JPH03294541A - ハイブリッドプリプレグ及びその製造方法 - Google Patents

ハイブリッドプリプレグ及びその製造方法

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JPH03294541A
JPH03294541A JP2138103A JP13810390A JPH03294541A JP H03294541 A JPH03294541 A JP H03294541A JP 2138103 A JP2138103 A JP 2138103A JP 13810390 A JP13810390 A JP 13810390A JP H03294541 A JPH03294541 A JP H03294541A
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JP
Japan
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fibers
fiber
cloth
prepreg
fiber diameter
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Pending
Application number
JP2138103A
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English (en)
Inventor
Makoto Takezawa
誠 竹澤
Makiharu Miyao
巻治 宮尾
Hiroshi Inoue
寛 井上
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Tonen General Sekiyu KK
Original Assignee
Tonen Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 11上二且旦玉1 本発明は、繊維径の小さい炭素繊維などのような強化繊
維と、該強化繊維とは異なる、大きな繊維径(後述する
「換算径」をも含む)を有した、例えばチタン繊維、ア
モルファス繊維、ステンレススチール繊維などの金属繊
維;ボロン繊維、ガラス繊維などの無機繊維;或は種々
の有機繊維などのような異種繊維とを強化繊維として有
したハイブリッドプリプレグ及びその製造方法に関する
ものであり、特に、前記異種繊維がクロス(織物)の状
態に織り込まれてハイブリッド中に存在する点に特徴を
有する。
【未立韮l 近年、炭素繊維その他各種の強化繊維を用いたプリプレ
グが種々の技術分野にて広(使用されており、例えば、
ゴルフシャフト、釣り竿の製造に際しても、軽量で且つ
機械的強度も高いという理由から多く利用されており、
極めて良好な成果を納めている。
しかしながら、更に、強度及び弾性率の点で、或は、使
用時の感触の点で改良が望まれており、斯る要望に応え
るべ(、繊維強化プリプレグ間に、該プリプレグの強化
繊維とは異なる例えばボロン繊維、チタン繊維、アモル
ファス繊維、ステンレススチール繊維、ガラス繊維、種
々の有機繊維などの異種繊維を強化繊維として用いる使
用法が提案され、そのための研究が盛んに行われている
本発明者らは、この目的のためのハイブリッドプリプレ
グとしては、第12図に図示するような構成のものを提
案した。
つまり、第12図のハイブリッドプリプレグは、繊維径
が5〜30μmとされる強化繊維2の中に、繊維径が5
0〜500μmとされる異種繊維6を前記強化繊維2と
同一方向に所定の間隔にて配列して構成される。又、こ
のようなハイブリッドプリプレグは、繊維径が5〜30
μmとされる強化繊維2を使用した2枚の一方向繊維強
化プリプレグによって、該強化繊維と同一方向に所定の
間隔にて配列された繊維径が50〜500μmとされる
異種繊維6を挟持し、一体とすることによって製造され
、特に、ドラムワインダを使用して効率よ(製造し得る
ものである。
が  しよ と る このようなハイブリッドプリプレグは比較的簡単に製造
し得て、機械的強度の向上及び感触の改善を達成し得る
が、場合によっては、製造過程において、或は製造後斯
かるハイブリッドプリプレグをマンドレルなどに巻き付
けて所定形状に賦形する過程において、強化繊維と同一
方向に所定の間隔にて配列された異種繊維6がその配列
方向において乱れることが経験される。異種繊維の配列
の乱れは、美感上好ましくないのみならず、物性的にも
バラつきの原因となり製品の品質上からも好ましいもの
ではない。
このような繊維の乱れをなくするには、製造過程におけ
る異種繊維の、或は、製造後のハイブリッドプリプレグ
の、極めて慎重な取扱いが要求され、ハンドリング性(
作業性)の点で問題がある。
従って、本発明の目的は、繊維径の小さな強化繊維と、
繊維径の大きな異種繊維とを使用したハイブリッドプリ
プレグにおいて、異種繊維の配列に乱れがなく、機械的
強度などの物性の安定化を図ることができ、ハンドリン
グ性に優れており、しかも美感の点からも好ましいハイ
ブリッドプリプレグ及びその製造方法を提供することで
ある。
を   るための 上記目的は本発明に係るハイブリッドプリプレグ及びそ
の製造方法にて達成される。要約すれば本発明は、繊維
径が5〜30μmとされる強化繊維の中に、繊維径が5
0〜500μmとされる1種又は複数種の異種繊維を前
記強化繊維と同一方向に所定の間隔にて織り込んで有し
ているクロスを配設したことを特徴とするハイブリッド
プリプレグである。
このようなハイブリッドプリプレグは、繊維径が5〜3
0μmとされる強化繊維を使用した2枚の一方向繊維強
化プリプレグによって、繊維径が50〜500μmとさ
れる異種繊維を前記強化繊維と同一方向に所定の間隔に
て織り込んで有しているクロスを挟持し、一体とするこ
とを特徴とするハイブリッドプリプレグの製造方法にて
好適に製造し得る。
又、斯かる長尺のハイブリッドプリプレグは、(a)繊
維径が50〜500μmとされる異種繊維を織り込んだ
クロスを連続的に供給すること、(b)前記クロスを挟
持する態様で、それぞれ離型紙に保持された、繊維径が
5〜30μmとされる強化繊維を有した第1及び第2繊
維強化プリプレグを前記クロスに添わせて連続的に供給
すること、(c)前記離型紙付第1繊維強化プリプレグ
、クロス及び離型紙付第2繊維強化プリプレグを、前記
離型紙付第1及び第2繊維強化プリプレグの合計厚みの
0.7〜0.8倍の厚みにまで押圧し、且つ前記第1及
び第2繊維強化プリプレグ中のマトリクス樹脂の粘度が
1000〜50000cpとなるまで加熱すること、を
特徴とする製造方法にて、或は、(a)繊維径が50〜
500μmとされる異種繊維を織り込んだクロスを連続
的に供給すること、(b)開繊手段にて開繊した繊維径
が5〜30μmとされる強化繊維を、前記クロスの両側
から前記クロスに添わせて連続的に供給すること、(C
)前記クロス及び強化繊維を挟持する態様で、第1及び
第2樹脂塗工紙を前記クロス及び強化繊維に添わせて連
続的に供給すること、(d)前記第1樹脂塗工紙、クロ
ス及び強化繊維、並びに第2樹脂塗工紙を加圧加熱して
一体とし、前記クロス及び強化繊維に前記第1及び第2
樹脂塗工紙中のマトリクス樹脂を含浸させること、を特
徴とする製造方法にて好適に製造し得る。
K蓋1 次に、本発明に係るハイブリッドプリプレグ及びその製
造方法について図面に即して更に詳しく説明する。
第1図に、本発明に係るハイブリッドプリプレグ1の一
実施例が示される。本実施例によると、繊維径が5〜3
0μmとされる強化繊維2として例えば炭素繊維を有し
たプリプレグ4の中に、繊維径が50〜500μmとさ
れる異種繊維6を前記炭素繊維と同一方向に所定の間隔
にて配列して構成される。このとき、本発明に従えば、
異種繊維6は、クロスに織り込んだ状態にて配設される
つまり、本発明によれば、第2図に図示されるように、
異種繊維6は、異種繊維を縦糸とし、横糸8として他の
繊維、或は同じ繊維を使用して製織され、クロス(織物
)5として一方向炭素繊維プリプレグ4の大略中央部に
位置される。
なお、クロス5の織物組織、織物密度などは必要に応じ
て適宜選択されるが、横糸8は、縦糸6とされる異種繊
維の配列を固定する程度に織り込まれていれば良い。
このような構成のハイブリッドプリプレグ1は、種々の
方法にて製造し得るが、特に、強化繊維として炭素繊維
を使用した2枚の一方向炭素繊維強化プリプレグの間に
、異種繊維6が炭素繊維と同一方向に所定の間隔にて配
列するようにりロス5を配置し、押圧及び/又は加熱す
ることにより一体とすることによって極めて好適に製造
される。
更に説明すると、第3図に図示するように、離型紙10
に保持された、強化繊維2として繊維径が5〜30μm
とされる炭素繊維を有した第1の炭素繊維強化プリプレ
グ4Aの上に、前記クロス5を配置し、このとき、クロ
ス5は、クロス5内に織り込まれた繊維径が炭素繊維に
比較して大きい50〜500μmの繊維径を有した異種
繊維6が、該第1の炭素繊維強化プリプレグ4Aの炭素
繊維2の配列方向と同方向に配列されるように配置し、
更に、該クロス5を挟持する態様で、第1の炭素繊維強
化プリプレグ4Aと同様の離型紙10に保持された第2
の炭素繊維強化プリプレグ4Bを重ね合せ、前記両度素
繊維強化プリプレグ4A、4Bを互の方へと押圧及び/
又は加熱することにより第1炭素繊維強化プリプレグ4
A、クロス5及び第2炭素繊維強化プリプレグ4Bは一
体に接合されて、第1図に図示するような本発明に従っ
たハイブリッドプリプレグlが形成される。
第1及び第2炭素繊維強化プリプレグ4A。
4Bの強化繊維2としての炭素繊維は同じ炭素繊維であ
っても良(、又、強度の異なる炭素繊維とすることもで
きる。
更には、プリプレグ4Aとプリプレグ4Bの強化繊維と
しては互いに種類の異なるものを用いてもよい。
又、強化繊維2は、炭素繊維に限定されるものではなく
、他に、繊維径の小さなボロン繊維、ガラス繊維、アル
ミナ繊維、炭化珪素繊維、窒化珪素繊維などの無機繊維
;アラミド繊維、ボリアリレート繊維、ポリエチレン繊
維などの有機繊維;或は、繊維径の小さなチタン繊維、
アモルファス繊維、ステンレススチール繊維などの金属
繊維などを任意に使用することができる。強化繊維2は
繊維径が5〜30μmとされ、好ましくは6〜12μm
とされる。
異種繊維6としては、強化繊維2に比較して繊維径が大
きいボロン繊維などの無機繊維、及びチタン繊維、アモ
ルファス繊維、ステンレススチール繊維などの金属繊維
が好適に使用され、通常期る繊維の径は50〜150μ
mとされ、好ましくは70〜120μmとされる。
更に、本発明に従えば、異種繊維6としてガラス繊維、
アルミナ繊維、炭化珪素繊維、窒化珪素繊維などの無機
繊維;アラミド繊維、ボリアリレート繊維、ポリエチレ
ン繊維などの有機繊維をも使用することができる。ただ
、一般にこれら繊維は、繊維径、即ち、モノフィラメン
トの径(d)は5〜50μmと小さいため、このように
繊維径の小さな繊維を異種繊維6として使用する場合に
は、第4図に図示するように繊維6aを多数本束ねたス
トランド(繊維束)6の形態にて使用される。
従って、金属繊維でも繊維径の小さいものをストランド
の形態として使用することも可能である。
このようなストランドの形態とされる場合の異種繊維6
の繊維径としては、本明細書では、次式で示される換算
径D0を意味するものとする。
D0=yπ・d n:収束本数 d:繊維径 又、斯るストランドを異種繊維6として使用した場合に
は、撚りの有無に拘らず、第5図に図示されるように、
ハイブリッドプリプレグ1の中において換算径D0を有
した円形断面の形態で存在することはなく、通常、偏平
に変形された状態とされる。従って、上述したように異
種繊維6として繊維径の大きいなボロン繊維、チタン繊
維、アモルファス繊維、ステンレススチール繊維などを
使用した場合と同様の厚さ(T)を有したハイブリッド
プリプレグ1を製造するには、ストランドを異種繊維6
として使用した場合の繊維径、即ち、換算径D0は、最
大500μmとされるのが好適である。
例えば、繊維径dが23μmとされるボリアリレート繊
維のような有機繊維は、300本収束することにより換
算径D0は398μmとされ、又、繊維径dが13μm
とされるガラス繊維は、800本収束することにより換
算径D0は368μmとされ、これら両ストランドも又
、異種繊維6として好適に使用し、第5図に図示される
ようなハイブリッドプリプレグ1を製造することができ
る。
クロス5を構成する横糸8としては、異種繊維6と同じ
とすることもでき又、強化繊維2と同じとすることもで
き、更には、他の種々の繊維を用いることもできるが、
通常、ガラス繊維、アルミナ繊維などの無機繊維、ポリ
エチレン繊維、ポリエステル繊維などの有機繊維などを
使用するのが好適である。横糸としては、細い繊維又は
細い繊維束のもの、透明なものがより好ましい。この点
から、特にガラス繊維、ポリエチレン繊維、アルミナ繊
維などが好ましい。
マトリクス樹脂としては、エポキシ樹脂、不飽和ポリエ
ステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ジアリルフタレート樹
脂、フェノール樹脂などの熱硬化性マトリクス樹脂が使
用可能である。又、更に、硬化温度が50〜200℃と
なるように硬化剤その他の付与剤、例えば可撓性付与剤
などが適当に添加される。
好ましい一例を挙げれば、マトリクス樹脂としてはエポ
キシ樹脂が好ましく、使用可能のエポキシ樹脂としては
、例えば、(1)グリシジルエーテル系エポキシ樹脂(
ビスフェノールA、F、S系エポキシ樹脂、ノボラック
系エポキシ樹脂、臭素化ビスフェノールA系エポキシ樹
脂);(2)環式脂肪族エポキシ樹脂; (3)グリシ
ジルエステル系エポキシ樹脂; (4)グリシジルアミ
ン系エポキシ樹脂、テトラグリシジルジアミノジフェニ
ルメタン、トリグリシジル−p−アミノフェノールなど
; (5)複素環式エポキシ樹脂;その他種々のエポキ
シ樹脂から選択される1種又は複数種が使用され、特に
、ビスフェノールA。
F、Sグリシジルアミン系エポキシ樹脂が好適に使用さ
れる。又、硬化剤としてはアミン系硬化剤、例えばジシ
アンジアミド(DICY)、ジアミノフェニルスルフォ
ン(DDS) 、ジアミノジフェニルメタン(DDM)
;酸無水物系、例えばヘキサヒドロ無水フタル酸(HH
PA)、メチルへキサヒドロ無水フタル酸(MHHPA
)などが使用されるが、特にアミン系硬化剤が好適に使
用される。
又、本発明のハイブリッドにおける強化繊維、異種繊維
、マトリクス樹脂の配合割合は任意に調整し得るが、一
般に、重量%で、強化繊維:異種繊維:マトリクス樹脂
=(40〜80):  (2〜20):  (20〜6
0)とされるであろう。又、本発明に従えば、プリプレ
グの厚さ(T)は、使用される異種繊維の繊維径程度の
ものを作製し得るが、通常80〜200μm程度とされ
るであろう。
上記実施例の説明にて、ハイブリッドプリプレグ4中に
配設されるクロス5は、縦糸としては異種繊維6が使用
される構成とされたが、本発明に使用されるクロス5は
このような織物構成に限定されるものではなく、例えば
第6図に図示するように、縦糸として更に固定用繊維9
を異種繊維6の間に配置し織り込むことができる。斯る
目的で使用される固定用縦糸9としては、横糸8と同じ
ものを使用することができ、上述したように、ハイブリ
ッドプリプレグ4中の強化繊維2と同じとすることもで
き、更には、他の種々の繊維を用いることもできるが、
通常、ガラス繊維、アルミナ繊維などの無機繊維、ポリ
エチレン繊維、ポリエステル繊維などの有機繊維などを
使用するのが好適である。固定用縦糸9としても、細い
繊維又は細い繊維束のもの、透明なものがより好ましい
。この点から、横糸8と同様に、特にガラス繊維、ポリ
エチレン繊維、アルミナ繊維などが好ましい。
更に、上記実施例では、異種繊維6は1種類であるとし
て説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく
、2種以上の異種繊維を含むことができる0例えば、第
7図及び第8図には、クロス5に異種繊維として2種の
繊維6a、6bが織り込まれた態様を示す。この実施例
では2種の繊維6m、6bは交互に織り込まれているが
、これに限定されるものではなく、任意の配列が可能で
ある。又、この場合においても、第9図に図示するよう
に、縦糸として更に固定用繊維9を異種繊維6a、6b
の間に配置し織り込むことができる。
実施例1 第10図には、長尺の本発明に係るハイブリッドプリプ
レグの製造方法を実施するための製造装置の一実施例が
図示される。
本実施例にて、強化繊維2として炭素繊維を使用した第
1及び第2の炭素繊維強化プリプレグ4A、4Bが離型
紙10に保持された状態にて、巻ロールの形態でアンワ
インダ(巻出し部)32A、32Bに取付けられる。該
巻出し部32A、32Bから引き出された離型紙付炭素
繊維強化プリプレグ4A、4Bはプレスロール34A、
34Bの間へと送給される。
一方、異種繊維6を1種又は複数種織り込んだクロス5
は、異種繊維6が一平面内にて平行に所定の間隔にて配
列された状態にてプレスロール34A、34Bの間に供
給されており、従って、巻出し部32A、32Bから引
き出された離型紙付炭素繊維強化プリプレグ4A、4B
は、クロス5を間に挟持した態様にて、該クロス5に添
ってプレスロール34A、34Bの間を通ることとなる
第1及び第2炭素繊維強化プリプレグ4A、4Bは、ク
ロス5を挟み込むようにしてプレスロール34A、34
Bを通った後、引き続いて、ホットプレート36及び第
2段目のプレスロール38A、38Bへと通される。こ
の過程でクロス5は第1及び第2炭素繊維強化プリプレ
グ4A、4B内へと埋没して含浸され、第1及び第2炭
素繊維強化プリプレグ4A、4B並びにクロス5が一体
となったハイブリッドの繊維強化複合樹脂層4が形成さ
れる。
次いで、該ハイブリッド繊維強化複合樹脂層4を挟持し
た両畦型紙はコールドプレートなどの冷却手段(図示せ
ず)で冷却した後、ワインダ50によって、本実施例で
は上側の離型紙10のみが繊維強化複合樹脂層4から剥
離される。離型紙1,0上に付着している繊維強化複合
樹脂層4の表面には、アンワインダ52から供給される
カバーフィルム54が貼着され、その後ハイブリッドプ
リプレグ製品としてワインダ56に巻取られる。
本実施例に従えば、上記構成の製造装置にて、プレスロ
ール34A、34B及び/又は38A、38Bの間隔は
、離型紙付第1及び第2炭素繊維強化プリプレグ4A、
4Bの合計厚みの0.7〜0.8倍の厚みに設定され、
又、ホットプレート36は、前記第1及び第2炭素繊維
強化プリプレグ4A、4B中のマトリクス樹脂の粘度が
1000〜50000cpとなるように該第1及び第2
炭素繊維強化プリプレグ4A、4Bを加熱する。これに
よって、クロス5、即ち、異種繊維6は第1及び第2炭
素繊維強化プリプレグ4A、4Bのマトリクス樹脂層内
へと極めて好適に埋没して含浸され、第1及び第2炭素
繊維強化プリプレグ4A、4B並びに異種繊維6が一体
とされることが分かった。斯る設定条件を外れた場合に
は、クロス5、即ち、異種繊維6が第1及び第2炭素繊
維強化プリプレグ4A、4Bの中1c部へと進入するの
が好適に行われ難(、更には、第1及び第2炭素繊維プ
リプレグ4A、4Bの接合界面が十分に融合せず、後で
この接合界面に剥離が見受けられることがあった。
上記実施例の製造装置にて、第1図に図示されるような
ハイブリッドプリプレグを連続的に製造することができ
る。
実施例2 上記実施例1の製造方法を更に具体的に数値を挙げてそ
の一実施例を説明すると次の通りである。
強化繊維として炭素繊維を使用した第1及び第2炭素繊
維強化プリプレグ4A、4Bは同じ構成のものとされ、
厚さ120μmの離型紙1oの上に厚み65μmにて形
成されたものであった。強化繊維2としての炭素繊維は
、繊維径が6.5μmとされるPAN系の炭素繊維(東
し株式会社製:商品名rM40J)を使用し、マトリク
ス樹脂はエポキシ樹脂を使用した。又、該プリプレグに
おけるマトリクス樹脂の含有量は35重量%であった。
異種繊維6としては、ボロン繊維及びチタン繊維を使用
し、横糸8としては繊度10g/1000mとされるガ
ラス繊維を使用した。
ボロン繊維は、繊維径100μmとされるものを1mm
の間隔に配置して使用し、横糸8を0゜5mm間隔にて
織り込んで第2図に図示される構成のクロス5を作製し
た。又、チタン繊維は、繊維径100μmとされるもの
を2mmの間隔に配置して使用し、横糸8を0.5mm
間隔にて織り込んで第2図に図示される構成のクロス5
を作製した。
プレスロール34A、34B及び38A138Bの間隔
は300μmとされ、離型紙付第1及び第2炭素繊維強
化プリプレグ4A、4Bの合計厚みの0.8倍の厚みに
設定された。又、ホットプレート36は100℃に加熱
されており、第1及び第2炭素繊維強化プリプレグ4A
、4B中のマトリクス樹脂の粘度は2000cpとなっ
ていた。
このようにして幅300mmの長尺のハイブリッドプリ
プレグ1を製造速度3m/分にて連続して製造すること
ができた。
又、このようにして製造されたハイブリッドプリプレグ
の機械的強度などを測定したが、本発明に係るハイブリ
ッドプリプレグは、厚みが薄いにも拘らず圧縮強度及び
弾性率共に、第12図に示すハイブリッドプリプレグと
同等の物性を示し、使用時の感触も良好であった。
更に又、本発明に従ったハイブリッドプリプレグは、製
造過程においても、異種繊維6を強化繊維2と平行に整
列することが容易に達成され、又、このようにして製造
したプリプレグ1をマンドレルに巻き付け、ゴルフシャ
フトなどを成形するに際しても異種繊維6の配列が繊維
の長さ方向に乱れることはなく、作業性が容易であり、
美感的にも好ましいものであった。
実施例3 更に、上記実施例2において、クロス5として第6図に
図示される構成のものを作製し、該クロス5を使用して
上記実施例2と同じ材料及び条件にてハイブリッドプリ
プレグを製造した。
即ち、横糸8及び固定用縦糸9として繊度10g/11
00C1とされるガラス繊維を使用し、ボロン繊維及び
チタン繊維などの異種繊維6を2mm間隔にて配置し、
固定用縦糸9を各異種繊維6の間に0.5mm間隔で3
本配置し、又、横糸8を0.5mm間隔で配置し、第6
図に図示するように織り込んでクロス5を作製した。
このようなりロス5を使用したハイブリッドプリプレグ
にてゴルフクラブシャフトを製造したが、異種繊維6を
所定ピッチにて固定することができ、異種繊維6の繊維
方向の配列乱れを大略完全になくすことができた。
実施例4 上記実施例1.2.3では、第1及び第2繊維強化プリ
プレグ4A、4Bは両方とも強化繊維として炭素繊維を
使用した炭素繊維強化プリプレグとされたが、第1繊維
強化プリプレグ4Aは強化繊維として炭素繊維を使用し
た炭素繊維強化プリプレグを使用し、第2繊維強化プリ
プレグ4Bとしては、強化繊維としてガラス繊維を使用
したガラス繊維強化プリプレグを使用し、第10図に図
示する製造装置にてハイブリッドプリプレグを作製した
この実施例にて、第1炭素繊維強化プリプレグ4Aは、
上記実施例と同様に、厚さ120μmの離型紙10の上
に厚み65μmにて形成されたものであり、強化繊維2
としての炭素繊維は、繊維径が6.5μmとされるPA
N系の炭素繊維(東し株式会社製:商品名rM40J)
を使用した。
又、第2ガラス繊維強化プリプレグ4Bは、繊維径13
μmのガラス繊維を使用し、マトリクス樹脂はエポキシ
樹脂を使用した。又、該プリプレグにおけるマトリクス
樹脂の含有量は35重量%であった。
異種繊維6としては、ボロン繊維及びチタン繊維を使用
し、横糸8としては繊度10g/1000mとされるガ
ラス繊維を使用した。
ボロン繊維は、繊維径100μmとされるものを1mm
の間隔に配置して使用し、横糸8を015mm間隔にて
織り込んで第2図に図示される構成のクロス5を作製し
た。又、チタン繊維は、繊維径100μmとされるもの
を2mmの間隔に配置して使用し、横糸8を0.5mm
間隔にて織り込んで第2図に図示される構成のクロス5
を作製した。
この実施例によるハイブリッドプリプレグは、先の実施
例と同様の上記作用効果を奏し得ると共に、更に、第2
繊維強化プリプレグがガラス繊維強化プリプレグとされ
、更に又、クロスの横糸8としてガラス繊維が使用され
たために、第2繊維強化プリプレグ側は透明となり、そ
のためにハイブリッド内部に乱れなく整列された異種繊
維を外部より観察することが可能となり、美感的にも優
れていた。
実施例5 上記実施例4において、クロス5として第6図に図示さ
れる構成のものを作製し、該クロス5を使用して上記実
施例4と同じ材料及び条件にてハイブリッドプリプレグ
を製造した。
即ち、横糸8及び固定用縦糸9として繊度10g/10
00mとされるガラス繊維を使用し、ボロン繊維及びチ
タン繊維などの異種繊維6を2mm間隔にて配置し、固
定用縦糸9を各異種繊維6の間に0.5mm間隔で3本
配置し、又、横糸8を0.5mm間隔で配置し、第6図
に図示するように織り込んでクロス5を作製した。
このようなりロス5を使用したハイブリッドプリプレグ
にてゴルフクラブシャフトを製造したが、異種繊維6を
所定ピッチにて固定することができ、異種繊維6の繊維
方向の配列乱れを大略完全になくすことができた。
更に、第2繊維強化プリプレグがガラス繊維強化プリプ
レグとされ、更に又、クロスの横糸8及び固定用縦糸9
としてガラス繊維が使用されたために、第2繊維強化プ
リプレグ側は透明となり、そのためにハイブリッド内部
に乱れなく整列された異種繊維を外部より観察すること
が可能となり、美感的にも優れていた。
実施例6 第11図に長尺の本発明に係るハイブリッドプリプレグ
の他の製造方法を実施するための製造装置の他の実施例
が図示される。
本実施例にて、異種繊維6を織り込んだクロス5は、異
種繊維6が一平面内にて平行に所定の間隔にて配列され
た状態にてプレスロール34A、34Bの間に供給され
、一方、本実施例で強化繊維2として使用される炭素繊
維は、一連の開繊バーなどとされる開繊手段60にて開
繊され、次いで、該開繊された炭素繊維2は前記クロス
5の両側から前記クロス5に添わせてプレスロール34
A、34Bの間へと連続的に供給される。
又、離型紙10にマトリクス樹脂12が塗布されて形成
された第1及び第2の樹脂塗工紙14が、巻ロールの形
態でアンワインダ(巻出し部)32A、32Bに取付け
られる。該巻出し部32A、32Bから引き出された樹
脂塗工紙14は、クロス5及び炭素繊維2を挟持する態
様で、プレスロール34A、34Bの間へと送給される
従って、巻出し部32A、32Bから引き出された樹脂
塗工紙14は、クロス5及び炭素繊維2を間に挟持した
態様にて、該クロス5及び炭素繊維2に添ってプレスロ
ール34A、34Bの間を通ることとなる。
第1及び第2樹脂塗工紙14は、異種繊維6及び炭素繊
維2を挟み込むようにしてプレスロール34A、34B
を通った後、引き続いて、ホットプレート36及び第2
段目のプレスロール38A、38Bへと通される。この
過程でクロス5及び炭素繊維2は、第1及び第2樹脂塗
工紙14のマトリクス樹脂12内へと埋没して含浸され
、マトリクス樹脂12、炭素繊維2及びクロス5が一体
となったハイブリッドの繊維強化複合樹脂層4が形成さ
れる。
次いで、該ハイブリッド繊維強化複合樹脂層4を挟持し
た両畦型紙はコールドプレートなどの冷却手段(図示せ
ず)で冷却した後、ワインダ50によって、本実施例で
は上側の離型紙10のみが繊維強化複合樹脂層4から剥
離される。下側離型紙10上に付着している繊維強化複
合樹脂層4の表面には、アンワインダ52から供給され
るカバーフィルム54が貼着され、その後ハイブリッド
プリプレグ製品としてワインダ56に巻取られる。
本実施例に従えば、上記構成の製造装置にて、プレスロ
ール34A、34B及び/又は38A、38Bの間隔は
、第1及び第2樹脂塗工紙14の合計厚みの0.7〜0
.8倍の厚みに設定され、又、ホットプレート36は、
前記第1及び第2樹脂塗工紙14中のマトリクス樹脂1
2の粘度が1000〜50000cpとなるように該第
1及び第2樹脂塗工紙14を加熱するのが好ましい。
これによって、クロス5、即ち、異種繊維6及び炭素繊
維2は第1及び第2樹脂塗工紙14のマトリクス樹脂1
2内へと極めて好適に埋没して含浸され、第1及び第2
樹脂塗工紙14のマトリクス樹脂12、炭素繊維2、及
び異種繊維6が一体とされる。斯る設定条件を選択する
ことにより、炭素繊維2及び異種繊維6の長手方向への
整列に乱れが生じることなく、特に、異種繊維6がマト
リクス樹脂層の中心部へと好適に進入することができる
。更に、第1及び第2樹脂塗工紙14のマトリクス樹脂
12の接合界面が十分に融合することができ、後でこの
接合界面から剥離が生じるようなことはない。
上記実施例の製造装置にて、第1図に図示されるような
ハイブリッドプリプレグを連続して製造することができ
る。
実施例7 上記実施例の製造方法を更に具体的に数値を挙げてその
一実施例を説明すると次の通りである。
使用した第1及び第2塗工紙14は同じ構成のものとさ
れ、厚さ120μmの離型紙10の上に厚み35μmに
てエポキシ樹脂が塗布されたものであ・った。強化繊維
としての炭素繊維2は、繊維径が6.5μmとされるP
AN系の炭素繊維(東し株式会社製:商品名rM40J
)を使用し、異種繊維の各側に53本ずつ平行に配置し
た。該炭素繊維は、開繊手段60にて一様に幅方向に開
繊され、300mm幅にわたって一様の密度にて整列さ
れた。
開繊手段60は、通常の開繊バーによる構成とされ、本
実施例では、直径30mmのステンレススチール製バー
62を60mm間隔にて、平行に3本配置したものであ
り、斯るバーを波状に、且つ張力500 g / 1ス
トランドを掛けて通すことにより開繊した。
異種繊維6としては、ボロン繊維及びチタン繊維を使用
した。
異種繊維6としては、ボロン繊維及びチタン繊維を使用
し、横糸8としては繊度10g/1000mとされるガ
ラス繊維を使用した。
ボロン繊維は、繊維径100μmとされるものを1mm
の間隔に配置して使用し、横糸8を0゜5mm間隔にて
織り込んで第2図に図示される構成のクロス5を作製し
た。又、チタン繊維は、繊維径10041mとされるも
のを2 m mの間隔に配置して使用し、横糸8を0.
5mm間Mにて織り込んで第2図に図示される構成のク
ロス5を作製した。
プレスロール34A、34B及び38A、38Bの間隔
は3.0mmとされ、第1及び第2塗工紙14の合計厚
みの0.8倍の厚みに設定された。又、ホットプレート
36は100℃に加熱されており、第1及び第2塗工紙
14中のマトリクス樹脂の粘度は2000cpとなって
いた。
このようにして幅300mmの長尺のハイブリッドプリ
プレグ1を製造速度3m/分にて連続して製造すること
ができた。
又、このようにして製造されたハイブリッドプリプレグ
の機械的強度などを測定したが、本発明に係るハイブリ
ッドプリプレグは、厚みが薄いにも拘らず圧縮強度及び
弾性率共に、第12図に示すハイブリッドプリプレグと
同等の物性を示し、使用時の感触も良好であった。
更に又、本発明に従ったハイブリッドプリプレグは、製
造過程においても、異種繊維6を強化繊維2と平行に整
列することが容易に達成され、又、このようにして製造
したプリプレグ1をマンドレルに巻き付け、ゴルフシャ
フトなどを成形するに際しても異種繊維6の配列が繊維
の長さ方向に乱れることはなく、作業性が容易であり、
美感的にも好ましいものであった。
実施例8 更に、上記実施例7において、クロス5として第6図に
図示される構成のものを作製し、該クロス5を使用して
上記実施例7と同じ材料及び条件にてハイブリッドプリ
プレグを製造した。
即ち、横糸8及び固定用縦糸9として繊度10g/10
00mとされるガラス繊維を使用し、ボロン繊維及びチ
タン繊維などの異種繊維6を2mm間隔にて配置し、固
定用縦糸9を各異種繊維6の間に0.5mm間隔で3本
配置し、又、横糸8を0.5mm間隔で配置し、第6図
に図示するように織り込んでクロス5を作製した。
このようなりロス5を使用したハイブリッドプリプレグ
にてゴルフクラブシャフトを製造したが、異種繊維6を
所定ピッチにて固定することができ、異種繊維6の繊維
方向の配列乱れを大略完全になくすことができた。
l豆二皇1 本発明に係るハイブリッドプリプレグは、以上説明した
ように構成されるために、繊維径の小さな強化繊維と、
繊維径の大きな異種繊維とを使用したハイブリッドプリ
プレグにおいて、異種繊維の配列に乱れがなく、機械的
強度などの物性の安定化を図ることができ、ハンドリン
グ性に優れており、しかも美感の点からも好ましいハイ
ブリッドプリプレグを提供することができる。又、本発
明の製造方法に従えば、炭素繊維などの強化繊維と、異
種繊維とを繊維の長さ方向の乱れがなく配列し、プリプ
レグの棲械的物性が良く、且つ、美感的にも好ましいハ
イブリッドプリプレグを提供することができるという利
点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係るハイブリッドプリプレグの断面
構成図である。 第2図は、本発明にて使用される異種繊維を織り込んだ
クロスの一例を示す斜視図である。 第3図は、本発明に係るハイブリッドプリプレグの一つ
の製造方法を説明する断面図である。 第4図は、本発明に使用される異種繊維の一つの形態を
示すストランドの断面図である。 第5図は、本発明に係るハイブリッドプリプレグの他の
実施例の断面構成図である。 第6図は、本発明にて使用される異種繊維を織り込んだ
クロスの他の例を示す斜視図である。 第7図は、本発明に係るハイブリッドプリプレグの他の
実施例の断面構成図である。 第8図は、本発明にて使用される異種繊維を織り込んだ
クロスの他の例を示す斜視図である。 第9図は、本発明にて使用される異種繊維を織り込んだ
クロスの更に他の例を示す斜視図である。 第10図及び第11図は、長尺の本発明に係るハイブリ
ッドプリプレグの製造方法を説明する断面図である。 第12図は、従来のハイブリッドプリプレグの断面構成
図である。 1:ハイブリッドプリプレグ 2:強化繊維 4.4A、4B=繊維強化プリプレグ 5:クロス 6、異種繊維(縦糸) 8:横糸 9:固定用縦糸 第 1 図 第3図 第4図 第5図 2

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)繊維径が5〜30μmとされる強化繊維の中に、繊
    維径が50〜500μmとされる1種又は複数種の異種
    繊維を前記強化繊維と同一方向に所定の間隔にて織り込
    んで有しているクロスを配設したことを特徴とするハイ
    ブリッドプリプレグ。 2)繊維径が5〜30μmとされる強化繊維を使用した
    2枚の一方向繊維強化プリプレグによって、繊維径が5
    0〜500μmとされる異種繊維を前記強化繊維と同一
    方向に所定の間隔にて織り込んで有しているクロスを挟
    持し、一体とすることを特徴とするハイブリッドプリプ
    レグの製造方法。 3)繊維径が5〜30μmとされる強化繊維の中に、繊
    維径が50〜500μmとされる異種繊維を前記強化繊
    維と同一方向に所定の間隔にて織り込んで有しているク
    ロスを配設した長尺ハイブリッドプリプレグの製造方法
    であって、 (a)繊維径が50〜500μmとされる異種繊維を織
    り込んだクロスを連続的に供給すること、(b)前記ク
    ロスを挟持する態様で、それぞれ離型紙に保持された、
    繊維径が5〜30μmとされる強化繊維を有した第1及
    び第2繊維強化プリプレグを前記クロスに添わせて連続
    的に供給すること、 (c)前記離型紙付第1繊維強化プリプレグ、クロス及
    び離型紙付第2繊維強化プリプレグを、前記離型紙付第
    1及び第2繊維強化プリプレグの合計厚みの0.7〜0
    .8倍の厚みにまで押圧し、且つ前記第1及び第2繊維
    強化プリプレグ中のマトリクス樹脂の粘度が1000〜
    50000cpとなるまで加熱すること、 を特徴とする長尺ハイブリッドプリプレグの製造方法。 4)繊維径が5〜30μmとされる強化繊維の中に、繊
    維径が50〜500μmとされる異種繊維を前記強化繊
    維と同一方向に所定の間隔にて織り込んで有しているク
    ロスを配設した長尺ハイブリッドプリプレグの製造方法
    であって、 (a)繊維径が50〜500μmとされる異種繊維を織
    り込んだクロスを連続的に供給すること、(b)開繊手
    段にて開繊した繊維径が5〜30μmとされる強化繊維
    を、前記クロスの両側から前記クロスに添わせて連続的
    に供給すること、(c)前記クロス及び強化繊維を挟持
    する態様で、第1及び第2樹脂塗工紙を前記クロス及び
    強化繊維に添わせて連続的に供給すること、 (d)前記第1樹脂塗工紙、クロス及び強化繊維、並び
    に第2樹脂塗工紙を加圧加熱して一体とし、前記クロス
    及び強化繊維に前記第1及び第2樹脂塗工紙中のマトリ
    クス樹脂を含浸させること、 を特徴とする長尺ハイブリッドプリプレグの製造方法。
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