JPH1112828A - ハンドフォン格納ポケット付きスラックス - Google Patents

ハンドフォン格納ポケット付きスラックス

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JPH1112828A
JPH1112828A JP17281697A JP17281697A JPH1112828A JP H1112828 A JPH1112828 A JP H1112828A JP 17281697 A JP17281697 A JP 17281697A JP 17281697 A JP17281697 A JP 17281697A JP H1112828 A JPH1112828 A JP H1112828A
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JP
Japan
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pocket
slacks
bag
storage
handphone
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JP17281697A
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English (en)
Inventor
Fukutake Nakayama
副武 中山
Masaru Abe
阿部  勝
Yoshinori Matsuzaki
吉則 松崎
Shunji Koike
俊二 小池
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SANRITSUTO SANGYO KK
Original Assignee
SANRITSUTO SANGYO KK
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A41WEARING APPAREL
    • A41DOUTERWEAR; PROTECTIVE GARMENTS; ACCESSORIES
    • A41D27/00Details of garments or of their making
    • A41D27/20Pockets; Making or setting-in pockets
    • A41D27/205Pockets adapted to receive a mobile phone or other electronic equipment

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  • Details Of Garments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ハンドフォン(携帯電話)格納専用で電磁波防
止、並びに格納保持、取扱操作性と携行に適したハンド
フォン格納ポケット付きスラックスを提供する。 【解決手段】通常スラックスの内外ポケットとは別体と
してハンドフォン格納専用ポケットを形成し、該格納ポ
ケットの内部には上部収納空間部を備え、かつスラック
ス被着者の人体に接する内側に電磁波シ−ルド部材から
なる袋布片を、外側の袋布片と底部の端縁位置で一体に
縫着した袋布部を設けた構成からなる。 【効果】ハンドフォン格納専用ポケットで電磁波防止性
を発揮し、取扱操作及び携行に適し、着脱時の逆でも落
下の虞れなく安全、確実な携行ができる。また、袋布部
の形態、並びに横方向の伸縮性を有する構成とし、操作
及び格納安定性、格納時の表面の膨れや型崩れを抑え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハンドフォン格納ポケッ
ト付きスラックスに関し、更に詳しくはハンドフォン専
用ポケットで、かつ電磁波防止並びに格納保持性、取扱
操作性と携行に適した機能性ポケットを縫着したハンド
フォン格納ポケット付きスラックスに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、各種電子機器等の普及拡大によっ
て、電磁波がもたらす弊害も拡大しつつある。たとえ
ば、ハンドフォン(携帯電話)についても、医療機器へ
の影響にみられるような電子機器同士の電磁干渉問題は
現実にマスコミに相次いで取り上げられており、また、
電磁波や磁界の人体への影響についても医学的な解明が
なされつつあり、世人の関心が寄せられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】スラックスは、背広、
ス−ツ等とは別に替えズボンとして独立し、元来ス−ツ
のズボンよりもゆったりと裁断されたものであったが、
最近は男女とも比較的ぴったりしたものも多く、スポ−
ツ用だけでなく、仕事着或いは家庭着、外出着等と用途
によっても使い分けられ、使用される範囲が拡大してい
る。また、夏期にあっては、一般に上着を着用しないこ
とが多く、スラックスのみを着用して出掛ける機会も決
して少なくない。
【0004】近年、我が国でもハンドフォンは破竹の勢
いで爆発的な普及がみられるが、上記のように夏期ほか
上着を着用しないスラックスでの外出時に、ハンドフォ
ンの携行では始終片手に持った行動は不自由で、どこか
に置き忘れの要因ともなる。この為、従来設けられてい
るサイドポケット或いはピップポケットの使用を余儀な
くされるが、着脱時に落下し易く、また、格納したハン
ドフォンにより前側への膨らみが目立ち易く、スラック
ス被着者にも異物感触を与える難点があった。
【0005】また、ハンドフォンからの電磁波の人体へ
の影響が昨今の健康指向の流れから我が国でも話題とな
ってきている。そして、電磁波が出やすくなっている背
景には電子機器の小型化があり、電子応用機器のサイズ
は年々小型化の一途を辿っており、電子機器の小型化が
進むと電磁波の抑制は難しくなるといわれているが、最
近のハンドフォンをみても、これが電話かと考えるぐら
い小型で、スリムになってきている。
【0006】しかし、ハンドフォンの小型化の流れがあ
るとしても、その本体は或る厚みを持った縦長方形状
で、携帯時にその機能性を発揮し得る移動型機器である
ため、移動性や携行性がハンドフォンの前提となる。こ
の為、使用時には片手に持って操作されるが、通常携帯
時には、通常スラックスのサイドポケット又はヒップポ
ケットのいずれかに収納して呼び出し時には取り出し、
対話後は元に戻すか、各種のホ−ルダ−に格納して携行
することも行われているが、ポケット格納時での膨ら
み、或いはスラックスの着脱時での吊り下げ等で逆にな
るとき機器本体が落下し易い心配がある。さらに、電磁
波を透過する織編布地を介して人体に接している為、い
ずれにしても電磁波遮断或いは防止に対する対応は不十
分であった。
【0007】また、上記のように最近、ハンドフォンの
小型、スリム化が進んでおり、各端縁にア−ル部が設け
られているため、返って滑り易いと共に、該ポケットの
袋地の表側が膨れ外観上も不体裁である。さらに一旦格
納されたハンドフォンが、歩行、揺動によって傾斜状に
移動や位置ずれ等を伴い、特にスラックスでは携行や格
納状態にも起因し押圧感や違和感が増長する難点があ
る。
【0008】さらに、近年のハンドフォンは、その機種
や仕様は種々雑多で大小もあるが、至急応答の為の取り
出し、および使用後格納の操作が反復して行われる際、
該ハンドフォンの全体がすっぽりと格納できるポケット
であって、特に取り出し時に急ぎ手を入れるときの使い
勝手がよく、かつ使用後も携行時にできるだけ違和感を
解消し得る格納手段、すなわち、特にスラックスでは、
腰掛けや座り姿勢が比較的多いため、腰曲げ姿勢に適し
たポケット内での傾斜状態の変化や移動、位置ずれにも
対応できる格納手段が望まれる。
【0009】本発明は、ハンドフォン専用ポケットが縫
着されたスラックスであって、まずハンドフォンより発
生する電磁波カット機能を有すると共に、ハンドフォン
携行時の格納、或いは出し入れ操作、格納時の安定保持
性等の問題点にかんがみ到達したものであって、少なく
とも通常スラックスに設けられるサイドポケット又はヒ
ップポケットとは分離し別体として形成されるハンドフ
ォンの格納ポケットが縫着されたスラックスであって、
該スラックスの表身頃側のベルト位置領域下に間隔を存
し、必要により開閉具を備えた格納ポケットの開口部を
設けると共に、前記ポケットの袋布部では被着者人体に
接する内方側には少なくとも電磁波シ−ルド部材からな
る袋布片を、外方側の布地部材と両袋布片の底部の端縁
位置で一体に縫着してなることを特徴とするハンドフォ
ン格納ポケット付きスラックスを提供することを目的と
している。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明においては上記の
問題点を解消する為次のように構成したものである。す
なわち、本発明において、(1)少なくとも通常スラッ
クスに設けられるヒップポケット又はサイドポケットと
は別体として分離し形成される専用ポケットであって、
かつハンドフォン全体を格納可能とした格納ポケットで
ある。(2)該ポケットはスラックスの表身頃の前部又
は後部に縫着し形成されたスラックスである。(3)ベ
ルト位置領域下に間隔を存して、必要によりよりスライ
ドファスナ−または布製ファスナ−等のいずれかの開閉
具を設けてなるポケット開口部が形成されている。
(4)該ポケットの袋布部では、被着者人体に接する内
方側には電磁波シ−ルド部材からなる袋布片と、外方側
の通常の織編布からなる袋布片とを両袋布片の底部の端
縁位置で一体に縫着したハンドフォン格納ポケット付き
スラックスの構成とするものである。
【0011】さらに、本発明において、(5)前記格納
ポケットの袋布部の両袋布片、又は少なくとも一方側の
袋布片に横方向の伸縮性を有する横ヒダ、或いは両面プ
リ−ツ又は片面プリ−ツを形成した構成とするか、
(6)また、前記格納ポケットの袋布部を上方開口型の
漏斗状又は中絞り状等に形成した構成とする。これらに
よって、ハンドフォンが格納される場合、袋布部の特に
外方側へ膨らみを形成し易いのを抑制することができ
る。また、袋布部の形態は、ハンドフォンの出し入れ時
に手の挿入を容易にし、該袋布部の収容積を拡げると共
に、格納状態でも位置ずれを少なくすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明は、少なくとも通常スラッ
クスに設けられるサイドポケット又はヒップポケットと
は分離し別体として形成されるハンドフォンの格納ポケ
ットが縫着されたスラックスであって、該スラックスの
表身頃側のベルト位置領域下に間隔を存して、必要によ
り開閉具を備えた格納ポケットの開口部を設けると共
に、該ポケットの袋布部では被着者人体に接する内側に
は少なくとも電磁波を反射、吸収又は減衰作用を備えた
電磁波シ−ルド部材からなる袋布片を、外側の布地部材
と両袋布片の底部の端縁位置で一体に縫着してなること
を特徴とするハンドフォン格納ポケット付きスラックス
の構成とする。
【0013】本発明のハンドフォン格納ポケット付きス
ラックスは、通常取り付けられるヒップポケット等とは
別体として分離し設けられたハンドフォンを格納する為
の専用ポケットであり、かつ袋布部では少なくとも人体
に接する側の袋布片は電磁波遮断又は吸収、減衰作用を
有し、他方の袋布片は外部との交信に妨げなく、特に夏
期に上衣を脱ぐ際にも該ポケットにハンドフォンを格納
状態で歩行又は携行しても電磁波の着用者人体への影響
を回避できるように働く。
【0014】また、本発明に係る格納ポケットを縫着し
たスラックスでは、ハンドフォン本体をすっぽり格納で
きる袋布部を備え、スラックスでの曲げ姿勢や椅子座り
作業等でも格納部位が妨げとならない腰廻りのベルト位
置領域下に開口部を設け、さらにハンドフォンの呼び出
し時の取り出し、或いは対話後の格納、或いは保管や携
行においても、腰廻りのベルト位置近傍での出し入れ操
作の為使用勝手よく、また、スラックスの着脱時でのハ
ンドフォンの落下の心配がなく、安全、確実に出し入れ
操作並びに携行できるように働く。
【0015】さらに、ハンドフォン機種の横幅及び容積
大きさに対応でき、例えば横幅では手の出し入れ操作が
できる許容限度領域の開口部の横幅に設定、並びに該ポ
ケットの袋布部を上方開口型の漏斗状、或いは中窪み状
等の袋布部の形態に形成し、ハンドフォンの出し入れ操
作で傾斜ガイドの役目を果たすと共に、略定位置での格
納状態を保持し、ハンドフォンを安定、確実に格納でき
る。また、横ヒダ、両側又は片側プリ−ツを設けた横方
向の伸縮性を有する構成とし、出し入れ時の手の挿入し
易さと併せ、表側の膨れ、型崩れを抑え、ハンドフォン
のポケット内部での移動、位置ずれ等を防止し、安定、
確実な格納保持ができるように働く。
【0016】本発明のスラックスに設けたハンドフォン
を格納する為の専用ポケットは、上記のように従来のヒ
ップポケットまたはサイドポケットとは別体として分離
して形成され、好ましくはスラックスのポケット開口部
は腰廻り手前側に設けられており、ハンドフォンの平均
的な形状や大きさに対応できるように該開口部の横幅
も、手の出し入れ操作が容易で、かつハンドフォンを取
り出し易く、横幅10〜15cm、好ましくは12.0
〜12.5cmに設定することが適当である。また、上
記ポケット開口部には、スライドファスナ−、布製ファ
スナ−、或いは釦付けのいずれかの開閉具を適宜採択す
ることができ、安全、確実な格納並びにスラックスの着
脱時での落下防止を図った構成とすることができる。
【0017】さらに、本発明では、スラックス本体に縫
着して専用ポケットを設けるとき、必要により各種の開
閉具を取り付ける方式のほか、さらに例えば雨ぶた或い
は各種のフラップ等と、スライドファスナ−、布製ファ
スナ−、釦方式の適宜組み合わせからなる構成とするこ
とができる。
【0018】本発明において、上記袋布部の少なくとも
被着者人体に接する内方側に設ける電磁波の反射及び/
又は吸収、減衰作用を備えた布片としては、一般に電子
機器の電磁波シ−ルドの作用を有し、人体に達する電磁
波を大幅に低減できるシ−ルド部材からなる布片を用い
る。すなわち、繊維或いはプラスチックでは、電磁波は
通り抜けてしまう為、たとえば金属処理を行って導電
化、電磁波の反射率を高める等、無電解シ−ルドメッ
キ、真空蒸着、導電性塗料等による電磁波シ−ルド部材
が提案されており、たとえば「ヘルツ」(商標)帝人
(株)製のごとく、電磁波を反射、吸収し人体に達する
電磁波を大幅に低減し、かつ洗濯耐久性にすぐれた電磁
波シ−ルド部材の一種又は二種以上から選ばれたものを
使用することができる。また、上記電磁波シ−ルド部材
は、格納ポケットの袋布部の少なくとも被着者人体に接
する側に設ける袋布片として使用する。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体
的に説明する。
【0020】図1は本発明に係るハンドフォン格納ポケ
ット付きスラックスの一実施例を示す要部拡大説明図、
図2は図1の格納ポケットの要部拡大断面図である。図
1及び図2において、本発明に係るスラックス本体1に
取り付けられたハンドフォン3の格納ポケット2は、従
来通常設けられるスラックス本体1に設けたサイドポケ
ットおよびヒップポケットとは分離した別体として設け
られている。身頃基布4の表生地9に部分的な横向きの
切れ目を入れて部分的に切り欠き分割し、ポケット口玉
縁布6の下端側縁部7および相対峙して設けられた上端
側縁部8とによってポケット開口部5が形成されてい
る。開閉具19は布製ファスナ−11であり、12は中
当布、20は玉縁である。
【0021】図1及び図2に示すように、ハンドフォン
3は、前側袋布片13と後側袋布片14により形成され
た袋布部15のポケット内部10の底部16の位置に格
納されている。該袋布部15は下方拡張型の不等辺梯形
状の形態であり、図2での点線は該袋布部15が縫着さ
れた縫目対応箇所を示すものである。
【0022】図2において、電磁波シ−ルド袋布部18
は稍太斜線の箇所であり、被着用者の人体側に接する内
側で、かつハンドフォン3の本体の長さより少なくとも
はみ出し延設して人体側の後側袋布片14として縫着さ
れた構成となっている。
【0023】また、図2において、袋布部15の後側袋
布片14、すなわち電磁波シ−ルド部材26のいずれに
も横ヒダ24が設けられており、収納容積の増大並びに
前側への膨らみの抑制、格納保持状態の安定性、並びに
袋布片の引っ張り等を防止できる構成としたものであ
る。
【0024】図3は本発明に係るハンドフォン格納ポケ
ット付きスラックスの一実施例を示す要部拡大説明図、
図4は図3の格納ポケットの要部拡大断面説明図であ
る。図3および図4に示す本発明に係る格納ポケット2
では、いずれも前身頃に通常設けられるサイドポケット
開口部25の内側にポケット開口部5が形成されてお
り、図3においては該袋布部15の形態は、上端をベル
ト位置21に接し全体の高さ位置で稍膨れ状となった形
態となっており、ハンドフォン3は底部16で直立縦向
き方向に格納された構成となっている。
【0025】図5において、袋布部15の前側袋布片1
3、及び後側袋布片14、すなわち電磁波シ−ルド波シ
−ルド部材26のいずれにも横ヒダ24が設けられてお
り、収納容積の増大並びに前側への膨らみの抑制、格納
保持状態の安定性、並びに袋布片の引っ張り等を防止で
きる構成としたものである。必要によりいずれか一方の
袋布片に少なくとも1本の横ヒダ24を形成することも
できる。また、上記横ヒダ24に代えて、両面プリ−ツ
または片面プリ−ツを形成する構成とすることもでき
る。
【0026】図6は、袋布部15の底部16を前下がり
状の傾斜に形成した形態を示しており、ポケット開口部
5は通常設けられるサイドポケット開口部25の内側に
形成されており、稍傾斜状の底部16に格納されたハン
ドフォン3を取り出し易い袋布部15の構成となってい
る。
【0027】図7は、本発明に係る格納ポケット2がヒ
ップポケット側に設けられ、該ポケット開口部5は脇側
近傍位置23で縦方向に設けられており、また、袋布部
15はベルト位置21に接した上端部22から直角方向
に垂下させた略横長矩形状である。ハンドフォン3は横
向き方向に格納ポケット2の底部16に接した状態で格
納されている。従って、ハンドフォン3の出し入れ操作
は該ポケット開口部より手を挿入して横方向での取り出
し操作が行われる構成となっている。
【0028】本発明に係る格納ポケット2の該ポケット
開口部5は、ハンドフォン3の取り出し、或いは格納操
作の便宜上も該開口部5は徒らに拡がった構成とせず、
手の出し入れが可能な許容領域とする横幅長さに設定す
る。これにより出し入れ操作の使用勝手のみならず、該
開口部5の上下端縁部の損傷、劣化または袋布部15の
型崩れ抑制のためにも適当である。現在普及しているハ
ンドフォンの平均的数値では、例えば横幅を10〜15
cm、好ましくは12.0〜12.5cmの範囲に設定
することが好ましい。
【0029】また、ポケット開口部15ならびに開閉具
19の取り付け位置および操作方向は、通常設けられる
ポケットが、前中心側に物品の出し入れし易い日常慣れ
た使い勝手からも、たとえばスライドファスナ−では、
開閉具19を脇下側より身頃の前中心方向に把手をつま
み、横開きスライドさせることができるように開閉具1
9を装着した構成とすることが好ましい。
【0030】なお、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記した実施例に限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっ
ても本発明に含まれる。
【0031】
【発明の効果】本発明は上記のような構成からなり、ハ
ンドフォン専用ポケットで、電磁波の遮断効果を発揮す
ると共に、取扱操作性と携行に適した格納ポケットを縫
着したスラックスであり、着脱時に逆になってもハンド
フォンが落下の心配がなく、特に上衣を着用しないこと
が多い夏期の使用に適している。また、本発明に係る格
納ポケットは、開口部の位置、並びに袋布部の形態、或
いは格納位置等の組み合わせにより、スラックス着用時
での頻繁な腰曲げや座り姿勢にも対応でき、さらに袋布
片に横方向の伸縮性部材を用い、表側の膨れを抑え、安
定、確実な格納ができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスラックスの一実施例を示す要部
拡大説明図である。
【図2】図1の格納ポケットの要部拡大断面説明図であ
る。
【図3】本発明の格納ポケット付きスラックスの別実施
例を示す拡大説明図である。
【図4】図3の格納ポケットの要部拡大断面説明図であ
る。
【図5】前後袋布部に横ヒダを設けた構成を示す要部拡
大断面説明図である。
【図6】袋布部に底面が傾斜状の袋布部を設けた別実施
例を示す拡大説明図である。
【図7】格納ポケットをヒップ側に設けた別実施例を示
す要部拡大説明図である。
【符号の説明】
1 スラックス本体 2 格納ポケット 3 ハンドフォン 4 身頃基布 5 ポケット開口部 6 ポケット口玉縁布 7 下端側縁部 8 上端側縁部 9 表生地 10 ポケット内部 11 布製ファスナ− 12 中当布 13 前側袋布片 14 後側袋布片 15 袋布部 16 底部 17 上端部 18 電磁波シ−ルド袋布部 19 開閉具 20 玉縁 21 ベルト位置 22 上端部 23 脇側近傍位置 24 横ヒダ 25 サイドポケット開口部
【手続補正書】
【提出日】平成9年8月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】図において、袋布部15の前側袋布片1
3、及び後側袋布片14、すなわち電磁波シールド部材
26のいずれにも横ヒダ24が設けられており、収納容
積の増大並びに前側への膨らみの抑制、格納保持状態の
安定性、並びに袋布片に引っ張り等を防止できる構成と
したものである。必要によりいずれか一方の袋布片に少
なくとも1本の横ヒダ24を形成することができる。ま
た、上記横ヒダ24に代えて、両面プリーツまたは片面
プリーツを形成する構成とすることもできる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】図は、袋布部15の底部16を前下がり
状の傾斜に形成した形態を示しており、ポケット開口部
5は通常設けられるサイドポケット開口部25の内側に
形成されており、稍傾斜状の底部16に格納されたハン
ドフォン3を取り出し易い袋布部15の構成となってい
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】図は、本発明に係る格納ポケット2がヒ
ップポケット側に設けられ、該ポケット開口部5は脇側
近傍位置23で縦方向に設けられており、また、袋布部
15はベルト位置21に接した上端部22から直角方向
に垂下させた略横長矩形状である。ハンドフォン3は横
向き方向に格納ポケット2の底部16に接した状態で格
納されている。従って、ハンドフォン3の出し入れ操作
は該ポケット開口部より手を挿入して横方向での取り出
し操作が行われる構成となっている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスラックスの一実施例を示す要部
拡大説明図である。
【図2】図1の格納ポケットの要部拡大断面説明図であ
る。
【図3】本発明の格納ポケット付きスラックスの別実施
を示す拡大説明図である。
図4】図3の格納ポケットの袋布部に横ヒダを設けた
要部拡大断面説明図である。
図5】袋布部に底面が傾斜状の袋布部を設けた別実施
例を示す拡大説明図である。
図6】格納ポケットをヒップ側に設けた別実施例を示
す要部拡大説明図である。
【符号の説明】 1 スラックス本体 2 格納ポケット 3 ハンドフォン 4 身頃基布 5 ポケット開口部 6 ポケット口玉縁布 7 下端側縁部 8 上端側縁部 9 表生地 10 ポケット内部 11 布製ファスナー 12 中当布 13 前側袋布片 14 後側袋布片 15 袋布部 16 底部 17 上端部 18 電磁波シールド袋布部 19 開閉具 20 玉縁 21 ベルト位置 22 上端部 23 脇側近傍位置 24 横ヒダ 25 サイドポケット開口部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも通常スラックスに設けられる
    サイドポケット又はヒップポケットとは分離し別体とし
    て形成されるハンドフォンの格納ポケットが縫着された
    スラックスであって、該スラックスの表身頃のベルト位
    置領域下に間隔を存して格納ポケットのポケット開口部
    を設けると共に、前記格納ポケットの袋布部では被着者
    人体に接する内側には少なくとも電磁波シ−ルド部材か
    らなる袋布片を、外側の袋布片と底部の端縁位置で一体
    に縫着してなることを特徴とするハンドフォン格納ポケ
    ット付きスラックス。
  2. 【請求項2】 前記格納ポケットの袋布部の両袋布片又
    はいずれか一方の袋布片に横方向の伸縮性を有する横ヒ
    ダ或いは両面又は片面プリ−ツの構成を設けてなる請求
    項1記載のハンドフォン格納ポケット付きスラックス。
  3. 【請求項3】 前記格納ポケットが、前身頃の脇側近傍
    位置にポケット開口部を有し、かつ袋布部をベルト位置
    領域下に接して垂下させた下方拡がり型または中膨らみ
    型の形態に形成してなる請求項1ないし2記載のハンド
    フォン格納ポケット付きスラックス。
  4. 【請求項4】 前記格納ポケットが、後身頃の脇側近傍
    位置に縦方向に沿ったポケット開口部を有し、かつ袋布
    部をベルト位置領域下に接して垂下させた横長矩形状の
    形態に形成し、横方向に出し入れ可能に構成してなる請
    求項1ないし2記載のハンドフォン格納ポケット付きス
    ラックス。
JP17281697A 1997-06-12 1997-06-12 ハンドフォン格納ポケット付きスラックス Pending JPH1112828A (ja)

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JP17281697A JPH1112828A (ja) 1997-06-12 1997-06-12 ハンドフォン格納ポケット付きスラックス

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JP17281697A JPH1112828A (ja) 1997-06-12 1997-06-12 ハンドフォン格納ポケット付きスラックス

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2463727A (en) * 2008-09-26 2010-03-31 Jeff Winterborne A receptacle to enclose a wireless communication device and prevent the device from communicating with the wireless network
EP2916675A1 (en) * 2012-11-09 2015-09-16 Tecniq LLC A conventional sewn-in single layer garment pocket with electromagnetic radiation attenuation

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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GB2463727A (en) * 2008-09-26 2010-03-31 Jeff Winterborne A receptacle to enclose a wireless communication device and prevent the device from communicating with the wireless network
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