JPH11129095A - 建物ユニットを構成するフレームの組立装置 - Google Patents

建物ユニットを構成するフレームの組立装置

Info

Publication number
JPH11129095A
JPH11129095A JP29728797A JP29728797A JPH11129095A JP H11129095 A JPH11129095 A JP H11129095A JP 29728797 A JP29728797 A JP 29728797A JP 29728797 A JP29728797 A JP 29728797A JP H11129095 A JPH11129095 A JP H11129095A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
welding
stage
joint piece
web
building unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP29728797A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3778537B2 (ja
Inventor
Yuji Kobayashi
裕司 小林
Osamu Kaiho
修 海保
Takeshi Tanaka
健 田中
Hiroshi Kawamoto
川本  博
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
RYOSEN ENGINEERS CO Ltd
TOKYO SEKISUI KOGYO KK
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
RYOSEN ENGINEERS CO Ltd
TOKYO SEKISUI KOGYO KK
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by RYOSEN ENGINEERS CO Ltd, TOKYO SEKISUI KOGYO KK, Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical RYOSEN ENGINEERS CO Ltd
Priority to JP29728797A priority Critical patent/JP3778537B2/ja
Publication of JPH11129095A publication Critical patent/JPH11129095A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3778537B2 publication Critical patent/JP3778537B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】組立作業性が良好で、精度を向上させつつ、し
かも、作業環境を改善させて、工程効率が良好となる建
物ユニットを構成するフレームの組立装置を提供する。 【解決手段】独立した各第1〜4ステージ26〜32間
を、前記一端ウエブ部を溶接する第1ステージ26、前
記一端フランジ部を溶接する第2ステージ28、前記他
端ウエブ部を溶接する第3ステージ30、前記他端フラ
ンジ部を溶接する第4ステージ32の順序で順次移動さ
せながら、各溶接工程を行わせる搬送手段としてのシャ
トルコンベア装置35が、各第1〜4ステージ26〜3
2間に設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主に建物ユニッ
ト等の箱形構造物の各辺を構成するフレーム等に、他の
フレームとの接続用のジョイントピース等を装着する際
に用いられて好適な建物ユニットを構成するフレームの
組立装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建物ユニットを構成するフレーム
の組立装置として、図20及び図21に示すようなもの
が知られている(特公昭63−11114号公報等参
照)。このような建物ユニットを構成するフレームとし
ては、妻側に配置される各垂直面構成部材1,1の四隅
には、予めジョイントピース2…が各々固着されて、柱
梁材3,3及び小梁4,4が連結されることにより、略
方形状に形成されている。
【0003】また、天井側梁材5及び床側梁材6は、各
々小梁7…によって桁梁5a,5a及び6a,6aが連
結されて、略梯子形状を呈するように構成されている。
【0004】そして、この組立装置では、これらの桁梁
5a,5a及び6a,6aの各端部5b,5b及び6
b,6bが、前記垂直面構成部材1,1の対向する内側
面に予め固着される前記ジョイントピース2…に挿入さ
れる。
【0005】この状態で、図21に示すように、溶接装
置8,8で、各端部5b,5b及び6b,6bが、前記
ジョイントピース2…に、各々溶着されることにより、
略直方体状の箱型形状の構造体10が構成されるように
している。
【0006】この際、従来のフレーム組立装置では、光
電管等のセンサ9で、前記桁梁5a,5a及び6a,6
a側面に形成された判別孔5c,6c位置を検出して、
板厚等の相違による溶接条件を選択するように構成され
ている。
【0007】近年、建物ユニットの多様化により、略直
方体状の箱形形状以外の例えば、台形建物ユニットに用
いられる台形構造体や、天井高が通常よりも高い高規格
構造体等が存在する。
【0008】このような台形構造体等、他種類の異形構
造体が混在する組立ラインでは、予め、桁梁5a,5a
及び6a,6aの各端部5b,5b及び6b,6bに、
前記ジョイントピース2を溶着しておいて、前記垂直面
構成部材1,1の対向する内側面に、当接させて固着す
る方法によって、組立が行われる。
【0009】すなわち、図22及び図23に示すよう
に、桁梁5aの両端に2名の作業者が、前記ジョイント
ピース2,2を装着して、アーク溶接装置100,10
0を用いて、各々手作業で溶着させる。
【0010】この際、ジョイントピース2,2の固着位
置を位置決めするため、位置決めジグ11の位置決めピ
ン11aを、桁梁5aの位置決め孔5dに係合させて、
この位置決めジグ11の両端部11b,11bに、前記
ジョイントピース2,2を突き当てる。
【0011】そして、図23に示すように、まず、桁梁
5aの幅方向ジグ両端部に位置するウエブ部a,a部分
が、溶着される。次に、前記位置決めジグ11が、この
桁梁5aから外されて、幅方向略中央のウエブ部bが溶
着される。
【0012】更に、フランジ部c,cが溶着された後、
図24に示すように、この桁梁5aは、上下方向を反転
されて、内側のウエブ部e及びフランジ部fが溶着され
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のものでは、作業者が、前記桁梁5a又は6a
の両側に居て、アーク溶接装置100,100を用い
て、手作業で、溶接,反転,及び内側の溶接を行うの
で、工程数が増大して、作業性が良好であるとは、言い
難かった。
【0014】また、図20中に二点鎖線で示す前記桁梁
5a,5a及び6a,6aの各両端部に固着される前記
垂直面構成部材1,1間の桁方向全長寸法KLは、図2
2中に示されるこの桁梁5a,6bの両端部に固着され
たジョイントピース2,2の端縁2a,2a間の距離l
で略決定される。
【0015】しかしながら、このような予め桁梁5a,
5a及び6a,6aの各両端部にジョイントピース2,
2が固着される前記従来のものでは、全長l1の位置決
めジグ11両端部11b,11bに、長さl2,l2の
ジョイントピース2,2を突き当てて、位置決めしてい
るので、この位置決めジグ11の長さl1にジョイント
ピース2,2の長さl2,l2が加えられて端縁2a,
2a間距離lが決定される。
【0016】このため、ジョイントピース2,2の長さ
寸法g,gの精度に、左右されるので、精度を向上させ
るのは、困難であった。
【0017】そして、アーク溶接装置100は、溶接時
にヒューム(炭酸ガスの煙)が発生するので、作業場所
の作業環境が良好であるとは言い難かった。
【0018】また、桁梁5a,5a及び6a,6aの各
両端部にジョイントピース2,2が固着された後、次工
程に移行させる為には、電磁石で、磁着させてホイスト
等により搬送しなければ成らず、自動化が困難であっ
た。
【0019】そこで、この発明は、組立作業性が良好
で、精度を向上させつつ、しかも、作業環境を改善させ
て、工程効率が良好となる建物ユニットを構成するフレ
ームの組立装置を提供することを課題としている。
【0020】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本願発明の請求項1に記載されたものでは、ウエブ部及
び該ウエブ部両側に形成されるフランジ部を有する断面
略凹状の長尺フレーム本体の両端に、接続用のジョイン
トピースを各々溶接する建物ユニットを構成するフレー
ムの組立装置であって、前記ウエブ部に前記ジョイント
ピースを溶接する工程を行うウエブ部溶接ステージと、
前記フランジ部に前記ジョイントピースを溶接する工程
を行うフランジ部溶接ステージとを分離して、前記長尺
フレーム本体及びジョイントピースが、各ステージ間を
移動するための搬送手段を有する建物ユニットを構成す
るフレームの組立装置を特徴としている。
【0021】このように構成された請求項1記載のもの
では、搬送手段によって、前記ウエブ部に前記ジョイン
トピースを溶接する工程を行うウエブ部溶接ステージか
ら、前記フランジ部に前記ジョイントピースを溶接する
工程を行うフランジ部溶接ステージへ、前記長尺フレー
ム本体及びジョイントピースが、搬送される間に、次の
長尺フレーム本体及びジョイントピースが、前記ウエブ
溶接装置に装填されて、溶接を開始することが出来る。
【0022】この際、各溶接ステージの順序はどちらで
も良いが、ジョイントピースと長尺フレームとにおける
各フランジ部とウエブ部との折曲角度の精度に左右され
ないように、平坦なウエブ部から溶接するのが好適であ
る。
【0023】この搬送手段による搬送,装填の自動化に
より、例えば、同一ステージ内で、ウエブ部及びフラン
ジ部を溶接する場合、前の組の長尺フレーム本体及びジ
ョイントピースのフランジ部溶接中は、次の組の長尺フ
レーム本体及びジョイントピースを待機させておかなけ
ればならなかったものに比して、待機時間を削減できる
ので、工程効率を向上させることが出来る。
【0024】また、請求項2に記載されたものでは、ウ
エブ部及び該ウエブ部両側に形成されるフランジ部を有
する断面略凹状の長尺フレーム本体の両端に、接続用の
ジョイントピースを各々溶接する建物ユニットを構成す
るフレームの組立装置であって、前記一端のウエブ部に
前記ジョイントピースを溶接する工程を行う一端ウエブ
部溶接ステージと、前記一端のフランジ部に前記ジョイ
ントピースを溶接する工程を行う一端フランジ部溶接ス
テージと、前記他端のウエブ部に前記ジョイントピース
を溶接する工程を行う他端ウエブ部溶接ステージと、前
記他端のフランジ部に前記ジョイントピースを溶接する
工程を行う他端フランジ部溶接ステージとを各々分離す
ると共に、前記長尺フレーム本体及びジョイントピース
が、前記一端ウエブ部溶接ステージ、前記一端フランジ
部溶接ステージ、前記他端ウエブ部溶接ステージ、前記
他端フランジ部溶接ステージからなる各ステージ間を移
動するための搬送手段を有する建物ユニットを構成する
フレームの組立装置を特徴としている。
【0025】このように構成された請求項2記載のもの
では、搬送手段によって、一組目の長尺フレーム本体及
びジョイントピースが、前記一端のウエブ部に前記ジョ
イントピースを溶接する工程を行う一端ウエブ部溶接ス
テージから、前記一端のフランジ部に前記ジョイントピ
ースを溶接する工程を行う一端フランジ部溶接ステージ
へ、搬送される間に、次の組の長尺フレーム本体及びジ
ョイントピースを前記一端ウエブ部溶接ステージに装填
できる。
【0026】また、一組目の長尺フレーム本体及びジョ
イントピースが、他端のウエブ部に前記ジョイントピー
スを溶接する工程を行う他端ウエブ部溶接ステージに搬
送されると、順次、次の組の長尺フレーム本体及びジョ
イントピースが、前記一端フランジ部溶接ステージへ搬
送される。
【0027】このため、三組目の長尺フレーム本体及び
ジョイントピースが、前記一端フランジ部溶接ステージ
に装填されて、溶接出来るので、更に、工程効率が良好
である。
【0028】次に、一組目の長尺フレーム本体及びジョ
イントピースが、前記他端ウエブ部溶接ステージから、
前記他端フランジ部溶接ステージへ搬送されると、四組
目の長尺フレーム本体及びジョイントピースが、前記一
端ウエブ部溶接ステージに装填されると共に、前記三組
目の長尺フレーム本体及びジョイントピースが、前記一
端フランジ部溶接ステージに、前記二組目の長尺フレー
ム本体及びジョイントピースが、前記他端ウエブ部溶接
ステージに各々装填されて、溶接される。
【0029】このため、4組の長尺フレーム本体及びジ
ョイントピースを同時に溶接できるので、更に工程効率
が良好である。
【0030】この際、順序は問わないが、一端のウエブ
部,フランジ部,次に他端のウエブ部,フランジ部の順
序で溶接するのが、長さの異なる長尺フレームが混在し
た生産ラインでは、溶接装置を移動させずに済み、更
に、生産効率を向上させることが出来る。
【0031】また、請求項3に記載されたものでは、前
記溶接ステージの前工程には、前記長尺フレーム本体の
寸法を検出することにより、所定の溶接条件を決定する
溶接条件検出ステージが設けられている各請求項1又は
2記載の建物ユニットを構成するフレームの組立装置を
特徴としている。
【0032】このように構成された請求項3記載のもの
では、前記溶接ステージの前工程に設けられた溶接条件
検出ステージによって、前記長尺フレーム本体の寸法が
検出されて、所定の溶接条件が決定される。
【0033】このため、例えば、前記長尺フレームの長
さ、ウエブ部の幅、フランジ部の高さ及び鋼材の厚さ等
の寸法条件が異なる長尺フレーム本体であっても、ジョ
イントピースを適正位置に溶接させることが出来る。
【0034】そして、請求項4に記載されたものでは、
前記溶接ステージの後工程には、前記長尺フレームの寸
法又は検出マークの有無を検出することにより、該各長
尺フレーム本体が床部或いは天井部を構成するものであ
るかを判断して、各床部或いは天井部組立待機ストック
ヤードに振り分け保管する振り分け条件検出ステージが
設けられている各請求項1乃至3のいずれか1項記載の
建物ユニットを構成するフレームの組立装置を特徴とし
ている。
【0035】このように構成された請求項4記載のもの
では、前記溶接ステージの後工程に設けられた振り分け
条件検出ステージが、前記長尺フレームの寸法又は検出
マークの有無を検出することにより、該各長尺フレーム
本体が床部或いは天井部を構成するものであるかを判断
して、各床部或いは天井部組立待機ストックヤードに振
り分け保管する。
【0036】このため、各部分を構成する各長尺フレー
ムを、次工程の組み合わせて箱状体とする工程で、容易
に組み合わせ出来るように待機させる事が出来、工程効
率を更に向上させることが出来る。
【0037】また、請求項5に記載されたものでは、前
記各溶接ステージのいずれかでは、前記溶接条件検出ス
テージで検出された前記長尺フレーム本体の長さ検出情
報に基づいて、他端に溶接される前記ジョイントピース
の該長尺フレーム本体に対する相対位置を設定する全長
管理手段が設けられている各請求項2乃至4のいずれか
1項記載の建物ユニットを構成するフレームの組立装置
を特徴としている。
【0038】このように構成された請求項5記載のもの
では、全長管理手段が、前記他端ウエブ部溶接ステージ
に前記長尺フレーム本体及びジョイントピースが搬送さ
れると、前記溶接条件検出ステージで検出された前記長
尺フレーム本体の長さ検出情報に基づいて、他端に溶接
される前記ジョイントピースの該長尺フレーム本体に対
する相対位置が設定されて、溶接される。
【0039】このため、前記長尺フレーム本体の両端
に、ジョイントピースが各々溶接された後のジョイント
ピース両端縁間の全長を管理できるので、従来の様に、
両端部に設けられるジョイントピースの長さ方向の寸法
精度に影響されることなく、良好な組立精度を得ること
が出来る。
【0040】そして、請求項6に記載されたものでは、
前記各溶接工程には、前記ウエブ部及びフランジ部と、
前記ジョイントピースとの間を両外側面から押圧する電
磁溶接装置が設けられている各請求項1乃至4のいずれ
か1項記載の建物ユニットを構成するフレームの組立装
置を特徴としている。
【0041】このように構成された請求項6記載のもの
では、前記各溶接工程に設けられた電磁溶接装置によっ
て、前記ウエブ部及びフランジ部と、前記ジョイントピ
ースとの間が両外側面から押圧されながら、電磁溶接さ
れる。
【0042】このため、従来のように、長尺フレーム本
体の内側面を溶接するため裏返して、別途アーク溶接し
ていたものに比して、一回で溶接が終了し、更に、工程
効率を向上させることが出来る。
【0043】しかも、例えば、スポット溶接装置による
電気溶接では、アーク溶接の様に、ヒューム(炭酸ガス
の煙)が発生しないので、作業場所の作業環境を良好に
保全することが出来る。
【0044】
【発明の実施の形態1】以下、本発明の具体的な実施の
形態1について、図面を参照しつつ説明する。
【0045】図1〜図19は、この発明の実施の形態1
を示すものである。なお、前記従来例と同一乃至均等な
部分については、同一符号を付すこととする。
【0046】まず、この実施の形態1の構成について、
図1の組立装置15を上方から見た平面図及び図2の模
式図を用いて説明する。
【0047】この実施の形態1の組立装置15には、材
料の流れの上流側から順に、溶接前の長尺フレーム本体
である各種梁材17を載置する台車16a,16bを有
して保管する梁ストックヤード16が設けられている。
【0048】この梁ストックヤード16の下流側には、
この梁ストックヤード16からピッキングクレーンによ
り投入されたフランジ部17b,17bを上方とする梁
材17を、前記ジョイントピース18,18を組み合わ
せるため、反転等して、ウエブ部17aを上方に向ける
反転機を有する投入側反転ステージ19が設けられてい
る。
【0049】この投入側反転ステージ19の下流側に
は、搬送手段としての入り口側搬送コンベア20が設け
られていて、前記反転機によって反転された梁材17を
溶接条件検出ステージとしての前工程検査ステージ21
まで搬送する様に構成されている。
【0050】この前工程検査ステージ21には、図2に
示すように、前記梁材17の長手方向長さを検出するた
め、この前工程検査ステージ21の上に載置された梁材
17の長手方向に沿って、所定間隔を置いて、長さ検出
リミットスイッチ22…が設けられている。
【0051】この長さ検出リミットスイッチ22…は、
前記梁材17の一端部17cを前工程検査ステージ21
の側壁に突き当てた状態で、各on,offを検出する
ことにより、この梁材17の長さが、予め設定された複
数の異なる所定長さのうち何れの長さであるかが判別さ
れるように構成されている。
【0052】また、この前工程検査ステージ21には、
図3に示すように、前記梁材17のフランジ部17bを
両側からセンシング可能となるように挟んだ位置に板厚
検査センサ23,23が設けられている。
【0053】この板厚検査センサ23,23によって検
出された板厚は、予め設定された板厚のうち、何れの厚
さであるかが判別されるように構成されている。
【0054】更に、この前工程検査ステージ21には、
フランジ高さ検出センサ25が設けられている。
【0055】このフランジ高さ検出センサ25は、図3
に示すように前記梁材17のウエブ幅に沿って、一側部
を、図3中左方向へ寄せた状態で、上方に位置するウエ
ブ部17aの有無を検出することによって、予め設定さ
れたウエブ幅のうち、何れの幅であるかが判別される様
に構成されている。
【0056】また、この実施の形態1では、前工程検査
ステージ21に、フランジ部17b,17bの高さを検
出するフランジ高さ検出センサ25が設けられている。
【0057】この前工程検査ステージ21の下流側に
は、一端のウエブ部17aに前記ジョイントピース18
のウエブ部18aを溶接する工程を行う一端ウエブ部溶
接ステージとしての第1ステージ26が設けられてい
る。
【0058】この第1ステージ26には、図8に示すよ
うに前記梁材17のウエブ部17aと、前記ジョイント
ピース18のウエブ部18aとの間を両外側面から押圧
しながら、電磁溶接する電気抵抗溶接装置としての一端
ウエブ電磁溶接装置27が設けられている。
【0059】この一端ウエブ電磁溶接装置27には、前
記梁材17装填状態でウエブ部18a,17aの両外側
面を両側から挟持する位置に、近接離反方向に移動自在
となるように電極本体27a,27aが、一対設けられ
ている。
【0060】また、この第1ステージ26には、第1位
置決めピン26bを有する第1位置決め装置26aと、
第2位置決めピン26dを有する第2位置決め装置26
cとが設けられている。
【0061】このうち、第1位置決めピン26bは、最
も短尺の梁材17のウエブ部17aに形成される位置決
め孔17eに係止される様に構成されている。
【0062】これらの第1,第2位置決めピン26b,
26dは、前記梁材17のウエブ部17aに設けられた
位置決め孔17eに係止して、この梁材17を長手方向
に沿わせてスライド移動させるように、この第1,第2
位置決め装置26a,26cによって各々駆動可能に構
成されている。第1,第2位置決めピン装置26a,2
6cの選択は、下記表2に示すように、梁材17投入時
に予め入力される左右の区別情報によるピンのポイント
選択と共に行われ、この実施の形態1では、梁材17の
長さによって、何れかの第1,第2位置決めピン装置2
6a,26cが用いられるかが判定されるように構成さ
れている。
【0063】更に、この第1ステージ26には、図7に
示すようなストッパアーム26eが設けられている。こ
のストッパアーム26eは、梁材17が、一端側を前記
ジョイントピース18と共に、突き当てた状態で、ジョ
イントピース18後端面18eを押圧して仮固定するよ
うに構成されている。
【0064】この第1ステージ26の下流側には、この
第1ステージ26と分離されて、一端のフランジ部17
b,17bに前記ジョイントピース18のフランジ部1
8b,18bを溶接する工程を行う一端フランジ部溶接
ステージとしての第2ステージ28が設けられている。
【0065】この第2ステージ28には、図10に示す
ように前記梁材17のフランジ部17b,17bと、前
記ジョイントピース18のフランジ部17b,17bと
の間を両外側面から押圧しながら、電磁溶接する電気抵
抗溶接装置としての一端フランジ部電磁溶接装置29が
設けられている。
【0066】この一端フランジ部電磁溶接装置29に
は、前記梁材17装填状態でフランジ部17b,18b
の両外側面を両側から挟持する位置に、略水平の近接離
反方向に移動自在となるように電極本体29a,29a
が、一対設けられている。
【0067】また、この第2ステージ28には、第1位
置決めピン28bを有する第1位置決め装置28aと、
第2位置決めピン28dを有する第2位置決め装置28
cとが設けられている。
【0068】このうち、第1位置決めピン28bは、最
も短尺の梁材17のウエブ部17aに形成される位置決
め孔17eに係止される様に構成されている。
【0069】これらの第1,第2位置決めピン28b,
28dは、前記梁材17のウエブ部17aに設けられた
位置決め孔17eに係止して、この梁材17を長手方向
に沿わせてスライド移動させるように、この第1,第2
位置決め装置28a,28cによって各々駆動可能に構
成されている。
【0070】更に、この第2ステージ28には、図9に
示すようなストッパアーム28eが設けられている。こ
のストッパアーム28eは、梁材17が、一端側を前記
ジョイントピース18と共に、突き当てた状態で、ジョ
イントピース18後端面18eを押圧して仮固定するよ
うに構成されている。
【0071】この第2ステージ28の下流側には、この
第2ステージ28と分離されて、他端のウエブ部17a
に前記ジョイントピース18のウエブ部18aを溶接す
る工程を行う他端ウエブ部溶接ステージとしての第3ス
テージ30が設けられている。
【0072】この第3ステージ30には、図12に示す
ように前記梁材17のウエブ部17aと、前記ジョイン
トピース18のウエブ部18aとの間を両外側面から押
圧しながら、電磁溶接する電気抵抗溶接装置としての他
端ウエブ電磁溶接装置31が設けられている。
【0073】この他端ウエブ電磁溶接装置31には、前
記梁材17装填状態でウエブ部18a,17aの両外側
面を両側から挟持する位置に、近接離反方向に移動自在
となるように電極本体31a,31aが、一対設けられ
ている。
【0074】また、この第3ステージ30には、第1位
置決めピン30bを有する第1位置決め装置30aと、
第2位置決めピン30dを有する第2位置決め装置30
cとが設けられている。
【0075】このうち、第1位置決めピン30bは、最
も短尺の梁材17のウエブ部17aに形成される位置決
め孔17eに係止される様に構成されている。
【0076】これらの第1,第2位置決めピン30b,
30dは、前記梁材17のウエブ部17aに設けられた
位置決め孔17eに係止して、この梁材17を長手方向
に沿わせてスライド移動させるように、この第1,第2
位置決め装置30a,30cによって各々駆動可能に構
成されている。
【0077】更に、この第3ステージ30には、図11
に示すようなストッパアーム30eが設けられている。
このストッパアーム30eは、梁材17が、他端側を前
記ジョイントピース18と共に、突き当てた状態で、ジ
ョイントピース18後端面18eを押圧して仮固定する
ように構成されている。
【0078】この第3ステージ30の下流側には、この
第3ステージ30と分離されて、他端のフランジ部17
b,17bに前記ジョイントピース18のフランジ部1
8b,18bを溶接する工程を行う他端フランジ部溶接
ステージとしての第4ステージ32が設けられている。
【0079】この第4ステージ32には、図14に示す
ように前記梁材17のフランジ部17b,17bと、前
記ジョイントピース18のフランジ部17b,17bと
の間を両外側面から押圧しながら、電磁溶接する電気抵
抗溶接装置としての他端フランジ部電磁溶接装置33が
設けられている。
【0080】この他端フランジ部電磁溶接装置33に
は、前記梁材17装填状態でフランジ部17b,18b
の両外側面を両側から挟持する位置に、略水平の近接離
反方向に移動自在となるように電極本体33a,33a
が、一対設けられている。
【0081】また、この第4ステージ32には、第1位
置決めピン32bを有する第1位置決め装置32aと、
第2位置決めピン32dを有する第2位置決め装置32
cとが設けられている。
【0082】このうち、第1位置決めピン32bは、最
も短尺の梁材17のウエブ部17aに形成される位置決
め孔17eに係止される様に構成されている。
【0083】これらの第1,第2位置決めピン32b,
32dは、前記梁材17のウエブ部17aに設けられた
位置決め孔17eに係止して、この梁材17を長手方向
に沿わせてスライド移動させるように、この第1,第2
位置決め装置32a,32cによって各々駆動可能に構
成されている。
【0084】更に、この第4ステージ32には、図13
に示すようなストッパアーム32eが設けられている。
このストッパアーム28eは、梁材17が、一端側を前
記ジョイントピース18と共に、突き当てた状態で、ジ
ョイントピース18後端面18eを押圧して仮固定する
ように構成されている。
【0085】そして、これらの各第1〜4ステージ26
〜32間を、前記一端ウエブ部を溶接する第1ステージ
26、前記一端フランジ部を溶接する第2ステージ2
8、前記他端ウエブ部を溶接する第3ステージ30、前
記他端フランジ部を溶接する第4ステージ32の順序で
順次移動させながら、各溶接工程を行わせる搬送手段と
してのシャトルコンベア装置35が、各第1〜4ステー
ジ26〜32間に設けられている。
【0086】この第4ステージ32の下流側には、複数
の電磁石34a…によって前記ジョイントピース18,
18が固着された梁材17を磁着して反転させると共
に、更に下流側に位置する搬出コンベア装置36に載置
する出口側反転装置34が設けられている。
【0087】この搬出コンベア装置36では、載置され
た梁材17を、図2中右方向に位置する振り分け条件検
出ステージ37に搬送するように構成されている。
【0088】この振り分け条件検出ステージ37では、
前記梁材17の寸法であるウエブ幅又は検出マークであ
るスタッド孔17d,18dの有無を検出することによ
り、各梁材17が床部或いは天井部を構成するものであ
るかを判断して、各床部組立待機ストックヤード38或
いは天井部組立待機ストックヤード39に振り分け保管
するように構成されている。
【0089】すなわち、この振り分け条件検出ステージ
37には、図17に示すような前記フランジ部17b,
18b側面に形成されるスタッド孔17d,18dの有
無を検出するスタッド孔検出センサ37aと、図17中
上方へ前記フランジ部18b側面を突き当てた際に、反
対側のフランジ部17b,18bが、実線で示す位置に
存在するか、又は二点鎖線で示す位置に存在するかを有
無で検出することによりウエブ幅を判定するウエブ幅検
出センサ37bとが設けられている。この実施の形態1
では、一例を説明し、組み合わせにより天井のR,L、
床のR,Lの4種類を判別するため、検出値によって、
何れの形状の梁材17であるかが判別される。
【0090】そして、この振り分け条件検出ステージ3
7の下流側には、図2及び図19に示すように、この振
り分け条件検出ステージ37で判定された梁材17の形
態毎に保管する床部組立待機ストックヤード38,及び
天井部組立待機ストックヤード39が設けられている。
【0091】この床部組立待機ストックヤード38及び
天井部組立待機ストックヤード39には、両ストックヤ
ード38,39との間に位置する中心線40を挟んで対
称位置内側に、床部右側ストックヤード38a及び天井
部右側ストックヤード39aが、また、対称位置外側
に、床部左側ストックヤード38b及び天井部左側スト
ックヤード39bが、各々設けられている。
【0092】次に、この実施の形態1の作用について説
明する。
【0093】このように構成された実施の形態1では、
まず、前記梁ストックヤード16からホイスト等によっ
て運搬された梁材17が、投入側反転ステージ19の上
に載置される。
【0094】投入側反転ステージ19の上に載置された
梁材17は、図4に示すように反転機で反転されてウエ
ブ部17a背面部を上方に向けた状態で、長手方向両端
部近傍に、前記一対のジョイントピース18,18が被
せられる。
【0095】次に、入り口側搬送コンベア20によって
前記第1ステージ26の前工程に設けられた前工程検査
ステージ21まで、この梁材17が搬送される。
【0096】この前工程検査ステージ21では、図3に
示すように梁材17の一端部17cを突き当てた状態
で、前記長さ検出リミットスイッチ22…のon,of
f状態を検出することによって、前記梁材17の長さ
が、何れの長さであるかが判別される。
【0097】また、前記板厚検出センサ23によって、
梁材17のフランジ部17bの板圧が検出され、板厚の
うち、何れの板厚であるかが判別される。
【0098】更に、前記ウエブ幅検出センサ24では、
梁材17のウエブ幅が、板材の有無によって検出され、
ウエブ幅のうち、何れのウエブ幅であるかが判別され
る。
【0099】この実施の形態1では、このウエブ幅の差
異によって、天井梁と床梁との区別がなされる。
【0100】これらの長さ検出情報、板厚検出情報、ウ
エブ幅検出情報に基づいて、この組立装置15では、溶
接条件のうち適合する溶接条件が決定されると共に、溶
接打点パターンを分類して、前記各電磁溶接装置27,
29,31,33に溶接ポイントパターンの指示が与え
られる。
【0101】例えば、図16に示すように、スタッド孔
18d,17dを避けた溶接ポイントパターンが指示さ
れる。前記各電磁溶接装置27では、これらの予め設定
された溶接パターンに基づいてウエブ部18a,17a
間の溶接が行われる。
【0102】このように、前工程検出ステージ21によ
って、前記梁材17の各寸法が検出されて、所定の溶接
条件が決定される。
【0103】このため、例えば、前記梁材17の長さ、
ウエブ部17aの幅、フランジ部17bの高さ及び鋼材
の厚さ等の寸法条件が異なる梁材17が投入されても、
ジョイントピース18,18を両端の適正位置に溶接さ
せることが出来る。従って、電磁溶接の打点数を減少さ
せて、溶接工程時間を更に短縮することが出来る。
【0104】次に、前記シャトルコンベア装置35によ
って、図7中白抜き矢印に示すように、下流側へ平行移
動されることにより第1ステージ26内に搬送された梁
材17は、第1,第2位置決め装置26a,26bの第
1,第2位置決めピン26c,26dのうち何れかを前
記ウエブ部17aに形成された位置決め孔17eに係止
させることにより、長手方向図中左方向へ、第1,又は
第2位置決め装置26a又は、26bによって、前記梁
材17が、スライド移動されて、前記一端ウエブ電磁溶
接装置27に、前記ジョイントピース18と共に一端部
17cが装填される。
【0105】この際、図5及び図6に示すように、位置
決め孔17eの形成される位置は、各梁材17によって
異なる。このため、係止の際の左右及び長さの相違によ
る第1,又は第2位置決め装置26a又は、26bの選
択及び図6に示すウエブ幅方向のピンポイント1〜3の
位置選択は、前記前工程検出ステージ21によって決定
された溶接条件及び予め梁材17投入時に入力される
左,右情報に基づいて決定されている。
【0106】従って、適切な第1,又は第2位置決め装
置26a又は、26bの第1,又は第2位置決めピン2
6c,26dを用いて、梁材17を係止して前記一端ウ
エブ電磁溶接装置27の電極本体27a,27a間の被
溶接位置まで的確に長手方向の移動を行わせることが出
来る。
【0107】装填後、ストッパアーム26eが、回動し
て前記ジョイントピース18後端面18cに当接され、
このジョイントピース18を図7中図示省略の左側壁へ
突き当てた状態で仮固定すると共に、前記位置決めピン
11aを図7中右方向へ、約1cmスライド移動させる
ことにより、梁材17のみを図7中右方向へ、スライド
移動させて、前記ウエブ部18aとウエブ部17a端縁
部との間に溶接しろ45が設けられる。
【0108】そして、図8に示すように、前記一端ウエ
ブ電磁溶接装置27の電極本体27a,27aによっ
て、ジョイントピース18のウエブ部18aと梁材17
のウエブ部17aとの間が両外側面から押圧されなが
ら、電磁溶接される。
【0109】このように先に、ウエブ部17a,18a
間が電磁溶接されるので、フランジ部17b,18b間
の反り返りや離反が防止される。
【0110】この際、各溶接ステージの順序はどちらで
も良いが、ジョイントピース18と長尺フレーム17と
における各フランジ部17bとウエブ部17aとの折曲
角度の精度に左右されないように、平坦なウエブ部18
aから溶接するのが好適である。
【0111】次に、前記シャトルコンベア装置35によ
って、前記梁材17の一端のウエブ部17aに前記ジョ
イントピース18のウエブ部17aを溶接する工程が行
われる第1ステージ26から、前記一端のフランジ部1
7b,17bに前記ジョイントピース18のフランジ部
18b,18bを溶接する第2ステージへ、前記梁材1
7及びジョイントピース18,18が、図7中下方へ白
抜き矢印に示すように搬送される。
【0112】この始めの梁材17等が搬送されている間
に、次の梁材17及びジョイントピース18,18が、
前記前工程検査ステージ21による検査を終えて搬送さ
れ、前記第1ステージウエブ部溶接装置27に装填され
て、ウエブ部17a,18a間の溶接が開始される。
【0113】例えば、自動化が行われることにより、同
一ステージ内で、ウエブ部17a及びフランジ部17
b,17bを、電極本体を略90度回転させながら溶接
する工程が考えられる。 このような場合、前の組の梁
材17及びジョイントピース18,18のフランジ部1
7b,18bを溶接している間、次の組の梁材17及び
ジョイントピース18,18を待機させておかなければ
ならなかった。この実施の形態1では、このような同一
ステージで、同時に、ウエブ部17a及びフランジ部1
7bを溶接しようとするものに比して、単独でウエブ部
17aのみの溶接終了と共に、次の第2ステージ28へ
搬出出来、装填、及び待機時間を削減できるので、工程
効率を向上させることが出来る。
【0114】また、この実施の形態1では、第1ステー
ジ26の一端ウエブ部電磁溶接装置27が、ウエブ部1
7a,18a間を押圧する方向と、第2ステージ28の
一端フランジ部電磁溶接装置29が、フランジ部17
b,18b間を電磁溶接する方向とが、略90度相違し
ていても、両第1,第2ステージ26,28分離されて
いて、個別の電磁溶接装置27,29が用いられている
ので、電極本体27a,27a又は、29a,29aを
90度回転させて、溶接方向に合わせる必要が無く回転
方向は固定位置のまま連続溶接出来る。このため、電極
本体27a等を回転させる時間を削減し、更に、工程効
率を向上させることが出来る。
【0115】また、前記シャトルコンベア装置35によ
って、一組目の梁材17及びジョイントピース18,1
8が、他端のウエブ部に前記ジョイントピースを溶接す
る工程を行う第3ステージ30に搬送される。
【0116】第3ステージ30では、図11に示すよう
に第1,第2位置決め装置30a,30bの第1,第2
位置決めピン30c,30dのうち何れかを前記ウエブ
部17aに形成された位置決め孔17eに係止させるこ
とにより、長手方向図中右方向へ、第1,又は第2位置
決め装置30a又は、30bによって、前記梁材17
が、スライド移動されて、前記他端ウエブ電磁溶接装置
30に、前記ジョイントピース18と共に他端部17c
が装填される。
【0117】この際、図5及び図6に示すように、位置
決め孔17eの形成される位置は、各梁材17によって
異なる。このため、係止の際の左右及び長さの相違によ
る位置決め装置41,43の選択及び図6に示すウエブ
幅方向のピンポイント1〜3の位置選択は、前記前工程
検出ステージ21によって決定された溶接条件及び予め
梁材17投入時に入力される左,右情報に基づいて決定
されている。
【0118】装填後、ストッパアーム30eが、回動に
より、前記ジョイントピース18の後端面18cに当接
されて、ジョイントピース18を図11中図示省略の右
側壁へ突き当てた状態で仮固定すると共に、前記位置決
めピン30c又は30dを図11中右方向へ、約1cm
スライド移動させることにより、梁材17のみを図11
中左方向へ、スライド移動させて、前記ウエブ部18a
端面とウエブ部17a端縁部との間に溶接しろ45が設
けられる。
【0119】そして、図12に示すように、前記他端ウ
エブ電磁溶接装置31の電極本体31a,31aによっ
て、ジョイントピース18のウエブ部18aと梁材17
のウエブ部17aとの間が両外側面から押圧されなが
ら、電磁溶接される。
【0120】このように先に、ウエブ部17a,18a
間が電磁溶接されるので、フランジ部17a,18a間
の反り返りや離反が防止される。
【0121】しかも、この間に順次、次の組の梁材17
及びジョイントピース18,18が、前記一端フランジ
部を溶接する前記第2ステージ28へ搬送されている。
【0122】このため、三組目の梁材17及びジョイン
トピース18,18が、前記一端フランジ部を溶接する
第1ステージ26に装填されて、溶接されるので、同時
に三組の梁材17及びジョイントピース18が溶接さ
れ、更に、工程効率が良好である。
【0123】次に、始めの一組目の梁材17及びジョイ
ントピース18,18が、前記他端ウエブ部を溶接する
第3ステージ30から、前記シャトルコンベア装置35
によって他端のフランジ部を溶接する第4ステージ32
へ搬送されると、四組目の梁材17及びジョイントピー
ス18,18が、前記一端のウエブ部を溶接する第1ス
テージ26に装填されると共に、前記三組目の梁材17
及びジョイントピース18,18が、前記一端のフラン
ジ部を溶接する第2ステージ28に、前記二組目の梁材
17及びジョイントピース18,18が、前記他端のウ
エブ部を溶接する第3ステージ30に各々装填されて、
溶接される。
【0124】このため、4組の梁材17及びジョイント
ピース18,18を同時に溶接できるので、更に工程効
率が良好である。
【0125】しかも、前記第1ステージ26の前工程に
設けられた前工程検出ステージ21によって、前記梁材
17等の寸法が検出されて、所定の溶接条件が決定され
ている。
【0126】このため、例えば、前記長尺フレームの長
さ、ウエブ部の幅、フランジ部の高さ及び鋼材の厚さ等
の寸法条件が異なる梁材17であっても、ジョイントピ
ース18,18を適正位置に溶接させることが出来る。
【0127】従って、前記他端のウエブ部を溶接する第
3ステージ30に前記梁材17びジョイントピース1
8,18が搬送されると、前記前工程検査ステージ21
で検出された前記梁材27の長さ検出情報に基づいて、
他端に溶接される前記ジョイントピース18の梁材17
に対する相対位置が、前記第1又は,第2位置決めピン
30c又は,30dの溶接しろを形成するスライド移動
時に適宜設定されて、溶接される。
【0128】このため、前記梁材27の両端に、ジョイ
ントピース18,18が各々溶接された後のジョイント
ピース両端縁間の全長Lが管理されるので、従来の様
に、位置決めジグ11を用いた場合に加算される両端部
に設けられるジョイントピース18の長さ方向の寸法精
度に影響されることがない。
【0129】このように、ジョイントピース18,18
の両端部間の長さを図4に示すように全長Lで管理する
ことによって、建物ユニット組立状態で、垂直面構成部
材間の間隔の寸法精度を向上させることが出来、良好な
組立精度を得ることが出来る。
【0130】出口側反転ステージ34の反転機34a…
によって反転された梁材17は、搬出コンベア装置36
によって前記振り分け条件検出ステージ37に搬出され
る。
【0131】そして、前記第4ステージ32の後工程に
設けられたこの振り分け条件検出ステージ37では、図
17に示すように、スタッド孔検出センサ37aによっ
て前記フランジ部17b,18b側面に形成されるスタ
ッド孔17d,18dの有無が検出される。
【0132】更に、ウエブ幅検出センサ37bによっ
て、図17中上方へ前記フランジ部18b側面を突き当
てた際に、反対側のフランジ部17b,18bが、実線
で示す位置に存在するか、又は二点鎖線で示す位置に存
在するかが、有無で検出されることによりウエブ幅が判
定される。
【0133】また、検出値によって、何れの形状の梁材
17であるかが判別される。
【0134】この実施の形態1では、図5に示すよう
に、天井L(左側)梁,天井R(右側)梁,床L(左
側)梁,床R(右側)梁が梁材17として投入されてい
るので、ジョイントピース18,18が設けられた梁材
17の形状が図17及び図18に示すように、スタッド
孔検出センサ37a等で検出されることにより、各梁材
17が床部或いは天井部を構成するものであるかが判断
されて、図19に示すように各床部或いは天井部組立待
機ストックヤード38,39に振り分け保管される。
【0135】しかも、この実施の形態1では、両ストッ
クヤード38,39との間に位置する中心線40を挟ん
で対称位置内側に、床部右側ストックヤード38a及び
天井部右側ストックヤード39aが、また、対称位置外
側に、床部左側ストックヤード38b及び天井部左側ス
トックヤード39bが、各々設けられているので、天井
部の左右梁材17,17を前記中心線40を中心に、床
部の梁材17,17上方へ折り返すだけで、次工程の箱
状体とする工程で、容易に組み合わせ出来る。
【0136】このように、次工程で容易に組み合わせ出
来るように待機させる事が出来、工程効率を更に向上さ
せることが出来る。
【0137】また、各梁材17の各スタッド孔17d…
は、図19に示すように天井部及び床部で、全て建物ユ
ニットの上下側面に位置するように組み合わせられる。
【0138】更に、この実施の形態1では、前記各溶接
工程に設けられた各電磁溶接装置27,29,31,3
3によって、前記梁材17のウエブ部17a及びフラン
ジ部17bと、前記ジョイントピース18のウエブ部1
8a及びフランジ部18bとの間が両外側面から押圧さ
れながら、電磁溶接される。
【0139】このため、従来のように、梁材17の内側
面を溶接するため裏返して、別途アーク溶接していたも
のに比して、一回で溶接が終了し、更に、工程効率を向
上させることが出来る。
【0140】しかも、各電磁溶接装置27,29,3
1,33による電磁溶接では、アーク溶接の様に、ヒュ
ーム(炭酸ガスの煙)が発生しないので、作業場所の作
業環境を良好に保全することが出来る。
【0141】以上、この発明の実施の形態1を図面によ
り詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態1に
限らず、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更
等があってもこの発明に含まれる。
【0142】例えば、前記実施の形態1では、前工程検
査ステージ21の長さ検出リミットスイッチ22を接触
型のリミットスイッチとしているが、特にこれに限ら
ず、例えば、図4中符号22aに示すような非接触型の
赤外線検出センサ等の長さ検出手段であっても良く、ま
た、板厚検出センサ23、ウエブ幅検出センサ24及び
振り分け検査ステージ37のスタッド孔検出センサ37
a、ウエブ幅検出センサ37bを非接触型の光電センサ
としているが、特にこれに限らず、例えば接触型センサ
等であってもよい。
【0143】また、前記実施の形態1では先に、ウエブ
部17a,18a間が電磁溶接されて、フランジ部17
b,18b間の反り返りや離反が防止されるようにして
いるが、特にこれに限らず、各溶接ステージ26,28
及び30,32の順序はどちらでも良く、ジョイントピ
ース18と長尺フレーム17とにおける各フランジ部1
8b,18bとウエブ部18aとの折曲角度の精度に左
右されないように、平坦なウエブ部18aから溶接する
のが好適である。
【0144】更に、他端のウエブ部18aを溶接する第
3ステージ30に前記梁材17びジョイントピース1
8,18が搬送された際、前記前工程検査ステージ21
で検出された前記梁材27の長さ検出情報に基づいて、
他端に溶接される前記ジョイントピース18の梁材17
に対する相対位置が、前記第1又は,第2位置決めピン
30c又は,30dの溶接しろを形成するスライド移動
時に適宜設定されて、溶接されるようにしているが、特
にこれに限らず、前記梁材27の両端に、ジョイントピ
ース18,18が各々溶接された後のジョイントピース
両端縁間の全長Lが管理されるものであるならば、何れ
の第1〜4ステージ26,28,30,32に全長管理
手段を設けてもよい。
【0145】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の請
求項1記載のものによれば、搬送手段によって、前記ウ
エブ部に前記ジョイントピースを溶接する工程を行うウ
エブ部溶接ステージから、前記フランジ部に前記ジョイ
ントピースを溶接する工程を行うフランジ部溶接ステー
ジへ、前記長尺フレーム本体及びジョイントピースが、
搬送される間に、次の長尺フレーム本体及びジョイント
ピースが、前記ウエブ溶接装置に装填されて、溶接を開
始することが出来る。
【0146】このため、自動化により同一ステージ内
で、ウエブ部及びフランジ部を溶接する場合、前の組の
長尺フレーム本体及びジョイントピースのフランジ部溶
接中は、次の組の長尺フレーム本体及びジョイントピー
スを待機させておかなければならなかったものに比し
て、待機時間を削減できるので、工程効率を向上させる
ことが出来る。
【0147】この搬送手段による搬送,装填の自動化に
より、例えば、同一ステージ内で、ウエブ部及びフラン
ジ部を溶接する場合、前の組の長尺フレーム本体及びジ
ョイントピースのフランジ部溶接中は、次の組の長尺フ
レーム本体及びジョイントピースを待機させておかなけ
ればならなかったものに比して、待機時間を削減できる
ので、工程効率を向上させることが出来る。
【0148】また、請求項2に記載されたものでは、搬
送手段によって、一組目の長尺フレーム本体及びジョイ
ントピースが、前記一端のウエブ部に前記ジョイントピ
ースを溶接する工程を行う一端ウエブ部溶接ステージか
ら、前記一端のフランジ部に前記ジョイントピースを溶
接する工程を行う一端フランジ部溶接ステージへ、搬送
される間に、次の組の長尺フレーム本体及びジョイント
ピースを前記一端ウエブ部溶接ステージに装填できる。
【0149】また、一組目の長尺フレーム本体及びジョ
イントピースが、他端のウエブ部に前記ジョイントピー
スを溶接する工程を行う他端ウエブ部溶接ステージに搬
送されると、順次、次の組の長尺フレーム本体及びジョ
イントピースが、前記一端フランジ部溶接ステージへ搬
送される。
【0150】このため、三組目の長尺フレーム本体及び
ジョイントピースが、前記一端フランジ部溶接ステージ
に装填されて、溶接出来るので、更に、工程効率が良好
である。
【0151】次に、一組目の長尺フレーム本体及びジョ
イントピースが、前記他端ウエブ部溶接ステージから、
前記他端フランジ部溶接ステージへ搬送されると、四組
目の長尺フレーム本体及びジョイントピースが、前記一
端ウエブ部溶接ステージに装填されると共に、前記二組
目の長尺フレーム本体及びジョイントピースが、前記一
端フランジ部溶接ステージに、前記三組目の長尺フレー
ム本体及びジョイントピースが、前記他端ウエブ部溶接
ステージに各々装填されて、溶接される。
【0152】このため、4組の長尺フレーム本体及びジ
ョイントピースを同時に溶接できるので、更に工程効率
が良好である。
【0153】この際、順序は問わないが、一端のウエブ
部,フランジ部,次に他端のウエブ部,フランジ部の順
序で溶接するのが、長さの異なる長尺フレームが混在し
た生産ラインでは、溶接装置を移動させずに済み、更
に、生産効率を向上させることが出来る。
【0154】また、請求項3に記載されたものでは、前
記溶接ステージの前工程に設けられた溶接条件検出ステ
ージによって、前記長尺フレーム本体の寸法が検出され
て、所定の溶接条件が決定される。
【0155】このため、例えば、前記長尺フレームの長
さ、ウエブ部の幅、フランジ部の高さ及び鋼材の厚さ等
の寸法条件が異なる長尺フレーム本体であっても、ジョ
イントピースを適正位置に溶接させることが出来る。
【0156】そして、請求項4に記載されたものでは、
前記溶接ステージの後工程に設けられた振り分け条件検
出ステージが、前記長尺フレームの寸法又は検出マーク
の有無を検出することにより、該各長尺フレーム本体が
床部或いは天井部を構成するものであるかを判断して、
各床部或いは天井部組立待機ストックヤードに振り分け
保管する。
【0157】このため、各部分を構成する各長尺フレー
ムを、次工程の組み合わせて箱状体とする工程で、容易
に組み合わせ出来るように待機させる事が出来、工程効
率を更に向上させることが出来る。
【0158】また、請求項5に記載されたものでは、全
長管理手段が、前記他端ウエブ部溶接ステージに前記長
尺フレーム本体及びジョイントピースが搬送されると、
前記溶接条件検出ステージで検出された前記長尺フレー
ム本体の長さ検出情報に基づいて、他端に溶接される前
記ジョイントピースの該長尺フレーム本体に対する相対
位置が設定されて、溶接される。
【0159】このため、前記長尺フレーム本体の両端
に、ジョイントピースが各々溶接された後のジョイント
ピース両端縁間の全長を管理できるので、従来の様に、
両端部に設けられるジョイントピースの長さ方向の寸法
精度に影響されることなく、良好な組立精度を得ること
が出来る。
【0160】そして、請求項6に記載されたものでは、
前記各溶接工程に設けられた電磁溶接装置によって、前
記ウエブ部及びフランジ部と、前記ジョイントピースと
の間が両外側面から押圧されながら、電磁溶接される。
【0161】このため、従来のように、長尺フレーム本
体の内側面を溶接するため裏返して、別途アーク溶接し
ていたものに比して、一回で溶接が終了し、更に、工程
効率を向上させることが出来る。
【0162】しかも、例えば、スポット溶接装置による
電気溶接では、アーク溶接の様に、ヒューム(炭酸ガス
の煙)が発生しないので、作業場所の作業環境を良好に
保全することが出来る、という実用上有益な効果を発揮
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の建物ユニットを構成す
るフレームの組立装置を示し、ライン全体を上方から見
た平面図である。
【図2】本発明の実施の形態1の建物ユニットを構成す
るフレームの組立装置を示し、全体の構成を説明する概
念図である。
【図3】本発明の実施の形態1の建物ユニットを構成す
るフレームの組立装置を示し、前工程検査ステージの構
成を説明する正面図である。
【図4】本発明の実施の形態1の建物ユニットを構成す
るフレームの組立装置を示し、全長管理手段の概念図で
ある。
【図5】本発明の実施の形態1の建物ユニットを構成す
るフレームの寸法の相違を説明する正面図である。
【図6】本発明の実施の形態1の建物ユニットを構成す
るフレームの寸法の相違によって挿通される位置決めピ
ンの選択を説明する正面図である。
【図7】本発明の実施の形態1の建物ユニットを構成す
るフレームの組立装置で、第1ステージの要部拡大上面
図である。
【図8】本発明の実施の形態1の建物ユニットを構成す
るフレームの組立装置で、第1ステージの一端ウエブ部
電磁溶接装置の図7中A−A線に沿った位置の断面図で
ある。
【図9】本発明の実施の形態1の建物ユニットを構成す
るフレームの組立装置で、第2ステージの要部拡大上面
図である。
【図10】本発明の実施の形態1の建物ユニットを構成
するフレームの組立装置で、第2ステージの一端フラン
ジ部電磁溶接装置の図9中B−B線に沿った位置の断面
図である。
【図11】本発明の実施の形態1の建物ユニットを構成
するフレームの組立装置で、第3ステージの要部拡大上
面図である。
【図12】本発明の実施の形態1の建物ユニットを構成
するフレームの組立装置で、第3ステージの他端ウエブ
部電磁溶接装置の図11中C−C線に沿った位置の断面
図である。
【図13】本発明の実施の形態1の建物ユニットを構成
するフレームの組立装置で、第4ステージの要部拡大上
面図である。
【図14】本発明の実施の形態1の建物ユニットを構成
するフレームの組立装置で、第4ステージの他端フラン
ジ部電磁溶接装置の図13中D−D線に沿った位置の断
面図である。
【図15】本発明の実施の形態1の建物ユニットを構成
するフレームの組立装置で、出口側反転ステージを説明
する概念図である。
【図16】本発明の実施の形態1の建物ユニットを構成
するフレームで、梁材端部にジョイントピースが溶接さ
れた出口部付近の様子を説明する斜視図である。
【図17】本発明の実施の形態1の建物ユニットを構成
するフレームの組立装置で、振り分け条件検出ステージ
の構成を説明する上面図である。
【図18】本発明の実施の形態1の建物ユニットを構成
するフレームの組立装置で、振り分け条件検出ステージ
に搬送された梁材の図17中E−E線に沿った位置の断
面図である。
【図19】本発明の実施の形態1の建物ユニットを構成
するフレームの組立装置で、各ストックヤードに振り分
けられる様子を示す概念図である。
【図20】従来例の建物ユニットを構成するフレームの
組立装置で組み立てられる建物ユニットの構造体の構成
を説明する斜視分解図である。
【図21】従来例の建物ユニットを構成するフレームの
組立装置を上方から見た平面図である。
【図22】他の従来例で、作業員2名の手作業で、スニ
ーク溶接が行われる様子を説明する概念図である。
【図23】他の従来例で、スニーク溶接が行われる順序
を説明する斜視図である。
【図24】他の従来例で、スニーク溶接が行われる順序
を説明する斜視図である。
【符号の説明】
15 組立装置 17 梁材(長尺フレーム本体) 17a ウエブ部 17b,17b フランジ部 18,18 ジョイントピース 18a ウエブ部 18b,18b フランジ部 21 前工程検査ステージ(溶接条件検出ス
テージ) 22 長さ検出リミットスイッチ 23 板厚検出センサ 24 ウエブ幅検出センサ 25 フランジ高さ検出センサ 26 第1ステージ 27 一端ウエブ部電磁溶接装置 28 第2ステージ 29 一端フランジ部電磁溶接装置 30 第3ステージ 31 他端ウエブ部電磁溶接装置 32 第4ステージ 33 他端フランジ部電磁溶接装置 27a,29a,31a,33a 電極本体 35 シャトルコンベア装置(搬送手段) 37 振り分け条件検出ステージ 37a スタッド孔検出センサ 37b ウエブ幅検出センサ 38 床部組立待機ストックヤード 39 天井部組立待機ストックヤード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 海保 修 埼玉県蓮田市黒浜3535東京セキスイ工業株 式会社内 (72)発明者 田中 健 大阪府大阪市北区中崎西2丁目4番12号積 水エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 川本 博 広島県広島市西区南観音6丁目4番31号株 式会社リョーセンエンジニアズ内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウエブ部及び該ウエブ部両側に形成される
    フランジ部を有する断面略凹状の長尺フレーム本体の両
    端に、接続用のジョイントピースを各々溶接する建物ユ
    ニットを構成するフレームの組立装置であって、 前記ウエブ部に前記ジョイントピースを溶接する工程を
    行うウエブ部溶接ステージと、前記フランジ部に前記ジ
    ョイントピースを溶接する工程を行うフランジ部溶接ス
    テージとを分離して、前記長尺フレーム本体及びジョイ
    ントピースが、各ステージ間を移動するための搬送手段
    を有することを特徴とする建物ユニットを構成するフレ
    ームの組立装置。
  2. 【請求項2】ウエブ部及び該ウエブ部両側に形成される
    フランジ部を有する断面略凹状の長尺フレーム本体の両
    端に、接続用のジョイントピースを各々溶接する建物ユ
    ニットを構成するフレームの組立装置であって、 前記一端のウエブ部に前記ジョイントピースを溶接する
    工程を行う一端ウエブ部溶接ステージと、前記一端のフ
    ランジ部に前記ジョイントピースを溶接する工程を行う
    一端フランジ部溶接ステージと、前記他端のウエブ部に
    前記ジョイントピースを溶接する工程を行う他端ウエブ
    部溶接ステージと、前記他端のフランジ部に前記ジョイ
    ントピースを溶接する工程を行う他端フランジ部溶接ス
    テージとを各々分離すると共に、前記長尺フレーム本体
    及びジョイントピースが、前記一端ウエブ部溶接ステー
    ジ、前記一端フランジ部溶接ステージ、前記他端ウエブ
    部溶接ステージ、前記他端フランジ部溶接ステージから
    なる各ステージ間を移動するための搬送手段を有するこ
    とを特徴とする建物ユニットを構成するフレームの組立
    装置。
  3. 【請求項3】前記溶接ステージの前工程には、前記長尺
    フレーム本体の寸法を検出することにより、所定の溶接
    条件を決定する溶接条件検出ステージが設けられている
    ことを特徴とする各請求項1又は2記載の建物ユニット
    を構成するフレームの組立装置。
  4. 【請求項4】前記溶接ステージの後工程には、前記長尺
    フレームの寸法又は検出マークの有無を検出することに
    より、該各長尺フレーム本体が床部或いは天井部を構成
    するものであるかを判断して、各床部或いは天井部組立
    待機ストックヤードに振り分け保管する振り分け条件検
    出ステージが設けられていることを特徴とする各請求項
    1乃至3のいずれか1項記載の建物ユニットを構成する
    フレームの組立装置。
  5. 【請求項5】前記各溶接ステージのいずれかでは、前記
    溶接条件検出ステージで検出された前記長尺フレーム本
    体の長さ検出情報に基づいて、他端に溶接される前記ジ
    ョイントピースの該長尺フレーム本体に対する相対位置
    を設定する全長管理手段が設けられていることを特徴と
    する各請求項2乃至4のいずれか1項記載の建物ユニッ
    トを構成するフレームの組立装置。
  6. 【請求項6】前記各溶接工程には、前記ウエブ部及びフ
    ランジ部と、前記ジョイントピースとの間を両外側面か
    ら押圧する電気抵抗溶接装置が設けられていることを特
    徴とする各請求項1乃至4記載の建物ユニットを構成す
    るフレームの組立装置。
JP29728797A 1997-10-29 1997-10-29 建物ユニットを構成するフレームの組立装置 Expired - Lifetime JP3778537B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29728797A JP3778537B2 (ja) 1997-10-29 1997-10-29 建物ユニットを構成するフレームの組立装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29728797A JP3778537B2 (ja) 1997-10-29 1997-10-29 建物ユニットを構成するフレームの組立装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11129095A true JPH11129095A (ja) 1999-05-18
JP3778537B2 JP3778537B2 (ja) 2006-05-24

Family

ID=17844571

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29728797A Expired - Lifetime JP3778537B2 (ja) 1997-10-29 1997-10-29 建物ユニットを構成するフレームの組立装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3778537B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017007008A (ja) * 2015-06-18 2017-01-12 Ykk株式会社 壁フレーム製造装置および壁フレームの製造方法
JP2020143556A (ja) * 2019-03-08 2020-09-10 トヨタホーム株式会社 小梁位置調整治具及び建物用ユニットの製造方法
CN114619177A (zh) * 2022-03-15 2022-06-14 蚌埠凯盛工程技术有限公司 一种吊挂拉边机固定支架的焊接设备及其焊接方法
CN115122105A (zh) * 2022-07-11 2022-09-30 广西建机升降装备制造有限公司 一种施工升降机标准节结构焊接成型工艺

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017007008A (ja) * 2015-06-18 2017-01-12 Ykk株式会社 壁フレーム製造装置および壁フレームの製造方法
JP2020143556A (ja) * 2019-03-08 2020-09-10 トヨタホーム株式会社 小梁位置調整治具及び建物用ユニットの製造方法
CN114619177A (zh) * 2022-03-15 2022-06-14 蚌埠凯盛工程技术有限公司 一种吊挂拉边机固定支架的焊接设备及其焊接方法
CN115122105A (zh) * 2022-07-11 2022-09-30 广西建机升降装备制造有限公司 一种施工升降机标准节结构焊接成型工艺

Also Published As

Publication number Publication date
JP3778537B2 (ja) 2006-05-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH04220184A (ja) レザー光線溶接装置によって形成された少なくとも1つの溶接シームで少なくとも2つの薄板を結合する装置
JP3074930B2 (ja) 2種類以上を製造可能な溶接パネル製造装置
JPH04261763A (ja) 組立・加工装置
WO2019129155A1 (zh) 矩阵式轨道系统、关联回路式生产线及其生产方法
JPH11129095A (ja) 建物ユニットを構成するフレームの組立装置
CA2351085C (en) Method and device for producing welded blanks
JP2002103306A (ja) 板厚検査装置
CN211305477U (zh) 一种板类零件的加工装置
JPH0239671Y2 (ja)
JP2917296B2 (ja) 視覚機能付作業装置
JPS6312518A (ja) 自動組立用搬送装置
JPH0474554A (ja) 塗布装置
JPS59177214A (ja) コンベア装置
JPH0628758B2 (ja) 塗布装置
TWI809065B (zh) 發射處理裝置
JPH06234067A (ja) H型構造物の組立装置
JP3383238B2 (ja) 木製パレットの不良検出方法及び装置
JPH02250737A (ja) 流れ生産路における車体位置決め装置
JP3871511B2 (ja) 溶接設備と溶接方法
MXPA01004241A (en) Method and device for producing welded blanks
JPH0742542Y2 (ja) パーツの搬送種別装置
JPS61257748A (ja) 無人搬送車用パレツト移載装置
JPS6044427A (ja) パレツト固定装置
JPH05286544A (ja) ロボットパレタイザ用ワーク位置決め装置
JPH11245052A (ja) 建物ユニットの組立方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060131

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060207

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060227

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120310

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130310

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130310

Year of fee payment: 7

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130310

Year of fee payment: 7

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130310

Year of fee payment: 7

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130310

Year of fee payment: 7

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140310

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term