JPH0562388B2 - - Google Patents

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JPH0562388B2
JPH0562388B2 JP13591384A JP13591384A JPH0562388B2 JP H0562388 B2 JPH0562388 B2 JP H0562388B2 JP 13591384 A JP13591384 A JP 13591384A JP 13591384 A JP13591384 A JP 13591384A JP H0562388 B2 JPH0562388 B2 JP H0562388B2
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Kunihiko Sakata
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F15/00Digital computers in general; Data processing equipment in general
    • G06F15/76Architectures of general purpose stored program computers
    • G06F15/80Architectures of general purpose stored program computers comprising an array of processing units with common control, e.g. single instruction multiple data processors
    • G06F15/8053Vector processors

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  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
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  • Physics & Mathematics (AREA)
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は、マスク付ベクトル演算機能を有す
るベクトル演算処理装置に関する。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
大量のアレイ・オペランド・データを処理する
ベクトル演算の一つとして、マスク付ベクトル演
算が知られている。このマスク付ベクトル演算
は、オペランド・データに対して或るビツト列
(マスクビツト列)のビツト(マスクビツト)を
それぞれ割当て、このビツトに応じ、演算を実行
するか、或いはオペランド・データをそのまま出
力するかを制御する演算である。
第3図は、マスク付ベルトル演算の一般的なフ
ローチヤートを示す。マスク付ベクトル演算で
は、まずビツト列の中からオペランド・データに
対応するビツトが読出される。そして、このビツ
トを分岐条件にして分岐し、演算を実行するか、
或いは演算を実行せずにオペランド・データを出
力し、次のデータの処理に移る。
ところで、ベクトル演算処理装置は、アレイ・
オペランド・データを高速に処理するために、一
般にパイプライン処理機能を有している。この種
ベクトル演算処理装置の演算単位ごとの基本構成
を第4図に示す。同図において、11は第1演算
部、12はパイプラインレジスタ(PR)、13は
第2演算部である。第4図のベクトル演算処理装
置では、パイプラインレジスタ12により、演算
を上下2段に分割し、それぞれを(即ち第1演算
部11、および第2演算部13での各処理を)並
列に動作可能とすることにより、演算パイプライ
ン処理が行なわれる構成となつている。
しかし、第4図のベクトル演算処理装置を用い
て、第3図のフローチヤートで示されるマスク付
ベクトル演算を実行する場合、マスクビツトの判
断動作や、演算を実行せずにオペランドデータを
そのまま出力する動作によつて演算パイプライン
が乱される問題があつた。このため、従来のベク
トル演算処理装置では、マスク付ベクトル演算の
場合に演算パイプライン処理が適用できない欠点
があつた。
また、この種の従来のベクトル演算処理装置で
は、除算処理の実行の際に、除数=0、または固
定小数点除算オーバーフローが発生した場合、次
に述べるように演算エラー(除算エラー)の制御
が煩雑になる欠点もあつた。一般に、ベクトル演
算処理装置などの演算処理装置では、除数=0、
または固定小数点除算オーバーフローが発生する
と、被除数(第1オペランド)を不変として演算
エラー割込みを発生させる必要がある。このた
め、従来の演算処理装置では、除算演算部が結果
を出力する前に演算エラー割込みを発生させ、除
算演算部の出力を禁止する手段が採用されてい
た。これに対し、除数=0および固定小数点除算
オーバフローと除く演算エラーの場合には、演算
部からの結果出力の後で演算エラー割込みが発生
される構成となつていた。このため、従来の演算
処理装置では、演算エラー割込みのタイミングと
して、結果出力の前と後とで2つの必要とし、し
たがつて演算エラーの制御(除算エラー処理)が
煩雑となり、そのためのハードウエア構成も複雑
なものになつていた。
〔発明の目的〕
この発明は上記事情に鑑みてなされたものでそ
の目的は、マスク付ベクトル演算実行において演
算パイプライン処理が適用できるベクトル演算処
理装置を提供することにある。
この発明の他の目的は、結果が第1オペランド
不変となる演算エラー発生時の演算エラーの制御
の簡略化を図ることにある。
〔発明の概要〕
この発明によれば、第1オペランドと第2オペ
ランドとの間の演算を、n段のパイプライン処理
により実行する演算部を備えたマイクロプログラ
ム制御方式のベクトル演算処理装置が提供されて
いる。
上記ベクトル演算処理装置には、演算対象とな
る第1オペランドを保持するバツフアレジスタ
と、マスク付ベクトル演算に際してマスクビツト
列を保持し、同ビツト列を上記演算部のパイプラ
イン処理に同期して1ビツトずつシフトするシフ
トレジスタとが設けられている。バツフアレジス
タに保持された第1オペランド、およびシフトレ
ジスタの所定位置から出力されるマスクビツト
は、演算部のパイプライン処理に同期して、縦続
n−1段構成の各パイプラインレジスタを順に介
して出力される。最終段のパイプラインレジスタ
からの出力データ中のマスクビツトは、結果が第
1オペランド不変となる演算エラーを示す、上記
演算部からのエラー信号と共に論理ゲートに導か
れ、論理和がとられる。選択出力手段は、この論
理ゲートからの出力信号に応じ、演算部の演算結
果、または上記最終段のパイプラインレジスタか
らの出力データ中の第1オペランドのいずれか一
方を選択出力する。
〔発明の実施例〕
第1図はこの発明の一実施例に係るベクトル演
算処理装置の構成を示す。同図において、20は
マイクロプログラム制御部、21はマイクロ制御
部20からのマイクロ命令の転送路であるマイク
ロ命令バス(以下、MIバスと称す)である。2
2は第1オペランドの転送路であるデータバス
(Aバスと称す)、23は第2オペランドの転送路
であるデータバス(Bバスと称す)、24は演算
結果の転送路であるデータバス(Sバスと称す)
である。A1〜Anは2段の演算パイプライン処理
機能を有する演算部、Mはマスク付ベクトル制御
部である。演算部A1〜Anは、固有の演算機能
(例えば加算、乗算など)を有している。演算部
Ai(i=1〜m)において、31iはAバス22経
由で導かれる第1オペランドを保持するバツフア
レジスタ(BR)、32iはBバス23経由で導か
れる第2オペランドを保持するバツフアレジスタ
(BR)である。33iは第1演算部(初段演算
部)、34iはパイプラインレジスタ(PR)、35i
は第2演算部(最終段演算部)である。36i
マスク付ベクトル制御部Mからの後述する出力制
御信号57が導かれるインバータ、37iはMIバ
ス21経由で導かれる(マイクロプログラム制御
部20からの)マイクロ命令に従つて演算部Ai
の各部を制御する制御回路(CNT)である。3
iは制御回路37iからの出力制御信号39iおよ
びインバータ36iからの出力信号が導かれるア
ンドゲート、40iは出力ドライバである。出力
ドライバ40iは、アンドゲート38iからの出力
信号である出力制御信号41iに応じ、第2演算
部35iの演算結果をSバス24に出力する。
この実施例において、演算部Anは除算機能を
有する除算実行部である。演算部Anには、バツ
フアレジスタ32mに保持された第2オペランド
(除数)が「0」であるか否かを検出するゼロ検
出部(ZDET)42、およびオアゲート43が更
に設けられている。ゼロ検出部42は、除数=0
の検出結果を保持し、除数=0検出信号44を出
力するフラグレジスタ(図示せず)を有する。ゼ
ロ検出部42からの除数=0検出信号44はオア
ゲート43に導かれる。このオアゲート43に
は、固定小数点除算オーバフローを示す、演算部
35mからのエラー信号45も導かれる。オアゲ
ート43からの出力信号は、結果が第1オペラン
ド(被除数)不変となる除算エラーを示す除算エ
ラー信号46として、制御回路37mおよびマス
ク付ベクトル制御部M(内の後述するオアゲート
55)に導かれる。
マスク付ベクトル制御部Mにおいて、51はA
バス22径由で導かれる第1オペランドを保持す
るバツフアレジスタ(BR)、52はBバス23
経由で導かれるマスクビツト列が初期設定される
シフトレジスタ(SR)、53はパイプラインレジ
スタ(PR)である。パイプラインレジスタ53
には、バツフアレジスタ51からの出力データ
(第1オペランド)、およびシフトレジスタ52の
所定位置、例えば最上位ビツト位置からの出力ビ
ツト(マスクビツト)が、演算部Aiの演算パイプ
ライン処理に同期して保持される。54はMIバ
ス21経由で導かれる(マイクロプログラム制御
部20からの)マイクロ命令に従つてマスク付ベ
クトル制御部M内の上記各部を制御する制御回路
(CNT)、55はオアゲート、56は出力ドライ
バである。オアゲート55には、パイプラインレ
ジスタ53に保持された上記マスクビツト、およ
び除算機能を有する演算部Anからの除算エラー
信号46が導かれる。オアゲート55からの出力
信号は、出力制御信号57として出力ドライバ5
6、および演算部331〜33n(内のインバータ
361〜36n)に導かれる。出力ドライバ56
は、オアゲート55からの出力制御信号57に応
じ、パイプラインレジスタ53に保持された上記
第1オペランドをSバス24に出力する。
次に、この発明の一実施例の動作を説明する。
演算部A1〜Anは独立に動作可能であり、マイク
ロプログラム制御部20からMIバス21経由で
転送されるマイクロ命令によつて制御される。演
算部A1〜Anは、それぞれに割当てられているマ
イクロ命令によつて起動される。
ここで、例えば演算部A1によつて処理される
演算のマスク付ベクトル演算の動作を、第2図の
タイミングチヤートを参照して説明する。マスク
付ベクトル演算においては、まずマスクビツト列
(M0,M1,Mo)を、Bバス23からマスク付ベ
クトル制御部M内のシフトレジスタ(SR)52
に取込む処理が行なわれる。次に、第2図のタイ
ミングチヤートに示される演算が行なわれる。第
2図において、Kは第1演算部331の動作、L
は第2演算部351の動作を示す。またSは(マ
スク付ベクトル制御部Mにおいて)バツフアレジ
スタ(BR)51からの出力データおよびシフト
レジスタ(SR)52の最上位ビツト位置からの
出力ビツトをパイプラインレジスタ(PR)53
に取込むまでのタイミング、Tはパイプラインレ
ジスタ53からSバス24へ結果を出力するまで
のタイミングを示す。
今、或るマイクロ命令によつて演算部A1にマ
スク付ベクトル演算の起動がかけられたものとす
る。このとき、同じマイクロ命令によつて、マス
ク付ベクトル制御部Mにも起動がかけられる。演
算部A1では、制御回路371の制御により、第1
のアレイ・オペランド・データ(X0,X1,…
Xo)の先頭要素である第1オペランドX0がAバ
ス22からバツフアレジスタ311に取込まれる
と共に、第2のアレイ・オペランド・データ
(Y0,Y1,…Yo)の先頭要素である第2オペラ
ンドY0がBバス23からバツフアレジスタ321
に取込まれる。そして、バツフアレジスタ311
322に取込まれたX0,Y0間の演算が第1演算部
331で開始される。これが前記した動作K(第2
図参照)である。一方、マスク付ベクトル制御部
Mでは、上記第1オペランドX0がAバス22か
らバツフアレジスタ51に取込まれ、前記した動
作S(第2図参照)が開始される。
次にサイクルにおいて、演算部A1では、第1
演算部331からのX0,Y0に関する演算の中間結
果がパイプラインレジスタ341に取込まれる。
そして、パイプラインレジスタ341に取込まれ
た中間結果に基づいてX0,Y0の最終演算結果Z0
を生成する演算が第2演算部351で行なわれる。
これが前記した動作L(第2図参照)である。ま
た、演算部A1では、この動作Lと並行して、次
の演算対象要素であるオペランドX1,Y1をバス
22,23からバツフア311,321に取込み
X1,Y1間の演算を開始する動作K(第2図参照)
が行なわれる。一方、マスク付ベクトル制御部M
では、バツフアレジスタ51から出力される第1
オペランド(この例ではX0)、およびシフトレジ
スタ52から出力されるマスクビツト(この例で
はマスクビツト列の先頭ビツトM0)をパイプラ
インレジスタ5に取込む動作T(第2図参照)が
行なわれる。また、マスク付ベクトル制御部Mで
は、この動作Tと並行して、次のオペランド(第
1オペランド)X1をAバス22からバツフア5
1に取込むと共に、シフトレジスタ52を左1ビ
ツトシフトする動作S(第2図参照)が行なわれ
る。これにより、シフトレジスタ52の最上位ビ
ツト位置からは、マスクビツトM1が出力される。
なお、第2図において記号△は、シフトレジスタ
52のシフトタイミングを示す。
このように、この実施例では、演算部A1は第
1オペランドと第2オペランドとの間の所定の演
算を、マスク付ベクトル演算指定に無関係に(即
ち、マスクビツトの状態に無関係に)、通常のベ
クトル演算と同様に2段の演算パイプライン処理
で実行する。また、マスク付ベクトル制御部M
は、演算部A1でのパイプライン処理に同期して、
2段のパイプライン処理で第1オペランドを順に
取込み出力する。
マスク付ベクトル制御部Mでは、前記動作Tに
おいて、パイプラインレジスタ53に取込まれて
いるマスクビツト(この例ではM0)が、オアゲ
ート55に導かれ、同オペランド55から出力制
御信号57として出力される。この信号57は、
マスク付ベクトル制御部M内の出力ドライバ56
に供給されると共に、演算部A1〜An内のインバ
ータ361〜36nにも供給される。インバータ3
1〜36nからの出力信号は、演算部A1〜An
の制御回路371〜37nからの出力制御信号39
〜39nと共に対応するアンドゲート381〜3
nに供給される。アンドゲート381〜38n
らの出力信号である出力制御信号411〜41n
対応する出力ドライバ401〜40nに供給され
る。演算部A1が起動されたこの例では、制御回
路371〜37nからの出力制御信号391〜39n
のうち、信号391だけが真(“1”)である。し
たがつて、演算部A1以外の演算部からのSバス
24へデータ出力は、マスク付ベクトル制御部M
からの出力制御信号56(即ちマスクビツト)に
無関係に禁止される。
この場合、オアゲート55からの出力制御信号
57(この例ではマスクビツトM0)が偽(“0”)
であれば、アンドゲート381からの出力制御信
号411は真(“1”)となり、出力ドライバ401
は出力イネーブル状態となる。一方、マスク付ベ
クトル制御部M内の出力ドライバ56は、出力デ
イスエーブル(出力ハイ・インピーダンス)状態
となる。この結果、第2演算部351の演算結果、
即ち演算部A1の演算結果(この例ではZ0)がS
バス24に出力される。これに対し、オアゲート
55からの出力制御信号57(マスクビツトM0
が真(“1”)であれば、アンドゲート381から
の出力制御信号411は偽(“0”)となり、出力
ドライバ401は出力デイスエーブル状態となる。
一方、マスク付ベクトル制御部M内の出力ドライ
バ56は出力イネーブル状態となる。この結果、
パイプラインレジスタ53からの出力データ中の
第1オペランド(この例ではX0)がSバス24
に出力される。以下、同様の動作が第2図のタイ
ミングチヤートに示すように繰返される。
なお、上記の例では、マスク付ベクトル制御部
Mが、演算部A1のマスク付ベクトル演算を起動
するマイクロ命令によつて起動された場合である
が、マスク付ベクトル制御部Mは、演算部Ai=(i
=1〜m)のマスク付ベクトル演算を起動するマ
イクロ命令によつて起動される。したがつて、マ
スク付ベクトル制御部Mは、mの値(演算部の
数)に無関係に1つでよい。
次に、或る除算マイクロ命令により、除算実行
部としての演算部Anが起動された場合の動作を
説明する。この実施例では、同じ除算マイクロ命
令によつて(前記したマスク付ベクトル演算用の
マイクロ命令の場合と同様に)マスク付ベクトル
制御部Mも起動される。演算部Anでは、除算実
行に際し、第1オペランド(被除数)がAバス2
2からバツフアレジスタ31nに取込まれると共
に、第2オペランド(除数)がBバス23からバ
ツフアレジスタ32nに取込まれる。このとき、
マスク付ベクトル制御部Mでは、上記第1オペラ
ンド(被除数)がAバス22からバツフアレジス
タ51に取込まれる。
演算部Anでは、バツフアレジスタ31n,32
に取込まれた第1,第2オペランドを用いた除
算が第1演算部33nで開始され、その中間結果
がパイプラインレジスタ34nに取込まれる。こ
のとき、ゼロ検出部(ZDET)42は、バツフア
レジスタ32nに取込まれた第2オペランド(除
数)が「0」であるか否かの検出を行ない、その
結果を(パイプラインレジスタ34nへの中間結
果の取込みタイミングに同期して)内部保持す
る。この内部保持内容は、除数=0検出信号44
としてオアゲート43に導かれる。また、演算部
Anでは、パイプラインレジスタ34nに取込まれ
た中間結果に基づいて、最終結果を生成する除算
演算が第2演算部35nで行なわれる。このとき、
第2演算部35nは、固定小数点除算オーバフロ
ーが発生したか否かをエラー信号45を出力す
る。このエラー信号45はオアゲート43に導か
れる。オアゲート43は、ゼロ検出部42からの
信号44、および第2演算部35nからの信号4
5の論理和をとり、(第2演算部35nからの結果
出力と同じマシンサイクル内で)除算エラー信号
46を出力する。この除算エラー信号46は、上
記信号44が真(“1”)の場合(即ち、除数であ
る第2オペランドが「0」であることが検出され
た場合)、または上記信号45が真(“1”)の場
合(即ち、固定小数点除算オーバフローが検出さ
れた場合)に真(“1”)となる。
一方、マスク付ベクトル制御部Mでは、バツフ
アレジスタ51に取込まれた第1オペランド(被
除数)が、次のサイクルにおいてパイプラインレ
ジスタ53に取込まれる。この例のように、マス
ク付ベクトル制御部Mが除算マイクロ命令で起動
された場合、シフトレジスタ52はクリアされ
る。したがつて、パイプラインレジスタ53のマ
スクビツトは常に偽(“0”)となる。
パイプラインレジスタ53のマスクビツト
(“0”)は、演算部An内のオアゲート43から出
力される除算エラー信号46と共に、オアゲート
55に導かれる。この場合、オアゲート55は、
上記除算エラー信号46を出力制御信号57とし
て出力する。
出力制御信号57が真(“1”)の場合、即ち除
数(第2オペランド)=0、または固定小数点除
算オーバフローが検出された場合、マスク付ベク
トル制御部M内の出力ドライバ56が出力イネー
ブル状態となる。これに対し、演算部An内の出
力ドライバ40nは、同演算部Anが起動されてい
るにもかかわらず、出力デイスエーブル状態とな
る。この結果、パイプラインレジスタ53からの
出力データ中の第1オペランド(被除数)がSバ
ス24に出力される。
一方、出力制御信号57が偽(“0”)の場合、
即ち除数(第2オペランド)=0でもなく、且つ
固定小数点除算オーバフローでもない場合、演算
部An内の出力ドライバ40nが出力イネーブル状
態となる。これに対し、マスク付ベクトル制御部
M内の出力ドライバ56は出力デイスエーブル状
態となる。この結果、演算部An内の第2演算部
35nからの出力データがSバス24に出力され
る。
このようにして、この実施例では、除算実行時
に除数=0や固定小数点除算オーバフローが発生
した場合、演算部Anにおける演算結果の出力を
禁止し、同演算結果に代えて、第1オペランドを
マスク付ベクトル制御部Mから出力することがで
きる。したがつて、結果出力の後で演算エラー割
込みを発生させれば第1オペランド不変の結果が
得られるので、演算エラー割込みの制御が簡単な
ものとなる。
なお、前記実施例では、2段の演算パイプライ
ン処理を適用するベクトル演算処理装置について
説明したが、この発明は3段以上のパイプライン
処理を適用するベクトル演算処理装置にも応用で
きる。この場合、演算パイプラインの段数をnと
すると、マスク付ベクトル制御部において第1オ
ペランドおよびマスクビツトを保持し、その保持
データを次段(次のパイプラインステージ)に転
送するパイプラインレジスタの必要段数はn−1
段となる。
〔発明の効果〕
以上詳述したようにこの発明によれば、少量の
ハードウエアを付加するだけでマスク付ベクトル
演算実行においても演算パイプライン処理が適用
でき、マスク付ベクトル演算の高速化が図れる。
また、この発明によれば、除算実行時の除数=
0または固定小数点除算オーバフローの除算エラ
ーのように、結果が第1オペランド不変のエラー
が発生した場合における演算エラーの割込みのタ
イミングを、他の演算エラー割込みのタイミング
と同じにすることができるので、演算エラーの制
御の簡略化が図れる。
更に、この発明によれば、マスク付ベクトル演
算の制御機能を除算エラー制御機能としても兼用
できるので装置の一層の簡略化が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係るベクトル演
算処理装置の構成図、第2図は動作を説明するた
めのタイミングチヤート、第3図は一般的なマス
ク付ベクトル演算を説明するフローチヤート、第
4図は一般的なベクトル演算処理装置の基本構成
図である。 A1〜An…演算部、M…マスク付ベクトル制御
部、20…マイクロプログラム制御部、311
31n,321〜32n,51…バツフアレジスタ
(BR)、341〜34n,53…パイプラインレジ
スタ(PR)、371〜37n,54…制御回路
(CNT)、401〜40n,56…出力ドライバ、
43,55…オアゲート、52…シフトレジスタ
(SR)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 第1オペランドと第2オペランドとの間の演
    算を、n段のパイプライン処理により行なう演算
    部を備えたマイクロプログラム制御方式のベクト
    ル演算処理装置において、マスクビツト列が初期
    設定され、当該マスクビツト列を上記演算部のパ
    イプライン処理に同期して1ビツトずつ順次シフ
    トするシフトレジスタと、上記第1オペランドを
    保持するバツフアレジスタと、このバツフアレジ
    スタおよび上記シフトレジスタにn−1段縦続接
    続され、上記バツフアレジスタからの上記第1オ
    ペランドおよび上記シフトレジスタの所定位置か
    らのマスクビツトを、上記演算部のパイプライン
    処理に同期して順次保持転送するパイプラインレ
    ジスタ群と、結果が第1オペランド不変となる演
    算エラーを示す、上記演算部からのエラー信号、
    および上記パイプラインレジスタ群の最終段から
    の出力データ中の上記マスクビツトの論理和をと
    る論理ゲートと、この論理ゲートからの出力信号
    に応じ、上記演算部の演算結果、または上記パイ
    プラインレジスタ群の最終段からの出力データ中
    の上記第1オペランドのいずれか一方を選択出力
    する手段とを具備することを特徴とするベクトル
    演算処理装置。
JP13591384A 1984-06-30 1984-06-30 ベクトル演算処理装置 Granted JPS6115273A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009182586A (ja) * 2008-01-30 2009-08-13 Panasonic Electric Works Co Ltd マルチキャリア受信装置

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