JPH11128290A - 椅子式マッサージ機 - Google Patents

椅子式マッサージ機

Info

Publication number
JPH11128290A
JPH11128290A JP29877597A JP29877597A JPH11128290A JP H11128290 A JPH11128290 A JP H11128290A JP 29877597 A JP29877597 A JP 29877597A JP 29877597 A JP29877597 A JP 29877597A JP H11128290 A JPH11128290 A JP H11128290A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chair
armrest
bag
seat
user
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29877597A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Kobayashi
博明 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba TEC Corp filed Critical Toshiba TEC Corp
Priority to JP29877597A priority Critical patent/JPH11128290A/ja
Publication of JPH11128290A publication Critical patent/JPH11128290A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Massaging Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、座部・背もたれ部に使用者の身体
を所定の位置に位置決めできるようにした椅子式マッサ
ージ機の提供にある。 【解決手段】座部20および背もたれ部30を有する椅
子本体1の前記座部20の両側に、使用者の体型に合わ
せて幅方向に移動可能に設けられ身体を前記座部20お
よび背もたれ部30に対して幅方向に位置決めする肘掛
体60(部位置決め手段)を設け、座部20に座った使
用者の身体を椅子本体に位置決めするようにした椅子式
マッサージ機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、椅子式マッサー
ジ機に係り、とくに椅子に座ったときの使用者の椅子に
対する位置決めに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、椅子式マッサージ機は、例えば、
椅子本体を構成する座部および背もたれ部にエアーの給
排気により膨縮する施療子としての袋体を配設し、この
袋体を膨縮させて背中・腰部・尻部等の被施療部のいわ
ゆるつぼ部を押圧してマッサージをするものである。し
たがって、良好なマッサージをなすためには、前記被施
療部のつぼ部を袋体に正確に対応させることが望ましい
ものである。
【0003】また、椅子式マッサージ機は、一般に座部
の両側に上部を肘掛部とした肘掛体が設けられており、
この肘掛体の両肘掛部の間隔は標準体型の使用者を基準
として一定に定められ固定して設けられている。したが
って、標準よりも小さい体型の使用者は座部に座った際
に座部の幅方向つまり使用者の左右に余裕があるため、
いずれか一方に偏位して座ることができ、このように偏
位して座るとともに背中を背もたれ部に当てた際には、
尻部・腰部・背中部のつぼ部が、それぞれに対応する袋
体に正確に位置決めがされなくなり、つぼ部を正確に押
圧できなくなるという事態が生じ、結果として良好なマ
ッサージ効果が得られないということになる。
【0004】また、逆に標準よりも大きい体型の使用者
は、前記肘掛部が邪魔になり場合によっては座部にきち
んと座ることができなくなり、この場合も同様につぼ部
を正確に押圧できなくなり、また尻部に対応する施療子
を有するものにおいては袋体と被施療部つまり尻部との
間に僅かなギャップが生じ、尻部のつぼ部に正規の押圧
力が加わらなくなり、結果として良好なマッサージ効果
が得られないということになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
椅子式マッサージ機においては、肘掛体の両肘掛部の間
隔は標準体型の使用者を基準として一定に定められて設
けられていることから、標準よりも小さい体型の使用者
にとっては使用者の左右に余裕があるため、いずれか一
方に偏位して座って背中を背もたれ部に当てた際には、
尻部・腰部・背中部のつぼ部が、それぞれに対応する袋
体つまり施療子に正確に位置決めがされなくなり良好な
マッサージ効果が得られず、また、逆に標準よりも大き
い体型の使用者は、前記肘掛部が邪魔になり場合によっ
ては座部にきちんと座ることができなくなり、同様の問
題があるとともに尻部に対応する施療子を有するもので
は尻部つまり被施療部に施療子から正規の押圧力が加わ
らなくなり良好なマッサージ効果が得られないという問
題ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記事情に鑑
みてなされたものであり、請求項1記載の発明は、座部
および背もたれ部を有する椅子本体と、少なくとも座部
および背もたれ部のいずれか一方に設けられた施療子
と、この施療子を駆動する施療子駆動手段と、前記椅子
本体の両側に幅方向に移動可能に設けられ身体をこの椅
子本体に対して幅方向に位置決めをする位置決め手段と
を備えた椅子式マッサージ機としたものである。
【0007】このように請求項1記載の発明は、椅子本
体の両側に幅方向に移動可能に設けられこの椅子本体に
対して位置決めをする位置決め手段を備えたことから、
使用者の体型に応じて位置決め手段により椅子本体の座
部および背もたれ部に正確に位置決めできることから、
施療子はつぼ部に正確に対応することから良好なマッサ
ージができるという作用を有するものである。
【0008】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、位置決め手段を椅子本体の側面下部
に、その下端部を回動可能に軸支され上部に肘掛部を有
する肘掛体によって構成した椅子式マッサージ機とした
ものである。
【0009】このように請求項2記載の発明は、請求項
1記載の発明において、位置決め手段を椅子本体の側面
下部に、その下端部を回動可能に軸支され上部に肘掛部
を有する肘掛体によって構成したことから、請求項1記
載の発明の作用に加えて、肘掛体に位置決め手段の機能
を持たせることとしたことから、位置決め手段として特
別な構成を要しないため構成を簡単にして正確な位置決
めができるとともに安価とすることができるという作用
を有するものである。
【0010】また、請求項3記載の発明は、請求項2記
載の発明において、施療子駆動手段をエアー給排気手段
によって構成し、施療子を前記エアー給排気手段からの
エアーの給排気により膨縮する袋体によって構成すると
ともに、椅子本体の側面と肘掛体との間に前記エアー給
排気手段からのエアーの給排気により膨縮して前記肘掛
体を幅方向に移動させる駆動用袋体を設けた椅子式マッ
サージ機としたものである。
【0011】このように請求項3記載の発明は、請求項
2記載の発明において、施療子駆動手段をエアー給排気
手段によって構成し、施療子を前記エアー給排気手段か
らのエアーの給排気により膨縮する袋体によって構成す
るとともに、椅子本体の側面と肘掛体との間に前記エア
ー給排気手段からのエアーの給排気により膨縮して前記
肘掛体を幅方向に移動させる駆動用袋体を設けたことか
ら、請求項2記載の発明の作用に加えて、同一のエアー
給排気手段によって施療子としての袋体と肘掛体を移動
させる駆動用袋体とを膨縮させることができるため、小
型化が図れるとともに安価とすることができるという作
用を有するものである。
【0012】また、請求項4記載の発明は、請求項3記
載の発明において、前記駆動用袋体を、膨脹時にその上
面が座部の座面と略同一面となるように設定し、駆動用
袋体の膨脹により肘掛部が幅方向に互いに離間して移動
した際、前記駆動用袋体の上面に座部の機能を持たせた
椅子式マッサージ機としたものである。
【0013】このように請求項4記載の発明は、請求項
3記載の発明において、前記駆動用袋体を、膨脹時にそ
の上面が座部の座面と略同一面となるように設定し、駆
動用袋体の膨脹により肘掛部が幅方向に互いに離間して
移動した際、前記駆動用袋体の上面に座部の機能を持た
せたことから、請求項3記載の発明の作用に加えて、体
型の大きい使用者が座部に座った際に、駆動用袋体の上
面が座部の機能することから、安定した状態で座ること
ができるという作用を有するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明を椅子式エアー
マッサージ機に適用した実施の形態を図1ないし図4に
基づいて説明する。
【0015】図1ないし図3において、符号1は椅子式
エアーマッサージ機の椅子本体で、この椅子本体1は枠
体10、この枠体10に配設された座部20、この座部
20の後部に位置させて前記枠体10に設けた背もたれ
部30から構成されている。
【0016】そして、前記座部20には図1に示すよう
に、腿部および尻部のマッサージをする施療子としての
腿用袋体40および尻用袋体41が配設されている。こ
れら腿用袋体40および尻用袋体41は、図4の制御ブ
ロック図に示すようにエアーホース40aおよび41a
を介して後に詳述するエアー給排気手段100のエアー
分配器102に接続されている。
【0017】また、前記背もたれ部30には、背中を支
持する図示しない支持枠、この支持枠に取り付けられた
図示しない背受板および支持枠と背受板の両者を覆うカ
バー31から構成され、前記図示しない背受板にはエア
ーの給排気によって膨縮する施療子としての一対の腰用
袋体42、背中用袋体43、一対の肩用袋体44および
一対の首用袋体45が配設されている。
【0018】なお、前記首袋体45は前記背受板に形成
された図示しない長溝状の案内孔に図示しないばね等に
より背受板に圧接されつつ摺動可能にかつ任意位置に位
置決め可能にして設けられている。また、前記袋体42
ないし45は、図4の制御ブロック図に示すようにエア
ーホース42aないし45aを介してエアー分配器10
2に接続されている。
【0019】また、前記座部20の前側に位置して前記
椅子本体1の枠体10に取り付けられる脚載置台50
が、図示しない回動軸によって上下方向に回動可能にし
て取り付けられている。この脚載置台50は、図1等に
示すように一対のU字状に形成された脚つまりふくらは
ぎ部を載置する溝51が設けられており、これら両溝5
1の互いに対向する両側壁には、図1に示すようにそれ
ぞれ施療子としての脚用袋体46(図1では2個のみ図
示)が配設されている。
【0020】また、これら脚用袋体46のそれぞれには
図4に示すようにエアーホース46bの一端が接続され
ており、これらエアーホース46bの他端は一本のエア
ーホース46aに纏められて前記エアー分配器102に
接続されている。
【0021】なお、脚載置台50は椅子本体1に設けら
れた図示しない回動レバーによって上下方向に回動させ
ることができるようになっている。
【0022】つぎに、前記椅子本体1の側面つまり枠体
10の側板11に設けられる位置決め手段としての一対
の肘掛体60について説明する。
【0023】この肘掛体60は、図1ないし図3に示す
ように側壁部61とこの側壁部61の上部に形成された
肘掛部62とから構成されている。そして、前記肘掛部
61は、図に示すように座部20側に向けて突出する隆
起部63が形成されており、また、側壁部61の下端部
は枠体10の側板11の下端前後両側(図では前側のみ
図示)設けられた軸受部12に軸支された軸13によっ
て肘掛部62が互いに接近・離間する方向に回動可能に
取り付けられている。
【0024】したがって、前記両肘掛体60を前記軸1
3を回動中心として回動させることによって、両肘掛部
62の両隆起部63の間隔は、椅子本体1の幅方向に広
げたり、また、狭めたりできるものであり、このことに
よって、肘掛部62は椅子本体1の幅方向の間隔が調節
できるものである。また、両肘掛部62の幅方向への移
動は、座部20の幅方向の中心を通る中心線に対称に移
動するように設定されている。したがって、肘掛部62
の間隔が変化してもその間隔の中心は座部20の中心と
一致するようになっている。
【0025】また、肘掛体60を前記側壁部61が枠体
10の側面に最も近接した状態に回動させたときは、両
肘掛部62は図3に二点鎖線で示すように前記座部20
の座面の上方領域に入り込み、このときは前記幅方向の
間隔W1は最も狭い状態に調節され、また、図2に示す
ように両肘掛体60を最大に離間つまり広げた場合は、
両肘掛部62は前記座部20の上面領域から外れた側方
に位置し、このときは前記幅方向の間隔W2は最も広い
状態に調節されているものである。
【0026】また、前記両肘掛体60の側壁部61の内
部には、図2、図3に示すように巻取ローラー64が設
けられ、この巻取ローラー64は図示しない渦巻きばね
によって巻取方向(図3の矢印方向)に付勢されてい
る。
【0027】また、前記両肘掛体60の側壁部61と本
体枠10の側板11との間には、エアーの給排気により
膨縮する駆動用袋体47が配設されており、この駆動用
袋体47はそれぞれ、図4に示すようにエアーホース4
7aの一端が接続されており、このエアーホース47a
は一本のエアーホース47bに纏められて、前記エアー
給排気手段100の電磁弁103に接続されている。
【0028】また、前記本体枠10には前記座部20の
上面より僅かに下側位置つまり座部20の座面と略面一
となるように布部材からなる帯状のカバー66の一端が
取り付けられており、このカバー66の他端は前記巻取
ローラー64に取り付けられている。そして、カバー6
6は、前記他端が巻取方向に付勢された巻取ローラー6
4に取り付けられていることから、前記駆動用袋体47
が収縮しているときは巻取ローラー64に巻き取られる
ために、肘掛体60は側壁部61が本体枠10の側板1
1に接近した状態つまり図3の二点鎖線で示す位置に位
置するものである。
【0029】そして、このカバー66は、前記肘掛体6
0が外側に広がるつまり互いに離間する方向に回動した
際の、本体枠10の側板11と側壁部61との間にし生
じる間隙および駆動用袋体47を覆うものでる。
【0030】そして、前記肘掛体60は、駆動用袋体4
7の膨脹によって外側に広がる方向に回動し、駆動用袋
体47が収縮すると巻取ローラー64を巻取方向に付勢
している図示しない前記渦巻きばねの付勢力によって内
側に狭まるつまり互いに接近する方向に回動するもので
ある。
【0031】したがって、駆動用袋体47へのエアーの
供給量を調節して膨脹量を調節することにより、肘掛体
60の回動量つまり両肘掛部62の間隔を調節して、使
用者の身体は椅子本体1の座部20に対する位置決めつ
まり予定された位置に位置させることができるものであ
り、また、身体が座部20に位置決めされることによ
り、背中部は背もたれ部30の予定された位置に位置決
めされるものである。つまり、肘掛部62によって身体
は座部20および背もたれ部30の予定された位置に位
置決めされるものである。
【0032】また、前記駆動用袋体47は、膨脹した時
は駆動用袋体47の上面が前記カバー66を下側から支
持するとともに、前記座部20の座面と略同一面になる
ように設定されており、このことによって、駆動用袋体
47が膨脹し肘掛体60が外側に広がった際において、
体型の大きい使用者が座部20に座った時は、駆動用袋
体47の上面は使用者の尻部を支持する座部としての機
能を有するものである。
【0033】つぎに、上記椅子式マッサージ機1の制御
を図4に示す制御ブロック図に基づいて説明する。
【0034】まず、同図に基づいて制御構成を説明す
る。図4において100はエアー給排気手段で、このエ
アー供給手段100は、従来周知のエアーコンプレッサ
ーからなるエアー生成手段101、このエアー生成手段
101にエアーホース105を介して接続されたロータ
リー弁からなるエアー分配器102およびエアーホース
105から分岐したエアーホース106を介して接続さ
れた電磁弁103とから構成されている。また、前記エ
アー分配器102には、前述したようにエアーホース4
0aないし45aを介して前記腿用袋体40ないし首用
袋体45が接続されており、また、エアーホース46
a、46bを介して脚用袋体46が接続されている。ま
た、前記電磁弁103には、エアーホース47b、47
aを介して駆動用袋体47が接続されている。
【0035】そして、前記エアー生成手段101、エア
ー分配器102および電磁弁103は、マイクロコンピ
ューター等からなる制御手段110によって制御される
ようになっている。また、この制御手段110にはリモ
ートコントロール装置等からなる入力手段120が接続
されている。
【0036】この入力手段120により各種マッサージ
モードを設定し、また、前記両肘掛体60を所望の間隔
に調節するように駆動用袋体47の膨脹量を設定できる
ようになっている。
【0037】そして、使用者は入力手段120によって
種々のマッサージモードの中から所望のモードを選択し
てマッサージを行うものである。なお、このマッサージ
モードとしては、例えば所定の順序と時間にしたがって
各袋体40ないし46を膨縮させて全身または上半身つ
まり首部・背中部・腰部あるいは、下半身つまり尻部・
腿部およびふくらはぎ部をマッサージするコースモー
ド、また、首・肩、腰あるいはふくらはぎ部等の各部を
部分的にマッサージをするポイントモード等従来と同様
の各種マッサージモードを備えている。
【0038】そして、入力手段120から所望のマッサ
ージモードが設定されると、制御手段110は、前記設
定されたマッサージモードによって定められた順序で各
袋体にエアーの給排気をするように、エアー生成手段1
01およびエアー分配器102を制御するようになって
いる。
【0039】また、使用者は、入力手段120によって
前記駆動用袋体47の膨脹量を設定して両肘掛体60を
所望の間隔に調節できるようになっている。この調節
は、入力手段120に設けられた図示しない駆動用袋体
47を膨脹させる給気釦を押し続けることによって給気
を続けて次第に膨脹させて両肘掛体60つまり肘掛部6
2の間隔を大きくするつまり広げ、また、図示しない排
気釦を押し続けることによって排気を続け次第に収縮さ
せて間隔を小さくつまり狭めることによってなされる。
【0040】つまり、使用者の体型が標準体型である場
合は図3に示すように肘掛部62の間隔をW3とし、標
準体型よりも小さい体型の場合は同図に示すように肘掛
部62の間隔をW1とし、標準体型よりも大きい体型の
場合は、その体型に応じて肘掛部62の間隔を図に示す
ように最大のW2の間隔まで連続的に調節できるもので
ある。
【0041】そして、使用者はマッサージをしようとす
るときは、自己の体型に合わせた両肘掛部62の間隔を
設定するように、入力手段120の給気釦を押すと、制
御手段110はエアー生成手段101を動作させるとと
もに電磁弁103を動作させて、駆動用袋体47にエア
ーの供給を開始する。そして、このエアーの供給は給気
釦が押されている間なされる。使用者は自己の体型に合
った間隔となったとき給気釦を押すことを止める。この
給気釦を押すことを止めると、制御手段110は、エア
ー生成手段101を停止させるとともに電磁弁103を
閉じるように制御する。この結果駆動用袋体47の膨脹
状態が維持され、肘掛け部62の間隔は使用者の体型に
合った間隔に維持される。
【0042】そして、この使用者の体型に合った間隔と
なったときは、前記肘掛け部62は使用者が座部20に
座り背もたれ部30に背中を当てたとき、使用者の身体
を椅子本体1の座部20、背もたれ部30の予定した位
置に位置決めするようになっている。つまり肘掛部62
の間隔を使用者の体型に合った間隔とした状態で、使用
者が座部20に座ると、使用者は自動的に座部20の幅
方向の真ん中つまり予定した位置に位置するものであ
り、この状態で背中を背もたれ部30に当てると背中
は、自動的に背もたれ部30の幅方向中心つまり真ん中
に位置するものである。
【0043】したがって、使用者の被施療部である尻
部、背中部等のつぼ部は、尻部、背中部等に対応する袋
体に自動的に正確に位置決めされることになる。
【0044】また、前記間隔を狭める場合は入力手段1
20の排気釦を押す。この排気釦が押されると、制御手
段110は、エアー生成手段101を停止するととも
に、電磁弁103を排気状態に制御し、前記駆動用袋体
47内のエアーを排気させる。そして、前記間隔が使用
者は自己の体型に合った間隔となったとき給気釦を押す
ことを止める。
【0045】この排気釦を押すことを止めると、制御手
段110は、電磁弁103を閉じるように制御する。こ
の結果駆動用袋体47の膨脹状態が維持され、肘掛部6
2の間隔は使用者の体型に合った間隔に維持される。
【0046】また、使用者の体型が大きい場合は両肘掛
部62の間隔を広げ、座部20に座ったときは、上述し
たように前記駆動用袋体47の上面部は使用者の尻部を
支持し座部として機能するものである。
【0047】つぎに、上記のように構成した椅子式マッ
サージ機の動作について説明する。まず、使用者は使用
に当たって、前記入力手段120を操作して、自己の体
型に合わせて両肘掛体60つまり両肘掛部62の間隔を
調節する。ついで、座部20に座り背もたれ部30に背
中を当て、また、脚載置台50の溝51にふくらはぎ部
を載せる。この状態では使用者は前記両肘掛部62によ
って位置決めされていることから、前述したように尻
部、背中部等の被施療部のつぼ部は、これら被施療部に
対応する各袋体に自動的に正確に位置決めされることに
なる。
【0048】ついで、前記入力手段120を操作して、
前記種々のマッサージモードの中から所望のマッサージ
モードを選択して設定した後、入力手段120の図示し
ない始動釦を操作する。すると制御手段110によって
前記選択されたマッサージモードが実行されて所望のマ
ッサージがなされる。
【0049】そして、使用者の身体は、自己の体型に合
わせた間隔に調節された前記肘掛部62によって、位置
決めされて被施療部のつぼ部はこれら被施療部に対応す
る袋体に対して正確に対応していることから、良好なマ
ッサージがなされるものである。
【0050】このように椅子式マッサージ機は、椅子本
体1の両側に幅方向に移動可能に設けられ身体の幅方向
の位置決めをする位置決め手段としての肘掛体60を設
けたことから、使用者の体型に応じて肘掛体60つまり
肘掛部62により椅子本体1に正確に位置決めできるこ
とから、良好なマッサージができるものである。
【0051】また、椅子本体1の側面下部に、その下端
部を回動可能に軸支され上部に肘掛部62を有する肘掛
体60によって位置決め手段を構成したことから、位置
決め手段として特別な構成を要しないため構成を簡単に
して正確な位置決めができるとともに安価とすることが
できるものである。
【0052】また、各袋体40ないし46へのエアーの
給排気と、椅子本体1の側面との間に肘掛体60との間
に配設した駆動用袋体47を同一のエアー給排気手段1
00によって膨縮させるようにしたことから、小型化が
計れるとともに安価とすることができるものである。
【0053】また、駆動用袋体47の上面を、膨脹時に
座部20の座面と略同一面となるように設定し、駆動用
袋体47の膨脹により肘掛体60が広がった状態におい
ては、前記駆動用袋体47の上面が座部として機能する
ことから、体型の大きい使用者が座部20に座った際に
は、安定した状態で座ることができるものである。
【0054】なお、上記実施の形態においては、駆動用
袋体47が収縮したとき、カバー66を巻き取るローラ
ー64を巻取方向に付勢するための渦巻ばねの付勢力に
よって、座部20の両側に接近した状態に位置決めする
ようにしたが、これは図5に示すように椅子本体10の
側板11の一部を上方に突出させて突出部11aを設け
るとともに、係合孔11bを形成し、また、前記肘掛部
62内に通電時没入し非通電時に突出する係止杆71を
有する電磁的な施錠手段70を設け、駆動用袋体47を
収縮した時前記施錠手段70の通電を停止させて(マッ
サージ終了後の電源スイッチの開成動作に連動して非通
電とすればよい)前記係止杆71を突出させてその先端
を、図5の二点鎖線で示すように前記係合孔11bに係
合させて位置決めするようにしてもよい。このように構
成した場合は例えば、椅子式マッサージ機を移動するよ
うな場合においても、肘掛体60が確実に固定されてい
ることから移動中に幅方向に広がることがないという利
点がある。
【0055】また、上記実施の形態においては、位置決
め手段を座部20の両側に配設される肘掛体60によっ
て構成したが、これは背もたれ部30の両側に縦方向に
沿った隆起条部材を設け、この隆起条部材を幅方向に移
動可能とする構成としてもよいものである。しかし、上
記実施の形態のように肘掛体60によって位置決め手段
を構成した場合は、位置決め手段として特別な構成を要
しないため構成を簡単にして正確な位置決めができると
ともに安価とすることができるという利点がある。
【0056】また、上記実施の形態においては、肘掛体
60をカバー66と渦巻ばねによって巻取方向に付勢さ
れたローラー64によって駆動用袋体47が収縮するに
つれて互いに近付くように構成したが、これは肘掛体6
0の側壁板61と側板11との間に肘掛体60を側板1
1側に付勢するばねを設け、このばねによって駆動用袋
体47の収縮につれて近付けるようにしてもよいもので
ある。
【0057】また、上記実施の形態においては、この発
明を施療子をエアーの給排気によって膨縮する袋体によ
って構成したエアー式の椅子式マッサージ機に適用した
場合について説明したが、これは施療子をゴム等から形
成された半球状に形成された突起状体により構成した機
械式の椅子式マッサージ機等他の形式の椅子式マッサー
ジ機にも適用できるものである。
【0058】また、上記実施の形態においては、座部2
0および背もたれ部30の両方に施療子としての袋体を
設ける構成としたが、これはいずれか一方にのみ設ける
構成としてもよいものである。
【0059】
【発明の効果】上記のように構成した請求項1記載の発
明は、椅子本体の両側に幅方向に移動可能に設けられ身
体をこの椅子本体に対して位置決めをする位置決め手段
を備えたことから、使用者の体型に応じて位置決め手段
により椅子本体の座部および背もたれ部に正確に位置決
めできることから、施療子はつぼ部に正確に対応するこ
とから良好なマッサージができるという効果を有するも
のである。
【0060】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、位置決め手段を椅子本体の側面下部
に、その下端部を回動可能に軸支され上部に肘掛部を有
する肘掛体によって構成したことから、請求項1記載の
発明の効果に加えて、肘掛体に位置決め手段の機能を持
たせることとしたことから、位置決め手段として特別な
構成を要しないため構成を簡単にして正確な位置決めが
できるとともに安価とすることができるという効果を有
するものである。
【0061】また、請求項3記載の発明は、請求項2記
載の発明において、施療子駆動手段をエアー給排気手段
によって構成し、施療子を前記エアー給排気手段からの
エアーの給排気により膨縮する袋体によって構成すると
ともに、椅子本体の側面と肘掛体との間に前記エアー給
排気手段からのエアーの給排気により膨縮して前記肘掛
体を幅方向に移動させる駆動用袋体を設けたことから、
請求項2記載の発明の効果に加えて、同一のエアー給排
気手段によって施療子としての袋体と肘掛体を移動させ
る駆動用袋体とを膨縮させることができるため、小型化
が図れるとともに安価とすることができるという効果を
有するものである。
【0062】また、請求項4記載の発明は、請求項3記
載の発明において、前記駆動用袋体を、膨脹時にその上
面が座部の座面と略同一面となるように設定し、駆動用
袋体の膨脹により肘掛部が幅方向に互いに離間して移動
した際、前記駆動用袋体の上面に座部の機能を持たせた
ことから、請求項3記載の発明の効果に加えて、体型の
大きい使用者が座部に座った際に、駆動用袋体の上面が
座部の機能することから、安定した状態で座ることがで
きるという効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の椅子式マッサージ機の斜
示図。
【図2】上記実施の形態の椅子式マッサージ機の正面図
(肘掛部を最も広げた状態の正面図)。
【図3】上記実施の形態の椅子式マッサージ機の正面図
(肘掛部を接近させた状態の正面図)。
【図4】上記実施の形態の椅子式エアーマッサージ機の
制御ブロック図。
【図5】上記実施の形態の椅子式エアーマッサージ機の
肘掛部を接近した状態に位置決めする他の実施の形態の
部分断面図。
【符号の説明】
1 椅子本体 10 椅子本体の枠体 20 座部 30 背もたれ部 40〜46 袋体(施療子) 60 肘掛体(位置決め手段) 100 エアー給排気手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座部および背もたれ部を有する椅子本体
    と、少なくとも座部および背もたれ部のいずれか一方に
    設けられた施療子と、この施療子を駆動する施療子駆動
    手段と、前記椅子本体の両側に幅方向に移動可能に設け
    られ身体をこの椅子本体に対して幅方向に位置決めをす
    る位置決め手段とを備えたことを特徴とする椅子式マッ
    サージ機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発明において、位置決め
    手段を椅子本体の側面下部に、その下端部を回動可能に
    軸支され上部に肘掛部を有する肘掛体によって構成した
    ことを特徴とした椅子式マッサージ機。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の発明において、施療子駆
    動手段をエアー給排気手段によって構成し、施療子を前
    記エアー給排気手段からのエアーの給排気により膨縮す
    る袋体によって構成するとともに、椅子本体の側面と肘
    掛体との間に前記エアー給排気手段からのエアーの給排
    気により膨縮して前記肘掛体を幅方向に移動させる駆動
    用袋体を設けたことを特徴とする椅子式マッサージ機。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の発明において、前記駆動
    用袋体を、膨脹時にその上面が座部の座面と略同一面と
    なるように設定し、駆動用袋体の膨脹により肘掛部が幅
    方向に互いに離間して移動した際、前記駆動用袋体の上
    面に座部の機能を持たせたことを特徴とする椅子式マッ
    サージ機。
JP29877597A 1997-10-30 1997-10-30 椅子式マッサージ機 Pending JPH11128290A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29877597A JPH11128290A (ja) 1997-10-30 1997-10-30 椅子式マッサージ機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29877597A JPH11128290A (ja) 1997-10-30 1997-10-30 椅子式マッサージ機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11128290A true JPH11128290A (ja) 1999-05-18

Family

ID=17864062

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29877597A Pending JPH11128290A (ja) 1997-10-30 1997-10-30 椅子式マッサージ機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11128290A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007167221A (ja) * 2005-12-20 2007-07-05 Matsushita Electric Works Ltd マッサージ椅子
WO2011036881A1 (ja) * 2009-09-25 2011-03-31 パナソニック電工株式会社 マッサージ機
CN110063879A (zh) * 2014-10-24 2019-07-30 发美利稻田株式会社 按摩机

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007167221A (ja) * 2005-12-20 2007-07-05 Matsushita Electric Works Ltd マッサージ椅子
WO2011036881A1 (ja) * 2009-09-25 2011-03-31 パナソニック電工株式会社 マッサージ機
CN102573749A (zh) * 2009-09-25 2012-07-11 松下电器产业株式会社 按摩机
KR101359069B1 (ko) * 2009-09-25 2014-02-05 파나소닉 주식회사 마사지기
CN110063879A (zh) * 2014-10-24 2019-07-30 发美利稻田株式会社 按摩机
CN110063879B (zh) * 2014-10-24 2022-01-07 发美利稻田株式会社 按摩机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3831563B2 (ja) マッサージ装置およびこのマッサージ装置を用いた椅子式マッサージ機
US8083700B2 (en) Chair type massager
JP4153841B2 (ja) マッサージ機
JP2001095867A (ja) 脚用マッサージ機
JP2004097459A (ja) マッサージ機
JPH0966087A (ja) 椅子式マッサージ機
JPH11128290A (ja) 椅子式マッサージ機
JPH10216188A (ja) 椅子式エアーマッサージ機
JP3605448B2 (ja) 椅子式エアーマッサージ機
JP4015443B2 (ja) マッサージ機
JP3571227B2 (ja) 椅子式エアーマッサージ機
JPH11290408A (ja) エア式マッサージ機の制御方法及びエア式マッサージ機
JP3432094B2 (ja) 椅子式エアーマッサージ機
JPH1147210A (ja) 椅子式エアーマッサージ機
JPH0910269A (ja) エアーマッサージ機
JPH11128287A (ja) エアーマッサージ機
JP2002209962A (ja) 椅子式マッサージ装置
JP4015442B2 (ja) マッサージ機
JP3657775B2 (ja) 座椅子式マッサージ機
JP2003265563A (ja) 椅子式マッサージ機
JP2003265571A (ja) 椅子式マッサージ機
JPH08112325A (ja) エアーマッサージ機
JP2003164503A (ja) マッサージ機
JPH11235369A (ja) 椅子式エアーマッサージ機
JP3182487B2 (ja) 椅子型マッサージ機