JPH1112125A - 界面活性剤を含むパーソナルケア組成物 - Google Patents

界面活性剤を含むパーソナルケア組成物

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JPH1112125A
JPH1112125A JP18500897A JP18500897A JPH1112125A JP H1112125 A JPH1112125 A JP H1112125A JP 18500897 A JP18500897 A JP 18500897A JP 18500897 A JP18500897 A JP 18500897A JP H1112125 A JPH1112125 A JP H1112125A
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JP
Japan
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oil
water
surfactant
emulsion
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JP18500897A
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Christian Joseph Dederen
ヨゼフ デデレン クリスチャン
Katrin Stickdorn
スティックドーン カトリーン
Marie Claire Leona H Taelman
クレール レオナ ヒルダ テルマン マリ
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Imperial Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Imperial Chemical Industries Ltd
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    • A61K8/90Block copolymers
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パーソナルケア組成物中に有用な界面活性剤
を含む組成物を提供する。 【解決手段】 式:A−B−A (式中、各々のA基は、独立に、900〜3000ダル
トン(D)の分子量を有するヒドロキシカルボン酸のオ
リゴ−またはポリエステル残基であり、Bは、400〜
2500(D)の分子量を有するポリオキシアルキレン
鎖である。)のブロックコポリマー界面活性剤を分散剤
および/または乳化剤として含む、油中親水性種エマル
ジョン若しくは分散体であるか、または、前記エマルジ
ョン若しくは分散体を含む、パーソナルケア組成物であ
り、分散した親水性種相が1種以上のポリオール、アル
コール、電解質または尿素であるか、または親水性相中
に溶解してそれらを含む、組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は界面活性剤組成物に関し、そして
詳細には、パーソナルケア製品中において、ブロックコ
ポリマー界面活性剤が油性相中に水性相を分散させるた
めに使用されている、このような組成物に関する。
【0002】油と水との界面を、特に、油中水エマルジ
ョン、水中油エマルジョンおよび分散体において安定化
させるのに、ポリマー界面活性剤を使用することが知ら
れている。このような界面活性剤は、A−B−Aブロッ
クコポリマー界面活性剤を含み、ここで、Aブロックは
ポリエステルブロックであり、特に、ヒドロキシ脂肪酸
のポリエステル、例えば、ポリヒドロキシステアレート
(PHS)ブロックを提供するためのヒドロキシステア
リン酸のポリエステルであり、そして、Bブロックはポ
リアルキレングリコールブロックであり、特にポリエチ
レングリコール(PEG)ブロックである。このような
界面活性剤はEP0000424 に記載されており、そしてイン
バースエマルジョンアクリルアミド重合において使用さ
れるエマルジョンを安定化するために前記界面活性剤を
使用することはGB2157744 およびUS4776966 に記載され
ている。これらの界面活性剤の分子は油中水分散体若し
くはエマルジョンを安定化するのに特に有用である形状
を有する。油/ 水界面において、分子は、水性相中に親
水性のPEGブロックがあり、そして油性相中に2つの
疎水性PHSブロックがあると信じられる。この配置は
界面での良好なパッキングを提供し、そしてこれらの材
料の有効性に寄与するものと信じられる。当初は、この
タイプの界面活性剤は有機溶剤、通常、キシレンを使用
する方法により製造されており、その為、最終製品は微
量の有機溶剤を含み、それが皮膚に接触する用途でのこ
れらの界面活性剤の使用を事実上阻害していた。より最
近には、このタイプの界面活性剤の変種は入手可能にな
り、それはキシレンのような有機溶剤を使用しない方法
により製造され、そしてこのことにより、このような材
料をパーソナルケア用途に使用する可能性が開かれた。
これらの界面活性剤は有用な油中水分散剤および乳化剤
であることが判った。
【0003】本発明はこのタイプの界面活性剤が特定の
タイプの配合物において特に良好な結果を達成すること
ができることの発見に基づくものである。詳細には、特
に便利な経路による多重エマルジョンの製造において、
分散した親水性種相中に比較的に高濃度の溶質を含む配
合物で特に良好な結果が達成できる。
【0004】従って、本発明はパーソナルケア組成物を
提供し、前記組成物は油中親水性種エマルジョン若しく
は分散体であるかまたは前記エマルジョン若しくは分散
体を含み、前記エマルジョン若しくは分散体は式A−B
−Aのブロックコポリマー界面活性剤(式中、各A基
は、独立に、900〜3000ダルトン(D)の分子量
を有する、ヒドロキシカルボン酸のオリゴ−若しくはポ
リエステル残基であり、そして、Bは400〜2500
Dの分子量を有するポリオキシアルキレン鎖である。)
を分散剤および/または乳化剤として含み、ここで、分
散した親水性種相は1種以上のポリオール、アルコー
ル、電解質または尿素であるか、または、親水性種相中
に溶解してそれらを含む。
【0005】ブロック基Aは、通常、下記式の繰り返し
単位からなる。 −O−CH〔(CH2 a CH3 〕(CH2 b COO
- (式中、aは通常、3〜8であり、そしてbは、通常、
8〜12であり、そしてa+bは通常、11〜17であ
る。(14〜20の前駆体酸の全炭素鎖長に対応す
る。))。ブロックA中の繰り返し単位は12−ヒドロ
キシステアリン酸のもの、即ち、aが5であり、且つ、
bが10であることが特に望ましい。望ましくは、各ブ
ロックA中の脂肪酸残基の数は、平均で3〜10(90
0〜3000D)であり、特に、約5〜約8(約150
0〜約2400D)であり、そして特に、約7(約21
00D)である。
【0006】実際上、このような酸はヒドロキシ酸と対
応する未置換脂肪酸との混合物として市販されている。
このように、12−ヒドロキシステアリン酸は、通常、
18不飽和ヒドロキシ酸と未置換不飽和脂肪酸(オレイ
ン酸およびリノール酸)を含むヒマシ油脂肪酸の水素化
により製造され、水素化時に、12−ヒドロキシステア
リン酸およびステアリン酸との混合物を提供する。ポリ
エステル鎖の製造の間に、未置換酸の存在は、オリゴマ
ーまたはポリマーの鎖長を制限するように作用する。ヒ
ドロキシステアリン酸は約15%未置換ステアリン酸を
含んで得ることができ、そしてこれは、重合時に、ステ
アリン酸残基を末端とする約6個のヒドロキシステアレ
ートの平均鎖長を提供する。
【0007】ポリオキシアルキレン鎖は、望ましくは、
ポリオキシエチレン鎖であり、そして、それは、特に、
約400〜約2000D、特に、約1500Dの分子量
を有する。
【0008】特に有用な材料は、ICI Surfactants によ
り商品名Arlacel P135で販売されている、溶剤を含まな
いブロックコポリマー界面活性剤であり、それは約34
個のエチレンオキシド繰り返し単位に対応する約150
0の分子量のPEG残基、および、約2100の鎖分子
量に対応する、約2個の酸残基を各々含む各々のポリヒ
ドロキシステアレート残基を有し、そして約5.5〜6
kDの全体の分子量を有する。
【0009】本発明において使用される油性相は、通
常、周囲温度において液体であるかまたは固体であるこ
とができる軟化油である。適切な液体軟化油は鉱油、例
えば、パラフィン若しくはイソパラフィン油のような無
極性油、および、トリグリセリド油のような極性油、例
えば、植物油または合成トリグリセリド、合成エステル
油、エーテル油、シリコーン油およびアルコキシル化油
を含む。周囲温度で固体である適切な軟化油は、軟化ワ
ックス、例えば、パラフィンワックス、オゾケライト、
蜜蝋および植物性ワックス、例えば、ヒマシ油ワックス
およびカンデリラ蝋を含む。
【0010】油性相は他の成分、例えば、エッセンシャ
ルオイル、油溶性ビタミン、酸化防止剤、顔料、疎水性
シリカ(例えば、Aerosil R972, Degussa から) 、UVB
およびUVA サンスクリーン剤および同様の材料を含む。
【0011】親水性種相は親水性材料の水中の溶液であ
るか、または、特定の場合には、親水性材料の実質的に
水を含まない液体相であることができる。この為、本発
明は、 1.油中水エマルジョン若しくは分散体であるかまたは
それを含むパーソナルケア組成物であって、ここで、分
散した水性相は、その中に溶解して、少なくとも1種の
電解質を含み、特に、電解質はアルミニウムおよび/ま
たはジルコニウムクロロハイドレート、塩化ナトリウム
または有機酸の塩であり、例えば、乳酸ナトリウムを含
み、そして、特に、水性相の0.1〜25重量%の濃度
であり、そして、式A−B−A(式中、AおよびBは上
記の通りである。)のブロックコポリマー界面活性剤を
分散剤および/または乳化剤として更に含む、組成物、 2.油中水エマルジョン若しくは分散体であるかまたは
それを含むパーソナルケア組成物であって、ここで、分
散した水性相は、その中に溶解して、尿素を含み、特
に、水性相の0.1〜20重量%の濃度であり、そし
て、式A−B−A(式中、AおよびBは上記の通りであ
る。)のブロックコポリマー界面活性剤を分散剤および
/または乳化剤として更に含む、組成物、 3.油中親水性種エマルジョン若しくは分散体であるか
またはそれを含むパーソナルケア組成物であって、ここ
で、分散した親水性種相はポリオールであるかまたはポ
リオールを溶解して有する水であり、特に、ポリオール
はグリセロール、1〜100モルのエチレンオキシドで
エトキシル化したグリセロール、プロピレングリコール
(1,2 プロパンジオール) 、ブチレンおよび/またはヘ
キシレングリコール、ソルビトール、1〜100モルの
エチレンオキシドでエトキシル化したソルビトール、お
よびポリエチレングリコール(特に、1500Dの典型
的な平均分子量を有する200〜6000Dの分子量分
布を有するもの)であり、そして、式A−B−A(式
中、AおよびBは上記の通りである。)のブロックコポ
リマー界面活性剤を分散剤および/または乳化剤として
更に含む、組成物、 4.油中水エマルジョン若しくは分散体であるかまたは
それを含むパーソナルケア組成物であって、ここで、分
散した水性相は、その中に溶解して少なくとも1種のア
ルコールを特に1〜40%の量で含み、そして式A−B
−A(式中、AおよびBは上記の通りである。)のブロ
ックコポリマー界面活性剤を分散剤および/または乳化
剤として更に含む、組成物、を含む。
【0012】このような系において、ポリマー界面活性
剤は、通常、合計のエマルジョンの重量の0.5〜5%
の量、より通常には1〜2%の量で使用される。
【0013】油中親水性種エマルジョン(上記の項目
3)のために特に、系は、油中親水性種エマルジョンを
水中に分散させることにより、即ち、従来の2段階多重
エマルジョン製造法を使用することにより、多重の水中
油中水型エマルジョンとして配合されることができる。
このような二重エマルジョンは、合計多重エマルジョン
の重量を基準として、30%〜90%、特に、50〜8
0%の一次内部相を含むことができる。親水性種がグリ
コールまたはグリセロールであるとき、特に、それがグ
リセロールであるときには、親水性種相はたとえ水を含
むとしても殆ど含まないであろう。このことにより、感
水性材料、または、水の存在下で酸化のような他の環境
効果に感受性である材料、例えば、特定の水溶性ビタミ
ン、特にビタミンCを含む水性エマルジョンを製造する
ことの可能性は開ける。感水性材料は油連続相中に乳化
された親水性種相中に溶解されており、そしてこのエマ
ルジョンは、その後、水中または水性相中に乳化され
る。
【0014】本発明は、油中水ドロップレットを含む水
中油エマルジョンを製造するための方法を含み、前記方
法は、油性相および水性相中に油を分散させるための水
中油一次乳化剤の混合物であって、式A−B−A(式
中、AおよびBは上記の通りである。)の油溶性コポリ
マー界面活性剤をも含む混合物を形成させること、およ
び、この油混合物を攪拌下で水性相中に加えることを含
む。
【0015】この方法によりその場で、多重エマルジョ
ンを形成するのに、多重エマルジョンの形成を促進す
る、即ち、水中の油ドロップレットのための一次乳化剤
として作用する界面活性剤を含む必要がある。適切な一
次乳化界面活性剤は、脂肪アルコール、例えば、C12
22脂肪アルコールの、例えば、1分子当たりに平均で
15個を越えるエトキシレート残基を有する高度にエト
キシル化されたエトキシレート、例えば、ICI Surfacta
nts により商品名Brij、特にBrij 712、Brij 78、Brij
98 およびBrij 99 で供給されている親水性エトキシレ
ートのような親水性界面活性剤、および、脂肪アルコー
ル、例えば、C12〜C22脂肪アルコールの、例えば、1
分子当たりに平均で5個以下、そして通常には3個以下
のエトキシレート残基を有する低度にエトキシル化され
たエトキシレート、例えば、ICI Surfactants により商
品名Brij、特にBrij 72 、Brij 92 およびBrij 93 で供
給されている疎水性エトキシレートのような疎水性界面
活性剤の組み合わせ物である。このような組み合わせ物
は、油/ 水界面でまたはその付近で液晶状の相を形成
し、そして油ドロップレットを安定化させることができ
る。これらの液晶相の形成は一次乳化剤中に脂肪アルコ
ール、特にC12〜C22脂肪アルコール( 一次乳化剤の疎
水性成分中に特に存在することができる残りの脂肪アル
コールに加えて)のような両性種を含ませることにより
促進される。親水性界面活性剤および疎水性界面活性剤
の相対量は、多重エマルジョン系によるが、通常、3:
1〜1:5の重量範囲であり、特に1:1〜1:2、特
に1:1〜1:1.5の重量範囲である。親水性界面活
性剤および疎水性界面活性剤の合計を基準とした、添加
される脂肪アルコールの相対重量は、通常、1:10〜
1:1の範囲であり、より通常には1:5〜1:2の範
囲であろう。
【0016】一般に、多重エマルジョンは、疎水性界面
活性剤および親水性界面活性剤を油性相中に溶解させ、
攪拌下で、油性相を水性相に添加することにより製造で
きる。便利なことに、このことは、若干の昇温、例え
ば、周囲温度〜90℃、より通常には70〜85℃で行
われる。
【0017】このように多重エマルジョンを製造すると
きに使用するポリマー界面活性剤の量は、通常、合計の
多重エマルジョンの重量の0.1〜2重量%であろう。
使用される一次乳化界面活性剤系(追加の脂肪アルコー
ルを含む)の量は、通常、多重エマルジョンの合計重量
の0.5〜12%であり、特に約3〜約8%であり、特
に5〜7%である。
【0018】この方法は、二重/多重エマルジョンを形
成するために一回のみの乳化工程を必要とし、この為、
製造プロセスを単純化し且つ安価なものとするという実
用上の利点を有する。しかし、主要外側(水性)相に対
する後乳化付加は2つの水性相が同一でない系を製造す
ることができるが、この方法は主要外側(水性)相およ
び第二内側(水性)相が同一の水性相から形成されてい
るような系に制限される。
【0019】この方法により製造された二重エマルジョ
ンにおいて、油性相は上記と同様のものであることがで
きる。しかし、油は製造を補助するためのポリマー界面
活性剤のための溶剤であることが非常に望ましい。
【0020】油相は、エッセンシャルオイル、油溶性ビ
タミン、酸化防止剤、顔料、疎水性シリカ(例えば、Ae
rosil R972、 Degussaから) 、UVB およびUVA サンスク
リーン剤および類似材料を他の成分として含んでよい。
【0021】次の実施例は本発明を例示する。全ての部
および百分率は特に指示がないかぎり重量基準である。 材料 Arlacel P-135 溶剤を含まないPHS−PEG−PHSブロックコポリ
マー、ICI Surfactants製 Arlamol HD イソヘキサデカン軟化油、ICI Surfactants 製 Arlamol S7 プロポキシル化脂肪アルコールおよびシクロメチコン、
ICI Surfactants 製 Arlamol M812 カプリン/ カプリル酸トリグリセリド軟化油、ICI Surf
actants 製 Arlamol DOA ジ- イソ- オクチルアジペート軟化油、ICI Surfactant
s 製 Atlas G-2330 ソルビトール 30-EO、ICI Surfactants 製 Brij 721 脂肪アルコール21- エトキシレート、ICI Surfactants
製 Brij 72 脂肪アルコール2-エトキシレート、ICI Surfactants 製 Synperonic PE/F127 EO-PO ブロックコポリマー、ICI Surfactants 製 Aerosil R972 シリカジメチルシリレート、Degussa 製 Oxynex K PEG-8 、トコフェロール、アスコルビルパルチミテー
ト、アスコルビン酸およびクエン酸の組み合わせの酸化
防止剤、Merck 製 Florasun 90 Helianthus Annuus の油、Floratech 製 Silbione Oil 7004V20 ジメチルポリシロキサンオイル、Rhone Poulenc 製 Hydroviton 2/059353 乳酸ナトリウム、乳酸、グリセロール、セリン、ソルビ
トール、TEA-ラクテート、尿素、塩化ナトリウム、ラウ
リルジエチレンジアミノグリセリン、ラウリルアミノプ
ロピルグリセリン、アラントインおよび変性アルコール
の水溶液、Dragoco 製 Nipaguard BPX フェノキシエタノール、メチルパラベン、プロピルパラ
ベンおよび2-ブロモ-2-ニトロプロパン-1,3- ジオール
の組み合わせ、Nipa製 Keltrol キサンタンガム、Kelko 製
【0022】例1 内側相中にエタノールを含む、油中水
アフターサンミルク
【0023】アフターサンミルク製品は、成分Aおよび
Bを別個に75℃まで加熱し、強力攪拌下で、AにBを
ゆっくりと添加し、1分間完全に均質化することにより
製造した。このエマルジョンを強力攪拌下で35℃に放
冷し、成分Cをゆっくりと添加し、そして製品を周囲温
度に冷却し、強力攪拌を維持する。製品は4450mP
a.s(ブルックフィールドLVT、スピンドルC、6
rpm)の粘度を有した。
【0024】例2 内側相中にグリセロールおよびエタ
ノールを含む、油中水クレンジングミルク
【0025】例1に記載された製造手順を使用した。製
品は7880mPa.s(ブルックフィールドLVT、
スピンドル C、6rpm)の粘度を有した。
【0026】 例3 油中水型制汗クリーム 成分 材料 %w/w A Arlacel P135 2.0 Arlamol HD 8.0 Arlamol S7 6.0 B Atlas G-2330 10.0 保存剤 十分な量 水 62.0 C アルニウムペンタクロロヒドレート 12.0 (50%水溶液)
【0027】油中水型制汗クリーム製品は、成分Aおよ
びBを別個に75〜80℃に加熱し、約800rpm
(約170Hz)で強力攪拌下で、AにBを加え、1分
間完全に均質化することにより製造した。エマルジョン
を強力攪拌下で50℃に放冷し、その後、成分Cをゆっ
くりと加え、そして製品を攪拌下で周囲温度に冷却し
た。製品は50000mPa.s(ブルックフィールド
LVT、スピンドル F、6rpm)の粘度を有した。
【0028】 例4 水性相中に天然油および尿素を含む、油中水エマルジョン 成分 材料 %w/w 4a 4b A Arlacel P135 1.0 4.0 Arlamol HD 3.0 3.0 ルリジシャ油(Borage Oil) 3.0 3.0 グレープ種油 6.0 6.0 パッションフルーツ種油 10.0 10.0 白蜜蝋(white beeswax) 2.0 2.0 ステアリン酸マグネシウム 0.5 0.5 Oxynex K 0.1 0.1 B Atlas G-2330 5.0 5.0 Alpantha 1.0 1.0 尿素 4.0 4.0 MgSO4 ・7H2O 0.5 0.5 保存剤 十分な量 十分な量 水 64.0 61.0
【0029】油中水エマルジョン製品は、成分Aおよび
成分Bを別個に75℃に加熱し、強力攪拌下でBをAに
ゆっくりと加え、1分間完全に均質化し、強力攪拌下で
45℃に冷却し、1分間完全に均質化し、そしてその
後、攪拌下で製品を周囲温度に冷却した。例4aの製品
は125580mPa.s(ブルックフィールドLV
T、スピンドルF、6rpm)の粘度を有し、そして例
4bの製品は116220mPa.s(ブルックフィー
ルドLVT、スピンドルF、6rpm)の粘度を有し
た。例4aの製品は、50℃で少なくとも1週間の促進
貯蔵試験条件下で安定であり、そして例4bは50℃で
少なくとも1か月の促進貯蔵試験条件下で安定であっ
た。
【0030】 例5 油中水型水和クリーム 成分 材料 %w/w A Arlacel P135 2.0 Arlamol HD 10.0 Arlamol S7 5.0 Arlamol DOA 4.0 白蜜蝋(white beeswax) 3.0 Aerosil R972 0.5 B Atlas G-2330 3.0 塩化ナトリウム 12.0 乳酸ナトリウム(50%w/w 水溶液) 7.0 水 25.5 C 尿素 12.0 水 16.0 保存剤 十分な量
【0031】油中水型水和クリーム製品は、成分Aおよ
びBを別個に70℃に加熱し、強力攪拌下でAにBを加
え、1分間完全に均質化し、攪拌下で40℃に冷却し、
成分C(水中に分散した尿素)を加え、そして混合物を
1分間完全に均質化し、そしてその後、連続攪拌下で製
品を周囲温度に冷却することにより製造した。製品は2
4160mPa.s(ブルックフィールドRDV1+
スピンドル6、6rpm)の粘度を有した。
【0032】 例6 水を含まないクリーム 成分 材料 %w/w A Arlacel P135 3.5 Arlamol HD 4.0 Arlamol M812 1.0 Arlamol DOA 1.5 パラフィン油 4.5 Aerosil R972 0.5 B グリセロール(99%) 85.0 保存剤 十分な量
【0033】水を含まないクリーム製品は、成分Aおよ
びBを別個に75℃に加熱し、強力攪拌下でAにBを加
え、1分間完全に均質化し、中程度の攪拌下で周囲温度
に冷却することにより製造した。製品は130600m
Pa.s(ブルックフィールドRDVI+ 、スピンドル
7、6rpm)の粘度を有した。
【0034】 例7 現場での製造した多重エマルジョン 成分 材料 %w/w A Brij 721 2.0 Brij 72 3.0 Arlacel P135 0.5 油* 9.0 ビタミンEアセテート 1.0 セテアリルアルコール(Cetearyl alcohol) 1.0 ステアリン酸 1.5 Silbione Oil 70047V20 1.0 B プロピレングリコール 4.0 保存剤 十分な量 Alpantha 0.5 Hydroviton 2/059353 0.5 尿素 0.5 水 75.5 *使用した油に関しては下記の表を参照。
【0035】現場製造した多重エマルジョン製品は、成
分AおよびBを別個に75℃に加熱し、中程度の攪拌下
でBにAをゆっくりと加え、1分間ゆっくりと均質化
し、そして強力攪拌下で周囲温度に冷却することにより
製造した。スピンドルE,6rpmを用いてブルックフ
ィールドLVT粘度計で行った粘度測定値は下記に含ま
れる。
【0036】 例番号 油 粘度(mPa.s) 7a Almond Oil 55000 7b Jojoba Oil 45000 7c Florasun 90 54000 7d Arlamol M812 35000 7e Arlamol E/ Arlamol HD** 41300 **Arlamol E 5.0wt%; Arlamol HD 4.0wt%
【0037】 例8 2段階工程製造の水中油中グリセロールエマルジョン 成分 材料 %w/w 一次エマルジョン(油中グリセロール) A Arlacel P135 2.0 Arlamol HD 12.0 Arlamol S7 6.0 B グリセロール 80.0 二次エマルジョン(水中油中グリセロール) A’ 一次エマルジョン 60.0 B’ Synperonic PE/F 127 2.0 Nipaguard BPX 0.7 水 15.9 C’ Keltrol 0.7 水 20.7
【0038】水中油中グリセロールエマルジョン製品
は、2段階工程で製造した。油中グリセロール一次エマ
ルジョンは、成分AおよびBを別個に75℃に加熱し、
強力攪拌下でBをAにゆっくりと加え、1分間完全に均
質化し、そして攪拌下で周囲温度に冷却することにより
製造した。二次エマルジョンは、5℃で攪拌しながら水
中にSynperonic PE/F 127 を分散させ、その後、Nipagu
ard を加えることにより成分B’を形成させ、多重エマ
ルジョンを形成するために完全な攪拌下で、B’に一次
エマルジョン(成分A’)をゆっくりと加えることによ
り製造した。成分C’は、攪拌下でKeltrol を水中に分
散させ、そして均質なゲルが形成されるまで連続攪拌す
ることにより製造した。成分C’は前に形成した多重エ
マルジョンにゆるい攪拌下でゆっくりと加えた。製品は
70000mPa.s(ブルックフィールドLVT、ス
ピンドルE 6rpm)の粘度を有した。
フロントページの続き (72)発明者 カトリーン スティックドーン ベルギー国,ベー−1150 ブリュッセル, リュ エスト メルテン 56 (72)発明者 マリ クレール レオナ ヒルダ テルマ ン ベルギー国,ボートゲム−ペートゲム,リ ンデストラート,2−9790

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式:A−B−A (式中、各々のA基は、独立に、900〜3000ダル
    トン(D)の分子量を有するヒドロキシカルボン酸のオ
    リゴ−またはポリエステル残基であり、 Bは、400〜2500(D)の分子量を有するポリオ
    キシアルキレン鎖である。)のブロックコポリマー界面
    活性剤を分散剤および/または乳化剤として含む、油中
    親水性種エマルジョン若しくは分散体であるか、また
    は、前記エマルジョン若しくは分散体を含む、パーソナ
    ルケア組成物であり、分散した親水性種相が1種以上の
    ポリオール、アルコール、電解質または尿素であるか、
    または親水性相中に溶解してそれらを含む、組成物。
  2. 【請求項2】 ブロック基Aは下記式 −O−CH〔(CH2 a CH3 〕(CH2 b COO
    - (式中、aは3〜8であり、そしてbは8〜12であ
    り、そしてa+bは11〜17である。)の繰り返し単
    位からなる、請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】 ブロック基Aは12−ヒドロキシステア
    リン酸の残基である、請求項2記載の組成物。
  4. 【請求項4】 各ブロックA残基中の脂肪酸残基の数は
    平均で3〜10である、請求項1〜3のいずれか1項記
    載の組成物。
  5. 【請求項5】 ポリアルキレン鎖Bはポリオキシエチレ
    ン鎖である、請求項1〜4のいずれか1項記載の組成
    物。
  6. 【請求項6】 ポリアルキレン鎖は400〜2000D
    の分子量を有する、請求項1〜5のいずれか1項記載の
    組成物。
  7. 【請求項7】 油中水エマルジョン若しくは分散体であ
    るか、または、前記エマルジョン若しくは分散体を含
    む、パーソナルケア組成物であって、ここで、分散した
    水相が、その中に溶解した少なくとも1種の電解質を含
    み、そして、式A−B−A(式中、AおよびBは請求項
    1〜6のいずれか1項記載の通りである。)のブロック
    コポリマー界面活性剤を分散剤および/または乳化剤と
    して更に含む、パーソナルケア組成物。
  8. 【請求項8】 前記電解質はアルミニウムおよび/また
    はジルコニウムクロロヒドレート、塩化ナトリウム、ま
    たは、有機酸の塩である、請求項8記載の組成物。
  9. 【請求項9】 前記電解質の濃度は水性相の0.1〜2
    5重量%である、請求項7または8記載の組成物。
  10. 【請求項10】 油中水エマルジョン若しくは分散体で
    あるか、または、前記エマルジョン若しくは分散体を含
    む、パーソナルケア組成物であって、分散した水相は、
    その中に溶解した尿素を含み、式A−B−A(式中、A
    およびBは請求項1〜6のいずれか1項記載の通りであ
    る。)のブロックコポリマー界面活性剤を分散剤および
    /または乳化剤として更に含む、組成物。
  11. 【請求項11】 前記尿素の濃度は水性相の0.1〜2
    0重量%である、請求項10記載の組成物。
  12. 【請求項12】 油中親水性種エマルジョン若しくは分
    散体であるか、または、前記エマルジョン若しくは分散
    体を含む、パーソナルケア組成物であって、分散した親
    水性種相はポリオールであるかまたは前記親水性種相中
    に溶解したポリオールを有する水であり、式A−B−A
    (式中、AおよびBは請求項1〜6のいずれか1項記載
    の通りである。)のブロックコポリマー界面活性剤を分
    散剤および/または乳化剤として更に含む、組成物。
  13. 【請求項13】 前記ポリオールは、グリセロール、1
    〜100モルのエチレンオキシドでエトキシル化したグ
    リセロール、プロピレングリコール(1,2プロパンジ
    オール)、ブチレンおよび/またはヘキシレングリコー
    ル、ソルビトール、1〜100モルのエチレンオキシド
    でエトキシル化したソルビトール、または、200〜6
    000Dの平均分子量を有するポリエチレングリコール
    である、請求項12記載の組成物。
  14. 【請求項14】 水中油中水型多重エマルジョンとして
    配合された、請求項12または13記載の組成物。
  15. 【請求項15】 油中水エマルジョン若しくは分散体で
    あるか、または前記エマルジョン若しくは分散体を含
    む、パーソナルケア組成物であって、分散した水性相
    は、その中に溶解した少なくとも1種のアルコールを含
    み、式A−B−A(式中、AおよびBは請求項1〜6の
    いずれか1項記載の通りである。)のブロックコポリマ
    ー界面活性剤を分散剤および/または乳化剤として更に
    含む、組成物。
  16. 【請求項16】 前記アルコールの濃度は、水性相の1
    〜40重量%である、請求項15記載の組成物。
  17. 【請求項17】 前記ポリマー界面活性剤の量は合計エ
    マルジョンの0.5〜5重量%である、請求項1〜16
    のいずれか1項記載の組成物。
  18. 【請求項18】 油性相は軟化性油である、請求項1〜
    17のいずれか1項記載の組成物。
  19. 【請求項19】 請求項14記載の水中油中水型多重エ
    マルジョンを製造するための方法であって、請求項12
    または請求項13記載の油中親水性種エマルジョンを水
    中に分散させることを含む、方法。
  20. 【請求項20】 式:A−B−A(式中、AおよびBは
    請求項1〜6のいずれか1項記載の通りである。)の油
    溶性コポリマー界面活性剤をも含む、油性相と、水性相
    中に油を分散させるための水中油一次乳化剤との混合物
    を形成させること、および、この油性混合物を攪拌下で
    水性相中に加えることを含む、油中水滴を含む水中油エ
    マルジョンを製造するための方法。
  21. 【請求項21】 前記一次乳化剤は、1分子中に平均で
    15個より多くのエトキシレート残基を有するC12〜C
    22脂肪アルコールエトキシレート親水性界面活性剤、お
    よび、1分子中に平均で5個以下のエトキシレート残基
    を有するC12〜C22脂肪アルコールエトキシレート疎水
    性界面活性剤の組み合わせである、請求項20記載の方
    法。
  22. 【請求項22】 親水性界面活性剤の疎水性界面活性剤
    に対する相対比は3:1〜1:5重量比の範囲にある、
    請求項21記載の方法。
  23. 【請求項23】 一次乳化剤は更にC12〜C22脂肪アル
    コールを含み、且つ、親水性界面活性剤および疎水性界
    面活性剤の組み合わせに対する脂肪アルコールの重量比
    は1:10〜1:1の範囲である、請求項20〜22の
    いずれか1項記載の方法。
  24. 【請求項24】 使用されるポリマー界面活性剤の量は
    合計の多重エマルジョンの0.1〜2重量%である、請
    求項20〜23のいずれか1項記載の方法。
  25. 【請求項25】 使用される乳化剤系(追加の脂肪アル
    コールを含む)の量は多重エマルジョンの合計の0.5
    〜12重量%である、請求項20〜24のいずれか1項
    記載の方法。
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