JPH11130882A - ヤーンプリプレグおよびその製造方法 - Google Patents

ヤーンプリプレグおよびその製造方法

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JPH11130882A
JPH11130882A JP29524797A JP29524797A JPH11130882A JP H11130882 A JPH11130882 A JP H11130882A JP 29524797 A JP29524797 A JP 29524797A JP 29524797 A JP29524797 A JP 29524797A JP H11130882 A JPH11130882 A JP H11130882A
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yarn
width
resin
fiber bundle
prepreg
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JP29524797A
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Shoji Yamane
祥司 山根
Atsushi Ozaki
篤 尾崎
Takahisa Ishida
貴久 石田
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】適正な幅と厚みの比を有し、幅精度が高く端部
の繊維が切断されていないヤーンプリプレグを提供する
ことによって、高次加工性に優れ、かつ硬化後の成形体
の品位、引張強さ及び衝撃後の圧縮強さが高いヤーンプ
リプレグおよびその製造方法を提供する。 【解決手段】補強用繊維束とマトリックス樹脂からな
り、プリプレグの幅が平均1〜50mmであるヤーンプ
リプレグにおいて、その幅が標準偏差で0.3mm以下
であり、エッジ部の繊維が実質的に切断されておらず、
幅と厚みが下記式を満足することを特徴とするヤーンプ
リプレグ。 f/8000≦d≦f/2400 (但し、d:プリプレグの幅(mm)、f:炭素繊維束
中のフィラメント数で3,000〜500,000の範
囲である)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、繊維強化樹脂複合
材料用の素材として好適なヤーンプリプレグおよびその
製造方法に関する。特に、本発明は複数本のヤーンプリ
プレグを並列して使用しテープ状に積層することにより
成形体を得る、いわゆるファイバープレスメント用の素
材として好適なヤーンプリプレグおよびその製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】補強用繊維とマトリックス樹脂からなる
繊維強化複合材料は、力学特性、耐蝕性などが優れてい
ることから、航空・宇宙、スポーツ、土木・建築などの
一般産業用分野で広く用いられており、これまでにも様
々な樹脂、特に種々な組成のエポキシ樹脂と様々な性質
を有する補強繊維の組み合わせによるプリプレグ、中間
素材、複合材料が提案されている。補強繊維としては、
強度、弾性率、取り扱い性、コストの面からガラス繊
維、また特に炭素繊維が好適に使用される。
【0003】炭素繊維強化複合材料は、代表的には中間
素材としてマトリックス樹脂が硬化していない状態のい
わゆるプリプレグとして提供される。プリプレグは一般
にシート状をしており、シート平面の中で連続繊維が一
方向に配列したものや、連続繊維織物になったもの、不
連続繊維を任意の方向に配列させたものなど、目的に応
じて様々な補強形態のものがある。
【0004】上記シート状のプリプレグ以外に、炭素繊
維フィラメントが一方向に配列した連続繊維束に樹脂を
含浸させた、いわゆるヤーンプリプレグと呼ばれるもの
がある。このヤーンプリプレグは、通常のプリプレグで
は適用困難な用途、例えば橋梁用ケーブルやプレストレ
スドコンクリートの緊張材として、予め定められた本数
を合糸又は合撚し、線状のロープに形成して使用され
る。
【0005】また、ヤーンプリプレグは、特に通常の方
法では困難な複雑な形状や、厚ものの成形体を製造する
際のフィラメントワインド用部材としても好適に使用さ
れる。
【0006】近年、ファイバープレスメントと呼ばれる
方法によって、複数本のヤーンプリプレグを引き揃えて
テープ状とし、比較的複雑な形状のマンドレル面に配置
し、成形体を得る方法が開発されている。
【0007】フィラメントワインドやファイバープレス
メント用途に使用するヤーンプリプレグは、特に複数本
の糸条を揃えて一度にマンドレル状に配列するため、そ
の寸法精度、特に幅のばらつきを小さく押さえる必要が
ある。ヤーンプリプレグの幅がばらついて標準より小さ
い部分では、隣接する糸条との間に空隙(ギャップ)を
生じるし、また逆に大きい部分では重なりを生じて成形
体の品位が低下する問題がある。
【0008】従来、このような用途には幅がほぼ150
mm以下、特に好ましくは幅が30mm以下のプリプレ
グが用いられている。通常幅精度が良好な製品を得るた
め、一旦幅が150mm以上のプリプレグを作製した
後、それを所定の幅に切断して製造されていた。しかし
ながら、この方法によると、切断時に左右にいわゆる耳
ロスを生じるほか、切断端に存在する補強繊維が切断さ
れて品位が低下したり、力学的特性が不十分であるなど
の問題を生じた。また、スリット時にプリプレグが経時
変化したり、原料プリプレグの目付斑に起因するプリプ
レグの目付斑、樹脂含有率斑を防止することが困難であ
るうえ、切断時のトラブルや、長尺ものを得る際に発生
するプリプレグ同士の継ぎ目などの問題が避けられなか
った。
【0009】また、1〜数本の補強繊維に樹脂を湿式又
はホットメルトで供給し、含浸させてヤーンプリプレグ
にする方法が試みられている。この方法によれば、繊維
目付、樹脂目付の良好なヤーンプリプレグが得られる
が、幅精度が劣っていた。
【0010】近年炭素繊維の低コスト化が図られた結
果、フィラメント数が10,000を超える太糸条の炭
素繊維が上市され、このような炭素繊維を使用したヤー
ンプリプレグが検討されている。太糸条の炭素繊維にマ
トリックス樹脂を均一に含浸させるには、通常、開繊処
理などにより糸条を薄く拡げた後に樹脂を付着させて、
糸条の厚み方向に樹脂を移動しやすくする方法を採用す
ることが一般的である。また、特開平8−73630号
公報のように、繊維への含浸性を向上させるため、繊維
を横方向に移動させる工夫も見られる。しかし、かかる
方法によって得られた広幅のヤーンプリプレグは、必要
以上に広幅であると、複合材料を製造する場合に、ヤー
ンプリプレグを引き揃える工程のガイド部などでよじれ
や幅方向の畳み込みが起こりやすくなる。また幅の均一
性が劣る等の問題があった。その結果として、複合材料
における品位、機械特性、特に重要であるとされる引張
強さ発現率が低くなり、改良が必要であった。とくに複
数の繊維束を平行で使用するファイバープレスメント用
途では、繊維束の幅が変動すると重なりや隙間を生じる
問題があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、適正
な幅と厚みの比を有し、幅精度が高いヤーンプリプレグ
を提供することによって、高次加工性に優れ、かつ硬化
後の成形体の品位、引張強さ及び衝撃後の圧縮強さが高
いヤーンプリプレグおよびその製造方法を提供すること
にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のヤーンプリプレ
グは、上記目的を達成するために次の構成を有する。
【0013】補強用繊維束とマトリックス樹脂からな
り、プリプレグの幅が平均1〜150mmであるヤーン
プリプレグにおいて、その幅が標準偏差で0.3mm以
下であり、エッジ部の繊維が実質的に切断されておら
ず、幅と厚みが下記式を満足することを特徴とするヤー
ンプリプレグ。
【0014】f/8000≦d≦f/2400 (但し、d:プリプレグの幅(mm)、f:炭素繊維束
中のフィラメント数で3,000〜500,000の範
囲である) また、本発明のヤーンプリプレグは、回転する溝付きロ
ールの溝部に樹脂を連続的に定量塗布しながら、この溝
に繊維束を導入し、繊維束の幅を溝により規制するとと
もに樹脂と接触させることによって、塗布された樹脂を
繊維束に含浸し、駆動及びまたはフリーローラーにより
糸を導き、糸条を冷却後巻き取り、その間実質的に繊維
束の配列を変化させる操作を加えることがないことを特
徴とするヤーンプリプレグの製造方法によって製造され
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
【0016】本発明のヤーンプリプレグは、その幅が平
均1mm〜150mmである。幅が1mmより小さい
と、成形時の操作が複雑になるばかりでなく、強力が低
く、満足な成形品強度が得られない。幅が150mm以
上あると、曲率が大きい成形品を成形した場合に品位が
低下する。より好ましい幅としては2mm〜25mmで
ある。
【0017】本発明において、幅の変動が標準偏差で
0.3mm以下であることが重要である。幅の標準偏差
が0.3mmを越えるとヤーンプリプレグとしての外観
が低下するのみならず、成形品の品位、強度が低下す
る。より好ましい幅精度は0.1mm以下である。
【0018】本発明におけるヤーンプリプレグの幅と
は、ヤーンプリプレグを例えば読み取り顕微鏡で精度
0.01mmで間隔10cm、サンプル数20で幅測定
して得られる数値の平均値および標準偏差である。また
別法として、レーザー光を用いた一次元測長器で同じく
精度0.01mmで間隔1m程度で走行しながら、より
好ましくはヤーンプリプレグを製造しながら測定される
数値の平均値および標準偏差であり、この場合のサンプ
ル数は100以上とする。
【0019】本発明のヤーンプリプレグは、糸幅を規制
する機能のあるガイド、ローラー等に糸条を導入し、幅
方向に糸条を張力によって押し拡げるか、繊維を幅方向
に圧着し、繊維幅全体の糸条配列を実質的に変化させる
ことなく、形態を固定することによって幅の変動が小さ
い糸条が得られる。
【0020】特に本発明は、回転する溝付きローラーの
溝部に樹脂を連続的に定量塗布しながら、この溝に繊維
束を導入し、繊維束の幅を規制するとともに樹脂と接触
させることによって、塗布された樹脂を繊維束に含浸
し、その後実質的に繊維束の配列を変化させる操作を加
えることなく冷却し、巻き取ることによって製造され
る。
【0021】また、特に本発明は含浸後、巻取前に繊維
束を規制する固定または回転するガイドに接続させるこ
とにより、繊維束全体の配列を変動させることなく繊維
幅を規制することによって製造することが好ましい。
【0022】この時に、溝幅一杯に糸条を押し拡げるた
めに、予め糸条を溝幅より拡げ、溝幅まで狭めて繊維束
を規制するか、溝幅と同一か狭い糸条を導入し、張力又
は繊維幅方向の圧力により溝幅まで広げて繊維束を規制
する。
【0023】溝ローラー、固定ガイド、回転ガイドに糸
条を導入する際には、形態賦型を容易にするため、マト
リックス樹脂の温度をその樹脂のガラス転移点より高く
し、糸幅を規制時に素早くガラス転移点以下に冷却する
ことが好ましい。
【0024】幅の均一度を小さく保つために、溝、ある
いはガイドに導入する糸条の張力を均一に保つことが重
要である。典型的な張力としては、糸条あたり50〜1
000gである。このときに張力のばらつきを300g
以内、好ましくは100g以内とすると樹脂含有率のバ
ラツキの観点からも望ましい。このような張力は、速度
比を一定にしたローラー間で糸幅を規制するか、テンサ
ーやダンサーローラーなどにより張力一定とした後、糸
幅を規制することが好ましい。
【0025】繊維束の幅を固定するため、ローラー、ガ
イドを用いて巻き取り機に誘導する際に、糸条を冷却す
ることによって繊維束を芯材に巻上げる直前の樹脂含浸
繊維束の温度を50℃以下、好ましくは20℃以下、よ
り好ましくは樹脂のガラス転移点以下とすることが好ま
しい。
【0026】本発明のヤーンプリプレグに使用する炭素
繊維のフィラメント数は、3,000〜500,000
の範囲であることが好ましい。これらは単独の糸条を用
いても、いくつかの糸条を合糸しても良い。フィラメン
ト数が3,000より少ないと炭素繊維のコストがアッ
プし、さらにはプリプレグのコストアップにつながり好
ましくない。またフィラメント数が500,000を超
えるような太糸条の炭素繊維では加工性が低下して好ま
しくない。さらに好ましいフィラメント数の範囲は1
2,000〜80,000である。
【0027】また、本発明のヤーンプリプレグは炭素繊
維重量含有率Wfが40〜80%の範囲にあり、かつ炭
素繊維束中のフィラメント数をfとすると、プリプレグ
の幅d(mm)との関係が下式の範囲にある。
【0028】f/8000≦d≦f/2400 (但し、d:プリプレグの幅(mm)、f:炭素繊維束
中のフィラメント数で3,000〜500,000の範
囲である) 炭素繊維重量含有率Wfが40%より小さいと、複合材
料の引張強さが低くなり、逆にWfが80%より大きい
と、複合材料中のボイドや応力集中などによって引張強
さが低下するので好ましくない。さらに好ましいWfの
値は60から76%の範囲である。
【0029】プリプレグの幅dが上記の式の左辺よりも
小さいとプリプレグの厚みが大きくなり過ぎるので、幅
精度を均一に保つことが困難になるだけでなく、例えば
プリプレグを芯材に巻き付けて複合材料を成形する場
合、成形体の表面に段差ができやすくなる。また、プリ
プレグにボイドが発生しやすくなり、繊維引張強さ発現
率が低くなるので好ましくない。逆にdが右辺よりも大
きいとプリプレグが広幅になり過ぎるために、やはり幅
精度が低下する上に、複合材料を製造する場合にヤーン
プリプレグを引き揃える工程のガイド部などでよじれや
幅方向の畳み込みが起こりやすくなり、毛羽欠点が発生
しやすくなる。その結果、複合材料の補強繊維引張強さ
の発現率が低くなるので好ましくない。より好ましい幅
としては、12000本のフィラメント数の炭素繊維を
用いた場合、2mm〜4.5mmであり、24000本
の場合4mm〜8mmであり、80000本の場合10
〜25mmである。この範囲によると製造時の操業性、
成形加工時の成形性、成形加工後の製品品位がもっとも
好ましい。
【0030】本発明においては、実質的に撚りのない連
続炭素繊維を用いた場合、複合材料における炭素繊維の
強さ発現率が高く、特に引張強さを要求される用途たと
えば航空機の1次構造材、2次構造材などに好適であ
る。
【0031】炭素繊維に撚りがある場合は、繊維束を構
成するフィラメントの配列が平行でないために、プリプ
レグ自身や、それを用いて製造した複合材料の強さ低下
の原因となることもあり好ましくない。
【0032】実質的に撚りがない連続炭素繊維とは、定
量的には撚り数が±3T/m程度のものであり、好まし
くは±1T/mを満足するものである。また、この炭素
繊維はフックドロップ値で10cm以上、さらには12
cm以上のものが好ましい。ここでフックドロップ値と
は、温度23℃、湿度60%の雰囲気で炭素繊維束を垂
直に釣り下げ、これにフィラメント数あたり1/100
0gの重りを引っ掛けて30分経過後の重りの落下距離
で表わされる値である。この値は撚りや繊維の絡みがあ
ると小さくなる。
【0033】また、炭素繊維は、引張弾性率が200G
Pa以上で、かつ破壊歪エネルギーが38,000kJ
/m3 以上であると複合材料における炭素繊維発現率が
高く、特に引張強さを要求される用途に好適である。こ
こで、引張弾性率は、JISR7601に準拠して測定
される値Eであり、破壊歪エネルギーとはJISR76
01に準拠して測定される引張強さσと上記したEの値
を用いて、式W=σ2 /2Eに基づいて算出されるWの
ことをいう。
【0034】炭素繊維の引張弾性率が200GPaより
小さい炭素繊維を用いてプリプレグおよび繊維強化複合
材料を製造した場合には、複合材料の変形量を設計許容
範囲に抑えるために断面積を大きくする必要が生じるの
で軽量化効果が小さくなり、使用に制限を受けることが
ある。
【0035】炭素繊維の引張弾性率が200GPaより
小さい炭素繊維を用いてプリプレグおよび繊維強化複合
材料を製造した場合には、複合材料の変形量を設計許容
範囲に抑えるために断面積を大きくする必要が生じるの
で軽量化効果が小さくなり、使用に制限を受けることが
ある。たとえば橋梁用ケーブルやプレストレストコンク
リート緊張材として本発明による繊維強化複合材料を適
用した場合、負荷される引張応力場での変形量を所定の
範囲内に収めることが難しくなる。
【0036】また、炭素繊維の破壊歪エネルギーが3
8,000kJ/m3 未満の場合には、複合材料、特に
橋梁用ケーブルやプレストレストコンクリート緊張材の
ような引張部材において十分に高い炭素繊維の強さ発現
率を得ることができにくくなる。
【0037】さらに、本発明で使用する炭素繊維の直径
は3〜10μmであることが好ましい。炭素繊維の直径
が3μm未満では繊維径が細すぎて毛羽が発生しやすい
ために、エポキシ樹脂含浸工程における繊維の取扱性や
樹脂含浸性に難がある。一方、10μmを超えると繊維
束が剛直すぎてエポキシ樹脂含浸工程におけるガイド部
分などでの繊維の工程通過性に問題が発生するので好ま
しくない。
【0038】本発明に使用するマトリックス樹脂は典型
的には樹脂成分と硬化剤成分を含むエポキシ樹脂であ
り、繊維強化複合材料に使用されるものであれば特に限
定されることはない。また、本発明のエポキシ樹脂は、
熱可塑性樹脂、エラストマーおよび無機粒子等、エポキ
シ樹脂の改質に一般的な添加剤を単独または組み合わせ
て使用することができる。
【0039】プリプレグを複合材料としたときに十分高
い炭素繊維の強さ発現率を得るためには、硬化したエポ
キシ樹脂の引張伸びが3%以上であることが好ましく、
5%以上であることがより好ましい。高い衝撃後圧縮強
度を得るためには、エポキシ樹脂はテトラグリシジルジ
アミノジフェニルメタンタイプの樹脂を構成成分として
含み、マトリックスに均一に含有される熱可塑樹脂およ
びマトリックスに溶解しない熱可塑樹脂粒子などを含む
ことが好ましい。衝撃後の圧縮強度は、130MPa以
上あることが好ましい。ここで、衝撃後の圧縮強度はプ
リプレグを疑似等方的に約4.5mmに積層し、中心に
1500インチ・ポンド/インチの落錘衝撃を与えた
後、ASTM D−695に従い圧縮強度を測定するこ
とによって得られる値である。
【0040】硬化樹脂の引張試験は、厚み2mmの樹脂
板からJIS−K−7113記載の方法に従ってダンベ
ル型試験片加工機により加工した試験片に歪みゲージを
貼り付け、引張速度1mm/minで行った。なお、樹
脂の硬化条件は、ジシアンジアミド硬化剤に硬化助剤を
組み合わせて使用した場合には、130℃で2時間、ジ
アミノジフェニルスルホンを硬化剤として使用した場合
には、180℃で2時間とした。
【0041】本発明に好適なエポキシマトリックス樹脂
は、そのガラス転移点は、−25℃〜+20℃である。
ガラス転移点が−25℃未満であるとガイド等で形態を
賦型してもその形態を保つことが難しくなり、巻き上げ
後のヤーンプリプレグの幅精度が低下する。またガラス
転移点が20℃を越えると、賦型性は良好になるが、剛
直性が増して、巻き上げ形状が悪化し、解舒性が低下す
る他、成形品の品位も低下する。より好ましいガラス転
移点の温度範囲は、−10℃〜10℃である。なお、解
舒時のヤーンプリプレグの温度は常温以下であることが
好ましく、−25〜20℃の範囲でガラス転移点より低
いことがより好ましく、必要に応じて冷却設備を使用し
て解舒を行う。
【0042】本発明に使用されるエポキシ樹脂は、含浸
時の粘度が10〜500ポイズであることが好ましい。
エポキシ樹脂は溶媒を含んでいてもよい。溶媒を使用す
る場合は、溶媒の量によって粘度を調整することができ
る。しかし、この場合は含浸後溶媒を加熱によって蒸発
させた後巻き取ることになり、溶媒を蒸発させる時また
はその後に幅規制のローラーまたはガイドを適用して幅
制度を維持することが重要である。このような観点から
本発明では溶媒を使用せず溶融樹脂を使用することが好
ましい。
【0043】含浸の温度は、溶融樹脂を使用する場合
は、上述の粘度になるように調整するものであり、樹脂
が硬化しない範囲で樹脂組成などを選択する。
【0044】また、繊維束を巻き取る際には、ヤーンプ
リプレグとの離型性を有する材質からなる被膜を形成し
た芯材の表面に、2〜40゜の綾角で、好ましくは10
〜30°の角度で2kg以上の巻き量に巻上げることが
好ましい。綾角が2°より小さいと、糸条の解舒性が低
下し、40°より大きいとパッケージの端面が乱れ、例
えば幅約280mmの紙管を用いたときに巻き量を1k
g以上に大きくすることが困難である。
【0045】図1は、本発明のヤーンプレプレグを製造
する装置の一実施例を示す概略図である。
【0046】図2は、溝付きローラ部の概略平面図であ
り、図3は、溝付きローラ部の概略正面図である。
【0047】図1に示すように、クリール1に仕掛けら
れた連続繊維束2は引き出されて、溝付きローラ3の下
部に接触し、次いで駆動ローラ8とフリーローラ8’を
通じて、ワインダ9に導かれ巻き取られる。この際、好
ましくは幅規制のガイドを用いるが、冷却機構の付加さ
れた幅規制のガイドまたはローラは11及びまたは1
1’の位置に設置される。溝付きローラ3に近接して、
ブレード5Aを先端に有する樹脂を貯める底板が設けら
れた溶融樹脂供給装置4、該溶融樹脂供給装置4の上方
に、樹脂供給装置7が配置されている。該樹脂供給装置
7は、加熱ローラ7Aと、該加熱ローラ7Aに供給され
る樹脂ブロック7Bが加熱ローラ7Aによって溶融さ
れ、該溶融樹脂を加熱ローラ7Aに押し当てる仕切板7
Cを取り付けることによって、溶融樹脂を計量しながら
樹脂溜め部4に供給するようになっている。
【0048】溝付きローラ3は、図2、図3に示すよう
に、溝部10を有しており、該溝部10の底部とブレー
ド5Aの間には一定のすき間6が形成され、溝付きキス
ローラ3の回転によって樹脂溜まりにある樹脂が所定
量、溝底部に塗布され、該溝部10接触して走行する繊
維束2に樹脂を含浸させるようになっている。
【0049】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
する。
【0050】[実施例1]炭素繊維として、東レ(株)
製”トレカ”T700Sの12000フィラメントの糸
条にガラス転移点が5℃のエポキシ樹脂を樹脂含有率で
35%付与して、ヤーンプリプレグを製造する。使用し
たT700Sの繊維引張強さは4.9GPa、引張弾性
率は230GPa、破壊歪みエネルギーは、52000
KJ/m3であり、撚り数は0T/mであった。一方エ
ポキシ樹脂としては、テトラグリシジルジアミノジフェ
ニルメタンタイプのエポキシ樹脂と、ビスフェノールA
のジグリシジルエーテルタイプのエポキシ樹脂、さらに
硬化剤として4、4’ジフェニルジアミノスルフォンを
使用し、熱可塑性ポリマーとしてポリエーテルスルフォ
ンおよび粒子状のエポキシ変性ナイロンを添加し、原料
樹脂の粘度、配合度等を調整することにより樹脂の粘度
を100ポイズ/70℃、ガラス転移点を上述の値に合
わせた。
【0051】炭素繊維に樹脂を含浸する方法としては、
図1に記載の装置を用い、糸速25m/minで10m
mの溝を有するローラーに80℃に予熱した糸を導入し
70℃で定量供給した樹脂を含浸させてヤーンプリプレ
グを作製した。この際の条件は、下記のものを採用し
た。
【0052】 溝幅 導入張力 張力ばらつき 樹脂含有率 6mm 300g 55g 35%溝付き
ローラーに糸条を導入する前の糸幅を8.3mmに拡幅
し、6mm幅の溝に導入しながら樹脂を含浸し、その後
実質的に繊維配列を変化させることなく、50℃以下に
冷却した糸条を綾角20°でポリエチレンをラミネート
し、糸条の粘着を押さえた紙管に巻き取ることによっ
て、幅6〜10mmのヤーンプリプレグを得た。このプ
リプレグはエッジ部の繊維は実質的に切断されていなか
った。
【0053】この時の糸条冷却温度と糸幅バラツキの関
係は以下の通りであった。
【0054】 温度℃ 糸幅mm 糸幅バラツキ(σ)mm 50 9.3 0.28 30 8.1 0.15 10 6.9 0.10 0 6.2 0.08 −10 6.3 0.09 一方含浸性をあげるために繊維を拡幅したところ、平均
値10.2mmばらつきが0.35mmの幅の均一性の
劣るプリプレグしか得られなかった。
【0055】得られた9.3mm幅のヤーンプリプレグ
を解舒して平板に成形したところ、糸条は1000mあ
たりの糸切れが0回で、成形品の品位は通常のプリプレ
グから成形したものと変わらず平坦であった。また衝撃
後の圧縮強度は160MPaを示した。これに対して拡
幅したヤーンプリプレグを用いた成形品の品位は凹凸が
目立つものであった。
【0056】[実施例2]炭素繊維として、東レ(株)
製”トレカ”T800Hの12000フィラメントの糸
条にガラス転移点が0℃のエポキシ樹脂を樹脂含有率で
35%付与して、実施例1と同様にヤーンプリプレグを
製造する。使用したT800Hの繊維引張強さは5.6
GPa、引張弾性率は294GPa、破壊歪みエネルギ
ーは、53000KJ/m3 、撚り数は0.2T/mで
あった。この糸条を6mm幅に拡幅し4mmの溝に30
0gの張力、張力ばらつき50gで導入し樹脂含浸後、
実質的に繊維配列を変化させることなく、35℃とした
糸条を巻き取ることによって幅3.2mm幅ばらつき
0.25mmのヤーンプリプレグを得た。なお、巻き取
る前に幅規制のため、幅2.7mmのローラーガイドに
導入し、糸条を0℃に冷却したところ幅2.6mmばら
つき0.09mmのヤーンプリプレグを得た。このヤー
ンプリプレグを引き揃えて硬化した硬化板の衝撃後の圧
縮強さは20MPaであった。この際、紙管の表面に処
理を施さないものを用いたところ、ヤーンプリプレグの
解舒時に内層の糸条の巻き付きを生じた。
【0057】また、この糸条を3.8mm幅で4mmの
幅の溝を有する含浸ローラーに導入し、樹脂を含浸させ
ながら圧延しその後実質的に繊維配列を変化させること
なく冷却、巻き取ることによって幅3.2mm幅ばらつ
き0.10mmのヤーンプリプレグを得た。
【0058】
【発明の効果】本発明のヤーンプリプレグは、補強用炭
素繊維束とエポキシ樹脂からなり、品位が良好で幅精度
が高く、成形時の解舒性が良好で、毛羽発生が少なく、
成形品での強度利用率、衝撃後圧縮強度が高く、品位に
優れたものが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のヤーンプレプレグを製造する装置の一
例を示す概略図である。
【図2】溝付きローラ部の概略平面図である。
【図3】溝付きローラ部の概略正面図である。
【符号の説明】
1:クリール 2:繊維束 3:溝付きローラ 4:樹脂溜め部 5:溶融樹脂供給装置 5A:ブレード 6:すき間 7:樹脂計量供給装置 7A:加熱ローラ 7B:樹脂ブロック 7C:仕切板 8:駆動ローラ 8’:フリーローラ 9:ワインダー 10:溝部 11:冷却装置付き幅規制ガイドまたはローラ 11’:冷却装置付き幅規制ガイドまたはローラ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】補強用繊維束とマトリックス樹脂からな
    り、プリプレグの幅が平均1〜150mmであるヤーン
    プリプレグにおいて、その幅が標準偏差で0.3mm以
    下であり、エッジ部の繊維が実質的に切断されておら
    ず、幅と厚みが下記式を満足することを特徴とするヤー
    ンプリプレグ。 f/8000≦d≦f/2400 (但し、d:プリプレグの幅(mm)、f:炭素繊維束
    中のフィラメント数で3,000〜500,000の範
    囲である)
  2. 【請求項2】補強用繊維束が、実質的に撚りのない連続
    炭素繊維であり、補強用炭素繊維が、引張弾性率200
    GPa以上、破壊歪エネルギーが38,000kJ/m
    3 以上の炭素繊維であることを特徴とする請求項1に記
    載のヤーンプリプレグ。
  3. 【請求項3】マトリックス樹脂のガラス転移点が−25
    ℃〜20℃のエポキシ樹脂組成物であることを特徴とす
    る請求項1または2に記載のヤーンプリプレグ。
  4. 【請求項4】エポキシ樹脂組成物が熱可塑性樹脂を含
    み、ヤーンプリプレグを硬化させた複合材料の衝撃後の
    圧縮強さが130MPa以上であることを特徴とする請
    求項3に記載のヤーンプリプレグ。
  5. 【請求項5】回転する溝付きロールの溝部に樹脂を連続
    的に定量塗布しながら、この溝に繊維束を導入し、繊維
    束の幅を溝により規制するとともに樹脂と接触させるこ
    とによって、塗布された樹脂を繊維束に含浸し、駆動及
    びまたはフリーローラーにより糸を導き、糸条を冷却後
    巻き取り、その間実質的に繊維束の配列を変化させる操
    作を加えることがないことを特徴とするヤーンプリプレ
    グの製造方法。
  6. 【請求項6】回転する溝付きロールの溝の内側に、溝幅
    とほぼ同一の幅を有するブレードを挿入し、溝の底部と
    ブレードの間に形成されるすき間の大きさを調整するこ
    とによって溝幅に均一に樹脂を供給し、繊維束に含浸さ
    せる樹脂の量を制御することを特徴とする請求項5に記
    載のヤーンプリプレグの製造方法。
  7. 【請求項7】樹脂を含浸した後、巻取前に繊維束を規制
    する固定または回転するガイドに接続させることによ
    り、繊維束全体の配列を変動させることなく繊維幅を規
    制することを特徴とする請求項5〜6のいずれかに記載
    のヤーンプリプレグの製造方法。
  8. 【請求項8】繊維束をローラー、ガイドを用いて巻き取
    り機に誘導する際に、糸条を冷却することによって繊維
    束を芯材に巻上げる直前の樹脂含浸繊維束の温度を50
    ℃以下とすることを特徴とする請求項5〜7に記載のヤ
    ーンプリプレグの製造方法。
  9. 【請求項9】巻取直前の繊維束の温度が樹脂のガラス転
    移点以下であることを特徴とする請求項8に記載のヤー
    ンプリプレグの製造方法。
  10. 【請求項10】繊維束に樹脂を含浸した後に、ヤーンプ
    リプレグとの離型性を有する材質からなる被膜を形成し
    た芯材の表面に、2〜40゜の綾角でヤーンプリプレグ
    を巻上げることを特徴とする請求項5〜9のいずれかに
    記載のヤーンプリプレグの製造方法。
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