JPH1112827A - ハンドフォン格納ポケット付き上衣 - Google Patents

ハンドフォン格納ポケット付き上衣

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JPH1112827A
JPH1112827A JP9172815A JP17281597A JPH1112827A JP H1112827 A JPH1112827 A JP H1112827A JP 9172815 A JP9172815 A JP 9172815A JP 17281597 A JP17281597 A JP 17281597A JP H1112827 A JPH1112827 A JP H1112827A
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副武 中山
Masaru Abe
阿部  勝
Yoshinori Matsuzaki
吉則 松崎
Shunji Koike
俊二 小池
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SANRITSUTO SANGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ハンドフォン(携帯電話)専用で電磁波防止、
並びに格納保持、取扱操作性と携行に適したハンドフォ
ン格納ポケット付き上衣を提供する。 【解決手段】通常上衣の内外ポケットとは別体としてハ
ンドフォン格納ポケットを形成し、該格納ポケットの内
部には上部収納空間部を備え、かつ上衣被着者の人体に
接する内側に電磁波シ−ルド部材からなる袋布片を、外
側の袋布片と底部の端縁位置で一体に縫着した袋布部を
設けた構成からなる。 【効果】ハンドフォン格納専用ポケットとして電磁波防
止性を発揮し、取扱操作及び携行に適し、着脱時にも落
下の虞れなく安全、確実な携行ができる。また、袋布部
の形態、並びに横方向の伸縮性を有する構成とし、操作
及び格納安定性、表面の膨れや型崩れを抑える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハンドフォン格納ポケッ
ト付き上衣に関し、さらに詳しくはハンドフォン専用で
電磁波防止、並びに格納保持、取扱操作性、布地損傷防
止と携行に適したハンドフォン格納ポケット付き上衣に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、各種電子機器等の普及拡大によっ
て、電磁波の利用頻度は高まってきており、一方電磁波
がもたらす弊害も拡大しつつある。たとえばハンドフォ
ン(携帯電話)についても、医療機器への影響にみられ
るような電子機器同士の電磁干渉問題は現実にマスコミ
に相次いで取り上げられ社会面を賑わせており、また、
電磁波や磁界の人体への影響についても医学的な解明が
なされつつあり、世人の関心が寄せられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、我が国でもハン
ドフォンの爆発的な普及がみられ、ハンドフォンからの
電磁波や磁界の人体への影響が昨今の健康指向の流れか
らも我が国でも話題となってきている。そして、電磁波
が出やすくなっている背景には、電子機器の小型化があ
り、電子応用機器のサイズは年々小型化の一途を辿って
おり、電子機器の小型化が進むと電磁波の抑制は難しく
なるといわれているが、最近のハンドフォンをみても、
これが電話かと考えるぐらい小型で、スリムになってき
ている。
【0004】このように、ハンドフォンの小型化の流れ
があるが、その本体は或る厚みを持った縦長方形状で、
携帯時に通話機能を発揮し得る移動型機器である以上、
携行がハンドフォンの前提となる。この為使用時には片
手に持って操作されるが、通通携帯時には衣服に通常設
けられた内外ポケットのいずれかに収納し、呼び出し時
に急ぎ取り出し、対話後は元に戻すか、またはベルトに
吊り下げる各種のホ−ルダ−等に収納して携行すること
が行われているが、いずれにしても至近距離で人体に接
することを免れない為、電磁波防止に対する対応は不十
分であった。
【0005】さらに、近年のハンドフォンは、その機種
や仕様は種々雑多で大小もあるが、まず、呼び出し時に
は至急応答の為の取り出し或いは使用後格納の操作が反
復して行われる為、特に取り出し時に急ぎ手を入れると
きの使い勝手がよく、使用後も携行時にできるだけ違和
感を解消し得る格納手段が望まれる。また、ハンドフォ
ンの形態は厚さを持った縦長方形状で、その全周の端縁
にはア−ル部が設けられているため取り出し或いは格納
に便であるが、一方、格納した場合、歩行、揺動時には
尚更、ポケット内で傾斜状態の変化や、本体の移動や位
置ずれを伴いやすい難点がある。
【0006】さらに、特に玉縁ポケットやシ−ムポケッ
トの如きポケット口が突き合わせ状態では、ハンドフォ
ン格納時の重量の為ポケット口が引っ張られて開口し易
く、これの解消手段としてポケット口周縁での補強、縫
着等が試みられているが、格納物の重量により袋布が引
っ張られることに変わりなく、加えてハンドフォンの頻
繁な取り出しと略同じ位置に常時格納されて重量がかか
る為、ポケット口および袋布地の損傷、劣化や型崩れを
生じ易い難点があった。
【0007】本発明は、上記のような問題点にかんがみ
到達したものであって、本発明は、少なくとも通常上衣
に設けられる外側ポケットもしくは内側ポケットとはそ
れぞれ分離し別体として形成される格納ポケットが縫着
された上衣であって、該ポケットはハンドフォン本体を
格納可能とした格納ポケットからなり、該ポケットの内
部には上部収納空間部を備え、かつ被着者の人体に接す
る内側には少なくとも電磁波シ−ルド部材からなる袋布
片を、外側の袋布片と底部端縁の位置で一体に縫着した
袋布部を設けてなることを特徴とするハンドフォン格納
ポケット付き上衣を提供することを目的とするものであ
る。
【0008】
【発明を解決するための手段】本発明では、上記の問題
点を解消するため、次のように構成したものである。本
発明において、(1)少なくとも通常上衣に設けられる
外側ポケットもしくは内側ポケットとはそれぞれ分離し
別体として形成される格納ポケットが縫着された上衣で
あり、(2)ハンドフォン本体を格納可能とした格納ポ
ケット、すなわちハンドフォン格納専用ポケットを備
え、(3)ポケット開口部では、必要によりスライドフ
ァスナ−或いは布製ファスナ−等のいずれかの開閉具を
設けるか、或いは突き合わせ状態のポケット口下縁部の
身頃表地および袋布片に補助布を縫着、或いは補強縫目
を設けて一体化した構成とし、ポケット開口状態やポケ
ット口近傍での布地損傷、劣化等を防止する。(4)か
つ被着者の人体に接する内側には少なくとも電磁波シ−
ルド部材からなる袋布片を、外側の袋布片と底部の端縁
位置で一体に縫着した袋布部を設けたハンドフォン格納
ポケット付き上衣の構成とする。
【0009】また、(5)ハンドフォンの出し入れの操
作性の改善にかんがみ、特に上衣の内側に形成する格納
ポケットにおいて、該ポケットの袋布部が被着者の人体
に接する内側には少なくとも電磁波シ−ルド部材からな
る袋布片と、前側袋布片とを底部の端縁位置で一体に縫
着して形成され、かつ前記後側袋布片の上方位置にL型
開口部を設けてなる構成とする。さらに、(6)前記格
納ポケットの袋布部の前後袋布片または一方側の袋布片
では、例えば中央部位置ないし底部近傍位置に少なくと
も一本以上の横ヒダ或いは両側又は片側プリ−ツ等の横
方向の伸縮性を有する構成とし、格納重量による特定部
分の引っ張り、布地の損傷、劣化などの防止と、併せて
格納容積の増加を図り得る構成とする。(7)また、前
記格納ポケットの出し入れ操作、並びに格納時の安定性
を保持するため、袋布部を上方開口型の漏斗状又は中絞
り状等に形成してハンドフォン本体の呼び出し時での取
り出し、または格納の際、使用勝手よい操作と、併せて
ポケット口縁部の布地損傷等の防止を図り得る構成とす
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明は、少なくとも通常上衣に
設けられる外側ポケットもしくは内側ポケットとはそれ
ぞれ分離し別体として形成される格納ポケットが縫着さ
れた上衣であって、該ポケットはハンドフォン本体を格
納可能とした格納ポケットからなり、必要により開口部
にはいずれかの開閉具を設け、並びに該ポケットの内部
には上部収納空間部を備え、かつ被着者の人体に接する
内側には少なくとも電磁波シ−ルド部材からなる袋布片
を、外側の袋布片と底部の端縁位置で一体に縫着した袋
布部を設けた構成とする。また、内側ポケットでの袋布
部の後側袋布片にハンドフォンの出し入れ操作を容易と
するL型開口部を形成した構成とする。さらに、前記格
納ポケットの袋布部の前後袋布片のそれぞれ中央部以
下、或いはいずれか一方側の袋布片の底部近傍に少なく
とも1本以上の横ヒダ、両側又は片側プリ−ツを設けた
横方向の伸縮性を有する構成とする。また、前記格納ポ
ケットの収納袋部を上方開口型の漏斗状又は中絞り状に
形成してなるハンドフォン格納ポケット付き上衣の構成
とする。
【0011】本発明に係るハンドフォン格納ポケット付
き上衣は、通常取り付けられる外側ポケットもしくは内
側ポケットとは分離し別体として設けられたハンドフォ
ン専用ポケットであり、かつ被着者の人体に接する内側
にのみ設けた電磁波シ−ルド部材からなる袋布片は電磁
波防止作用を有する為、該ポケットにハンドフォンを格
納状態で歩行または携行しても外部との交信に妨げな
く、さらに電磁波についても上衣着用者の人体への影響
を回避できるように働く。
【0012】また、本発明に係るハンドフォン格納ポケ
ットでは、ポケット開口部の横幅を少なくとも手の出し
入れ可能な限度領域の長さに設定すると共に、該ポケッ
ト開口部には、例えばスライドファスナ−又は布製ファ
スナ−、釦の開閉具と、さらにフラップ等との適宜組み
合わせに係る構成とするか、或いは補助布片の縫着によ
りハンドフォンの呼び出し時の取り出し、或いは使用後
の格納、保管や携行においても、格納重量によるポケッ
ト口の開き防止、又は特定部分が引っ張られることによ
る袋布地の損傷、劣化を防止できるように働く。
【0013】さらに、袋布片のいずれかに横ヒダ或いは
両側又は片側プリ−ツを形成した横方向の伸縮性を有す
る構成、もしくは格納袋部を上方開口型の漏斗状或いは
中絞り状の形態、さらには袋布部の底部の端縁位置で一
体に縫着した構成とし、併せて格納容積の増加を図ると
共に、ポケット内での傾斜、位置ずれなどを防止し、ま
た、格納によって表面側に膨らむ状態を抑制できるよう
に働く。
【0014】本発明において、ハンドフォン本体を格納
の為の専用ポケットは、たとえば外側ポケットでは身頃
基布に部分的な横向きの切れ目を入れて上生地と下生地
部に分割し、上生地部の下端側縁部と下生地部の上端領
域で重合させて縫着した袋布の上端口縁部の玉縁とを遊
離させ、格納重量によるポケット開口部の開き防止或い
はポケット口縁部の損傷防止等の為、いずれかの開閉具
を設けてなる開口部を形成するが、上記開閉具には、ス
ライドファスナ−または布製ファスナ−、或いは釦仕様
のいずれかを適宜採択することができる。
【0015】また、該格納ポケットを上衣に設けると
き、上衣に通常設けられる内外ポケットとの垂直方向の
高さ位置関係においては、本発明に係るハンドフォン格
納の為の専用ポケットでは、従来の位置に設けられる内
外ポケットに対し、少なくとも開口部より上部に上方収
納空間部を設けると共に、上衣に通常設けられる内外ポ
ケットとは袋布部相互の重なり部分をできるだけ少なく
するようにし格納物品との重合により前側に異常な膨ら
みや突出状態を形成することがないように、両ポケット
の取付けで垂直位置関係での重なりを少なく相互に干渉
を抑制した構成とすることが適当である。
【0016】本発明において、上記袋布部の少なくとも
被着者人体に接する内方側に設ける電磁波反射及び/又
は吸収、減衰作用を備えた布片としては、一般に電子機
器の電磁波シ−ルドの作用、ハンドフォンからの電磁波
の遮断作用を有するシ−ルド部材を用いることにより達
成される。
【0017】電磁波は、繊維或いはプラスチックでは通
り抜けてしまうため、たとえば金属処理を行って導電
化、電磁波の反射率を高める等、無電解シ−ルドメッ
キ、真空蒸着、導電性塗料等による電磁波シ−ルド部材
が提案されており、たとえば「ヘルツ」(商標)帝人
(株)製のごとく、電磁波を反射、吸収し人体に達する
電磁波を大幅に低減し、かつ洗濯耐久性に優れた電磁波
シ−ルド部材等の一種または二種以上から選ばれたもの
を使用することができる。また、上記電磁波シ−ルド部
材は、袋布部の少なくとも被着者人体に接する内方側に
設ける袋布片として適宜採用することができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体
的に説明する。
【0019】図1は本発明の一実施例を示す上衣の内側
ポケットの要部拡大説明図、図2は図1の内側ポケット
の要部拡大断面説明図である。図1および図2におい
て、本発明に係る上衣本体1に取り付けられたハンドフ
ォンの格納ポケット2は、いわゆる内側ポケットの類型
であり、従来通常設けられる上衣のポケットとは分離し
た別体として設けられている。身頃基布4ならびに裏生
地9に部分的な横向きの切れ目を入れて上生地部11と
部分的に切り欠き分割し、表生地ポケット布6のそれぞ
れ下端側縁部7および相対峙し折り返し状にそれぞれ形
成された上端側縁部8によってポケット開口部5が形成
されている。22は開閉具であり、スライドファスナ−
19を用いており、12は中当布である。
【0020】ハンドフォン3は、前側袋布片13と後側
袋布片14により形成された袋布部15のポケット内部
10の底部16の位置に格納されている。該袋布部15
は上方開口型の稍湾曲をもった漏斗状の形態であり、点
線は該袋布部15が縫着された縫目対応箇所を示してい
る。
【0021】図2において、電磁波シ−ルド部材17か
らなる電磁波シ−ルド袋布部18は稍太線斜線の箇所で
あり、被着用者の人体側に接する内側で、電磁波の遮断
又は吸収、減衰が可能であり、かつ少なくともハンドフ
ォン3の本体の長さを越えたはみ出し長さを持った高さ
位置まで電磁波防止が可能であるように延設せしめた電
磁波シ−ルド部材17が縫着された構成となっている。
【0022】また、図1では、袋布部15の外側および
内側の前後袋布片に横ヒダ23を設け、前側袋布片1
3、ならびに電磁波シ−ルド部材17からなる後側袋布
片14にもそれぞれ1本の横ヒダ23を設けた構成を示
しているが、必要により横ヒダ23をいずれか一方に設
けるか、いずれをも省略した構成とすることもできる。
さらに前記横ヒダ23に代えて、両側プリ−ツまたは片
側プリ−ツを設けた構成とすることもでき、たとえば袋
布部15の略中央部近傍又はそれ以下の底部に近い部分
の位置関係のいずれでもよく、少なくとも前後袋布片の
いずれか一方に設けることができる。
【0023】図3は、ポケット開口部5の開閉具22と
して、フラップ20及び布製ファスナ−による脱着の構
成とした上衣の内ポケットの要部拡大説明図を示してい
る。図3で点線で囲まれた箇所は、本発明に係るハンド
フォン3の格納ポケットの袋布部15の形態を示してお
り、図1と同様に、ハンドフォン3の取り出し及び格納
に適した稍湾曲をもった漏斗状の形態となっている。
【0024】身頃基布4ならびに電磁波入射側の前側袋
布片13の使用繊維素材は、ハンドフォン3の呼び出し
受信にはなんら支障はないが、一方、被着用者の人体側
の後側袋布片14では、電磁波防止シ−ルド機能を発揮
し得る電磁波防止シ−ルド部材の一種又は二種より選ば
れたものを使用する。これによって、ハンドフォン3か
ら発する電磁波は実質的に反射、吸収される防護隔壁を
形成した構成によって、発生する電磁波を防止し得るも
ので被着用者の人体への電磁波シ−ルド性が得られる。
【0025】上記のように、本発明に係るハンドフォン
格納ポケット2においては、ポケット開口部5はハンド
フォン3の取り出し、或いは格納操作の便宜上、該開口
部5は無用に拡がらず手の出し入れ操作可能な許容限度
領域で、併せて該開口部5の上端縁部7及び下端縁部8
の損傷、劣化の防止、袋布部15の型崩れ抑制の為、現
在普及型のハンドフォン3の平均的数値からみれば、例
えば横幅を10〜15cm、好ましくは12.0〜1
2.5cmの範囲に設定することが好ましい。また、ポ
ケット開口部5に取り付ける開閉具22では、たとえば
スライドファスナ−19の取り付けは、通常設けられる
ポケットの前中心側に物品の出し入れ易い上衣着用者の
日常慣れた使い勝手からも、例えば脇下側より身頃の前
中心方向に把手をつまみ横開きスライドして開閉操作が
できるように装着することが好ましい。
【0026】上記のように、袋布部15での底部16の
近傍位置にけた横方向の伸縮性を有する構成とし、格納
重量による特定部分の引っ張り、布地の損傷、劣化等の
防止と共に、格納容積の増加を図り得る構成とすること
ができる。必要により少なくとも一本以上の横ヒダ23
を袋布部15の前側袋布片13又は後側袋布片14のい
ずれかに設けた構成とすることもできる。
【0027】図4は、通常上衣に設けられる内側ポケッ
トとは分離し別体として設けた格納ポケット2を示す上
衣の要部拡大説明図、図5は図4の格納ポケット2の要
部拡大断面図である。図1および図2において、格納ポ
ケット2の袋布部15では被着者の人体に接する内側に
は電磁波のシ−ルド部材17からなる後側袋布片14
と、前側袋布片13とを底部16の端縁位置で一体に縫
着して形成されている。図4に示す如く、該格納ポケッ
ト2の袋布部での後側袋布片14では、手前側にL字状
形のア−ル部を形成したL型開口部29を形成した構成
となっている。これによって、ハンドフォン3の出し入
れ操作時に、取り出し易く、また挿入時も稍傾斜して格
納し、たとえば漏斗形状の袋布部15には安定、確実に
格納できるのに適している。なお、図4では、ハンドフ
ォン3の上端部位では後側袋布片14で遮蔽されていな
いが、本体を全てカバ−する構成とすることができる。
【0028】図6は、身頃基布に設けた本発明に係る一
実施例を示す上衣の外側ポケットの要部拡大説明図、図
7は図6の格納ポケットの要部拡大断面説明図である。
図6および図7において、本発明に係る上衣の外側ポケ
ットのポケット開口部5は、従来外側ポケット開口部2
1の上部に分離し別体として形成されている。上記ポケ
ット開口部5よりハンドフォン3が格納される袋布部1
5の形態は、上方開口型の稍湾曲をもった漏斗状の形態
である。点線は該袋布部15が縫着された縫目対応箇所
を示しており、点線で示すように中央位置より両側縁が
先絞りア−ル部の漏斗状の形態となっており、ハンドフ
ォン3は狭隘状に横幅が形成された底部16に安定、確
実に格納されている。また、従来の外側ポケットとの垂
直位置関係では、格納されたハンドフォン3は、従来の
外側ポケットのポケット開口部21での箇所では一部重
なり状態となるが、従来の外側ポケットに収納された物
品との重なり状態は殆ど回避されており、また、前側へ
の膨らみも抑制される構成となっている。
【0029】また、図7では、袋布部15の内側および
外側の前後袋布片に横ヒダ23を設け、前側袋布片1
3、並びに電磁波シ−ルド部材17からなる後側袋布片
14にそれぞれ1本の横ヒダ23を設けた構成を示して
いるが、必要により横ヒダ23をいずれか一方に設ける
か、いずれをも省略した構成とすることもできる。さら
に、前記横ヒダ23に代えて、両側プリ−ツまたは片側
プリ−ツを設けた構成とすることもでき、たとえば袋布
部15の略中央部近傍又はそれ以下の底部に近い部分の
位置関係のいずれでもよく、少なくとも前後袋布片のい
ずれか一方に設けることができる。
【0030】上記の上衣の外側ポケットでは、ポケット
開口部5は、通常の外側ポケットと分離して別体として
形成されていると共に、該ポケット開口部5より垂下さ
れた袋布部15には上部収納空間部25が設けられてい
る為、ハンドフォン3は上部収納空間部25にも収納さ
れることによって、普通設けられる外側ポケット開口部
21とは一部重合する箇所は存在しても相互に嵩高とな
る状態は避けられ、両ポケットが重なり嵩張り等に伴う
違和感を解消し得る構成となっている。
【0031】また、従来の通常ポケットには、適宜釦を
縫着した構成とするとき、該釦の形態により稍嵩張る
が、釦仕様の構成とした従来の上衣とは別体とし、本発
明に係るハンドフォン3の格納ポケット2では、適宜開
閉具22にスライドファスナ−19とを組み合わせた混
在型の構成とすることができる。
【0032】以上のとおり本発明に係る一実施例を詳述
したが、具体的な構成はこの実施例に限られるものでは
なく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があ
っても本発明に含まれる。
【0033】
【発明の効果】本発明は上記のような構成からなり、上
衣に別途設けたハンドフォン専用ポケットで、かつ電磁
波防シ−ルド性を発揮すると共に、取扱操作性、格納保
持性と携行に適した機能性を持った表側ポケット又は内
側ポケットを縫着しており、上衣の着脱時にもハンドフ
ォンが落下の心配がなく、安全、確実な携行ができる。
また、該格納ポケットを上方開口漏斗状等とした形態で
は、ハンドフォンの出し入れ操作性および狭隘絞り状の
底部での格納安定性、さらに袋布片に横方向の伸縮性を
有する構成とし、表側の膨れ、型崩れを抑える等の効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す上衣の内側ポケットの
要部拡大説明図である。
【図2】図1の上衣の内側ポケットの要部拡大断面説明
図である。
【図3】上衣の内側ポケットの示すフラップ付上衣の要
部拡大説明図である。
【図4】上衣の内側ポケットの別実施例を示す要部拡大
説明図である。
【図5】図4の内側ポケットの要部拡大断面説明図であ
る。
【図6】上衣の外側ポケットの別実施例を示す要部拡大
説明図である。
【図7】上衣の外側ポケットの別実施例を示す要部拡大
断面説明図である。
【符号の説明】
1 上衣本体 2 格納ポケット 3 ハンドフォン 4 身頃基布 5 ポケット開口部 6 表生地ポケット布 7 下端側縁部 8 上端側縁部 9 裏生地 10 ポケット内部 11 上生地部 12 中当布 13 前側袋布片 14 後側袋布片 15 袋布部 16 底部 17 電磁波シ−ルド部材 18 電磁波シ−ルド袋布部 19 スライドファスナ− 20 フラップ 21 外側ポケット開口部 22 開閉具 23 横ヒダ 24 布製ファスナ− 25 上部収納空間部 26 表生地 27 ポケット口玉縁布 28 玉縁 29 L型開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小池 俊二 大阪市中央区谷町3丁目6番7号 株式会 社サンリット産業

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも通常上衣に設けられる外側ポ
    ケット若しくは内側ポケットとはそれぞれ分離し別体と
    して形成される格納ポケットが縫着された上衣であっ
    て、該ポケットはハンドフォン本体を格納可能とした格
    納ポケットからなり、該ポケットの内部には上部収納空
    間部を備え、かつ被着者の人体に接する内側には少なく
    とも電磁波シ−ルド部材からなる袋布片を、外側の袋布
    片と底部の端縁位置で一体に縫着した袋布部を設けてな
    ることを特徴とするハンドフォン格納ポケット付き上
    衣。
  2. 【請求項2】 少なくとも通常上衣に設けられる内側ポ
    ケットとは分離し別体として形成される格納ポケットが
    縫着された上衣であって、該ポケットの袋布部が被着者
    の人体に接する内側には少なくとも電磁波シ−ルド部材
    からなる後側袋布片と、前側袋布片とを底部の端縁位置
    で一体に縫着して形成され、かつ前記後側袋布片の上方
    位置にL型開口部を設けてなることを特徴とするハンド
    フォン格納ポケット付き上衣。
  3. 【請求項3】 前記格納ポケットの袋布部の前後袋布片
    若しくは少なくとも一方側の袋布片に横ヒダ又はプリ−
    ツを設けた横方向の伸縮性を有する構成に形成してなる
    請求項1ないし2記載のハンドフォン格納ポケット付き
    上衣。
  4. 【請求項4】 前記格納ポケットの袋布部を上方開口型
    の漏斗状又は中絞り状に形成してなる請求項1ないし3
    記載のハンドフォン格納ポケット付き上衣。
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