JPH11124258A - 巻取ユニットとその製造方法、製造装置及び装着装置 - Google Patents
巻取ユニットとその製造方法、製造装置及び装着装置Info
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- JPH11124258A JPH11124258A JP30799297A JP30799297A JPH11124258A JP H11124258 A JPH11124258 A JP H11124258A JP 30799297 A JP30799297 A JP 30799297A JP 30799297 A JP30799297 A JP 30799297A JP H11124258 A JPH11124258 A JP H11124258A
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Abstract
ラベラーに対して、大量のシュリンクラベルを簡単な操
作で装着可能な巻取ユニットを提供する。 【解決手段】 シュリンクラベルの幅よりも数倍長い巻
芯2を用意し、その巻芯2の長手方向の複数個所にシュ
リンクラベルを巻き取って複数の巻取4a、4b、4c
を形成すると共にその巻き取りの際に各巻取の巻き終わ
りと隣接した巻取の巻き始めがつながった状態として巻
取ユニット1を形成する。この巻取ユニット1はラベラ
ー給紙部のリールシャフトに単に嵌合させるのみで装着
でき、複数の巻取からシュリンクラベルを連続して繰り
出すことができができる。
Description
ート、偏平なチューブ状のフィルム等のような長いシー
ト状のもの(シート状物という)を巻き取って巻取状と
したものを複数個、ユニット化した巻取ユニットに関
し、また、その巻取ユニットを製造する方法及び装置、
並びにその巻取ユニットを使用する機械に装着するため
の装着装置にも関する。
(例えば、印刷機、製袋機、製袋充填機、ラベラー等)
にシート状物を供給するには、シート状物を紙管等の巻
芯上に巻取状に巻き取った巻取を用いるのが一般的であ
り、その巻取を、シート状物を取り扱う機械の給紙部に
セットし、その巻取からシート状物を繰り出している。
ここで使用する巻取は、1個の巻芯の上に1個の巻取を
形成したものであった。
機械では、給紙部に設けている1本の繰り出し軸(リー
ルシャフト)に複数の巻取を並列にセットし、且つ各巻
取の巻き始めのシート状物を隣接した巻取の巻き終わり
の部分に接続しておき、一つの巻取からシート状物を繰
り出し、それが無くなると、自動的に次の巻取からシー
ト状物を繰り出すという動作を行うものが知られてい
る。例えば、チューブ状のシュリンクラベルを容器外周
に取り付けるための装置、すなわちラベラーでは、シュ
リンクフィルムに所定の印刷を施し、チューブ状に貼り
合わせてなるシュリンクラベルを、巻芯上に適当な長さ
だけ巻き取った巻取を複数個(例えば、5〜6個)、ラ
ベラーの給紙部(ストッカー)のリールシャフト上に並
列にセットし、且つ互いに隣接した巻取の巻きはじめと
巻き終わりの部分を接続しておき、複数の巻取からシュ
リンクラベルを連続的に繰り出すという動作を行ってい
た。
従来の方法では、巻取を給紙部にセットする作業に多大
な労力がかかるという問題があった。すなわち、通常、
巻取は1個ずつが梱包されて運ばれて来るので、巻取を
給紙部にセットするに当たっては、作業者が巻取を1個
ずつ包装された箱(ダンボール箱)から取り出し、給紙
部のリールシャフトに取り付けなければならず、重い巻
取(例えば、1巻10〜15kg)を数多く手作業で取
り扱うため、大きい労力が必要であった。また、複数の
巻取の巻き終わりと巻き始めとを接続する作業も煩雑で
あった。特に、チューブ状のシュリンクラベルを取り扱
う場合には、一つの巻取の巻き終わりと巻き始めとを接
続するために、一方のチューブ状のシュリンクラベルの
端部の中に、他方のチューブ状のシュリンクラベルの端
部を差し込み、絵柄を合わせながら粘着テープで貼り合
わせ、更に、空気抜き用の孔を開けるという動作が必要
となり、作業が煩雑で長時間かかるという問題があっ
た。
されたもので、複数個の巻取を予めユニット化しておく
ことにより、機械の給紙部に対する装着作業を容易とす
ることの可能な巻取ユニットを提供することを目的とす
る。
る方法及び装置並びに、その巻取ユニットの給紙部に装
着する装着装置を提供することも目的とする。
取り扱う機械の給紙部に対して巻取をセットする作業を
簡略化するため、一つの巻芯外周の軸線方向の複数個所
に、シート状物を巻き取って形成した複数の巻取を、各
巻取の巻終わりと隣接した巻取の巻き始めがつながった
状態で形成し、巻取ユニットを構成したものである。こ
の構成の巻取ユニットを用いると、複数の巻取が一つの
巻芯によってユニット化されているので、一つの物品と
して給紙部のリールシャフトに取り付けることができ、
また、各巻取間でのシート状物の接続作業が不要とな
り、給紙部に対する装着作業が大幅に簡略化され、短時
間で且つ少ない労力で装着を行うことができる。
は、前記巻芯の複数のシート状物巻取位置のうち、最も
端部にあるシート状物巻取位置に、シート状物の供給源
から引き出したシート状物を巻き取って第一の巻取を形
成し、次いで、該第一の巻取の最外周のシート状物を隣
接したシート状物巻取位置に導いて巻き付け、その上
に、シート状物の供給源から引き出したシート状物を巻
き取って第二の巻取を形成するという動作を繰り返すこ
とを特徴とするものであり、これにより、巻芯の上に、
巻き終わりと巻き始めがつながった複数の巻取を形成す
ることができ、本発明の巻取ユニットを製造できる。
装置は、巻取ユニットに巻き取るべきシート状物を繰り
出す給紙装置と、そのシート状物を所定の経路に沿って
搬送する搬送手段と、搬送されてきたシート状物を前記
巻芯上に巻き取る巻取装置を備え、その巻取装置が、前
記巻芯を保持して回転する巻取軸と、該巻取軸を、その
軸線がシート搬送手段で搬送されるシート状物の走行方
向に直角となるように保持し、且つ該巻取軸の軸線方向
に移動可能な移動台と、該移動台を、前記巻取軸に保持
された巻芯の複数のシート状物巻取位置が順次、前記シ
ート状物の搬送経路に一致する位置となるように、移動
させる移動台駆動装置を有することを特徴とし、これに
より、巻芯の上に、巻き終わりと巻き始めがつながった
複数の巻取を形成し、本発明の巻取ユニットを製造でき
る。
の巻取を備えた巻取ユニットを、ラベラーに設けている
給紙部のリールシャフトに装着する装置も提供するもの
であり、本発明の装着装置は、前記巻取ユニットを、巻
芯の中心穴の両端を開放した状態で水平に保持する補助
台車と、該保持台車を、内外に移動可能に保持する移動
台車と、前記ラベラーの給紙部のリールシャフトの下方
に設けられたリフターであって、前記補助台車を内外に
移動可能に保持するリフターを備え、前記巻取ユニット
を保持した補助台車を移動台車に搭載し、その移動台車
を前記リールシャフトの前に移動させ、その移動台車か
ら補助台車を前記リフター上に移動させることにより、
保持した巻取ユニットを前記リールシャフトに装着させ
る構成としたものである。本発明はこの構成により、ラ
ベラーの給紙部に対して装着すべき巻取ユニットを、移
動台車上に搭載した補助台車に保持させ、その移動台車
によって給紙部のリールシャフトの前に運んでゆき、そ
の後、単に、巻取ユニットを保持した補助台車を移動台
車から給紙部側に設けているリフターの上に移動させる
ことにより、自動的に巻取ユニットの巻芯をリールシャ
フトに嵌合させることができ、重い巻取ユニットでもき
わめて容易にラベラーの給紙部のリールシャフトに装着
することができる。
て本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の説明は
シート状物としてシュリンクラベルを用いた場合を例に
とって説明するが、本発明はシュリンクラベルに限ら
ず、他の任意のシート状物に適用可能である。
ト1Aを示すもので、(a)はその概略平面図、(b)
はその概略断面図である。本実施例の巻取ユニット1A
は、外周に一定の間隔を開けて形成されたフランジ2a
を備えた巻芯2上の、フランジ2aで挟まれた複数個所
の円筒支持面2b上に、シュリンクラベル(シート状
物)3を巻き取って複数の巻取4a、4b、4cを形成
したものである。しかも、各巻取の巻き終わりと隣接し
た巻取の巻き始めはつながった状態としている。すなわ
ち、図面で左端にある第一の巻取4aの巻き終わりのシ
ュリンクラベル3aは長手方向に対して約45°の角度
で折り曲げられ、フランジ2aの外周を乗り越えて次の
巻取位置の円筒支持面上に巻き付けられ、第二の巻取4
bの巻き始めのシュリンクラベル3bとなっており、従
って、第一の巻取4aの巻き終わりのシュリンクラベル
3aと第二の巻取4bの巻き始めのシュリンクラベル3
bとはつながっている。同様に、第二の巻取4bの巻き
終わりと、第三の巻取4cの巻き始めもつながってい
る。なお、巻芯2に対する複数の巻取の形成方法(シュ
リンクラベルの巻取方法)については後述する。巻芯2
は通常、PS、PP等の樹脂で作られる。
取4a、4b、4cが一体構造のものとして取り扱わ
れ、梱包、運搬されると共に、使用に際しては、図2に
示すように、ラベラーの給紙部のリールシャフト6に単
に装着するのみでよく、現場での巻取間のシュリンクラ
ベルの接続作業が不要となる。従って、本実施例の巻取
ユニット1Aを用いると、従来のように個々に独立した
巻取を用いる場合に比べて、梱包が簡単となると共に、
ラベラーの給紙部のリールシャフト6に対する装着作業
をきわめて簡略化でき、短時間で装着作業を行うことが
できるという利点が得られる。
いる巻芯2は、複数のフランジ2aを備えた一体構造の
ものとしているが、この巻芯2は必ずしも一体構造とす
る必要はなく、複数の部品を組み立てて形成する構成と
してもよい。図3は、複数の部品を組み立てて形成する
構成の巻芯の1例を分解して示す概略断面図である。図
3に示す巻芯2Aは3個のコア2Aa、2Ab、2Ac
で構成されている。第一のコア2Aaは、1個の巻取を
支持する円筒支持面2bと、その両端のフランジ2a
と、片側のフランジ2aの外側に突出する円筒部2c
と、リールシャフトを通すための穴2dと、一端の嵌合
穴2e等を備えている。第二のコア2Abは、1個の巻
取を支持する円筒支持面2bと、その一端のフランジ2
aと、反対端に形成され、コア2Aaの嵌合穴2eに嵌
合可能な嵌合部2fと、リールシャフトを通すための穴
2dと、一端の嵌合穴2e等を備えている。第二のコア
2Abの嵌合穴2eは、第一のコア2Aaの嵌合穴2e
と同一寸法に作られている。第三のコア2Acは、1個
の巻取を支持する円筒支持面2bと、その一端のフラン
ジ2aと、反対端に形成され、コア2Abの嵌合穴2e
に嵌合可能な嵌合部2fと、フランジ2aの外側に突出
する円筒部2cと、リールシャフトを通すための穴2d
等を備えている。かくして、第一のコア2Aaの嵌合穴
2eに、第二のコア2Abの嵌合部2fを嵌合し、その
第二のコア2Abの嵌合穴2eに、第三のコア2Acの
嵌合部2fを嵌合することで、図1に示す巻芯2と同様
の外形となる巻芯2Aを形成できる。また、第一のコア
2Aaと第三のコア2Acの間に配置する第二のコア2
Abの個数を増加させることで、1個の巻芯2Aの円筒
支持面2bの個数を増加させることができ、巻芯2A上
に保持する巻取の個数を増加させることができる。この
巻芯2Aを形成するコア2Aa、2Ab、2Acも、通
常、PS、PP等の樹脂で作られる。
a、2Ab、2Acを互いに接続するために、単に嵌合
穴2eと嵌合部2fの嵌合を利用しているが、この嵌合
をより確実とするため、適当な止めねじを併用してもよ
い。更に、嵌合穴2eと嵌合部2fの互いに面する位置
にねじを形成し、ねじ込み方式で各コアを接続する構成
としてもよい。また、図1〜図3に示す実施例では、最
も外側のフランジ2aよりも外側に突出する円筒部2c
を形成している。この円筒部2cは、後述するように、
巻取ユニットを運搬する時などに保持するために使用さ
れるものであるが、本発明に必須のものではなく、省略
してもよい。
ット1Bを示すもので、(a)はその概略平面図、
(b)はその概略断面図である。この実施例の巻取ユニ
ット1Bは、複数の巻取を支持しうる長さの円筒支持面
2Baを備えた筒体からなる巻芯2B上の軸線方向の複
数個所に、シュリンクラベル3を巻き取って複数の巻取
4a、4b、4cを形成し、且つ各巻取の間に、巻芯2
Bとは別部品である円板状の仕切り板8を配置し、ま
た、各巻取4a、4b、4cの巻き終わりと隣接した巻
取の巻き始めをつながった状態としたものである。この
巻取ユニット1Bも実施例1の巻取ユニット1Aと同様
に使用される。この実施例では、単に筒体からなる巻芯
2Bを使用しており、その巻芯2Bとしては、紙管、樹
脂の管等の安価なものを使用でき、コストダウンを図る
ことができるという利点が得られる。
る巻取ユニット1Cを示すもので、(a)はその概略平
面図、(b)はその概略断面図、(c)は巻芯に対して
シュリンクラベルを巻取中の状態を示す概略平面図であ
る。この実施例の巻取ユニット1Cは、複数の巻取を支
持しうる長さの円筒支持面2Caを備えた筒体からなる
巻芯2C上の複数個所に、シュリンクラベル3を巻き取
って複数の巻取4a、4b、4cを形成し、且つ各巻取
の間及び巻取の外側に、巻芯2Cとは別部品である円板
状の側盤10を配置し、また、各巻取4a、4b、4c
の巻き終わりと隣接した巻取の巻き始めをつながった状
態としたものである。ここで使用する側盤10は巻芯2
Cに対して軸線方向に移動可能であると共に止めねじ1
1によって任意の位置に固定可能なものである。
なわち、図5(c)に示すように、巻芯2C上に最初の
巻取4aを形成するに当たって、その両側に位置する側
盤10、10の間隔を少し広くしておき、巻き終わって
巻取4aを形成した後、右側の側盤10を移動させて巻
取4aの端面に押し付けた状態で固定し、次いで、その
側盤10の右側にも同様にしてシュリンクラベル3を巻
き取って第二の巻取を形成し、且つその右側の側盤10
を押し付けた状態で固定するという動作を繰り返すこと
で図5(a)、(c)に示す巻取ユニット1Cを形成す
る。このようにして形成された巻取ユニット1Cは、各
巻取4a、4b、4cの両端面に側盤10、10が強く
接触しているため、この巻取ユニット1Cをラベラーの
給紙部のリールシャフトに装着し、シュリンクラベル3
を引き出した時、引き出されるシュリンクラベル3によ
って、側盤10に回転力が付与され、巻取ユニット1C
がシュリンクラベル3で引っ張られて安定して回転す
る。このため、巻取ユニット1C上に残っているシュリ
ンクラベル3が、引き出されるシュリンクラベル3によ
って引き締められてトラブルを起こすということを防止
できる効果が得られる。
法(シュリンクラベルの巻取方法)及びそのために使用
する装置を、図1に示す巻取ユニット1の場合を例にと
って説明する。図6は巻取ユニットの製造装置の概略平
面図、図7はその概略側面図である。図6、図7におい
て、21は巻取ユニットに巻き取るべきシュリンクラベ
ル3を繰り出す給紙装置であり、長いシュリンクラベル
3を巻き取った巻取体22を保持するための繰り出し軸
23と、その繰り出し軸23を支持する架台24と、繰
り出し軸23に適当なブレーキ力を付与するブレーキ
(図示せず)等を備えている。26は、給紙装置21か
らシュリンクラベル3を引き出し、所定の経路に沿って
搬送する搬送手段であり、複数のガイドローラ27と、
駆動ローラ28等を備えている。29はシュリンクラベ
ル3の搬送経路の途中に配置された作業台であり、シュ
リンクラベル3の接続作業等を行うために使用される。
3を巻芯2上に巻き取る巻取装置である。この巻取装置
31は、巻芯2を保持して回転する巻取軸32と、その
巻取軸32を回転駆動するモータ(図示せず)と、その
巻取軸32を、その軸線が搬送手段26で搬送されるシ
ュリンクラベル3の走行方向(軸線O−Oで示す方向)
に直角となるように保持し、且つ該巻取軸32の軸線方
向に移動可能な移動台33と、その移動台33を移動可
能に保持するガイドレール34と、その移動台33を、
巻取軸32に保持された巻芯2の複数のシュリンクラベ
ル巻取位置が順次、シュリンクラベル3の搬送経路に一
致する位置(軸線O−O上の位置)となるように、移動
させる移動台駆動装置35等を備えている。本実施例に
おける移動台駆動装置35は、ガイドレール34に平行
に設けられたラック36と、移動台33に保持され、前
記ラック36に噛み合うギア37と、そのギア37を回
転駆動するモータ38と、モータ38の制御装置等を備
えており、モータ38の正逆回転により、移動台33を
ガイドレール34に沿って所望の位置に移動させること
が可能となっている。
によって巻取ユニット1を製造する方法を説明する。ま
ず、巻取軸32に空の巻芯2をセットし、その巻取軸3
2を保持した移動台33を、巻芯2の先端側のシュリン
クラベル巻取位置がシュリンクラベル3の搬送経路(軸
線O−O上の位置)に一致する位置(図6に示す位置)
に移動させておく。また、この動作と並行して或いはそ
の前後に、給紙装置21に巻取体22をセットしてお
く。次いで、巻取体22からシュリンクラベル3を引き
出し、搬送手段26を通し、先端を巻芯2の先端側のシ
ュリンクラベル巻取位置に巻き付ける。次いで、搬送手
段26によって巻取体22からシュリンクラベル3を引
き出し、同時に巻取軸32を回転させて、巻取軸32に
保持した巻芯2にシュリンクラベル3を巻き取ってゆ
く。これにより、巻芯2の一つのシュリンクラベル巻取
位置にシュリンクラベル3が巻き取られ、巻取4a(図
1参照)が形成される。なお、この巻取時に、移動台駆
動装置35が移動台33を短い距離(例えば5〜20m
m程度)だけ往復動させており、これによって、巻芯2
も小さい距離だけ往復動し、巻芯2上に巻き取られるシ
ュリンクラベル3の位置が巻芯2の軸線方向にずらされ
ながら巻き取られる。このため、シュリンクラベル3に
長手方向に存在している厚みの厚い部分(例えば、フィ
ルムをチューブ状にするために貼り合わせた部分)が巻
芯2上の同じ部分に巻き取られてその部分の外径だけが
大きくなるということが回避される。
に対するシュリンクラベル3の巻取が完了し、巻取4a
が形成されると、一旦巻取動作を停止し、次いで、図8
に示すように、移動台33を、巻芯2の2番目のシュリ
ンクラベル巻取位置がシュリンクラベル3の搬送経路に
一致する位置(軸線O−O上の位置)となるように移動
させ、先に巻取を終了した巻取4aの巻き終わりのシュ
リンクラベル3aを、2番目のシュリンクラベル巻取位
置に巻き付ける。そして、その状態で巻取を開始する。
以下同様の動作を繰り返すことにより、図1に示すよう
に、巻芯2上の3個所にシュリンクラベル3を巻き取
り、巻き終わりと巻き始めがつながった3個の巻取4
a、4b、4cを形成することができる。
を巻き取っている途中において、シュリンクラベル3を
繰り出している巻取体22の残量が無くなる場合があ
る。その場合には、巻取動作を一旦停止し、新たな巻取
体22をセットすると共に、その巻取体22から引き出
したシュリンクラベル3の先端を、巻芯2に巻き取って
いるシュリンクラベル3の後端に接続し、その後、巻取
作業を再開すればよい。なお、この接続作業は作業台2
9を利用することで容易に行うことができる。
部のリールシャフトに装着する方法を説明する。ラベラ
ーに用いているリールシャフトは通常、片持ち梁である
ので、その先端から巻取ユニット1の巻芯をはめ込んで
ゆけばよく、例えば、作業者が手で巻取ユニット1を持
ち上げるとか、巻取ユニット1をクレーンで吊り上げて
リールシャフトを装着すればよい。しかしながら、これ
らの方法は重労働であったり、作業が困難であるため、
本発明では、台車を含む装着装置を用いることを提案す
る。以下、その装着装置の実施例を説明する。
用いる台車を示す概略斜視図、図10はラベラーの給紙
部のリールシャフトに巻取ユニット1を装着する直前の
状態を示す概略側面図である。図9、図10において、
41は手押し式の移動台車であり、その上に補助台車4
2を搭載するようになっている。この補助台車42には
巻取ユニット1の巻芯2の両端を支持する支持部材43
を設けており、この支持部材43上に巻芯2を乗せるこ
とで、巻取ユニット1を、水平に且つ巻芯の中心穴の両
端を開放した状態で保持できる。移動台車41の上面に
は、補助台車42を移動台車41の内外に容易に移動さ
せることができるように、多数の球面支持体或いはロー
ラ45を設けている。また、その補助台車42を定位置
に保持するための固定ストッパ46、可動ストッパ47
も設けている。
台車42で保持した巻取ユニット1の高さは、図10に
示すように、その移動台車41をラベラーの給紙部のリ
ールシャフト6の前に位置させた時、巻芯2の軸線がリ
ールシャフト6の軸線に一致するように定められてい
る。一方、ラベラーの給紙部では、リールシャフト6の
下方にリフター50を設け、その上面に補助台車42を
内外に容易に移動させることができるよう、多数の球面
支持体或いはローラ51を設けている。
6に対する巻取ユニット装着動作を説明する。通常、巻
取ユニット1は倉庫等の適当な保管場所に置かれてい
る。その位置で、移動台車41に乗せた補助台車42
に、クレーン等を用いて巻取ユニット1を乗せる。この
時の状態が図9に示す状態である。次いで、その移動台
車41を押して、図10に示すように、ラベラーの給紙
部のリールシャフト6の前に移動させる。次いで、可動
ストッパ47を矢印で示す方向に倒し、補助台車42を
リールシャフト6に向かって押し出す。この時、リフタ
ー50は移動台車41の上面とほぼ等しい高さとなって
おり、補助台車42はリフター50の上面に移動すると
共に、保持している巻取ユニット1の巻芯2がリールシ
ャフト6に装着されてゆく。その後、リフター50を降
下させて、補助台車42の支持部材43を巻芯2の下方
に退避させる。以上により、リールシャフト6に対する
巻取ユニット1の装着が終了し、重い巻取ユニット1を
容易にリールシャフト6に装着することができる。
車42はそのまま、残しておいてもよいし、手でリフタ
ー50の外に運び出し、再び移動台車41の上に乗せて
もよい。補助台車42自体はさほど重くないので、この
作業は容易に実施可能である。
ルシャフト6の下方にリフター50を設けているが、こ
のリールシャフト6の下方に、移動台車41を送り込む
ためのスペースが確保できる場合には、このリフター5
0及び補助台車42を省略し、移動台車41自体に支持
部材43を設けて、巻取ユニット1を保持させ、その状
態で移動台車41をリールシャフト6の下方に送り込む
ことで、巻取ユニットをリールシャフト6に装着するよ
うにしてもよい。この場合には、巻取ユニット1をリー
ルシャフト6に装着した後、支持部材43を下方に退避
させるための適当な手段を設けておけばよい。
は、一つの巻芯の長手方向の複数個所に、シート状物を
巻き取ってなる複数の巻取を、各巻取の巻終わりと隣接
した巻取の巻き始めがつながった状態で形成し、巻取ユ
ニットを構成したものであるので、複数の巻取を一つの
物品として給紙部のリールシャフトに取り付けることが
でき、また、各巻取間のシート状物の接続作業が不要と
なり、給紙部に対する装着作業が大幅に簡略化され、短
時間で且つ少ない労力で装着を行うことができるという
効果を有している。
の複数のシート状物巻取位置のうち、最も端部にあるシ
ート状物巻取位置に、シート状物の供給源から引き出し
たシート状物を巻き取って第一の巻取を形成し、次い
で、該第一の巻取の最外周のシート状物を隣接したシー
ト状物巻取位置に導いて巻き付け、その上に、シート状
物の供給源から引き出したシート状物を巻き取って第二
の巻取を形成するという動作を繰り返すことにより、巻
芯の上に、巻き終わりと巻き始めがつながった複数の巻
取を形成することができ、本発明の巻取ユニットを製造
できるという効果を有している。
ニットを補助台車に乗せ、且つその補助台車を移動台車
に乗せてラベラー給紙部のリールシャフトの前に搬送
し、そのまま、補助台車を前進させて、リールシャフト
の下に設けているリフターに送り込むことで、自動的に
リールシャフトに巻芯を嵌合させ、巻取ユニットをセッ
トすることができ、巻取ユニットのセット作業をきわめ
て容易とすることができるという効果を有している。
すもので、(a)はその概略平面図、(b)はその概略
断面図
斜視図
示すもので、(a)はその概略平面図、(b)はその概
略断面図
Cを示すもので、(a)はその概略平面図、(b)はそ
の概略断面図、(c)は巻芯に対してシュリンクラベル
を巻取中の状態を示す概略平面図
す概略平面図
を示す概略斜視図
ニット1を装着する直前の状態を示す概略側面図
Claims (8)
- 【請求項1】 巻芯と、その巻芯の軸線方向の複数個所
にシート状物を巻き取って形成した複数の巻取を備え、
各巻取の巻終わりと隣接した巻取の巻き始めがつながっ
ていることを特徴とする巻取ユニット。 - 【請求項2】 前記巻芯が、1個の巻取を支持する円筒
支持面と、その円筒支持面の少なくとも一端にフランジ
を備えたコアを、複数個連結した構成であることを特徴
とする請求項1記載の巻取ユニット。 - 【請求項3】 前記巻芯が、複数の巻取を支持可能な長
さの円筒支持面を備えた筒体であり、その円筒支持面の
上に巻き取られた複数の巻取の間に仕切り板が配置され
ていることを特徴とする請求項1記載の巻取ユニット。 - 【請求項4】 前記巻芯が、複数の巻取を支持可能な長
さの円筒支持面を備えた筒体であり、その筒体の上に巻
き取られた複数の巻取の間並びに複数の巻取の外側に、
各巻取の側面に当接するように側盤が配置されており、
該側盤は前記筒体に対して軸線方向に移動可能であると
共に、前記筒体に固定可能な構成であることを特徴とす
る請求項1記載の巻取ユニット。 - 【請求項5】 前記シート状物が、偏平なチューブ状の
シュリンクラベルであることを特徴とする請求項1から
4のいずれか1項に記載の巻取ユニット。 - 【請求項6】 請求項1から5のいずれか1項に記載の
巻取ユニットを製造するための方法であって、前記巻芯
の複数のシート状物巻取位置のうち、最も端部にあるシ
ート状物巻取位置に、シート状物の供給源から引き出し
たシート状物を巻き取って第一の巻取を形成し、次い
で、該第一の巻取の最外周のシート状物を隣接したシー
ト状物巻取位置に導いて巻き付け、その上に、シート状
物の供給源から引き出したシート状物を巻き取って第二
の巻取を形成するという動作を繰り返すことで、巻芯の
上に、巻き終わりと巻き始めがつながった複数の巻取を
形成することを特徴とする巻取ユニットの製造方法。 - 【請求項7】 請求項1から5のいずれか1項に記載の
巻取ユニットを製造するための装置であって、巻取ユニ
ットに巻き取るべきシート状物を繰り出す給紙装置と、
そのシート状物を所定の経路に沿って搬送する搬送手段
と、搬送されてきたシート状物を前記巻芯上に巻き取る
巻取装置を備え、その巻取装置が、前記巻芯を保持して
回転する巻取軸と、該巻取軸を、その軸線がシート搬送
手段で搬送されるシート状物の走行方向に直角となるよ
うに保持し、且つ該巻取軸の軸線方向に移動可能な移動
台と、該移動台を、前記巻取軸に保持された巻芯の複数
のシート状物巻取位置が順次、前記シート状物の搬送経
路に一致する位置となるように、移動させる移動台駆動
装置を有することを特徴とする巻取ユニットの製造装
置。 - 【請求項8】 請求項5に記載のシュリンクラベルの巻
取ユニットを、ラベラーに設けている給紙部のリールシ
ャフトに装着する装置であって、前記巻取ユニットを、
巻芯の中心穴の両端を開放した状態で水平に保持する補
助台車と、該保持台車を、内外に移動可能に保持する移
動台車と、前記ラベラーの給紙部のリールシャフトの下
方に設けられたリフターであって、前記補助台車を内外
に移動可能に保持するリフターを備え、前記巻取ユニッ
トを保持した補助台車を移動台車に搭載し、その移動台
車を前記リールシャフトの前に移動させ、その移動台車
から補助台車を前記リフター上に移動させることによ
り、保持した巻取ユニットを前記リールシャフトに装着
させる構成としたことを特徴とする巻取ユニットの装着
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30799297A JP4111574B2 (ja) | 1997-10-22 | 1997-10-22 | 巻取ユニットの装着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30799297A JP4111574B2 (ja) | 1997-10-22 | 1997-10-22 | 巻取ユニットの装着装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11124258A true JPH11124258A (ja) | 1999-05-11 |
JP4111574B2 JP4111574B2 (ja) | 2008-07-02 |
Family
ID=17975611
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30799297A Expired - Fee Related JP4111574B2 (ja) | 1997-10-22 | 1997-10-22 | 巻取ユニットの装着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4111574B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004011356A1 (ja) * | 2002-07-30 | 2004-02-05 | Hitachi Chemical Co., Ltd. | 接着材テープ、その接続方法、製造方法、圧着方法、接着材テープリール、接着装置、接着剤テープカセット、これを用いた接着剤の圧着方法並びに異方導電材テープ |
EP1705141A1 (de) * | 2005-03-23 | 2006-09-27 | FAB GmbH Fördertechnik und Anlagenbau | Anlage zum Aufwickeln, Lagern und Transportieren von aufwickelbaren Gegenständen |
JP2008087871A (ja) * | 2006-09-29 | 2008-04-17 | Sato Corp | 帯状シートおよび帯状シートの継ぎ方法 |
JP2012086961A (ja) * | 2010-10-21 | 2012-05-10 | Nihon Tetra Pak Kk | リール状包材 |
CN103350929A (zh) * | 2013-07-31 | 2013-10-16 | 西南铝业(集团)有限责任公司 | 一种盘头 |
CN109335875A (zh) * | 2018-09-30 | 2019-02-15 | 宁波意缆可电器有限公司 | 一种多功能接线盘 |
-
1997
- 1997-10-22 JP JP30799297A patent/JP4111574B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP4111574B2 (ja) | 2008-07-02 |
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