JP2001040856A - タイル壁 - Google Patents

タイル壁

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JP2001040856A
JP2001040856A JP11213990A JP21399099A JP2001040856A JP 2001040856 A JP2001040856 A JP 2001040856A JP 11213990 A JP11213990 A JP 11213990A JP 21399099 A JP21399099 A JP 21399099A JP 2001040856 A JP2001040856 A JP 2001040856A
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JP
Japan
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base plate
corner
tile
tile wall
front surface
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Pending
Application number
JP11213990A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Takada
利博 高田
Motohiro Nakamura
元博 中村
Nobuyoshi Suzuki
信義 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 出隅の美感が良好であると共に、施工も容易
なタイル壁を提供する。 【解決手段】 出隅に柱30が立設され、防水紙32が
張りめぐらされ、縦胴縁34が柱30に釘打ち固定さ
れ、この縦胴縁34に下地板10が釘36によって固定
されている。この出隅の左右の下地板10,10間の空
間部がコーナー用ジョイナ50によって隠蔽されてい
る。ジョイナ50は例えば合成樹脂や金属などにより形
成される。このジョイナ50のフロント側のL形片52
の前面は、下地板10の前面と同色となっている。横目
地は空目地となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タイルを下地板の
凸部に掛止させたタイル壁に係り、特に空目地タイプの
タイル壁に関する。詳しくは、該タイル壁の出隅構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8の如く、前面から突出した凸部12
を有した下地板10を建築物躯体に設け、この凸部12
にタイル裏面の凹部22を掛止させてタイル20を取付
施工したタイル壁は周知である。なお、図示はしないが
下地板10とタイル20とは接着剤によって接着され
る。
【0003】このようなタイル壁において、上下に隣接
するタイル同士の間に下地板が透視されるように目地間
隙をあけ、且つ該目地間隙に目地材を充填しないで空目
地にしておく空目地構造も広く採用されている。この空
目地タイル壁によると、目地が深いので奥行きの深い立
体感に富む高級なタイル壁が得られる。なお、下地板は
このように透視されるところから、塗装や筋付け、エン
ボス等の表面加飾が行われている。
【0004】このような空目地タイプのタイル壁の出隅
の納まりの従来例について図6,7を参照して次に説明
する。
【0005】出隅に柱30が立設され、縦胴縁32が釘
打ち等により該柱30に固定されている。なお、縦胴縁
32と柱30との間には防水紙34が介在されている。
この縦胴縁32に対し下地板10が釘36によって固定
される。出隅の角縁に臨む下地板10の側端面(木端
面)等を隠すと共に防水を図るために、この下地板10
の側端面同士の間にシーリング材38が充填される。図
示の通り、このシーリング材38は水平断面が三角形と
なるように充填される。このため、シーリング材38の
前面側に空隙が生じる。
【0006】この出隅については、L字形の役物タイル
40が取付施工される。この役物タイル40も前記タイ
ル20と同様に下地板10の凸部12に掛止され、且つ
接着剤が固定される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の空目地タイ
プのタイル壁の出隅にあっては、上下に隣接するタイル
40同士の間の目地(横目地)を通してシーリング材3
8が見えると共に、このシーリング材38の前面の空隙
が目立ち、美感に劣る。また、このシーリング材38を
かなり多量に付着させる必要があるところから施工に手
間がかかる。
【0008】本発明は、このような問題点を解決し、施
工効率が良く、しかも仕上り後の美感、意匠性にも優れ
たタイル壁の出隅構造を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1)のタ
イル壁は、前面から突出するタイル掛止用の凸部を有し
た下地板にタイル裏面の凹部を掛止し、且つ上下のタイ
ル相互間の横目地を空目地とし下地板が透視されるよう
にしたタイル壁であって、タイル壁の出隅を挟んで左右
の下地板の側辺部が出隅の角縁に沿って配置されている
タイル壁において、該左右の下地板の側辺部の前面に重
なり合うL字形の水平断面形状のコーナー用ジョイナが
設置され、該ジョイナによって該左右の下地板同士の間
の空間部が隠蔽されており、該ジョイナの前面が該左右
の下地板の前面部分と同色となっていることを特徴とす
るものである。
【0010】かかるタイル壁にあっては、コーナー用ジ
ョイナによって出隅両側の下地板同士の間の空間部が隠
蔽されており、しかもこのジョイナの前面が左右の下地
板の前面部分と同色となっているので、見栄えがきわめ
て良い。また、シーリング材が不要であり、施工効率も
良い。
【0011】このタイル壁にあっては、出隅に柱が配置
され、該柱に縦胴縁が取り付けられ、該縦胴縁に前記下
地板が取り付けられており、前記ジョイナは該縦胴縁に
固定された基端部を有していることが好ましい(請求項
2)。
【0012】本発明(請求項3)のタイル壁は、前面か
ら突出するタイル掛止用の凸部を有した下地板にタイル
裏面の凹部を掛止し、且つ上下のタイル相互間の横目地
を空目地とし下地板が透視されるようにしたタイル壁で
あって、該出隅に柱が配置され、該柱に縦胴縁が取り付
けられ、該縦胴縁に該下地板が取り付けられているタイ
ル壁において、該左右の下地板の側辺部が出隅の角縁か
ら所要距離だけ離隔しており、該縦胴縁の出隅の角縁に
被さるL字形水平断面形状のコーナー材を取り付け、該
コーナー材の前面を隣接する該下地板の前面を面一状と
し、且つ該下地板の前面と同色としたことを特徴とする
ものである。
【0013】かかるタイル壁にあっても、左右の下地板
と面一状に配置されたコーナー材の前面が左右の下地板
の前面と同色となっており、見栄えがきわめてよい。
【0014】このタイル壁にあっては、コーナー材と隣
接下地板との間の間隙にシーリング材が周囲と面一状に
充填されていることが好ましい(請求項4)。
【0015】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して実施の形態に
ついて説明する。図1は実施の形態に係るタイル壁の出
隅の斜視図、図2は同水平断面図、図3はコーナー用ジ
ョイナの斜視図である。
【0016】図6,7と同様に、出隅に柱30が立設さ
れ、防水紙32が張りめぐらされ、縦胴縁34が柱30
に釘打ち固定され、この縦胴縁34に下地板10が釘3
6によって固定されている。
【0017】この出隅の左右の下地板10,10間の空
間部がコーナー用ジョイナ50によって隠蔽されてい
る。
【0018】図3の通り、このジョイナ50はフロント
側のL形片52とバック側のL形片54と、これらのL
形片52,54同士をつなぐ連結片56とを有してい
る。図示の通り、連結片56はL形片52の隅角部とL
形片54の突角部とをつなぐように設けられている。こ
のジョイナ50は例えば合成樹脂や金属などにより形成
される。このジョイナ50のフロント側のL形片52の
前面は、下地板10の前面と同色となっている。この色
としては、黒、暗褐色、ダークグレー、グレー、白など
が好ましい。なお、下地板10の全体をこの色としても
よく、タイル間の横目地が臨む横目地対応部分だけをこ
の色としてもよい。
【0019】図2に明示の通り、このジョイナ50のバ
ック側のL形片54を縦胴縁32,32に重ね合わせ、
該バック側L形片54とフロント側L形片52との間に
下地板10が差し込まれる。そして、この下地板10を
釘36によって柱30に固定することにより、併せてジ
ョイナ50も柱30に固定される。フロント側L形片5
2は下地板10の前面に重ね合わされる。このフロント
側L形片52の厚みは0.5〜2.0mm程度と薄いも
のになっている。
【0020】この実施の形態のその他の構成は前記図6
〜8と同じであり、同一符号は同一部分を示している。
図示の通り、横目地は空目地となっている。
【0021】このように構成されたタイル壁にあって
は、出隅を挟んだ左右の下地板10,10間の空間部が
ジョイナ50のフロント側L形片52によって隠蔽さ
れ、且つこのL形片52の前面が下地板10の前面と同
色であるため、見栄えが良い。また、シーリング材が無
く、施工も容易であり、施工工期も短くて済む。
【0022】図4,5は別の実施の形態に係るタイル壁
の出隅の斜視図と水平断面図である。
【0023】この実施の形態にあっては、下地板10の
側辺は出隅の角縁から若干(例えば5〜20mm程度)
離隔しており、縦胴縁32の突角部及びその近傍が下地
板10によって被われていない。この縦胴縁32の突角
部及びその近傍を覆うようにコーナー材60が取り付け
られている。このコーナー材60は接着剤又は適宜の金
具によって縦胴縁32に取り付けられる。この金具を採
用するときには、コーナー材60にスリット(図示略)
を設けておき、このスリットに金具を差し込み、該金具
を縦胴縁32に固定すればよい。
【0024】このコーナー材60と左右の下地板との間
の隙間にはシーリング材64が充填される。このコーナ
ー材60は裏側に切欠部62を有した略L字形断面形状
のものであり、この切欠部62が縦胴縁32の突角部に
重ね合わされている。このコーナー材60の前面は、左
右の下地板10の前面と略面一状となっている。このコ
ーナー材60の前面は下地板10の前面と同色となって
いる。このタイル壁のその他の構造は図1,2と同じで
ある。
【0025】このタイル壁においては、出隅を挟んで左
右の下地板10の側端面同士の間の空間部の大部分がコ
ーナー材60で占められており、且つ最も目立つ突角部
がコーナー材60で構成されているので、見栄えがよ
い。また、シーリング材64が用いられているが、狭い
隙間に充填されているので、充填作業は容易である。
【0026】
【発明の効果】以上の通り、本発明のタイル壁は、出隅
の美感が良好であると共に、施工も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態を示す斜視図である。
【図2】図1の実施の形態を示す断面図である。
【図3】ジョイナの斜視図である。
【図4】別の実施の形態を示す斜視図である。
【図5】図4の実施の形態を示す断面図である。
【図6】従来例を示す斜視図である。
【図7】図6の従来例を示す断面図である。
【図8】空目地タイプのタイル壁の縦断面図である。
【符号の説明】
10 下地板 12 凸部 20 タイル 22 凹部 30 柱 32 縦胴縁 34 防水紙 36 釘 38 シーリング材 40 タイル 50 ジョイナ 52 フロント側L形片 54 バック側L形片 56 連結片 60 コーナー材 64 シーリング材
フロントページの続き (72)発明者 鈴木 信義 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 Fターム(参考) 2E110 AA14 AA42 AA57 AB04 AB22 AB27 BA13 BA24 CA23 CC02 CC12 CC13 CC16 CC17 DA15 DA16 DC03 DC06 DC15 DD09 GA32Y GA33W GA33Y GA36Z GB01Z GB28W GB42Z

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面から突出するタイル掛止用の凸部を
    有した下地板にタイル裏面の凹部を掛止し、且つ上下の
    タイル相互間の横目地を空目地とし下地板が透視される
    ようにしたタイル壁であって、 タイル壁の出隅を挟んで左右の下地板の側辺部が出隅の
    角縁に沿って配置されているタイル壁において、 該左右の下地板の側辺部の前面に重なり合うL字形の水
    平断面形状のコーナー用ジョイナが設置され、該ジョイ
    ナによって該左右の下地板同士の間の空間部が隠蔽され
    ており、 該ジョイナの前面が該左右の下地板の横目地対応部分と
    同色となっていることを特徴とするタイル壁。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記出隅に柱が配置
    され、該柱に縦胴縁が取り付けられ、該縦胴縁に前記下
    地板が取り付けられており、前記ジョイナは該縦胴縁に
    固定された基端部を有していることを特徴とするタイル
    壁。
  3. 【請求項3】 前面から突出するタイル掛止用の凸部を
    有した下地板にタイル裏面の凹部を掛止し、且つ上下の
    タイル相互間の横目地を空目地とし下地板が透視される
    ようにしたタイル壁であって、 該出隅に柱が配置され、該柱に縦胴縁が取り付けられ、
    該縦胴縁に該下地板が取り付けられているタイル壁にお
    いて、 該左右の下地板の側辺部が出隅の角縁から所要距離だけ
    離隔しており、 該縦胴縁の出隅の角縁に被さるL字形水平断面形状のコ
    ーナー材を取り付け、該コーナー材の前面と隣接する該
    下地板の前面とを面一状とし、且つ該下地板の横目地対
    応部分と同色としたことを特徴とするタイル壁。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記コーナー材と隣
    接下地板との間の間隙にシーリング材が周囲と面一状に
    充填されていることを特徴とするタイル壁。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009287284A (ja) * 2008-05-29 2009-12-10 Inax Corp 出隅構造及び出隅部材
CN112780041A (zh) * 2021-01-28 2021-05-11 辽宁金铠厦科技有限公司 一种装配饰面板浇筑保温料一体化外墙保温系统

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