JPH1081770A - ヤーンプリプレグおよびその製造方法 - Google Patents

ヤーンプリプレグおよびその製造方法

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JPH1081770A
JPH1081770A JP14953297A JP14953297A JPH1081770A JP H1081770 A JPH1081770 A JP H1081770A JP 14953297 A JP14953297 A JP 14953297A JP 14953297 A JP14953297 A JP 14953297A JP H1081770 A JPH1081770 A JP H1081770A
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JP
Japan
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carbon fiber
resin
epoxy resin
fiber bundle
prepreg
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Application number
JP14953297A
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English (en)
Inventor
Masazumi Enou
正純 得納
Shoji Yamane
祥司 山根
Takahisa Ishida
貴久 石田
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】適正な幅と厚みの比を有することによって、高
次加工性に優れ、かつエポキシ樹脂硬化後の引張強さ及
び補強繊維強さ発現率が高いヤーンプリプレグを提供す
る。 【解決手段】補強用炭素繊維束とエポキシ樹脂からな
り、該炭素繊維束の重量含有率Wf(%)、炭素繊維束
中のフィラメント数F、プリプレグの幅d(mm)が、
下記(1)〜(3)式の関係を満足することを特徴とす
るヤーンプリプレグ。 50≦Wf≦80 ……(1) 20,000≦F≦100,000 ……(2) F/8,000≦d≦F/2,400 ……(3)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、繊維強化樹脂複合
材料用の素材として好適なヤーンプリプレグに関する。
【0002】
【従来の技術】エポキシ樹脂をマトリックスとする繊維
強化複合材料は、力学特性、耐蝕性などが優れているこ
とから、これまで航空・宇宙、スポーツ、土木・建築な
どの一般産業用分野で広く用いられており、これまでに
も様々な組成を有するエポキシ樹脂と様々な性質を有す
る補強繊維の組み合わせによるプリプレグ、中間素材、
複合材料が提案されている。
【0003】プリプレグは一般にシート状をしており、
シート平面の中で連続繊維が一方向に配列したものや、
連続繊維織物になったもの、不連続繊維を任意の方向に
配列させたものなど、目的に応じて様々な補強形態のも
のがある。
【0004】また、上記シート状のプリプレグ以外に、
炭素繊維フィラメントが一方向に配列した連続繊維束に
樹脂を含浸させた、いわゆるヤーンプリプレグと呼ばれ
るものがある。このヤーンプリプレグは、橋梁用ケーブ
ルやプレストレスドコンクリートの緊張材として、また
テーププレイスメントやフィラメントワインド用部材と
して好適に使用されている。
【0005】近年、炭素繊維の低コスト化が図られた結
果、フィラメント数が20,000を超える太糸条の炭
素繊維が登場し、このような炭素繊維を使用したヤーン
プリプレグが注目されるようになってきた。このような
太糸条の炭素繊維にマトリックス樹脂を均一に含浸させ
るには、通常、開繊処理などにより糸条を薄く広げた後
に樹脂を付着させて、糸条の厚み方向に樹脂を移動しや
すくする方法が採用することが一般的である。しかし、
かかる方法によって得られたヤーンプリプレグは、幅
(d)とフィラメント数の比が適正でないと、種々の不
都合が発生することが指摘されていた。たとえば、dと
フィラメント数の比が大き過ぎると、複合材料を製造す
る場合にヤーンプリプレグを引き揃える工程のガイド部
などでよじれや幅方向の畳み込みが起こりやすくなり、
その結果として複合材料における引張強さ発現率が低く
なるなどの要改良点が指摘されていた。逆にdとフィラ
メント数の比が小さ過ぎると(その結果として厚みが大
きすぎると)、プリプレグの含浸性が不足するために、
得られた複合材料中にボイド等の欠陥が発生し、力学特
性の低下をもたらす。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、適正
な幅とフィラメント数の比を有することによって、高次
加工性に優れ、かつエポキシ樹脂硬化後の引張強さ及び
補強繊維強さ発現率が高いヤーンプリプレグを提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のヤーンプリプレ
グは、上記目的を達成するために次の構成を有する。す
なわち、補強用炭素繊維束とエポキシ樹脂からなり、該
炭素繊維束の重量含有率Wf(%)、炭素繊維束中のフ
ィラメント数F、プリプレグの幅d(mm)が、下記
(1)〜(3)式の関係を満足することを特徴とするヤ
ーンプリプレグである。
【0008】 50≦Wf≦80 ……(1) 20,000≦F≦100,000 ……(2) F/8,000≦d≦F/2,400 ……(3) また、本発明のヤーンプリプレグの製造方法は、上記目
的を達成するために次の構成を有する。
【0009】すなわち、加熱された溝付きローラを回転
させながら、該溝付きローラの溝部中に30〜100℃
に制御したエポキシ樹脂組成物を、樹脂定量供給装置に
より、1〜50g/分の割合で定量供給し、該溝付きロ
ーラの溝部に、予め開繊した炭素繊維束を接触させるこ
とによって、前記樹脂を炭素繊維束に含浸させることを
特徴とするヤーンプリプレグの製造方法である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明をさらに詳細に説明
する。
【0011】本発明のヤーンプリプレグに使用する炭素
繊維のフィラメント数は20,000〜100,000
の範囲である。フィラメント数が20,000より少な
いと炭素繊維の生産性が低下し、更にはプリプレグ生産
性低下につながり好ましくない。またフィラメント数が
100,000を超えるような太糸条の炭素繊維では加
工性が低下して好ましくない。好ましいフィラメント数
の範囲は22,000〜80,000であり、更に好ま
しいフィラメント数の範囲は23,000〜70,00
0である。
【0012】また、本発明のヤーンプリプレグは炭素繊
維重量含有率Wfが50〜80%の範囲にあり、かつフ
ィラメント数をFとすると、幅(d)が下記(3)式の
範囲にある。
【0013】 F/8,000≦d≦F/2,400 ……(3) 幅(d)が上記(3)の式の左辺の値よりも小さいと、
プリプレグの厚みが大きくなり過ぎるので、例えばプリ
プレグを心材に巻き付けて複合材料を成形する場合、成
形体の表面に段差ができやすくなる。また、プリプレグ
にボイドが発生しやすくなり、繊維引張強さ発現率が低
くなるので好ましくない。逆に幅(d)が右辺の値より
も大きいとプリプレグが広幅になり過ぎるために、複合
材料を製造する場合にヤーンプリプレグを引き揃える工
程のガイド部などでよじれや幅方向の畳み込みが起こり
やすくなり、毛羽欠点が発生しやすくなる。その結果、
複合材料の補強繊維引張強さの発現率が低くなるので好
ましくない。幅(d)の更に好ましい値F/7,000
≦d≦F/2,700であり、更に好ましい範囲はF/
6,000≦d≦F/3,000である。
【0014】なお、ヤーンプリプレグの厚みは、プリプ
レグをマイクロメーターなどで直接接触させて測定する
方法では、プリプレグの変形を伴うので正確に測定する
ことはできない。従って、プリプレグ厚み(mm)は、
炭素繊維の密度ρCF、硬化樹脂の密度ρRESIN 、炭素繊
維重量含有率Wf(%)、プリプレグの幅d(mm)お
よびプリプレグ1m長さの重量P(g)を使用して下式
に従って算出する。
【0015】
【数1】 ここで、炭素繊維の目付け(Pcf)、炭素繊維の密度
(ρCF)、硬化樹脂の密度(ρRESIN )は、下記の方法
により測定されたものである。
【0016】A)炭素繊維の目付け(Pcf) 炭素繊維ストランドが伸び歪を発生しないで、真っ直ぐ
に張る程度の荷重をかけて1m長の試験片を切り取り、
これを5cm程度のリング状にして重量を測定しPcf
する。
【0017】B)炭素繊維の密度(ρCF) 上記Aのリング状試験片と同じものを作製して空気中の
質量(m1 )を測定する。次いで、このリング状試験片
をオルソジクロロベンゼン中に浸漬し、試験片を十分に
脱気した後に液中での質量(m2 )を測定する。密度は
下記式で算出する。
【0018】ρCF={m1 /(m1 −m2 )}×ρ′
(浸漬液の密度) C)硬化樹脂の密度(ρRESIN ) 硬化樹脂試験片の空気中の質量(m1 )を測定する。次
いで、この状試験片をメタノール中に浸漬し、十分に脱
気した後に液中での質量(m2 )を測定する。密度は上
記Bと同様にして算出する。
【0019】炭素繊維重量含有率Wfが50%より小さ
いと、複合材料の引張強さが低くなり好ましくない。逆
にWfが80%より大きいと、複合材料中のボイドや応
力集中などによって引張強さの低下がもたらされるので
好ましくない。好ましいWfの値は60%から78%の
範囲である。さらに好ましいWfの値は65%から76
%の範囲である。
【0020】本発明においては、実質的に撚りのない連
続炭素繊維を用いた場合、複合材料における炭素繊維の
強さ発現率が高く、特に引張強さを要求される用途、た
とえば繊維強化複合材料撚り線などに好適である。この
場合、コストと加工性を両立させるために目付の範囲は
1.3〜8.0g/mであることが好ましい。
【0021】炭素繊維に撚りがある場合は、繊維束を構
成するフィラメントの配列が平行でないために、プリプ
レグ自身や、それを用いて製造した複合材料の強さ低下
の原因となることもあり好ましくない。
【0022】実質的に撚りがない連続炭素繊維とは、定
量的にはフックドロップ値で10cm以上、更には12
cm以上の炭素繊維が好ましい。ここでフックドロップ
値とは温度23℃、湿度60%の雰囲気で炭素繊維束を
垂直に釣り下げ、これに12gの重りを引っ掛けて30
分経過後の重りの落下距離で表わされる値である。この
値は撚りがあると小さくなる。
【0023】また、引張弾性率が200GPa以上で、
かつ破壊歪エネルギーが38,000kJ/m3 以上で
ある炭素繊維も複合材料における炭素繊維発現率が高
く、特に引張強さを要求される用途に好適である。ここ
で、引張弾性率はJIS R7601に準拠して測定さ
れる値Eであり、破壊歪エネルギーとはJIS R76
01に準拠して測定される引張強さと上記したEの値と
を用いて、式W=σ2 /2Eに基づいて算出されるWの
ことをいう。
【0024】炭素繊維の引張弾性率が200GPaより
小さい炭素繊維を用いてプリプレグおよび繊維強化複合
材料を製造した場合には、複合材料の変形量を設計許容
範囲に抑えるために断面積を大きくする必要が生じるの
で軽量化効果が小さくなり、使用に制限を受けることが
ある。たとえば橋梁用ケーブルやプレストレストコンク
リート緊張材として本発明による繊維強化複合材料を適
用した場合、負荷される引張応力場での変形量を所定の
範囲内に収めることが困難となる。
【0025】また、炭素繊維の破壊歪エネルギーが3
8,000kJ/m3 未満の場合には、複合材料、特に
橋梁用ケーブルやプレストレストコンクリート緊張材の
ような引張部材において十分に高い炭素繊維の強さ発現
率を得ることができない。
【0026】さらに、本発明で使用する炭素繊維の直径
は、3〜10μであることが好ましい。炭素繊維の直径
が細くなりすぎると、毛羽が発生しやすくなり、エポキ
シ樹脂含浸工程における繊維の取扱性や樹脂含浸性に難
がでてくる。一方、太くなりすぎると、繊維束が剛直す
ぎてエポキシ樹脂含浸工程におけるガイド部分などでの
繊維の工程通過性に問題が発生することがある。
【0027】本発明に使用するエポキシ樹脂は繊維強化
複合材料に使用されるものであれば特に限定されること
はないが、プリプレグを複合材料としたときに十分高い
炭素繊維の強さ発現率を得るためには、硬化したエポキ
シ樹脂の引張伸びが2%以上であることが必要である。
好ましくは引張伸びが3%以上であればより好ましく、
引張伸びが5%以上であれば更に好ましい。硬化樹脂の
引張試験は、厚み2mmの樹脂板からJIS−K−71
13記載の方法に従ってダンベル型試験片加工機により
加工した試験片に歪みゲージを貼り付け、引張速度1m
m/minで行った。
【0028】また、繊維強化複合材料の耐熱性の点から
は、これらのエポキシ樹脂硬化物のガラス転移温度は1
00℃以上であることが好ましい。ガラス転移温度の測
定は示差走査熱量分析装置(DSC)を用い、窒素雰囲
気下40℃/分の昇温速度で行った。
【0029】このようなエポキシ樹脂硬化物を得るため
の硬化剤としては、通常、アミン化合物、フェノール化
合物、酸無水物、イミダゾール化合物等が用いられる
が、中でもアミン化合物を硬化剤として用いたものが硬
化物とCFとの接着性が良好であるため好ましく用いら
れる。アミン化合物には、種々のものがあるが、保存安
定性の点などから、ジシアンジアミドと硬化助剤の組み
合わせ或いは芳香族アミンが好ましく用いられる。ま
た、芳香族アミンの中ではジアミノジフェニルスルホン
が保存安定性・耐熱性共に良好であるため好ましい。
【0030】なお、樹脂の硬化条件は、ジシアンジアミ
ド硬化剤に硬化助剤を組み合わせて使用した場合には、
130℃で2時間、ジアミノジフェニルスルホンを硬化
剤として使用した場合には、180℃で2時間であ
る。。
【0031】また本発明に使用するエポキシ樹脂は、熱
可塑性樹脂、エラストマーおよび無機粒子等、エポキシ
樹脂の改質に一般的な添加剤を単独または組み合わせて
使用することができる。
【0032】本発明のプリプレグは、マトリックス樹脂
を予め溶媒に溶解して低粘度化し、連続繊維束を浸漬さ
せながら含浸させるウエット法、および樹脂を加熱によ
り低粘度化し、ロールや離型紙の上にコーティングする
ことによって被膜を作り、これに連続繊維束を押し付け
て含浸するホットメルト法などによって製造されるが、
本発明においては、特に以下のような方法を採用するこ
とによりプリプレグのWfが安定するので好ましい。
【0033】すなわち、加熱された溝付きローラを回転
させながら、その溝部中に30〜100℃に制御したエ
ポキシ樹脂組成物を、ギアポンブ式吐出機、またはプラ
ンジャー式吐出機、またはエクストルーダ、またはマイ
クロチューブポンプなどの樹脂定量供給装置を使用し
て、1〜50g/分の割合で定量供給し、前記溝付きロ
ーラの回転方向の下流部で、該溝付きローラの溝部に、
予め開繊した炭素繊維束を接触させることによって、前
記樹脂を炭素繊維束に含浸させる方法である。
【0034】溝付きローラを使用することによってヤー
ンプリプレグの幅を精密に制御することが可能になるの
で好ましい。
【0035】図1は、本発明にかかるヤーンプレプレグ
の製造装置の一実施例を示す概略図である。
【0036】図2は、溝付きローラ部の概略平面図であ
り、図3は、溝付きローラ部の概略正面図である。
【0037】図1に示すように、クリール1に仕掛けら
れた連続繊維束2は引き出されて、溝付きローラ3の下
部に接触し、次いでドライブステーション8を通じて、
ワインダ9に導かれ巻き取られる。溝付きローラ3に近
接して、ブレード5Aを先端に有する樹脂を貯める底板
が設けられた溶融樹脂供給装置4、該溶融樹脂供給装置
4の上方に、樹脂供給装置7が配置されている。該樹脂
供給装置7は、加熱ローラ7Aと、該加熱ローラ7Aに
供給される樹脂ブロック7Bが加熱ローラ7Aによって
溶融され、該溶融樹脂を加熱ローラ7Aに押し当てる仕
切板7Cを取り付けることによって、溶融樹脂を計量し
ながら樹脂溜め部4に供給するようになっている。
【0038】溝付きローラ3は、図2、図3に示すよう
に、溝部10を有しており、該溝部10の底部とブレー
ド5Aの間には一定のすき間6が形成され、溝付きキス
ローラ3の回転によって樹脂溜まりにある樹脂が所定
量、溝底部に塗布され、該溝部10接触して走行する繊
維束2に樹脂を含浸させるようになっている。
【0039】上記の装置において、エポキシ樹脂組成物
の温度が30℃より低いと樹脂粘度が高くなりすぎて繊
維束にしみ込みにくくなり、プリプレグの含浸性が悪く
なるので好ましくない。逆に温度が100℃より高くな
ると樹脂の安定性が低くなって吐出機の内部で樹脂がゲ
ル化するなどのトラブルが発生しやすくなって好ましく
ない。より好ましい樹脂温度は40〜80℃であり、こ
の温度でのエポキシ樹脂粘度が50〜400ポイズであ
るものが好ましく、さらに好ましい範囲は100〜30
0ポイズである。
【0040】エポキシ樹脂組成物は、ギアポンプ式吐出
機、またはプランジャー式吐出機、またはエクストルー
ダ、またはマイクロチューブポンプなどを使用すること
により、ローラの溝中に安定して定量供給することがで
きる。樹脂の供給量は1〜50g/分の割合であること
が好ましい。供給量が1g/分より少ないと、プリプレ
グ中の樹脂含有率が低くなりすぎるので好ましくない。
逆に50g/分より多いと、プリプレグ中の樹脂含有率
が高くなりすぎるので好ましくない。より好ましい供給
量の範囲は3〜40g/分である。
【0041】さらに、上記したギアポンプなどの吐出機
は、ローラに設けた溝に1対1に対応させることもでき
るが、1個の吐出機からトーナメント配管することによ
り、、ローラ上の複数の溝に樹脂を供給する方が、吐出
機の数が少なくなり、操作性やコスト面で好ましい。な
お、繊維束と含浸ロール溝とは1対1に対応していて、
複数の溝に複数本の炭素繊維束を接触させることにな
る。
【0042】プリプレグの幅(d)をコントロールする
には、たとえば樹脂が付着した繊維束を所望の幅を有す
る溝付きロールに押し付けたり、また所望の間隙を有す
るダイでしごくなどした後に、必要に応じてロールで加
圧する方法が適用できる。
【0043】前記(1)〜(3)式を満足するヤーンプ
リプレグとする場合、溝に接触させる炭素繊維束のフィ
ラメント数F、幅D(mm)、厚みT(mm)は下記
(4)〜(6)式の関係を通常満足する。
【0044】 F/3,000≦D≦F/1,200 ………(4) T=3.819×10-5×F/D ………(5) 20,000≦F≦100,000 ………(6) さらに、本発明のヤーンプリプレグは、適度な樹脂/繊
維接着力を有していることが好ましい。この接着力はプ
リプレグを硬化させた複合材料特性の内、層間剪断強さ
を65〜140MPaの範囲にあることで達成される。
層間剪断強さのさらに好ましい範囲は75〜120MP
aである。層間剪断強さが50MPaより小さいと、引
張構造部材として使用したときの耐久性が低下してく
る。一方、140MPaより大きくなると、引張強さの
利用率が低下してくる。これらの層間剪断強さは、炭素
繊維の表面処理、樹脂の弾性率および界面接着力を調整
することによって達成される。
【0045】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
する。
【0046】実施例1 油化シェルエポキシ(株)製ビスフェノールA型エポキ
シ樹脂“エピコート828”35重量部、“エピコート
1001”30重量部、同社製フェノールノボラック型
エポキシ樹脂“エピコート154”35重量部および硬
化剤ジシアンジアミド4重量部と硬化助剤3−(3、4
−ジクロロフェニル)−1、1−ジメチル尿素(DCM
U)4重量部をニーダーを用いて均一に混練してマトリ
ックス樹脂組成物を調製した。この組成物を130℃で
2時間加熱して得られた硬化物の引張破断伸びは6.3
%であった。
【0047】次いで、東レ(株)製炭素繊維“トレカ”
(登録商標)T700SC−24K−50C(フィラメ
ント数F:24,000本、引張り弾性率E=230G
Pa、引張り強さσ=4,900MPa、実質的に無撚
り)を拡幅バーで開繊した。次いで、70℃に加熱した
溝付きローラの5カ所の溝部に70℃に制御した上記エ
ポキシ樹脂組成物を、1個のギアポンプ式吐出機からト
ーナメント式に設置された配管により、各溝部に対して
7g/分の割合で定量供給し、ローラの回転方向の下流
部でこの溝付きローラの溝部に、上記炭素繊維束を接触
させることによって、重量分率Wrが30%(Wf=7
0%)のヤーンプリプレグを作製した。得られたヤーン
プリプレグの幅(d)と厚み(t)の比(d/t)は2
4であり、幅(d)は6.0mmであった。
【0048】なお、炭素繊維の密度(ρCF)、および炭
素繊維の目付け(Pcf)は、それぞれ1.80、および
1.65(T700SC−24K−50Cの規格中心値
とする)であった。また、硬化樹脂の密度(ρRESIN
は、1.225であった。
【0049】さらに上記ヤーンプリプレグ20本を、横
断面内でのヤーンの集束位置を固定しつつ補強繊維が軸
方向に平行に配列するように集束し、その外周をポリエ
ステル繊維編み物で被覆した後に硬化炉中で130℃で
2時間硬化させた。得られた素線中の炭素繊維の体積分
率Vfは67体積%であった。この素線を、長さ800
mmに切断し、両端部にエポキシ樹脂を含浸した幅20
0mmのガラス繊維織物を巻き付けて硬化したものを、
島津製作所製オートグラフ(最大荷重98kN)に取付
け、歪み速度2mm/minで引張試験を行った。この
とき、素線の引張強さは3.1GPa、強さ発現率は9
5%であった。
【0050】また、素線をシート状に整列させたプリプ
レグを作製した。これを平らなツールの上面に8プライ
積層し、バグフィルムで覆った後に内部を減圧にしてか
ら100℃で1時間+130℃で1時間の条件でオート
クレーブ中で硬化させた(Vf=64%)。この一方向
複合材料から長さ25cmの試験片を切り出し、AST
M D3039−76に基づき引張試験を行ったとこ
ろ、引張強さは3.0GPa、強さ発現率は96%であ
った。
【0051】また、長さ1cmの試験片を切り出し、A
STM D2344に基づき層間剪断試験を行ったとこ
ろ、層間剪断強さは105MPaであった。
【0052】なお、ここでいう強さ発現率とは複合材料
の引張強さ実測値/(炭素繊維引張強さ×繊維体積含有
率)であり、炭素繊維引張強さはJIS R7601に
基づいて得られた値である。
【0053】実施例2 東レ(株)製炭素繊維“トレカ”(登録商標)T700
SC−24K−50C(フィラメント数:24,000
本、E=230GPa、σ=4,900MPa、実質的
に無撚り)と実施例1記載の樹脂組成物を用いて、特公
平6−93579号公報に記載された方法と同様の方法
によりWr=30%のヤーンプリプレグ(d/t=7.
5、幅(d)=3.3mm)を製造し、次いで実施例1
と同様の方法で得た素線(Vf=68%)の引張強さを
測定した。素線の引張強さは3.1GPa、強さ発現率
は94%であった。また、一方向複合材料(Vf=64
%)の引張強さは2.9GPa、強さ発現率は93%で
あり、層間剪断強さは101MPaであった。
【0054】なお、炭素繊維の密度(ρCF)、および炭
素繊維の目付け(Pcf)は、それぞれ1.80、および
1.65(T700SC−24K−50Cの規格中心値
とする)であった。また、硬化樹脂の密度(ρRESIN
は、1.225であった。
【0055】実施例3 樹脂をホットメルト含浸した後に幅10mm、深さ5m
mの溝付きローラーを使用した以外は実施例1と同様に
してヤーンプリプレグを作製した。得られたヤーンプリ
プレグの幅(d)と厚み(t)の比(d/t)は55で
あり(Wr=30%)、幅(d)は9.1mmであっ
た。
【0056】なお、炭素繊維の密度(ρCF)、および炭
素繊維の目付け(Pcf)は、それぞれ1.80、および
1.65(T700SC−24K−50Cの規格中心値
とする)であった。また、硬化樹脂の密度(ρRESIN
は、1.225であった。
【0057】さらに実施例1と同様にして作製した素線
の引張強さは3.2GPa、強さ発現率は96%であっ
た。また一方向複合材料(Vf=63%)の引張強さは
2.9GPa、強さ発現率は95%であり、層間剪断強
さは108MPaであった。 実施例4 油化シェルエポキシ(株)製ビスフェノールA型エポキ
シ樹脂“エピコート828”50重量部、“エピコート
1001”30重量部、同社製フェノールノッボラック
型エポキシ樹脂“エピコート154”20重量部および
硬化剤として4、4′−ジアミノジフェニルスルホンを
当量使用し、ニーダーで均一に混練してマトリックス樹
脂組成物を調製した。この組成物を180℃×2時間加
熱して得られた硬化物の引張破断伸びは5.2%であっ
た。
【0058】次いで、実施例1と同様に、東レ(株)製
炭素繊維“トレカ”(登録商標)T700SC−24K
−50C(フィラメント数:24,000本、E=23
0GPa、σ=4,900MPa、実質的に無撚り)を
拡幅バーで開繊した。次いで、70℃に加熱した溝付き
ローラの5カ所の溝部に70℃に制御した上記エポキシ
樹脂組成物を、1個のギアポンプ式吐出機からトーナメ
ント式に設置された配管により、各溝部に対して7g/
分の割合で定量供給し、ローラの回転方向の下流部でこ
の溝付きローラの溝部に、上記炭素繊維束を接触させる
ことによって、重量分率Wrが30%(Wf=70%)
のヤーンプリプレグを作製した。得られたヤーンプリプ
レグのd/tは26であり、幅(d)は6.2mmであ
った。
【0059】なお、炭素繊維の密度(ρCF)、および炭
素繊維の目付け(Pcf)は、それぞれ1.80、および
1.65(T700SC−24K−50Cの規格中心値
とする)であった。また、硬化樹脂の密度(ρRESIN
は、1.280であった。
【0060】さらに、上記ヤーンプリプレグ20本を硬
化温度が180℃であること以外は実施例1と同じ条件
で硬化させてVf=66%の素線を得た。この素線の引
張強さは3.0GPa、強さ発現率は93%であった。
また、一方向複合材料(Vf=64%)の引張強さは
3.1GPa、強さ発現率は96%であり、層間剪断強
さは98MPaであった。
【0061】比較例1 溝付きローラーを使用しなかった以外は実施例1と同様
にしてヤーンプリプレグを作製した(Wf=70%、W
r=30%)。得られたヤーンプリプレグの幅(d)と
厚み(t)の比(d/t)は70であり、幅(d)は1
2.0mmであった。
【0062】さらに実施例1と同様にして素線を作製し
たが、プリプレグを集束する際に個々のプリプレグのよ
じれが発生した。得られた素線の引張強さは2.5GP
a、強さ発現率は75%となり劣っていた。また、実施
例1と同様にしてドラムワインド法でシート状プリプレ
グを作製したが、ガイド部でヤーンのよじれが発生し
た。得られた一方向複合材料の引張強さは2.6GP
a、強さ発現率は82%であり劣っていた。
【0063】比較例2 樹脂含浸後に幅2mm、深さ5mmの溝付きローラーに
通した以外は実施例1と同様にしてヤーンプリプレグを
作製した(Wf=70%、Wr=30%)。得られたヤ
ーンプリプレグの幅(d)と厚み(t)の比(d/t)
は3であり、幅(d)は2.1mmであった。
【0064】さらに実施例1と同様にして作製した素線
の引張強さは3.2GPa、強さ発現率は95%と良好
であった。一方、実施例1と同様にしてドラムワインド
法でシート状プリプレグを作製したが、表面に段差が発
生し平滑性は不良であった。得られた一方向複合材料の
引張強さは2.4GPa、強さ発現率は76%、層間剪
断強さは60MPaとなり劣っていた。
【0065】
【発明の効果】本発明のヤーンプリプレグは、高次加工
性に優れ、かつエポキシ樹脂硬化後の複合材料の引張強
さ及び補強繊維引張強さ発現率を高くできるという利点
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるヤーンプレプレグの製造装置の
一実施例を示す概略図である。
【図2】溝付きローラ部の概略平面図である。
【図3】図3は、溝付きローラ部の概略正面図である。
【符号の説明】
1:クリール 2:繊維束 3:溝付きローラ 4:樹脂溜め部 5:溶融樹脂供給装置 5A:ブレード 6:すき間 7:樹脂計量供給装置 7A:加熱ローラ 7B:樹脂ブロック 7C:仕切板 8:ドライブステーション 9:ワインダー 10:溝部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 63:00 105:08 307:04

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】補強用炭素繊維束とエポキシ樹脂からな
    り、該炭素繊維束の重量含有率Wf(%)、炭素繊維束
    中のフィラメント数F、プリプレグの幅d(mm)が、
    下記(1)〜(3)式の関係を満足することを特徴とす
    るヤーンプリプレグ。 50≦Wf≦80 ……(1) 20,000≦F≦100,000 ……(2) F/8,000≦d≦F/2,400 ……(3)
  2. 【請求項2】補強用炭素繊維束が、実質的に撚りのない
    連続炭素繊維束からなることを特徴とする請求項1に記
    載のヤーンプリプレグ。
  3. 【請求項3】補強用炭素繊維束が、引張弾性率が200
    GPa以上で、破壊歪エネルギーが38,000kJ/
    3以上の連続炭素繊維からなることを特徴とする請求
    項1または2に記載のヤーンプリプレグ。
  4. 【請求項4】エポキシ樹脂が、硬化後にDSCで測定し
    たガラス転移点が100℃以上であることを特徴とする
    請求項1〜3のいずれかに記載のヤーンプリプレグ。
  5. 【請求項5】エポキシ樹脂が、硬化剤としてアミン化合
    物を含有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    に記載のヤーンプリプレグ。
  6. 【請求項6】エポキシ樹脂が、硬化剤としてのジシアン
    ジアミドと、その硬化促進剤とを含有し、130℃で2
    時間加熱硬化させた樹脂の引張破断伸びが2%以上のエ
    ポキシ樹脂であることを特徴とする請求項1〜4のいず
    れかに記載のヤーンプリプレグ。
  7. 【請求項7】エポキシ樹脂が、硬化剤として芳香族骨格
    を有するアミン化合物を含有し、180℃で2時間加熱
    硬化させた樹脂の引張破断伸びが2%以上のエポキシ樹
    脂であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記
    載のヤーンプリプレグ。
  8. 【請求項8】エポキシ樹脂が、ジアミノジフェニルスル
    ホンを硬化剤として含有し、180℃で2時間加熱硬化
    させた樹脂の引張破断伸びが2%以上のエポキシ樹脂で
    あることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の
    ヤーンプリプレグ。
  9. 【請求項9】硬化物である複合材料の層間剪断強さが6
    5〜140MPaであることを特徴とする請求項1〜8
    のいずれかに記載のヤーンプリプレグ。
  10. 【請求項10】加熱された溝付きローラを回転させなが
    ら、該溝付きローラの溝部中に30〜100℃に制御し
    たエポキシ樹脂組成物を、樹脂定量供給装置により、1
    〜50g/分の割合で定量供給し、該溝付きローラの溝
    部に、予め開繊した炭素繊維束を接触させることによっ
    て、前記樹脂を炭素繊維束に含浸させることを特徴とす
    るヤーンプリプレグの製造方法。
  11. 【請求項11】溝付きローラに供給されるエポキシ樹脂
    配合物の粘度が、50〜400ポイズであることを特徴
    とする請求項10記載のヤーンプリプレグの製造方法。
  12. 【請求項12】炭素繊維束のフィラメント数F、幅D
    (mm)、厚みT(mm)が下記(5)〜(7)式の関
    係を満足することを特徴とする請求項10に記載のヤー
    ンプリプレグの製造方法。 F/3,000≦D≦F/1,200 ………(5) T=3.819×10−5×F/D ………(6) 20,000≦F≦100,000 ………(7)
  13. 【請求項13】樹脂定量供給装置からトーナメント式に
    設置した配管により、溝付きローラに設けた複数の溝に
    樹脂を定量供給することを特徴とする請求項10〜12
    のいずれかに記載のヤーンプリプレグの製造方法。
  14. 【請求項14】樹脂定量供給装置が、ギアポンブ式吐出
    機、プランジャー式吐出機、エクストルーダ、またはマ
    イクロチューブポンプからなることを特徴とする請求項
    10〜13のいずれかに記載のヤーンプリプレグの製造
    方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2013183667A1 (ja) * 2012-06-05 2013-12-12 三菱レイヨン株式会社 エポキシ樹脂組成物
KR20220111878A (ko) * 2021-02-03 2022-08-10 도레이첨단소재 주식회사 강도전이율이 향상된 탄소섬유 복합재료와 그의 제조방법 및 이를 포함하는 압력용기

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