JP3072800U - 携帯電話器収納用ポケット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯電話器をポケットに対し他の収納物と区
別して収納するさい、その存在が外部から目立たないよ
うに、且つ違和感なく収納を可能ならしめる提供。 【解決手段】 雨蓋の縫着箇所に凡そ４ｃｍ〜８ｃｍ程
度の未縫着部を設け、該部を挿入口となして長さ１０ｃ
ｍ〜１５ｃｍ程度の携帯電話器用ポケット袋地をポケッ
ト生地裏側の身頃地上に縫着させ、携帯電話を収納可能
となさしめる。このさい、携帯電話器ポケット袋地の長
さ方向片側面に対し、凡そ２ｃｍ巾間隔の襠を形成した
ものとなしたり、収縮弾性生地を使用したりする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、携帯電話器収納用ポケットに関する。

【０００２】

【従来の技術】

今日、携帯電話器は日常生活の必需品として上衣やズボンなどのポケットに収 納して持ち歩くことが行われている。 而して、これを他の収納物と区別して取出し易くするための提案は幾多なされ ている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は携帯電話器を他の収納物と区別して収納し、取出しや収納を容易なら しめ、且つその存在が外部から目立たないように、将又着衣者にとって違和感な く収納を可能ならしめる提案である。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、身頃地上に雨蓋とポケット生地を縫着してなる雨蓋付ポケットに於 いて、雨蓋の縫着箇所に凡そ４ｃｍ〜８ｃｍ程度の未縫着部を設け、該部を挿入 口となして長さ１０ｃｍ〜１５ｃｍ程度の携帯電話器収納用ポケット袋地をポケ ット生地裏側の身頃地上に縫着させ、携帯電話を収納可能となしたことを特徴と する。このさい、携帯電話器収納用ポケット袋地は収縮弾性生地やメッシュ生地 を使用したり、その長さ方向片側面に対し、凡そ２ｃｍ巾間隔の襠を形成したも のとなしたりする。

【０００５】

【考案の実施の形態】

図１は本考案を採用した上衣の正面図、図２は図１の円形部分の破断詳細図で ある。各図に於いて、１は身頃生地、２は該身頃生地上へ縫着したポケット生地 、３は同雨蓋である。

【０００６】 本考案に於いて、雨蓋３は図２に見られる通り身頃生地１上へ縫着するにさい し、その縫着箇所に凡そ４ｃｍ〜８ｃｍ程度の未縫着部分ｐを設け、該部ｐを挿 入口４となさしめる。 ５は上記挿入口４を取囲むようになして身頃生地１上の下方へ向け縫着してな る携帯電話器収納用のポケット袋地であって、該袋生地の長さ寸法Ｌは１０ｃｍ 〜１５ｃｍとなされるのであり、且つ該袋生地の片側端縁ｍには巾寸法を凡そ２ ｃｍ程度となした襠６を形成し、通常は内方へ襞ｋを形成して折り込まれている ようになされる。

【０００７】 図３は使用状態図であって、携帯電話器７を雨蓋３の未縫着部分ｐに形成され た挿入口４から挿し込むようになすのであり、携帯電話器７は身頃生地１上へ別 設された携帯電話器収納用のポケット袋生地５内へ収納されるものとなる。 このさい、８は携帯電話器７に付設されてなる吊紐である。

【０００８】 本考案でポケット袋生地５の長さ寸法に於ける片側面には、凡そ２ｃｍ巾間隔 の襠６が形成されるものとなしてあることから、携帯電話器７の挿入にさいし円 滑に挿入され且つ取出す場合も同様である。また、その容積によるふくらみは、 ポケット内部へ形成されることからふくらみによる違和感を肌面へ及ぼすものと ならないのである。

【０００９】 また本考案に於ける携帯電話器収納用のポケット袋地５は一般の生地であって も差し支えないが、収縮弾性生地や同メッシュ地を使用したりする。このさい、 襠６部分のみに収縮弾性生地を使用するようになしても良い。このようになした ものでは、収納された携帯電話器７がその袋地内で遊動不能の安定的に保持され るものとなる。

【００１０】 上記実施例では上衣の胸ポケットについて説明したが、ズボンの脇ポケットや 腰ポケットなどについても同様に実施することができる。

【００１１】

【考案の効果】

本考案は以上の通り構成するものであって、携帯電話器を着衣のポケット箇所 で他の収納物と区別して収納されるものとなしてあり、その挿入口は雨蓋箇所に あって外方からは目立たないものとなる携行を可能となし、将又その収納袋がポ ケット袋の内方へ突出する状態に形成されるものとなっていることから、着衣者 の肌面に対し何らの違和感を生じさせるものとならないのである。 なお、請求項３及び４記載のものでは携帯電話器を着衣中の各種動作時に飛び 出しや落下したりすることなく安定的に収納保持できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案を採用した上衣の正面図である。

【図２】図１の円形部分の破断詳細図である。

【図３】使用状態図である。

【符号の説明】

１ 身頃生地 ２ ポケット生地 ３ 雨蓋 ４ 携帯電話器用の挿入口 ５ 携帯電話器用ポケット袋地 ６ 襠 ７ 携帯電話器

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【手続補正書】

【提出日】平成１２年５月１日（２０００．５．１）

【手続補正１】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】図２

【補正方法】変更

【補正内容】

【図２】

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 身頃地上に雨蓋とポケット生地を縫着し
   てなる雨蓋付ポケットに於いて、雨蓋の縫着箇所に凡そ
   ４ｃｍ〜８ｃｍ程度の未縫着部を設け、該部を挿入口と
   なして長さ１０ｃｍ〜１５ｃｍ程度の携帯電話器収納用
   ポケット袋地をポケット生地裏側の身頃地上に縫着さ
   せ、携帯電話を収納可能となしたことを特徴とする携帯
   電話器収納用ポケット。
2. 【請求項２】 携帯電話器収納用ポケット袋地の長さ方
   向片側面に対し、凡そ２ｃｍ巾間隔の襠を形成したもの
   となしたことを特徴とする請求項１記載の携帯電話器収
   納用ポケット。
3. 【請求項３】 携帯電話器収納用ポケット袋地を収縮弾
   性生地やメッシュ地となしたことを特徴とする請求項１
   又は２記載の携帯電話器収納用ポケット。
4. 【請求項４】 襠部分を収縮弾性生地やメッシュ地とな
   したことを特徴とする請求項２記載の携帯電話器収納用
   ポケット。