JP2000256969A - 塗膜の洗浄、撥水、艶出しウエットクロス - Google Patents

塗膜の洗浄、撥水、艶出しウエットクロス

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JP2000256969A JP10305599A JP10305599A JP2000256969A JP 2000256969 A JP2000256969 A JP 2000256969A JP 10305599 A JP10305599 A JP 10305599A JP 10305599 A JP10305599 A JP 10305599A JP 2000256969 A JP2000256969 A JP 2000256969A
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  • Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 撥水性成分を乳化剤を使用して水に分散させ
た物をクロスに含浸させたことを特徴とする自動車塗膜
の洗浄、撥水、艶出しウエットクロス用処理剤、及びそ
れによって処理された洗浄、撥水、艶出しウエットクロ
ス。 【効果】 従来の洗車、水滴の拭き取り、ワックスの塗
布、乾燥、拭き上げといった一連の作業を、本発明のウ
エットクロスで自動車のボディを拭き上げるという簡単
な作業を行うだけで行うことができ、光沢、撥水効果は
従来の手入れ方法に比べて何ら遜色のない優れた効果を
奏する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車のボディを拭き上
げる作業を行うだけで、自動車のボディに撥水性と光沢
を付与する汚れの除去及び撥水、艶出し効果を持ったウ
エットクロス用処理剤及び汚れの除去及び撥水、艷出し
効果を持ったウエットクロスに関する物である。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】自動車
のボディを美しく保つためにはこまめに洗車し汚れの固
着を防ぐために、ワックス等の皮膜剤を処理してやるの
が一般的であるが、洗浄及び撥水、光沢皮膜の処理には
多量の水、労力、時間を費やすだけでなく周囲に及ぼす
影響(洗車時に使用する水の排水等)を考えなくてはな
らない。また昨今の住宅事情から自宅そばに駐車場を持
たない場合には洗車場やガソリンスタンド等の洗車機を
利用しなければならず、手間や金銭的な負担がかかり好
ましくない。
【0003】また撥水性光沢皮膜を形成する方法として
は、従来からの自動車用ワックスによる形成方法は、自
動車ボディ洗車後の、水分の十分な拭き取り、ワックス
の塗布、溶剤の乾燥、ワックスの拭き上げ等、一連の作
業にかなりの時間を費やすと共に、ワックスの拭き上げ
が重たく感じる、ワックスをきれいに拭き上げられない
等の問題が生じていた。このため、手軽に車の手入れを
出来る方法が切望されてきた。
【0004】本発明はこれら自動車ボディの洗浄及び撥
水性光沢皮膜の処理における洗車作業の解消、撥水性光
沢皮膜の形成における時間的効率の悪さや、ワックス拭
き上げ時の作業性の悪さといった短所を克服した撥水性
成分を含浸させた汚れの除去及び撥水、艶出し効果を持
ったウエット式クロス用処理剤及び汚れの除去及び撥
水、艶出し効果を持ったウエット式クロスに関するもの
である。つまり、自動車のボディを拭き上げるだけで自
動車ボディに付着したチリやホコリを取り除くと同時に
撥水性光沢皮膜を形成することが出来る非常に優れたウ
エットクロスを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は上記課
題を解決したもので、撥水性成分を乳化剤を使用して水
に分散させた物をクロスに含浸させたことを特徴とする
自動車塗膜の洗浄、撥水、艶出しウエットクロス用処理
剤、及びそれによって処理された洗浄、撥水、艶出しウ
エットクロスである。
【0006】撥水性成分を水に分散させた液剤を含浸さ
せたクロスで塗膜を拭き上げる事により、 1.水と共にクロスから出た撥水性成分が水と分離して
塗膜に付着し撥水性皮膜が形成される。 2.形成した撥水性皮膜によってはじかれて残った水分
が再びクロスに吸収される。 3.吸収した水分がクロスに含まれた液剤を希釈する事
によりクロスから撥水性成分を出やすくする。 以上の3行程を1サイクルとして繰り返しながら撥水光
沢皮膜を形成して行くのである。
【0007】塗装面に均一に吸着して撥水性を付与する
撥水性成分の一つとしてシリコーン化合物が上げられ
る。これらは撥水性、定着性や汎用性等のすべての条件
を良好に満たすので非常に好ましい。
【0008】このクロスに含ませている撥水性成分とし
ては従来から撥水性艶出し剤に使用されるシリコーン化
合物、又はフッ素化合物、天然及び合成系のワックス又
はワックス状物等の撥水性成分等を上げることができ
る。
【0009】撥水性成分として添加されるシリコーン化
合物としては撥水性を有するシリコーン化合物を上げる
ことができる。このようなシリコーン化合物としてはオ
ルガノポリシロキサンが上げられその中でも特にジメチ
ルポリシロキサンが好ましい。
【0010】またこのほかにもジメチルポリシロキサン
の一部を有機官能基で変性させた変性ジメチルポリシロ
キサンも使用することができる。これら変性ジメチルポ
リシロキサンは導入した有機官能基によって光沢の向
上、防汚性の付与、定着性の向上などがはかれるもので
あり、ここで上げられる変性ジメチルポリシロキサンと
しては、アミノ変性ジメチルポリシロキサン、アルキル
変性ジメチルポリシロキサン、アルキルアラルキル変性
ジメチルポリシロキサン、フッ素変性ジメチルポリシロ
キサン、エポキシ変性ジメチルポリシロキサン、カルボ
キシ変性ジメチルポリシロキサン、メタクリロキシ変性
ジメチルポリシロキサン、エステル変性ジメチルポリシ
ロキサン、アミド変性ジメチルポリシロキサン、ポリエ
ーテル変性ジメチルポリシロキサン、アルコール変性ジ
メチルポリシロキサン、フェノール変性ジメチルポリシ
ロキサン、メチルフェニル変性ジメチルポリシロキサ
ン、メチルハイドロジェン変性ジメチルポリシロキサ
ン、メルカプト変性ジメチルポリシロキサン等が上げら
れる。
【0011】この中でも極性基を持ったアミノ変性ジメ
チルポリシロキサン、カルボキシル変性ジメチルポリシ
ロキサン、アルコキシ変性ジメチルポリシロキサン、エ
ステル変性ジメチルポリシロキサン等は塗膜に対する吸
着性がよく前記のジメチルポリシロキサンと共に組み合
わせた場合、相乗効果で持続性のある撥水性皮膜を形成
することができる。
【0012】またこのほかにも下記一般式(化1)であ
らわされるトリメチルシロキシケイ酸を不揮発性油剤成
分に溶かしたものを使用することができる。かかる不揮
発性油剤成分としてジメチルポリシロキサンまだはその
変性体または鉱物油があげられる。かかるトリメチルシ
ロキシケイ酸の溶液は繊維に含浸させても硬化せずに繊
維表面にとどまると共に、塗面に密着し均一な撥水性皮
膜を形成することができしかも持続性に優れた性能を有
するものである。
【化1】 〔(CHSiO1/2・〔SiO 〔式中x=1〜3、Y=0.5〜8を表わす。〕
【0013】撥水性成分として添加されるフッ素化合物
としては液状で撥水性を有するものを上げることがで
き、例えば、液状のパーフルオロアルキルポリエーテル
または三フッ化塩化エチレンの低重合物等を上げること
ができる。液状のパーフルオロアルキルポリエーテルと
しては、例えば現在市販されているものとして、デュポ 端に水酸基、カルボキシル基、イソシアネート基などの
官能基を導入した各種誘導体等があげられる。これら
は、熱的、化学的に極めて安定であり、広い温度範囲で
良好な潤滑性を示し、水に不溶で撥水性の優れたもの
で、透明なオイル状物である。
【0014】三フッ化塩化エチレンの低重合物として
は、例えば現在市販されているものと またはClである)等があげられる。この物は熱的、化
学的にきわめて安定で良好な潤滑性を示す油状物質であ
る。
【0015】撥水性成分として添加できるワックス及び
ワックス状物としては、従来より艶出し剤として慣用さ
れる天然または合成のワックス類を上げることができ、
例えばカルナバワックス、キャンデリラワックス、ライ
スワックス、木ロウ、ミツロウ、鯨ロウ、ラノリン及び
その誘導体、硬化ひまし油、脂肪酸及びその誘導体、パ
ラフィンワックス及びその誘導体、オゾケライト、セレ
シン、マイクロクリスタリン、ポリエチレンワックス及
びその誘導体、フィッシャートロプシュワックス、ポリ
プロピレンワックス、モンタンワックス及びその誘導体
が上げられる。その中でも炭化水素系ワックスであるパ
ラフィンワックス、ポリエチレンワックス、ポリプロピ
レンワックス、マイクロクリスタリンワックス等が撥水
性がよく特に好ましい。
【0016】これら撥水性成分はそれぞれ単独で使用し
ても良いが2種以上を組み合わせても良い。これらは処
理液中に0.1〜10wt%好ましくは0.5〜5.0
wt%あればよく、0.1wt%よりも少ないと塗膜に
たいし十分な撥水性を与えることができない。また10
wt%を越えると撥水性成分が塗膜に過剰に付きムラに
なってしまうため好ましくない。
【0017】撥水性成分を水に分散させエマルジョンに
するための乳化剤として界面活性剤が上げられる。本発
明に加えることのできる界面活性剤としては、アニオン
系、カチオン系、ノニオン系、及び両性系のいずれの界
面活性剤であっても良く、例えばアニオン系では脂肪酸
塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩等、カチオン系では
第四級アンモニウム塩等、ノニオン系ではポリオキシエ
チレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアリルエ
ーテル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレ
ンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソル
ビトール脂肪酸エステル等があげられる。
【0018】加えることのできる界面活性剤は処理液中
に0.1〜10重量部好ましくは0.2〜5重量部あれ
ばよく、0.1重量部以下だと撥水性成分を十分に乳化
できず分離してしまい安定性が悪く、10重量部を超え
ると乳化性は問題ないが塗膜に対する撥水性が悪くなる
為好ましくない。
【0019】本発明で使用する撥水性成分を水に分散さ
せたものとしては一般に工業又は化粧品用途として市販
されている物を使用しても良く、これらを使用すれば十
分な乳化設備がなくても水に混ぜるだけで処理液が作製
できるため非常に効率が良い。
【0020】その他に艶出し剤として一般に慣用されて
いる、洗浄用助剤、紫外線吸収剤、防錆剤、防腐剤、香
料、着色剤等の成分を必要に応じて配合しても差し支え
ない。
【0021】撥水性成分を分散させた処理液のクロスへ
の含浸方法としては一般に知られている工業生産に使わ
れている加工方法を使用することができ、例えば目的の
サイズにカットした後、折り畳んで重ね合わせたクロス
の上からかけるシャワー方式や、ロールコーター法、デ
ィッピング法等が上げられる。
【0022】本発明に用いられるクロスは天然繊維又は
合成繊維を単独又は混紡した繊維で作った織物をいい、
通常の織物、フェルト、不織布等、所謂化学雑巾の基布
になる物なら何でも良いのだが、コストや汎用性から不
織布がもっとも好ましい。使用する繊維としては天然系
では綿、絹、麻、ウール、合成系ではポリエステル、ポ
リプロピレン、ポリエチレン、アクリル、ナイロン、ビ
ニロン、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、レーヨン等が
あげられる。
【0023】これらの繊維の中でも特に親油性の優れだ
ポリプロピレンやポリエステル等のオレフィン系の合成
系繊維が特に好ましい。親水性の繊維の場合、撥水性成
分とのなじみが悪く拭き上げたとき、一度に多くの撥水
性成分を出すためムラになりやすいが、親油性の繊維の
場合は撥水性成分が少量ずつ出て均一に処理できるため
により好ましいのである。
【0024】本発明においてはオレフィン系の合成系繊
維がもっとも好ましいのだが、処理液の吸収性及び保水
性向上のために綿やレーヨン、パルプ、アクリル、ナイ
ロン等の親水性繊維を組み合わせて使用しても何ら問題
はない。
【0025】この時の親水性繊維の組み合わせ方として
は、親水性繊維層を中心として外側を親油性の繊維では
さみ3層構造とするのがもっとも良い。通常の混紡方法
だと表面に親水層が出てしまうため親水性繊維を単独で
使用したときのように撥水性成分が余分に出やすくムラ
になりやすいのだが、この方法だと外側は親油性の繊維
だけのためムラになりにくい上、中心層に親水層がある
ため親油性繊維単独に比べ乾燥が遅く長期間ウエット状
態を維持することが出来る。
【0026】また、使用する親油性の繊維の細さが0.
3デニール未満の超極細繊維を単独又は通常の繊維と組
み合わせたものを使用することにより水や汚れをよく吸
収するようになるばかりでなく、拭き上げる塗装面に対
して磨きキズをつけにくくなるためより好ましい。
【0027】本発明品はウエット状態で使用するため外
部に出したままだと水分が蒸発してしまい使用できなく
なる。このため一般に市販されているウエットティッシ
ュのように水分の蒸発を防ぐ容器、だとえばプラスティ
ック容器や、ピロー包装(ポリエチレンやポリエステル
等の樹脂やアルミ箔やアルミの蒸着フィルム等で構成さ
れる包装フィルムを使用して包装フィルムの縦の中央部
を張り合わせ上下端を熱接着した包装)に入れることが
好ましい。
【0028】
【実施例、比較例】次に実施例、比較例によって本発明
を説明する。使用した撥水性成分及び撥水性成分を水に
分散させた物は次にあげるものである。 (1)VP−1038(ワッカーケミカルズイーストア
ジア)粘度2000cst(25℃)、濃度30.0w
t%、トリメチルシロキシケイ酸を粘度350cstの
ジメチルポリシロキサンに溶解させたもの。 (2)KF96−10(信越化学工業)粘度10cs
t、比重0.935(25℃)のシリコーンオイル。 (3)KF−859(信越化学工業)粘度60cst、
ジメチルポリシロキサンの側鎖にアミノ基を結合させた
もの。 (4)X−52−1451(信越化学工業)濃度50.
0wt%、トリメチルシロキシケイ酸を環状シリコーン
に溶かしたものをノニオン系活性剤で乳化したもの。 (5)R−2701(ワッカーケミカルズイーストアジ
ア)粘度2000cst(25℃)、濃度40.0wt
%、トリメチルシロキシケイ酸を粘度350cstのジ
メチルポリシロキサンに溶解させたものをノニオン系活
性剤で乳化したもの。 (6)SH7036(東レダウコーニングシリコーン)
濃度38wt%、粘度350cstのジメチルシリコー
ンオイルをノニオン系活性剤で乳化したもの。 (7)POLON MF−14EC(信越化学工業)濃
度34wt%、アミノ変性シリコーンオイルをノニオン
系活性剤で乳化したもの。 (8)エマスター0136(日本精蝋)濃度40.0w
t%、融点55℃のパラフィンワックスをノニオン系活
性剤で乳化したもの。 (9)フォンブリンエマルジョン(アウジモント)濃度
30wt%パーフルオロアルキルポリエーテルをノニオ
ン系活性剤で乳化したもの。
【0029】使用した界面活性剤は次にあげるものであ
る。 (1)エマルゲン106(花王)組成:ポリオキシエチ
レンラウリルエーテル、HLB:10.5のノニオン系
活性剤。
【0030】使用した繊維性織物は次にあげるものであ
る。 (1)ポリプロピレンとポリエステル混紡の超極細繊維
を使用した目付け70g/mのスパンレース不織布。 (2)綿とポリエステル混紡の繊維を使用した目付け7
0g/mのスパンレース不織布。 (3)中心層を綿、外側にポリプロピレンとポリエステ
ル混紡の超極細繊維を使用して3層構造とした目付け7
0gのスパンレース不織布。 (4)中心層をパルプ、外側にポリエチレンとポリエス
テル混紡の超極細繊維を使用して3層構造とした目付け
70gのスパンレース不織布。
【0031】 実施例1 VP−1038 2.5wt% KF96−10 1.0wt% KF−859 2.0wt% エマルゲン106 0.5wt% 水 94.0wt% 100.0wt% 水にエマルゲン106を溶解させた後、撹拌しながらV
P−1038、KF96−10、KF−859をそれぞ
れ添加して乳化させて組成物を得る。この組成物20g
を30×50cmにカットしたポリプロピレンとポリエ
ステル混紡の超極細繊維を使用した目付け70g/m
のスパンレース不織布(1)(重量約12g)に含浸さ
せたのちポリエチレンとアルミ箔の積層フィルムでピロ
ー包装した。
【0032】 実施例2 R−2701 8.0wt% SH7036 2.0wt% エマルゲン106 0.1wt% 水 89.9wt% 100.0wt% R−2701とSH7036及びエマルゲン106に水
を加えて撹拌し組成物を得る。この組成物20gを30
×50cmにカットしたポリプロピレンとポリエステル
混紡の超極細繊維を使用した目付け70g/mのスパ
ンレース不織布(1)(重量約12g)に含浸させたの
ちポリエチレンとアルミ箔の積層フィルムでピロー包装
した。
【0033】 実施例3 エマスター0136 5.0wt% SH7036 5.0wt% 水 90.0wt% 100.0wt% エマスター0136とSH7036に水を加えて撹拌し
組成物を得る。この組成物20gを30×50cmにカ
ットした綿とポリエステル混紡の繊維を使用した目付け
70g/mのスパンレース不織布(2)(重量約12
g)に含浸させたのちポリエチレンとアルミ箔の積層フ
ィルムでピロー包装した。
【0034】 実施例4 フォンブリンエマルジョン 10.0wt% エマルゲン106 0.1wt% 水 89.9wt% 100.0wt% フォンブリンエマルジョンとエマルゲン106に水を加
えて撹拌し組成物を得る。この組成物20gを30×5
0cmにカットしたポリプロピレンとポリエステル混紡
の超極細繊維を使用した目付け70g/mのスパンレ
ース不織布(1)(重量約12g)に含浸させたのちポ
リエチレンとアルミ箔の積層フィルムでピロー包装し
た。
【0035】 実施例5 R−2701 5.0wt% X−52−1451 3.0wt% POLON MF−14EC 2.0wt% 水 90.0wt% 100.0wt% R−2701とX−52−1451とPOLON MF
−14ECに水を加えて撹拌し組成物を得る。この組成
物20gを30×50cmにカットした中心層をパル
プ、外側にポリエチレンとポリエステル混紡の超極細繊
維を使用して3層構造とした目付け70gのスパンレー
ス不織布(4)(重量約12g)に含浸させたのちポリ
エチレンとアルミ箔の積層フィルムでピロー包装した。
【0036】 実施例6 R−2701 2.0wt% X−52−1451 1.0wt% エマスター0136 2.0wt% SH7036 5.0wt% 水 90.0wt% 100.0wt% R−2701とX−52−1451とエマスター013
6とSH7036に水を加えて撹拌し組成物を得る。こ
の組成物20gを30×50cmにカットした中心層を
綿、外側にポリプロピレンとポリエステル混紡の超極細
繊維を使用して3層構造とした目付け70gのスパンレ
ース不織布(3)(重量約12g)に含浸させたのちポ
リエチレンとアルミ箔の積層フィルムでピロー包装し
た。
【0037】比較例1 市販のカルナバワックスを主体とした固形ワックスカル
ナバワックス、シリコーンオイル等をミネラルスピリッ
トに加え、90℃まで加熱して溶解させた後、容器に流
し込み自然冷却させて固めたもの。
【0038】比較例2 市販のモンタンワックスを主体としたペースト状ワック
スモンタンワックス、シリコーンオイル、オレイン酸等
をミネラルスピリットに加え90℃まで加熱して溶解さ
せた後、モルホリンでケン化してから熱水を加え均一撹
拌して乳化させる。これを容器に流し込み自然冷却させ
て固めたもの。
【0039】比較例3 市販のポリエチレンワックスを主体とした固形ワックス
ポリエチレンワックス、シリコーンオイル等をミネラル
スピリットに加え、100℃まで加熱して溶解させた
後、容器に流し込み自然冷却させて固めたもの。
【0040】試験方法 作成した処理布を使用して作業効率と汚れの除去性、撥
水及び光沢の性能について調べた。評価試験は以下のよ
うに行った。試験用として平成8年型日産セドリック黒
色塗装車を用意し、まず撥水皮膜を処理するまでに要す
る時間を測定した。時間の測定としては洗車し始めた時
点から撥水皮膜を処理し終わるまでの時間を測定した。
(実施例は洗車せずに、サンプルを用いて車全体を拭き
上げるまでとし、比較例は洗車、洗車後の水滴の拭き取
り、ワックスの塗布、乾燥、ワックスの拭き取りまでと
する。)
【0041】次にそれぞれの方法で形成された皮膜の撥
水性及び光沢の性能について調べることにした。試験用
として平成8年型日産セドリック黒色塗装車のボンネッ
ト部分を用意する。まず、カーワックスをかけて汚れを
除去し、さらに残っているワックスの被膜部分を脂肪族
系溶剤で除去して2週間の間屋外に放置したものを試験
面として用意する。この試験面を10区分に(1区分は
約30×60cm四方)分けた後、そのうちの6区分に
実施例にて作成した処理布を汚れを拭き上げる作業を行
い光沢撥水皮膜を処理した。比較例に使用した製品は各
製品ごとに記載された使用方法通りに使用した。この時
1区画だけ空試験として無処理で残しておく様にした。
試験結果を表1に示す。
【0042】
【表1】
【0043】処理するまでに要した時間 ◎ 10分以内 ○ 10〜20分 △ 20〜30分 × 30分以上
【0044】汚れの除去性 塗膜表面に堆積したホコリや砂などの除去性を調べた。 ◎ 大変良い ○ 良い △普通 × 悪い
【0045】処理直後の撥水状態 試験面に水をかけ水玉の状態を目視にて判定する。 ◎ よく水玉になってはじく ○ はじきはあるが水玉が変形している △ やや、はじきが鈍い × 殆どはじかない
【0046】処理直後の光沢 ◎ 大変良い ○ 良い △ 普通 × 悪い
【0047】撥水の持続性 撥水性の持続について1カ月水洗いを行った後、水玉の
状態を目視で判定する。 ◎ よく水玉になってはじく ○ はじきはあるが水玉が変形している △ やや、はじきが鈍い × 殆どはじかない
【0048】
【発明の効果】本発明組成物は前記のごとき構成からな
るものであり、従来の洗車、水滴の拭き取り、ワックス
の塗布、乾燥、拭き上げと言った一連の作業を自動車の
ボディを拭き上げるという簡単な作業を行うだけで行う
ことができ、光沢、撥水効果は従来の手入れ方法に比べ
て何ら遜色のない優れた効果を奏する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // A47L 13/17 A47L 13/17 A C09K 3/18 101 C09K 3/18 101 Fターム(参考) 3B074 AA01 AA02 AA07 AA08 AB01 AC00 BB01 CC03 3C058 AA01 AA09 CA01 CB03 CB04 CB10 DA02 4H020 BA06 BA07 BA12 BA32 4L033 AA01 AA04 AB07 AC03 AC07 AC15 BA01 BA96 CA17 CA22 CA59 4L047 AA14 AA21 AA28 AB02 AB08 CA19 CB10 CC16 DA00

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撥水性成分を乳化剤を使用して水に分散
    させた物をクロスに含浸させたことを特徴とする自動車
    塗膜の洗浄、撥水、艶出しウエットクロス用処理剤。
  2. 【請求項2】 撥水性成分がシリコーン化合物、フッ素
    化合物、ワックス及びワックス状物から選ばれる撥水性
    成分である請求項1記載のウエットクロス用処理剤。
  3. 【請求項3】 乳化剤が界面活性剤である請求項1また
    は2記載のウエットクロス用処理剤。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3いずれかに記載の処理剤を
    用い公知方法でクロスにクロス重量に対して1.5〜
    3.0倍の重量に相当する量の液剤を含浸さすことを特
    徴とする洗浄、撥水、艶出しウエットクロス。
  5. 【請求項5】 クロスに使用している繊維が天然及び合
    成系の繊維を単独又は混紡であることを特徴とした洗
    浄、撥水、艶出しウエットクロス。
  6. 【請求項6】 クロスが不織布である洗浄、溌水、艶出
    しウエットクロス。
  7. 【請求項7】 使用する不織布が親水性繊維を中心と
    し、外側を親油性の繊維ではさんで3層構造にしたこと
    を特徴とする洗浄、撥水、艶出しウエットクロス。
  8. 【請求項8】 不織布に使用されている繊維が0.3デ
    ニール未満の超極細繊維である洗浄、撥水、艶出しウエ
    ットクロス。
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