JPH0628758B2 - 塗布装置 - Google Patents

塗布装置

Info

Publication number
JPH0628758B2
JPH0628758B2 JP5880390A JP5880390A JPH0628758B2 JP H0628758 B2 JPH0628758 B2 JP H0628758B2 JP 5880390 A JP5880390 A JP 5880390A JP 5880390 A JP5880390 A JP 5880390A JP H0628758 B2 JPH0628758 B2 JP H0628758B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
skeleton
movement
applicator
stopper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP5880390A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0474555A (ja
Inventor
良昭 笹木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meiji Air Compressor Mfg Co Ltd
Original Assignee
Meiji Air Compressor Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Meiji Air Compressor Mfg Co Ltd filed Critical Meiji Air Compressor Mfg Co Ltd
Priority to JP5880390A priority Critical patent/JPH0628758B2/ja
Publication of JPH0474555A publication Critical patent/JPH0474555A/ja
Publication of JPH0628758B2 publication Critical patent/JPH0628758B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、横材長さが異なる複数種類の骨組体の各所定
位置に、塗液を精度よくかつ能率よく自動塗布でき、塗
布品質を高めるとともに塗布作業の迅速化を計りうる塗
布装置に関する。
〔従来の技術〕
例えば電気・機械製品、キャビネット等の家具製品など
に用いる面材には、その下地枠として、互いに平行な一
対の縦材間に複数の横材を架け渡した略矩形枠状の骨組
体を使用する場合が多い。
又このような骨組体は、一般に、予めメッキ、塗装等に
より防錆処理を施した鋼製の縦材及び横材を互いに溶接
することにより強固に接合している。
従って、前記縦材と横材とが交わる骨組体の溶接部にお
いては、前記溶接によって表面の防錆処理が欠落するこ
ととなり、その結果、該溶接部である各交わり位置に
は、防錆剤等である塗液をスポット的に塗布する塗布作
業が必要となる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながらこのような骨組体は、要求される面材の形
状、サイズ等により横材の長さ及びその架設ピッチ等が
異なるなど多種類化するため、その溶接部の位置も骨組
体の種類ごとに変化する。
従って、このような溶接部への塗布作業は自動化しえ
ず、従来作業者による手作業によって行われるのが一般
的であり、その結果、塗布精度が不均一化し塗布品質を
損ねるとともに塗布作業能率を大巾に低下していた。
本発明は、このような複数種類の骨組体の各交わり位置
に、その種類に応じて塗液を精度よく自動塗布でき、前
記問題点を解決しうる塗布装置の提供を目的としてい
る。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するために、本発明は、平行な第1、第
2の縦材A1、A2間に複数の横材Bを架け渡した略矩
形状しかも横材B長さが異なる複数種類の骨組体Wの前
記縦材A1、A2と横材Bとの交わる位置に塗液を塗布
する塗布装置であって、 前記第1の縦材A1を案内するガイド(2)を有しかつ
ガイド(2)に沿って上流側から下流側に縦方向に骨組
体Wを移送する移送コンベヤ(3)、 移送される骨組体Wの横材Bを第1の縦材A1の近傍で
検知する第1の検知具(6)、 該第1の検知具(6)から下流側に距離を隔てて設けら
れ前記ガイド(2)により案内される第1の縦材A1と
横材B1とが交わる位置の縦方向線上に配される固定塗
布具(13)、 前記第1の検知具(6)が骨組体Wの横材Bの内の下流
端側の横材B1を検知することにより作動し骨組体Wの
移動を停止しうるストッパ(7)、 及び前記移送コンベヤ(3)を横切る横方向に移動でき
かつ停止しうるとともに第2の検知具(9)と該第2の
検知具(9)よりも下流側に距離を隔てて配される塗布
具(10)とを一体に有する移動枠(11)を具え、 前記第2の検知具(9)は、 前記ストッパ(7)から、このストッパ(7)により停
止する骨組体Wの下流端側の横材B1の中心までの小距
離を上流側に隔てる位置に配されることによって、スト
ッパ(7)により停止する骨組体Wの前記下流端側の横
材B1を検知しうる第1の移動センサ(55)と、 第1の移動センサ(55)よりも第1の検知具(6)に
近い位置に設けられ、前記第2の縦材W2を検知するの
に用いる第2の移動センサ(56)と、 前記第1の移動センサ(55)よりも上流側かつ第1の
検知具(6)により近い位置に配されストッパ(7)の
解除による骨組体Wの移送に際して、前記下流端側の横
材B1よりも上流側の横材Bを検知するのに用いる第3
の移動センサ(57)とからなり、 かつ停止した移動枠(11)の前記第1の移動センサ
(55)が、ストッパ(7)により停止する骨組体Wの
下流端側の横材B1が下にあることを検知することによ
り移動枠(11)を前記第1の検知具(6)から離れる
方向に移動させかつ横材B1を検知しないとき近づける
方法に移動枠(11)を移動させるとともに、 この第1の移動センサ(55)により前記横材B1を検
知することによる移動枠(11)の前記移動に際して第
2の移動センサ(56)が第2の縦材W2を検知するこ
とによって前記移動枠(11)を停止させ、 かつ第3の移動センサ(57)の前記ストッパ(7)の
解除による骨組体Wの移送に際しての前記横材Bの前記
検知によりこの検知位置と前記塗布具(10)との間の
距離に応じた遅れを有して前記塗布具(10)を作動す
る一方、 前記第1の検知具(6)が骨組体Wの移送に際して横材
Bを検知することにより検知位置と前記固定塗布具との
間の距離に応じた遅れを有して前記固定塗布具(13)
を作動させる、 制御装置(60)を配したことを特徴とする塗布装置で
ある。
〔作用〕
移送コンベヤ上で移送される骨組体は、ガイド、第1の
検知具及びストッパによって第1の縦材及び下流端側の
横材を基準としたいわゆる片側基準で位置精度よく停止
される。
さらに移送コンベヤを横切る方向に移動する移動枠に設
けた第1〜3の移動センサからなる第2の検知具と、塗
布具、さらには固定して固定塗布具によって、横材長さ
が異なる種々の骨組体において、その第2の縦材の横方
向位置及び他の横材の縦方向位置を夫々検出することに
より、例えば第1の縦材と横材とが交わる塗布用の第1
の交わり位置及び第2の縦材と横材とが交わる第2の交
わり位置を夫々知ることが可能となる。
そして本発明にあっては、横方向に移動する移動枠の第
2の移動センサがその移動途中において前記停止位置で
の第2の縦材を検出し、又第2の移動センサはその検出
により塗布具を、前記第2の交わり位置が縦方向に並ぶ
直線上に位置させて移動枠を停止させる。又第1の移動
センサは、前記第2の移動センサによる検出の際の移動
枠の移動方向を判断するものであり、前記骨組体の停止
位置において、第1の移動センサ下方に下流端側の横材
を検知した場合には第2の縦材に向かって第1の検知具
から離れる方向に、又検知しない場合には第2の縦材に
向かって第1の検知具に近づく方向に移動枠を移動させ
る。
すなわち第1の移動センサは、当所待機していた待機位
置、例えば先に搬入された骨組体に塗布作業を行った塗
布位置から骨組体の巾寸法を相対的に比較判断し、巾寸
法が大な時第1の検知具から離れる方向に又小な時近づ
く方向に移動させる。このことにより先に搬入された骨
組体の塗布位置から新たに搬入された骨組体の塗布位置
まで直接横移動することができ、例えば移動の始点位置
を絶対的に定めるものに比して、該移動距離を短縮化で
き迅速な作動を可能とする。
又ストッパの解除によって移送される骨組体の他の横材
を第3の移動センサがその通過の際に検知し、該検知位
置と塗布具との距離に応じた遅れを有して塗布具が作動
することにより移送中において各第2の交わり位置に正
確に塗液を自動塗布しうる。又同様に、第1の検知具は
移動中の横材を検知し、該検知位置と固定塗布具との距
離に応じた遅れを有して固定塗布具を作動させることに
より、各第1の交わり位置に自動塗布する。
〔実施例〕
以上本発明の一実施例を図面に基づき説明する。
第1〜3図において塗布装置1は、骨組体Wを縦方向に
移送する移送コンベヤ3、移送される骨組体Wを検知す
る第1の検知具6、該第1の検知具6から下流側に距離
を隔てて配される固定塗布具13、前記第1の検知具6
による検知によって骨組体Wの移動を停止するストッパ
7、及び第2の検知具9と塗布具10とを有し横方向に
移動する移動枠11を具え、本例では塗布装置1は、複
数種類の骨組体Wに夫々点在する溶接部Qである各交わ
り位置に、防錆剤である塗液を自動塗布する。
なお前記骨組体Wは、本例では面材形成用の下地材であ
って、第11図(a)〜(d)に例示するごとく、一対の平行
な第1、第2の縦材A1、A2間に複数の横材B…を架
け渡した略矩形状をなす。
又骨組体Wは要求する面材に応じて横材Bの長さL及び
その架け渡しピッチPを違えた多種類のものを含む。又
前記第1、第2の縦材A1、A2及び横材B…は、予め
防錆処理を施した鋼製材から形成され、第1、第2の縦
材A1、A2と各横材B…とが交わる交わり位置を溶接
することにより強固に接合される。従って各溶接部Q…
は前記第1、第2の縦材A1、A2に沿って夫々一直線
上に点在することとなる。
なお骨組体Wにおいて前記第1、第2の縦材A1、A2
及び一方端側の横材B1は、本例では一本の長尺な鋼製
材をコ字状に折曲げることによりなる一体をなし、従っ
て第1、第2の縦材A1、A2と横材B1との交わり位
置には溶接が排除される。又第11図(a)〜(b)には、他
方端側に入隅部を有する骨組体Wが例示されており、か
かる骨組体Wにおいても該入隅部はZ字状に折曲げた横
材B2を用いることによりその溶接部Qは他の横材B…
の溶接部Qとともに一直線上に並ぶ。
そしてこのように形成した骨組体Wは、移送コンベヤ3
により前記横材B1を下流側に向けて縦方向に移送され
るとともに、第2の縦材A2に沿って並ぶ第2の交わり
位置である溶接部Q2…には塗布具10を用いて、又第
1の縦材A1に沿って並ぶ第1の交わり位置である溶接
部Q1…には固定塗布具13を用いて夫々塗液が塗布さ
れる。
前記移送コンベヤ3は、第1〜3図に示すように、前記
骨組体Wを塗布作業位置に搬入する搬入コンベヤ部3A
と、該搬入コンベヤ部3Aに乗継ぎ可能に連設され骨組
体Wを塗布作業位置から搬出する搬出コンベヤ部3Bと
を含み、前記塗布作業位置には前記移送コンベヤ3を囲
む塗装ブース15が形成される。
なお前記塗装ブース15は前記移送コンベヤ3を跨る門
形の胴部の上流側側面及び下流側側面を夫々側壁17
A、17Bで閉じた塗装室形成用の基室14を有し、該
側壁17A、17Bには夫々骨組体Wが通る搬入出用の
矩形孔18A、18Bが透設される。
又前記搬出コンベヤ部3Aは、塗装ブース15の上流側
に隣接される載置台19Aと、その上面に配する平行な
側枠20、20間に駆動ローラ21…を並設したローラ
コンベヤ状の移送具22Aとを具え、移送具22Aはそ
の下流端を矩形孔18Aに臨んで配される。又前記搬出
コンベヤ部3Aには一方の側枠20に沿って載置台19
Aから立上がる円柱状の複数のガイド片2A…からなる
ガイド2が取付く。
又前記搬出コンベヤ部3Bは前記搬出コンベヤ部3Aと
略同構成をなし、塗装ブース15の下流側に隣接する載
置台19B上に、前記矩形孔18A、18Bを通って塗
装ブース15内を横切りかつ上流端が前記移送具22A
の下流端と一直線状に連結する移送具22Bを設けてい
る。
従って移送コンベヤ3は、前記ガイド片2A…が、前記
駆動ローラ21の各上縁間を結ぶ水平な移送面Sを上方
にこえることにより、第1の縦材A1をガイド2の内側
縁に沿って案内しつつ骨組体Wを縦方向に移送でき、骨
組体Wを矩形孔18Aから塗装ブース15内に搬入する
一方、矩形孔18Bから搬出する。なお本例では移送コ
ンベヤ3は、骨組体Wをガイド2に沿って精度よく移送
するために、上流側に配する駆動ローラ21a…をガイ
ド2に向けて水平面内で傾斜している。
そして前記搬入コンベヤ部3Aには移送される骨組体W
を検知する第1の検知具6と該検知により骨組体Wの移
動を停止するストッパ7とが配されるとともに、塗装ブ
ース15には移動枠11を設けている。
第1の検知具6は、前記移送面S上方でしかもガイド2
の内側に配される固定センサ5を有し、該固定センサ5
は、本例では一端が側壁17Aに支持される支持アーム
25の他端に、そのセンサ面を下方に向けて固定され
る。なお固定センサ5は、非接触型の検知センサ、例え
ば直接反射形の光電センサが好適に使用でき、骨組体W
の下流端側の前記横材B1がその下方を横切ることによ
り上流側から下流側に縦方向に移送される骨組体Wの到
来を、ガイド2から離れる第1の縦材A1の近傍で検知
する。
なお固定センサ5としては、他に接触型、非接触型の種
々のものが使用でき、又移送面Sの下方にセンサ面を上
向けて固定してもよい。
又前記ストッパ7は、前記固定センサ5の下流側に位置
して前記ガイド2と直角方向に並ぶ本例では伸縮自在な
シリンダ7A…から形成され、例えば載置台19A下流
端に設ける側板にそのロッドを上方に向けて支持され
る。又ストッパ7は、前記固定センサ5の検知出力によ
り制御装置60を介して作動し、前記ロッドを、移送面
S下方に控える待機状態から上方にこえる作動状態まで
伸長する。従ってストッパ7は前記横材B1が作動状態
のロッドと当接する停止位置K1で前記骨組体Wの移動
を停止させる。
又前記移動枠11は、前記塗装ブース15に設ける移動
手段27によって維持される。なお塗装ブース15は移
送コンベヤ3の上方を通り側壁17A、17B間に架設
される中板28により、前記基室14内部を下の塗装室
と上の機械室とに区分され、該上の機械室に移動手段2
7が配される。
移動手段27は、前記基室14の側板間に架設されかつ
横方向に水平にのびるレール具30と、該レール具30
に案内される走行具31と、走行具31を駆動する駆動
具32とを具える。
レール具30は本例では第4図に示すように、ウエブ3
0Aに上下のフランジ30B、30Cを設けた断面コ字
状の溝形鋼から形成され、該上のフランジ30B上面及
び下のフランジ30C下面には夫々レール片33が敷設
される。
又走行具31は、前記ウエブ30Aと平行な走行基体3
5Aの上下に、前記レール片33上を転動するフランジ
付の車輪35Bを枢着している。
又駆動具32は、前記レール具30のウエブ30Aに間
隔を隔てて枢支される一対の鎖具36、36と、該鎖具
36、36間に巻装される無端連紐37とを有し、該無
端連紐37の一方の走行線は連結板38を介して前記走
行基体35Aに連結される。
又一方の鎖車36は、例えば前記中板28にフランジ止
めされる電動機Mの出力軸に取付き、従って該電動機M
の正転動、逆転動により走行具31は横方向に往復動し
うる。なお本例では走行具31には走行基体35Aから
外に突出する突片39が設けられるとともに、中板28
には、該突片39と衝合することにより走行具31の走
行域を規制する一対のリミットスイッチSWが配され
る。
そして走行具31には移動枠11が取付く。
移動枠11は、第4〜5図に示すように、上端が前記走
行基体35Aに固着されかつ下端が中板28を貫通して
下方に垂下する本例では一対の支軸40A、40Aから
なる垂下枠部40と、該垂下枠部40下部に連結金具4
2を介して水平に一体支持される縦方向にのびる水平枠
部43とからなる基枠体45を具え、該基枠体45は本
例では、前記水平枠部43と平行な補強枠部46によっ
て枠組剛性を高めかつ水平枠部43を強固に水平支持し
ている。なお前記垂下枠部40は、中板28に透設され
る孔部47を挿通することにより走行具31の走行域全
長に亘って中板28を貫通する。
又前記水平枠部43の上流側端43A及び下流側端43
Bは夫々前記側壁17A、17Bに穿設する横長の挿通
孔49A、49Bを通って塗装ブース15外方に突出
し、該上流側端43Aには第2の検知具9が又下流側端
43Bには本例では第3の検知具12が取付くととに
も、前記垂下枠部40下端には塗布具10が設けられ
る。従って塗布具10は第2の塗布具9から下流側に距
離を隔てて配されている。
又第2の検知具9は、前記上流側端43Aに設ける継ぎ
金具50を介して上下に高さ調整自在に支持される取付
板52に、第1、第2、第3の移動センサ55、56、
57を夫々そのセンサ面を下方に向けて取付けている。
前記移動センサ55、56、57は、夫々前記固定セン
サ5と同様に、例えば直接反射形の光電センサ等の非接
触型検知センサから形成され、前記第1、第2の移動セ
ンサ55、56は第6図に示すように、制御装置60を
介して電動機Mに導通する一方、第3の移動センサ57
は制御装置60を介して塗布具10に導通している。
又前記第1の移動センサ55は、第8図(a)〜(b)に示す
ように、前記ストッパ7により停止した骨組体Wの下流
端側の横材B1の中心までの小距離を、前記ストッパ7
から隔てる位置に配置される。従って第1の移動センサ
55は、移動枠11が移動したとき、停止した下流端側
の横材B1の中心線上又はその延長線上を移動する。
さらに第1の移動センサ55は、移動枠11が停止して
いるとき、ストッパ7により例えば停止位置K1で停止
される骨組体の下流端側の横材B1がその下方に存在す
るか否かを検知できる。
なお移動枠11が停止した状態において、移送され停止
する骨組体Wの下流端側の横材B1を検知したとき、即
ちガイド2と第1の移動センサ55との間の横方向の距
離よりも、下流端側の横材B1の長さLが長い場合に
は、その検知出力は制御装置60を介して前記電動機M
を作動し、移動枠11を第1の検知具6から離れる方向
f1に移動させる。
又検知しない場合、すなわち横材B1の長さLが短い場
合には、前記電動機Mを逆方向に作動し、移動枠11を
近づける方向f2に移動させる。
又第2の移動センサ56は、前記第1の移動センサ55
の上流側でしかも第1の移動センサ55から第1の検知
具6に近づく側に配置され、前記移動枠11の移動に際
して前記第2の縦材A2を検知するとともに、その検知
出力により制御装置60を介して電動機Mを制御し、該
第2の移動センサ56が第2の縦材A2上に位置する検
知位置U3で移動枠11を停止する。従って第2の移動
センサ56は、より好ましくは、停止位置K1における
横材B1の上流側でしかも第1の移動センサ55との間
に縦材巾wをこえる間隔dが生じぬように配される。
又第3の移動センサ57は、第2の移動センサ56のさ
らに上流側でしかも第2の移動センサ56から第1の検
知具6に近づく側に配置される。又第3の移動センサ5
7は、ストッパ7の解除による骨組体Wの再移送に際し
て、下流端側の横材B1よりも上流側にある他の横材B
を検知するのに用いる。
又制御装置60は、これを検知した検知位置U2と、前
記塗布具10との間の距離H2に応じた遅れを有して前
記塗布具10を作動し、前記各溶接部Q2…に塗液を自
動塗布する。なお塗布具10としては、周知の自動スプ
レーガンが好適に使用でき、より詳しくは、塗布具10
はその吐出口10aを、前記第2の移動センサ56が第
2の縦材A2上に位置する検知位置U3において、前記
溶接部Q2…を結び直線上に位置させて移動枠11に固
着される。
又前記水平枠部43の下流側端43Bには、同様に取付
板52を介して、第4の移動センサ58が塗布具10か
ら下流側に距離を隔てて配される。
該第4の移動センサ58は、本例では周知の色調識別セ
ンサであって、骨組体Wの移動の際、塗布具10から各
溶接部Q2に塗布された塗液の色を識別し塗液切れ及び
塗布不良等を検出し、品質を向上する。
又前記中板28から垂下する支柱61下端に、吐出口
を、第1の縦材A1と横材Bとが交わる前記溶接部Q1
…を結ぶ縦方向の直線上位置させた固定塗布具13が固
定される。
なお前記固定センサ5は、本例では、前記第3の移動セ
ンサ57と同様に、骨組体Wの移動に際して横材Bを検
知する検知センサとしても機能し、該検知位置U1と固
定塗布具13との間の距離H2に応じた遅れを有する固
定塗布具13を作動し骨組体Wの移動中において各溶接
部Q1に塗液を塗布する。
なお前記遅れは、距離H1、H2と骨組体Wの移送速度
等とによって、演算される。
然して横材B1を下流側に向けた骨組体Wは、第7図
(a)に示すようにその第1の縦材A1がガイド2に案内
されて搬入されるとともに、搬入の際、第1の検知具6
が前記横材B1を検知し、このことにより作動するスト
ッパ7によって、骨組体Wは、第1の縦材A1がガイド
2に沿いかつ横材B1がストッパ7に沿う停止位置K1
で停止する。しかる後該停止位置K1において移動枠1
1が移動する。
移動枠11は、第7図(b)に示すように、第2の検知具
9の第1の移動センサ55によりその下方における横材
B1の有無を識別し、横材B1を検知した場合には第1
の検知具6から離れる方向f1に又検知しない場合には
第1の検知具6に近づく方向f2に、夫々第2の検知具
9の第2の移動センサ56が第2の縦材A2上に位置す
る検出位置U3までの間を横移動する。
すなわち、移動枠11は、骨組体Wの横巾を、先に塗布
を行った骨組体Waの横巾と相対的に比較判断し、先の
検出位置U3aから新たな検出位置U3に直接移動す
る。従って、このものは、例えば移動枠11の絶対的な
始動位置を設け該始動位置から各検出位置U3に移動す
るものに比してその移動距離を減少でき、横材長さLが
異なる種々の骨組体Wにおいて、その移動の迅速化を大
巾に達成することが可能となる。
なお該検出位置U3は、塗布具10が溶接部Q2…と一
直線上に並ぶ塗布作業用の位置でもある。
そして前述のごとく移動枠11が検出位置U3で停止し
た後、制御装置60は前記ストッパ7を解除し、移送コ
ンベヤ3上で骨組体Wを一定速度で移動する。
又該移動に際して、第2の検知具9の第3の移動センサ
57は各横材B…をその通過時において検出し、該検出
位置U2と塗布具10との距離H2に応じた遅れを有し
て制御装置60は塗布具10を作動せしめ、移動途中に
おいて各溶接部Q2である所定位置に塗液を精度よく自
動塗布しうる。
又固定塗布具13は同様に固定センサ5による横材B…
の検出により遅れを有して作動し各溶接部Q1…に塗布
しうる。
なお本発明においては、例えば第10図(a)〜(b)に略示
するように、前記移動枠11と連動して該移動枠11と
同方向かつ同移送で移動する移動体63を移送コンベヤ
3下方に配設し、該移動体63に前記塗布具10と対向
する塗布具64を取付ける一方、同様に塗装ブース15
に固定塗布具13と対向する固定塗布具を固定してもよ
い。かかる場合骨組体Wの表裏から塗液の同時塗布が可
能となる。
なお本発明においては、例えばストッパ7の解除の際、
停止位置K1と塗布具10との距離に応じた遅れを有し
て塗布具10を作動し、横材B1と第2の縦材A2との
交わり位置に塗布を行ってもよい。しかしながらかかる
場合、ストッパ7の解除時においては骨組体Wは安定速
度に到っておらず、従って塗布具10の作動にはさらに
骨組体Wの立上がり速度の遅れを考慮することが好まし
い。
なお骨組体Wとして面材形成用の下地枠の他、窓枠、手
すり枠、門等種々のものが採用できる。
〔発明の効果〕
このように本発明の塗布装置は構成しているため、横材
長さが異なる複数種類の骨組体の各交わり位置に、塗液
を精度よくかつ能率よく自動塗布でき塗布品質を高める
とともに塗布作業の迅速化を計りうる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す正面図、第2図はその
平面図、第3図はその側面図、第4図は移動手段を示す
斜視図、第5図は移動枠を示す斜視図、第6図は本発明
を図式化して示す略線図、第7図(a)は第1の検知具の
作用を示す略線図、第7図(b)は第2の検知具の作用を
説明する略線図、第8図(a)〜(b)は第2の検知具の移動
状態を拡大して示す略線図、第9図は第3の移動センサ
の作用を示す略線図、第10図(a)〜(b)は本発明の他の
実施例を示す線図、第11図(a)〜(d)は骨組体を例示す
る平面図である。 2……カイド、3……移送コンベヤ、 5……固定センサ、6……第1の検知具、 7……ストッパ、9……第2の検知具、 10……塗布具、11……移動枠、 13……固定センサ、55……第1の移動センサ、 56……第2の移動センサ、 57……第3の移動センサ、60……制御装置、 A1……第1の縦材、A2……第2の縦材、 B……横材、B1……下流端側の横材、 L……横材長さ、W……骨組体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平行な第1、第2の縦材A1、A2間に複
    数の横材Bを架け渡した略矩形状しかも横材B長さが異
    なる複数種類の骨組体Wの前記縦材A1、A2と横材B
    との交わる位置に塗液を塗布する塗布装置であって、 前記第1の縦材A1を案内するガイド(2)を有しかつ
    ガイド(2)に沿って上流側から下流側に縦方向に骨組
    体Wを移送する移送コンベヤ(3)、 移送される骨組体Wの横材Bを第1の縦材A1の近傍で
    検知する第1の検知具(6)、 該第1の検知具(6)から下流側に距離を隔てて設けら
    れ前記ガイド(2)により案内される第1の縦材A1と
    横材Bとが交わる位置の縦方向線上に配される固定塗布
    具(13)、 前記第1の検知具(6)が骨組体Wの横材Bの内の下流
    端側の横材B1を検知することにより作動し骨組体Wの
    移動を停止しうるストッパ(7)、 及び前記移送コンベヤ(3)を横切る横方向に移動でき
    かつ停止しうるとともに第2の検知具(9)と該第2の
    検知具(9)よりも下流側に距離を隔てて配される塗布
    具(10)とを一体に有する移動枠(11)を具え、 前記第2の検知具(9)は、 前記ストッパ(7)から、このストッパ(7)により停
    止する骨組体Wの下流端側の横材B1の中心までの小距
    離を上流側に隔てる位置に配されることによって、スト
    ッパ(7)により停止する骨組体Wの前記下流端側の横
    材B1を検知しうる第1の移動センサ(55)と、 第1の移動センサ(55)よりも第1の検知具(6)に
    近い位置に設けられ、前記第2の縦材W2を検知するの
    に用いる第2の移動センサ(56)と、 前記第1の移動センサ(55)よりも上流側かつ第1の
    検知具(6)により近い位置に配されストッパ(7)の
    解除による骨組体Wの移送に際して、前記下流端側の横
    材B1よりも上流側の横材Bを検知するのに用いる第3
    の移動センサ(57)とからなり、 かつ停止した移動枠(11)の前記第1の移動センサ
    (55)が、ストッパ(7)により停止する骨組体Wの
    下流端側の横材B1が下にあることを検知することによ
    り移動枠(11)を前記第1の検知具(6)から離れる
    方向に移動させかつ横材B1を検知しないとき近づける
    方向に移動枠(11)を移動させるとともに、 この第1の移動センサ(55)により前記横材B1を検
    知することによる移動枠(11)の前記移動に際して第
    2の移動センサ(56)が第2の縦材W2を検知するこ
    とによって前記移動枠(11)を停止させ、 かつ第3の移動センサ(57)の前記ストッパ(7)の
    解除による骨組体Wの移送に際しての前記横材Bの前記
    検知によりこの検知位置と前記塗布具(10)との間の
    距離に応じた遅れを有して前記塗布具(10)を作動す
    る一方、 前記第1の検知具(6)が骨組体Wの移送に際して横材
    Bを検知することにより検知位置と前記固定塗布具との
    間の距離に応じた遅れを有して前記固定塗布具(13)
    を作動させる、 制御装置(60)を配したことを特徴とする塗布装置。
JP5880390A 1990-03-09 1990-03-09 塗布装置 Expired - Lifetime JPH0628758B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5880390A JPH0628758B2 (ja) 1990-03-09 1990-03-09 塗布装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5880390A JPH0628758B2 (ja) 1990-03-09 1990-03-09 塗布装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0474555A JPH0474555A (ja) 1992-03-09
JPH0628758B2 true JPH0628758B2 (ja) 1994-04-20

Family

ID=13094756

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5880390A Expired - Lifetime JPH0628758B2 (ja) 1990-03-09 1990-03-09 塗布装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0628758B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7661610B2 (en) 2005-08-01 2010-02-16 Abb K.K. Electrostatic coating device
JP4769762B2 (ja) * 2007-05-18 2011-09-07 トヨタ自動車株式会社 塗装機用汚れ防止カバー

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0474555A (ja) 1992-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
FI72703B (fi) Dubbelpanelad gliddoerr, saerskilt foer hissar.
JPH0628758B2 (ja) 塗布装置
JPH0694016B2 (ja) 塗布装置
CN102172807B (zh) 单面焊接装置
JP2836931B2 (ja) ロボットシステム
JP3778537B2 (ja) 建物ユニットを構成するフレームの組立装置
JPH0124027B2 (ja)
JPS5843258A (ja) 自動溶射装置
JPH0333062B2 (ja)
JP2608344B2 (ja) 長尺材の搬送加工用台車
JPS59105864A (ja) 金属溶射方法および装置
JP4095744B2 (ja) 板体の受け取り装置
CN112584969B (zh) 作业系统以及作业方法
JP3184881B2 (ja) 切断装置
JPS6321987Y2 (ja)
JP2546131Y2 (ja) 長尺材の位置決め保持装置
JPH061313Y2 (ja) 切粉除去装置
JPS6248432A (ja) 組立ラインシステム
JPH0134139Y2 (ja)
JPH0639324A (ja) 自動接着剤塗布装置
JP2514736B2 (ja) 木質パネル製造工程における接着剤塗布装置
JPH04220199A (ja) 長尺厚鋼板への溶接裏当金用角鋼の取付装置
JP2001191179A (ja) 梱包用天枠の製造装置
JPS5851969Y2 (ja) 板状物体の塗料など吹き付け装置
KR19990085339A (ko) 대차의 가이드 장치