JPH0972068A - コーナー用タイル張サイディングパネル及びこれを用いたタイル外壁構造 - Google Patents

コーナー用タイル張サイディングパネル及びこれを用いたタイル外壁構造

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JPH0972068A
JPH0972068A JP10352396A JP10352396A JPH0972068A JP H0972068 A JPH0972068 A JP H0972068A JP 10352396 A JP10352396 A JP 10352396A JP 10352396 A JP10352396 A JP 10352396A JP H0972068 A JPH0972068 A JP H0972068A
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JP
Japan
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siding panel
tile
corner
tiled siding
tiled
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JP10352396A
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English (en)
Inventor
Toichi Fujita
東一 藤田
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Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Abstract

(57)【要約】 【解決課題】 タイル外壁を構成するに際して、そのコ
ーナー用のタイル張サイディングパネルを安価且つ生産
性良く製造できるものとする。 【解決手段】 コーナー用タイル張サイディングパネル
24A,24Bを、上下方向に延びる縦目地32の左右
両側に複数のタイル30を貼着した形態とする。そして
その下地ボード28に、裏側から所定深さで切込み部4
6又は切欠き部44を縦目地32に沿って縦方向に形成
し、それら切込み部46又は切欠き部44において下地
ボード28をタイル30とともに全体的に表面側又は裏
面側に所定角度で折り曲げて、コーナー用タイル張サイ
ディングパネル24A,24Bとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は主に住宅のリフォ
ームに用いて好適なコーナー用タイル張サイディングパ
ネル及びこれを用いたタイル外壁構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般木造住宅の外壁構造として種
々の構造が採用されている。その一つに、外壁材として
金属サイディングパネルを用いたものがある。図15は
その一例を示している。同図において200は基礎、2
02は柱、204は断熱材であり、206は胴縁、20
8は防水紙である。この防水紙208の外側において金
属サイディングパネル210が配置され、これら金属サ
イディングパネル210によって外壁が構成されてい
る。
【0003】212は金属製の出隅カバーであって、9
0°で交差する一対の金属サイディングパネル210の
突合せ部を、この出隅カバー212が被覆している。こ
の出隅カバー212は、左右両端縁部において釘214
により金属サイディングパネル210に止め付けられて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの金属
サイディングパネル210を用いた外壁の場合、施工性
は良好であるものの、美観,高級感の点で十分と言い難
く、特に出隅カバー212の取付部は釘214が外部に
露出した状態となって美観を損ねる要因となる。
【0005】これに対して外壁をタイル壁とした場合、
十分な美観,高級感を与えることができる。外壁をタイ
ル壁とするに際して、下地ボード上に複数のタイルを所
定配列状態で貼着してパネル化したものを用いれば、施
工性が良好で好ましいものであるが、従来の外壁用のタ
イルパネルはコンクリート板の表面にタイルを貼着した
もので重量物であり、一般の木造住宅の外壁用としては
使用困難なものである。特に築後相当年数経て、傷みの
激しい外壁のリフォーム用としてこれを用いるとき、柱
などの強度が弱くなっていることもあって適用が更に困
難である。
【0006】そこで本発明者等は、軽量の下地ボードの
表面に薄いタイルを貼着して構成した外装用タイル張サ
イディングパネルを案出した(特願平7−13933
3)。このタイル張サイディングパネルを用いることに
よって、木造住宅の外壁をリフォームするに際しても、
容易にタイル壁を構築することができる。
【0007】しかしながらこのタイル張サイディングパ
ネルを用いて外壁を構築する場合、コーナー部の処理が
問題となる。タイル外壁の場合、上記のようなコーナー
カバーを用いるとタイル壁とコーナーカバーとの違和感
が強く、せっかくのタイル壁の美観,高級感が損なわれ
てしまう。
【0008】タイル壁のコーナー部を構築する方法とし
て一般的なのは、図16に示すようなL字型の役物タイ
ル216を用いる方法である。しかしながらこの役物タ
イル216は、2枚のタイル片216A,216Bの一
端面を45°に切断して、その切断面を接着剤で接着し
て一体化したもので製造に要するコストが高い問題があ
る。加えてこの役物タイル216を用いてパネル化する
場合には、下地ボードの形状もL字形状のものとする必
要があり、下地ボードの製造コストも高いものとなり、
生産性の極端に低いものとなる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願の発明はこのような
課題を解決するためになされたものである。而して請求
項1の発明はコーナー用タイル張サイディングパネルに
係るもので、下地ボードの表面に複数のタイルが縦目地
の左右両側において所定配列で貼着された形態のタイル
張サイディングパネルであって、前記下地ボードに、そ
の裏側から所定深さで切込み又は切欠きが前記縦目地に
沿って縦方向に形成され、それら切込み又は切欠き部に
おいて該下地ボードが前記タイルとともに表面側又は裏
面側に全体的に所定角度で曲げられたことを特徴とす
る。
【0010】本願の別の発明は、請求項1において、前
記縦目地が少なくとも2本形成されており、2個所の該
縦目地のそれぞれに沿って前記下地ボードに裏側から所
定深さで切込み又は切欠きが形成されて、それら2個所
の切込み又は切欠き部において前記下地ボードがタイル
とともに2段階に曲げられていることを特徴とする(請
求項2)。
【0011】本願の更に別の発明は、請求項1又は2に
おいて、前記下地ボードが所定厚みの断熱材を可撓性の
金属外皮で覆った形態を成していることを特徴とする
(請求項3)。
【0012】本願の更に別の発明は、請求項3におい
て、前記断熱材が発泡材から成っていることを特徴とす
る(請求項4)。
【0013】本願の更に別の発明は、請求項1,2,3
又は4において、前記タイルが厚み3〜5mmの薄いも
のとされていることを特徴とする(請求項5)。
【0014】本願の更に別の発明は、請求項3,4又は
5において、前記下地ボードの左右端部且つ裏面側端部
に、躯体側への止付片として、前記金属外皮を左右方向
に延出して成る鍔状片が縦方向に沿って連続的に形成さ
れていることを特徴とする(請求項6)。
【0015】本願の更に別の発明は、請求項1,2,
3,4,5又は6において、前記下地ボードの左右端面
に沿って、弾性を有する棒状の防水材が縦方向に且つ左
右に突出状に取り付けられていることを特徴とする(請
求項7)。
【0016】本願の更に別の発明は、請求項7におい
て、前記防水材が前記タイル間の目地と同色とされてい
ることを特徴とする(請求項8)。
【0017】請求項9の発明は、上記コーナー用タイル
張サイディングパネルを用いたタイル外壁構造に係るも
ので、請求項1,2,3,4,5,6,7又は8に記載
のコーナー用タイル張サイディングパネルを躯体のコー
ナー部に配置した上、前記鍔状片を釘等止具にて躯体側
に止め付けた上、所定厚みの断熱材を金属外皮で覆って
成る下地ボードの表面に複数のタイルを貼着した形態の
平形状のタイル張サイディングパネルを、該コーナー用
のタイル張サイディングパネルの隣接位置に配置した
上、前記鍔状片の上から前記躯体側に止め付けたことを
特徴とする。
【0018】請求項10の発明は、請求項9において、
前記コーナー用タイル張サイディングパネルとして請求
項7,8に記載のものを用いるとともに、前記平形状の
タイル張サイディングパネルの左右方向の端面を、前記
弾性を有する防水材に且つ該防水材を弾性変形させる状
態で押し当てて、それらコーナー用タイル張サイディン
グパネルと平形状タイル張サイディングパネルとの間を
水密にシールするとともに、該防水材にてタイル間の目
地を形成したことを特徴とする。
【0019】請求項11の発明は、請求項9又は10に
おいて、前記コーナー用タイル張サイディングパネル
を、横方向に屈曲状をなす棒状且つ弾性を有する防水材
を介して上下に継ぎ合わせていくとともに、前記平形状
のタイル張サイディングパネルを上下に相决り構造で継
ぎ合わせてタイル外壁を構築したことを特徴とする。
【0020】
【作用及び発明の効果】上記のように請求項1の発明
は、下地ボード表面にタイルを貼着して、これを下地ボ
ードに裏面側から入れた切込み又は切欠き部において表
面側又は裏面側に全体的に曲げてコーナー用タイル張サ
イディングパネルを構成したもので、本発明によれば、
下地ボードを予め所定の曲り形状に成形しなくて良く、
また曲り形状の下地ボードに対して役物タイルを貼着し
ていく必要もない。即ち、成形の段階では下地ボードを
平形状に成形することが可能であり、またタイル貼着に
際して平形状の下地ボード上にタイルを貼着することが
できる。
【0021】従って本発明によれば、曲り形状のコーナ
ー用タイル張サイディングパネルを安価に製造すること
ができるとともに、輸送,保管性も良好となすことがで
きる。
【0022】更に、1つのコーナー用タイル張サイディ
ングパネルにて出隅,入隅両方のコーナー部に対応する
ことができる。即ち、下地ボードに切込みを入れてパネ
ル全体を縦目地の部分で全体的に表面側に曲げれば入隅
用のコーナー用タイル張サイディングパネルとすること
ができるし、また下地ボードに切欠きを入れてパネル全
体を縦目地の部分に沿って裏面側に折り曲げれば出隅用
のコーナー用タイル張サイディングパネルとすることが
できる。
【0023】更に本発明によれば、図15に示すような
コーナーカバー212を用いる必要がないので、そのコ
ーナーカバー212によるタイル壁の美観の低下を防止
することができる。
【0024】請求項2の発明は、上記縦目地を少なくと
も2本形成するとともに、下地ボードに対して裏側から
2個所の縦目地に沿って切欠き又は切込みを入れ、それ
ら2個所の切欠き,切込み部において下地ボードをタイ
ルとともに全体的に曲げるようになしたものである。即
ち、下地ボードをタイルとともに2段階に曲げ変形させ
てコーナー用タイル張サイディングパネルを構成するも
のである。
【0025】例えば出隅用のコーナー用タイル張サイデ
ィングパネルを構成するに当って、1本の縦目地に沿っ
てのみ下地ボードに切欠き部を形成し、即ち1個所にの
み切欠き部を形成し、その1個所の切欠き部において下
地ボードをタイルとともに裏面側に曲げ変形させるとい
ったことも可能である。
【0026】この場合、出隅部が一般に90°の角度を
なしていることから、下地ボードをタイルとともに1個
所の縦目地に沿って90°の角度で折り曲げることとな
る。しかしながらこのようにした場合、下地ボードが急
角度で曲げられることとなるため同部に大きな歪が発生
し、経時的に同部分からクラックが発生したり、或いは
また下地ボード表面にメッキが施されている場合等にお
いて、そのメッキ層が局部的に大きく延びてしまい、発
銹の原因になるといった懸念がある。このようなことか
ら、特に出隅部が90°よりも鋭角に曲がっているよう
な場合、実際上その対応は難しいものとなる。
【0027】加えてこのように1本の縦目地に沿って1
個所でのみ下地ボードを曲げ変形させた場合、出隅部に
おける頂角部に沿って目地が位置することとなり、即ち
同部が部分的にタイルで仕上げられていない状態となる
ため、意匠的に見劣りするといった問題が生ずる。
【0028】しかるに本発明では、2本の縦目地に沿っ
て下地ボードを2個所で、即ち2段階に曲げ変形させる
ため、出隅部における頂角部にタイルを位置させ、同部
をタイルで仕上げた状態とすることができる。このため
意匠性を高めて美観,外観を良好となすことができる。
【0029】また本発明では2個所で、即ち2段階で下
地ボードを曲げ変形させるために1個所ごとの曲げ角度
を小さくでき、従って曲げによって下地ボードに発生す
る歪を小さくでき、同部からクラックが発生したり、発
銹したりするのを良好に抑制することができる。
【0030】また90°よりも鋭角に曲がった出隅部に
対しても現実的に対応することが可能となる。尚、本発
明は入隅部に対しても同様にして対応することが可能で
あり、この場合でも同様の効果を奏することができる。
【0031】本発明は、特に隣接する2本の縦目地に沿
って切欠き部,切込み部形成し、隣接する縦目地2個所
に沿って下地ボードを曲げ変形させるのが良い。このよ
うにした場合、丁度コーナー(頂角部)に当る位置に目
地が生成するのを防止して、同部の美観,外観をより良
好となすことができる。
【0032】請求項3の発明は、上記下地ボードを、所
定厚みの断熱材を可撓性の金属外皮で覆った形態となし
たもので、本発明によれば、下地ボードを極めて軽量化
することができるとともに、下地ボードに切込み又は切
欠きを入れた場合において、その金属外皮の可撓性に基
づいてこれを所望の角度に容易に曲げることができる。
【0033】請求項4の発明は、上記断熱材として発泡
材を用いたもので、本発明によれば、その発泡材が軽量
であることから下地パネル、ひいてはコーナー用タイル
張サイディングパネル全体を更に軽量化することができ
る。
【0034】請求項5の発明は、下地ボード表面に厚み
が3〜5mmの薄い陶磁製タイルを貼着してコーナー用
タイル張サイディングパネルを構成したもので、本発明
によれば、タイルが厚みの薄いものであることから、コ
ーナー用タイル張サイディングパネル全体の重量を更に
軽量化することができる。
【0035】請求項6の発明は、下地ボードの左右端部
且つ裏面側端部において上記金属外皮を左右方向に延出
して鍔状片を形成したもので、本発明によれば、その鍔
状片において釘等の止具によりコーナー用タイル張サイ
ディングパネルを躯体側に固定することができる。而し
てこの鍔状片は下地ボードの裏面側端部に形成された薄
いものであるため、平形状のタイル張サイディングパネ
ルをコーナー用タイル張サイディングパネルに隣接して
配置した場合において、その平形状のタイル張サイディ
ングパネルをその鍔状片の上側から躯体側に固定するこ
とができ、以て鍔状片の釘等による止付部を隠蔽状態と
することができ、コーナー用タイル張サイディングパネ
ルと平形状のタイル張サイディングパネルとの継合部の
美観を良好とすることができる。
【0036】請求項7の発明は、下地ボードの左右端面
に沿って棒状の防水材を縦方向に且つ左右に突出状に取
り付けたもので、本発明によれば、平形状のタイル張サ
イディングパネル、具体的には平形状のタイル張サイデ
ィングパネルの左右端面を、その棒状の防水材に押し当
てた状態とすることができ、これによりタイル張サイデ
ィングパネルを取り付けると同時にコーナー用のタイル
張サイディングパネルと平形状のタイル張サイディング
パネルとの間の防水を図ることができる。
【0037】請求項8の発明は、上記防水材をタイル間
の目地と同色となしたもので、本発明によれば、上記防
水材にてタイル間の目地と同様の色の目地を形成するこ
とができる。
【0038】請求項9の発明は、タイル外壁構造に係る
もので、この発明は、上記下地ボードの鍔状片の上から
平形状のタイル張サイディングパネルを躯体側に止め付
けるようになしたもので、本発明によれば、コーナー用
タイル張サイディングパネルにおける鍔状片の止付部
を、平形状のタイル張サイディングパネルにて隠蔽状態
とすることができ、釘等による止付部が外観上露出する
のを防止して、美観を良好となすことができる。
【0039】請求項10の発明は、平形状のタイル張サ
イディングパネルの左右端面を上記棒状の弾性を有する
防水材に対して押し当て、且つその防水材を弾性変形さ
せる状態で躯体側に止め付けるようになしたもので、本
発明によれば、その防水材にてコーナー用タイル張サイ
ディングパネルと平形状のタイル張サイディングパネル
との間を水密に且つパネル取付けと同時に防水シールす
ることができるとともに、その防水材にてタイル間の目
地を同時に形成することができる。
【0040】請求項11の発明は、コーナー用タイル張
サイディングパネルを棒状且つ屈曲状の、弾性を有する
防水材を介して上下に継ぎ合わせていくもので、本発明
によれば、コーナー用タイル張サイディングパネルにて
タイル外壁におけるコーナー部を容易に施工することが
できるとともに、上下のコーナー用タイル張サイディン
グパネル間の防水を図ることができ、同時にコーナー部
における横目地を形成することができる。
【0041】
【実施例】次に本発明を木造家屋のリフォームに適用し
た場合の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。図
2,図3において10は基礎、12は水切りであり、ま
た14は柱、16は木摺、18は既存のモルタル壁であ
る。20はモルタル壁18の外側に施された胴縁で、そ
の胴縁20の外側に平形状のタイル張サイディングパネ
ル22が配置され、胴縁20に固定されている。
【0042】24Aは出隅部に配置されたコーナー用タ
イル張サイディングパネルであって、平形状のタイル張
サイディングパネル22と同様に釘等止具26にて胴縁
20に固定されている。
【0043】図1(A)はコーナー用タイル張サイディ
ングパネル24Aを示したもので、図示のようにこのコ
ーナー用タイル張サイディングパネル24Aは、左右方
向中間部において全体が裏面側に90°の角度で折れ曲
がった形態をなしている。
【0044】この曲り形態の出隅用のコーナー用タイル
張サイディングパネル24Aは、図4に示す中間成形品
としての平形状のタイル張サイディングパネル24を折
り曲げて構成したものである。この中間成形品としての
平形状のタイル張サイディングパネル24は、所定厚み
(例えば3〜30mmの厚み)の軽量の下地ボード28
の表面に複数の陶磁製タイル30を貼着した形態のもの
で、左右方向の中間部において上端から下端にかけて延
びる縦目地32を有している。また上下に隣接するタイ
ル30とタイル30との間に横目地34を有している。
【0045】ここで下地ボード28は、図5に示してい
るようにポリウレタンフォーム等の断熱材としての発泡
材36の表面を、肉厚が0.2〜0.5mmの可撓性を
有する金属外皮38、例えばアルミニウム,アルミニウ
ム合金,鋼等の金属材からなる金属外皮38で包んだ形
態のもので軽量であり、またタイル30も板厚が3〜5
mmの薄いもので同じく軽量である。
【0046】この中間成形品としての平形状のタイル張
サイディングパネル24には、下地ボード28の左右端
部且つ裏面側端部において、金属外皮38を左右方向に
延出して成る鍔状片37が縦方向に沿って連続的に形成
されており、これら鍔状片37において釘等止具26に
より躯体側に止め付けられるようになっている。尚、こ
れら鍔状片37の表面には縦リブ39が形成されてい
る。
【0047】この中間成形品としての平形状のタイル張
サイディングパネル24には、また、左右端面に沿って
スポンジゴム等から成る、弾性を備えた棒状の防水材4
0が縦方向に沿って連続的に且つ左右方向に突出状に設
けられている。これら防水材40は、図5(B)に明ら
かに示しているようにその表面が下地ボード28の表面
と略面一となる状態で、下地ボード28に固定されてい
る。
【0048】この中間成形品としての平形状のタイル張
サイディングパネル24において、下地ボード28にそ
の裏面側から所定深さで、具体的には表面側の金属外皮
38に略至る深さでこれを上端から下端にかけて角度θ
(ここではθは90°。図4参照)の角度で切り欠いた
上、その切欠き部44において中間成形品としての平形
状のタイル張サイディングパネル24全体を縦目地32
に沿って全体的に裏面側に90°折り曲げることで前記
図1(A)に示す出隅用のコーナー用タイル張サイディ
ングパネル24Aを得ることができる(図6参照)。
【0049】一方、平面部に張付施工される平形状のタ
イル張サイディングパネル22の構成が図7,図8に示
してある。図示のようにこの平形状のタイル張サイディ
ングパネル22は、上記コーナー用タイル張サイディン
グパネル24Aと略同様の厚みを有する下地ボード50
の表面に、複数のタイル30を貼着したもので、各タイ
ル30の間に縦目地52及び横目地34を有している。
【0050】下地ボード50は、図8に示しているよう
に上記コーナー用タイル張サイディングパネル24Aと
同様、発泡材36を金属外皮38で包んだ形態のもの
で、金属外皮38を上向きに延出して成る鍔状片54が
上端部に沿って上向きに突出形成されており、この鍔状
片54において釘等止具26により躯体側、具体的には
胴縁20に止め付けられるようになっている。
【0051】この平形状のタイル張サイディングパネル
22は上下に相决り嵌合される構造となっていて、下地
ボード50の上端面に上向きに突出する嵌合突条56が
形成されており、また下端面には対応する形状の嵌合凹
部58が形成されている。そして上端の嵌合突条56が
上段の平形状のタイル張サイディングパネル22の下端
の嵌合凹部58に、また下端の嵌合凹部58が下段の嵌
合突条56にそれぞれ嵌合するようになっている(図3
参照)。
【0052】次に本例のタイル外壁の構造を施工手順と
ともに説明する。本例においては、先ず出隅部にコーナ
ー用タイル張サイディングパネル24Aを配置した上、
これを鍔状片37において釘等止具26にて胴縁20に
固定する。
【0053】尚、本例においては所定上下寸法のコーナ
ー用タイル張サイディングパネル24Aを上下に継ぎ足
していくことで、出隅部全体を施工することができる。
この場合において、図3に示すように出隅部の曲り形状
に対応した角度で屈曲する棒状の防水材60を介してコ
ーナー用タイル張サイディングパネル24Aを上下に継
ぎ足していくことができ、このようにすることによっ
て、コーナー用タイル張サイディングパネル24Aを止
め付けると同時に、上下のコーナー用タイル張サイディ
ングパネル24A間を防水シール構造とすることがで
き、別途にシーリング作業を行うことを省略することが
できる。
【0054】さて、出隅部にコーナー用タイル張サイデ
ィングパネル24Aを固定した後、これに隣接して平形
状のタイル張サイディングパネル22を配置し、これを
躯体側に固定する。このとき、平形状のタイル張サイデ
ィングパネル22をコーナー用タイル張サイディングパ
ネル24Aの鍔状片37の上に重ねるように配置すると
ともに、図5(B)に示しているように左右端面をコー
ナー用タイル張サイディングパネル24Aの防水材40
に、且つその端面が下地ボード28の対応する左右端面
に略当接するまでこれを横方向に一定寸法弾性変形させ
る状態に押し当て、その状態で上向きの鍔状片54にお
いて釘等止具26によりこれを躯体側、具体的には胴縁
20に止め付ける。而して本例においては、図5(B)
中lの寸法が平形状のタイル張サイディングパネル22
における縦の目地幅52と同じとなるように選定されて
いる
【0055】尚、各タイル張サイディングパネル24
A,22において、タイル30と30との間の目地3
2,34,52を所定の色に着色しておくことができ、
そして防水材40もこれと同色に着色しておくことで、
かかる防水材40によってタイル30間の目地32,3
4,52を構成することができる。
【0056】即ち、平形状のタイル張サイディングパネ
ル22を防水材40に押し当てた状態で躯体側に固定す
ることにより、コーナー用タイル張サイディングパネル
24Aと平形状のタイル張サイディングパネル22との
間を同時に防水処理することができるとともに、目地形
成することができる。この平形状のタイル張サイディン
グパネル22を上下に相决り嵌合させつつ、下段から順
時上向きに継ぎ足して行くことで、平面部のタイル外壁
を構築することができる。
【0057】上記説明から明らかなように、本例によれ
ば、出隅部に対応した屈曲形状のタイル張サイディング
パネル24Aを得るに際して、下地ボード28の成形時
にこれを予め所定の曲り形状に成形しておかなくても良
く、また曲り形状の役物タイルを用意しておくといった
ことも必要でない。ただ単に中間成形品としての平形状
のタイル張サイディングパネル24の下地ボード28に
切欠きを入れて、これを全体的に裏面側に折り曲げるの
みで簡単に出隅部用のコーナー用タイル張サイディング
パネル24Aを得ることができる。
【0058】従って本例によれば、出隅部用のコーナー
用タイル張サイディングパネル24Aを製造するに当っ
て製造コストを安価とすることができるとともに、輸送
や保管性を良好とすることができる。
【0059】また本例においては、コーナー用タイル張
サイディングパネル24Aにおける下地ボード28が、
発泡材36を金属外皮38で包んだ形態のものとされて
いるため、下地ボード28及びタイル張サイディングパ
ネル24A全体を極めて軽量化することができ、木造住
宅のリフォーム用として好適に用いることができる。ま
た下地ボード28が発泡材36を金属外皮38で包んだ
形態であるために、切欠きの形成及びその切欠き部44
における曲げ変形を容易に行うことができる。
【0060】加えて本例においては、タイル30として
厚みの薄いものが用いられているために、コーナー用タ
イル張サイディングパネル24A全体を更に軽量化する
ことができる。
【0061】本例においては、また、平面部に配置され
る平形状のタイル張サイディングパネル22もコーナー
用タイル張サイディングパネル24Aと同様の形態、即
ち発泡材36を金属外皮38で包んだ形態の下地ボード
50に、厚みの薄いタイル30を貼着した形態とされて
おり、平面部に配置されるタイル張サイディングパネル
22もまた極めて軽量化することができる。
【0062】そしてこれら平面部のタイル張サイディン
グパネル22とコーナー用タイル張サイディングパネル
24Aとを組み合わせることによって、木造住宅におけ
るタイル外壁を施工性良く構成することができ、外壁に
タイル壁特有の美観,高級感を付与することができる。
【0063】また本例においては、コーナー用及び平面
部用のタイル張サイディングパネル24A及び22を釘
打ち等にて簡単に躯体側に固定することができるととも
に、それら釘打部分等を隣接するタイル張サイディング
パネルによって隠蔽状態とすることができ、良好な美観
で外壁を仕上げることができる。
【0064】上記実施例では、中間成形品としての平形
状のタイル張サイディングパネル24を全体的に裏面側
に90°に折り曲げることによって、出隅部用のコーナ
ー用タイル張サイディングパネル24Aを得ているが、
同じタイル張サイディングパネル24を用いて入隅部用
のコーナー用タイル張サイディングパネル24B(図1
(B)参照)を得ることもできる。
【0065】具体的には、中間成形品としてのタイル張
サイディングパネル24の下地ボード28に、縦目地3
2の裏側において切込みを入れ、そしてその切込み部4
6(図4,図5,図9参照)においてパネル全体を縦目
地32に沿って表面側に90°に曲げることで、入隅部
用のコーナー用タイル張サイディングパネル24Bを得
ることができる。
【0066】即ち、工場の生産段階では中間成形品とし
て共通の且つ平形状のタイル張サイディングパネル24
のみを製造するだけで良く、そのタイル張サイディング
パネル24を用いて出隅コーナー部或いは入隅コーナー
部何れにも対応することができる。而してその中間成形
品としてのタイル張サイディングパネル24は、平形状
を成しているためにその製造を安価且つ容易に行うこと
ができる。
【0067】次に図10〜図13は本発明の更に他の実
施例を示している。図12において、70Aは上例とは
異なる形態の出隅部用のコーナー用タイル張サイディン
グパネルで、後面開放形状の金属外皮38の裏面側に断
熱材としての発泡材36を固着して下地ボード28を形
成し、その表面に複数のタイル30,72を貼着した形
態をなしている。尚、左右両端部に鍔状部37、棒状の
弾性を有する防水材40が設けられている点は上記実施
例と同様である。
【0068】本例のコーナー用タイル張サイディングパ
ネル70Aは、表面側に2本の縦目地32を有してお
り、それら縦目地32のそれぞれの左右両側にタイル3
0及び72が配列されている。而して2本の縦目地32
の間のタイル72は、その左右両側のタイル30よりも
左右方向幅の小さいものとされている。尚、タイル30
は上記平形状のタイル張サイディングパネル22におけ
るタイル30と同幅(左右方向幅)のものである。
【0069】このコーナー用タイル張サイディングパネ
ル70Aは、図13に示しているように中間成形品とし
ての平形状のタイル張サイディングパネル70を折り曲
げて構成したものである。即ち、この中間成形品として
のタイル張サイディングパネル70において、下地ボー
ド28に対して裏面側から2本の縦目地32のそれぞれ
に沿って縦方向に連続して且つ金属外皮38に至る深さ
で切欠き部44を形成し、そして中間成形品としてのタ
イル張サイディングパネル70を2個所の切欠き部44
において裏側に2段階に折り曲げることで、コーナー用
タイル張サイディングパネル70Aを得ることができ
る。
【0070】但し本例においてパネルは各縦目地32の
それぞれにおいて1個所ごとに45°の角度で折り曲げ
られており、それらを合わせたパネル全体の折曲げ角度
が90°の角度をなしている。即ち、本例においてパネ
ルは各縦目地32の部分において図13(III)で示す
角度θ2がそれぞれ45°となるように折り曲げられ、
全体としての角度θ1が90°となされている。
【0071】図10はこのコーナー用タイル張サイディ
ングパネル70Aを用いた施工状態を示すもので、基本
的には上記実施例と同様である。但し本例では防水材7
4がコーナー用タイル張サイディングパネル70Aに対
応した屈曲形状をなしている。
【0072】本例においては、隣接する2本の縦目地3
2に沿ってパネルを2個所で、即ち2段階に曲げている
ため、図10及び図11に明らかに示しているように出
隅部の丁度コーナー位置(頂角部)にタイル72を位置
させ、同部をタイルで仕上げた状態とすることができ
る。これによりタイル外壁の出隅コーナー部の意匠性を
高めて美観,外観を良好となすことができる。
【0073】またこのように2段階にパネルを曲げ変形
させているために1個所ごとの曲げ角度を小さくでき、
従って曲げによって下地ボード28、具体的には金属外
皮38に発生する歪を小さくでき、同部からクラックが
発生したり、発銹したりするのを良好に抑制することが
できる。
【0074】加えて本例では、相隣合う縦目地32の間
のタイル72として左右方向幅の小さいものを用いてい
るため、2個所の縦目地32の部分においてパネルを折
り曲げた場合であっても、違和感のない美しいタイル壁
出隅部を構成することができる。
【0075】図14は90°よりも鋭角をなす出隅部に
対してタイル張サイディングパネル70Aを適用した場
合の例を示したもので、図に示しているようにこのコー
ナー用タイル張サイディングパネル70Aの場合、1個
所ごとの折曲げ角度が小さいことから、かかる鋭角的な
コーナー部に対しても現実的に対応することができる。
【0076】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示である。例えば図1〜9に示す例では各タ
イル張サイディングパネル24A,24B及び22にお
ける下地ボード28,50を、発泡材36を全体的に金
属外皮38にて包んだ形態としているが、裏面側が開口
した形状の金属外皮の内部に発泡材36等の断熱材を充
填し、そしてその金属外皮の裏面をそのまま開口状態と
しておくこと、又は別の裏面材にて閉鎖した形態とする
こと、更には図10〜14の実施例において、タイル張
サイディングパネル70Aの裏面を金属外皮或いは別の
裏面材にて閉鎖した形態とすることも可能である。また
図10〜14の実施例におけるコーナー用タイル張サイ
ディングパネル70Aを入隅部に適用することも可能で
ある。
【0077】その他本発明は木造住宅のリフォームに用
いて好適なものであるが、他の住宅のリフォーム用とし
て或いは新築用として用いることももとより可能である
など、その主旨を逸脱しない範囲において様々な変更を
加えた形態・態様で構成・実施可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるコーナー用タイル張サ
イディングパネルを示す斜視図である。
【図2】図1のタイル張サイディングパネルを用いたタ
イル外壁の施工例を示す図である。
【図3】図2に示すタイル外壁を、各タイル張サイディ
ングパネルに分解して示す図である。
【図4】図1のコーナー用タイル張サイディングパネル
を得る前段階のタイル張サイディングパネルを示す図で
ある。
【図5】図4のタイル張サイディングパネルの平面断面
構成及び左右方向端部の要部断面を示す図である。
【図6】図4のタイル張サイディングパネルから図1
(A)のタイル張サイディングパネルを得る方法の説明
図である。
【図7】図2及び図3における平面部のタイル張サイデ
ィングパネルを示す斜視図である。
【図8】図7のタイル張サイディングパネルの断面図で
ある。
【図9】図4のタイル張サイディングパネルから図1
(B)のタイル張サイディングパネルを得る方法の説明
図である。
【図10】本発明の他の実施例であるコーナー用タイル
張サイディングパネルを用いたタイル外壁の施工例を示
す図である。
【図11】図10における要部の断面図である。
【図12】図10,11におけるコーナー用タイル張サ
イディングパネル単体の斜視図である。
【図13】図12のタイル張サイディングパネルを得る
方法の説明図である。
【図14】図12に示す形態のタイル張サイディングパ
ネルを鋭角的な出隅部に適用した場合の例を示す図であ
る。
【図15】従来の外壁構造の一例を示す図である。
【図16】従来コーナー用として用いられている役物タ
イルを示す図である。
【符号の説明】
22 平形状のタイル張サイディングパネル 24A,24B,70A コーナー用タイル張サイディ
ングパネル 26 止具 28,50 下地ボード 30,72 タイル 32 縦目地 36 発泡材 37,54 鍔状片 38 金属外皮 40,60,74 防水材 44 切欠き部 46 切込み部 56 嵌合突条 58 嵌合凹部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下地ボードの表面に複数のタイルが縦目
    地の左右両側において所定配列で貼着された形態のタイ
    ル張サイディングパネルであって前記下地ボードに、そ
    の裏側から所定深さで切込み又は切欠きが前記縦目地に
    沿って縦方向に形成され、それら切込み又は切欠き部に
    おいて該下地ボードが前記タイルとともに表面側又は裏
    面側に全体的に所定角度で曲げられたことを特徴とする
    コーナー用タイル張サイディングパネル
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記縦目地が少なく
    とも2本形成されており、2個所の該縦目地のそれぞれ
    に沿って前記下地ボードに裏側から所定深さで切込み又
    は切欠きが形成されて、それら2個所の切欠き又は切込
    み部において前記下地ボードがタイルとともに2段階に
    曲げられていることを特徴とするコーナー用タイル張サ
    イディングパネル。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記下地ボー
    ドが、所定厚みの断熱材を可撓性の金属外皮で覆った形
    態を成していることを特徴とするコーナー用タイル張サ
    イディングパネル。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記断熱材が発泡材
    から成っていることを特徴とするコーナー用タイル張サ
    イディングパネル。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3又は4において、前記
    タイルが厚み3〜5mmの薄いものとされていることを
    特徴とするコーナー用タイル張サイディングパネル。
  6. 【請求項6】 請求項3,4又は5において、前記下地
    ボードの左右端部且つ裏面側端部に、躯体側への止付片
    として、前記金属外皮を左右方向に延出して成る鍔状片
    が縦方向に沿って連続的に形成されていることを特徴と
    するコーナー用タイル張サイディングパネル。
  7. 【請求項7】 請求項1,2,3,4,5又は6におい
    て、前記下地ボードの左右端面に沿って、弾性を有する
    棒状の防水材が縦方向に且つ左右に突出状に取り付けら
    れていることを特徴とするコーナー用タイル張サイディ
    ングパネル。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記防水材が前記タ
    イル間の目地と同色とされていることを特徴とするコー
    ナー用タイル張サイディングパネル。
  9. 【請求項9】 請求項1,2,3,4,5,6,7又は
    8に記載のコーナー用タイル張サイディングパネルを躯
    体のコーナー部に配置した上、前記鍔状片を釘等止具に
    て躯体側に止め付けた上、所定厚みの断熱材を金属外皮
    で覆って成る下地ボードの表面に複数のタイルを貼着し
    た形態の平形状のタイル張サイディングパネルを、該コ
    ーナー用のタイル張サイディングパネルの隣接位置に配
    置した上、前記鍔状片の上から前記躯体側に止め付けた
    ことを特徴とするタイル外壁構造。
  10. 【請求項10】 請求項9において、前記コーナー用タ
    イル張サイディングパネルとして請求項7又は8に記載
    のものを用いるとともに、前記平形状のタイル張サイデ
    ィングパネルの左右方向の端面を、前記弾性を有する防
    水材に且つ該防水材を弾性変形させる状態で押し当て
    て、それらコーナー用タイル張サイディングパネルと平
    形状タイル張サイディングパネルとの間を水密にシール
    するとともに、該防水材にてタイル間の目地を形成した
    ことを特徴とするタイル外壁構造。
  11. 【請求項11】 請求項9又は10において、前記コー
    ナー用タイル張サイディングパネルを、横方向に屈曲状
    をなす棒状且つ弾性を有する防水材を介して上下に継ぎ
    合わせていくとともに、前記平形状のタイル張サイディ
    ングパネルを上下に相决り構造で継ぎ合わせてタイル外
    壁を構築したことを特徴とするタイル外壁構造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008081944A (ja) * 2006-09-26 2008-04-10 Kubota Matsushitadenko Exterior Works Ltd 壁の出隅コーナー役物及びその製造方法
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