JP2005264146A - 強化繊維プリプレグ製造用樹脂フィルム、強化繊維プリプレグおよび強化繊維プリプレグ製造用樹脂フィルムの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】樹脂目付バラツキの小さな強化繊維プリプレグ製造用樹脂フィルムおよびそれを用いた強化繊維プリプレグ並びに強化繊維プリプレグ製造用樹脂フィルムの製造方法を提供する。
【解決手段】離型フィルムに樹脂が塗布されてなる強化繊維プリプレグ製造用樹脂フィルムにおいて、長手方向における塗布樹脂の目付のバラツキが±2.0g/m以下であり、該バラツキの変動周期が3m以上であることを特徴とする強化繊維プリプレグ製造用樹脂フィルム、およびそれを用いて製造した強化繊維プリプレグ並びにその強化繊維プリプレグ製造用樹脂フィルムの製造方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、繊維強化複合材料を製造する際の中間基材である強化繊維プリプレグを製造するための樹脂を塗布した離型フィルム(本願では、強化繊維プリプレグ製造用樹脂フィルムと呼ぶ)、とくに樹脂目付のバラツキを小さくした強化繊維プリプレグ製造用樹脂フィルムと、その強化繊維プリプレグ製造用樹脂フィルムを用いて製造した樹脂目付のバラツキの小さい強化繊維プリプレグ、および前記強化繊維プリプレグ製造用樹脂フィルムの製造方法に関する。
繊維強化複合材料、例えば、軽量ゴルフシャフトや釣竿などのスポーツ用途に適した繊維強化複合材料を製造する中間基材である強化繊維プリプレグにおいては、成形品の品質、寸法のバラツキ等を小さく抑えるために、樹脂目付のバラツキを極力小さくすることが望まれる。とくに、長尺の強化繊維プリプレグを使用する場合などには、その強化繊維プリプレグの長手方向における樹脂目付のバラツキを極力小さくすることが望まれる。
強化繊維プリプレグの代表的な製造方法として、強化繊維からなるシートに対し、樹脂を塗布、担持させた離型フィルムを重ね、離型フィルムに塗布されていた樹脂を強化繊維シート側に転写させて強化繊維シート内に含浸させる方法が知られている。プリプレグから得られる繊維強化複合材料をより軽量かつ強度の高いものにする目的で、プリプレグの強化繊維含有率が高められるが、そのために低樹脂目付の強化繊維プリプレグ製造用樹脂フィルム等を得るための各種提案がなされている。強化繊維プリプレグ製造用樹脂フィルムは、一般的に、リバースロールコーターや、ダイコーター、グラビアコーター等の各ロールコーターが使用され、樹脂を加温して離型フィルムに塗布される方法が知られている。一般的に、強化繊維プリプレグ製造用樹脂は、前記したように加温しても、まだかなり粘調が高い場合が多いため、これを薄く、また、均一に塗布することが困難であった。例えば、樹脂をロールコーターで塗布する際に、樹脂フィルムを均一な目付に塗布する提案がなされている(例えば、特許文献1)。ところが、ロールコーターでは、機械的な精度を高くしても、ロールが回転することによって、大なり小なりロールの「振れ」が生じるため、樹脂目付のバラツキを十分に満足できるレベルまで小さくできていない。また、このロールの「振れ」はロールの回転周期に関係することがあるが、プリプレグの長手方向のバラツキ周期が短いと、それから製造されるゴルフシャフトや釣竿などの成形体の重量や強度のバラツキが大きくなる問題があった。そのため、バラツキの周期を長くするためにロール径を大きくしたり、ロール回転速度を遅くしたりする方法が考えられるが、製造装置が大きくなったり、生産速度が遅くなったりすることから現実的な方法としては提案できない。また、リバースロールコーターで、ロールの速度比を変えて低目付の樹脂フィルムを塗布する提案がなされている(たとえば、特許文献2、または3)。上記のような長手方向における樹脂目付のバラツキが小さい強化繊維プリプレグを得るためには、必然的に、強化繊維プリプレグ製造用樹脂フィルムにおける塗布樹脂の目付のバラツキも極力小さくすることが要求される。ところが、これらの従来の方法では、上記したロール回転による「振れ」が目付バラツキの要因となることに加え、ロール速度比を変更することによる塗布速度むらが目付バラツキを大きくすることがあるので、この目付バラツキを十分に満足できるレベルまで小さくできてはいない。
特開昭60−2313号公報 特開平3−123670号公報 特開平11−254435号公報
そこで本発明の課題は、樹脂目付バラツキの小さな強化繊維プリプレグ製造用樹脂フィルムおよびそれを用いた強化繊維プリプレグ並びに強化繊維プリプレグ製造用樹脂フィルムの製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る強化繊維プリプレグ製造用樹脂フィルムは、離型フィルムに樹脂が塗布されてなる強化繊維プリプレグ製造用樹脂フィルムにおいて、長手方向における塗布樹脂の目付のバラツキが±2.0g/m以下であり、該バラツキの変動周期が3m以上であることを特徴とするものからなる。
ここで、フィルムの中央部100mm角のサンプルをフィルム長手方向に100mm間隔で50点測定したときの標準偏差σを前記目付バラツキとし、前記変動周期はその目付バラツキの山と山のピーク間隔とする。各サンプルの樹脂目付は、離型フィルムからへらなどで掻き取った樹脂重量を天秤で測定したものから求めることができる。
この強化繊維プリプレグ製造用樹脂フィルムにおいては、平均樹脂目付が40g/m以下とすることができる。すなわち、本発明に係る強化繊維プリプレグ製造用樹脂フィルムは、とくに低樹脂目付のものに対して好適なものであり、低樹脂目付でかつ均一な目付とすることにより、強化繊維含有率が高く、均一なプリプレグの製造が可能になる。さらに、平均樹脂目付が30g/m以下、さらには20g/m以下とすることも可能である。
また、上記樹脂としては、その最低粘度が0.1〜300ポイズの熱硬化性樹脂であることが好ましい。粘度がこの範囲よりも低いと、所望の塗布厚み、つまり所望の樹脂目付で塗布することが困難となり、逆に粘度が高すぎると、メタリングロールやコーティングロールで均一な塗布厚みに調整することが困難になる。ここで、前記樹脂粘度は、動的粘弾性法を用いて測定できる。例えば、レオメトリックス社製RDA−II型装置などを用いることができる。本願における最低粘度は、温度を上昇しながら測定する場合、樹脂粘度は徐々に低下し、ついには硬化反応が起こり粘度上昇に転じるが、この転移直前の粘度の最小値のことを言う。また、この最低粘度を示す温度を最低粘度温度と言う。
上記樹脂としては、通常強化繊維プリプレグ製造用に用いられているいずれの樹脂の使用も可能であり、例えば、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、フェノール樹脂、シアネートエステル樹脂などが挙げられ、とくに、エポキシ樹脂や、エポキシ樹脂を主成分とする樹脂組成物を使用することができる。
また、上記離型フィルムとしては、プラスチックフィルム等の使用も可能であるが、とくに、離型性の良い離型紙からなることが好ましい。
本発明に係る強化繊維プリプレグは、強化繊維からなるシートに樹脂を含浸させた強化繊維プリプレグであって、長手方向における樹脂目付バラツキが±2.0g/m以下であり、該バラツキの変動周期が3m以上であり、かつ平均樹脂目付が40g/m以下であることを特徴とするものからなる。このような強化繊維プリプレグは、とくに上述した強化繊維プリプレグ製造用樹脂フィルムを使用することにより、容易にかつ確実に製造できる。
この強化繊維プリプレグにおいては、上記平均樹脂目付を20g/m以下の低樹脂目付とすることも可能である。
また、上記樹脂としては、その最低粘度が0.1〜300ポイズの熱硬化性樹脂であることが好ましい。
また、上記樹脂としては、通常強化繊維プリプレグ製造用に用いられているいずれの樹脂の使用も可能であり、例えば、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、フェノール樹脂、シアネートエステル樹脂などが挙げられ、とくに、エポキシ樹脂や、エポキシ樹脂を主成分とする樹脂組成物を使用することができる。
また、上記強化繊維としては、通常強化繊維プリプレグに用いられているいずれの強化繊維の使用も可能であり、例えば、炭素繊維、ガラス繊維、アラミド繊維、ボロン繊維、アルミナ繊維、炭化ケイ素繊維などが用いられる。これらの繊維を2種以上混合しても構わない。中でも、炭素繊維は軽く、強度も高いことから有用である。炭素繊維には、ポリアクリロニトリル系、ピッチ系等があるがそれらいずれを用いてもよいし、また黒鉛繊維をも含みうるものである。また、本発明における炭素繊維束は、1繊維束あたりのフィラメント数(単繊維数)が特に限定されるものではないが、1000〜72000本が好ましく、1000〜48000本がより好ましく、3000〜48000本が更に好ましい。
上記のような強化繊維プリプレグ製造用樹脂フィルムは、次のような方法により製造できる。すなわち、本発明に係る強化繊維プリプレグ製造用樹脂フィルムの製造方法は、メタリングロールとコーティングロールおよびバックアップロールを備えたリバースロールコーターを用いて離型フィルムに樹脂を塗布する強化繊維プリプレグ製造用樹脂フィルムを製造する方法において、コーティングロール速度C、バックアップロール速度B、離型フィルム速度Fがそれぞれ次の関係にあることを特徴とする方法からなる。
0<C/F<1.0 ・・・・(1)
0.9≦F/B≦1.0 ・・・・(2)
すなわち、C/Fを1.0未満とすることで、通常のC/F=1.0(転写状態)に比べ、樹脂を引き伸ばしながら塗布することができ、それによって塗布むらを小さくするのである。しかし、C/Fを1.0未満とすると、フィルムに対して樹脂を引っ張る方向の力が大きくなるので、FとBの速度差が大きくなろうとする。そこで、F/Bを1に近い範囲に抑えておくことで、安定した塗布を同時に達成できるようにしている。換言すれば、このF/Bは樹脂への張力付与状態の指標であり、この値を1に近づけることで、樹脂への張力による塗布むら等への影響を抑えるようにしている。ここで、C/Fが小さくなるほど目付バラツキが小さくなるので、好ましくは0<C/F≦0.75である。
さらに、上記コーティングロール速度Cと離型フィルム速度Fは、次の関係にあることがより好ましい。
0<C/F≦0.5 ・・・・(3)
C/Fを0.5以下とすることで、通常のC/F=1.0(転写状態)に比べ、樹脂をより効果的に引き伸ばしながら塗布することができ、それによって塗布むらを小さくすることができる。
また、上記メタリングロールの速度Mとコーティングロール速度Cは、次の関係にあることが好ましい。
0.5≦M/C≦1.2 ・・・・(4)
この0.5〜1.2の範囲は、リバースロールコーターで、通常採用される範囲として好ましい範囲である。さらには、それぞれのロールの回転による「振れ」による樹脂目付バラツキを小さくすることができるので、0.75≦M/C≦1.1の範囲がより好ましい。ここで、上記した各ロール速度C、B、Mはそれぞれのロールの周速度のことである。また、離型フィルム速度Fは、離型フィルムの走行速度のことである。
また、離型フィルムに樹脂を塗布した後には、巻取機で連続的にロール状に巻取られることが好ましい。また、離型フィルムは張力付与手段で張力を付与されるのが好ましい。また、離型フィルムに樹脂を塗布した後、巻取機で巻き取られる前に張力付与手段で離型フィルムに張力が付与されることが好ましい。張力付与手段としては、例えば、減圧吸引によって離型フィルムを吸着把持する手段から構成できる。また、離型フィルムにコーティングされる際の樹脂の粘度を10〜10000ポイズの範囲に保つことが好ましく、この粘度は上記した最低粘度と同様に、コーティングされる際の温度における粘度として測定できる。また、樹脂が離型フィルムにコーティングされる際に離型フィルムを加熱しても良い。また、張力付与手段速度Sと離型フィルム速度Fが次の関係にあることが好ましい。
0.9≦F/S≦1.0 ・・・・(5)
本発明によれば、長手方向の樹脂目付バラツキが小さく、樹脂が均一に塗布された強化繊維プリプレグ製造用樹脂フィルムを得ることができ、それを用いて、同様に長手方向の樹脂目付バラツキが小さい強化繊維プリプレグを得ることができる。特に、低樹脂目付においても目付バラツキを小さくでき、そのような樹脂目付バラツキが小さい強化繊維プリプレグが要求される複合材料の成形に好適なプリプレグを提供できる。
以下に、本発明の望ましい実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施態様に係る強化繊維プリプレグ製造用樹脂フィルムの製造方法を示している。離型フィルムのロール体1から巻き出された離型フィルム2は、フリーロールからなるガイドロール3を経て、バックアップロール4へと送られ、コーティングロール5の表面上の樹脂7が転写、塗布される。樹脂7は、メタリングロール6とコーティングロールとのクラアランス、およびメタリングロール6の速度Mとコーティングロール速度の比によって計量されながら所定の厚みでコーティングロール5の表面上に供給され、コーティングロール5の表面に対しては、堰板8により転写後の余剰樹脂が掻き取られる。コーティングロール速度Cと離型フィルム速度Fの比C/Fは1未満とすることでコーティングロール5に計量された樹脂7を引き伸ばしながら離型フィルム2上に塗布することができるので、目付バラツキを小さくすることができる。しかし、C/Fを1未満にすると、離型フィルム2の走行方向に対して逆の方向に樹脂を引っ張る力が強くなるため、バックアップロール4上を走行する離型フィルム2はバックアップロール4上でスリップすることがある。このスリップが起こると、離型フィルム2の速度は安定せず、かえって樹脂の塗布むらを引き起こすことになる。従って、離型フィルム速度Fとバックアップロール速度Bの比を1に近づけることが樹脂目付バラツキを小さくするのに好ましく、このような離型フィルム2のスリップを抑えるために、バックアップロール4は離型フィルム2との摩擦抵抗の大きい形状や材質を選ぶのが好ましく、たとえばゴムロールで周径の大きな具体的にはφ400mm以上のものに、離型フィルム2が1/3周以上に接触するように配したものが好ましい。あるいは、図1に示したように、樹脂を塗布した離型フィルム9はロール状に巻き取ることもできるが、この巻き取りの張力を大きくして離型フィルム9に引っ張る力を加えることによっても上記スリップを抑制することができ、具体的には40kg/離型フィルム幅以上の張力が好ましい。ただしこの巻き取り張力はあまり大きすぎるとフィルムが巻締まってしまい、樹脂フィルムの品位を低下させるおそれがあるので、好ましくは300kg/離型フィルム幅以下である。また、離型フィルム2上に樹脂7が塗布された樹脂フィルム9は、本実施態様では、張力付与手段10により所定の張力が付与されながら、樹脂フィルムのロール体11として巻き取られるが、張力の付与は離型フィルムに樹脂が塗布される前後、例えば図1で例示される装置であれば、離型フィルムの巻出しであるロール体1から巻取機7の間でいずれか好適な設置位置を選べばよく、これらを複数用いても良い。このように離型フィルムに張力を付与することによって上記したスリップを抑制することもできる。
図2および図3は、張力付与手段10の一例を示している。本例では、多数の孔からなるベルト開口部21aを有するベルト21が、駆動ロール22により駆動され、フリーロール23により案内されながら、筐体24内で周回され、周回経路の上面側で、ベルト21が露出されている。筐体24内から、吸引口25を通して、適当な吸引手段により吸引することにより、筐体24内が減圧され、さらにこの減圧吸引により、周回中のベルト21の上面に走行中の樹脂フィルム9が吸着保持され、それによってここでは巻取機でロール体11に巻き取る前に樹脂フィルム9に所定の張力が付与される。
このような張力付与手段10においては、図4および図5に示すように、上記ベルト21に代えて、多数の孔からなるロール開口部26aを有するロール26を用いることもできる。また、図4および図5に示すような張力付与手段をバックアップロールに用いることもできる。張力付与手段10の走行速度S、すなわちベルト21の走行速度やロール26の周速度は、離型フィルム速度Fに対し等速に近いほど好ましく、±10%以下の差であれば、ベルト21やロール26上での離型紙スリップが少なく、塗布むらが少なくなり好ましい。より好ましくは、0.9≦F/S≦1.0の関係にあれば良く、また、バックアップロール速度を検出して、これを基準に等速、もしくはそれ以上になるように連動駆動するようにしても良い。ここでベルト21やロール26の材質は金属製、樹脂製、ゴム製など特に制限無く用いることができ、減圧による離型フィルムの吸着むらを小さくするために、ベルト21やロール26の離型フィルム接触面は鏡面、エンボス、あるいは小さな溝を具備して加工しても良い。ベルトやロールの開口部は好ましくはφ50mmであると吸引把持された際に離型フィルム面に凹凸等ができにくくなり良い。また、減圧吸引把持手段の離型フィルム接触面のうち、開口部は10〜70%の面積であれば良好な吸引把持ができ好ましい。
樹脂は離型フィルムにコーティングされる際に、その粘度を10〜10000ポイズの範囲に保つことで、離型フィルム2がバックアップロール4上でスリップし難くなり、また樹脂のコーティングムラを抑制できるので好ましい。また、離型フィルムに樹脂をコーティングする際に、離型フィルムを加熱するのが、樹脂の粘調を低下できるので好ましい。離型フィルムの加熱は、バックアップロール4そのもの、あるいはロール表面を加熱して、離型フィルムを接触式に加熱しても良く、あるいは、バックアップロール4の近傍に加熱ヒーターを設置して離型フィルムを非接触的に加熱しても良い。離型フィルムの加熱温度は高くなると樹脂の変質が起こりやすくなるため、好ましくは40〜200℃、さらに好ましくは40〜130℃である。あるいは、離型フィルムに樹脂を塗布後、室温以下の冷風を樹脂に吹きかけたり、室温以下の冷却プレートに離型フィルムを接触させたりすることで離型フィルムと樹脂を冷却する方法をとっても良い。
図6は、上記のように製造された強化繊維プリプレグ製造用樹脂フィルムを用いて、強化繊維プリプレグを製造する方法を示している。複数の強化繊維束のパッケージ31から引き出された強化繊維束32は、引き揃えロール33、34、コーム35を介して、複数の強化繊維束32が互いに並行にシート状に引き揃えられた強化繊維シート36の形態とされる。強化繊維シート36に対して、上側の離型フィルムのロール体37から引き出された上側の離型フィルム40(例えば、離型紙からなる離型フィルム)が導入ロール38、39を介して強化繊維シート36の上面側に配置されるとともに、下側の離型フィルムのロール体41から引き出された下側の離型フィルム44が導入ロール42、43を介して強化繊維シート36の下面側に配置される。上下の離型フィルム40、44の少なくとも一方に、前述の如く樹脂が塗布、担持されており、本実施態様では、少なくとも上側の離型フィルム40に樹脂が塗布、担持されている。但し、両離型フィルム40、44に樹脂が塗布、担持されていてもよい。
このように両側から離型フィルム40、44で挟まれた強化繊維シート36は、ヒータ45で加熱されて離型フィルムに塗布されていた樹脂が加熱、軟化され、含浸ロール46、47でニップされて加圧されることにより、樹脂が強化繊維シート36中に含浸される。樹脂が含浸された強化繊維シート36は、引取ロール48、49の位置で、樹脂が強化繊維シート36側に転写された後の上側の離型フィルム50がロール体53として巻き取られ回収される。樹脂が含浸された強化繊維シート36は、強化繊維プリプレグ51として、ロール体52として巻き取られる。本実施態様では、下側の離型フィルム44も強化繊維プリプレグ51とともに巻き取られ、強化繊維プリプレグ51が巻き出されて複合材料成形用に使用される際に、離型材として機能する。
図7は、本発明において、長手方向の樹脂目付のバラツキを測定する方法を示している。すなわち、樹脂フィルム61に対し、フィルム61の幅方向中央部に100mm角の測定部分(サンプル)をとり、これをフィルム長手方向に100mm間隔で50点測定し、そのときの標準偏差σを樹脂目付バラツキとする。本発明における樹脂目付バラツキの変動周期は、図8に示すように、上記のように測定していった際に得られる樹脂目付のグラフにおいて、山と山のピークP1、P2の間隔L1として測定する。
上記のような装置を用いて、強化繊維プリプレグ製造用樹脂フィルムおよび強化繊維プリプレグを製造した結果について説明する。
実施例1
塗布装置は、図1に示したメタリングロール(φ800mm:表面金属製)、コーティングロール(φ800mm:表面金属製)、バックアップロール(φ400mm:表面ゴム製)を具備したリバースロールコーターを用いた。張力付与手段には、図2および図3に示したサクションベルト装置を使用した。塗布する樹脂は、予め下記の組成で調製し、最低粘度50ポイズ、最低粘度温度120℃とした樹脂組成物を用いた。ここで、樹脂粘度は、レオメトリックス社製RDA−II型装置を用い、操作モード:ダイナミック、振動3.14ラディアン/秒、昇温速度:1.5℃/分、プレート:平行板(半径25mm)、ギャップ:1.0mmの条件で測定した。
塗布した樹脂の組成は下記の通りである。
ビスフェノールA型エポキシ樹脂 :20重量部
(エピコート828、登録商標、ジャパン エポキシ レジン(株)製)
ビスフェノールA型エポキシ樹脂 :30重量部
(エピコート1001、登録商標、ジャパン エポキシ レジン(株)製)
フェノールノボラック型エポキシ樹脂 :50重量部
(エピコート154、登録商標、ジャパン エポキシ レジン(株)製)
ポリビニルホルマール :10重量部
(ビニレック K、商品名、チッソ(株)製)
3−(3,4−ジクロロフェニル)−1,1−ジメチルウレア:10重量部
(DCMU99、型番、保土ヶ谷化学工業(株)製)
離型フィルムは、炭素繊維プリプレグ用剥離工程紙(WBE90R−DT、商品名、リンテック(株)製)、幅1080mmのものを用いた。
バックアップロール4、メタリングロール6,コーティングロール5の表面温度を75℃に加温して、溶融状となった上記樹脂組成物を下記の条件で離型フィルムに1000mm幅で塗布した。
メタリングロール速度M :7.5m/分
コーティングロール速度C :7.5m/分
バックアップロール速度B :10.5m/分
メタリングロール/コーティングロールクリアランス :43μm
ワインダー張力 :70kgf/m幅
サクションベルト張力 :30kgf/m幅
サクションベルト速度 :10.5m/分
連続して樹脂を塗布したときの離型フィルム、すなわち樹脂フィルムの速度Fは、10m/分であったことから、M/C、C/F、F/Bの関係は次の通りとなる。
M/C=1.0
C/F=0.75
F/B=0.95
得られた樹脂フィルムを5mの長さでサンプリングし、平均樹脂目付と目付の長手方向のバラツキ、および変動周期を測定した結果、次の通りとなった。
平均目付 :32.3g/m
長手方向のばらつき :±2.0g/m
変動周期 :3.3m
実施例2
塗布装置は、実施例1と同様にして、径を変更したメタリングロール(φ600mm:表面金属製)、コーティングロール(φ600mm:表面金属製)を用いた。張力付与手段には、実施例1と同じサクションベルト装置を使用した。樹脂の塗布は、各ロール速度を下記の通りとした以外は実施例1と同じにして実施した。
メタリングロール速度M :10m/分
コーティングロール速度C :10m/分
バックアップロール速度B :21m/分
メタリングロール/コーティングロールクリアランス :60μm
ワインダー張力 :70kgf/m幅
サクションベルト張力 :30kgf/m幅
サクションベルト速度 :20m/分
得られた樹脂フィルムを5mの長さでサンプリングし、平均目付と目付の長手方向のバラツキ、および変動周期を測定した結果、次の通りとなった。
平均目付 :32.1g/m
長手方向のばらつき :±1.7g/m
変動周期 :3.7m
実施例3〜5
実施例2と樹脂、離型フィルム、装置は同じにして、メタリングロール速度M、コーティングロール速度C、バックアップロール速度B、メタリングロール/コーティングロールクリアランス、ワインダー張力、サクションベルト張力を表1に示した条件にて、樹脂フィルムを製造した結果を表2にまとめた。
実施例6
実施例5と同じにして、張力付与手段に図4および図5に示したサクションロールをバックアップロールに用いて、かつ実施例5と同じサクションベルトを使用して、表1に示した条件にて樹脂フィルムを製造した結果を表2にまとめた。
実施例7〜9
実施例5と同じにして、バックアップロール近傍に加熱ヒーターを設置し、離型フィルムに樹脂がコーティングされる際の離型フィルム温度が100℃になるように加熱しながら表1に示した条件にて樹脂フィルムを製造した結果を表2にまとめた。なおこの温度での樹脂粘度は800ポイズであり、離型フィルムは樹脂がコーティングされた直後に冷風で20℃に冷やして樹脂フィルムを製造した。
比較例1〜3
実施例2と樹脂、離型フィルム、装置は同じにして、サクションベルトは使用せず、メタリングロール速度M、コーティングロール速度C、バックアップロール速度B、メタリングロール/コーティングロールクリアランス、ワインダー張力、を表1に示した条件にて、樹脂フィルムを製造した結果を表2にまとめた。
実施例10
実施例1で得た樹脂フィルムと強化繊維から、図6に示した強化繊維プリプレグ製造装置を用いて、強化繊維プリプレグを製造した。
強化繊維には、平均単繊維径7μm、単繊維数12,000本、引張強度4.9GPa、引張弾性率230GPaの炭素繊維束(繊度:0.8g/m)を125本用いた。これらの炭素繊維束を引き揃えた炭素繊維シートに、実施例1で得た樹脂フィルム1枚を下から押し当て、上からは樹脂を塗布していない離型フィルムを当てて挟み、ヒータ45、および含浸ロール46、47を130℃に加温し、速度8m/分、線圧3kg/cmで加圧、樹脂を炭素繊維束に含浸させ、炭素繊維プリプレグを得た。この炭素繊維プリプレグのプリプレグ目付は132.1g/m、繊維目付は100.1g/m、重量繊維含有率は75.8%であった。
この炭素繊維プリプレグを5mの長さでサンプリングし、抽出法によって求めた樹脂の平均目付と目付の長手方向のバラツキ、および変動周期は、次の通りとなった。
平均目付 :32.0g/m
長手方向のばらつき :±1.9g/m
変動周期 :3.3m
実施例11〜18
実施例10と同様に、実施例2〜9で製造した樹脂フィルムをそれぞれ用いて表3に示した炭素繊維束本数、含浸条件にて強化繊維プリプレグを製造した結果を、表3にまとめた。
比較例4〜6
実施例10と同様に、比較例1〜3で製造した樹脂フィルムをそれぞれ用いて表3に示した炭素繊維束本数、含浸条件にて強化繊維プリプレグを製造した結果を、表3にまとめた。プリプレグ表面に、繊維目隙(ワレ)や切断された単糸が集合したケバが多数発生した。
実施例19
実施例10で製造した炭素繊維プリプレグを用いて、丸筒コンポジットを作製した。丸筒コンポジットは、上記炭素繊維プリプレグを幅95mm、長さ1000mmの大きさのパターンに、長手方向が繊維方向のもの(0°層)、長手方向が繊維直交方向のもの(90°層)にカットして、0°層と90°層を予め貼り合わせたのち、それらが3層になるように外径10mm、長さ1200mmのステンレス製マンドレルに巻き付け、その上からラッピングテープを巻き付けてプリプレグをマンドレルに固定し、130℃で2時間熱処理してエポキシ樹脂を硬化させた後、マンドレルを抜き取ることによって作製した。
このようにして丸筒コンポジットを50本作製し、それぞれの重量とばらつきを調べた。バラツキは各丸筒重量測定値からの変動係数(cv)で求めた。結果を下記に示す。
丸筒重量の平均値 :25.5g
丸筒重量のばらつき(cv):1.9%
実施例20〜25
実施例19と同様に、実施例11〜16で製造した炭素繊維プリプレグをそれぞれ用いて丸筒コンポジットを作製した。それらの重量とばらつきを表4にまとめた。
比較例7、8
実施例19と同様に、比較例5〜6で製造した炭素繊維プリプレグをそれぞれ用いて丸筒コンポジットを作製した。それらの重量とばらつきを表4にまとめた。プリプレグ表面に発生したワレやケバにより、丸筒表面に凹凸が発生した。
Figure 2005264146
Figure 2005264146
Figure 2005264146
Figure 2005264146
本発明は、ゴルフシャフトや釣竿などのスポーツ、レジャー用途向けにだけでなく航空機用途や土木建築などの一般産業用途などにも応用することができるが、その応用範囲が、これらに限られるものではない。
本発明の一実施態様に係る強化繊維プリプレグ製造用樹脂フィルムの製造方法を実施するための装置の概略側面図である。 図1の装置の張力付与手段の例を示す拡大概略部分側面図である。 図2の装置の概略平面図である。 図1の装置の張力付与手段の別の例を示す拡大概略部分側面図である。 図4の装置の概略斜視図である。 本発明の一実施態様に係る強化繊維プリプレグを製造するための装置の概略側面図である。 本発明における樹脂目付のバラツキを測定する方法を示す樹脂フィルムの概略平面図である。 本発明における目付バラツキの変動周期を測定する方法を示すグラフである。
符号の説明
1 離型フィルムのロール体
2 離型フィルム
3 ガイドロール
4 バックアップロール
5 コーティングロール
6 メタリングロール
7 樹脂
8 堰板
9 樹脂フィルム
10 張力付与手段
11 樹脂フィルムのロール体
21 ベルト
21a ベルト
開口部
22 駆動ロール
23 フリーロール
24 筐体
25 吸引口
26 ロール
26a ロール開口部
31 強化繊維束のパッケージ
32 強化繊維束
33、34 引揃えロール
35 コーム
36 強化繊維シート
37 上側の離型フィルムのロール体
38、39 導入ロール
40 上側の離型フィルム
41 下側の離型フィルムのロール体
42、43 導入ロール
44 下側の離型フィルム
45 ヒータ
46、47 含浸ロール
48、49 引取ロール
50 上側の離型フィルム
51 強化繊維プリプレグ
52 強化繊維プリプレグのロール体
53 上側の離型フィルムのロール体
61 樹脂フィルム
62 測定部分
P1 ピーク
P2 ピーク
L1 バラツキ変動周期

Claims (19)

  1. 離型フィルムに樹脂が塗布されてなる強化繊維プリプレグ製造用樹脂フィルムにおいて、長手方向における塗布樹脂の目付のバラツキが±2.0g/m以下であり、該バラツキの変動周期が3m以上であることを特徴とする強化繊維プリプレグ製造用樹脂フィルム。
  2. 平均樹脂目付が40g/m以下であることを特徴とする、請求項1に記載の強化繊維プリプレグ製造用樹脂フィルム。
  3. 前記樹脂が、その最低粘度が0.1〜300ポイズの熱硬化性樹脂であることを特徴とする、請求項1または2に記載の強化繊維プリプレグ製造用樹脂フィルム。
  4. 前記樹脂が、エポキシ樹脂を主成分とする樹脂組成物からなることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の強化繊維プリプレグ製造用樹脂フィルム。
  5. 前記離型フィルムが離型紙からなることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の強化繊維プリプレグ製造用樹脂フィルム。
  6. 強化繊維からなるシートに樹脂を含浸させた強化繊維プリプレグであって、長手方向における樹脂目付バラツキが±2.0g/m以下であり、該バラツキの変動周期が3m以上であり、かつ平均樹脂目付が40g/m以下であることを特徴とする強化繊維プリプレグ。
  7. 前記平均樹脂目付が20g/m以下であることを特徴とする、請求項6に記載の強化繊維プリプレグ。
  8. 前記樹脂が、その最低粘度が0.1〜300ポイズの熱硬化性樹脂であることを特徴とする、請求項6または7に記載の強化繊維プリプレグ。
  9. 前記樹脂が、エポキシ樹脂を主成分とする樹脂組成物からなることを特徴とする、請求項6〜8のいずれかに記載の強化繊維プリプレグ。
  10. メタリングロールとコーティングロールおよびバックアップロールを備えたリバースロールコーターを用いて離型フィルムに樹脂を塗布する強化繊維プリプレグ製造用樹脂フィルムを製造する方法において、コーティングロール速度C、バックアップロール速度B、離型フィルム速度Fがそれぞれ次の関係にあることを特徴とする、強化繊維プリプレグ製造用樹脂フィルムの製造方法。
    0<C/F<1.0 ・・・・(1)
    0.9≦F/B≦1.0 ・・・・(2)
  11. 前記コーティングロール速度Cと離型フィルム速度Fが次の関係にあることを特徴とする、請求項10に記載の強化繊維プリプレグ製造用樹脂フィルムの製造方法。
    0<C/F≦0.5 ・・・・(3)
  12. 前記メタリングロール速度Mとコーティングロール速度Cが次の関係にあることを特徴とする、請求項10または11に記載の強化繊維プリプレグ製造用樹脂フィルムの製造方法。
    0.5≦M/C≦1.2 ・・・・(4)
  13. 離型フィルムに樹脂を塗布した後、巻取機で連続的にロール状に巻取られることを特徴とする、請求項10〜12のいずれかに記載の強化繊維プリプレグ製造用樹脂フィルムの製造方法。
  14. 離型フィルムが張力付与手段で張力を付与されることを特徴とする、請求項10〜13のいずれかに記載の強化繊維プリプレグ製造用樹脂フィルムの製造方法。
  15. 離型フィルムに樹脂を塗布した後、巻取機で巻き取られる前に張力付与手段で離型フィルムに張力が付与されることを特徴とする、請求項14に記載の強化繊維プリプレグ製造用樹脂フィルムの製造方法。
  16. 前記張力付与手段が、減圧吸引によって離型フィルムを吸着把持する手段からなることを特徴とする、請求項14あるいは15に記載の強化繊維プリプレグ製造用樹脂フィルムの製造方法。
  17. 前記樹脂が離型フィルムにコーティングされる際の樹脂の粘度を10〜10000ポイズの範囲に保つことを特徴とする、請求項10〜16のいずれかに記載の強化繊維プリプレグ製造用樹脂フィルムの製造方法。
  18. 前記樹脂が離型フィルムにコーティングされる際に、離型フィルムを加熱することを特徴とする、請求項10〜17のいずれかに記載の強化繊維プリプレグ製造用樹脂フィルムの製造方法。
  19. 前記張力付与手段速度Sと離型フィルム速度Fが次の関係にあることを特徴とする、請求項10〜18のいずれかに記載の強化繊維プリプレグ製造用樹脂フィルムの製造方法。
    0.9≦F/S≦1.0 ・・・・(5)
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