JP2002173870A - コーティング用布 - Google Patents

コーティング用布

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JP2002173870A
JP2002173870A JP2000371596A JP2000371596A JP2002173870A JP 2002173870 A JP2002173870 A JP 2002173870A JP 2000371596 A JP2000371596 A JP 2000371596A JP 2000371596 A JP2000371596 A JP 2000371596A JP 2002173870 A JP2002173870 A JP 2002173870A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理時の作業性が良好で、優れた撥水性およ
び防汚性を発現することのできる、コーティング用布を
提供すること。 【解決手段】 目付け量30〜300g/m2 、1.9
61KPaの荷重を加えた時の密度が、0.02〜0.
3g/cm3 である布に、ポリテトラフルオロエチレン
と、パーフルオロポリエーテルとを含むコーティング成
分を含浸させる。このコーティング用布によって塗装面
を処理すれば、処理時の作業性が良好で、塗装面にむら
の少ない均一な皮膜を形成することができ、優れた撥水
性および防汚性が発現される。とりわけ、コーティング
成分が水分散体として布に含浸されていると、塗装面に
少量を塗り込んで、その後、拭き取らないドライブライ
トタイプのコーティング用布として好適に用いることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コーティング用
布、詳しくは、車両の塗装面などをコーティングするた
めのコーティング用布に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両の塗装面のワックスがけ
は、シリコン系あるいはフッ素系のワックス剤を、スポ
ンジや布などに含浸させて塗装面に塗布し、その後、乾
拭きすることによって、塗装面に皮膜を形成するものが
よく知られている。
【0003】また、このようなワックス剤において、フ
ッ素系のワックス剤は、シリコン系のワックス剤に比べ
て、皮膜の防汚性に優れており、例えば、特開平5−1
30963号公報には、不織布シートがフッ素系のワッ
クス剤によって湿潤されているカーワックス掛け用ウエ
ットシートが提案されている。
【0004】一方、近年、塗装面に塗り込んだ後、その
まま拭き取らない、いわゆるドライブライトタイプのカ
ーワックスが普及しつつある。ドライブライトタイプの
カーワックスでは、拭き取りが要らないため、簡単かつ
短時間でワックスがけを行なうことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、フッ素系のワ
ックス剤は、皮膜の防汚性には優れるが、使用する布の
種類によっては、同じ成分のワックス剤であっても、塗
装面に良好に皮膜を形成することができず、撥水性や防
汚性が低下する場合がある。
【0006】とりわけ、上記したドライブライトタイプ
のものにあっては、少量のワックス剤を塗装面に塗り込
んで、その後、拭き取らないようにする必要があること
から、使用する布がワックスがけの性能に大きく反映さ
れる。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、その目的とするところは、処理時の作業性が良
好で、優れた撥水性および防汚性を発現することのでき
る、コーティング用布を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のコーティング用布は、目付け量30〜30
0g/m2 、1.961KPaの荷重を加えた時の密度
が、0.02〜0.3g/cm3 である布に、ポリテト
ラフルオロエチレンと、パーフルオロポリエーテルとを
含むコーティング成分が含浸されていることを特徴とし
ている。
【0009】また、本発明のコーティング用布では、コ
ーティング成分が、ポリテトラフルオロエチレンと、パ
ーフルオロポリエーテルとを含む水分散体であることが
好ましく、コーティング成分中のポリテトラフルオロエ
チレンの含有量が、0.8重量%以下であることが好ま
しい。
【0010】また、本発明のコーティング用布では、コ
ーティング成分中に、さらに、親水性の有機変性シリコ
ーンオイル、とりわけ、ポリエーテル変性シリコーンオ
イルが含まれていることが好ましく、また、コーティン
グ成分中に、さらに、増粘剤としてイオン架橋型有機酸
類が含まれていることが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に用いられる布は、目付け
量が、30〜300g/m2 、好ましくは、40〜20
0g/m2 であり、かつ、1.961KPaの荷重を加
えた時の密度が、0.02〜0.3g/cm3 、好まし
くは、0.1〜0.25g/cm3 のものが用いられ
る。
【0012】目付け量が、これより小さいと、厚みが薄
くなり過ぎて、含浸されるコーティング成分の保持容量
が小さくなり、十分な量を含浸させることができず、そ
の結果、十分な面積を処理することができない。また、
目付け量が、これより大きいと、厚みが厚くなり過ぎ
て、加工性や、処理時の作業性が低下する。
【0013】また、1.961KPaの荷重を加えた時
の密度が、これより小さいと、含浸されるコーティング
成分の保持力が小さくなるとともに、保持容量も小さく
なり、その結果、十分な面積を処理することができな
い。また、処理時において、含浸されているコーティン
グ成分の布から放出される量も多くなり、塗装面に過剰
の成分が付着されて、均一な皮膜を形成できない。ま
た、密度が、これより大きいと、保持容量が小さくなっ
たり、含浸されているコーティング成分の布から放出さ
れる量が少なくなり、塗装面に十分な量の成分が付着さ
れない。
【0014】このような布は、上記の範囲の目付け量お
よび密度であれば、特に制限なく用いることができる
が、好ましくは、不織布が用いられる。不織布として
は、例えば、湿式不織布、乾式パルプ不織布、乾式不織
布、スパンボンド式不織布、メルトブロー式不織布、フ
ラッシュ紡糸式不織布などが挙げられる。
【0015】より具体的には、例えば、100%ポリエ
ステルの乾式ニードルパンチ不織布(目付け量110g
/m2 、1.961KPa 荷重下の密度0.07g/
cm3)、100%レーヨンの乾式スパンレース不織布
(目付け量40g/m2 、1.961KPa 荷重下の
密度0.18g/cm3)、100%ナイロンのメルト
ブロー式不織布(目付け量50g/m2 、1.961K
Pa荷重下の密度0.15g/cm3)、70%アクリ
ルおよび30%ポリエステルを混紡した湿式スパンレー
ス不織布(目付け量40g/m2 、1.961KPa
荷重下の密度0.15g/cm3)、50%ポリプロピ
レンおよび50%ポリエステルを混紡した乾式サーマル
ボンド不織布(目付け量40g/m2 、1.961KP
a荷重下の密度0.12g/cm3)、25%ナイロ
ン、25%ポリエチレンおよび50%レーヨンを混紡し
た乾式ケミカルボンド不織布(目付け量40g/m2
1.961KPa 荷重下の密度0.12g/cm3)、
25%ナイロン、25%ポリエチレン、25%ポリエス
テルおよび25%レーヨンを混紡した乾式スパンレース
不織布(目付け量85g/m2 、1.961KPa
重下の密度0.17g/cm3)などが挙げられる。
【0016】そして、本発明のコーティング用布は、こ
のような布に、ポリテトラフルオロエチレンと、パーフ
ルオロポリエーテルとを含むコーティング成分が含浸さ
れている。
【0017】ポリテトラフルオロエチレン(以下、PT
FEと省略する場合がある。)は、例えば、四フッ化エ
チレンを公知の方法によって重合させることにより得る
ことができ、例えば、その数平均分子量が、1000〜
100万、さらには、3000〜50万のものが好まし
く用いられる。このようなポリテトラフルオロエチレン
は、市販品を用いてもよく、そのような市販品として
は、例えば、ルブロンLシリーズ(ダイキン工業社製、
PTFEパウダー)、フルオンLシリーズ(旭アイシー
アイフロロポリマーズ社製、PTFEパウダー)、フル
オンCDシリーズ(旭硝子社製、PTFEパウダー)、
ホスタフロンシリーズ(ダイニオン社製、PTFEパウ
ダー)、テフロンTFE(三井・デュポンフロロケミカ
ル社製、PTFEパウダー)、KTL、KTシリーズ
(喜多村社製、PTFEパウダー)、セフラルルーブ
(セントラル硝子社製、PTFEパウダー)、アルブフ
ロン(アウジモント社製、PTFEパウダー)などが挙
げられる。
【0018】また、パーフルオロポリエーテルは、例え
ば、下記式(1)〜(4)の構造を有する重合体および
その誘導体であって、例えば、パーフルオロアルキレン
オキシドの開環付加重合やパーフルオロアルケン類の紫
外線照射などの公知の方法によって得ることができる。
【0019】
【化1】
【化2】
【化3】
【化4】 (上記式(1)〜(4)中、mは、1〜300の整数、
nは、1〜210の整数を示す。) このようなパーフルオロポリエーテルは、たとえば、そ
の数平均分子量が、400〜20000、さらには、1
000〜15000のものが好ましく用いられ、市販品
を用いてもよい。そのような市販品としては、例えば、
上記構造式(1)に相当するものとして、KRYTON
シリーズ(デュポン社製)、上記構造式(2)に相当す
るものとして、FOMBLINシリーズ Yタイプ(ア
ウジモント社製)、上記構造式(3)に相当するものと
して、FOMBLINシリーズM、Zタイプ(アウジモ
ント社製)、上記構造式(4)に相当するものとして、
DEMNUMシリーズ(ダイキン工業社製)などが挙げ
られる。
【0020】そして、コーティング成分は、ポリテトラ
フルオロエチレンとパーフルオロポリエーテルとを、水
中に分散させることによって、水分散体として調製する
ことが好ましい。
【0021】これらポリテトラフルオロエチレンとパー
フルオロポリエーテルとを水中に分散させるには、例え
ば、ポリテトラフルオロエチレン、パーフルオロポリエ
ーテルおよび分散剤を混合撹拌した後、これに水を加え
て、強制的に水中分散させればよい。
【0022】分散剤としては、例えば、オレイン酸を初
めとする高級脂肪酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸
塩、アルキル硫酸エステル塩、ポリオキシアルキル硫酸
エステル塩、アルカンスルホン酸などのNa、K、L
i、アンモニア、モルホリン、アルカノールアミン塩な
どで代表される陰イオン性界面活性剤、例えば、ポリオ
キシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンア
ルキルアリールエーテル、ソルビタン脂肪酸エステル、
ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、多価ア
ルコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキル
アミン、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、オキシエ
チレンオキシプロピレンブロックポリマー、脂肪酸アル
カノールアミド、アミンオキシド、アルキルグルコシ
ド、その他、ポリオキシエチレン誘導体に代表される非
イオン性界面活性剤、例えば、アルキルアミン塩、第4
級アンモニウム塩などに代表される陽イオン性界面活性
剤、例えば、アルキルベタインに代表される両性イオン
界面活性剤、例えば、ポリアクリル酸アンモニウムに代
表されるポリアクリル酸塩などを用いることができる。
また、フッ素系界面活性剤やシリコーン系界面活性剤な
ど、乳化や可溶化分散性のあるもので一般に慣用されて
いる界面活性剤を用いることもできる。また、その目的
や用途などにもよるが、好ましくは、例えば、ポリアク
リル酸塩が用いられる。
【0023】そして、例えば、水分散体全量に対して、
ポリテトラフルオロエチレンが、0.01〜0.8重量
%、好ましくは、0.05〜0.5重量%、パーフルオ
ロポリエーテルが、0.01〜5.0重量%、好ましく
は、0.1〜2.0重量%、分散剤が、0.01〜1
0.0重量%、好ましくは、0.1〜5.0重量%の割
合となるように配合し、水中に加えて撹拌し、強制的に
分散させればよい。なお、フッ素系界面活性剤を用いれ
ば、その使用量を低減することができる。
【0024】このようにして得られる水分散体は、ポリ
テトラフルオロエチレンおよびパーフルオロポリエーテ
ルが、水中に乳化状あるいは懸濁状に分散された状態と
なり、乳化状に分散される場合には、ポリテトラフルオ
ロエチレンおよびパーフルオロポリエーテルがミセル中
に存在した安定な水中油滴型(O/W型)のエマルジョ
ンとなり、また、懸濁状に分散される場合には、ポリテ
トラフルオロエチレンおよびパーフルオロポリエーテル
が塊状または油滴状となって分散した安定なサスペンシ
ョンとなる。
【0025】また、水分散体の調製は、上記のように、
ポリテトラフルオロエチレンおよびパーフルオロポリエ
ーテルを、水中にて強制分散させてもよいが、予め調製
されたポリテトラフルオロエチレンの水分散体と、パー
フルオロポリエーテルの水分散体とを配合することによ
って、ポリテトラフルオロエチレンと、パーフルオロポ
リエーテルとを含む水分散体を得ることが、より好まし
い。
【0026】ポリテトラフルオロエチレンの水分散体
と、パーフルオロポリエーテルの水分散体とを配合すれ
ば、ポリテトラフルオロエチレンおよびパーフルオロポ
リエーテルが、それぞれ独立して水中に乳化状あるいは
懸濁状に分散された状態となる。すなわち、乳化状に分
散される場合には、ポリテトラフルオロエチレンおよび
パーフルオロポリエーテルが、それぞれ独立してミセル
中に存在した安定な水中油滴型(O/W型)のエマルジ
ョンの混合液となり、また、懸濁状に分散される場合に
は、ポリテトラフルオロエチレンおよびパーフルオロポ
リエーテルが、それぞれ独立して塊状または油滴状とな
って分散した安定なサスペンションの混合液となる。
【0027】したがって、ポリテトラフルオロエチレン
の水分散体と、パーフルオロポリエーテルの水分散体と
が配合された水分散体からなるコーティング成分を布に
含浸させれば、塗り込む前には、ポリテトラフルオロエ
チレンと、パーフルオロポリエーテルとが、水中に、そ
れぞれ独立して安定的に分散された状態を保ち、塗り込
む時において、その塗り込む時の押圧力によって、それ
らが混合されながら塗装面に付着されるようになるの
で、ポリテトラフルオロエチレンおよびパーフルオロポ
リエーテルを、当初から強制分散させるものに比べて、
塗り込む時の円滑な作業性を確保することができなが
ら、かつ、むらのない良好なコーティングを行なうこと
ができる。
【0028】ポリテトラフルオロエチレンの水分散体
は、例えば、公知の溶液重合法や公知の乳化重合法によ
って、そのままポリテトラフルオロエチレンの水分散体
として得ることができる。
【0029】このようなポリテトラフルオロエチレンの
水分散体は、市販品を用いてもよく、そのような市販品
としては、例えば、KRYTOX DF/W(デュポン
社製、PTFEエマルジョン、固形分20重量%、数平
均分子量3500)、KRYTOX LW−1200
(デュポン社製、PTFEエマルジョン、固形分20重
量%、数平均分子量40000)、フルオンADシリー
ズ(旭アイシーアイフロロポリマーズ社製、PTFEデ
ィスパージョン)、ホスタフロン5000シリーズ(ダ
イニオン社製、PTFEディスパージョン)、ルブロン
LDW−40(ダイキン工業社製、PTFEディスパー
ジョン)などが挙げられる。
【0030】また、パーフルオロポリエーテルの水分散
体も、例えば、上記と同様に、乳化重合法または強制分
散などによって得ることができ、市販品を用いてもよ
い。そのような市販品としては、上記したもののうち、
例えば、L−205(中京油脂社製、パーフルオロポリ
エーテルエマルジョン、不揮発分64重量%)、K−9
26(中京油脂社製、パーフルオロポリエーテルエマル
ジョン、不揮発分64重量%)、L−287(中京油脂
社製、パーフルオロポリエーテルエマルジョン、不揮発
分64重量%)、NIKKOL NET−HCシリーズ
(日光ケミカルズ社製、パーフルオロポリエーテルエマ
ルジョン)、NIKKOL NET−Uシリーズ(日光
ケミカルズ社製、パーフルオロポリエーテルエマルジョ
ン)、FOMBLINエマルジョン FE−20シリー
ズ(アウジモント社製、パーフルオロポリエーテルエマ
ルジョン)などが挙げられる。
【0031】そして、このようなコーティング成分で
は、ポリテトラフルオロエチレンとパーフルオロポリエ
ーテルとを含む水分散体中(後述する各種の成分を配合
する場合には、コーティング成分全量中)に、ポリテト
ラフルオロエチレンが、固形分として、0.8重量%以
下、さらには、0.5重量%以下、とりわけ、0.05
〜0.5重量%含有されるように調製することが好まし
い。ポリテトラフルオロエチレンが、0.8重量%以下
であると、後述するように、塗装面に少量を塗り込ん
で、その後、拭き取らないドライブライトタイプのもの
にも、有効に適用することができる。
【0032】また、パーフルオロポリエーテルは、ポリ
テトラフルオロエチレンとパーフルオロポリエーテルと
を含む水分散体中(後述する各種の成分を配合する場合
には、コーティング成分全量中)に、0.01〜5.0
重量%、さらには、0.1〜2.0重量%含有されるよ
うに調製することが好ましい。パーフルオロポリエーテ
ルが、0.01重量%より少ないと、十分な艶出しと撥
水撥油効果が得られない場合があり、また、5.0重量
%より多いと、油分が過剰に塗装面に残り濃淡むらの原
因となる場合がある。
【0033】また、コーティング成分中に、さらに、有
機変性シリコーンオイルを配合してもよい。有機変性シ
リコーンオイルとしては、例えば、ジメチルシリコーン
オイル、メチルフェニルシリコーンオイル、メチルハイ
ドロジエンシリコーンオイル、アルキル変性シリコーン
オイル、アルキルアラルキル変性シリコーンオイル、フ
ッ素変性シリコーンオイル、エポキシ変性シリコーンオ
イル、エポキシポリエーテル変性シリコーンオイル、フ
ェノール変性シリコーンオイル、アクリル変性シリコー
ンオイルなどの疎水性の有機変性シリコーンオイル、例
えば、ポリエーテル変性シリコーンオイル、アルコール
変性シリコーンオイル、アミノ変性シリコーンオイル、
カルボキシル変性シリコーンオイル、メルカプト変性シ
リコーンオイルなどの親水性の有機変性シリコーンオイ
ル、その他の種々の有機官能基が導入された変性シリコ
ーンオイルが挙げられる。これら有機変性シリコーンオ
イルは、単独で用いてもよく、また、2種以上併用して
もよい。なお、上記の疎水性の有機変性シリコーンオイ
ルおよび親水性の有機変性シリコーンオイルの分類は、
一般的な分類であって、具体的には、親水性基および疎
水性基の変性率などによって、疎水性の有機変性シリコ
ーンオイルに属するか、または、親水性の有機変性シリ
コーンオイルに属するかが適宜決定される。
【0034】本発明において、これらのうち、コーティ
ング成分中に、親水性の有機変性シリコーンオイル、と
りわけ、ポリエーテル変性シリコーンオイルなどのノニ
オン性有機変性シリコーンオイルや、アミノ変性シリコ
ーンオイル、カルボキシル変性シリコーンオイルなどの
イオン性有機変性シリコーンオイルが好ましく配合され
る。親水性の有機変性シリコーンオイルを配合すれば、
塗り込み時の良好な作業性を確保することができ、むら
のない均一なコーティングを行なうことができる。とり
わけ、ポリエーテル変性シリコーンオイルを配合すれ
ば、その効果が著しく発現される。
【0035】ポリエーテル変性シリコーンオイルは、例
えば、ジメチルシロキサン・メチル(ポリオキシエチレ
ン)シロキサン共重合体、ジメチルシロキサン・メチル
(ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン)シロキ
サン共重合体、ポリオキシエチレン・メチルポリシロキ
サン共重合体などの、ポリシロキサンが、ポリオキシア
ルキレンによって変性されたポリエーテル変性のシリコ
ーンオイルや、さらには、フッ化アルキルによって変性
されたフッ素・ポリエーテル変性のシリコーンオイルな
どが挙げられ、例えば、HLBが10前後のものが好ま
しく用いられる。
【0036】このようなポリエーテル変性シリコーンオ
イルは、市販品を用いてもよく、例えば、KF−35
3、KF−618、KF−354、KF−355(信越
化学工業社製、ポリエーテル変性シリコーン)、FPD
シリーズ(信越化学工業社製、フッ素・ポリエーテル変
性シリコーン)、SH3746、SH3749、SH8
400、SH8410(東レ・ダウコーニングシリコー
ン社製、ポリエーテル変性シリコーン)、L03、L0
51(旭化成ワッカーシリコーン社製、ポリエーテル変
性シリコーン)などが挙げられる。
【0037】また、これら有機変性シリコーンオイル
は、コーティング成分全量中に、0.01〜3.0重量
%、さらには、0.01〜0.5重量%含有されるよう
に調製することが好ましい。有機変性シリコーンオイル
が、0.01重量%より少ないと、塗り込み時の作業で
むらになり、均一な処理ができにくくなる場合があり、
また、3.0重量%より多いと、むらのない均一な処理
ができるが、初期の撥水撥油性やその持続性が低下する
場合がある。
【0038】また、コーティング成分中には、その目的
および用途により、ワックス、樹脂および増粘剤を配合
することが好ましい。
【0039】ワックスとしては、例えば、カルナバワッ
クス、キャンデリラワックス、モンタンワックス、セレ
シン、パラフィン、マイクロクリスタリンワックス、オ
ゾケライトなどに代表される天然ワックス、α−オレフ
ィンワックス、フィッシャー・トロプッシュワックスお
よびその誘導体、ポリオレフィンワックスおよびその誘
導体、酸化パラフィン、酸化マイクロクリスタリンワッ
クス、カスターワックス、モンタンワックスをベースに
した酸ワックスおよびエステルワックスおよびその誘導
体、ラノリン誘導体、石油系のオレフィンベースのオレ
フィンと無水マレイン酸あるいはアクリル酸、または、
酢酸ビニルからなるワックス、金属石鹸、油脂、高級脂
肪酸、高級アルコール、硬化油、脂肪酸アマイド、ポリ
エーテルなどに代表されるワックス様物、あるいは、フ
ッ素変性ワックス、シリコーン変性ワックス、樹脂変性
ワックスなどの種々の変性ワックスなどが挙げられる。
これらワックスは、単独で用いてもよく、また、2種以
上併用してもよい。ワックスを配合することにより、塗
装面の艶出し性を向上させることができる。また、これ
らワックスは、エマルジョンあるいはサスペンジョンと
された水分散体であるものが好ましく用いられる。ま
た、これらワックスは、コーティング成分全量中に、
0.01〜5.0重量%、さらには、0.02〜3.0
重量%含有されるように調製することが好ましい。
【0040】樹脂としては、例えば、シリコーン系樹
脂、フッ素系樹脂、石油系樹脂、テルペン樹脂、脂環族
炭化水素樹脂、アルキド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリウ
レタン系樹脂、フェノール系樹脂、尿素メラミン樹脂、
ポリエステル樹脂、アミノ樹脂、メラミン樹脂、アクリ
ル樹脂、ビニール系樹脂、尿素樹脂、エポキシ樹脂、ロ
ジン変性樹脂、アミノアルキド樹脂、変性アルキド樹
脂、天然樹脂、ケトン樹脂、ロジン系樹脂などが挙げら
れる。これら樹脂は、単独で用いてもよく、また、2種
以上併用してもよい。樹脂を配合することにより、定着
性を向上させることができる。また、これら樹脂は、エ
マルジョンあるいはサスペンジョンとされた水分散体で
あるものが好ましく用いられる。また、これら樹脂は、
コーティング成分全量中に、0.01〜3.0重量%、
さらには、0.02〜1.0重量%含有されるように調
製することが好ましい。
【0041】増粘剤としては、例えば、イオン架橋型有
機酸類、ガム類、鉱物類、あるいは、セルロース類など
が挙げられ、その他に、寒天、ゼラチン、ポリアクリル
アミドなどが含まれる。
【0042】イオン架橋型有機酸類は、ポリアクリル酸
やアルギン酸などの有機酸などであって、塩の添加によ
ってイオン架橋し、分子鎖が伸びることによって、増粘
性を発現するものである。添加する塩としては、ポリア
クリル酸の場合には、例えば、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、ア
ンモニアなどの無機アルカリや、モノエタノールアミ
ン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、トリ
エチルアミン、ジイソプロパノールアミン、ジ−(2−
エチルヘキシル)アミン、アミノメチルプロパノール、
トロメタミン、テトラヒドロキシプロピルエチレンジア
ミンなどの有機アミン類などのアルカリが挙げられ、ま
た、アルギン酸の場合には、塩化カルシウムや塩化マグ
ネシウムなどの2価の金属塩などが挙げられる。これら
の塩は、有機酸のカルボン酸に対して、例えば、中和当
量で用いられる。
【0043】ガム類としては、例えば、アラビアガム、
グアーガムおよびその誘導体、ビーガム、キサンタンガ
ム、ウェランガム、ランタンガム、ジュランガムなどが
挙げられる。鉱物類としては、例えば、ベントナイト、
モンモリロナイトなどが挙げられる。また、セルロース
類としては、例えば、カルボシキメチルセルロース、ヒ
ドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロ
ースなどが挙げられる。これら増粘剤は、単独で用いて
もよく、また、2種以上併用してもよい。増粘剤を配合
することにより、成分の沈降防止と溶液の安定性を向上
させることができる。
【0044】本発明において、これらのうち、コーティ
ング成分には、イオン架橋型有機酸類が好ましく配合さ
れる。イオン架橋型有機酸類を配合すれば、保水性を発
現して、作業性を向上させ、むらのない均一な皮膜の形
成を実現することができる。
【0045】また、これら増粘剤は、コーティング成分
(水分散体)に含有させた時に、その成分(水分散体)
の粘度が、0.05〜200Pa・s、さらには、0.
1〜80Pa・sとなるように調整することが好まし
い。
【0046】また、コーティング成分中には、その他
に、艶出し剤、界面活性剤、研磨剤、染料、顔料、香
料、滑剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤など、通常添加さ
れる各種の添加剤を配合してもよい。例えば、シリコン
パウダーやワックスパウダーなどの滑剤を配合すること
で、拭き取り性を向上させることができる。
【0047】そして、コーティング成分は、上記した各
成分を、上記した割合において、水に配合し、撹拌混合
して、均一に分散させることにより、水分散体として調
製することができる。なお、増粘剤を配合する場合に
は、上記した各成分を配合する最初または最後あるいは
適宜の段階で配合して、コーティング成分(水分散体)
を均一に増粘させるようにすればよい。
【0048】そして、このように調製されたコーティン
グ成分を、布に含浸するには、例えば、ディップロール
コーター法、グラビアロールコーター法、スプレーコー
ト法、リバースロールコーター法、ダイレクトロールコ
ーター法、キスロールコーター法、インバースナイフコ
ーター法、エアナイフコーター法、オポジットナイフコ
ーター法、ハケ塗り法などを用いることができる。この
ような公知の方法によって、コーティング成分を布に含
浸させることにより、本発明のコーティング用布を製造
することができる。なお、布の上からシャワー状にコー
ティング成分をかける方法がよく用いられており、この
ような方式は、シャワー方式とも呼ばれている。
【0049】また、コーティング成分を含浸する割合
は、例えば、布の重量に対して、1.0〜5.0倍、好
ましくは、1.5〜4倍である。
【0050】このようにして得られた本発明のコーティ
ング用布は、何ら制限されることなく、金属、プラスチ
ック、セラミック、木材の塗装面などのコーティングに
用いることができ、より具体的には、車両、航空機、船
舶、重設機械、各種の産業機械、家具、家電、各種の家
庭用機械などの塗装面のコーティングに用いることがで
きる。
【0051】そして、本発明のコーティング用布によっ
て塗装面を処理するには、本発明のコーティング用布を
塗装面に接触させて拭けばよく、例えば、塗装面がクリ
アな表面となるまでコーティング成分を塗り込めばよ
い。
【0052】本発明のコーティング用布では、処理時の
作業性が良好で、塗装面にむらの少ない均一な皮膜を形
成することができ、優れた撥水性および防汚性を発現す
ることができる。とりわけ、コーティング成分が水分散
体として布に含浸されていると、塗り込みの前には、ポ
リテトラフルオロエチレンおよびパーフルオロポリエー
テルが、水中に安定した状態で分散している一方で、塗
り込み時においては、その塗り込む押圧力によって、塗
装面に一旦接触すると、その塗装面に良好に付着して、
水中に再び戻ることが少ないので、塗り込み量に対する
塗装面への付着量が多く、そのため、塗装面に少量を塗
り込んで、その後、拭き取らないドライブライトタイプ
のコーティング用布として好適に用いることができる。
さらに、水分散体として布に含浸されていると、有機溶
媒を用いずにすむので、環境上および衛生上、良好な作
業条件を確保することができる。
【0053】
【実施例】以下に、実施例および比較例を挙げて本発明
をさらに具体的に説明するが、本発明は、これら実施例
および比較例に何ら限定されるものではない。
【0054】製造例1(コーティング成分Aの調製) ・KRYTOX DF/W(デュポン社製、PTFEエ
マルジョン、固形分20重量%、数平均分子量350
0) 2.0重量% ・L−205(中京油脂社製、パーフルオロポリエーテ
ルエマルジョン、不揮発分64重量%) 2.0重量
% ・イオン交換水 96.0重量% 上記各成分を、イオン交換水に撹拌しながら順次添加し
て、均一に分散させることにより、コーティング成分A
を調製した。
【0055】製造例2(コーティング成分Bの調製) ・KRYTOX DF/W(デュポン社製、PTFEエ
マルジョン、固形分20重量%、数平均分子量350
0) 2.5重量% ・KRYTOX LW−1200(デュポン社製、PT
FEエマルジョン、固形分20重量%、数平均分子量4
0000) 1.0重量% ・L−205(中京油脂社製、パーフルオロポリエーテ
ルエマルジョン、不揮発分64重量%) 2.5重量
% ・KF−618(信越化学工業社製、ポリエーテル変性
シリコーンオイル ポリオキシエチレン・メチルポリシ
ロキサン共重合体) 0.1重量% ・イオン交換水 93.9重量% 上記各成分を、イオン交換水に撹拌しながら順次添加し
て、均一に分散させることにより、コーティング成分B
を調製した。
【0056】製造例3(コーティング成分Cの調製) ・ルブロンLDW−40(ダイキン工業社製、PTFE
ディスパージョン、固形分40重量%) 1.5重量
% ・K−926(中京油脂社製、パーフルオロポリエーテ
ルエマルジョン、不揮発分64重量%) 3.0重量
% ・KF−354(信越化学工業社製、ポリエーテル変性
シリコーンオイル ポリオキシエチレン・メチルポリシ
ロキサン共重合体) 0.1重量% ・エマスター0001(日本精蝋社製、マイクロクリス
タリンワックスエマルジョン、固形分40重量%)
1.0重量% ・ハイビスワコー104(和光純薬工業社製、イオン架
橋型ポリアクリル酸)0.1重量% ・トリエタノールアミン(90重量%水溶液) 0.
15重量% ・イオン交換水 94.15重量% イオン交換水に、ハイビスワコー104を溶解させた
後、ルブロンLDW−40、K−926、KF−35
4、エマスター0001を撹拌しながら順次添加して、
均一に分散させた後、トリエタノールアミンを添加し
て、均一に増粘させることによって、コーティング成分
Cを調製した。
【0057】製造例4(コーティング成分Dの調製) ・KRYTOX LW−1200(デュポン社製、PT
FEエマルジョン、固形分20重量%、数平均分子量4
0000) 3.0重量% ・K−926(中京油脂社製、パーフルオロポリエーテ
ルエマルジョン、不揮発分64重量%) 3.0重量
% ・FPD−4668(信越化学工業社製、フッ素・ポリ
エーテル変性シリコーンオイル) 0.1重量% ・セロゾールD−355(中京油脂社製、石油系樹脂エ
マルジョン、固形分40重量%) 0.5重量% ・アルギン酸ナトリウム(紀文フードケミファ社製)
0.3重量% ・塩化カルシウム 0.06重量% ・イオン交換水 93.04重量% イオン交換水に、アルギン酸ナトリウムを溶解させた
後、塩化カルシウムを添加して、均一に増粘させた後、
KRYTOX LW−1200、K−926、FPD−
4668、セロゾールD−355、を撹拌しながら順次
添加して、均一に分散させることによって、コーティン
グ成分Dを調製した。
【0058】製造例5(コーティング成分Eの調製) ・ホスタフロンTF5050(ダイニオン社製、PTF
Eディスパージョン、固形分58重量%) 1.5重
量% ・L−205(中京油脂社製、パーフルオロポリエーテ
ルエマルジョン、不揮発分64重量%) 4.0重量
% ・KF−618(信越化学工業社製、ポリエーテル変性
シリコーンオイル ポリオキシエチレン・メチルポリシ
ロキサン共重合体) 0.1重量% ・サーフロンS−141(旭硝子社製、フッ素系活性
剤) 0.1重量% ・ハイビスワコー104(和光純薬工業社製、イオン架
橋型ポリアクリル酸)0.05重量% ・アンモニア水(28重量%水溶液) 0.05重量
% ・イオン交換水 94.2重量% イオン交換水に、ハイビスワコー104を溶解させた
後、ホスタフロンTF5050、L−205、KF−6
18、サーフロンS−141を撹拌しながら順次添加し
て、均一に分散させた後、アンモニア水を添加して、均
一に増粘させることによって、コーティング成分Eを調
製した。
【0059】製造例6(コーティング成分Fの調製) ・ルブロンLDW−40(ダイキン工業社製、PTFE
ディスパージョン、固形分40重量%) 1.0重量
% ・L−205(中京油脂社製、パーフルオロポリエーテ
ルエマルジョン、不揮発分64重量%) 2.0重量
% ・FPD−4668(信越化学工業社製、フッ素・ポリ
エーテル変性シリコーンオイル) 0.1重量% ・Fluoromontanate emulsion
(クラリアントジャパン社製、フッ素ワックスエマルジ
ョン、固形分21.2重量%) 1.0重量% ・ハイビスワコー104(和光純薬工業社製、イオン架
橋型ポリアクリル酸)0.05重量% ・アンモニア水(28重量%水溶液) 0.05重量
% ・イオン交換水 95.8重量% イオン交換水に、ハイビスワコー104を溶解させた
後、ルブロンLDW−40、L−205、FPD−46
68、Fluoromontanate emulsi
onを撹拌しながら順次添加して、均一に分散させた
後、アンモニア水を添加して、均一に増粘させることに
よって、コーティング成分Fを調製した。
【0060】製造例7(コーティング成分Gの調製) ・KRYTOX DF/W(デュポン社製、PTFEエ
マルジョン、固形分20重量%、数平均分子量350
0) 1.5重量% ・KRYTOX LW−1200(デュポン社製、PT
FEエマルジョン、固形分20重量%、数平均分子量4
0000) 1.5重量% ・L−205(中京油脂社製、パーフルオロポリエーテ
ルエマルジョン、不揮発分64重量%) 4.0重量
% ・FPD−4668(信越化学工業社製、フッ素・ポリ
エーテル変性シリコーンオイル) 0.1重量% ・ルミフロンFE−3000(旭硝子社製、フッ素樹脂
エマルジョン、不揮発分50重量%) 0.1重量% ・アルギン酸ナトリウム(紀文フードケミファ社製)
0.3重量% ・塩化カルシウム 0.06重量% ・イオン交換水 92.54重量% イオン交換水に、アルギン酸ナトリウムを溶解させた
後、塩化カルシウムを添加して、均一に増粘させた後、
KRYTOX DF/W、KRYTOX LW−120
0、L−205、FPD−4668、ルミフロンFE−
3000を撹拌しながら順次添加して、均一に分散させ
ることによって、コーティング成分Gを調製した。
【0061】製造例8(コーティング成分Hの調製) ・K−926(中京油脂社製、パーフルオロポリエーテ
ルエマルジョン、不揮発分64重量%) 3.0重量
% ・エマスター0001(日本精蝋社製、マイクロクリス
タリンワックスエマルジョン、固形分40重量%)
1.0重量% ・KF−354(信越化学工業社製、ポリエーテル変性
シリコーンオイル ポリオキシエチレン・メチルポリシ
ロキサン共重合体) 0.1重量% ・イオン交換水 95.9重量% 上記各成分を、イオン交換水に撹拌しながら順次添加し
て、均一に分散させることにより、コーティング成分H
を調製した。
【0062】製造例9(コーティング成分Iの調製) ・ルブロンLDW−40(ダイキン工業社製、PTFE
ディスパージョン、固形分40重量%) 1.5重量
% ・FPD−4668(信越化学工業社製、フッ素・ポリ
エーテル変性シリコーンオイル) 0.1重量% ・ハイビスワコー104(和光純薬工業社製、イオン架
橋型ポリアクリル酸)0.05重量% ・アンモニア水(28重量%水溶液) 0.05重量
% ・イオン交換水 98.3重量% イオン交換水に、ハイビスワコー104を溶解させた
後、ルブロンLDW−40、FPD−4668を撹拌し
ながら順次添加して、均一に分散させた後、アンモニア
水を添加して、均一に増粘させることによって、コーテ
ィング成分Iを調製した。
【0063】製造例10(コーティング成分Jの調製) ・Fluoromontanate emulsion
(クラリアントジャパン社製、フッ素ワックスエマルジ
ョン、固形分21.2重量%) 5.0重量% ・FPD−4668(信越化学工業社製、フッ素・ポリ
エーテル変性シリコーンオイル) 0.1重量% ・イオン交換水 94.9重量% 上記各成分を、イオン交換水に撹拌しながら順次添加し
て、均一に分散させることにより、コーティング成分J
を調製した。
【0064】製造例11(コーティング成分Kの調製) ・KRYTOX LW−1200(デュポン社製、PT
FEエマルジョン、固形分20重量%、数平均分子量4
0000) 3.0重量% ・ルミフロンFE−3000(旭硝子社社製、フッ素樹
脂エマルジョン、不揮発分50重量%) 0.1重量
% ・ハイビスワコー104(和光純薬工業社製、イオン架
橋型ポリアクリル酸)0.05重量% ・アンモニア水(28重量%水溶液) 0.05重量
% ・イオン交換水 96.8重量% イオン交換水に、ハイビスワコー104を溶解させた
後、KRYTOX LW−1200、ルミフロンFE−
3000を撹拌しながら順次添加して、均一に分散させ
た後、アンモニア水を添加して、均一に増粘させること
によって、コーティング成分Kを調製した。
【0065】製造例12(コーティング成分Lの調製) ・エマスター0001(日本精蝋社製、マイクロクリス
タリンワックスエマルジョン、固形分40重量%)
2.5重量% ・BY−22−007(東レ・ダウコーニングシリコー
ン社製、ジメチルシリコーンオイルエマルジョン、不揮
発分50重量%) 2.0重量% ・イオン交換水 95.5重量% 上記各成分を、イオン交換水に撹拌しながら順次添加し
て、均一に分散させることにより、コーティング成分L
を調製した。
【0066】実施例1〜21および比較例1〜19 上記により得られたコーティング成分A〜Lを、30×
40cmにカットした下記に示す不織布A〜Gに、表1
に示す組み合わせにおいて、不織布の重量に対してコー
ティング成分が2.5倍となるように、それぞれ含浸さ
せることにより、実施例1〜21および比較例1〜19
のコーティング用布を調製した。
【0067】不織布A:100%ポリエステル不織布
(目付け量70g/m2 、1.961KPa荷重下の密
度0.07g/cm3) 不織布B:30%ナイロン、30%ポリエステルおよび
40%レーヨンを混紡した不織布(目付け量70g/m
2 、1.961KPa荷重下の密度0.16g/c
3) 不織布C:100%レーヨン不織布(目付け量120g
/m2 、1.961KPa荷重下の密度0.18g/c
3) 不織布D:50%レーヨンおよび50%ポリエステルを
混紡した不織布(目付け量16g/m2 、1.961K
Pa荷重下の密度0.14g/cm3) 不織布E:50%ナイロンおよび50%ポリエステルを
混紡した不織布(目付け量350g/m2 、1.961
KPa荷重下の密度0.23g/cm3) 不織布F:50%ポリエチレンおよび50%ポリエステ
ルを混紡した不織布(目付け量100g/m2 、1.9
61KPa荷重下の密度0.01g/cm3) 不織布G:100%ナイロン不織布(目付け量130g
/m2 、1.961KPa荷重下の密度0.33g/c
3) 評価(処理試験) 下記の手順に従って、実施例1〜21および比較例1〜
19のコーティング用布を用いて、平成10年型トヨタ
カローラ白色塗装車(2台)のボンネット部分を処理
し、1)塗り込み時の作業性および皮膜の均一性(むら
の有無)、2)処理直後の撥水性、3)撥水の持続性、
4)皮膜の防汚性、について評価した。その結果を表1
に示す。
【0068】1)市販のクリーナーワックスを用いて、
ボンネット部分の塗装面の汚れを除去し、さらに残って
いるワックスの皮膜部分を、脂肪族系溶剤を用いて完全
に除去した。
【0069】2)ボンネット部分の塗装面を分割して、
1区画(約30cm×35cm)ごとに、各コーティン
グ用布で塗装面にそれぞれ塗り込み、クリアな面がでる
まで磨き上げた。これを、実施例1〜21および比較例
1〜19の各サンプルについて実施した。
【0070】
【表1】
【0071】
【発明の効果】本発明のコーティング用布によれば、処
理時の作業性が良好で、塗装面にむらの少ない均一な皮
膜を形成することができ、優れた撥水性および防汚性が
発現される。とりわけ、コーティング成分が水分散体と
して布に含浸されていると、塗り込みの前には、ポリテ
トラフルオロエチレンおよびパーフルオロポリエーテル
が、水中に安定した状態で分散している一方で、塗り込
み時においては、その塗り込む押圧力によって、塗装面
に一旦接触すると、その塗装面に良好に付着して、水中
に再び戻ることが少ないので、塗り込み量に対する塗装
面への付着量が多く、そのため、塗装面に少量を塗り込
んで、その後、拭き取らないドライブライトタイプのコ
ーティング用布として好適に用いることができ、さら
に、有機溶媒を用いずにすむので、環境上および衛生
上、良好な作業条件を確保することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D06M 15/353 D06M 15/353 (72)発明者 日高 隆太郎 大阪府大阪市中央区谷町2丁目6番5号 株式会社ソフト九九コーポレーション内 Fターム(参考) 3D026 AA64 4J038 BA012 BA192 CD091 CD092 CD121 CD122 CG172 DL032 JA35 KA07 MA08 MA10 NA05 NA07 NA23 PB07 PC10 4L033 AC03 AC04 AC07 AC15 CA17 CA48

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目付け量30〜300g/m2 、1.9
    61KPaの荷重を加えた時の密度が、0.02〜0.
    3g/cm3 である布に、 ポリテトラフルオロエチレンと、パーフルオロポリエー
    テルとを含むコーティング成分が含浸されていることを
    特徴とする、コーティング用布。
  2. 【請求項2】 コーティング成分が、ポリテトラフルオ
    ロエチレンと、パーフルオロポリエーテルとを含む水分
    散体であることを特徴とする、請求項1に記載のコーテ
    ィング用布。
  3. 【請求項3】 コーティング成分中のポリテトラフルオ
    ロエチレンの含有量が、0.8重量%以下であることを
    特徴とする、請求項1または2に記載のコーティング用
    布。
  4. 【請求項4】 コーティング成分中に、さらに、親水性
    の有機変性シリコーンオイルが含まれていることを特徴
    とする、請求項1〜3のいずれかに記載のコーティング
    用布。
  5. 【請求項5】 親水性の有機変性シリコーンが、ポリエ
    ーテル変性シリコーンオイルであることを特徴とする、
    請求項4に記載のコーティング用布。
  6. 【請求項6】 コーティング成分中に、さらに、増粘剤
    としてイオン架橋型有機酸類が含まれていることを特徴
    とする、請求項1〜5のいずれかに記載のコーティング
    用布。
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