JP3965178B2 - 目地材 - Google Patents

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本発明は、建物外壁部分に外壁板を留め付ける際に、上下に隣接する外壁板の間に固定される目地材に関する。
建物外壁の意匠性を高めるために、天然石調・レンガ調等の表面柄が施された、窯業系等の外壁板を建物外壁部分に留め付けることが行われている。外壁板の留め付け方としては、外壁板の長手方向を横方向(水平方向)として躯体側に張り付けていく横張り工法と、長手方向を縦方向(上下方向)として躯体側に張り付けていく縦張り工法とがある。縦張り工法に用いられる外壁板は、通常、上下の端面が平坦面とされ、左右の端部には実部が形成されている。左右に隣接する外壁板同士の接合にあたっては、実部を利用した合決接合が行われ、一方、上下に隣接する外壁板同士の接合にあたっては、外壁板端部の間に適宜の部材が介在させられる。
図7は、上記縦張り工法によって留め付けられた外壁板の上下接合部の一例を示す断面図である。この例では、上下に隣接する外壁板30A,30Bの間にハットジョイナー40の凸部42を挟んだ状態で、釘95を用いて外壁板30A,30Bを横胴縁91に留め付け、ハットジョイナー40の上からシーリング材97を充填している。横胴縁91は、防水紙93を介して柱または間柱(図示せず)に固定されている。ハットジョイナー40は、横胴縁91への固定面となる基板41と、基板41の表面側に突出する凸部42とからなり、このハットジョイナー40を使用することにより、上下の外壁板30A,30Bの間に所望の間隔が空けられる。
図8aは、上下接合部の他の施工例を示している。この施工例では、中間水切50を間に挟んで上下の外壁板30A,30Bを留め付けている。中間水切50は、横胴縁91への固定面となる基板51と、基板51の下端に形成された段部52と、段部52の下端から表面側に延びる水切部53とからなる。図に示すように、中間水切50の段部52に上側の外壁板30Aの下端を載置し、水切部53が上下の外壁板30A,30Bの間から表面側に突出するようにして、外壁板30A,30Bの表面から釘95を打ち付けて横胴縁91に固定している。
なお、上記中間水切50に近い例として、段部52をなくした形状の中間水切も多く使用されている。
図8bは、上下接合部のさらに他の施工例を示している(特許文献1参照)。図7および図8aでは釘95を用いて外壁板30A,30Bを留め付けていたが、図8bに示す施工例では、上下の外壁板30A,30Bの間に固定される中間水切60が外壁板30A,30Bの上下端部を保持するとともに、図示しない留め付け金具が外壁板30A,30Bの左右の実部を係止することにより、外壁板30A,30Bを構造躯体側に固定している。中間水切60は、横胴縁91への固定面となる基板61と、基板61から表面側に延びる受け板62および水切板64と、これら受け板62および水切板64の先端からそれぞれ上方および下方に延びる2つの前面板63,65とを備えている。図に示すように、受け板62と前面板63とで上側の外壁板30Aの下端部をカバーすると共に保持している。また、水切板64と前面板65とで下側の外壁板30Bの上端部をカバーしている。
特開2000−160804号公報
図7に示した施工構造では、シーリング材97の耐久性に問題があり、雨水がシーリング材97に浸潤して、シーリング材97の剥離現象を招く恐れがあった。また、上下の外壁板30A,30Bの間にシーリング材97が充填されるため、深さのある目地溝を形成することができず、目地部の意匠性にやや問題があった。
図8aに示した施工構造では、上下の外壁板30A,30Bの端部間の間隔、すなわち目地幅が所望の一定幅になるように外壁板30A,30Bの位置を調節する必要があり、施工に手間がかかっていた。また、中間水切50の水切部53が下側の外壁板30Bの上端部前面をカバーしており、水平方向に一直線状の整った形状の目地溝とはされず、水切部53によって上下の外壁板30A,30Bの表面柄が分断されてしまう外観となっていた。
図8bに示した施工構造では、中間水切60の形状が複雑であり、また、上側の外壁板30Aの重量を支持するために中間水切60をアルミ成形品などとする必要があり、製造コストが高くついていた。さらに、外壁板30Aの下端部近傍を安定して保持するために、上側の前面板63は比較的大きな幅を有している必要があり、それに伴って下側の前面板65の幅も外壁板30Bの上端部前面に大きく露出することとなり、上下の外壁板30A,30Bの表面柄がはっきりと分断されてしまう外観となっていた。
本発明は上記のような問題に鑑みてなされたものであり、製造コストの低い目地材でありながら、施工が容易で、しかも意匠性、止水性の高い目地部を形成することのできる目地材を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するための本発明による目地材は、表面側から固定具を打ち込むことにより外壁板を建物躯体側に留め付ける外壁施工において、上下に隣接する外壁板の間に固定される目地材であって、施工時に下側の外壁板の表面における上端近傍に衝接される下縁部と、該下縁部の上端から上方かつ裏面側に延びる目地溝部とを少なくとも備えている。
本発明による目地材を用いた外壁施工構造において、目地材の下縁部は外壁板の前面に露出することになるが、この下縁部は、図8aに示した水切部53とは異なり、外壁板表面に衝接されるので、小さな幅であっても十分に雨水の浸入を防ぐことができる。従って、目地材の下縁部が露出するとはいえ、その幅は非常に小さく、目立たない。また、本発明による目地材は、目地溝部によって、深さのある目地溝を形成することができるため、意匠性の高い目地部とすることができる。加えて、上下外壁板の接合部に雨水が浸入するのも防ぐことができる。さらに、本発明による目地材は単純な形状とすることができるため、製造が容易であり、しかも、図8bに示した中間水切60と違って外壁板の重量を支持する必要はないので、低コストの材料を使用することができる。
好ましくは、前記下縁部の裏面に弾性止水材を貼着すれば、下縁部の外壁板表面への密着度を高めることができ、より確実に雨水の浸入を防ぐことができる。
好ましい態様において、前記目地材がハットジョイナーと目地カバーとからなっていて、前記ハットジョイナーは、建物躯体側への固定面となる基板と、該基板から表面側に突出していて施工時には上下の外壁板の端部の間に挟まれる凸部とからなり、前記目地カバーが、前記目地溝部および下縁部を少なくとも備えており、前記目地溝部は、前記目地材および上下の外壁板を留め付けた状態において、前記ハットジョイナー凸部の頂面および下側の外壁板の上端面を少なくとも覆うことのできる形状とされている。本態様による目地材は、ハットジョイナーによって、上下の外壁板の間に容易に所望の間隔を空けることができ、目地幅を常に一定に保つことができる。また、ハットジョイナーおよび目地カバーはいずれも単純な形状とすることができ、製造が容易である。
好ましくは、前記目地材はハットジョイナーと目地カバーとからなっており、前記ハットジョイナーは、建物躯体側への固定面となる基板と、該基板から表面側に突出していて施工時には上下の外壁板の端部の間に挟まれる凸部とからなり、該凸部は、上下の側面と該上下の側面同士を連結する頂面とからなり、前記目地カバーは、目地溝部および下縁部を少なくとも備えており、前記目地溝部は、前記目地材および上下の外壁板を留め付けた状態において、前記ハットジョイナーの凸部の頂面および下側の外壁板の上端面を少なくとも覆うことのできる形状であって、垂直板と、その下側端部から表面側に延びる下板とで構成されており、該下板から前記下縁部が下方に延びるように設けられており、前記下縁部の裏面には弾性止水材が貼着されており、前記ハットジョイナーの凸部の頂面と前記目地カバーの目地溝部の垂直板とを衝接させ、固定されている。前記目地カバーの目地溝部は、前記目地材および上下の外壁板を留め付けた状態において、前記目地溝部の一部が前記ハットジョイナー凸部の頂面に衝接するような寸法とされる。そうすることにより、できるだけ深い目地溝を形成することができ、また、目地溝部とハットジョイナー凸部の間から雨水が浸入するのを防ぐことができる。
好ましい態様において、前記目地カバーの目地溝部は、前記目地材および上下の外壁板を留め付けた状態において、上側の外壁板の下端面をも覆うことのできる形状とされており、前記目地カバーがさらに、前記垂直板の上側端部から表面側に延びる上板と、該上板の端部から上方に延びていて施工時には上側の外壁板の表面に衝接される上縁部を備え、該上縁部の裏面に弾性止水材が貼着されている。本態様においては、上下外壁板の接合部全体を目地カバーで覆うことができ、外壁板の端面が表に露出せず好ましい外観となる。なお、本態様による目地材を用いた外壁施工構造においては、下縁部に加え、目地カバーの上縁部も外壁板の前面に露出することになるが、この上縁部は、図8bに示した前面板63とは異なり、外壁板端部を保持する役割を果たすものではないので、小さな幅とすることができ、目立たない。
他の好ましい態様において、前記目地カバーの目地溝部は、前記目地材および上下の外壁板を留め付けた状態において、前記ハットジョイナー凸部の頂面および下側の外壁板の上端面のみを覆う形状とされており、前記目地カバーがさらに、前記目地溝部の垂直板の端部から裏面側に延びる突出部であって、施工時には前記ハットジョイナー凸部の上側の側面に重ねられる突出部を備える。外壁板を留め付けた際、目地材の上方には、場所によって、垂直方向に走る縦目地が存在することになり、この縦目地を伝って雨水が目地材にまで流下してくる場合があるが、本態様の目地カバーであれば、上記縦目地が深い溝とされている場合であっても、流下してきた雨水は目地カバー表面を伝ってさらに流下する。すなわち、目地材付近に雨水が滞留することはなく、防水性に優れる。
好ましくは、前記ハットジョイナーおよび目地カバーはそれぞれ一枚の鋼板の板金加工により形成すれば、製造が容易である。
本発明のさらに他の好ましい態様において、前記目地溝部の一部が建物躯体側への固定面となっている。本態様の目地材は単一の部材からなっていて、形状も単純であり、より低いコストで製造することが可能である。より好ましくは、前記目地材を一枚の鋼板の板金加工により形成すれば、製造が容易である。
上記のように、本発明による目地材は、製造コストの低い目地材でありながら、施工が容易で、しかも意匠性、止水性の高い目地部を形成することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態を説明する。図1は、本発明の一態様による目地材を示す斜視図であり、図2aは図1に示す目地材を用いた施工構造を示す斜視図、図2bは図2aのb−b線による断面図である。
図2に示す外壁施工構造では、外壁板30A,30Bが、表面側から釘95を打ち込むことによって横胴縁91に留め付けられており、上下の外壁板30A,30Bの間に目地材1が固定されている。目地材1は図1に示す2つの部材、すなわちハットジョイナー10および目地カバー20からなり、これらはいずれも一枚の鋼板の板金加工により形成される。
まず、ハットジョイナー10は、横胴縁91への固定面となる基板11と、基板11の上下方向の中央付近を表面側に折り曲げることによって形成された凸部12とからなる。凸部12は、上下の側面12a,12bと、該上下の側面12a,12b同士を連結する頂面12cとからなり、上下の側面12a,12bは、上下に隣接する外壁板30A,30Bの端部の間に空けられるべき間隔に相当する距離だけ離間されている。また、強度を高めるため、基板11の上下の側端部11a,11bは表面側に折り返されている。
次に、目地カバー20は、垂直板21aと、その上下の端部から表面側に延びる上板21cおよび下板21bとで構成される目地溝部21を備える。上板21cと下板21bとは、施工時に上下の外壁板30A,30Bの間に挿入しやすいように、かつ、目地幅をやや小さくすることで自然な目地外観が得られるように、ハットジョイナー凸部12の上下の側面12a、12b同士の間隔に比べて、やや小さい幅で離間している。目地カバー20はさらに、目地溝部21の上端および下端からそれぞれ上方および下方に延びる上縁部25および下縁部23も備える。上縁部25と下縁部23とは同一平面上に位置しており、それぞれの側端部25a,23aは強度を高めるために裏面側に折り返されている。また、これら上縁部25および下縁部23の裏面には、ほぼ全面に渡って、EPDMゴム発泡体からなる板状の弾性止水材26が貼着されている。
目地カバー20の製造にあたっては、材料となる鋼板を、断面がコの字状になるように折り曲げることによって目地溝部21を形成し、その上板21cおよび下板21bの先端をそれぞれ上方および下方に折り曲げることによって、上縁部25および下縁部23を形成する。そして、目地カバー20の表面全体を所望の目地色に塗装する。
次に、上記のような目地材1を用いた外壁施工方法について説明する。まず、下側の外壁板30Bの上端面を、ハットジョイナー凸部12の下側面12bに衝接させるようにして、ハットジョイナー10下部の基板11の上から外壁板30Bを重ねる。その状態で外壁板30Bの表面側から釘95を打ち込み、横胴縁91に固定する。次に、上側の外壁板30Aの下端面を、ハットジョイナー凸部12の上側面12aに衝接させるようにして、ハットジョイナー10上部の基板11の上から外壁板30Aを重ね、その状態で外壁板30Aの表面側から釘95を打ち込み、横胴縁91に固定する。ハットジョイナー凸部12の高さは外壁板30A,30Bの厚みよりも小さいため、この状態において、外壁板30A,30Bの表面はハットジョイナー凸部12の頂面12cよりも前面に突出している。最後に、目地カバー20の目地溝部21の垂直板21aを凸部12の頂面12cに衝接させるとともに、上縁部25および下縁部23の裏面を、それぞれ上下外壁板30A,30B表面に衝接させ、その状態で垂直板21aにビス96をねじ込んで目地カバー20を横胴縁91に固定する。このようにして形成された外壁施工構造においては、図2aに示すように、上下外壁板30A,30Bの上下接合部全体が目地カバー20で覆われ、外壁板30A,30Bの端面が表に露出せず好ましい外観となる。
図3は、本発明の他の態様による目地材を示す斜視図であり、図4aは図3に示す目地材を用いた施工構造を示す斜視図、図4bは図4aのb−b線による断面図である。本態様による目地材1Aにおいても、ハットジョイナー10は図1に示したものと同じものを用いているが、目地カバー20Aは図1のものとは異なっている。すなわち、本態様による目地カバー20Aは、図1に示した上板21cや上縁部25を備えてはおらず、代わりに、目地溝部21の垂直板21aの上端から裏面側に延びる突出部27を備えている。この目地カバー20Aも一枚の鋼板の板金加工によって形成されており、突出部27は、垂直板21aの上端を裏面側に垂直に折り曲げることによって形成される。また、本態様においても、下縁部23の裏面には、ほぼ全面に渡って弾性止水材26が貼着されている。
上記目地材1Aを用いた外壁施工方法について説明する。まず、図2に示した施工構造の場合と同様に、下側の外壁板30Bの上端面を、ハットジョイナー凸部12の下側面12bに衝接させるようにして、ハットジョイナー10下部の基板11の上から外壁板30Bを重ね、その状態で外壁板30Bの表面側から釘95を打ち込み、横胴縁91に固定する。次に、本態様においては、上側の外壁板30Aより先に目地カバー20を取り付ける。すなわち、目地カバー20Aの突出部27および垂直板21aの裏面をそれぞれハットジョイナー凸部12の上側面12aおよび頂面12cに衝接させるとともに、下縁部23の裏面を外壁板30B表面に衝接させる。その状態で垂直板21aにビス96をねじ込んで目地カバー20Aを横胴縁91に固定する。続いて、上側の外壁板30Aの下端面を、目地カバー20の突出部27に衝接させるようにして、ハットジョイナー10上部の基板11の上から外壁板30Aを重ね、その状態で外壁板30Aの表面側から釘95を打ち込み、横胴縁91に固定する。このようにして形成された外壁施工構造においては、図4aに示すように、目地材1Aの上方に縦目地92が存在する場合であっても、縦目地92を流下してきた雨水は目地カバー20A表面を伝ってさらに流下するので、目地材1A付近に雨水が滞留することはない。
図5は、本発明のさらに他の態様による目地材を示す斜視図である。本態様による目地材1Bでは、目地カバー20Bが、垂直板21aおよび下板21bだけからなる目地溝部21と、下縁部23とで構成される単純な形状とされており、製造が容易である。また、本態様においても、下縁部23の裏面には、ほぼ全面に渡って弾性止水材26が貼着されている。施工にあたっては、目地カバー20Bまたは上側の外壁板のいずれを先に留め付けてもよく、施工の自由度が大きい。
図6aは、本発明のさらに他の態様による目地材を示す斜視図であり、図6bは、図6aに示す目地材を用いた施工構造を示す斜視図である。先に説明した目地材1,1A,1Bは、ハットジョイナーおよび目地カバーという2つの部材からなるものであったが、本態様による目地材1Cは単一の部材からなっており、より低いコストで製造することが可能である。図6aに示すように、目地材1Cは一枚の鋼板の板金加工によって形成されており、横胴縁91への固定面となる基板11と、その下方に位置する目地溝部21と、目地溝部21の下端から下方に延びる下縁部23とからなる。目地溝部21は、基板11の下方に連設された垂直板21aと、垂直板21aの下端を表面側に折り曲げることによって形成された下板21bとからなっており、基板11と垂直板21aとは連続した一枚の平板として形成されている。また、下板21bの先端を下方に折り曲げることによって下縁部23が形成されており、下縁部23の裏面には、ほぼ全面に渡って弾性止水材26が貼着されている。基板11および下縁部23の側端部11a,23aは、それぞれ強度を高めるために折り返されている。
施工にあたっては、まず、下側の外壁板30Bを、釘95を用いて横胴縁91に留め付ける。次に、目地材1Cの下縁部23の裏面を、外壁板30B表面に衝接させ、垂直板21aにビス96をねじ込んで横胴縁91に固定する。最後に、上側の外壁板30Aを、下側の外壁板30Bとの間に所定の間隔を空けるように位置決めした状態で、目地材1Cの基板11の上から重ね、釘95を用いて横胴縁91に留め付ける。なお、目地材1Cの横胴縁91への固定は、基板11に釘を打ち込むことによって行うことも可能であるが、図6bに示したように、下縁部23により近い垂直板21aの位置でビス96をねじ込むことにより、下縁部23裏面の弾性止水材26が外壁板30Bに対して十分に押圧され、密着度が高まる。
以上、本発明による目地材の様々な実施態様について説明したが、本発明の目地材は、上記の他にも様々な形態とすることができる。例えば、図7に示した従来のハットジョイナー40と同様に、ハットジョイナー凸部の頂面を曲面としてもよい。また、目地溝部の上板および下板を傾斜面としたり、あるいは、目地溝部全体を連続した曲面で構成してもよい。さらに、ハットジョイナー凸部の頂面や目地溝部の垂直板に、予めビス用の孔を形成しておいてもよい。
本発明の一態様による目地材を示す斜視図。 図2aは、図1に示す目地材を用いた施工構造を示す斜視図であり、図2bは、図2aのb−b線による断面図。 本発明の他の態様による目地材を示す斜視図。 図4aは、図3に示す目地材を用いた施工構造を示す斜視図であり、図4bは、図4aのb−b線による断面図。 本発明のさらに他の態様による目地材を示す斜視図。 図6aは、本発明のさらに他の態様による目地材を示す斜視図であり、図6bは、図6aに示す目地材を用いた施工構造を示す斜視図。 従来の上下接合部施工構造の一例を示す斜視図。 従来の上下接合部施工構造の他の例を示す斜視図。
符号の説明
1…目地材,10…ハットジョイナー,11…基板,12…凸部,20…目地カバー,21…目地溝部,23…下縁部,26…弾性止水材,30A…外壁板,30B…外壁板

Claims (3)

  1. 表面側から固定具を打ち込むことにより外壁板を建物躯体側に留め付ける外壁施工において、上下に隣接する外壁板の間に固定される目地材であって、
    前記目地材はハットジョイナーと目地カバーとからなっており、
    前記ハットジョイナーは、建物躯体側への固定面となる基板と、該基板から表面側に突出していて施工時には上下の外壁板の端部の間に挟まれる凸部とからなり、該凸部は、上下の側面と該上下の側面同士を連結する頂面とからなり、
    前記目地カバーは、前記目地材および上下の外壁板を留め付けた状態において、前記ハットジョイナーの凸部の頂面および下側の外壁板の上端面のみを覆う形状であって、垂直板とその下側端部から表面側に延びる下板とで構成された目地溝部と、前記目地溝部の下板から下方に延びるように設けられた下縁部とからなり、
    前記下縁部の裏面には弾性止水材が貼着されており、
    前記ハットジョイナーの凸部の頂面と前記目地カバーの目地溝部の垂直板とを衝接させ、固定したことを特徴とする目地材。
  2. 表面側から固定具を打ち込むことにより外壁板を建物躯体側に留め付ける外壁施工において、上下に隣接する外壁板の間に固定される目地材であって、
    前記目地材はハットジョイナーと目地カバーとからなっており、
    前記ハットジョイナーは、建物躯体側への固定面となる基板と、該基板から表面側に突出していて施工時には上下の外壁板の端部の間に挟まれる凸部とからなり、該凸部は、上下の側面と該上下の側面同士を連結する頂面とからなり、
    前記目地カバーは、前記目地材および上下の外壁板を留め付けた状態において、前記ハットジョイナーの凸部の頂面および下側の外壁板の上端面のみを覆う形状であって、垂直板とその下側端部から表面側に延びる下板とで構成された目地溝部と、前記目地溝部の下板から下方に延びるように設けられた下縁部と、前記目地溝部の垂直板の端部から裏面側に延びる突出部とからなり、
    前記下縁部の裏面には弾性止水材が貼着されており、
    施工時には、前記突出部を前記ハットジョイナーの凸部の上側の側面に重ね、かつ、前記ハットジョイナーの凸部の頂面と前記目地カバーの目地溝部の垂直板とを衝接させ、固定したことを特徴とする目地材。
  3. 前記ハットジョイナーおよび目地カバーはそれぞれ一枚の鋼板の板金加工により形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の目地材。
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