JP2001181962A - ガラス磨き用不織布 - Google Patents
ガラス磨き用不織布Info
- Publication number
- JP2001181962A JP2001181962A JP36445799A JP36445799A JP2001181962A JP 2001181962 A JP2001181962 A JP 2001181962A JP 36445799 A JP36445799 A JP 36445799A JP 36445799 A JP36445799 A JP 36445799A JP 2001181962 A JP2001181962 A JP 2001181962A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nonwoven fabric
- magnesium oxide
- glass
- oxide powder
- thermosetting resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
- Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ガラス表面に傷を付けることなく、頑固な汚
れを取り除くこと。 【解決手段】 不織布の構成繊維表面に、酸化マグネシ
ウム粉体を多孔質膜状の熱硬化性樹脂で固着して成る。
れを取り除くこと。 【解決手段】 不織布の構成繊維表面に、酸化マグネシ
ウム粉体を多孔質膜状の熱硬化性樹脂で固着して成る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として窓ガラ
ス、風呂場の鏡やタイル等（以下、単にガラスという）
に付着した汚れを除去するガラス磨き用不織布に関す
る。
ス、風呂場の鏡やタイル等（以下、単にガラスという）
に付着した汚れを除去するガラス磨き用不織布に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種ガラスに付着した汚れを除
去するのに、不織布たわしやスポンジたわしに液体状・
粉末状・ペースト状の洗剤をつけて使用されている。し
かし、従来技術によるときは、ガラス表面に付着した頑
固な汚れ（水垢や油膜等）を完全に除去することができ
なかった。
去するのに、不織布たわしやスポンジたわしに液体状・
粉末状・ペースト状の洗剤をつけて使用されている。し
かし、従来技術によるときは、ガラス表面に付着した頑
固な汚れ（水垢や油膜等）を完全に除去することができ
なかった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ガラス表面
に傷をつけることなく、頑固な汚れを取り除くことを課
題とする。
に傷をつけることなく、頑固な汚れを取り除くことを課
題とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係るガラス磨き用不織布は、不織布の構成
繊維表面に、酸化マグネシウム粉体を多孔質膜状の熱硬
化性樹脂で固着したことを特徴とする。
に、本発明に係るガラス磨き用不織布は、不織布の構成
繊維表面に、酸化マグネシウム粉体を多孔質膜状の熱硬
化性樹脂で固着したことを特徴とする。
【０００５】この手段によれば、酸化マグネシウム粉体
が不織布の構成繊維表面に多孔質膜状の熱硬化性樹脂で
固着されているから、酸化マグネシウム粉体が研磨助材
（滑材）としての水に接触すると反応してアルカリ性の
水酸化マグネシウムへと徐々に変化して溶出する。よっ
て、ガラス表面に付着した頑固な汚れは、アルカリ液に
よる化学的作用と、モース硬度６の酸化マグネシウム粉
体と熱硬化性樹脂による物理的作用との相乗作用によっ
て簡単に除去される。
が不織布の構成繊維表面に多孔質膜状の熱硬化性樹脂で
固着されているから、酸化マグネシウム粉体が研磨助材
（滑材）としての水に接触すると反応してアルカリ性の
水酸化マグネシウムへと徐々に変化して溶出する。よっ
て、ガラス表面に付着した頑固な汚れは、アルカリ液に
よる化学的作用と、モース硬度６の酸化マグネシウム粉
体と熱硬化性樹脂による物理的作用との相乗作用によっ
て簡単に除去される。
【０００６】本発明において、酸化マグネシウム粉体の
粒径としては、５〜２００μｍの範囲が好適である。粒
径が５μｍ未満になると、加工樹脂のゲル化を起こしや
すくなり、また２００μｍを越えると、加工樹脂内で分
散し難くなり沈降する傾向にあるからであり、より好ま
しい範囲としては、３０〜１００μｍである。
粒径としては、５〜２００μｍの範囲が好適である。粒
径が５μｍ未満になると、加工樹脂のゲル化を起こしや
すくなり、また２００μｍを越えると、加工樹脂内で分
散し難くなり沈降する傾向にあるからであり、より好ま
しい範囲としては、３０〜１００μｍである。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照にして本発明の
一実施の形態を説明する。図１は本発明のガラス磨き用
不織布を示す模型的拡大図である。図１において、１は
不織布を構成する繊維である基体、この基体１の表面に
は、酸化マグネシウム粉体２が熱硬化性樹脂３で被覆さ
れて固着されている。上記熱硬化性樹脂３は、多数の空
孔３ａを有する多孔質膜状を呈し、研磨助材（滑材）と
しての水が空孔３ａより浸透して酸化マグネシウム粉体
２の一部と接触するようにして成る。
一実施の形態を説明する。図１は本発明のガラス磨き用
不織布を示す模型的拡大図である。図１において、１は
不織布を構成する繊維である基体、この基体１の表面に
は、酸化マグネシウム粉体２が熱硬化性樹脂３で被覆さ
れて固着されている。上記熱硬化性樹脂３は、多数の空
孔３ａを有する多孔質膜状を呈し、研磨助材（滑材）と
しての水が空孔３ａより浸透して酸化マグネシウム粉体
２の一部と接触するようにして成る。
【０００８】ところで、本発明に係るガラス磨き用不織
布は、繊維ウェブをバインダー樹脂で結合した後、熱硬
化性樹脂エマルジョンに酸化マグネシウム粉体を粘調剤
とともに混合攪拌して均一に分散した混合液に浸漬加工
を施して、乾燥することにより製造することができる。
布は、繊維ウェブをバインダー樹脂で結合した後、熱硬
化性樹脂エマルジョンに酸化マグネシウム粉体を粘調剤
とともに混合攪拌して均一に分散した混合液に浸漬加工
を施して、乾燥することにより製造することができる。
【０００９】この場合、構成繊維としては、耐薬品性を
有するものであれば特に限定されるものではないが、通
常ナイロン、ポリエステル、レーヨン、コットン等が使
用される。
有するものであれば特に限定されるものではないが、通
常ナイロン、ポリエステル、レーヨン、コットン等が使
用される。
【００１０】また、熱硬化性樹脂としては、ウレタン系
樹脂、フェノール系樹脂、エポキシ系樹脂等が使用され
る。
樹脂、フェノール系樹脂、エポキシ系樹脂等が使用され
る。
【００１１】ところで、バインダー樹脂の材質として
は、公知の繊維加工用のエマルジョンタイプの接着樹脂
を用いることができ、例えば、ブタジエン・スチレン共
重合体、ブタジエン・アクリルニトリル共重合体、ポリ
アルリル酸エステル、ポリエチレン、ポリウレタン等の
エマルジョンポリマーを単独又は２種以上混合して用い
ることができる。
は、公知の繊維加工用のエマルジョンタイプの接着樹脂
を用いることができ、例えば、ブタジエン・スチレン共
重合体、ブタジエン・アクリルニトリル共重合体、ポリ
アルリル酸エステル、ポリエチレン、ポリウレタン等の
エマルジョンポリマーを単独又は２種以上混合して用い
ることができる。
【００１２】
【実施例】本発明を実施例に基づいて具体的に説明す
る。
る。
【００１３】ナイロン繊維１００％から成る繊維ウェブ
をバインダー樹脂（ＳＢＲラテックス）で結合した、目
付１６５ｇ／ｍ2 、厚み１１ｍｍの不織布シートを作製
し、下記配合条件の混合液に浸漬加工した後、乾燥して
ガラス磨き用不織布を作製した。
をバインダー樹脂（ＳＢＲラテックス）で結合した、目
付１６５ｇ／ｍ2 、厚み１１ｍｍの不織布シートを作製
し、下記配合条件の混合液に浸漬加工した後、乾燥して
ガラス磨き用不織布を作製した。
【００１４】 配合条件 配合比（重量部） フェノール樹脂 １００部 酸化マグネシウム粉体 ２００部 溶剤（プロピレングリコールモノメチルエーテル） 粘調剤 濃度 ７０％ 粉体付着量 ３００ｇ／ｍ2
【００１５】この場合において、粉体付着量としては、
多量であればあるほどクリーニング効果が増大するが、
使用時の脱落率、コスト等を考慮すると、通常使用する
範囲としては、２００〜６００ｇ／ｍ2 が好適である。
多量であればあるほどクリーニング効果が増大するが、
使用時の脱落率、コスト等を考慮すると、通常使用する
範囲としては、２００〜６００ｇ／ｍ2 が好適である。
【００１６】次に、実施例のガラス磨き用不織布を水に
濡らして、水垢や油膜等で汚れたガラスを磨いたとこ
ろ、ガラス表面に傷をつけることなく頑固な汚れを簡単
に除去して清浄にすることができた。
濡らして、水垢や油膜等で汚れたガラスを磨いたとこ
ろ、ガラス表面に傷をつけることなく頑固な汚れを簡単
に除去して清浄にすることができた。
【００１７】
【発明の効果】本発明によれば、繊維表面に固着した酸
化マグネシウム粉体が熱硬化性樹脂の空孔より浸透した
水に接触すると反応して、アルカリ性の水酸化マグネシ
ウムへと徐々に変化して溶出するから、ガラス表面に付
着した頑固な汚れをアルカリ液による化学的作用と、酸
化マグネシウム粉体と熱硬化性樹脂による物理的作用と
の相乗作用によって簡単に除去することができるという
効果を奏する。
化マグネシウム粉体が熱硬化性樹脂の空孔より浸透した
水に接触すると反応して、アルカリ性の水酸化マグネシ
ウムへと徐々に変化して溶出するから、ガラス表面に付
着した頑固な汚れをアルカリ液による化学的作用と、酸
化マグネシウム粉体と熱硬化性樹脂による物理的作用と
の相乗作用によって簡単に除去することができるという
効果を奏する。
【図１】本発明の一実施の形態を示す模型的拡大図であ
る。
る。
１・・・不織布を構成する繊維である基体 ２・・・酸化マグネシウム粉体 ３・・・熱硬化性樹脂 ３ａ・・空孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｂ２４Ｄ 15/04 Ｄ０６Ｍ 11/12
Claims (2)
- 【請求項１】 不織布の構成繊維表面に、酸化マグネシ
ウム粉体を多孔質膜状の熱硬化性樹脂で固着したことを
特徴とするガラス磨き用不織布。 - 【請求項２】 酸化マグネシウム粉体の粒径が５〜２０
０μｍである請求項１に記載のガラス磨き用不織布。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36445799A JP2001181962A (ja) | 1999-12-22 | 1999-12-22 | ガラス磨き用不織布 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36445799A JP2001181962A (ja) | 1999-12-22 | 1999-12-22 | ガラス磨き用不織布 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001181962A true JP2001181962A (ja) | 2001-07-03 |
Family
ID=18481862
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP36445799A Pending JP2001181962A (ja) | 1999-12-22 | 1999-12-22 | ガラス磨き用不織布 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001181962A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005230930A (ja) * | 2004-02-17 | 2005-09-02 | Three M Innovative Properties Co | 不織布研磨材及びその製造方法 |
| US7713356B2 (en) | 2000-06-06 | 2010-05-11 | Nitto Denko Corporation | Cleaning sheet, conveying member using the same, and substrate processing equipment cleaning method using them |
| US7718255B2 (en) | 2003-08-19 | 2010-05-18 | Nitto Denko Corporation | Cleaning sheets and method of cleaning with the same |
| US7793668B2 (en) | 2000-06-06 | 2010-09-14 | Nitto Denko Corporation | Cleaning sheet, conveying member using the same, and substrate processing equipment cleaning method using them |
| CN103009272A (zh) * | 2011-09-23 | 2013-04-03 | 吉富新能源科技(上海)有限公司 | 一种镀膜制程前光伏玻璃镀表面清洗研磨刷轮 |
| US8460783B2 (en) | 2002-06-19 | 2013-06-11 | Nitto Denko Corporation | Cleaning sheets, transfer member having cleaning function, and method of cleaning substrate-processing apparatus with these |
-
1999
- 1999-12-22 JP JP36445799A patent/JP2001181962A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7713356B2 (en) | 2000-06-06 | 2010-05-11 | Nitto Denko Corporation | Cleaning sheet, conveying member using the same, and substrate processing equipment cleaning method using them |
| US7793668B2 (en) | 2000-06-06 | 2010-09-14 | Nitto Denko Corporation | Cleaning sheet, conveying member using the same, and substrate processing equipment cleaning method using them |
| US8460783B2 (en) | 2002-06-19 | 2013-06-11 | Nitto Denko Corporation | Cleaning sheets, transfer member having cleaning function, and method of cleaning substrate-processing apparatus with these |
| US7718255B2 (en) | 2003-08-19 | 2010-05-18 | Nitto Denko Corporation | Cleaning sheets and method of cleaning with the same |
| JP2005230930A (ja) * | 2004-02-17 | 2005-09-02 | Three M Innovative Properties Co | 不織布研磨材及びその製造方法 |
| JP4592300B2 (ja) * | 2004-02-17 | 2010-12-01 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 不織布研磨材及びその製造方法 |
| CN103009272A (zh) * | 2011-09-23 | 2013-04-03 | 吉富新能源科技(上海)有限公司 | 一种镀膜制程前光伏玻璃镀表面清洗研磨刷轮 |
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