JP2001115193A - 洗浄剤 - Google Patents

洗浄剤

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JP2001115193A
JP2001115193A JP29486299A JP29486299A JP2001115193A JP 2001115193 A JP2001115193 A JP 2001115193A JP 29486299 A JP29486299 A JP 29486299A JP 29486299 A JP29486299 A JP 29486299A JP 2001115193 A JP2001115193 A JP 2001115193A
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JP
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particles
abrasive particles
solid abrasive
dispersant
cleaning agent
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JP29486299A
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Katsuhiro Kumashita
勝弘 隈下
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Yamazaki Corp
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Yamazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗浄後に、ガラス等の被洗浄面にギラつきが
生じたり、塵や埃が付着しにくく、かつ、曇らないよう
にした洗浄剤を提供する。 【解決手段】 固体研磨粒子 0.1〜5.0 重量%と、分散
剤 1.0〜15重量%と、を含有し、かつ、シリコーンオイ
ルを含有していない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄剤に関する。
【0002】
【従来の技術】ガラス、プラスチック、セラミックタイ
ル等の硬い表面を清浄にする方法として、洗浄剤をハン
ドスプレー等の吹付手段によって吹き付け、濡れた布等
で万遍なく、塗り延ばして乾燥させた後に、乾いた布等
で拭き取る方法や、洗浄剤を不織布等に含浸させて、こ
れをガラス表面に塗布し、乾燥させた後に、ティッシュ
ペーパーや、紙タオル、キッチンペーパー等で拭き取る
方法等が、従来から、一般におこなわれている。
【0003】このような洗浄剤には、汚れ成分を研ぎ落
として遊離させるために、固体研磨粒子を含ませている
ものが多いが、その固体研磨粒子は、乾燥すると、被洗
浄面にこびりついて、取り除くのが難しくなる。そこ
で、例えば、特開平10-165344号公報には、シリコーン
オイル等の被膜形成成分を配合して、摩擦抵抗を低下さ
せることにより、固体研磨粒子のこびりつきを防止する
ようにした洗浄剤含浸物品の一例が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、シリコーンオ
イルを含有させた場合には、被洗浄面にシリコーンオイ
ルの被膜が残りやすく、そのために、以下のような欠点
があった。まず、ガラス等の場合、その被膜の油脂成分
によってギラつきが生じていた。また、その被膜に、塵
や埃が付着(吸着)しやすかった。さらに、その被膜の
中に、固体研磨粒子が点在して残り、白い膜を張ったよ
うな曇りが生じ、特に、ガラスの場合には、透明度が低
下することもあった。
【0005】また、固体研磨粒子をはじめとする各成分
の分散度を高めるために、キサンタンガム等の分散剤
(増粘剤)を配合させることもあった。しかし、このよ
うな分散剤を配合した場合には、分散性が向上する反
面、粘度が高くなるため、固体研磨粒子が被洗浄面に残
りやすく、かつ、塵や埃が付着しやすくなるという問題
もあった。
【0006】そこで、本発明は、洗浄後に、ガラス等の
被洗浄面にギラつきが生じたり、塵や埃が付着しにく
く、かつ、曇らない優れた特性を有する洗浄剤を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明は、固体研磨粒子 0.1〜5.0 重量%と、分
散剤 1.0〜15重量%と、を含有し、かつ、シリコーンオ
イルを含有しないようにしている。
【0008】その固体研磨粒子が、高分子ポリマーから
成る有機粒子、及び/又は、無機粒子、及び/又は、ク
レイ粒子から成るも好ましい。また、分散剤が、結晶セ
ルロース、及び/又は、カルボキシメチルセルロースナ
トリウムから成るも好ましい。あるいは、固体研磨粒子
の一次粒子の平均粒子径が、 0.1〜100 μm とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態に基
づいて、本発明を詳説する。
【0010】本洗浄剤は、基本的には、シリコーンオイ
ルの代わりに、セルロース系の分散剤成分を配合し、こ
れにより、固体研磨粒子をはじめとする各成分の分散性
を向上させ、固体研磨粒子の被洗浄面へのこびりつきの
防止を図るものであり、被洗浄面が、特に、ガラスであ
る場合には、表面に付着した汚れ成分を効果的に遊離さ
せ、乾燥後に固体研磨粒子と汚れを軽く拭き取れるよう
にすると共に、拭き取り後に、拭きむらが残らず、か
つ、ギラつきや曇りが生じず、また、塵や埃が付着しな
いようにしている。
【0011】固体研磨粒子は、 0.1〜5.0 重量%程度配
合され、被洗浄面に付着している汚れ成分を研ぎ落とし
て遊離させることができるものが好ましく、高分子ポリ
マーから成る有機粒子、無機粒子、クレイ粒子等々の一
種又は二種以上を組み合わせたものから成り、例えば、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、多孔質シリ
カ、水酸化マグネシウム、酸化チタン、炭化珪素、炭酸
カルシウム、燐酸カルシウム、酸化クロム、石英砂、ド
ロマイト、雲母粉末、珪砂、ケイ藻土、バーミキュライ
ト、カオリナイト、ベントナイト等々が挙げられるが、
これらに限定されることなく、使用条件等に応じて、そ
の他の素材が適宜に選択されてよい。
【0012】固体研磨粒子の配合比率については、 5.0
重量%を越えると、被洗浄面に固体研磨粒子がこびりつ
き、拭き取りにくくなる。また、 0.1重量%未満では、
充分な洗浄力が得られない。従って、固体研磨粒子の配
合比率は、上述のように、 0.1〜5.0 重量%の範囲内で
設定されるべきであるが、最適配合比率は、 0.2〜2.0
重量%である。
【0013】また、拭き易さに加えて、洗浄剤の塗り延
ばしやすさや、汚れ成分との混和性、剥離性等々の特性
を満足させるためには、固体研磨粒子の一次粒子の平均
粒子径は、 0.1〜100 μm であることが好ましく、特
に、 0.5〜3.0 μm であることが望ましい。なお、粒子
径が、 0.1μm 未満であると、研磨力が低下してしま
い、 100μm を越えると、沈殿・分離(分散性が低下)
してしまう。
【0014】ところで、固体研磨粒子は、濃度(配合比
率)が増すに従い、沈殿し易くなり、一旦、沈殿する
と、固体研磨粒子同士が密着し合い、容易には、元の分
散状態には戻らなくなる傾向があるが、本発明に於て
は、結晶セルロース、及び/又は、カルボキシメチルセ
ルロースナトリウムから成るセルロース系の分散剤を配
合する。そうすることによって、沈降速度が遅くなり、
しかも、沈殿後に、外力(振動)を付加することによ
り、容易に分散状態となる。
【0015】そして、分散剤の配合比率は、 1.0〜15重
量%とする。なお、 1.0重量%未満であると、固体研磨
粒子同士が密着し合って、分散状態に保つことが困難と
なる。逆に、15重量%を越えると、粘度が高くなり過ぎ
て、被洗浄面の拭き取りが難しくなったり、塵や埃が付
着しやくなる。特に、分散剤としては、 2.0〜5.0 重量
%であるのが望ましい。
【0016】
【実施例】以下に、本発明の洗浄剤の好ましい実施例に
ついて説明する。
【0017】
【表1】
【0018】表1中、固体研磨粒子としてのカオリナイ
トはクレイ粒子の一種である。n−パラフィンは、油脂
成分を洗浄するために、また、各界面活性剤は、洗浄力
を向上させ、かつ、n−パラフィンを乳化させるために
配合している。分散剤として配合している結晶セルロー
ス(Microcrystalline Cellulose)は、例えば、木材パル
プやリターンパルプを鉱酸で加水分解し、中和・水洗・
精製後、乾燥して、微結晶の粉末状として得られる。ま
た、カルボキシメチルセルロースナトリウム(Sodium Ca
rboxymethylcellulose) は、例えば、アルカリセルロー
スを製造するときに、無水ブドウ糖に対して、エピクロ
ールヒドリンを0.02モル以下添加すると、高粘度でしか
も透明度のよいものが得られる。
【0019】表1に示す配合比率で調製した洗浄剤を、
ガラス面1m2 に対して、5ml(ミリリットル)ハン
ドスプレーで塗布し、布で拭き延ばし、3分間放置して
乾燥させた後、乾いた布で拭き取った結果、固体研磨粒
子は完全に拭き取れ、ガラス面上には、白濁状の曇った
感じは全くなく、かつ、油膜によるギラつきも認められ
ず、ガラス本来の透明感に戻ったことが(目視により)
確認された。
【0020】また、別におこなった、本実施例の洗浄剤
と、シリコーンオイルを含有した洗浄剤との比較テスト
では、上述のような同一条件で、ガラス面に洗浄剤を塗
布した後、1時間経過後に、そのガラス面に、強制的に
埃を塗布し、刷毛で軽く払い落したところ、シリコーン
オイルを含有した洗浄剤で洗浄したガラス面には、本実
施例の洗浄剤で洗浄したガラス面の6〜8倍の埃が付着
していることが確認された。
【0021】以上のように、シリコーンオイルやキサン
タンガムを配合することなく、これらに代えて、セルロ
ース系の分散剤を配合することにより、従来の洗浄剤に
於る欠点を、全て解消することができた。なお、本発明
は、この実施例に限定されるものではなく、その配合成
分や配合比率は、本発明の請求の範囲を逸脱しない限り
に於て、適宜に、選択、設定されてよい。また、本発明
の洗浄剤は、ハンドスプレー等による吹き付けの他に、
不織布等に含浸させて被洗浄面に塗布して、乾燥させた
後に、乾いた布や紙タオル等で拭き取る方法等を採用す
ることができるが、その使用方法は、被洗浄面の状態や
洗浄条件等に応じて適宜に選択されてよい。
【0022】
【発明の効果】(請求項1及び請求項2によれば)シリ
コーンオイルを含有していないので、特に、被洗浄面が
ガラス面である場合、ギラつきや曇りが生じるような不
具合が解消される。また、塵や埃が付着しにくくなる。
【0023】(請求項3によれば)セルロース系の分散
剤を配合したので、固体研磨粒子の沈降速度がかなり遅
くなり、沈殿しにくい上に、沈殿した場合にも、外力
(振動)を付加することにより、容易に分散状態とな
る。
【0024】(請求項4によれば)固体研磨粒子の一次
粒子の平均粒子径を、 0.1〜100 μm としたので、充分
な洗浄力が得られ、かつ、被洗浄面へのこびりつきを防
ぐことができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体研磨粒子 0.1〜5.0 重量%と、分散
    剤 1.0〜15重量%と、を含有し、かつ、シリコーンオイ
    ルを含有しないことを特徴とする洗浄剤。
  2. 【請求項2】 固体研磨粒子が、高分子ポリマーから成
    る有機粒子、及び/又は、無機粒子、及び/又は、クレ
    イ粒子から成る請求項1記載の洗浄剤。
  3. 【請求項3】 分散剤が、結晶セルロース、及び/又
    は、カルボキシメチルセルロースナトリウムから成る請
    求項1又は2記載の洗浄剤。
  4. 【請求項4】 固体研磨粒子の一次粒子の平均粒子径
    が、 0.1〜100 μm である請求項1,2又は3記載の洗
    浄剤。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010044194A1 (ja) * 2008-10-15 2010-04-22 株式会社イオンコマース アルカリ洗浄水
CN103013347A (zh) * 2012-10-31 2013-04-03 苏州市德莱尔建材科技有限公司 一种地砖防滑蜡

Cited By (3)

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