JPH11124548A - コーティング用セット - Google Patents

コーティング用セット

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Publication number
JPH11124548A
JPH11124548A JP30936697A JP30936697A JPH11124548A JP H11124548 A JPH11124548 A JP H11124548A JP 30936697 A JP30936697 A JP 30936697A JP 30936697 A JP30936697 A JP 30936697A JP H11124548 A JPH11124548 A JP H11124548A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coating
coating composition
solution
coated
parts
Prior art date
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Pending
Application number
JP30936697A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshinori Tanaka
俊則 田中
Masafumi Tsuchieda
雅史 土江田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TORANSUBEKKU KK
Original Assignee
TORANSUBEKKU KK
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Application filed by TORANSUBEKKU KK filed Critical TORANSUBEKKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被コーティング物の下地の外観、触感を損な
うことなく防汚等の本来のコーティング効果を発揮する
とともに、それ自体の長期保存が可能なコーティング液
及びそれに適した塗布用具を提供する。 【解決手段】 コーティング用組成液としては、ポリテ
トラフルオロエチレン粒子、含フッ素重合体、シリコー
ンオイル及びワックスを含む水性分散液に100〜90
0kg/cm2の加圧処理を施すことにより分散粒子を微細化
したものを用いる。なお、これに抗菌剤等を入れてもよ
い。このコーティング用組成液を被コーティング物にコ
ーティングするためには、微細繊維のパイル織物構造又
は不織布構造を有する塗布部材面11と、塗布部材面1
1を保持する保持部材12とを備えた塗布用具10を用
いることが望ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばパソコン等
のOA機器や室内家具・調度品等の表面にコーティング
を施し、汚れを防止するためのコーティング用セットに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、家具・調度品等のツヤ出しのため
のワックス等はよく用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のこのよ
うなコーティング剤は、コーティング後のツヤがややギ
ラギラし過ぎたものとなり、被コーティング物下地の外
観、触感(テクスチャ)が損なわれがちとなるため、高
級な家具等に用いることは控えられる傾向にあった。ま
た、コーティング剤を容器に入れて長期間保存しておく
と、懸濁物が溶液から分離し、使用前に再度振盪させて
も十分な分散が得られず、性能が劣化するという問題が
あった。
【0004】本発明はこのような課題を解決するために
成されたものであり、その目的とするところは、被コー
ティング物の下地の外観、触感を損なうことなく防汚等
の本来のコーティング効果を発揮するとともに、それ自
体の長期保存が可能なコーティング液及びそれに適した
塗布用具を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に成された本発明に係るコーティング用組成液は、ポリ
テトラフルオロエチレン粒子、含フッ素重合体、シリコ
ーンオイル及びワックスを含む水性分散液であって、1
00〜900kg/cm2の圧力を加えることにより分散粒子
を微細化したことを特徴とするものである。
【0006】なお、上記コーティング用組成液には抗菌
剤、防黴剤、帯電防止剤、消臭剤等を入れてもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に係るコーティング用組成
液では粒子が非常に微細化されているため、被コーティ
ング物表面の細かい凹凸にも十分入り込んで撥水、撥
油、塵埃付着防止等の防汚効果を確実に発揮する。ま
た、そのような効果を発揮するためのコーティング層の
厚みは、従来のものよりも小さくてもよい。本発明に係
るコーティング用組成液をOA機器等の被コーティング
物に塗布する際に通常の布等を用いると、被コーティン
グ物表面の細かい凹凸に十分入り込むことができず、表
面状態によっては所期の防汚効果が得られない場合があ
る。また、多量に付着し過ぎて被コーティング物の下地
の外観、触感が損なわれるとともに、不経済ともなる。
【0008】そこで本発明に係るコーティング用組成液
を塗布するための専用の用具としては、微細繊維のパイ
ル織物構造又は不織布構造を有する塗布部材面と、塗布
部材面を保持する保持部材とを備えたものとすることが
望ましい。本発明に係るコーティング用組成液は十分に
微粒化されているため、極細繊維のパイル織物構造又は
不織布構造の中にも十分浸透してゆく。従って、この塗
布用具を用いることにより、被コーティング物の表面の
細かい凹凸等の内部にも確実にコーティング液をゆきわ
たらせることができる。なお、塗布用具の形状や保持部
材の剛性は、コーティングを行なおうとする対象物の表
面形状や粗さ等に応じて適宜設計することが望ましい。
【0009】
【発明の効果】本発明に係るコーティング用組成液で
は、粒子が非常に微細化されているため、本来のコーテ
ィングの目的である防汚効果を損なうことなくコーティ
ング層の厚みを極めて薄くすることができる。従って、
被コーティング物に自然なツヤを与えて輝きを増す一
方、被コーティング物の下地の外観、触感を損なうこと
がない。また、懸濁物が極めて分離し難いため、長期保
存が可能である。
【0010】
【実施例1】モンタンワックス3部、エチレングリコー
ル4部、ミネラルスピリット(ソルベント)7部を80
℃に加温し、攪拌しながらステアリン酸1.5部、トリ
イソパノールアミン0.5部、水71.5部を加えて乳
化する。さらにテトラフルオロエチレン2部、含フッ素
重合体1部、帯電防止剤0.5部を加えた後、冷却して
水溶性エマルジョンを得る。
【0011】この水溶性エマルジョンを圧力式ホモジナ
イザに入れ、200〜400kg/cm2の圧力を加えて分散
粒子を微細化する。このような加圧処理を施さないエマ
ルジョンでは50℃で24時間放置すると懸濁物が分離
してしまうが、このように加圧処理を施したものでは、
同様に50℃で24時間放置しても懸濁物の分離は全く
生じなかった。また、このエマルジョンを任意倍率の水
で希釈しても同様に懸濁物の分離は生じなかった。
【0012】
【実施例2】モンタンワックス5部、パラフィン系溶剤
17部、シリコーンオイル(350CS)5部、ジエチ
レングリコール5部、ジエチルアミノエタノール1.3
部、オレイン酸0.7部を混合して80℃に加温し、さ
らに水61.5部を加えて十分に攪拌してエマルジョン
を作る。そして、ポリテトラフルオロエチレン2部、含
フッ素重合体2部を加えて攪拌し、その後に抗菌剤(例
えば、ミツバ貿易株式会社製のグレープフルーツ種子抽
出物系抗菌剤であるDESFAN-100を用いることができる)
を0.2部、光触媒酸化チタン(例えば石原産業株式会
社製STS-21)0.3部を加えて混合する。
【0013】最後に、圧力式ホモジナイザーで400〜
800kg/cm2の圧力を加え、微粒化したエマルジョンを
得る。
【0014】このようにして得たコーティング用組成液
は、1kg当たり50m2塗布することが可能であった。
なお、従来のコーティング液では一般に1kg当たり40
2程度である。抗菌性能については、表1に示す通
り、効果が認められた。
【表1】
【0015】図1に示すように、上記コーティング用組
成液を塗布するための専用の用具10として、極細の合
成繊維(例えば、太さ5〜50デニール程度のナイロン
繊維)による織布でフロッキー加工されたもの11を、
保持部材としての厚さ2mmのポリエチレン板12の表面
に貼付したものを作成した。なお、塗布用具10として
は、同様に極細の合成繊維(例えば、同様に5〜50デ
ニール程度のポリプロピレン繊維)による不織布11を
厚さ1mm程度のベニヤ板12の表面に貼付したものでも
よい。
【0016】このように微細な繊維を用いることによ
り、被コーティング物の表面の微細穴にも十分にコーテ
ィング用組成液がゆきわたり、確実な防汚効果を発揮す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るコーティング用組成液を塗布す
るための専用の用具の一例を示す説明図。
【符号の説明】
10…塗布用具 11…塗布部材面 12…保持部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C09K 3/00 112 C09K 3/00 112F

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリテトラフルオロエチレン粒子、含フ
    ッ素重合体、シリコーンオイル及びワックスを含む水性
    分散液であって、100〜900kg/cm2の圧力を加える
    ことにより分散粒子を微細化したことを特徴とするコー
    ティング用組成液。
  2. 【請求項2】 抗菌剤を含む請求項1記載のコーティン
    グ用組成液。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2のコーティング用
    組成液と、該コーティング用組成液を被コーティング物
    にコーティングするための、微細繊維のパイル織物構造
    又は不織布構造を有する塗布部材面と、塗布部材面を保
    持する保持部材とを備えた塗布用具とから成ることを特
    徴とするコーティング用セット。
JP30936697A 1997-10-22 1997-10-22 コーティング用セット Pending JPH11124548A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30936697A JPH11124548A (ja) 1997-10-22 1997-10-22 コーティング用セット

Applications Claiming Priority (1)

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JP30936697A JPH11124548A (ja) 1997-10-22 1997-10-22 コーティング用セット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11124548A true JPH11124548A (ja) 1999-05-11

Family

ID=17992146

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30936697A Pending JPH11124548A (ja) 1997-10-22 1997-10-22 コーティング用セット

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JP (1) JPH11124548A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009531523A (ja) * 2006-03-29 2009-09-03 タートル・ワツクス・インコーポレイテツド 液体艶出し組成物およびキット
WO2010018645A1 (ja) * 2008-08-11 2010-02-18 Kfアテイン株式会社 防汚塗料

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