JP3005539U - 自動車塗装面の水垢除去用の布 - Google Patents

自動車塗装面の水垢除去用の布

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JP3005539U
JP3005539U JP1994008514U JP851494U JP3005539U JP 3005539 U JP3005539 U JP 3005539U JP 1994008514 U JP1994008514 U JP 1994008514U JP 851494 U JP851494 U JP 851494U JP 3005539 U JP3005539 U JP 3005539U
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JP
Japan
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cloth
painted surface
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automobile
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JP1994008514U
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Inventor
信義 渡辺
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Nihon Micro Coating Co Ltd
Original Assignee
Nihon Micro Coating Co Ltd
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  • Detergent Compositions (AREA)
  • Cleaning In General (AREA)
  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車の塗装面に付着、形成された水垢等を
拭き取る。 【構成】 基体となる不織布1上にグラビア塗工により
除去粒子層2が散在的に形成される。 【効果】 不織布1からなる自動車の塗装面上の水垢除
去用の布を用いて、水垢を拭き取るように除去すると、
塗装面を傷付けることなく水垢を拭き取ることができ、
その除去物は不織布に入り込み残留することがない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車の塗装面に付着、形成された水垢を除去する、水垢除去用布 に関する。
【0002】
【従来技術】
自動車の洗車後、降雨があった後などにいわゆる水垢が自動車に付着、形成さ れることがある。付着、形成された水垢、特に塗装面上の水垢を除去するために 、従来は、研磨に使用する研磨材粒子、洗剤、溶剤が入った洗浄専用の液を、布 、スポンジなどに染み込ませ、塗装面上の水垢をこすり除去していた。
【0003】
【本考案が解決しようとする課題】
このような除去には、必ず専用の液および布、スポンジを必要とする。
【0004】 また、布、スポンジによる除去の際、水垢とともに異物も付着していると、異 物が塗装面を傷付けることがある。
【0005】 さらに、専用の液を用いたとき、その液をきれいに除去する必要がある。
【0006】 そこで、本考案の目的は、自動車の塗装面に付着、形成される水垢を、いつで も簡潔に拭き取ることのできる自動車塗装面の水垢除去用の布を提供することで ある。
【0007】 本考案の他の目的は、自動車の塗装面に付着、形成された水垢を拭き取って除 去しても、塗装面を傷付けることのない、上記自動車塗装面の水垢除去用の布を 提供することである。
【0008】
【問題点を解決するための手段】 上記目的を達成するために、本考案の自動車の塗装面の水垢除去用の布は、基 体の少なくとも片面に除去粒子をバインダー接着剤と混合し、散在的に塗布して 成る。
【0009】 ここで、基体となる紙はパルプ、レーヨンまたはポリエステルの不織布で、そ の厚さは0.5mmから3.0mmでであることが望ましい。
【0010】 また、除去粒子は、好適にはその平均粒径が0.5μm〜10μmの酸化アル ミニウム、酸化クロム、シリコンカーバイド、酸化鉄、二酸化ケイ素、炭酸カル シウム、ケイ酸マグネシウム、ガラスの粒子を一種またはそれ以上を混合して成 るものである。塗布された除去粒子の層の厚さは、1μm〜50μmであること が望ましい。
【0011】 本考案の自動車塗装面の水垢除去用の布はグラビア塗工により製造される。
【0012】
【実施例】
図1は本考案の自動車塗装面の水垢除去用の布断面図一部を示す。基体となる 布は不織布1からなる。不織布1の表面には、除去粒子がバインダー接着剤と共 に塗布され、除去粒子層2を形成している。その除去粒子層2は、不織布1の表 面全体に均一に形成されるのではなく、散在的に形成される。
【0013】 このように散在した除去粒子層が形成されているのは、表面全体に均一に粒子 層が形成されると布全体がごあごあし、柔軟性がなくなり、扱いにくいものとな るばかりか、曲面に適宜対応できないからである。
【0014】 この布を用いて自動車の塗装面上に付着、形成された水垢を払拭したとき、粒 子層により削り落とされた水垢が、除去粒子層の薄い所、あるいはその所から不 織布内奥に入り込み、塗装面上に残留することがほとんどない。また、除去粒子 は、以下で記載するように非常に微細で、水垢を除去するとともに塗装面を研磨 し、塗装面を実際上傷付けることがない。
【0015】 この実施例は片面に除去粒子層を形成したが、両面に粒子層を形成してもよい 。
【0016】 図1に示す好適実施例において、基体となる不織布1は天然パルプ、レーヨン またはポリエステルの繊維からなる。その厚さは0.5mmから3.0mmが好 適である。物理的強度を必要とすときは、不織布1の裏面または中間にに高分子 繊維、たとえばアクリル酸ソーダ・アクルルアミド共重合体の繊維を張り合わせ ても良い。
【0017】 除去粒子としては、平均粒径が0.5μm〜10μmの研磨粒子、好適には1 〜2μmの酸化アルミニウムの粒子を使用する。
【0018】 接着剤として、各種あるが、一例として、飽和ポリエステル樹脂に、トルエン 、キシレン、酢酸エチル、メチルエチルケトンの混合溶媒を加えて使用する。
【0019】 除去粒子と接着剤とを重量比で約7:3として混合し、粘度200〜20cp の除去粒子塗料とする。この除去粒子塗料をグラビア塗工により不織布の片面に 塗布し、乾燥させる。
【0020】 グラビア塗工は、除去粒子塗料が塗られるローラ表面に細かいメッシュ(凹部 )が形成されており、凹部内に塗料が入り込み、その除去粒子塗料が基体に付着 する。そのため、基体である不織布上に散在的に、すなわち粒子層が厚いところ と薄いところ(または粒子層がないところ)が形成される。したがって、グラビ ア塗工により除去粒子層を基体上に形成すると、除去粒子層が基体上に散在的に 形成される。
【0021】 このように、除去粒子層が散在的に形成された布で、水を付けて自動車塗装面 上に付着、形成された水垢(水垢とともに付着した汚れも含め)を拭くと、塗装 面上を傷付けることなく、拭き取ることができる。その際、拭き取られた水垢、 汚れは除去粒子層の間、あるいは不織布内に入り込み、塗装面上に残留すること がほとんどない。もちろん、除去粒子層が散在的に形成されているため、この布 の取り扱いが容易で、拭き取り操作がスムーズになすことができる。
【0022】
【効果】
本考案の自動車塗装面の水垢除去用紙は、除去粒子層が散在的に形成されてい るため、布自体に弾力性があり、そのため扱い易く、また複雑な曲面となった塗 装面に対しても順応できる。
【0023】 また、粒子層内の除去粒子は微細であるため、自動車の塗装面を傷付けること がない。
【0024】 さらに、除去した汚れなどは布上の散在する除去粒子層の間、あるいは布を構 成する不織布内に入り込み、自動車の塗装面上に残留することがない。
【0025】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の自動車塗装面の水垢除去用の布の一部
略示断面図である。
【0026】
【符号の説明】
1 不織布 2 除去粒子層

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体の少なくとも片面に除去粒子をバイ
    ンダー接着剤と混合して散在的に塗布して成る、自動車
    塗装面の水垢除去用の布
  2. 【請求項2】 前記基体がパルプ、レーヨンまたはポリ
    エステルの不織布である、請求項1に記載の自動車塗装
    面の水垢除去用の布。
  3. 【請求項3】 前記基体が0.5mmから3.0mmの
    厚さである、請求項2に記載の自動車塗装面の水垢除去
    用の布。
  4. 【請求項4】 前記除去粒子が平均粒径が0.5μm〜
    10μmの酸化アルミニウム、酸化クロム、シリコンカ
    ーバイド、酸化鉄、二酸化ケイ素、炭酸カルシウム、ケ
    イ酸マグネシウム、ガラスの粒子の一種またはそれ以上
    を混合して成る、請求項1に記載の自動車塗装面の水垢
    除去用の布。
  5. 【請求項5】 前記塗布された除去粒子の層の厚さが、
    1μm〜50μmである、請求項1に記載の自動車塗装
    面の水垢除去用の布。
JP1994008514U 1994-06-23 1994-06-23 自動車塗装面の水垢除去用の布 Expired - Lifetime JP3005539U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004011045A (ja) * 2002-06-05 2004-01-15 Daiwabo Co Ltd ワイパー

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