JPH11126200A - ベクトル処理装置 - Google Patents

ベクトル処理装置

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JPH11126200A
JPH11126200A JP29125497A JP29125497A JPH11126200A JP H11126200 A JPH11126200 A JP H11126200A JP 29125497 A JP29125497 A JP 29125497A JP 29125497 A JP29125497 A JP 29125497A JP H11126200 A JPH11126200 A JP H11126200A
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JP
Japan
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mask
vector
instruction
value
processing
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JP29125497A
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Yoko Isobe
洋子 磯部
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NEC Computertechno Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 THEN/ELSE文で書かれたIF文を高
速に処理する。 【解決手段】 ベクトル命令語200内にマスク情報を
使用するか否かを示すマスク有効ビット201とマスク
有効ビットが有効である場合にベクトル制御レジスタ内
のマスク情報が”1”の時に有効にするか、マスク情報
が”0”の時に有効にするかを指示するマスク指示ビッ
トを設ける。ベクトル制御レジスタ12は、IF文処理
にて生成されるマスク情報を格納する。データ書き込み
制御部12は、命令制御部8からマスク付きベクトル命
令が発行された時に、該命令の各情報ビットにしたがっ
てベクトル制御レジスタ12内のマスク情報を書き込み
可能信号に変換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベクトル処理装置
に関し、特にIF文処理を高速に処理するベクトル処理
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】IF文処理を行う際に条件が成立するこ
とを示すマスク情報を生成し、そのマスク情報を使用し
てマスク付きベクトル命令を実行するが、IF文がTH
EN/ELSE文で書かれている場合、従来はTHEN
側のマスク情報とTHEN側のマスク情報を反転させた
ELSE側のマスク情報を用意してIF文処理を行って
いた。
【0003】従来のこのようなベクトル処理装置の例を
図5に示す。図5に示すような構成において、ベクトル
レジスタ2−1〜2−8はクロスバー5を経由して加算
器4−1、乗算器4−2を含む各演算器4−1〜4−4
と接続されている。各演算器4−1〜4−4の演算結果
はクロスバー6を経由して任意のベクトルレジスタ2−
1〜2−8に格納することができる。更にベクトルレジ
スタ2−1〜2−8はデータパス14,15を介して主
記憶部7にデータを送出したり、主記憶部7からデータ
を受け取ったりできるようになっている。
【0004】ベクトル制御レジスタ3にはマスク生成命
令によって生成されたマスク情報が格納される。マスク
生成命令では、オペレーションコードによって比較条件
(=または≠または<または>または≦または≧)を指
定でき、ベクトルデータの各々の要素が指定された条件
を満足するか否かを条件判定部10にて判定し、その判
定結果にしたがってベクトルデータの各々の要素の有効
性をマスク生成部11によってベクトル制御レジスタ3
に格納する。一般的には、該条件判定部10とマスク生
成部11は演算器内に有しているが説明の都合上、図5
では演算器とは別に記している。
【0005】ベクトル演算においてマスク情報を使用す
るか否かを命令語200中のマスク有効ビット201で
指定しており、該マスク有効ビットが有効を示している
命令のことをマスク付きベクトル命令と呼ぶ。命令制御
部8よりマスク付きベクトル命令が発行されるとベクト
ル制御レジスタタ3内のマスク情報をデータ書き込み制
御部12に送出し、データ書き込み制御部12ではマス
ク情報が有効な場合(”1”の場合)はベクトルレジス
タ2−1〜2−8、あるいは主記憶部7への書き込みを
可能にし、マスク情報が無効の場合(”0”の場合)に
はベクトルレジスタ2−1〜2−8、あるいは主記憶部
7への書き込みを行わないようにマスク情報を書き込み
制御信号16に変換する。
【0006】次式に示すFORTR第1の値Nで書かれ
たIF文を処理する場合の動作について説明する。図6
は図5のベクトル処理装置におけるIF文の処理動作の
一例を示す図で、(a)はフローチャート、(b)はベ
クトル制御レジスタ、およびベクトルレジスタの内容を
示す。
【0007】 DO I=1,N IF(第1の値(I).EQ. 0) THEN U(I)=X(I)+Y(I) ELSE V(I)=X(I)*Y(I) CONTINUE 第1の値,U,V,X,Yはそれぞれ配列を意味し、第
1の値(I),U(I),V(I)X(I),Y(I)
はベクトルデータを示す。
【0008】図6において、まず比較命令によって第1
の値(I)と0を比較(ステップ31)後、マスク生成
命令を実行し(ステップ32)、マスク情報をベクトル
制御レジスタ3に格納する。マスク生成命令ではオペレ
ーションコードにおいて比較条件(=または≠または<
または>または≦または≧)を指定し、その条件が成立
した場合は”1”、不成立の場合は”0”をベクトル制
御レジスタ3に格納する。本例では、比較条件は”=”
であり、マスク情報Mは(1,1,0,1,0,1,
1,0,.....)と仮定する(参照符号30a) 次に、X(I):(x1,x2,x3,x
4,.....)(参照符号30b)とY(I):(y
0,y1,y2,y3,y4,.....)(参照符号
30c)を主記憶部7からベクトルレジスタ2−1,2
−2にロードする(ステップ33)。
【0009】命令制御部8からマスク付きベクトル加算
命令が発行されるとベクトルレジスタ2−1,2−2を
読み出して加算器4−1に入力して処理し、結果はマス
ク情報が”1”である箇所に対応する要素のみをベクト
ルレジスタ2−3に格納する。(ステップ34・参照符
号30d、但し*はベクトルレジスタ2−3に最初から
格納されている値である)その後、ベクトルレジスタ2
−3の内容を主記憶部7にマスク付きストアする(ステ
ップ35)。
【0010】次に、マスク反転命令を実行し(ステップ
36)、ベクトル制御レジスタ3の内容の各ビットを反
転したマスク情報M’(0,0,1,0,1,0,0,
1,.....)を生成し(参照符号30e)、命令制
御部8からマスク付きベクトル乗算命令が発行されると
ベクトルレジスタ2−1,2−3を読み出して乗算器4
−2に入力して処理し、結果はマスク情報が”1”であ
る箇所に対応する要素のみをベクトルレジスタ2−4に
格納する。(ステップ37・参照符号30f)。その
後、マスク付きベクトルストア命令によってベクトルレ
ジスタ2−4の内容を主記憶部7にストアする(ステッ
プ38)。
【0011】このように従来の技術では、THEN側の
処理の終了において、マスク付き加算処理の終了を待っ
て後続のマスクベクトルストア命令処理を行い、その
後、THEN側のマスク情報を反転させた後、ELSE
側の処理としてマスク付き乗算処理を行い、乗算処理の
終了を待って後続マスクベクトルストア命令処理を行う
必要があった。即ち、従来方式では、THEN側の処理
が全て終了してからでないとELSE側の処理ができな
いため、処理に時間がかかっていた。
【0012】一方、公開公報;特開昭62−43775
では、マスク情報の先頭ビットにマスクモードビットを
設け、該マスクモードビットが”0”の時はマスク情報
が”1”となっているビットに対応したベクトル要素が
有効になり、マスクモードビットが”1”の時はマスク
情報が”0”となっているビットに対応したベクトル要
素が有効になるようにマスク付きベクトル命令が処理さ
れる。しかし、THEN側の処理が全て終了した時にマ
スクモードビットを”0”から”1”にソフトウエアに
より変更する為、THEN側の処理が全て終了するまで
ELSE側の処理ができないという欠点がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
ベクトル処理装置では、ある条件下(IF文)でベクト
ル処理を行う場合、条件が成立することを示すマスク情
報を生成し、そのマスク情報を使用してマスク付きベク
トル処理を実行するが、THEN/ELSE文では、T
HEN側がすべて終了してからソフトウエアによりマス
ク情報を反転させELSE側の処理を行う必要がある
為、マスク情報反転のためのステップが必要になるとと
もに、THEN側とELSE側の処理を混在させて処理
することが不可能であり、演算器を有効に使用できない
という欠点があった。
【0014】本発明の目的は、THEN/ELSEで書
かれたIF文において、命令語によってマスク情報が”
1”の時に処理を有効にするか、あるいは”0”の時に
処理を有効にするかを指定し、その指示にしたがってマ
スク情報をベクトルレジスタ、主記憶部への書き込み可
能信号に変換することによって、THEN/ELSE側
で同じマスク情報が使用できるようにするとともに、T
HEN/ELSE処理を混在させて命令列実行の最適化
を行えるようにすることである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本願の第1の発明のベク
トル処理装置は、THEN/ELSE文で書かれたIF
文処理を実行するベクトル処理装置において、前記IF
文処理にて生成されるマスク情報を格納するベクトル制
御レジスタと、ベクトル演算命令内に予め設けられたマ
スク指示ビットの値が第1の値の場合はベクトル演算結
果における前記ベクトル制御レジスタからの前記マスク
情報の1に対応するデータの所定の装置への書き込みを
有効とし、前記マスク指示ビットの値が第2の値の場合
はベクトル演算結果における前記ベクトル制御レジスタ
からの前記マスク情報の0に対応するデータの所定の装
置への書き込みを有効にするデータ書き込み制御手段を
備えることを特徴とする。
【0016】本願の第2の発明のベクトル処理装置は、
第1の発明における前記第1の値が1であり前記第2の
値が0であることを特徴とする。
【0017】本願の第3の発明のベクトル処理装置は、
第1の発明における前記第1の値が0であり前記第2の
値が1であることを特徴とする。
【0018】本願の第4の発明のベクトル処理装置は、
第1の発明における前記THEN時に実行される前記ベ
クトル演算命令の前記マスク指示ビットは前記第1の値
であり、前記ELSE時に実行される前記ベクトル演算
命令の前記マスク指示ビットは前記第2の値であること
を特徴とする。
【0019】本願の第5の発明のベクトル処理装置は、
第1の発明における前記THEN時に実行される前記ベ
クトル演算命令の前記マスク指示ビットは前記第2の値
であり、前記ELSE時に実行される前記ベクトル演算
命令の前記マスク指示ビットは前記第1の値であること
を特徴とする。
【0020】[作用]THEN/ELSEで書かれたI
F文において、THEN側の処理はマスク情報が”1”
の時に処理を有効にし、ELSE側の処理はマスク情報
が”0”の時に処理を有効にすることができる。このた
め、THEN側とELSE側で同じマスク情報の使用が
可能となり、ELSE側のマスク生成のためにTHEN
側のマスク情報を反転させるという処理が不要になる。
また、THEN側の処理とELSE側の処理を混在させ
る命令列の最適化が可能になるので、演算器を有効に使
うことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0022】図1は本発明の一実施の形態を示す構成図
である。
【0023】図中1は中央処理部であり、命令制御部8
からの命令起動によって動作し、また主記憶部7と接続
されている。
【0024】中央処理部1では、ベクトルレジスタ2−
1〜2−8はクロスバー5を経由して加算器4−1,乗
算器4−2を含む各演算器4−1〜4−4と接続されて
いる。各演算器4−1〜4−4の演算結果はクロスバー
6を経由して任意のベクトルレジスタ2−1〜2−8に
格納することがでる。更に、ベクトルレジスタ2−1〜
2−8はデータパス14,15を介して主記憶部7にデ
ータを送出したり、主記憶部7からデータを受け取った
りできるようになっている。
【0025】ベクトル制御レジスタ3にはマスク生成命
令によって生成されたマスク情報が格納される。マスク
生成命令では、オペレーションコードによって比較条件
(=または≠または<または>または≦または≧)を指
定でき、ベクトルデータの各々の要素が指定された条件
を満足するか否かを条件判定部10にて判定し、その判
定結果にしたがってベクトルデータの各々の要素の有効
性をマスク生成部11によってベクトル制御レジスタ3
に格納する。一般的には、該条件判定部10とマスク生
成部11は演算器内に有しているが説明の都合上、図1
では演算器とは別に記している。
【0026】図2は、本発明で使用される命令語の一例
を示す図であり、本命令語200は、マスク有効ビット
201とマスク指示ビット202を含むマスク情報指示
部203と使用するレジスタなどを示すVR指定フィー
ルド204とを有する。マスク有効ビット201は、ベ
クトル命令処理時にマスク情報を使用するか否かを指示
し、本ビットが”0”の時はマスク情報を使用せずに通
常処理を行い、本ビットが”1”の時にはマスク情報を
使用してマスク付きベクトル命令として処理を行う。マ
スク指示ビット202は前記マスク有効ビット201が
有効である場合(”1”の場合)、ベクトル制御レジス
タ3内のマスク情報が”1”の時に処理を有効にする
か、”0”の時に処理を有効にするかを指示する。
【0027】命令制御部8より発行されたベクトル命令
のマスク有効ビット201が有効の場合(”1”の場
合)はベクトル制御レジスタ3内のマスク情報をデータ
書き込み制御部12に送出し、更にマスク情報指示部2
03の情報をデータ書き込み制御部12に送出する。デ
ータ書き込み手段12はマスク情報指示部203の情報
にしたがってマスク情報をベクトルレジスタ2−1〜2
−8、あるいは主記憶部7への書き込み制御信号16に
変換する。また、データ書き込み制御手段12はマスク
有効ビット201が”0”の場合、全要素書き込み有効
を示すようなデータ書き込み制御信号16に変換する。
【0028】図3に、マスク情報、マスク有効ビット2
01、マスク指示ビット202、および書き込み制御信
号16の関係を示す。マスク有効ビット201が”0”
の場合は、マスク指示ビット202、マスク情報によら
ず書き込み制御信号16は書き込みを意味する”1”を
示す。マスク有効ビット201が”1”、マスク指示ビ
ット202が”1”、マスク情報が”0”の場合は、書
き込み制御信号16は書き込まないことを意味する”
0”を示し、マスク有効ビット201が”1”、マスク
指示ビット202が”1”、マスク情報が”1”の場合
は、書き込み制御信号16は書き込みを意味する”1”
を示す。また、マスク有効ビット201が”1”、マス
ク指示ビット202が”0”、マスク情報が”0”の場
合は、書き込み制御信号16は”1”を示し、マスク情
報が”1”の場合は、書き込み制御信号16は”0”を
示す。
【0029】次に、本発明の実施例の動作について、図
4を参照して詳細に説明する。図4は、次式に示すFO
RTR第1の値Nで書かれたIF文の処理動作の一例を
示す図で、(a)はフローチャート、(b)はベクトル
制御レジスタ、およびベクトルレジスタの内容を示す。
【0030】 DO I=1,N IF(第1の値(I).EQ. 0) THEN U(I)=X(I)+Y(I) ELSE V(I)=X(I)*Y(I) CONTINUE 第1の値,U,V,X,Yはそれぞれ配列を意味し、第
1の値(I),U(I),V(I),X(I),Y
(I)はベクトルデータを示す。
【0031】図4において、まず比較命令によって第1
の値(I)と0を比較(ステップ21)、マスク生成命
令を実行し(ステップ22)、マスク情報をベクトル制
御レジスタ3に格納する。マスク生成命令ではオペレー
ションコードにおいて比較条件(=または≠または<ま
たは>または≦または≧)を指定し、その条件が成立し
た場合は”1”、不成立の場合は”0”をベクトル制御
レジスタ3に格納する。本例では、比較条件は”=”で
あり、マスク情報Mは(1,1,0,1,0,1,1,
0,.....)と仮定する(参照符号20a) 次に、X(I):(x1,x2,x3,x
4,.....)(参照符号20b)とY(I):(y
0,y1,y2,y3,44,.....)(参照符号
20c)を主記憶部7からベクトルレジスタ2−1,2
−2にロードする(ステップ23)。THEN側の処理
をするために命令制御部8はマスク付きベクトル加算命
令を発行するが、この時、命令語中のマスク有効ビット
201は”1”、マスク指示ビット202は”1”にな
っており、マスク情報として”1”が有効であることを
示す。命令制御部8よりマスク付きベクトル加算命令が
発行されると、ベクトルレジスタ2−1,2−2を読み
出して加算器4−1に入力して処理し、結果はマスク情
報が”1”である箇所に対応する要素のみをベクトルレ
ジスタ2−3に格納する。(ステップ24・参照符号2
0d、但し*はベクトルレジスタ2−3に最初から格納
されている値である) 次に、命令制御部8はELSE側の処理を行うために、
マスク付きベクトル乗算命令を発行するが、この時、命
令語中のマスク有効ビット201は”1”、マスク指示
ビット202は”0”になっており、マスク情報とし
て”0”が有効であることを示す。命令制御部8よりマ
スク付きベクトル乗算命令が発行されると、ベクトルレ
ジスタ2−1,2−2を読み出して乗算器4−2に入力
して処理し、結果はマスク情報が”0”である箇所に対
応する要素のみをベクトルレジスタ2−4に格納する
(ステップ25・参照符号20e)。
【0032】次に、THEN側の結果(U(I))を主
記憶部7にストアするが、マスク有効ビット201が”
1”、マスク指示ビット202が”1”であるマスク付
きベクトルストア命令によってベクトルレジスタ2−3
の内容をストアし(ステップ26)、その後、ELSE
側の結果(V(I))を主記憶部7にストアする為に、
マスク有効ビット201が”1”、マスク指示ビット2
02が”0”であるマスク付きベクトルストア命令を処
理し、2−4の内容を主記憶部7にストアする(ステッ
プ27)。
【0033】以上説明したように、命令語中にマスク情
報の”0””1”のどちらを有効にするかを指示するビ
ットを設けることによってマスク情報を反転させる命令
を実行する必要がなくなり、更に命令語単位にマスク情
報の有効性の切り替えが可能であるため、THEN側と
ELSE側の処理を混在させることが可能となる。した
がって、THEN側のマスクベクトルストア命令が先行
マスク加算処理の終了を待っている間に、ELSE側の
マスク付き乗算処理を開始し、THEN側のマスク付き
加算処理と並行して処理を行うことができる為、演算器
を有効に使用することができる。尚、加算処理と乗算処
理の並行処理の方法については、本発明の趣旨ではない
ので説明を省略する。
【0034】また、上述の実施例では、THEN側の加
算処理実行時にマスク情報として”1”を有効とし、E
LSE側の乗算処理実行時にマスク情報として”0”を
有効としたが、その逆であるシステムであっても本発明
が同様に適用できることはいうまでもない。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明により、T
HEN/ELSE文で書かれたIF文において、マスク
付きベクトル処理を行う際に、命令語中に、マスク情報
のうち”0”または”1”のどちらのビットをマスク有
効ビットとするかを指示するマスク指示ビットを設ける
ことによって、THEN側とELSE側で同一マスク情
報を使用してマスク付きベクトル命令を処理することが
できる為、ELSE側のマスク情報を生成するためのマ
スク反転命令が不要になり、更にTHEN側とELSE
側の処理を混在させて命令列の最適化が可能となるの
で、IF文を高速に処理することが可能となる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す構成図である。
【図2】本実施例で使用される命令語を示す図である。
【図3】本実施例における命令語内の各情報の関係の一
例を示す図である。
【図4】本発明におけるIF文の処理の流れを示す図で
ある。
【図5】従来のベクトル処理装置を示す構成図である。
【図6】従来の方法によるIF文の処理の流れを示す図
である。
【符号の説明】
1 中央処理部 2 ベクトルレジスタ 3 ベクトル制御レジスタ 4 演算器 5 クロスバー 6 クロスバー 7 主記憶部 8 命令制御部 10 条件判定部 11 マスク生成部 12 データ書き込み制御部 14 データパス 15 データパス 16 データ書き込み制御信号 200 命令語 201 マスク有効ビット 202 マスク指示ビット 203 マスク情報指示部 204 VR指定フィールド

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 THEN/ELSE文で書かれたIF文
    処理を実行するベクトル処理装置において、前記IF文
    処理にて生成されるマスク情報を格納するベクトル制御
    レジスタと、ベクトル演算命令内に予め設けられたマス
    ク指示ビットの値が第1の値の場合はベクトル演算結果
    における前記ベクトル制御レジスタからの前記マスク情
    報の1に対応するデータの所定の装置への書き込みを有
    効とし、前記マスク指示ビットの値が第2の値の場合は
    ベクトル演算結果における前記ベクトル制御レジスタか
    らの前記マスク情報の0に対応するデータの所定の装置
    への書き込みを有効にするデータ書き込み制御手段を備
    えることを特徴とするベクトル処理装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の値が1であり前記第2の値が
    0であることを特徴とする請求項1記載のベクトル処理
    装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の値が0であり前記第2の値が
    1であることを特徴とする請求項1記載のベクトル処理
    装置。
  4. 【請求項4】 前記THEN時に実行される前記ベクト
    ル演算命令の前記マスク指示ビットは前記第1の値であ
    り、前記ELSE時に実行される前記ベクトル演算命令
    の前記マスク指示ビットは前記第2の値であることを特
    徴とする請求項1記載のベクトル処理装置。
  5. 【請求項5】 前記THEN時に実行される前記ベクト
    ル演算命令の前記マスク指示ビットは前記第2の値であ
    り、前記ELSE時に実行される前記ベクトル演算命令
    の前記マスク指示ビットは前記第1の値であることを特
    徴とする請求項1記載のベクトル処理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015524978A (ja) * 2012-09-28 2015-08-27 インテル・コーポレーション 独立したデータに対する再帰演算のベクトル化のための読み出し及び書き込みマスク更新命令
JP2015528610A (ja) * 2012-09-28 2015-09-28 インテル・コーポレーション リードマスク及びライトマスクにより制御されるベクトル移動命令

Cited By (3)

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JP2015524978A (ja) * 2012-09-28 2015-08-27 インテル・コーポレーション 独立したデータに対する再帰演算のベクトル化のための読み出し及び書き込みマスク更新命令
JP2015528610A (ja) * 2012-09-28 2015-09-28 インテル・コーポレーション リードマスク及びライトマスクにより制御されるベクトル移動命令
JP2017107579A (ja) * 2012-09-28 2017-06-15 インテル・コーポレーション リードマスク及びライトマスクにより制御されるベクトル移動命令

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