル張サ
イディングパネル20の左右方向端部を縦胴縁12を介
して柱12に止付固定することができない。
【0047】尤もタイル張サイディングパネル20の左
右方向端部を所定長さに亘って切断することにより、そ
の端部を柱12の位置に位置合わせすることも考えられ
るが、タイル張サイディングパネル20の場合、その端
部を切断してしまうとその切断個所においてタイルの大
きさが他の部分のタイルと異なってしまうとともに、隣
接するタイル張サイディングパネル20間で目地を合わ
せることができなくなってしまう。即ちかかるタイル張
サイディングパネル20の場合、端部を切断して位置を
合わせるといったことは実際上できない。
右方向端部を所定長さに亘って切断することにより、そ
の端部を柱12の位置に位置合わせすることも考えられ
るが、タイル張サイディングパネル20の場合、その端
部を切断してしまうとその切断個所においてタイルの大
きさが他の部分のタイルと異なってしまうとともに、隣
接するタイル張サイディングパネル20間で目地を合わ
せることができなくなってしまう。即ちかかるタイル張
サイディングパネル20の場合、端部を切断して位置を
合わせるといったことは実際上できない。
【0048】そこで本例では、柱12と12との間の位
置に且つタイル張サイディングパネル20の左右方向の
合せ位置において、補助縦胴縁72を既設の壁、本例で
はモルタル壁にビス74にて止付固定し、そしてその補
助縦胴縁72に対してタイル張サイディングパネル20
の左右方向端部を止付固定する。
置に且つタイル張サイディングパネル20の左右方向の
合せ位置において、補助縦胴縁72を既設の壁、本例で
はモルタル壁にビス74にて止付固定し、そしてその補
助縦胴縁72に対してタイル張サイディングパネル20
の左右方向端部を止付固定する。
【0049】本例の施工構造によれば、躯体側の柱12
のピッチが予定したピッチと異なっている場合において
も、タイル張サイディングパネル20を支障なく取付施
工することが可能となる。
のピッチが予定したピッチと異なっている場合において
も、タイル張サイディングパネル20を支障なく取付施
工することが可能となる。
【0050】次に図8は本発明の更に他の実施例を示し
たものである。この例も図7に示した場合と同様、柱1
2が通常の配置ピッチよりも大きいピッチで配置されて
いる場合の適用例を示したものである。
たものである。この例も図7に示した場合と同様、柱1
2が通常の配置ピッチよりも大きいピッチで配置されて
いる場合の適用例を示したものである。
【0051】図8において76は木製の横胴縁であっ
て、その横胴縁76が躯体側のモルタル壁16に上下に
所定間隔隔てて複数固定されている。本例では、その横
胴縁76の表面に縦胴縁18を図8に示しているように
柱12とは異なるピッチで左右に配置して固定する。そ
してこれら縦胴縁18に対して、前述の方法でタイル張
サイディングパネル20を止付固定する。尚、本例でも
この横胴縁76は幅が45mmのものが用いられている
が、他の幅寸法の胴縁を用いることも可能である。
て、その横胴縁76が躯体側のモルタル壁16に上下に
所定間隔隔てて複数固定されている。本例では、その横
胴縁76の表面に縦胴縁18を図8に示しているように
柱12とは異なるピッチで左右に配置して固定する。そ
してこれら縦胴縁18に対して、前述の方法でタイル張
サイディングパネル20を止付固定する。尚、本例でも
この横胴縁76は幅が45mmのものが用いられている
が、他の幅寸法の胴縁を用いることも可能である。
【0052】本例の施工構造によれば、躯体側の柱12
のピッチが予定したピッチと異なっている場合において
も、支障なくタイル張サイディングパネル20を張付施
工することが可能となる。
のピッチが予定したピッチと異なっている場合において
も、支障なくタイル張サイディングパネル20を張付施
工することが可能となる。
【0053】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示であり、本発明はその主旨を逸脱しない範
囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
くまで一例示であり、本発明はその主旨を逸脱しない範
囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
【図1】本発明の一実施例であるタイル張サイディング
パネルの施工構造を示す図である。
パネルの施工構造を示す図である。
【図2】図1のタイル張サイディングパネルの構成を示
す図である。
す図である。
【図3】図1の施工構造の要部を各部材に分解して示す
図である。
図である。
【図4】図1の施工構造の要部を取付状態で示す図であ
る。
る。
【図5】本発明の他の実施例の施工構造の要部を取付状
態で示す図である。
態で示す図である。
【図6】図5の施工構造の連結具の構成を示す図であ
る。
る。
【図7】本発明の他の実施例の施工構造を示す図であ
る。
る。
【図8】本発明の更に他の実施例の施工構造を示す図で
ある。
ある。
【図9】木造住宅外壁のリフォーム用として好適なタイ
ル張サイディングパネルを示す図である。
ル張サイディングパネルを示す図である。
12 柱 16 モルタル壁 18 縦胴縁 20 タイル張サイディングパネル 38 目地形成部材 46,60,64 ビス 50 連結ピース 54R 右側押え爪 54L 左側押え爪 56 連結ユニット 58 連結具 72 補助縦胴縁 76 横胴縁
Claims (5)
- 【請求項1】 躯体側の被施工面上に縦胴縁を左右方向
に所定のピッチで配設するとともに、該縦胴縁の表面側
においてタイル張サイディングパネルを何れかの該縦胴
縁の位置で左右方向端部を合わせるように配置してその
上端部且つ左右方向端部を止付具にて該縦胴縁に止付固
定し、タイル壁面を構築するようにしたタイル張サイデ
ィングパネルの施工構造であって前記タイルパネルの左
右方向端部を、前記縦胴縁表面に配置した目地形成部材
を介して左右に合わせるようになすとともに、該目地形
成部材と縦胴縁との間に、右側のタイルパネル及び左側
のタイルパネルの各合せ側の左右方向端部且つ上端部を
それぞれ抱え込むように押え付ける折曲形状の右側固定
爪及び左側固定爪を備えた板状の連結ピースを介挿し、
該連結ピースを介して右側タイル張サイディングパネル
と左側タイル張サイディングパネルとを連結した状態で
前記止付具にて前記縦胴縁に止付固定するようになした
ことを特徴とするタイル張サイディングパネルの施工構
造。 - 【請求項2】 躯体側の被施工面上に縦胴縁を左右方向
に所定のピッチで配設するとともに、該縦胴縁の表面側
においてタイル張サイディングパネルを何れかの該縦胴
縁の位置で左右方向端部を合わせるように配置してその
上端部且つ左右方向端部を止付具にて該縦胴縁に止付固
定し、タイル壁面を構築するようにしたタイル張サイデ
ィングパネルの施工構造であって前記タイル張サイディ
ングパネルの左右方向端部の合せ位置に、二本の縦胴縁
を並べて配置するとともに、それら二本の縦胴縁を、各
縦胴縁にまたがって配置される板状の連結具と該連結具
を各縦胴縁に締結する締結具とを有する連結ユニットで
互いに連結し、一体化したことを特徴とするタイル張サ
イディングパネルの施工構造。 - 【請求項3】 躯体側の被施工面上に縦胴縁を左右方向
に所定のピッチで配設するとともに、該縦胴縁の表面側
においてタイル張サイディングパネルを左右に合せるよ
うに配置してその上端部且つ左右方向端部を止付具にて
該縦胴縁に止付固定し、タイル壁面を構築するようにし
たタイル張サイディングパネルの施工構造であって前記
タイル張サイディングパネルの左右の合せ位置が躯体側
の柱と柱との間の位置に位置する場合において、それら
柱と柱との間且つ前記タイル張サイディングパネルの左
右の合せ位置において補助縦胴縁を躯体側に固設し、該
補助縦胴縁に対して該タイル張サイディングパネルの左
右方向端部且つ上端部を止付具にて止付固定するように
なしたことを特徴とするタイル張サイディングパネルの
施工構造。 - 【請求項4】 躯体側の被施工面上に縦胴縁を左右方向
に所定のピッチで配設するとともに、該縦胴縁の表面側
においてタイル張サイディングパネルを何れかの該縦胴
縁の位置で左右方向端部を合わせるように配置してその
上端部且つ左右方向端部を止付具にて該縦胴縁に止付固
定し、タイル壁面を構築するようにしたタイル張サイデ
ィングパネルの施工構造であって前記躯体側の被施工面
上に、上下に間隔を隔てて複数の横胴縁を固設した上、
それら横胴縁の表面側に前記縦胴縁を躯体側の柱と異な
るピッチで左右に配置して該横胴縁上に固定し、該縦胴
縁に対して前記タイル張サイディングパネルの左右方向
端部且つ上端部を止付具にて止付固定するようになした
ことを特徴とするタイル張サイディングパネルの施工構
造。 - 【請求項5】 請求項1〜4の何れかにおいて、前記タ
イル張サイディングパネルは、上下に隣接するもの同士
が互いに嵌合して前後に位置決固定される形態のもので
あることを特徴とするタイル張サイディングパネルの施
工構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31580897A JPH11131748A (ja) | 1997-10-30 | 1997-10-30 | タイル張サイディングパネルの施工構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31580897A JPH11131748A (ja) | 1997-10-30 | 1997-10-30 | タイル張サイディングパネルの施工構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11131748A true JPH11131748A (ja) | 1999-05-18 |
Family
ID=18069813
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31580897A Pending JPH11131748A (ja) | 1997-10-30 | 1997-10-30 | タイル張サイディングパネルの施工構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11131748A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010024614A (ja) * | 2008-07-15 | 2010-02-04 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 外装パネルと胴縁の取付構造及び取付方法 |
JP2013199811A (ja) * | 2012-03-26 | 2013-10-03 | Bunka Shutter Co Ltd | 建物付設物 |
CN110984422A (zh) * | 2019-12-04 | 2020-04-10 | 金点石(北京)建筑设计咨询服务有限责任公司 | 墙体以及具有该墙体的建筑物 |
JP2020084417A (ja) * | 2018-11-15 | 2020-06-04 | 旭トステム外装株式会社 | 改修建物の外壁構造 |
-
1997
- 1997-10-30 JP JP31580897A patent/JPH11131748A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010024614A (ja) * | 2008-07-15 | 2010-02-04 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 外装パネルと胴縁の取付構造及び取付方法 |
JP2013199811A (ja) * | 2012-03-26 | 2013-10-03 | Bunka Shutter Co Ltd | 建物付設物 |
JP2020084417A (ja) * | 2018-11-15 | 2020-06-04 | 旭トステム外装株式会社 | 改修建物の外壁構造 |
CN110984422A (zh) * | 2019-12-04 | 2020-04-10 | 金点石(北京)建筑设计咨询服务有限责任公司 | 墙体以及具有该墙体的建筑物 |
CN110984422B (zh) * | 2019-12-04 | 2021-11-02 | 金点石(北京)建筑设计咨询服务有限责任公司 | 墙体以及具有该墙体的建筑物 |
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