JPH07291217A - 中空物品の包装方法及びその装置 - Google Patents

中空物品の包装方法及びその装置

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JPH07291217A
JPH07291217A JP8335994A JP8335994A JPH07291217A JP H07291217 A JPH07291217 A JP H07291217A JP 8335994 A JP8335994 A JP 8335994A JP 8335994 A JP8335994 A JP 8335994A JP H07291217 A JPH07291217 A JP H07291217A
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JP
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article
packaging material
film
inner peripheral
hollow
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JP8335994A
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English (en)
Inventor
Hirosuke Nakamura
博祐 中村
Nobuyuki Takagaki
伸行 高垣
Junji Taki
醇二 瀧
Norio Yamada
範生 山田
Kiyoshi Murata
清 村田
Taiji Ota
泰司 太田
Masamitsu Tsukada
正光 塚田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Seal Inc
Nippon Steel Corp
Toyo Heisei KK
Original Assignee
Fuji Seal Inc
Heisei Polymer Co Ltd
Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 包材内にゴミ、埃等の異物が侵入するおそれ
がなく、且つ、外周用フィルムが破損等することなく容
易且つ迅速に中空物品を包装することができ、しかも、
装置の小型化を可能とすることを目的とする。 【構成】 中空部3を有する物品1に外周用包材5を被
覆し、該外周用包材5の両端部5a,5bを中空部3内に屈
曲させ、該物品1の中空部3内に、巻取りロール47に巻
回された内周用包材18を挿入し、中空部3内に挿入され
た内周用包材18の外側の一端を外周用包材5の両端部5
a,5bに貼着させた後に、内周用包材18を繰り出しなが
ら巻取りロール47を内周面1aに沿って移動させ、内周用
包材18の他端部を一端部に接着させることにある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば金属製の線条体
及びコード線等の長尺体をコイル状に巻回してなる中空
物品の包装方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、金属製の線条体及びコー
ド線等の長尺状の物品は、取扱いが便利なようにコイル
状に巻回された後に包材にて包装され、その状態で運搬
及び保管されているのが現状である。
【0003】この物品を包材で包装する手段としては、
包材としてのフィルムあるいは包装紙で該物品を覆い、
該包材の端部分を物品の中空部分内に折り込んだり(従
来例1)、また、図7(イ)に示す如く帯状のテープ90
を物品91の外周面から内周面にわたって巻回することに
より、包装する場合もあった(従来例2)。
【0004】更に、同図(ロ)に示す如く物品91を被覆
する筒状の熱収縮性を有する外周用フィルム93を熱収縮
させることにより装着し、該フィルム93の両端部93a,
93bに筒状の内周用包材95を接着剤96を介して接着させ
て物品91の全面を被覆する手段も採用されている(従来
例3)。
【0005】この物品91を包装するには、先ず、外周用
フィルム93を熱収縮させることにより物品91に装着し、
該物品91を図示省略の載置台のローラを介して回転させ
ながら該フィルム93の両端部93a,93bの表面全周にわ
たってノズルから吐出される接着剤96を塗布し、更に、
該フィルム93の両端部93a,93bに内周用包材95を接着
していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記従来例1の包装手
段においては、包材の両端部分を物品の中空部内に折り
込んでいるだけなので、物品の中空部分側が露出し、包
材内にゴミ、埃等の異物が侵入するおそれがあった。
【0007】また、従来例2は、テープを巻いているこ
とから包装作業に時間を要し、作業能率が悪く生産コス
トが高くなる欠点があった。特に、物品が金属製の線条
体を巻回したもののように大型のものは、テープを巻回
する作業は非常に煩雑となり、上記問題が顕著であっ
た。
【0008】また、従来例3は、ローラにより物品91を
回転させながら、外周用フィルム93に接着剤96を塗布す
る構成であるため、特に、物品91が大型で重量を有する
場合には、ローラによりフィルム93を損傷させたり、破
損してしまうことがあり、また、大型の物品91を回転さ
せるため、装置の大型化を招来する欠点があった。
【0009】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、包材内にゴミ、埃等の異物が侵入するおそ
れがなく、且つ、外周用フィルムが破損等することなく
容易且つ迅速に中空物品を包装することができ、しか
も、装置の小型化を可能とすることを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために中空物品の包装方法及びその装置としてな
されたもので、中空物品の包装方法としての特徴は、中
空部3を有する物品1に外周用包材5を被覆し、該外周
用包材5の両端部5a,5bを中空部3内に屈曲させ、該物
品1の中空部3内に、巻取りロール47に巻回された内周
用包材18を挿入し、中空部3内に挿入された内周用包材
18の外側の一端を外周用包材5の両端部5a,5bに貼着さ
せた後に、内周用包材18を繰り出しながら巻取りロール
47を内周面1aに沿って移動させ、内周用包材18の他端部
を一端部に接着させることにある。
【0011】更に、中空物品の包装装置としての特徴
は、中空部3を有する物品1に外周用包材5が被覆さ
れ、該外周用包材5の中空部3内に屈曲されてなる端部
5a,5bに、内周用包材18を物品1の内周面1aに沿うよう
に接着させる中空物品の包装装置において、前記内周用
包材18が巻回される巻取りロール47と、巻回された前記
内周用包材18が繰り出せるように巻取りロール47を回転
自在に支持する支持手段とを備え、該支持手段は巻取り
ロール47に巻回された内周用包材18を中空部3内に挿脱
すべく移動自在に設けられ、しかも、内周用包材18の中
空部3内への挿入時に、外側の一端が外周用フィルム5
の両端部5a,5aに貼着された内周用包材18を繰り出され
るように、巻取りロール47は物品1の内周面1aに沿って
移動自在に設けられてなることにある。
【0012】
【作用】本発明の中空物品の包装装置において、物品1
に外周用包材5が被覆されると、内周用包材18が巻回さ
れた巻取りロール47が挿入される。この内周用包材18の
外側の一端は、外周用包材5の両端部5a,5bに貼着され
るため、内周用包材18はその一端側を固定した状態で繰
り出しが可能となる。
【0013】更に、巻取りロール47は内周用包材18を繰
り出しながら物品1の内周面1aに沿って移動することか
ら、露出していた内周面1aが、内周用包材18により順次
被覆され、内周用包材18の他端部は、外周用包材5に貼
着されている一端部に貼着され、ここに、物品1は外周
用包材5と内周用包材18とで包装される。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面に従っ
て説明する。図1において、1は中央に中空部3を有す
る円筒状の物品で、この物品1は例えば金属製の線条体
をコイル状に巻回したものである。5は前記物品1の外
周面に装着された筒状の熱収縮性を有する外周用包材と
しての外周用フィルムで、該外周用フィルム5は、図5
に示す如く加熱収縮され、その両端部5a,5bが物品1の
中空部3内に折り込まれている。
【0015】7は前記物品1を保持するための台車で、
該台車7は物品1が載置される平行な一対の回転ローラ
9を備え、レール8に沿って矢印A方向(物品1の径方
向)に移動自在で且つ所定の位置で停止可能である。
【0016】10は物品1の一側方に配置された原反フィ
ルム供給装置で、その架台12上にはフィルム繰出機13が
矢印B方向(物品1の軸心に沿う方向)に移動自在に設
けられ、該繰出機13は、ロール状に巻回された原反フィ
ルム14を、物品1方向に繰り出せるように回転自在に支
持し、繰り出された原反フィルム14を所定の長さに切断
するためのカッター15が、原反フィルム14の幅方向に移
動自在に設けられている。尚、この原反フィルム14の繰
り出し手段は、図外の把持手段で挟持して自動的に繰り
出しても、あるいは、作業者が人為的に繰り出しても良
い。
【0017】17は前記カッター15により原反フィルム14
を所定の長さに切断してなる内周用包材としての内周用
フィルム18の一端の表面に、一対の両面テープ19を貼着
させるための両面テープ張り付けユニットで、該両面テ
ープ張り付けユニット17は、図2(イ)に示す如くロー
ル状に巻回された両面テープ19を繰り出してカッター19
a にて切断し、切断された両面テープ19を内周用フィル
ム18に押圧するものである。
【0018】尚、本実施例では、内周用フィルム18一端
の2箇所に両面テープ19が貼着される構成で、各両面テ
ープ19の裏面側(内周用フィルム18に貼着される面側)
には、弱粘着剤が塗布され、且つ、その反対の表面側に
は、強粘着剤が塗布されていると共に、各両面テープ19
の略半分は内周用フィルム18よりも突出している。ま
た、内周用フィルム18の他方の表面には粘着部17が設け
られている。
【0019】23は前記架台12上に設けられた第1フィル
ム送りコンベアで、該第1フィルム送りコンベア23によ
り、両面テープ19が貼着された内周用フィルム18を、矢
印C方向に移送することができる。
【0020】25は前記物品1を被覆する外周用フィルム
5の両端部5a,5bに、前記内周用フィルム18を接着させ
るためのフィルム貼着装置で、該フィルム貼着装置25と
前記第1フィルム送りコンベア23との間には、第1フィ
ルム送りコンベア23により移送された内周用フィルム18
を受け取り、フィルム貼着装置25に移送する第2フィル
ム送りコンベア26が設けられている。
【0021】フィルム貼着装置25は、設置された機台28
と該機台28に対して昇降装置29を介して昇降自在なテー
ブル30とを備えている。昇降装置29はテーブル30側に螺
合されたネジ部29a を電動機29cで回転させるネジ送り
機構により、テーブル30を昇降させるもので、テーブル
30の四隅は二重筒状で伸縮自在なガイド棒29b で支持さ
れている。
【0022】テーブル30の上面には一対のレール31が物
品1の軸心に沿う方向に敷設され、該レール31に沿って
移動する移動台34には回転部33が設けられている。回転
部33は、移動台34に固定された前後のブラケット36a,
36b に円筒からなる回転軸37が、物品1の軸心に沿う方
向で且つ水平な状態で回転自在に軸支され、該回転軸37
の軸中心と物品1の軸心とが一致する位置で物品1が停
止可能となっている。
【0023】回転軸37には電動機39のギア40に螺合する
ギア41が固定され、該電動機39により回転軸37の回転制
御可能である。回転軸37の前記前側のブラケット36aよ
りも突出する突出部37a には、一対のブラケット43が突
設され、各ブラケット43には揺動アーム44が枢支軸45を
介して揺動自在に枢支されている。
【0024】両揺動アーム44の一端側には、巻取りロー
ル47の両端が回転自在に軸支され、巻取りロール47には
その長手方向に開口する開口部46が形成されている。巻
取りロール47内には、内周用フィルム18の他端部を挟持
するための一対の挟持爪48が設けられており、該挟持爪
48は前記開口部46から突出して拡開する位置と、前記内
周用フィルム18の他端部を挟持して巻取りロール47内に
収納される挟持位置との間で開閉自在となっている。
尚、この挟持爪48の作動は巻取りロール47に内蔵された
シリンダー又は電動機(図示省略)により行うことがで
きる。
【0025】50は巻取りロール47を物品1の内周面1aに
押圧させた際に、そのときの緩衝を緩和するための緩衝
シリンダーで、図3に示す如く回転軸37内に収容され、
そのロッドが前記一方の揺動アーム44の他端に連結され
ている。
【0026】52は一対の内周テープ貼り装置で、図3に
示す如く前記回転軸37から突出されたブラケット53に
は、前記外周用フィルム5の両端部5a,5b及び内周用フ
ィルム18の両端部にわたって貼着される粘着テープ54
が、繰り出しローラ56及びガイドローラ57を介して繰り
出し自在に設けられ、粘着テープ54はカッター58の作動
より、所定の長さに切断されるようになっている。尚、
59は物品1の内周面1aに沿って転動自在な押さえローラ
である。
【0027】60は前記巻取りロール47を物品1の中空部
3内に挿脱自在に挿入させるための送り機構で、前記移
動台34が送りボルト61に螺合され、該送りボルト61を電
動機63で回転させネジ送り機構により、移動台34と共に
フィルム貼着装置25を移動させることができる。
【0028】65は前記巻取りロール47が物品1の中空部
3内に挿入された際に、回転軸37の突出部37a を支持す
るための回転軸受け部で、前記物品1の他側方に設けら
れている。該回転軸受け部65は、図5に示すように回転
軸37の突出部37a が相対回転自在に嵌入される挿入孔69
を有する支持部66に、電動機67により回転するネジ部68
が螺合されたもので、前記テーブル30を昇降させる昇降
装置29と連動して支持部66の高さ調整が可能である。
【0029】本発明の装置の一実施例は上記の構成から
なり、次にその装置を用いた物品1を包装する場合につ
いて説明する。先ず、物品1を被覆する筒状の外周用フ
ィルム5を、加熱収縮させることにより物品1に装着
し、更に、物品1を前記台車7に載置した後に、更に、
物品1が載置された台車7をレール8に沿って矢印A方
向に移動させ、所定の位置で停止させる。
【0030】一方、原反フィルム供給装置10において、
前進した繰出機13の原反フィルム14が繰り出され、カッ
ター15の往復移動により所定の長さ(外周用フィルム5
の両端部5a,5bに重合するように略物品1の全長Lに略
等しい長さL1)の内周用フィルム18に切断される(図
5参照)。また、内周用フィルム18は第1フィルム送り
コンベア23に載置されており、且つ両面テープ張り付け
ユニット17の作動により、該内周用フィルム18の一端の
表面には、両面テープ19が貼着される(図2(イ)参
照)。
【0031】更に、第1フィルム送りコンベア23は、両
面テープ19が貼着されている内周用フィルム18を第2フ
ィルム送りコンベア26に移送し(図2(ロ)参照)、第
2フィルム送りコンベア26にて移送された内周用フィル
ム18の他端部を、巻取りロール47に設けられた開いた状
態にある挟持爪48が挟持する(図2(ハ)参照)。該挟
持爪48は内周用フィルム18の挟持時に巻取りロール47内
に収納され、電動機49が作動して巻取りロール47を回転
させ、該巻取りロール47に内周用フィルム18を巻き取る
(図2(ニ)参照)。尚、この内周用フィルム18の巻回
時に、両面テープ19が所定の位置(上方位置)に位置す
ると共に、各両面テープ19の弱粘着部が内周用フィルム
18に貼着されることから、内周用フィルム18は巻回状態
を維持する。
【0032】内周用フィルム18が巻取りロール47に巻き
取られると、送り機構60により、回転軸37が進出して巻
回された内周用フィルム18が物品1の中空部3内に挿入
され、回転軸37の突出部37aの先端が、回転軸受け部65
の支持部66の挿入孔69に嵌入される。このとき、回転軸
37の軸心は物品1の中心よりも多少低い状態で巻取りロ
ール47が挿入されるが(図3(イ)参照)、その後昇降
装置29によりテーブル30が上昇され、回転軸37と物品1
の中心が一致する。このテーブル30の上昇により、巻回
された内周用フィルム18の外側の一端部が物品1の内周
面1aに押圧され、両面テープ19が物品1の内周面1aに接
着するが、このときの衝撃は、緩衝シリンダー50により
吸収される(図3(ロ)参照)。
【0033】更に、電動機39が回転軸37を回転させる
と、巻取りロール47が回転軸37を中心にして公転すると
共に、電動機49により自転するため、内周用フィルム18
は物品1の内周面に沿った状態に繰り出されることとな
る。
【0034】一方、内周テープ貼り装置52の粘着テープ
54は繰り出しローラ56及びガイドローラ57を介してそれ
ぞれ繰り出され、その先端が内周用フィルム18の両端と
外周用フィルム5の両端部5a,5bとに貼着され、回転軸
37の回転に伴って粘着テープ54はガイドローラ57に押圧
されながら内周用フィルム18を外周用フィルム5に順次
接着していく。
【0035】巻取りロール47は内周用フィルム18の一端
部と他端部とが重合するように略一周した後に、挟持爪
48を開いて内周用フィルム18を解放し(図3(ニ)及び
図4(イ)参照)、更に、巻取りロール47を公転及び自
転させると、該巻取りロール47が内周用フィルム18の重
合部分24a を押圧し、重合部分24a は粘着部17a を介し
て接着され、粘着テープ54が一周した際に、該粘着テー
プ54をカッター58で切断する(図4(ハ)参照)。
【0036】更に、回転軸37を回転させると、内周テー
プ貼り装置52のガイドローラ57が、互いに重合する粘着
テープ54の端同士を押さえ、図4(ホ)に示すように内
周用フィルム18の装着が完了する。尚、更に、図4
(ニ)に示す如く巻取りロール47を公転させて粘着テー
プ54を内周面1aに沿って押圧させることにより、内周用
フィルム18と外周用フィルム5との接着を確実なものと
することができる。
【0037】本実施例では、内周用フィルム18と外周用
フィルム5との接着を粘着テープ54で行っていることか
ら、例えば、両者を接着剤で接着する場合のように外周
用フィルム5の両端部5a,5bに塗布された接着剤が垂れ
るおそれもなく、物品1全体を完全に被覆した良好な包
装形態が得られる。また、内周用フィルム18の長さL1
は、原反フィルム14の繰り出し量により、任意に設定で
きることから、任意の全長Lの物品1に対応することが
可能となる。
【0038】図6は本発明の他の実施例を示し、上記実
施例では、外周用フィルム5と内周用フィルム18とを粘
着テープ54で貼着する構成であったが、内周用フィルム
18が自己粘着性を有するフィルムであれば、図6(イ)
乃至(ホ)に示す如く、上記のような巻取りロール47等
の粘着テープ54を貼着する機構を設ける必要はない。
【0039】また、同図(イ)に仮想線で示すように巻
取りロール47の前方には、接着剤71を外周用フィルム5
の両端部5a,5bに塗布するためのノズル72を設け、該接
着剤71を介して内周用フィルム18を外周用フィルム5に
接着するようにしても良い。
【0040】このように接着剤71を使用する場合には、
接着が垂れるのを如何に防止するかが問題となるが、本
実施例では、ノズル72を巻取りロール47の前方で且つ近
傍に配置することにより、接着剤が垂れる以前に早急に
内周用フィルム18を外周用フィルム5に接着させること
が可能となる。
【0041】尚、物品1は金属製の線条体に限らず、板
状体や紐等を束にしたものであっても良く、特に限定さ
れるものでは無く、また、上記物品1は円筒状のものを
例示したが、矩形状や多角形状等の任意の中空物品に適
応できる。例えば、物品1の中空部の形状が矩形状であ
る場合には、巻取りロール47を物品1の内周面1bに沿っ
て移動させるべく、回転軸37を矩形状に移動させるよう
にする。更に、その他の構成部材も決して上記実施例に
限定されないことは無論である。
【0042】
【発明の効果】本発明は、中空部を有する物品に外周用
包材を被覆し、該外周用包材の両端部を中空部内に屈曲
させ、該物品の中空部内に、内周用包材が巻回された巻
取りロールを挿入し、中空部内に挿入された内周用包材
の外側の一端部を外周用包材の両端部に貼着させた後
に、内周用包材を繰り出しながら、巻取りロールを内周
面に沿って移動させ、内周用包材の他端部を一端部に接
着させる構成なので、包材内にゴミ、埃等の異物が侵入
するおそれがなく、フィルム内部にゴミや埃等が侵入す
るのを防止でき、容易且つ迅速に中空物品を包装するこ
とができる。
【0043】また、中空部を有する物品が、金属製の線
条体又は板状体をコイル状に巻回したものである場合に
は、水滴の浸入防止ができ、防湿効果もあるため、錆び
の発生を防止できる。
【0044】しかも、外周用包材が被覆された物品を回
転させることなく内周用フィルムを装着できことから、
外周用包材を破損等することもなく、また、従来のよう
に物品を回転させる大型の装置が不要となり、仮に物品
が大型の重量を有するものであっても、装置の小型化を
図ることが可能となる。
【0045】また、中空物品の包装装置においては、上
記一連の物品の包装を自動的に行うことができ、作業能
率の向上を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す全体斜視図。
【図2】(イ)原反フィルムから内周用フィルムを切断
する状態の正面図、(ロ)及び(ハ)は巻取りロールで
内周用フィルムを巻回する状態の正面図、(ニ)は巻取
りロールに内周用フィルムを巻回した状態の正面図。
【図3】(イ)乃至(ニ)は内周用フィルムを物品側に
装着する状態をそれぞれ示す断面図。
【図4】(イ)乃至(ニ)は内周用フィルムを物品側に
装着する状態をそれぞれ示す断面図、(ホ)は物品に外
周用フィルム及び内周用フィルムを装着する斜視図。
【図5】外周用フィルム及び内周用フィルムの装着状態
を示す断面図。
【図6】本発明の他の実施例を示し、(イ)乃至(ホ)
は内周用フィルムを装着する状態をそれぞれ示す断面
図。
【図7】従来例を示し、(イ)は物品にテープを巻き付
ける状態の斜視図、(ロ)は物品を外周用包材及び内周
用包材で包装した状態の断面図。
【符号の説明】
1…物品、1b…内周面、3…中空部、5a …外周用フィ
ルム(外周用包材)、5a,5b…端部、18…内周用フィル
ム(内周用包材)、47…巻取りロール
フロントページの続き (72)発明者 高垣 伸行 大阪市鶴見区今津北5丁目3番16号 株式 会社フジアステック内 (72)発明者 瀧 醇二 大阪市鶴見区今津北5丁目3番16号 株式 会社フジアステック内 (72)発明者 山田 範生 東京都中央区日本橋小舟町4番1号 平成 ポリマー株式会社内 (72)発明者 村田 清 東京都中央区日本橋小舟町4番1号 平成 ポリマー株式会社内 (72)発明者 太田 泰司 東京都中央区日本橋小舟町4番1号 平成 ポリマー株式会社内 (72)発明者 塚田 正光 東京都中央区日本橋小舟町4番1号 平成 ポリマー株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空部(3)を有する物品(1)に外周
    用包材(5)を被覆し、該外周用包材(5)の両端部
    (5a),(5b)を中空部(3)内に屈曲させ、該物品
    (1)の中空部(3)内に、巻取りロール(47)に巻回
    された内周用包材(18)を挿入し、中空部(3)内に挿
    入された内周用包材(18)の外側の一端部を外周用包材
    (5)の両端部(5a),(5b)に貼着させた後に、内周
    用包材(18)を繰り出しながら巻取りロール(47)を内
    周面(1a)に沿って移動させ、内周用包材(18)の他端
    部を一端部に接着させることを特徴とする中空物品の包
    装方法。
  2. 【請求項2】 中空部(3)を有する物品(1)に外周
    用包材(5)が被覆され、該外周用包材(5)の中空部
    (3)内に屈曲されてなる端部(5a),(5b)に、内周
    用包材(18)を物品(1)の内周面(1b)に沿うように
    接着させる中空物品の包装装置において、前記内周用包
    材(18)が巻回される巻取りロール(47)と、巻回され
    た前記内周用包材(18)が繰り出せるように巻取りロー
    ル(47)を回転自在に支持する支持手段とを備え、該支
    持手段は巻取りロール(47)に巻回された内周用包材
    (18)を中空部(3)内に挿脱すべく移動自在に設けら
    れ、しかも、内周用包材(18)の中空部(3)内への挿
    入時に、外側の一端が外周用フィルム(5)の両端部
    (5a),(5a)に貼着された内周用包材(18)を繰り出
    されるように、巻取りロール(47)は物品(1)の内周
    面(1a)に沿って移動自在に設けられてなることを特徴
    とする中空物品の包装装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190047964A (ko) * 2017-10-30 2019-05-09 (주)포스코엠텍 강판 코일 랩핑용 포장재 공급장치, 이를 이용한 강판 코일 랩핑 장치 및 방법
KR20200074765A (ko) * 2018-12-17 2020-06-25 (주)포스코엠텍 강판 코일 포장 장치
CN114919795A (zh) * 2022-07-06 2022-08-19 北新禹王防水科技(四川)有限公司 一种输送端封装置

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