JP3007578B2 - 硬質表面の洗浄方法及び硬質表面用洗浄剤含浸物品 - Google Patents

硬質表面の洗浄方法及び硬質表面用洗浄剤含浸物品

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JP3007578B2
JP3007578B2 JP8328778A JP32877896A JP3007578B2 JP 3007578 B2 JP3007578 B2 JP 3007578B2 JP 8328778 A JP8328778 A JP 8328778A JP 32877896 A JP32877896 A JP 32877896A JP 3007578 B2 JP3007578 B2 JP 3007578B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、硬質表面の洗浄方
法及び硬質表面洗浄用洗浄剤含浸物品に関するものであ
り、更に詳しくは、汚れが軽く拭き取れ、拭き取り後に
拭きむらが残らず、しかも拭き取り後の防汚性に優れた
洗浄方法及び洗浄剤含浸物品に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ガラス
や自動車のボディ等の硬質表面の洗浄方法としては、界
面活性剤及びアルカリ剤等を含有する液体系の洗浄剤を
該硬質表面にスプレー等で吹き付けた後に、濡れ雑巾で
該洗浄剤を拭き取り、更に乾いた布で乾拭きする方法が
一般的である。この方法では、乾拭き後に、該洗浄剤や
汚れ成分及び糸くず等が、乾燥した拭きむらとして該硬
質表面に残るので、乾拭きを何度も行わなくてはなら
ず、非常に手間のかかる仕事となっていた。
【0003】また、眼鏡のレンズ拭き用の布として、極
細繊維から構成されたレンズ拭き用の布が知られてい
る。この布は、洗浄剤を用いずに、極細繊維間に汚れ成
分を取り込む形で汚れを落とすものである。従って、レ
ンズ表面に付着した皮脂等の油分のような汚れ成分に対
しては洗浄効果はあるものの、該表面に強固に付着した
汚れ成分に対する洗浄効果は期待できない。また、該布
は、極細繊維から構成されているが故に、該表面との摩
擦係数が高く、拭き取り時に大きな力を要する。従っ
て、該布は、窓ガラス等の大きな面の汚れを軽く拭き取
ることには適していない。
【0004】従って、本発明の目的は、硬質表面の汚れ
が軽く拭き取れ、拭き取り後に拭きむらが残らない洗浄
方法及び洗浄剤含浸物品を提供することにある。また、
本発明の目的は、拭き取り後の防汚性に優れた洗浄方法
及び洗浄剤含浸物品を提供することにある。更に、本発
明の目的は、広い面積の汚れを容易に拭き取ることので
きる洗浄方法及び洗浄剤含浸物品を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意検討し
た結果、特定の成分を含有する洗浄剤を基体に含浸させ
た洗浄剤含浸物品を用いて特定の方法で洗浄を行うこと
により上記目的が達成され得ることを知見した。
【0006】本発明は、上記知見に基づきなされたもの
で、基体に、固体研磨粒子保護膜形成成分及び水を
し、水の含有量が50〜98.9重量%である洗浄剤
を50〜5000重量%含浸させた洗浄剤含浸物品を用
いて、該洗浄剤を被洗浄面に施用して、該被洗浄面から
汚れ成分を遊離させ、次いで拭き取るとともに、該被洗
浄面に保護膜を形成することを特徴とする硬質表面の洗
浄方法を提供することにより、上記目的を達成したもの
である。また本発明は、基体に、固体研磨粒子、保護膜
形成成分及び水を含有し、水の含有量が50〜98.9
重量%である洗浄剤を50〜5000重量%含浸させた
ことを特徴とする硬質表面用洗浄剤含浸物品を提供する
ものである
【0007】また、本発明は、上記洗浄剤含浸物品にお
いて、上記固体研磨粒子が高分子ポリマーからなる有機
粒子及び/または無機粒子からなる洗浄剤含浸物品を提
供するものである。
【0008】また、本発明は、上記洗浄剤含浸物品にお
いて、上記固体研磨粒子がシリコーン粒子又はクレイ粒
子からなる洗浄剤含浸物品を提供するものである。
【0009】また、本発明は、上記洗浄剤含浸物品にお
いて、上記固体研磨粒子の一次粒子の平均粒子径が0.
1〜100μmである洗浄剤含浸物品を提供するもので
ある。
【0010】また、本発明は、上記洗浄剤含浸物品にお
いて、上記保護膜形成成分がシリコーンオイルからなる
洗浄剤含浸物品を提供するものである。
【0011】また、本発明は、上記洗浄剤含浸物品にお
いて、上記基体が、無荷重下において該基体重量に対し
て50〜5000重量%の洗浄剤を含浸し得る洗浄剤含
浸物品を提供するものである。
【0012】また、本発明は、上記洗浄剤含浸物品にお
いて、上記基体が、紙、不織布、織布、編布、パルプシ
ート又は多孔質構造体からなる洗浄剤含浸物品を提供す
るものである。
【0013】また、本発明は、上記硬質表面の洗浄方法
において、上記保護膜が形成された上記被洗浄面の静摩
擦係数が0.1〜1.0である硬質表面の洗浄方法を提
供するものである。
【0014】
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の洗浄方法では、基体に、
固体研磨粒子保護膜形成成分及び水を含有する洗浄剤
を含浸させた洗浄剤含浸物品を用いて洗浄を行う
【0016】上記洗浄剤に含有される上記固体研磨粒子
としては、被洗浄面の汚れ成分を研磨・除去し得るもの
が用いられ、更に詳しくは、該固体研磨粒子としては被
洗浄面の汚れ成分と混ざり合って該汚れ成分を該被洗浄
面から粉状に浮き上がらせる作用を有するものが用いら
れる。該固体研磨粒子は好ましくは高分子ポリマーから
なる有機粒子及び/又は無機粒子からなり、単独で又は
二種以上を組み合わせて用いることができる。上記有機
粒子及び無機粒子として好ましいものとしては、例え
ば、ポリメタクリレート、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリスチレン、ナイロン、シリカ、多孔質シリカ、
酸化マグネシウム、酸化チタン、炭化珪素、炭酸カルシ
ウム、燐酸カルシウム、酸化クロム、エメリー、アルミ
ノシリケート、石英砂、ドロマイト、雲母粉末、珪石、
ケイ藻土、カオリナイト、ハロサイト、イライト、バー
ミキュライト、ベントナイト、モンモリロナイト、珪酸
ソーダガラス粉末、層状シリケート、ヘクトライト、キ
チン粉末、キトサン粉末、ヒドロキシアパタイト等の粒
子が挙げられ、更に好ましいものとしてはシリコーン粒
子、クレイ粒子、シリケート粒子及び石英粒子等が挙げ
られ、特に無機粒子としてはクレイ粒子、シリケート粒
子、石英粒子等が好ましい。尚、上記クレイ粒子の具体
的な材質としては、カオリナイト、ベントナイト、ヘク
トライト等が挙げられる。
【0017】上記固体研磨粒子は、洗浄剤の拭き伸ばし
性、汚れ成分との混和性、汚れ成分との剥離性及び洗浄
剤含浸物品使用時の拭き易さの点から、一次粒子の平均
粒子径が0.1〜100μmであることが好ましく、1
〜10μmであることが更に好ましい。尚、該平均粒子
径は、レーザー回折/散乱式粒度分布測定装置(LA9
10:堀場製作所製)により測定された値である。ま
た、上記固体研磨粒子は、一般的な硬質表面でのきず付
け防止の点から、鉛筆硬度が6B〜9Hであることが好
ましく、H〜8Hであることが更に好ましい。
【0018】上記固体研磨粒子は、上記洗浄剤中に好ま
しくは1〜10重量%含有され、更に好ましくは2〜5
重量%含有される。該固体研磨材粒子の含有量が1重量
%に満たないと十分な洗浄性能が得られないことがあ
り、10重量%を超えると乾拭き時の拭き取り性が悪く
なり被洗浄面に残ってしまうことがあるので上記範囲内
とすることが好ましい。
【0019】上記洗浄剤に含有される上記保護膜形成成
分としては、洗浄剤含浸物品使用後の被洗浄面に被膜
(保護膜)の形成が可能なものが用いられ、そのような
保護膜形成成分の具体例として好ましいものには、ジメ
チルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキ
サン等のシリコーンオイル、フッ化変性シリコーンオイ
ル、アミノ変性シリコーンオイル、エポキシ変性シリコ
ーンオイル、アルコール変性シリコーンオイル、アルキ
ル変性シリコーンオイル等の有機変性シリコーンオイル
等がある。該保護膜形成成分は、該被洗浄面に被膜(保
護膜)を形成し、該被洗浄面の防汚性を高める作用を有
する。特に好ましくは、該保護膜形成成分として、乾拭
き後の該被洗浄面の静摩擦係数が0.1〜1.0となる
もの(更に好ましくは0.1〜0.5)を用いる。これ
らの保護膜形成成分は単独で又は二種以上を組み合わせ
て用いることができる。上記保護膜形成成分は、上記洗
浄剤中に好ましくは0.1〜1重量%含有され、更に好
ましくは0.2〜0.5重量%含有される。該保護膜形
成成分の含有量が0.1重量%に満たないと洗浄剤含浸
物品の使用時に被洗浄面に十分な保護膜が形成されず、
十分な防汚性が発現しないことがあり、1重量%を超え
ると過剰の保護膜形成成分が被洗浄面に残りギラつきが
生じることがあるので上記範囲内とすることが好まし
い。
【0020】上記洗浄剤は、被洗浄面への拭き伸ばし
性、ハンドリング性及び基体への含浸性の点から水を媒
体とするものである。水は、上記洗浄剤中に50〜9
8.9重量%含有され、好ましくは65〜95重量%含
有される。水の含有量が50重量%に満たないと上記固
体研磨粒子及び上記保護膜形成成分を被洗浄面に均一に
施用できず、8.9重量%を超えると洗浄に十分な量
の上記固体研磨粒子及び上記保護膜形成成分を被洗浄面
に施用することができない。
【0021】上記洗浄剤は、上記固体研磨粒子上記保
護膜形成成分及び水を必須成分とするものであり、これ
らに加えて必要に応じ他の成分を含有していてもよい。
該他の成分の配合量は上記洗浄剤全体が100重量%と
なるように適宜選択される。該他の成分としては、例え
ば、本発明の洗浄剤含浸物品の洗浄性を高めるための界
面活性剤やアルカリ剤、潤滑性を高めるための潤滑剤、
上記洗浄剤中における各成分の分散性を高めるための分
散剤(例えば、キサンタンガム等)、被洗浄面に施用さ
れた洗浄剤の乾燥性を高めるための乾燥促進剤(例え
ば、エタノール等)、皮脂や油汚れ等の油溶性汚れに対
する洗浄性を高めるための洗浄基材(例えば、n−パラ
フィン、ケロシン、石油ベンジン、キシレン、n−ヘキ
サン等)、洗浄剤の防黴のための防黴剤、及び香料等が
挙げられる。ここで、上記乾燥促進剤は 上記洗浄剤を
はやく乾燥させたい場合(例えば、室内や狭い部分等を
洗浄する場合)に配合されるものであり、上記洗浄剤中
に5〜30重量%含有されることが好ましく、10〜2
5重量%含有されることが更に好ましい。含有量が5重
量%に満たないと十分な乾燥促進性が発現せず、30重
量%を超えると添加量に見合った乾燥促進性が得られず
不経済であるので上記範囲内とすることが好ましい。ま
た、上記洗浄基材は、上述の通り皮脂や油汚れ等の油溶
性汚れに対する洗浄性を高めるために配合されるもので
あり、上記洗浄剤中に0.5〜30重量%含有されるこ
とが好ましく、1〜10重量%含有されることが更に好
ましい。含有量が0.5重量%に満たないと油溶性汚れ
に対する十分な洗浄性が発現せず、30重量%を超える
と、過剰の洗浄基材が被洗浄面に残りギラつきが生じる
ことがあるので上記範囲内とすることが好ましい。
【0022】上記洗浄剤は、無荷重下において上記基体
の重量に対して50〜5000重量%含浸され、100
〜1000重量%含浸されることが好ましく、300〜
500重量%含浸されることが一層好ましい。該洗浄剤
の含浸量が50重量%に満たないと必要量以下の洗浄剤
しか被洗浄面に施用できない。5000重量%を超える
と必要量以上の洗浄剤が被洗浄面に施用されてしまう。
【0023】本発明の洗浄剤含浸物品に用いられる上記
基体としては、可撓性を有し、上記洗浄剤が含浸可能な
ものであり、使用時に十分な強度を有し、くず等の発生
の無いものが用いられる。特に、無荷重下において上述
の量の洗浄剤を含浸し得る基体を用いることが好まし
い。そのような基体としては、繊維状材料から構成され
る繊維構造体、例えば、各種紙、不織布、織布若しくは
編布及びパルプシートが挙げられる。これらの繊維構造
体を構成する繊維状材料としては、例えば、セルロース
系繊維、変性セルロース系繊維、合成繊維及びこれらの
二種以上の混合物等が挙げられる。上記セルロース系繊
維としては、例えば木材系パルプや綿、麻等の天然繊
維、テンセル、ビスコースレーヨンやアセテート等のセ
ルロース系化学繊維が挙げられる。一方、上記合成繊維
としては、例えば、ポリエチレン系繊維、ポリプロピレ
ン系繊維、ポリエステル系繊維、ポリアミド系繊維、ポ
リアクリロニトリル系繊維、ポリビニルアルコール系繊
維及びこれらの合成繊維の少なくとも二種を芯鞘型等に
複合化した繊維、並びにこれらの合成繊維の少なくとも
二種を混合した繊維等が挙げられる。
【0024】また、樹脂からなる多孔質構造体(例え
ば、スポンジ状構造体)も上記基体として使用できる。
この場合、該多孔質構造体の形状としては、例えばシー
ト状や柱状、直方体等が挙げられるがこれに限定される
ものではない。上記多孔質構造体は、上記固体研磨粒子
の平均粒子径よりも大きなセル径を有することが、該固
体研磨粒子を該多孔質構造体の内部に取り込みやすくな
り、且つ被洗浄面に十分に供給し得る点から好ましい。
また、上記多孔質構造体は、そのセル数が10〜100
セル/2.5cm(即ち、上記多孔質構造体の任意の部
分に2.5cmの直線を引いたときに横切るセルの数が
10〜100個)、特に30〜50セル/2.5cmで
あることが、上記洗浄剤の含浸性、並びに被洗浄面への
適正な量の洗浄剤の放出及び塗布等の点から好ましい。
【0025】上記多孔質構造体を構成する材料として
は、セルロース系樹脂、合成樹脂及びこれらの二種以上
の混合物等が挙げられる。上記セルロース系樹脂として
は、ビスコースレーヨンやアセテート等が挙げられる。
一方、合成樹脂としては、例えば、ポリエチレン系樹
脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリ
アミド系樹脂、ポリアクリロニトリル系樹脂、ポリビニ
ルアルコール系樹脂、ウレタン系樹脂等が挙げられる。
【0026】特に、基体への上記洗浄剤の含浸性、並び
に洗浄剤含浸物品の使用感及び操作性の点から、上記基
体として、紙、不織布、織布、編物、パルプシート又は
多孔質構造体(スポンジ状構造体)を用いることが好ま
しい。
【0027】また、上記基体として、網状シートの片面
又は両面に、繊維ウエブの繊維絡合で形成された不織布
状の繊維集合体が、その構成繊維間の絡合と共に該網目
状シートに対して絡合状態で一体化されたシートを用い
ることも好ましい。
【0028】上記基体は、上記洗浄剤の基体への含浸性
及び必要量の洗浄剤を含浸させるための容量の点から、
その坪量が25〜200g/m2 であることが好まし
く、50〜150g/m2 であることが更に好ましい。
また、上記基体は、洗浄剤含浸物品の操作性及び使用感
の点から、シート状である場合には、その0.5g/c
2 荷重下における厚みが0.5〜5mmであることが
好ましく、1〜3mmであることが更に好ましい。
【0029】本発明の洗浄剤含浸物品は、硬質表面の洗
浄に効果的である。即ち、本発明の洗浄剤含浸物品を、
ガラス、自動車のボディ、鏡、タイル及び家具等の硬質
表面の洗浄に用いた場合には、後述する拭き取り用シー
トでの乾拭き後に該硬質表面に拭きむらが残らない。
【0030】本発明の洗浄剤含浸物品は、上記洗浄剤が
含浸されているので、使用時の動摩擦係数が小さく、被
洗浄面を軽く拭くことができる。また、本発明の洗浄剤
含浸物品によって被洗浄面の汚れを浮きあがらせた後に
拭き取り用シート(乾拭き用シート)により乾拭きする
際の動摩擦係数も小さくなり、該被洗浄面を軽く乾拭き
することができる。従って、広い面積の汚れも容易に拭
き取ることができる。本発明の洗浄剤含浸物品によって
被洗浄面の汚れを浮きあがらせた後に該被洗浄面を拭き
取り用シートにより乾拭きする際の動摩擦係数は、好ま
しくは0.1〜1であり、更に好ましくは0.1〜0.
5である。動摩擦係数の値をかかる好ましい範囲内とす
るためには、例えば、上記洗浄剤中における上記保護膜
形成成分の種類や濃度、及び該洗浄剤の含浸量を調整す
ればよい。尚、動摩擦係数の測定方法の詳細について
は、後述する実施例において詳述する。また、上記拭き
取り用シートとしては、例えば上記基体と同様のものを
用いることができる。
【0031】また、本発明の洗浄剤含浸物品によって被
洗浄面の汚れを浮きあがらせた後、拭き取り用シートに
よる乾拭き等によって汚れが拭き取られて洗浄された被
洗浄面(即ち、乾拭き後の被洗浄面)の静摩擦係数は、
上記保護膜形成成分によって形成された保護膜の作用に
より、極めて小さくなる。即ち、洗浄された被洗浄面の
静摩擦係数は、好ましくは0.1〜1.0であり、更に
好ましくは0.1〜0.5である。その結果、洗浄され
た被洗浄面を必要に応じて、拭き取り用シート等によっ
て再度拭き取る際の動摩擦係数が小さくなり、被洗浄面
を一層軽く拭き取ることが可能となる。静摩擦係数の値
をかかる好ましい範囲内とするためには、例えば、上記
洗浄剤中における上記保護膜形成成分の種類や濃度、及
び該洗浄剤の含浸量を調整すればよい。尚、静摩擦係数
の測定方法の詳細については、後述する実施例において
詳述する。
【0032】特に、フラットで且つ透明なソーダ石灰板
ガラスの被洗浄面(即ち、硬質表面)に本発明の洗浄剤
含浸物品を用いて洗浄剤を施用し、次いで該被洗浄面上
の汚れ成分及び該洗浄剤を拭き取り用シートで拭き取っ
た後の該被洗浄面の静摩擦係数が0.1〜1.0である
ことが好ましい。
【0033】更に、本発明の洗浄剤含浸物品を使用する
と、被洗浄面を軽く拭くだけで汚れが浮きあがってくる
ので、本発明の洗浄剤含浸物品(特にシート状物品)及
び/又は拭き取り用シートを、図1に示すような清掃具
1におけるヘッド部2に装着させれば、通常拭き取りが
困難な高所にある被洗浄面も容易に洗浄することができ
る。尚、図1に示す清掃具1は、本発明の洗浄剤含浸物
品(特にシート状物品)10が装着可能である平坦なヘ
ッド部2、及び該ヘッド部2と自在継手3を介して連結
した棒状の柄4から構成されており、本発明の洗浄剤含
浸物品10は、該ヘッド部2に設けられた、放射状のス
リットを形成する可撓性の複数の片部5によって固定さ
れている。
【0034】次に、本発明の洗浄剤含浸物品を用いた洗
浄方法について、ガラス表面の洗浄を例にとり図2を参
照して説明する。ここで、図2は、本発明の洗浄剤含浸
物品の一実施形態としての洗浄剤含浸シートを用いたガ
ラス表面の洗浄方法を表す模式図である。本発明の洗浄
方法は、上記洗浄剤含浸物品を用いて硬質表面の被洗浄
面を拭き、上記洗浄剤を該被洗浄面に施用して該洗浄剤
により該被洗浄面から汚れ成分を遊離させ、拭き取り用
シートにより該汚れ成分を該被洗浄面から拭き取ると共
に、該被洗浄面上に防汚性の保護膜を形成することを特
徴とするものである。更に詳細には、本発明の洗浄方法
においては、ガラスの表面を、多量の水及び含浸させた
洗浄剤以外の洗浄剤等の液体を用いずに上記洗浄剤含浸
物品単独で洗浄できることが最大の特徴である。即ち、
ガラスの洗浄に際しては、図2(a)に示すように、ガ
ラス20の被洗浄面21を本発明の洗浄剤含浸物品10
で直接拭き、含浸されている洗浄剤を該被洗浄面に施用
(塗布)する。これにより、図2(b)に示すように、
該被洗浄面21に存在する汚れ成分22が上記洗浄剤中
の上記固体研磨粒子23と混ざり合って浮き上がり、該
被洗浄面21上に粉状に遊離してくる。これと共に、上
記洗浄剤中の上記保護膜形成成分24が被洗浄面21上
を被覆する。次いで、図2(c)に示すように、乾いた
布やティッシュペーパー及びキッチンペーパーのような
紙等の拭き取り用シート26を用いて、上記粉状に遊離
してきた汚れ成分22を乾拭きする(約30秒〜5分
後)。この場合、該汚れ成分は粉状となっているので容
易に拭き取られ、しかも拭きむらも残らない。そして、
上記被洗浄面21上には上記保護膜形成成分24からな
る保護膜25が残り、該保護膜25により防汚性が発揮
される。
【0035】
【実施例】以下、実施例により、本発明の有効性を例示
する。しかしながら、本発明はかかる実施例に限定され
るものではない。尚、以下の例中、%は特に断らない限
り重量%を意味する。
【0036】〔実施例1〕洗浄剤の配合処方 下記の成分を下記の割合で配合することによって、洗浄剤を調製した。 ・シリコーンパウダー(固体研磨粒子) 3% (平均粒子径2μm) ・ジメチルポリシロキサン(保護膜形成成分) 0.5% ・n−パラフィン(洗浄基材) 2% ・ドデシルグルコシド 0.50% (非イオン系界面活性剤、グルコース縮合度1.35) ・キサンタンガム(分散剤) 0.13% ・エタノール(乾燥促進剤) 20% ・イオン交換水 バランス 尚、上記洗浄剤はエタノールを含有しているので、乾燥
速度が高められている。洗浄剤含浸物品の製造 坪量55g/m2 で、0.5g/cm2 加重下の厚みが
0.9mmであるハビックス製乾式パルプシート(解繊
・積層されたパルプ繊維をバインダーで接着し、シート
状に形成したもの)を上記洗浄剤中に浸漬した。該洗浄
剤が十分に含浸した後、該乾式パルプシートを引き上
げ、過剰の洗浄剤をマングルを用いて除去して、洗浄剤
含浸物品を得た。得られた洗浄剤含浸物品における該洗
浄剤の含浸量は、該乾式パルプシートの重量に対して3
00〜500%であった。得られた洗浄剤含浸物品の洗
浄性能を調べるため、評価用ガラス(フラットで且つ透
明なソーダ石灰板ガラス)を、雨水の直接当たらない北
側の場所に3ヶ月放置した後、該評価用ガラスの表面を
該洗浄剤含浸物品で拭き、乾燥後該表面をキッチンペー
パー(ハビックス製)で乾拭きした。該表面を該キッチ
ンペーパーで乾拭きした時の動摩擦係数を下記の方法に
より測定した。また、該キッチンペーパーで乾拭きした
後の上記表面の拭きむらの様子を下記の基準により評価
すると共に、乾拭きした後の上記表面の静摩擦係数を下
記の方法により測定した。更に、乾拭きした後の上記表
面の防汚性を下記の方法により評価した。その結果を、
表1に示す。
【0037】<動摩擦係数の測定>上記条件下で3ヶ月
放置した上記評価用ガラスの表面に、上記洗浄剤含浸物
品を用いて洗浄剤を均一に施用(3g/m2 )し、該洗
浄剤が乾燥した後(約5分後)、直径6cmのキッチン
ペーパー(ハビックス製)を載置し、1.3kgの荷重
下で該キッチンペーパーを速度3cm/秒で水平方向に
移動させた時にかかる力Fを測定することにより、次式
(1)により動摩擦係数を求めた。 動摩擦係数=F(kg重)/1.3(kg重) (1) <拭きむらの評価>拭きむらが生じることによる被洗浄
面の光沢度低下を利用して、洗浄後の被洗浄面の光沢度
をミノルタ製光沢度計9M−268により、測定角度8
5°の条件下で測定した。光沢度はその数値が大きいほ
ど、拭きむらが少ないことを意味し、110以下になる
と目視にて拭きむらが認識できる。尚、放置前(即ち、
清浄面)の光沢度は115であった。 <静摩擦係数の測定>新東科学製HEIDON トライ
ボギアミューズ TYPE 94iにより、測定機の測
定部にキッチンペーパー(ハビックス製)を装着し、洗
浄後の被洗浄面の静摩擦係数を測定した。各測定値はn
=5の平均値である。尚、上記評価用ガラスを上記条件
下で三ヶ月放置した後の静摩擦係数は1.45であり、
放置前(即ち、清浄面)の静摩擦係数は0.52であっ
た。但し、この静摩擦係数は放置中の天候およびガラス
の表面状態によって多少の変化があるため、上記数値は
目安である。 <防汚性の評価>上記評価用ガラスを上記条件下で3ヶ
月放置した後、該評価用ガラスの表面を該洗浄剤含浸物
品で拭き、更にキッチンペーパー(ハビックス製)で該
表面の洗浄剤を拭き取って、評価用表面を調製する。
尚、比較例3については、後述するように評価用ガラス
に液体洗浄剤をスプレーし、上記キッチンペーパーで乾
拭きする。次いで、評価用表面を調製直後の上記評価用
ガラスにおける該表面の静摩擦係数Aを上記方法に従い
測定する。測定後、上記評価用ガラスを上記条件下で再
び放置し、3ヶ月経過後の該評価用ガラス表面の静摩擦
係数Bを上記方法に従い測定する。これとは別に、上記
評価用ガラスと同様の対照用ガラスを、上記条件下で3
ヶ月放置した後、該対照用ガラスの表面を十分に水洗・
清浄し、対照用表面を調製する。次いで、対照用表面を
調製直後の上記対照用ガラスにおける該表面の静摩擦係
数C(=0.52)を上記方法に従い測定する。測定
後、上記対照用ガラスを上記条件下で再び放置し、3ヶ
月経過後の該対照用ガラス表面の静摩擦係数D(=1.
45)を上記方法に従い測定する。得られたA、B、C
及びDの値から、次式(2)によって汚染度を算出し
た。尚、汚染度は好ましくは30%以下、更に好ましく
は20%以下の場合にその防汚性が視覚的にも発現され
ていることを示す。
【0038】
【数1】
【0039】〔実施例2〕下記の配合処方から洗浄剤を
調製した。その後は実施例1と同様にして洗浄剤含浸物
品を得た。得られた洗浄剤含浸物品について実施例1と
同様の測定及び評価を行った。その結果を表1に示す。洗浄剤の配合処方 ・シリコーンパウダー(固体研磨粒子) 5% (平均粒子径2μm) ・ジメチルポリシロキサン(保護膜形成成分) 1% ・n−パラフィン(洗浄基材) 7% ・ドデシルグルコシド 0.50% (非イオン系界面活性剤、グルコース縮合度1.35) ・キサンタンガム(分散剤) 0.13% ・イオン交換水 バランス
【0040】〔比較例1及び2〕実施例1における洗浄
剤において、シリコーンパウダーを使用しない以外(比
較例1)、及びジメチルポリシロキサンを使用しない以
外(比較例2)は、実施例1と同様にして洗浄剤を調製
した。その後は実施例1と同様にして洗浄剤含浸物品を
得た。得られた洗浄剤含浸物品について実施例1と同様
の測定及び評価を行った。その結果を表1に示す。
【0041】〔比較例3〕ガラス拭き用液体洗浄剤〔花
王(株)製のガラスマイペット(商品名)〕を実施例1
と同様のガラスの表面にスプレーした(スプレー量:6
g/m2 )。スプレー面を濡れ雑巾で拭き取った後にキ
ッチンペーパーで乾拭きした。該キッチンペーパーで乾
拭きした後のガラス表面の拭きむらの様子を実施例1と
同様に評価すると共に、ガラス表面の静摩擦係数及び防
汚性をそれぞれ実施例1と同様の方法により測定及び評
価した。その結果を表1に示す。
【0042】
【表1】
【0043】〔実施例3〕実施例1において用いたシリ
コーンパウダーに代えて、表2に示す固体研磨粒子を用
いる以外は実施例1と同様にして洗浄剤を調製した。そ
の後は実施例1と同様にして洗浄剤含浸物品を得た。得
られた洗浄剤含浸物品について実施例1と同様の測定及
び評価を行った。その結果を表2に示す。
【0044】
【表2】
【0045】〔実施例4〕実施例1において用いたジメ
チルポリシロキサンに代えて表3に示す保護膜形成成分
を用いる以外は実施例1と同様にして洗浄剤を調製し
た。その後は実施例1と同様にして洗浄剤含浸物品を得
た。得られた洗浄剤含浸物品について実施例1と同様の
測定及び評価を行った。その結果を表3に示す。
【0046】
【表3】
【0047】〔実施例5〕 実施例において用いたn−パラフィン(洗浄基材)に
代えて表4に示す洗浄基材を用いる以外は実施例1と同
様にして洗浄剤を調製した。その後は実施例1と同様に
して洗浄剤含浸物品を得た。得られた洗浄剤含浸物品に
ついて実施例1と同様の測定及び評価を行った。その結
果を表4に示す。
【0048】
【表4】
【0049】表1〜4に示す結果から明らかなように、
基体に、固体研磨粒子保護膜形成成分及び水を含有す
る洗浄剤を含浸させた本発明の洗浄剤含浸物品(実施例
1〜5)を用いてガラス面を洗浄すると、比較例1及び
2の洗浄剤含浸物品を用いた場合に比して、乾拭き時の
動摩擦係数が小さく、しかも乾拭き後に拭きむらが残ら
ないことが分かる。また、乾拭き後の静摩擦係数は、保
護膜の作用により清浄面の静摩擦係数(0.52)より
も小さくなることが分かる。その上、洗浄後の防汚性に
も優れるものであることが分かる。尚、従来のガラス拭
き用液体洗浄剤を用いてガラス面を洗浄すると(比較例
3)、実施例1〜5に比してかなりの拭きむらが残る。
【0050】
【発明の効果】本発明の洗浄方法及び洗浄剤含浸物品に
よれば、硬質表面の汚れが軽く拭き取れ、拭き取り用シ
ートでの拭き取り後に拭きむらが残らない。また、本発
明の洗浄方法及び洗浄剤含浸物品によれば、拭き取り後
の防汚性に優れる。更に、本発明の洗浄方法及び洗浄剤
含浸物品によれば、広い面積の汚れを容易に拭き取るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の洗浄剤含浸物品を装着した掃除具を表
す斜視図である。
【図2】本発明の洗浄剤含浸物品を用いたガラス表面の
洗浄方法を表す模式図である。
【符号の説明】
1 掃除具 2 ヘッド部 4 柄 10 洗浄剤含浸物品 20 ガラス 21 被洗浄面 22 汚れ成分 23 固体研磨粒子 24 保護膜形成成分 25 保護膜 26 拭き取り用シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塩野目 博信 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式 会社研究所内 (56)参考文献 特開 平7−51211(JP,A) 特開 昭54−36065(JP,A) 特開 平6−125862(JP,A) 特開 昭63−86774(JP,A) 特開 平3−29632(JP,A) 特開 平8−280596(JP,A) 実開 昭53−60666(JP,U) 実開 平5−63453(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47L 13/10 - 13/316

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体に、固体研磨粒子保護膜形成成分
    及び水を含有し、水の含有量が50〜98.9重量%で
    ある洗浄剤を50〜5000重量%含浸させた洗浄剤含
    浸物品を用いて、該洗浄剤を被洗浄面に施用して、該被
    洗浄面から汚れ成分を遊離させ、次いで拭き取るととも
    に、該被洗浄面に保護膜を形成することを特徴とする硬
    質表面の洗浄方法
  2. 【請求項2】 基体に、固体研磨粒子、保護膜形成成分
    及び水を含有し、水の含有量が50〜98.9重量%で
    ある洗浄剤を50〜5000重量%含浸させたことを特
    徴とする硬質表面用洗浄剤含浸物品
  3. 【請求項3】 上記固体研磨粒子が高分子ポリマーから
    なる有機粒子及び/または無機粒子からなる、請求項
    記載の洗浄剤含浸物品。
  4. 【請求項4】 上記固体研磨粒子がシリコーン粒子又は
    クレイ粒子からなる、請求項記載の洗浄剤含浸物品。
  5. 【請求項5】 上記固体研磨粒子の一次粒子の平均粒子
    径が0.1〜100μmである、請求項の何れか
    に記載の洗浄剤含浸物品。
  6. 【請求項6】 上記保護膜形成成分がシリコーンオイル
    からなる、請求項の何れかに記載の洗浄剤含浸物
    品。
  7. 【請求項7】 上記基体が、無荷重下において該基体重
    量に対して50〜5000重量%の洗浄剤を含浸し得
    る、請求項の何れかに記載の洗浄剤含浸物品。
  8. 【請求項8】 上記基体が、紙、不織布、織布、編布、
    パルプシート又は多孔質構造体からなる、請求項
    の何れかに記載の洗浄剤含浸物品。
  9. 【請求項9】 上記保護膜が形成された上記被洗浄面の
    静摩擦係数が0.1〜1.0である請求項1記載の硬質
    表面の洗浄方法
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