JPH11130743A - ペルフルオロアルキルビニルエーテル誘導体の製造方法 - Google Patents

ペルフルオロアルキルビニルエーテル誘導体の製造方法

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JPH11130743A
JPH11130743A JP9311776A JP31177697A JPH11130743A JP H11130743 A JPH11130743 A JP H11130743A JP 9311776 A JP9311776 A JP 9311776A JP 31177697 A JP31177697 A JP 31177697A JP H11130743 A JPH11130743 A JP H11130743A
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JP
Japan
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ocf
zinc
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vinyl ether
perfluoroalkyl vinyl
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Takashi Yoshiyama
隆士 吉山
Takashi Ueda
隆 上田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 収率を低下させる主要因である環化反応の発
生を抑え、目的とする官能基を有するペルフルオロアル
キルビニルエーテル誘導体を高収率で安価に製造する方
法を提供する。 【解決手段】 CF2 =CF(OCF2 CFY)n OC
2 CF2 I(但し、式中のYはフッ素又はトリフルオ
ロメチル基、nは1〜3の整数を表す。)で表されるヨ
ウ化ペルフルオロアルキルビニルエーテルに、亜鉛又は
亜鉛−銅系合金の存在下、極性溶媒中で亜硫酸水素ナト
リウムを作用させ、CF2 =CF(OCF 2 CFY)n
OCF2 CF2 SO3 Naで表される化合物を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、官能基を有するペ
ルフルオロアルキルビニルエーテル誘導体の製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】官能基を有するペルフルオロアルキルビ
ニルエーテル誘導体は、イオン交換膜を製造するための
官能基モノマーとして有用であり、スルホン酸基を導入
することで機能性を有する高分子化合物を製造すること
ができる。このスルホン酸基のイオン交換性に基づいて
様々な利用方法が考えられており、固体高分子電解質膜
として燃料電池や水分解装置等に使用されている。
【0003】従来、上記スルホン酸型官能基を有するペ
ルフルオロアルキルビニルエーテルの製造方法として、
官能基を有する酸フッ化物をヘキサフルオロプロペンオ
キサイド(HFPO)と反応させ、得られたエポキシ付
加物を熱分解して官能基を有するペルフルオロアルキル
ビニルエーテル誘導体を製造する方法が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この官能基を
有するペルフルオロアルキルビニルエーテル誘導体の製
造方法は、以下のような問題点があり、コストが高くな
るという問題がある。 原料である官能基を有する酸フッ化物の合成には、特
殊な工程が必要となり、また、これらの試薬の購入が難
しい。 原料の官能基を有するエポキシ付加物を熱分解して目
的物を合成しようとすると、環化反応により異なった化
合物が生じるため収率が低い。
【0005】本発明は収率を低下させる主要因である環
化反応の発生を抑え、目的とする官能基を有するペルフ
ルオロアルキルビニルエーテル誘導体を高収率で安価に
製造する方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明のペルフルオロアルキルビニルエーテル誘導体の製造
方法は、CF2 =CF(OCF2 CFY)n OCF2
2 I(但し、式中のYはフッ素又はトリフルオロメチ
ル基、nは1〜3の整数を表す。)で表されるヨウ化ペ
ルフルオロアルキルビニルエーテルに、亜鉛又は亜鉛−
銅系合金の存在下、極性溶媒中で亜硫酸水素ナトリウム
を作用させ、CF2 =CF(OCF2 CFY)n OCF
2 CF2 SO3 Naで表される化合物を得ることを特徴
とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるペルフルオ
ロアルキルビニルエーテル誘導体の製造方法の実施形態
を説明する。
【0008】本発明はヨウ化ペルフルオロアルキルビニ
ルエーテルと亜硫酸水素ナトリウムとを、活性金属とし
て亜鉛又は亜鉛−銅系合金粉末の存在下にて反応させる
ものである。
【0009】ここで、原料となるヨウ化ペルフルオロア
ルキルビニルエーテルは、ヨウ化ジフルオロアセチルフ
ルオライド(ICF2 CFO)のような酸フルオライド
化合物とヘキサフルオロプロペンキキサイドとを、テト
ラグライム中セシウムフルオライドを触媒として反応
し、得られた化合物をアルカリ処理後250℃で熱分解
することにより得ることができる。
【0010】添加する亜鉛又は亜鉛−銅系合金は、活性
部位を多くするため粉状で反応に供することが好まし
い。ここで、亜鉛−銅系合金の配合比はモル比で1:1
〜1:0.01の範囲が好ましい。これはこの範囲外であ
ると、反応に寄与する亜鉛の含有量の低下により、目的
とする反応の反応速度が低下するため、好ましくないか
らである。また、上記亜鉛−銅系合金を添加すると反応
時に銅が抜けて活性な亜鉛を得ることができるため、亜
鉛単独のものよりも反応速度の向上を図ることができ
る。
【0011】この反応温度は、原料の種類によって好ま
しい範囲が適宜採用されるが、通常は20℃〜100℃
の範囲が好ましい。これは20℃未満であると反応の進
行が遅く収率は低くなり、一方、反応温度を100℃を
超えて高くすると圧力容器を使用する必要があり、設備
が大がかりとなってしまい、工業的に好ましくないから
である。
【0012】使用する溶媒としては、アルコール/水混
合溶媒が好ましく、上記アルコールとしては低級アルコ
ール(メタノール,エタノール,プロパノール等)を挙
げることができる。ここで、アルコール/水混合溶媒と
するのは、水は反応に用いる亜硫酸水素ナトリウムを溶
解させ、反応をスムーズに進行させるために必要である
からである。
【0013】アルコールに対する水の添加量としては、
容量比で1:0.05〜1:1程度、特に1:0.2〜1:
0.4が好ましい。これはこの範囲外であると、ヨウ化ペ
ルフルオロアルキルビニルエーテルの溶解性が低下し、
反応が十分に進まないため、目的とするヨウ化ペルフル
オロアルキルビニルエーテル誘導体の収率が低下し、好
ましくないからである。
【0014】ヨウ化ペルフルオロアルキルビニルエーテ
ルに対する亜硫酸水素ナトリウムの添加量はモル比で1
〜3、特に1.5 〜2.5 が好ましい。これはヨウ化ペルフ
ルオロアルキルビニルエーテルに対する亜硫酸水素ナト
リウムの量がモル比で1より少ないと、反応が十分に進
まず、未反応のヨウ化ペルフルオロアルキルビニルエー
テルが残り、問題となり、一方、モル比で3を超える場
合には、反応系中に不要な亜硫酸水素ナトリウムが増え
るのみで反応上メリットがなく、工業的にもコスト高と
なり、共に、好ましくないからである。また、ヨウ化ペ
ルフルオロアルキルビニルエーテルに対する亜鉛又は亜
鉛−銅系合金の添加量はモル比で1以上、特に1.5 〜3
が好ましい。これはモル比が1より小さい場合では、反
応に必要な活性金属量に満たないため、反応が十分に進
まず、未反応のヨウ化ペルフルオロアルキルビニルエー
テルが残り、問題であり、一方、モル比が3を超えた場
合では、反応系に不要な活性金属が増えるのみで反応上
メリットがなく、工業的にもコスト高となり、共に、好
ましくないからである。反応時には、ヨウ化ペルフルオ
ロアルキルビニルエーテルが亜鉛と反応してヨウ化亜鉛
化合物を形成していると考えられ、この化合物を介して
亜硫酸水素ナトリウムと反応してスルホン酸ナトリウム
基を有するペルフルオロアルキルビニルエーテル誘導体
を生成する。
【0015】上記官能基を有するペルフルオロアルキル
ビニルエーテルは、酸又は酸塩の形においてパーオキシ
ド系開始剤を用いて水性媒体中で重合させることができ
る。共重合体の製造において、重合温度は30℃から1
00℃が好ましい。これは温度が30℃未満であると、
共重合反応が抑えられ、目的とする共重合体を得ること
ができず、一方、100℃を超えて加熱しても、設備が
大がかりとなってしまい、工業的に好ましくないからで
ある。
【0016】また、重合圧力は2〜10kg/cm2Gが好ま
しい。これは温度が2kg/cm2G未満の加圧であると、共
重合反応速度を実用上満足できる高さに維持することが
困難で、目的とする共重合体を得ることができないから
である。一方、10kg/cm2Gを超えて加圧しても、共重
合体中の官能基濃度が低くなり、性能の低下につながる
とともに、工業的にも装置及びその操作の点で好ましく
ないからである。
【0017】本発明の重合体は、−SO3 Na基を含有
する共重合体であり、この共重合体を酸処理することで
スルホン酸基を含有する共重合体とすることができる。
この官能基を有するペルフルオロアルキルビニルエーテ
ルは他のフッ素系オレフィンと共重合することにより、
官能基を有するイオン交換膜として使用可能であり、親
水性の隔膜、分離膜、イオン交換膜として応用が可能で
ある。
【0018】
【実施例】以下、本発明の効果を示す実施例を比較例と
共に説明する。 [参考例]攪拌器、冷却器及び滴下ロートの付いた200m
l の三つ口フラスコに、四塩化炭素50ml、セシウムフル
オライド0.75g を入れ、容器内の温度を0℃に保った。
次に、攪拌しながら、ICF2 CFO 10gをゆっくり滴
下して、セシウムアルコキシド化合物とした。コールド
トラップを−80℃で冷却しながら、HFPO15g を加え
ることで、FOCCF(CF3 )OCF2 CF(C
3 )OCF2 CF2 Iが10.8g 生成し、この化合物
に、水酸化ナトリウムのエチルアルコール溶液10wt% を
加えてカルボン酸塩とした後溶媒を留出し、250 ℃に加
熱して脱炭酸反応によりオレフィン化合物CF2 =CF
OCF2 CF(CF3 )OCF2 CF 2 Iを6.5 g 得た
(収率29%)。
【0019】[実施例1]200ml の三つ口フラスコに、
エタノール/水(50ml/15ml)混合溶媒、ヨウ化ペルフル
オロアルキルビニルエーテル化合物としてCF2 =CF
OCF2 CF(CF3 )OCF2 CF2 Iを4.9 g 、亜
硫酸水素ナトリウム2g を入れ、活性金属として亜鉛−
銅系合金粉末 (亜鉛含有率95wt%)を 2g 添加して、75℃
-8時間反応を行った。反応液を濾過して固形物を取り除
き、濾液から溶媒を溜去すると、白色の化合物が生成
し、この化合物を水/エタノール混合溶媒中で再結晶を
繰り返すことによりペルフルオロアルキルビニルエーテ
ル誘導体であるCF2 =CFOCF2 CF(CF3 )O
CF2 CF2 SO3 Naが3.5g(収率75%)得られた。
得られた生成物は、赤外線吸収スペクトル及びNMRス
ペクトル測定により、ペルフルオロアルキルビニルエー
テル誘導体の構造であることを確認した。
【0020】[実施例2]実施例1において、ヨウ化ペ
ルフルオロアルキルビニルエーテル化合物としてCF2
=CFOCF2 CF(CF3 )OCF2 CF(CF3
OCF2 CF2 Iを6.6 g 添加した以外は、実施例1と
同様に操作した。その結果、ペルフルオロアルキルビニ
ルエーテル誘導体であるCF2 =CFOCF2 CF(C
3 )OCF2 CF(CF3 )OCF2 CF2 SO3
aが4.4g(収率70%)得られた。
【0021】[実施例3]実施例1において、アルコー
ルとしてエタノールの代わりにイソプロパノール15ml添
加し、イソプロパノール/水(50ml /15ml) 混合溶媒と
した以外は、実施例1と同様に操作した。その結果、ペ
ルフルオロアルキルビニルエーテル誘導体であるCF2
=CFOCF2 CF(CF3 )OCF2 CF2 SO3
aが3.6g(収率77%)得られた。
【0022】[実施例4]実施例1において、亜鉛含有
率50wt% である亜鉛−銅系合金を添加した以外は実施例
1と同様に操作した。その結果、ペルフルオロアルキル
ビニルエーテル誘導体であるCF2 =CFOCF2 CF
(CF3 )OCF2 CF2 SO3 Naが3.2g(収率68
%)得られた。
【0023】[実施例5]実施例1において、活性金属
として亜鉛粉末を2g 添加した以外は実施例1と同様に
操作した。その結果、ペルフルオロアルキルビニルエー
テル誘導体であるCF2 =CFOCF2 CF(CF3
OCF2 CF2 SO3 Naが2.8g(収率60%)得られ
た。
【0024】[比較例1]200ml の三つ口フラスコに、
エタノール/水(50ml/15ml)混合溶媒、ヨウ化ペルフル
オロアルキルビニルエーテル化合物としてCF2 =CF
OCF2 CF(CF3 )OCF2 CF2 Iを4.9 g 、亜
硫酸水素ナトリウムを 2g 添加し、亜鉛−銅系合金を添
加しないで75℃-8時間反応を行った。反応液を濾過して
固形物を取り除き濾液から溶媒を溜去した後、この化合
物を水/エタノール混合溶媒中で再結晶を繰り返した
が、生成物は認められなかった。
【0025】[比較例2]実施例1において、溶媒とし
てエタノール単独溶媒とした以外は、実施例1と同様に
操作した。その結果、ペルフルオロアルキルビニルエー
テル誘導体であるCF2 =CFOCF2 CF(CF3
OCF2 CF2 SO3 Naが1.0g(収率21%)しか得ら
れなかった。
【0026】[応用例1]内容積300 cm3 のステンレス
製オートクレーブ中に脱酸素水80mlを入れ、この中にC
2 =CFOCF2 CF(CF3 )OCF2 CF2 SO
3 Na 3g 、ペルオキソ二硫酸アンモニウム0.15g及び
イソプロピルアルコール5mlを加え、容器内をテトラフ
ルオロエチレンガスで置換して5kg/cm2Gを保持し、攪
拌下60℃で8時間反応させた。反応終了後、未反応のテ
トラフルオロエチレンガスを放出して、水中に分散して
いる生成物を回収し、共重合体3.4 g を得た。得られた
共重合体は、赤外線吸収スペクトル及びNMRスペクト
ル測定により、官能基濃度14モル%の共重合体であるこ
とを確認した。
【0027】[応用例2]内容積300 cm3 のステンレス
製オートクレーブ中に脱酸素水80mlを入れ、この中にC
2 =CFOCF2 CF(CF3 )OCF2 CF(CF
3 )OCF2 CF 2 SO3 Na 3g 、ペルオキソ二硫酸
アンモニウム0.1g 及びイソプロピルアルコール5mlを
加え、容器内をテトラフルオロエチレンガスで置換して
5kg/cm2Gを保持し、攪拌下60℃で8時間反応させた。
反応終了後、未反応のテトラフルオロエチレンガスを放
出して生成物を回収し、共重合体2.6 g を得た。得られ
た共重合体は、赤外線吸収スペクトル及びNMRスペク
トル測定により、官能基濃度17モル%の共重合体である
ことを確認した。
【0028】
【発明の効果】本発明は、CF2 =CF(OCF2 CF
Y)n OCF2 CF2 I(但し、式中のYはフッ素又は
トリフルオロメチル基、nは1〜3の整数を表す。)で
表されるヨウ化ペルフルオロアルキルビニルエーテル
に、亜鉛又は亜鉛−銅系合金の存在下、極性溶媒中で亜
硫酸水素ナトリウムを作用させ、CF2 =CF(OCF
2CFY)n OCF2 CF2 SO3 Naで表される化合
物を得るようにしたので、熱分化時の環化反応による収
率の低下を抑え、目的とする官能基を有するペルフルオ
ロアルキルビニルエーテル化合物を高収率で安価に得る
ことが可能となる。
【0029】また、得られたペルフルオロアルキルビニ
ルエーテル誘導体を、フッ素系オレフィンと共重合する
ことにより、親水基の隔膜,分離膜,イオン交換膜とし
て応用することが可能となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CF2 =CF(OCF2 CFY)n OC
    2 CF2 I(但し、式中のYはフッ素又はトリフルオ
    ロメチル基、nは1〜3の整数を表す。)で表されるヨ
    ウ化ペルフルオロアルキルビニルエーテルに、亜鉛又は
    亜鉛−銅系合金の存在下、極性溶媒中で亜硫酸水素ナト
    リウムを作用させ、CF2 =CF(OCF2 CFY)n
    OCF2 CF2 SO3 Naで表される化合物を得ること
    を特徴とするペルフルオロアルキルビニルエーテル誘導
    体の製造方法。
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